24 JAPAN #22 テレビ朝日開局60周年記念[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

24 JAPAN #22 テレビ朝日開局60周年記念[字]

獅堂現馬(唐沢寿明)とテロリストが最後の駆け引きに!人質となってしまった現馬の運命とは…!?総理候補の夫も不審な動きをし始め…?人生で最も長い一日、残り3時間!!

◇番組内容
CTU(テロ対策ユニット)の獅堂現馬(唐沢寿明)は、施設から脱走したテロ組織の総元締・ビクター林(竜雷太)によって身柄を拘束されてしまう。ビクターは現馬の命と引き換えに、CTU側に捕まっている息子を引き渡すよう要求!緊迫した人質の交渉が始まるが、CTU側はこの交渉を拒否!現馬は見捨てられてしまうのか?一方、総選挙の開票速報を受け勝利を確信した麗。しかし、静かに見守っていた夫が何やら企んでいるようで…?
◇出演者
唐沢寿明、仲間由紀恵、栗山千明、池内博之、桜田ひより、佐野史郎、筒井道隆、木村多江
◇原作
Based on the U.S. Series “24” Created by JOEL SURNOW & ROBERT COCHRAN
◇脚本
【日本語版脚本】長坂秀佳
【日本語版脚本協力】山浦雅大
◇監督
鈴木浩介
◇音楽
奈良悠樹
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、下山潤(トータルメディアコミュニケーション)
【協力プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、船津浩一(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/24japan/
☆Twitter
 https://twitter.com/24japan_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/24japan_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. アレクシス
  2. ビクター
  3. 鬼束
  4. 獅堂
  5. 美有
  6. 取引
  7. 主人
  8. 電話
  9. マイロ
  10. 班長
  11. 拍手
  12. 必要
  13. アンドレ
  14. 水石
  15. CTU
  16. テロリスト
  17. 交渉
  18. 支部長
  19. 本当
  20. 無事

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



(獅堂現馬)〈テロ対策ユニット
通称CTUに勤める俺は

女性総理候補 朝倉麗への
暗殺計画を阻止するため

極秘任務に当たっていた〉

〈テロリストの本当の狙いは
なんなのか〉

〈7年前に行われた作戦と
繋がっているのか〉

〈ありとあらゆる手を尽くし
捜査に当たっている〉

(朝倉 麗)事実上の勝利宣言よ。

(秋山 昇)
先生を心から尊敬しています。

(銃声)
(獅堂美有)放して!

(鬼束元司)5分後に
総攻撃をかける事になった。

待ってくれ!
アレクシスに会いたくないか?

〈暗殺計画は
刻一刻と進んでいる〉

♬~

(美有)ねえ やだ!!
(男)黙らせろ!

(美有)ねえ! やだっ!
(男)うるせえ! 静かにしろ!

放して! ちょっと…!

痛い! 放してっ!!
(男)コラッ!

(美有の悲鳴)

(相川圭子)まだ開票作業が
続いている中ですが

民生党が過半数獲得という速報が
マスコミ各社から出ており

朝倉党首の生の声を

早くお伝えしたい
という事になりました!

(拍手)

(朝倉夕太)おばあちゃんも
間に合って よかったね。

(磯村滋子)ええ。

あら 麗さん
随分 ご機嫌な顔ね。

(朝倉日奈)ママ きれいじゃない?

…そうだな。

(拍手)

先ほど 優秀な選挙対策チームから
報告を受けました。

民生党は
議席の過半数を獲得する事が

確実になりました。

(拍手)

皆さんの勝利です。

(拍手)

最初は 誰もが
無理だと言いました。

あり得ない。
与野党逆転は不可能だと。

しかし 私たちは勝ちました。

私たちは
不可能を可能にしたのです。

(拍手)

我々に求められているのは…。

よかったね。 ママ 輝いてる。

ああ… すごいね。

お兄ちゃん 泣きそうでしょ。

えっ? 違うよ。

私 泣きそうだよ。

俺たちも頑張ろうな。

うん。

…山積している問題に
立ち向かってまいります。

(鬼束)おい! 爆弾解除の状況は!?

(樫本)待ってください!
まだ作業が始まったばかりです。

(鬼束)「早くしろ!」
(樫本)最善を尽くしています。

(電話)

(水石伊月)水石です。

俺だ。

班長!? 今 どこに?

車で移動してる。

ビクター親子と一緒だ。

待って… どういう事?

俺は 今 人質になってる。

ビクターが アレクシスの生存を
確認したいと言ってる。

アレクシスなら 無事よ。

その言葉だけでは納得しない。

本人の声を聞かせてほしい。

待ってて。
(操作音)

南条係長
アレクシスを2番に出して。

(南条 巧)アレクシスを!?
そんな事 できるわけないだろ!

説明は あとでするわ。
急いでるの。 今すぐ繋いで。

…了解。
マイロ 逆探知の準備。

(マイロ)今?
そうよ。

今 かかってきてる電話の逆探知。
了解!

(ドアの開く音)
(鬼束)ビクター・林が脱走した!

エリア一帯に非常線を張れ!

(鬼束)現場を中心に
20キロ圏配備を発令!

その必要はありません!
必要ないとは どういう事だ?

南条係長
アレクシスを電話に出せそう?

マイロ 逆探知スタンバイ。
(マイロ)オーケー。

班長から電話で 今 一緒にいると。
(鬼束)何!?

チーフ アレクシスが電話に出る。
回して! マイロ!

今 やってる!

(電話の操作音)

(アレクシス・林)…誰だ?

(ビクター・林)アレクシスか?

父さん… 無事なの?
どこにいるの?

無事だよ。 お前たちのおかげだ。

ああ… よかった。

アレクシス 何をされた?

父さん よく言ってたよね。

「お前は 女で身を滅ぼす」って。

当たってた。

ごめんね 父さん
親不孝して…。

泣き言を言うな。
必ずお前を救い出す。

会いたいよ 父さん…。

俺もだよ アレクシス…。

CTU 聞いているか?
責任者に話がある。

支部長の鬼束だ。

アレクシスの身柄を引き渡せば
獅堂現馬は助けてやる。

私は責任者だが
交渉の権限は持っていない。

上に確認させてくれ。

この取引は のむしかないぞ。

もう一度 言う。

お前たちに交渉の余地はない。
応じるだけだ。

(ビクター)「また電話する」

アレクシスは まだ
動かせる状態じゃない。 無理だ。

(アンドレ・林)
お前は 余計な口を挟むな。

俺は 事実を言ってるだけだ!

今 身柄を引き渡すと
アレクシスの命に関わるぞ!

俺は親だ。

息子は
俺の顔を見れば持ち直す。

逆探知は どうだった?

さすがに無理か…。

回線の暗号化が複雑すぎだ。

(エラー音)
(マイロ)ああっ もう…!

大丈夫 まだチャンスはあるわ。
ただ…。

上が すんなり
交渉に応じると思うか?

「テロリストとの交渉はしない」。

既定路線か…。

班長は どうなるの?

(鬼束)中曽根本部長
何度も言いますが

相手は アレクシスの身柄を
要求しているんです。

それに応じれば 獅堂も
助かるチャンスがありますし

何より 彼らと
直接 接触する事もできるんです。

(中曽根尚道)
同じ事を何度も言わせるな!

テロリストとの交渉は
あり得ない!

(中曽根)「それ以前に

ビクター・林は
すでに死んでいる人間だ」

今後 公約実現のために

専門家の方々のお力も
お借りしながら

党としても
一丸となって進んでまいります。

(拍手)

麗さん
演説うまくなったわねえ。

ママ ノッてるね。
フフッ… 確かに。

(朝倉遥平)秋山くん。

(遥平)
明日 僕は一緒に行かないよ。

なぜですか?

こっちに残って
今後の準備をしないといけない。

先生とは別行動ですか?

でしたら
予定を組み直しますけど…。

その必要はないよ。

たまには違う場所にいたほうが
お互い気分転換になるし。

いろいろと頼むよ。

…お任せください。

…それが 私たちの責任です。

この国のかじ取りを託された
私たちは

その責任を全うしてまいります。

(拍手)

いざ 国会へ!

(拍手)

ありがとうございました。

本部長に電話は?

何度もしたが 駄目だった。

ビクター・林の事は なんとしても
表沙汰にしたくないらしい。

交渉に応じれば

政府が秘密裏に留置していた
重罪人がいた事が

公になってしまう。

さらには その危険な人物を
脱走させてしまったという失態

我々も含めた
極秘任務に当たる組織の裏側…

何もかもが問題となる。

上も そんな事を言っている
場合ではないはずです。

取引には応じない。
その一点張りだ。

班長を見捨てろと!?

私だって できる事なら
あいつを助けたい!

でも どんなに手を尽くしても
もう どうにもならないんだ。

取引せずに

どうやって ビクターの居場所を
突き止めると?

いったん逃がしておいて
国外で逮捕する気なんだろう。

今 取引すれば まだ追えます!

私だって
何度も そう言ったさ!

だけど 本部長は 決して
取引に応じようとはしないんだ。

これ以上 もう打つ手はない。
終わりだよ。

だから 諦めろと?

班長は死ぬけど 放っておけ。

テロリストは野放しになるけど
黙って仕事しろと!?

それで 下にいるスタッフが
納得すると思いますか?

今さら 何が言えるんだ。

もう結構です。

(ドアの開閉音)

♬~

(男)降りろ。

(ノック)
(獅堂六花)はい。

水石さん 娘は まだかしら?

さっき 警察を出たので
そろそろ着くはずです。

(六花)そう…。

ねえ どうして
美有は警察にいたの?

まだ 詳しい事はわかりませんが
美有さんは大丈夫。

疑いも晴れています。

心配なのは…。

何…?

班長が テロリスト側の
人質になった事が

わかったんです。

人質って… 捕まったって事?
テロリストに。

…はい。

向こうの要求は…?

テロリストの要求は

我々が確保している男の身柄を
引き渡せという内容でした。

その男を引き渡せば済むのね?

そうすれば 主人は助かる…!

それが… CTUの上層部は
取引を拒否しました。

じゃあ…
どうやって主人を助けるの?

水石さん…!

取引をして救う気はないと…。

でも… でも…
それじゃ 主人は…!?

すみません…。

主人を見捨てるつもり!?

この組織の仕事をしている以上

どうにもならない事も
あるので…。

申し訳ないです…!

♬~

座れ。
うう…!

(浪崎和吉)おお~…! ビクター!

(ビクター)組長!

この7年
死んだとばかり思ってた。

電話をもらった時は
びっくりしたぞ!

(浪崎)まさか生きて会えるとは!

こんばんは。 いらっしゃいませ。
小百合です。

お~…! これは美しい!

初めてかな?
うん。

ああ… 自慢の一人娘だ。

おじ様の事は いつも
父からお伺いしていました。

とても勇敢な人だって。

それは それは。
さあさあ さあさあ…。

死んだ奥さん似だな。

気性は俺似だ。

そりゃいかん。 気の毒に。

(浪崎とビクターの笑い声)

今日は ゆっくり
くつろいでくださいね おじ様。

(浪崎)さあ どんどんやってくれ。

(ビクター)おお どうもどうも。
ハッハッハッ…。

(小百合)どうぞ。
(ビクター)はい。

(浪崎)まずは とにかく乾杯だ!

再会した我々と
美しい娘さんのために。

乾杯。
(浪崎)乾杯。

ああ~…! ハッハッハッ…!

(アンドレ)私は 隣の部屋にいる。

わかりました。

♬~

ん~! これは うまい。

獅堂 食いたいか?

フッフッ… 強がっていればいい。

あー… んっ!
うん… フフフ…。

(ビクター)フッフッフッフッフッ…!

(ノック)
(鬼束)はい。

仕事中です。 お話でしたら
田中か水石チーフに。

すみません。
でも あなたに話があって来たの。

かけ直す。

何か?

主人を
死なせるつもりなんですか?

どうして
そんなふうに思うんですか?

さっき
水石さんから聞いたんです。

取引はしない
主人を救う気はないって。

そんな事はありません!

ただ 今は取引ができない
というだけです。

同じよ!
主人を見捨てるって事でしょ!?

奥さん! あなたのご主人は
特殊な訓練を受けている男です。

自力ででも必ず脱出しますよ。
気休めは聞き飽きたわ!

ねえ どうやって
主人を助け出すのかを

教えてください!

わかりました!

これからする事を
率直に言いましょう。

もう一度だけ 上と掛け合い
却下される。

それだけです。

(鬼束)気休めでない言葉を
聞きたいとおっしゃったのは

あなたですよ。

(鬼束)他に何かありますか?

少しお休みになりますか。

♬~

(ドアの閉まる音)

どうでしたか?

水石さん やっぱり
あなたにしか頼れない!

ねえ どうか
主人を死なせないで!

わかってます。

一つだけ
いい手を思いついたんです。

どうするの?

力になってくれそうな人が
いるんです。

ほとんど禁じ手っていうか…。

私を信じて待っていてください。

お願いね。

田中さん。
(田中瑛子)はい。

(瑛子)こちらへ どうぞ。

少々お待ちください。
(六花)ありがとう。

朝倉です。

ご多忙中に 申し訳ありません。

「なんでしょうか?」

実は 班長の獅堂が捕まり
危険な状況にあります。

…話して。

事情を ご説明している
時間はないので

要点だけ話します。

ビクター・林が生きていました。

…えっ!?

まさか…!
生きていたって…?

じゃあ 獅堂班長は…
ビクターに捕まったの?

はい。 1時間ほど前
班長を人質にとって脱走したと。

それで?

息子のアレクシスと
人質交換しろと言ってきています。

CTUと外事監察局は?

共に取引を拒否しました。

CTUの交渉窓口は誰?

支部長の鬼束です。

どんな人物?

実直で しゃくし定規な
お役人タイプですが

その内面は かなりの野心家です。

やってみるわ。
その鬼束さんは 今 どこに?

CTUのオフィスです。
今 班長室にいます。

…わかったわ。

感謝します。

本当か!? 目撃者は?

詳しい状況がわかったら
教えてくれ。

(受話器を置く音)

どうしたの?
また問題だ。

(六花)あの… 美有からの連絡は?

まだ何も…。

もう来る頃よね?

…はい。

獅堂さん
会議室で待っていて頂けますか。

何か進展したら
すぐ お話しに行きますから。

わかった。

どうしたの?

班長のお嬢さん 美有ちゃんが
拉致された。

本当なの!?

何者かが
覆面パトカーを襲ったそうだ。

恐らく ビクターらの仕業だろう。

まだ 朝倉党首の命を…。

ああ…。
奥さんには どう説明する?

♬~

(電話)

鬼束だ!

「朝倉党首から 至急のお電話です」

何!? 繋いでくれ。

(呼び出し音)

「朝倉です」

支部長の鬼束です。 この度は…。

前置きなしで言うわね。

ビクターとの取引に
応じてほしいんです。

なぜ それを?
どこからの情報でしょうか?

そんな事は どうでもいいわ。

すぐに対処して。

お言葉ですが
本件は CTU内部の問題でして

党首とは無関係のはずですが。

政府に関連する機関である以上
総理大臣の管轄でしょう?

私は 今後 総理になるのよ。

党首 さすがに それは…。

それに 懐柔であれ 脅しであれ
残念ながら無意味です。

私には権限がありません。

だったら
あなたの上の方と話すまでよ。

どうぞ ご自由に。

噂どおり
しゃくし定規で実直な方ね。

はい?

ただ もう一つ
面白い噂話を聞いたわ。

あなたは
権限のある地位がお望みだと。

なんの話です?

あなたの独断で
取引に応じてほしいの。

私が総理大臣になったら

直ちに
あなたを官邸へ引き抜くわ。

それは どういう…?

CTU関連の仕事を

大臣クラスに近いところで
担当できるようになるわ。

そんな事が…。

何かご不満?

…いえ 光栄です。

よく考えて。

(不通音)

(受話器を置く音)

(アンドレ)ああ わかった。 構わない。
それでやってくれ。

父さん 船の手配ができた。

(ビクター)何か問題でも?

相当 吹っかけられた。
いくらだ?

2000万。 すぐに送金する。
うん。

獅堂。

デザートも食わんのか?
これは最高だぞ。

フフ… それは気の毒に。
こんなにうまいものを。

(小百合)おじ様。
(ビクター)うん?

他に何か?

いや…。

ありがとう もう十分だ。
久しぶりに 生き返ったよ。

父が 大切な方だから
心を込めておもてなししろって。

料理は120点。

美しさは300点。
アハハ…! おじ様ったら。

そんな事言われたの初めて。

いやあ これは 本当にうまい。

プロ顔負けだね。 ハハハ…。

母に教わったんです…。

ああっ!

銃を捨てろ! 捨てるんだ!
この子が死んでもいいのか!?

言うとおりにしろ。

貴様もだ!

わかった。

(銃声)

なんて事を…!

獅堂… また 死人を増やしたな。

CTUに電話だ。
今すぐ アレクシスを返せと言え。

それは心配ないわ。

私が関わった事は
絶対に漏れないはずだから。

うん… お願いね。

もう 戻らないと。

どこに行ってた?

ちょっと電話を。

みんな 君に会いに来てるんだ。
ずっと いるようにしろよ。

わかってるわ。
命令するような口を利かないで。

自分の立場と関係性を
間違えないでほしいわ。

疲れてるから いちいち
盾突くような態度になるって事か。

感心しないね。

すぐにイライラするあたりが
実に女だよ。

だから 僕が支えてやらないと
いけないんだ。

♬~

先生。

先ほど 新聞社から
電話取材がありましたので

過去の発言を引用して
答えておきました。

わかったわ。

これからの取材は
夕太の事に集中すると思うの。

そのための対策を。

今 想定問答集を
まとめているところです。

さすがね。

孫さんには?

もちろん 相談しています。

その原稿 見せて。
はい いつでも。

♬~

今からは?

今から?

こんな大事な時に
抜け出せるんですか?

大丈夫よ。
誰も気にしてないわよ。

いや… そんな事はありませんよ
絶対に。

少し休憩もしたいし…。

だから 原稿を見せて。

でしたら
私が直接ご説明します。

じゃあ
上の部屋で落ち合いましょう。

5分後でいい?
はい。

秋山くん 今日は素敵ね。

奮発して
新しいの 買ったんです。

ネクタイの事じゃないわよ。

えっ…。

そんな…。

♬~

(ノック)
(鬼束)はい。

(鬼束)水石チーフは?

今 奥さんのいる会議室です。
どうしますか?

悩んでる!

(携帯電話の振動音)

鬼束だ。

(アンドレ)上からの返事は来たか?

返事は?

交換の手順は こっちで決める。

寝言は よせ。
きっかり20分後に獅堂と交換だ。

(鬼束)準備なしに移動は無理だ。
アレクシスが死んでしまうぞ。

心配するな。
こっちにも医者はいる。

場所は 鈴ヶ丘東通り2853。

茶色のバンが行く。 弟を乗せろ。

獅堂は?

アレクシスの無事を確認したら
場所を教える。

おい 19分後だぞ。

指定された場所には
倉庫があります。

支部長 どこへ?

アレクシスを連れ出す。

(南条)ちょっと待ってください。

まだ退院は無理ですよ。
体がもたない。

わかってる。 だが 許可させる。

そうしなければ 先へは進めない。

(嗚咽)

組長… 俺も悲しいよ。

(嗚咽)

俺も妻子を失った。

お前も奥さんを失い
今度は娘まで…。

みんな
あの獅堂という男のせいだ!

俺は 小百合ちゃんが
苦しめられているのを

見ていられなかったんだよ。

だから… だからさ
楽にさせてやろうと…。

(泣き声)

ビクター・林!
貴様が殺したんだ!

俺の大事な一人娘を…!

(銃声)

(男)組長ーっ!!
(男)組長!

(男)おやじ!

行こう。 時間がない。

美有!

(美有の叫び声)

美有!

♬~

美有!
(美有の叫び声)

始末しておけ。
はい。

(南条)マイロ
支部長が人質交換する

場所の確認はどうだ?
(マイロ)今 やってる。

わかったわ。

主人は助けてもらえるの?

ええ。 支部長の判断で
身柄を交換するみたいです。

無事 戻ってくるわよね?

はい…。

本当 よかった…。

あとちょっとで 全部終わる。

そうですね…。

主人と美有に会ったら
私… ホッとして気絶するかも。

他に何か?

できれば
美有の声を聞いて安心したいの。

警察の車と話ができる?

やってみます。

水石さん。

はい。

疲れてるのに ごめんなさい。

本当に感謝してる。

あなたは どんな事も
隠さずに話してくれた。

そんな…。

特別な事はしてません。

ありがとう。

♬~

はあ… はあ…。

♬~

どうだった?

美有ちゃんの事は…

言えなかったわ。
見ていられなくて…。

だろうな。

(ため息)

大丈夫か?

自分の仕事が ちっとも
できていない気がして…。

そんな事ないよ。
君は立派にやってる。

自信持っていい。

俺たちの仕事は
結局 人助けなんだ。

君以上にそれをやってる人間を
俺は知らない。

ありがとう。

無理しないようにしてくれよ。

♬~

娘を解放してくれ。
なんの関わりもないはずだ。

なんでも言うとおりにする!
娘だけは巻き込まないでくれ!

まだ生きてるだけでも
ありがたく思え。

今なら まだ 親子3人で
国外へ逃げられる可能性がある。

だが これ以上
事を大きくすると…。

やかましい!!

静かにしろ。

(撃鉄を起こす音)

獅堂 死にたくなければ
親父の睡眠の邪魔をするな。

♬~

この件に関しては

上州と支援者が
私の知らないところで

勝手にやった事だと
明言する事が大事なのよ。

もちろんです。

今 孫さんが その線で
弁護士と協議しています。

あとは法的な問題だけだと。

そう…。

それにしても
よく ここまでやったわね。

いつの間に?

この2時間で。

演説の原稿をやりながら?
すごいわね。

給料分は
働かないといけませんから。

ふーん… 優等生ね。
ハハハ…。

♬~

私生活は? 順調?

仕事一筋です。

もったいないわね。
フフ…。

遥平さんとは
幼なじみだったんですか?

小学校の頃からのね。

もしかして 初恋の…?

すごいです。
初恋が成就したんですね。

いやあ… さすがです。

あっ でも 他の男性とは?

総理大臣候補よ。 ノーコメント。

先生 お口のところに何か…。

明日の朝一番に
孫さん 呼んで。

弁護士と法務担当も同席させてね。
わかりました。

もう行くわ。
ご一緒します。

♬~

(男)降りろ。

♬~

手を上げろ。 早く。

ああ… うっ…。

スナイパーが
お前をライフルで狙っている。

アレクシスが無事に戻ったら
助けてやる。

戻らなければ 殺す。

娘は どうなる?

取引のあとで
改めて指示を出す。

連絡には これを使え。

逆探知は
できないようにしてある。

なんの連絡だ?
俺に何をさせる?

焦るな。 今にわかる。

おい! 答えろ!

俺に何をさせる気だ!?

(鬼束)全員 配置につけ。

(遥平)さっきまで
麗と一緒にいたんだろ?

(秋山)ええ。
(遥平)どうだった?

言われたとおりにしました。
でも なぜ?

今後の彼女の政治活動のために

僕は 全て
知っておく必要があるんだ。

彼女の事が好きなんだろ?

もちろんです。 尊敬していますし
素敵な方だと思います。

だから だますなんて…。

今の麗には 君のように
支えてくれる人間が必要なんだ。

でも やっぱり まずいですよ。

本気で好きになっちゃったら
どうするんですか?

その時は その時だ。

母さん 捜してたんだよ。

はあ…
あなたの力で勝ち取った勝利ね。

ありがとう。
ここまで大変だったよ。

それより…

あなた
麗さんとは 最近 どうなの?

何が?

夫婦の話よ。

なんだよ 急に…。

夕方の会見を見てから
少し心配してたの。

あなたと麗さんは ちゃんと
話し合えてなかったのかもって。

会見の事は もういいよ。

大体 麗さんと秋山さんって
親しすぎじゃない?

あれは
麗さんを特別な目で見てると思う。

母さん いい加減にしてくれ。

俺は麗の事
ちゃんとわかってるから。

しっかりしなさい!
大事な時なんだから。

わかったよ。
部屋に戻っててくれる?

…わかったわ。

(男性)
どうぞ よろしくお願い致します。

頑張ります。
(男性)はい。

(男性)女性初の総理に
期待しております。

ありがとうございます。

(鬼束)待て!

「ビクター・林か。
迅速に済ませよう」

(佐々木)出血がひどい!

アレクシス…
早く乗せて医者に診せろ!

獅堂は どこだ?

アレクシスが安全な所まで離れたら
居場所を教える。

駄目だ。 今すぐ教えろ。
動くな!

撃つ気か?

交換する気がないなら
全員 直ちに逮捕するぞ。

おい 佐々木 見せてやれ。

やっと
状況が のみ込めたようだな。

2人とも返すんだな?

さっきから
獅堂は返すと言っている。

娘のほうは?

獅堂が いい子にしていればな。

早く アレクシスをそこから出せ。
早くしろ!

全員 待機!
アレクシスを引き渡す。

(男たち)1 2 3!

♬~

ビクター・林 連絡を待ってるぞ。

♬~

水石 どうだ?

GPSで確認できています。
目下 追跡中です。

よし… 逃がすな!

♬~

(探知音)

(探知音)

♬~

(マイロ)消えた…。

どうした?

発信器が壊されたようです。

なんだと!?
周辺の防犯カメラは?

(マイロ)駄目だ… 通信妨害されてる。

気づかれちゃったか…。
(鬼束)くっ…!

♬~

(銃声)

(携帯電話の振動音)

獅堂だ。

(アンドレ)「南側に車が止まっている」

「手錠の鍵はサンバイザーの裏だ」

♬~

♬~

♬~

(アンドレ)
「獅堂 娘の命が惜しければ

今すぐ 朝倉麗のホテルに向かえ」

わかった。

♬~

(女性)先日の党首の会見
私 とても感動してしまって…。

これから ますます 皆様のお力が
必要になってまいります。

どうぞ よろしくお願いします。

♬~

♬~

党首を殺させるつもりか?
(アンドレ)当然だろう。

君には僕が必要なんだ。
私に必要なのは「安らぎ」。

班長です。
(六花)早く 3人で家に帰りたい。

あと少しの辛抱だ。
お願いです。 出てください。

(ビクター)獅堂に会えたかね?
党首 危ない!