七人の秘書 #6 急病で倒れた都知事(萬田久子)のため、財務大臣の粟田口(岸部一徳)は、ゴッドハンドと名高い名医の…

出典:EPGの番組情報

七人の秘書 #6[字]

【「ドクターX」の中園ミホが描く痛快ドラマに思わぬ敵現る!!】表向きは秘書として要人に仕える七人が、人助けのため影の仕事人となり、人知れず悪の権力者に鉄槌を下す!!

◇番組内容
急病で倒れた都知事(萬田久子)のため、財務大臣の粟田口(岸部一徳)は、ゴッドハンドと名高い名医の白鳥(リリー・フランキー)に執刀を依頼。しかしそのせいで、白鳥が執刀予定だった難病患者のオペが急遽中止に。その薄汚いやり方に千代(木村文乃)たち秘書軍団が激怒する中、サラン(シム・ウンギョン)と白鳥の間に隠された衝撃の事実が発覚!さらにサランは、七人の最大の敵である粟田口に一人で会いに行き…!?
◇出演者
望月千代…木村文乃
照井七菜…広瀬アリス
長谷不二子…菜々緒
朴四朗(パク・サラン)…シム・ウンギョン
風間三和…大島優子

粟田口十三…岸部一徳

鰐淵五月…室井滋
萬敬太郎…江口洋介

【ゲスト】
リリー・フランキー、萬田久子
◇脚本
中園ミホ
◇演出
片山修(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完

【ダブル主題歌】
milet『Who I Am』『The Hardest』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、浜田壮瑛(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組ホームページ
 https://www.tv-asahi.co.jp/7-hisho/
☆Twitter
 https://twitter.com/7_hisho_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/7_hisho_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 四朗
  2. 不二子
  3. 手術
  4. 大臣
  5. 知事
  6. 粟田口
  7. 秘書
  8. マサル
  9. 三和
  10. 西条
  11. お願い
  12. 五月
  13. 大丈夫
  14. 今日
  15. お兄ちゃん
  16. 康子
  17. 白鳥教授
  18. 病院
  19. 教授
  20. 千代

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



(クラクション)

(照井七菜)五月さん
今日の あの泳ぎ方って

なんていうんですか?
古式泳法っていうの。

シューシューって
こう 忍者っぽいでしょ?

今日は
ちょっとばかし 泳ぎすぎたね。

腹減った~。
(風間三和)ラーメン食べた~い。

〈この世を動かしているのは
誰だ?〉

〈国や財界のトップか?〉

〈いや 違う〉

〈本当に
この世を動かしているのは

実は 影の黒子たちだ〉

(五月)ああ ああ ああ…!
(男)痛え!

あっ ごめんなさ…。

マサル!?
お前 マサルじゃないか!

お前 連絡もしないで
一体 どこで何してたんだい?

マサル!
(男)なんだよ? このババア!

マサル
お母さんもお姉ちゃんたちも

心配してたんだよ。
知らねえよ マサルなんて!

(不二子)マサル!
ばっくれんじゃないよ!

マサル
持ち逃げした お母さんのお金

返しなさい!
(男)触んじゃねえよ!

俺は マサルじゃねえ!

お兄ちゃん
まさか 記憶喪失になったの!?

(五月)マサル… 母さんが
おなかを痛めて産んだマサル…。

うるせえ! きもいんだよ!

(五月)マサル~!
(不二子)マサル!

〈例えば この名もなき秘書たち〉

〈彼女たちが その気になれば

この世を変える事だって できる〉

〈この世は万事
表があれば 裏がある〉

〈光があれば 闇がある〉

〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉

(男)ふざけるな!
お前ら なんなんだよ!?

なんだい?

(5人)なあに? マサル。

〈これは
そんな名もなき秘書たちの

秘密の物語である〉

♬~

(五月)
つまみが もうちょっとな…。

千代さん?

ちょっと 先 行ってて。
えっ?

(クラクション)

お兄ちゃん…。

お兄ちゃん!
えっ?

(男性)お兄ちゃんだってよ!
お兄ちゃん!

すみません… 間違えました。

(男性)お兄ちゃん! ハハハハ…。

お兄ちゃん やめて!

(望月一男)千代 死なせてくれ!

地べた
這いつくばってでも

生きててよ…!

千代…。

(踏切の警報音)

お兄ちゃん!
すいません…。

(一同)いただきまーす!
(萬 敬太郎)はい どうぞ!

先輩 遅いですね。

また あそこかな?

ここ 元々 先輩のお兄さんの
お店だったんですよね?

ああ。
先輩のお兄さんは 今 どこに?

ちょっと 旅に出てる。
海外にですか?

ああ… 借金 作って
いなくなっちゃったんだって。

(五月)幼なじみの萬ちゃんが
借金の肩代わりして

それで このお店も
人手に渡らずに済んだんだけどね。

千代さん
ずっと待ってると思います。

優しそうなお兄さんです。

不二子さん
警察の秘書やってるなら

行方不明のお兄さん
見つけてあげられないんですか?

身元不明の遺体があれば
調べてるし

身元不明者の保護情報も
チェックしてるんだけどね。

あっ 先輩!
ああ~ おなかペコペコ~!

萬さん
しょう油ラーメン大盛り 1つ!

はいよ!

心配して損した。 大盛りだって。

(不二子)デブるぞ。
フフフフ…。

(ハッピーのほえる声)

(三和)ハッピーさん
もう行きましょうよ。

そろそろ 都庁 行かないと。
はあ…。

あっ…。

よいしょ…。

(秘書)知事 おはようございます。

おはようございます。

(三和)知事 おはようございます。

おはよう。 ハッピーちゃん!
たくさん散歩してもらった?

今日は お早いですね。
時差出勤ですか?

急を要する案件があるの。

これからは どの職員よりも
早く出勤するわよ。

バイバイ。

心 入れ替えたんだ…。
ねえ?

(勝子)うっ…。

知事? どうなさいました?

ああ… 大丈夫。 ありがとう。

(荒い息遣い)

うっ… ううっ…!

(三和)知事!
(勝子)うっ… ああっ…。

(三和)
知事! 知事 大丈夫ですか?

先輩!

アイタッ!

大丈夫?

…あなたと違って
壊れやすいから。

あの… それ!

えっ?

(医師)血管拡張剤 追加して。
(看護師)はい!

♬~

(三和)四朗。

病名 まだわかんないの?

このとおり 警備がすごいんです。

あと10分で調べて。

(ため息)

♬~

(マウスのクリック音)

心臓か…。

(柳原修二)
「この度の知事の入院は

念のための検査入院です」

「都知事になられて 1000日以上

一日も休まれる事なく

公務に邁進してこられました」

嘘ばっかり…。
本当に 政治家って

どいつもこいつも
嘘つきばっかりだね。

南都知事 心を入れ替えた途端
倒れちゃって。

四朗に
カルテを調べてもらったら

急性心筋梗塞だって。

心臓か…。

万一 復帰できなかったら
どう取り繕うつもりなんだろう?

まあ ひとまず 都民を
心配させたくなかったんだろう。

あれ? 珍しい。
萬ちゃんが 政治家かばうなんて。

底なし沼みたいな奴も
見てきたけどな。

(ため息)

「都知事の検査入院は

今後の公務に
支障をきたすものではありません」

(秘書)大臣。
(粟田口十三)ん?

ええっ? 心臓?

あかん…。
こら カッちゃん 心配やなあ。

(倉田 準)都知事は 心電図上は
ST変化を認めませんでしたが

左回旋枝に高度狭窄を認めました。

PCIを行う方針ですが
執刀医は 私と…。

(携帯電話の振動音)
(西条 忠)ああ ちょちょちょ…。

これはこれは 粟田口大臣
いつも…。

(西条)ええ… はい。

えっ?

(粟田口)
執刀医は 私が選びました。

おたくの病院の先生ではないので
私が じかに頼んでおきます。

ああ… あのゴッドハンド…。

わかりました。
ええ そういう事でしたら…。

よろしくお願い致します。

(西条)倉田くん
君 執刀医じゃなくなったよ。

(倉田)はあ?

(西条)大臣の肝いりでね
東帝大の白鳥教授がやるそうだ。

(倉田)白鳥六郎か…。 はあ…。

(五月)あの…
よかったら 飲みます?

(康子)いやいや… 結構です。

あんた まだわかってないね。

でも 困ってらっしゃるから…。
困ってる人がいたら

誰でも彼でも連れてくればいい
ってわけじゃないんだよ!

あの…
うちの近所の八百屋さんで

いつも 野菜を
おまけしてもらってて。

うちまで頂いちゃって…。
ありがとうございます。

(康子)売れ残りですけど。

おじさんも おばさんも
とってもいい人で。

だからって うちは
慈善事業団体じゃないんだよ。

はい しょう油ラーメン 1丁!

(康子)えっ?

野菜のお礼です。
どうぞ召し上がってください。

「ラーメンを美味しいと思う
人生を送れ」。

「腹いっぱい食べて 寝れば
大概の事は なんとかなる」。

(康子)はあ…。
ごちそうさまでした。

何があったんですか?
ひとつ 聞かせてください。

ああ…。

実は… うちの人 心臓が悪くて。

すごく難しい手術をしないと
助からないって…。

おばさん この半年間

心臓専門の病院を
いくつも回ったけど

どこも断られて…。

あっ でも ようやく

手術してくれる先生が
見つかったそうなんです。

すごく偉い
心臓外科の教授なんですけど…。

だったら
よかったじゃないですか!

ん?
(康子)だけど…。

(不二子)もしかして

とんでもない手術費用を
要求されたとか?

いえ…。

手術の日も決まってたのに
今日 突然 大学病院から

やっぱり 手術ができないって
連絡があったそうなんです。

(五月)なんで?
(康子)わからないんです。

(不二子)ひどい!

もう どうしたらいいか
わからなくて…。

事情は わかりました。
(康子)えっ…?

ねっ? 力になってくれるって
言ったでしょ。

お願いします!
おじさんを助けてください。

お願いします!

なんとか 手術を
してもらえるようにしてください。

ここからは
引き取らせてもらいます。

お忙しいのを重々知りながら
ご無理を言いまして…。

手術の日程は 半年先まで
決まっているというのに

勝手に あなたが
こじ開けたと聞きました。

迷惑千万です。

誠に申し訳ございません。

この手術ができるのは

白鳥先生しか
いらっしゃらないので

どうか… どうか
よろしくお願いします。

このとおりです!

例の研究費増額の件も
考えておりますので。

まあ わかりました。

私にしかできない手術
というのであれば。

ああ… よかった。
ありがとうございます。

(手をたたく音)

先生は ボルドーがお好きやと
お聞きしましたんで

最高のワインを
ご用意させました。

いや 病院に戻るので。

いや そうおっしゃらずに。

君 今日の料理
全部 折りに詰めて。

夜食にするから。

あと それも 抜かないで。
持って帰るから。

(粟田口)どうぞ どうぞ…。
あとで秘書に届けさせますんで。

日本一のゴッドハンドは ほんまに
お忙しくていらっしゃる。

(霧島和夫)望月くんの
心のこもった会食のおかげで

いい打ち合わせができたよ。
ありがとう。

お疲れさまでございました。
君も ご苦労さん。

(ため息)

♬~

(四朗)大臣! お話があります!

(SP)待ちなさい! 待ちなさい!
(四朗)ちょっと…。

慶西大学病院の者です。

病院長に何か?

はい。 病院長からの伝言が…。

いいよ。
(SP)はい。

立ち話もなんだから 乗りなさい。

萬さん その野菜 どうしたの?

八百屋のおばさんが

売れ残った野菜を
持ってきてくれたんです。

私が秋田から上京したばっかの時
野菜を買いに行くと

おじさんが
いつも励ましてくれて…。

ううっ…。
いちいち泣くな!

すいません。

でも なんで
急に 手術 断られたんだろう?

(戸の開閉音)

あっ 四朗…。

遅かったな四朗。 腹減ってるだろ。
(四朗)いえ…。

(五月)その心臓外科医
なんか きな臭いよね。

(不二子)名前で検索したら
有名なゴッドハンドで

VIPの手術ばっかりしてる。

謝礼たっぷりの金持ちの手術が
入ったって事か…。

ひょっとして
その心臓外科医って…。

やっぱり!

ねえ 四朗 この教授

うちのボスの手術する事になった
ドクターじゃない?

南都知事の?

(不二子)はあ…
つまり 一般人を見捨てて

超VIPに
くら替えしたってわけ?

ひどい! お金や名誉のために
おじさんを見捨てるなんて…。

いくらゴッドハンドでも

そんな医者
ゴッドじゃありませんよ!

(三和)最低!

おい 四朗 どうかしたのか?

(五月)いつものあれは?

「懲らしめてやりましょう」って
今日は言わないんですね…。

四朗…。

さっき 大臣と
何 話してたの?

千代さん…。

見ちゃったんだ。

大臣って?

粟田口財務大臣。

(五月)なんですって…!?

よりによって
あいつに なんの用よ!?

頼んでたんです。

お願いします。
白鳥教授に会わせてください。

病院長の伝言というのは
嘘だね?

君は 誰ですか?

病院長の秘書です。
(粟田口)秘書?

申し訳ありません!

どうしても 白鳥教授に
会わせて頂きたくて…!

(運転手)降りなさい!

大臣! 大臣! お願いします!

(運転手)降りなさい!
(四朗)お願いします 大臣!

(運転手)降りなさい!
(四朗)大臣!

あの医者は

懲らしめるぐらいじゃ
足りません。

死ぬほど 苦しめてやりたい…。

どういう事だ? 四朗。

白鳥六郎は…

母と私を捨てた…

父親です。

♬~

おい 四朗!

今日は お先に失礼します。

すいません…。

♬~

萬さんも知らなかったんだ?

父親は 日本人の医師だとは
聞いていたが…。

まさか あの
高名なゴッドハンドとはね…。

お母さんは
韓国で亡くなったんだよね?

ああ。

両親は 韓国で出会って
四朗が生まれたそうだ。

だが 父親は
専門医のキャリアを積むために

母親と幼い四朗を残して

シカゴの病院へ
行ってしまった。

(ドアの開く音)

♬~

ううん…。

♬~

(萬の声)
母親は 看護師をしながら

女手ひとつで四朗を育てた。

その無理がたたったのか

四朗が高校生の時
お母さんは 病に倒れた。

白血病だった。

5年前 お母さんが亡くなって

それから
日本に来たって言ってた。

天涯孤独になって

きっと 父親しか 頼れる人が
いなかったんだろうね。

お父さんには会えたんですか?

何度も病院に足を運んだが
面会は断られたそうだ。

断られた!?
そんな…。

♬~

♬~

♬~

大丈夫ですか?

(萬の声)俺が初めて会った時

あいつは 韓国に帰る金もなくて

捨て猫のように
うずくまってた…。

何もかもなくした四朗を
萬ちゃんが救ったんだよ。

(四朗の声)大臣!

(運転手)いい加減にしなさい!
(四朗)お願いします!

大臣 お願いします…!
お願いします!

(粟田口)いい事 教えてあげる。

こんなまねしなくても

白鳥教授は 明日
慶西大学病院に現れますから。

♬~

(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>

まずは井戸だ!

<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>

<牛を飼い 稲を植え…>

<鶏を飼った>

自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。

<石を削り 布を織り 時は流れた>

<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。

<というわけで わが家の自給自足は

電気だけ
ということになった>

<電気を自給自足する家。 大和ハウス>

(三和)失礼致します。
(勝子)ありがとう。

(ノック)
(戸の開く音)

知事 こちらの病院の
秘書の朴さんが

知事にと。
どうぞ。

知事 こちらは病院からです。

(勝子)うわあ きれい。

私ね ガーベラ大好きなの。

ガーベラの花言葉は
「希望」や「前向き」です。

知事が 一日も早く
退院できますように

という思いを込めました。

まあ 嬉しいわ。 ありがとう。

ねえ よく見える所に
置いてちょうだい。

(三和)はい。 かしこまりました。
(四朗)重いので…。

(三和)はい。

♬~

お疲れさまです。
お疲れさまです。

お疲れさまです。
お疲れさまです。

(医師)
そろそろ いらっしゃいます。

(職員)いらっしゃいました!

(西条)お待ち致しておりました
白鳥教授。

病院長の西条です。

で 早速だけど 君
患者の様子は?

いえ 教授 私は ここの院長の…。

(四朗)院長 私がご案内します。

急ごう。

どうぞ。

♬~

(西条)では 白鳥教授
術式は どうなさいますか?

「どうなさいますか?」…。

CABG
冠動脈バイパス術で行います。

原因となる病変の末梢側に

内胸動脈グラフトを用いて
バイパスを作り

心筋への血流を増やす。 以上。

ご質問は?

ありません。

では よろしくお願いします。

では 失礼する。

どこへ行かれるんですか?

私が出向いて やるまでもない。

その辺にいる
ボンクラな医者でもできる

平凡なオペだ。
君がやりなさいよ。

なっ…!?

しかし 患者は都知事です。
万一の事があっては…。

国内だけでなく 世界中のVIPが
何十人も 私のオペを待ってる。

忙しいんだよ 私はね。

(西条)いや ちょっ…。

ちょっと待ってください!

まもなく
粟田口大臣がいらっしゃいます。

まったく…。
大臣も何を考えてるんだ。

♬~

(西条)これは大臣
お忙しい中 ご足労頂きまして

ありがとうございます。

実は 白鳥教授が
お帰りになってしまいまして…。

大丈夫。 全て 想定内や。

おお 君 ここの秘書というのは
本当だったんだね。

ご案内致します。 どうぞ。

先日 開設した
ステイファミリー特設サイトですが

アクセス数も好調で

マスコミからの取材の依頼が
増えています。

(ノック)

カッちゃん… ハハッ
思うてたより元気そうやないか。

まあ 粟田口大臣
わざわざ ありがとうございます。

あかんあかん
仕事なんかしたら。

いや 寝てなんていられません。

こんな時ぐらい
甘えたらええねん 私に。

言うてなかったけどな
あんたのために 日本一の…

いや 世界で最高のドクターを
用意させてるんや。

まあ… お忙しいのに
わざわざ そこまでして頂いて

ありがとうございます。

「私 失敗せえへんさかい」って言う
スーパードクターや。

あっ みんな 外してくれるか?

大臣 やはり ただのお見舞いじゃ
なかったんですね。

私に話があって
いらしたんでしょ。 なんですか?

カッちゃん。

体 大事にしいや。

手術が終わったら
すぐに公務に戻ります。

いや 戻らんでもええ。

えっ?

あんたは頑張りすぎや。

こんな細う細うなって。

もう いいんじゃないか?

それ… 肩たたきですか?

ほんまにありがとう。

今日まで おおきにな。

お断りします。

まだまだ
やり残した事があるんです。

もしかして

もっと上を目指すつもりか?

国民が私を選んでくださるなら。

♬~

(粟田口)「ほんなら 私の言う事は
聞かへんいう事やな?」

そうか。 ほな しゃあないな。

あんたの気ぃが済むまで
まあ おきばりやす。

♬~

(タフトン)可能性の空へ~!

ジブン、 オープン!

(中川)気持ちいい~! 撮って!
ほーい!

あれ? あれ? え?
ちょちょちょっ…!

(ノブ)<青空SUV ダイハツ「タフト」 デビュー>

はい しょう油ラーメン お待ち。

チャーシュー麺。 麺 硬めで。
おっ はいよ。

四朗は?

病院長の付き添いで ここにいる。

(西条)「大臣 まあ おひとつ…」
(粟田口)「はい」

(西条)教授も どうぞ。

すいませんね
何度も何度もお呼び立てして

申し訳ございません。

(白鳥)なんなんですか?
病院でできない話って。

都知事の件なら あんな簡単な手術
私じゃなくてもいいでしょう。

(粟田口)こればっかりは
あなたにしか頼めないんですよ。

実は…。

♬~

まさか
わざと手術を失敗しろとでも?

(粟田口)そこは
先生のさじ加減にお任せします。

入院が長引きさえすれば
いいんですよ。

なんなんですか!? この人たち。

南勝子を助けるどころか
消そうとしてる!?

粟田口は
昔から こういう奴なのよ。

南勝子は 女性からも人気あるし

今や 国民のカリスマに
なりつつあるから 怖いんだね。

近い将来
女性初の総理も あり得るしね。

(粟田口)おわかりやと思いますが
これは

あなたや あなたの下にいる
研究者たちにとっても

大事な話なんですわ。

南都知事が復帰したら

必ず 大学病院の助成金に
手をつけます。

(西条)それは困る。

ただでさえ少ない研究費を
これ以上 削られたら…。

(粟田口)ですから
ここは先生の腕を見込んで…。

♬~

私は研究者の味方です。

これは ほんの手付けという事で。

♬~

これだけあれば…。

研究医たちに給料が払える。

♬~

だが 断る。

私は人を殺すために
研究してるんじゃない。

人を生かすためだ。

失礼。

(不二子)やる~!
さすが 四朗のアッパ!

四朗の正義感は
父親譲りだったんだな。

しっかし あんなのが大臣って
日本は大丈夫なんですかね。

♬~

(西条)かなりの変人とは
聞いてましたがね…。

(粟田口)私も計算が狂いました。

やっぱり おたくの教授に
引き受けてもらえませんかね?

うちの倉田に失敗させろと?

そやからね
そこは さじ加減で…。

まあ よーう考えといてください。

♬~

大丈夫。
世界一のゴッドハンドだから

おじさん 絶対良くなる。

うん。

白鳥先生…。
大丈夫ですよ。

ありがとうございました。

(康子)本当に
ありがとうございました!

♬~

(足音)

白鳥教授 お願いがあります。

(四朗)
南知事のオペをしてください。

そのオペは断ったはずだ。

もう一度 私からお願いします!

もう その件に関しては
聞きたくもない。

慶西大学病院の倉田教授が
オペを引き受けたんです。

わざと失敗するために。

えっ… なんだって?

君は…。

名乗るほどの者ではありません!

先生のオペを
全力でサポートします。

♬~

♬~

(心電図モニターのアラーム)

どいて!

大丈夫ですか?

緊急手術になるから。
はい オペ室 開けてきます。

緊急手術って 大丈夫ですか?
(不二子)処置するから入らないで。

(三和)教授
知事は大丈夫なんでしょうか?

慌てない!

患者を早くオペ室へ。
(千代・不二子)はい。

♬~

(青井慎之助)あっ…。

本物の白鳥六郎先生で
いらっしゃいますか。

お目にかかれて光栄です。

君は外科医?

いえ… 内科です。

オペ経験は?

臨床研修の外科研修以来です。

まあ 助手ぐらいできるだろう。
(青井)はい…。

お願いします。

で この中に本物のオペ看は…?

申し訳ございません。

はい 秘書と家政婦しか
おりません。

フッ…。

まあ そう難しい手術じゃないから
任せてくれ。

(勝子)白鳥先生
よろしくお願い致します。

おい。

♬~

(記者)知事
退院おめでとうございます。

(記者)おめでとうございます。
(記者)おめでとうございます。

ほんの少し休暇を頂きましたが
もう このとおり体調は万全です。

ひょっとしたら
解散総選挙になると

言われていますが…。

タイミングが合えば
なんでもやらせて頂きます。

(記者)
初の女性総理になった暁には

どのような改革を?

「本当の意味で
女性が輝ける社会を実現…」

(舌打ち)

最近 頻繁に
おかしな事が起きるな。

裏で どんな連中が動いてるか
調べてくれ。

承知しました。

お任せください。

この度は
南が大変お世話になりました。

知事から
これを預かって参りました。

いや 私は そういうものは
一切受け取らない。

それは 危険を冒して
知事の手術をさせた

君たちが使いなさい。

では 遠慮なく頂戴します。

失礼致します。

失礼致します。

サラ… 四朗。

♬~

怖い…。

♬~

(ドアの開閉音)

♬~

四朗… 私が付けた名前だ。

かばんを持ってくれた時から
気がついてたよ。

(白鳥)その目だ。

その澄んだ瞳が
お母さんそっくりだ。

♬~

私を恨んでいるだろうね。

♬~

ずっと あなたを憎んできました。

それでいい。 憎みなさい。

でも…。

でも どうしようもなく
尊敬しています。

私も あなたのような外科医に
なりたかった。

いや 四朗…
残念だけど それは無理だ。

私は メス一本で
人命を救ってきた。

そのために たくさんのものを
犠牲にしてきた。

家族も捨てた。

(白鳥)四朗 お前には…。

別の方法で人を救える人に
なってほしい。

アッパ…。

♬~

(ノック)

(助手)教授
オペ室の準備ができました。

♬~

(ドアの閉まる音)

♬~

(嗚咽)

♬~

(不二子)あんだけ頑張ったのに
報酬 これだけ?

あっ でも でも でも…。

新鮮で美味しいですよ。

うん 確かに美味しい。

ん~ もろきゅうで一杯 最高。

でも 食べたら なくなっちゃうよ。

ジャーン!

ほ… 本物の厚揚げだ!

ど ど ど ど… どうしたの?
知事からの謝礼。

じゃ… じゃあ 私たちのもの?
(三和)うん!

うっひょー!

「うっひょー!」って何語よ?

(不二子・千代)うっひょー!

うっひょー! ホホ~ッ!

(不二子)数えよう 数えよう。
数えましょう 数えましょう。

おいおい ラーメンできたぞ。
(三和)あっ しょう油ラーメン。

はいよ。

あれ? 四朗は?
あっ もうすぐ来るよ。

今日 あの子
いい事あったんですよ。

そうか。

アッパに会えてよかったね 四朗。

ほらほら ラーメン伸びちゃうぞ。

♬~

いただきます。
はい どうぞ。

(五月)私… 四朗。

(不二子)危ねえ!
(三和)不二子 不二子 不二子。

何か 私にご用でしょうか?

まあ 掛けて。

大層立派なお父さんですね。

君も お父さんのように
立派な人間になりたいでしょう。

…ええ。

では 私の秘書になりませんか?

♬~

♬~

(粟田口)今日は いい返事を
聞かせてもらえそうだね。

(椎名七津子)彼女は?
(粟田口)新しい私設秘書。

特別に
いつも私の横に置いてるんだ。

お兄ちゃん… お兄ちゃん!

行かないで!

〈『七人の秘書』の
配信オリジナルドラマ

『ザ・接待~秘書のおもてなし~』
朴四朗編が

いよいよ TELASAに配信。
お楽しみに!〉