七人の秘書 #2 銀行常務秘書・千代(木村文乃)と同頭取秘書・七菜(広瀬アリス)の新たな上司に就任した…
出典:EPGの番組情報
七人の秘書 #2[字]
【「ドクターX」の中園ミホが描く痛快ドラマに新たな敵!】表向きは秘書として要人に仕える七人が、人助けのため影の仕事人となって、人知れず悪の権力者に鉄槌を下す…!
詳細情報
◇番組内容
銀行常務秘書・千代(木村文乃)と同頭取秘書・七菜(広瀬アリス)の新たな上司に就任した新秘書室長の鈴木二葉(杉田かおる)は、頭取に気に入られた七菜と、七菜をかばう千代の二人に嫉妬と憎悪を抱く。そして、徹底的に無視をして仕事を与えない、通称・恐怖の“無視カゴ”に二人を入れてしまう…!加速する嫌がらせに憔悴した七菜を救うため“影の仕事人”が暗躍開始!華麗な仕返しで秘書室の女帝を懲らしめる!
◇出演者
望月千代…木村文乃
照井七菜…広瀬アリス
長谷不二子…菜々緒
朴四朗(パク・サラン)…シム・ウンギョン
風間三和…大島優子
鰐淵五月…室井滋
萬敬太郎…江口洋介【ゲスト】
杉田かおる、小林隆、矢柴俊博、村岡希美、瀬戸さおり
◇脚本
中園ミホ
◇演出
田村直己(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完【ダブル主題歌】
milet『Who I Am』『The Hardest』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、浜田壮瑛(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組ホームページ
https://www.tv-asahi.co.jp/7-hisho/
☆Twitter
https://twitter.com/7_hisho_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/7_hisho_tvasahi/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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と同頭取秘書・七菜(広瀬アリス)の新たな上司に就任した….png)
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(携帯電話の着信音)
誰だろう?
はい。 もしもし。
「俺… 俺だけど」
えっ?
ああ… ケイちゃん?
「そう。 俺だけど」
(五月)声が変だね。
ケイちゃんの番号と違ってるし。
「大変なんだ…。
俺 痴漢で捕まっちゃって」
(五月)えっ?
「電車の中で 女の人が
俺の手つかんで
この人 痴漢です! って」
「俺 やってないよ!」
落ち着いて… 落ち着くんだよ!
ケイちゃんが
そんな事するような子じゃない
っていうのは
母さんが
一番よくわかってるから!
「母さん… 助けて」
ケイちゃん!!
(電話が切れる音)
(呼び出し音)
(五月)もしもし? ケイちゃん!
私ですね
息子さんから依頼を受けました
弁護士の本間と申します。
弁護士… 弁護士さん…!
あの子を助けてください!
ぬれぎぬなんです!
お母さん 落ち着いてください。
息子さんの痴漢行為ですが
被害者の女性が
示談にしてもいいと
おっしゃってまして。
大丈夫ですよ お母さん。
はい… 落ち着いてください。
(五月)はい。 ええ ええ… はい。
(萬)五月さん…。
〈この世を動かしているのは
誰だ?〉
〈国や財界のトップか?〉
〈いや 違う〉
〈本当に
この世を動かしているのは
実は 影の黒子たちだ〉
おい 弁護士が 金 取りに行くから
そこで待ってろって電話しろ。
はい。
(携帯電話の着信音)
あれ?
(携帯電話の着信音)
もしもし?
(望月千代)私よ 私。
えっ?
(長谷不二子)私 私。
「私」?
何やってんだ?
いや… 間違い電話です。
さっさとしろ!
(携帯電話の着信音)
また同じ番号から…。
貸せ! お前 もう…。 はい。
(風間三和)何 切ってんのよ。
私よ 私。
「私」だ!? チッ…。
兄貴!
お母さん! はあ はあ はあ…。
申し訳ございません。
えっと… お待たせ致しました。
私 弁護士の本間と申します。
あっ… 弁護士さん?
はい。
息子は?
ああ~ 大丈夫です!
示談金さえ払えば。
ああっ…。
はい。
お金なら ここにあります!
はい…。
では お預かり致します。
(携帯電話の着信音)
あっ… 電話 鳴ってますよ。
はい。
(携帯電話の着信音)
いや 電話 鳴ってます。
(携帯電話の着信音)
失礼します。 はい。
(朴 四朗)私でございます。 私~。
また お前かよ…。
はあ~… 失礼しました。
よかったですね! この示談金で
息子さんも やっと…。
(五月)あっ!
泥棒ーっ! 追え!
(五月)息子は?
息子は どうなるんですか!?
弁護士さん!
てめえの息子なんか知るか!
クソババア!
ああ~!
あーっ!
あの人 オレオレ詐欺です!
私から
お金をだまし取ろうとして…。
違う違う 違う違う!
違いますよ 違います 違います…。
弁護士ですよ。 弁護士…。
お母さん… お母さん!
お母さん 何 言ってるんですか。
弁護士じゃないですか。
面白いお母さん。
〈例えば この名もなき秘書たち〉
〈ボスを支え 組織に仕え
目立たぬ事こそ 黒子の極意〉
〈だが 彼女たちが
その気になれば
この世を変える事だって できる〉
すみませーん。
ちょっと この封筒
お借りしました。
なんなんだ? お前らは。
私よ 私。
だから なんなんだ!?
てめえら!
名乗るほどの者ではございません。
私よ 私!
(男)お前 これ 俺の金…。
(四朗)これは なんですか?
触るな!
♬~
あっ…。
邪魔だ! うわっ! 貴様…。
(不二子)やあーっ!
警察 行こうか。
〈この世は万事
表があれば 裏がある〉
〈光があれば 闇がある〉
〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉
〈これは
そんな名もなき秘書たちの
秘密の物語である〉
♬~
(岩田常昭)鈴木二葉くん
今日から 君が秘書室長だ。
よろしくお願いします。
(鈴木二葉)及ばずながら
精いっぱい
努めさせて頂きます。
♬~
(七菜)12時に うな重の梅 3つ
東都銀行の秘書室に
届けてください。
はい。 よろしくお願いします。
照井さん どういう事?
お出かけ前に
頭取から頼まれたんです。
お昼は
うなぎを召し上がりたいと。
お客様かしら…。
どなた?
さあ…。
(二葉)12時に面会のお客様なんて
いないわよね?
聞いておりませんが。
とにかく うな重の梅を
3人前 注文してくれって…。
(ため息)
あなた… 1年も経つのに
なんにも わかってないわね。
望月さん 教えてあげなさい。
はい。 会食の時は
一緒に食事をなさるゲストを
必ず確認すること。
スケジュール表にないゲストは
プライベートなご友人か
ご家族かもしれませんが
そのお相手によって
梅 竹 松 特上
うな重のランクが決まります。
派遣社員の望月さんのほうが
よっぽど わかってるじゃない。
いずれにせよ
頭取に梅を注文するなんて
あり得ない。
あっ いや でも…。
うちの頭取は代々 うなぎは
菊ノ亭の特上と決まっています。
銀田中 キャンセルして
菊ノ亭の特上 3つ
注文し直しなさい!
えっ…。
もういいわ。 望月さん
代わりに電話してちょうだい。
かしこまりました。
あっ 肝吸いも付けて。
請求書は
東都銀行 秘書室宛てに。
かしこまりました。
(ドアの開閉音)
おかえりなさいませ。
(霧島)ああ。
頭取 うな重が届いております。
ありがとう。
あれ? 菊ノ亭?
ここのうな重は高いだろう。
照井くんに 銀田中にしてくれって
言ったのにな。
さようでございますか…。
照井は
ミスが多うございまして…。
これからは 私に なんでも
じかに お申し付けくださいませ。
(ノック)
どうぞ。
頭取 奥様がお見えです。
(霧島良子)お邪魔します。
ああ~… 奥様!
お初に お目にかかります。
秘書室長の鈴木くんだ。
ああ…
主人が お世話になっております。
もったいのうございます。
もう下がっていいよ。
では どうぞ ごゆっくり。
(霧島)照井くん ちょっと待って。
お昼 まだだろ?
君の分だよ。
家内が 君と
ぜひ食事をしたいと言ってね。
いえ そんな…。
失礼します。
(ドアの閉まる音)
主人から聞きました。
あなたが届けてくれた
亡き一原頭取の手紙のおかげで
主人が大逆転で
頭取になれたと。
いえ とんでもないです。
(霧島)あれ?
これ 特上じゃないか。
私も家内も
うなぎより ご飯の量が多い
梅が好きなんだよ。
あら! 高そうねえ… フフッ。
あなた 優秀な秘書さんの分も
ちゃんと払うのよ。
ああ。
照井くん 遠慮しないで。
いえ お気持ちだけで十分です。
ただいま お茶を…。
あっ! 室長…。
よろしかったら うな重
室長が召し上がってください。
せっかくだから 頂きなさい。
室長…。
♬~
(五月)馬鹿だね!
オレオレ詐欺のくせにさ
私の芝居に引っかかるなんて。
ハハハハハッ!
あんたたちも よくやったね。
でも 報酬ゼロ。
警察なんかに突き出さないで
あのお金 ネコババすれば
みんな 萬さんに借金返せたのに。
「ネコババはいけません。
被害者に返すべきです」って
四朗が言うから。
うん 返すべきです。
はいはい。
(不二子)組む相手 間違えたよ。
はい お待ちどおさん。
しょう油ラーメン 4丁。
(四朗)ありがとうございます。
はい どうぞ。
(4人)いただきます!
はい どうぞ。
萬さん また腕上げましたね。
お前の兄貴の味には
なかなか追っつかねえよ。
(五月)当たり前よ!
この間まで臭い飯食ってた男が
ラーメン作ってるんだから。
五月さん…。
いいの いいの。
私のほうが 臭い飯の先輩だもん。
ハハッ…。
(五月)いっその事さ
前科者ラーメンってさ
名前 変えたら?
珍しがって
お客さん いっぱい来るかもよ。
ハハハハッ…。
(せき払い)
これ 見てください。
うん?
千代さんの銀行が
SNSで盛り上がってます。
えっ?
(不二子)えっ! あの
ビービー泣いてた愛人じゃん。
今度の頭取とも できてるの?
ううん 悪質なデマ。
誰が こんな事を…。
発信元は…
どうせ裏アカウントだから
わかりません。
暇なニートとか主婦が書き込んで
炎上してるんだって。
♬~
ほら あの子だよ。
(携帯電話の振動音)
もしもし ママ?
うん。
厳しい上司から
毎日 怒られてらけど
元気でやってらよ。
こんだ朝早くにどしたの?
♬~
(ため息)
ここにいたの?
あっ すいません…。
あの 頭取との事
知ってるのって…。
私じゃありません。
そんな事
書き込むわけないでしょ。
それより 照井さん
気をつけないと
室長の無視カゴに入れられますよ。
むしかご?
無視するだけです。
でも パワハラなら
訴えられるけど
それより たちが悪い。
メンタルやられて辞めていった人
何人も見てます。
(千代の声)
守ってくれる一原頭取は
もういないんだから
しっかりしてくださいね。
(二葉)ちょっと!
これ 総務に出したの誰?
はい 私です。
中村さん やり直して。
私に報告のないものは認めないわ。
(中村サチ)承知致しました。
学習しない人がいると困るわね。
申し訳ございません。
あっ 誰か
会議室にコーヒーお願い。
はい いくつですか?
(二葉)望月さん 20人分 頼むわ。
かしこまりました。
照井さん 手が空いてるなら
手伝ってもらえますか?
はい。
(二葉)照井?
そんな人いたかしら?
私 あなたに頼んだんだけど。
会議10時からですね。 急ぎます。
先輩 手伝わせてください。
(戦略企画部長)
年末賞与の期間限定で
手数料キャッシュバックを
50パーセントに増額し
強化する予定でおります。
よろしいと思います。
新頭取へ説明を致します。
私から説明致しますので
大丈夫です。
次は 年明けの
賀詞交換会ですが…。
この件は
秘書室でやらせて頂きます。
しかし 賀詞交換会は
こちらで ずっとやってきた…。
今後は 全て
秘書室長の私を通して頂きます!
よろしいですね?
♬~
続いて…。
偉くなった途端
役員気取りかよ。
秘書のくせに…。
ありがとう。
あっ ごめんね。
君も秘書だったね。
♬~
あなたは
頭取の担当から外されたので
二度と頭取室に
出入りしないでください。
(田中まり)
給湯室の担当は私になったので。
望月さんのクリーニング担当は
私に交代ですって。
自分の仕事で手いっぱいなのに
困ったわ。
でも 逆らったら 私たちが
無視カゴに入れられちゃうから。
♬~
私たち 仕事もしないで
お給料もらっちゃって
いいんですかね?
(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>
まずは井戸だ!
<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>
<牛を飼い 稲を植え…>
<鶏を飼った>
自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。
<石を削り 布を織り 時は流れた>
<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。
<というわけで わが家の自給自足は
電気だけ
ということになった>
<電気を自給自足する家。 大和ハウス>
お前も無視カゴに?
仕事 干された…。
いるいる
そういう面倒くさい女上司。
じゃあ 他の派遣先 探さないとな。
あの子 とろいから大丈夫かな?
頭取がお出かけです。
あなたたちは いいから。
もう1週間も…。 胃が痛い。
あと ひと月の辛抱だよ。
えっ?
室長 今月 60歳になるから
もうすぐ定年退職でいなくなる。
本当ですか?
そう思ったら
この無視カゴにも耐えられますね。
うん!
でも やっぱり 胃が痛い…。
大丈夫?
ちょっと
胃薬でも もらってくるか。
すいません…。
(霧島)照井くんはどうしたの?
最近 顔見てないけど。
こちらの判断で 頭取の担当を
外させて頂きました。
(霧島)どうして?
えっ?
(二葉)私の監督不行き届きでした。
次の異動で
考えなければなりません。
じゃあ 私 銀行に戻るから。
ちゃんと薬もらって帰るんだよ。
ありがとうございました。
♬~
(受付)ありがとうございました。
あの 処方箋
お願いしたいんですけど…。
(受付)お名前
お伺いしてもよろしいですか?
(携帯電話の振動音)
もしもし。
「山本です」
照井さん 体調悪いんですって?
すいません 明日は出勤します。
あなたに頼みたい仕事があるの。
えっ…
仕事させて頂けるんですか?
パーティーの幹事を
やってちょうだい。
はい!
頑張って やらせて頂きます。
あの なんのパーティーですか?
(雅子)
鈴木室長が執行役員になられて
定年も延長されました。
(雅子)
「そのお祝いのパーティーです」
大切なお客様をお呼びするから
くれぐれもミスのないように。
(雅子)「室長も期待なさってます」
♬~
なぜ照井さんに?
私が致しますのに。
どうせ辞めるでしょ。
えっ?
これで明日 退職願を出すわね。
望月さんは
雇い止めという事で。
あとは よろしくね。
かしこまりました。
もしもし ママ?
私 もう無理…。
(照井智子)
「そんだに つらいどこ…」
(智子)おめが あんた立派な銀行さ
就職できて
みんな すごい すごいって
応援してるんだよ。
ごめんなさい…。
もう 秘書辞めて
秋田さ 帰る…。
(照井 滋)「七菜。 パパだ」
パパ…。
(滋)仕事は 初めは つらいのは
当だり前だ。
そこ 踏ん張って
一人前になるんだべ。
頑張れ 七菜。
(智子)「まだ つらぐなったら
電話してよこへ」
(智子)頑張って。 頑張れよ。
「したらな」
もう 頑張れねえ…。
あと ひと月じゃながった…。
定年延長…?
昇進パーティー…?
そんなの無理…。
もう限界…!
駄目です。
これ 胃薬と軽い安定剤だから
たくさん飲んでも死ねません。
えっ?
あなた あの時の…!
お医者さんなんですか?
助けてください!
ついてきてください。
♬~
<ダイハツ「タントカスタム」>
♬~ 想い出は モノクローム
♬~ 色を点けてくれ
いらっしゃい!
先輩…!
私 ここの2階に住んでるの。
すいません…。
しょう油ラーメン 3つ
お願いします。
はいよ!
しょう油ラーメン 3丁!
♬~
「ラーメンが美味しいと思う
人生を送れ」。
「腹いっぱい食べて 寝れば
大概の事は なんとかなる」。
亡くなった一原頭取も
ここの常連だったんですよ。
福造さんが?
素晴らしい方でした。
全然 偉ぶらなくて…。
仕事帰りに よく その席で
しょう油ラーメン
召し上がってました。
あっ 伸びないうちに どうぞ。
♬~
美味しい…。
あんな室長のせいで
メンタルやられる事ないよ。
そんなに ひどい奴なのか…。
ひとつ聞かせてくれないか?
私は あの秘書室 3年目だけど
5人 辞めました。
あの人のいじめは
恐怖の無視カゴって呼ばれてて
徹底的に無視するんです。
仕事したくても
させてくれないんです。
無視されるのは一番つらいです。
自分の存在を消されたような
気持ちになります。
前から ひどかったけど
秘書室長に昇格してから
さらにエスカレートして…。
彼女 そのターゲットに
されちゃったんです。
どうして私なんでしょうか?
うなぎだね。
うなぎ?
女の嫉妬。
(五月)最悪!
仕事の能力なんか お構いなく
好き嫌いで選別して
自分に尻尾を振らない部下は切る。
(不二子)心が狭くて傲慢。
女が権力持った時の
最悪のパターン。
都庁にも似たようなのいる。
権力に あぐらかいてさ。
警視庁にもいる。
えばりちらしてる。
(三和)そういうのに限って
上に取り入るのがうまいのよ。
権力ある おやじ見ると
猫なで声 出しちゃってさあ…。
ああ~ むしずが走る!
どこにでもいるって事か…。
懲らしめてやりましょう。
あの… あちらの皆さんは…?
♬~
不二子 暴力は駄目でしょ。
急いで!
車 回してあるから。
皆さん あの時の…!
名乗るほどのもんじゃないわ。
名乗るほどの者じゃないから。
あっ 気にしないで食べて。
同じく
名乗るほどの者じゃないけど…
ビンタして ごめん。
なんなの? このラーメン屋さん。
お客さん 待ちな!
すいません あの…
食い逃げはしません。
ちゃんと払います。
お代は あとで結構です。
えっ?
ここからは
引き取らせてもらおうか。
♬~
(五月)
大きく かきましょう 大きく!
はい 足は強くキックよ!
(ホイッスル)
いいですか? 秘書は体力!
きっちり基礎体力をつけましょう。
(五月)はい もう一回いくわよ!
いくよ!
はい もう一回 スタート!
ゴー!
(ホイッスル)
不二子 そこだ 上げて!
上げろ 不二子!
知ってる?
男は 3日ハイヤーに乗ると
人が変わるんだって。
じゃあ 女が偉くなると?
嫌いな部下を排除する。
(カーテンの開く音)
そういう 底意地の悪い
女上司がいるから
「これだから女は」なんて
十把ひとからげみたいに
言われちゃうんだよ。
どうやって懲らしめますか?
どこの家にも 1つや2つは
弱みや ほころびがある。
♬~
(チャイム)
(鈴木則男)あっ… はいは~い。
どちら様ですか?
「家政婦の鰐淵でございます!
フフッ…」
すみません。
妻が忙しくなって
家政婦紹介所に
お願いしたんですけど
もう必要なくなったんです。
(五月)えっ?
うちには もう
家政婦がおりますの。
はあ?
あっ いやいや…。
うちの信用金庫 今度から
週2日のテレワークになって…。
ねっ。
私が家事をする事になりまして。
ハハハ…。
私 信金の係長ですけど
妻のほうが ずーっと偉いもんで。
ハハハハハ…!
まあまあ まあまあ…!
ご主人も休日ぐらい
ゆっくりお休み…。
お引き取りを。
(五月)潜入失敗!
旦那は 完全に尻に敷かれて
家政婦代わりに こき使われてる。
うん。
あら…?
(三和)なんとなく
今日の予約リストに
「関東よつば信用金庫 鈴木則男」
って 打ち込んでみたの。
そしたら ここに まさかのビンゴ。
すごい!
でも 驚くのは まだ早い。
待たせちゃいました?
(則男)ううん。 あの…
ちょうど 今 来たとこだから…。
(女性)よかった。
じゃあ 行きましょ。
(則男)うん。
女! 女 女 女よ! 女…。
(三和)「今 手繋いで
客室に行くエレベーターに乗った」
(一同)おいおい おいおい!
(三和)信じらんない!
激安デイユースの5000円コースで
不倫なんて せこっ!
せこすぎるわ~。
おいおい! 問題は そこじゃない。
じゃあね。
あの冴えない
信用金庫の係長がねえ…。
男なんて
一枚 皮剥いだら みんな一緒。
それより
七菜さんは大丈夫ですか?
うん…。
なんか 頑張って
パーティーの幹事するんだって。
(エレベーターの到着音)
(雅子)照井さん
パーティーの準備は進んでるの?
室長…。
ご心配いりません。
これから2人で 宴会場の
下見をしに行って参ります。
ちゃんと間に合うのかしら?
(松本房子)ご無沙汰してます
鈴木二葉さん。
(房子)謝って…。
謝ってください!
松本さん ここは
あなたが来る所じゃないわ。
つまみ出して!
あっ…!
(雅子)ああっ! だ… 誰か!
あんたに無視カゴに入れられて
私の人生 めちゃくちゃなのよ。
消えて… 消えてよ!
(二葉)あーっ!
(房子)消えて… 消えて!
やめてください! あっ… 痛っ!
(雅子)こっちです!
(守衛)何やってんだ!?
やめなさい!
室長 大丈夫ですか?
刺された…。
あっ! 血が…。
あーっ! 血が…!
早く救急車! 血がーっ!!
(二葉)どこ? 何? 助けて~!
私 死ぬの?
大丈夫ですよ。
かすり傷だそうです。
(二葉)院長 呼んで!
個室よ! ねえ 広めの個室よ!
ねえ わかった?
(二葉)死ぬの~?
何やってるんですか?
千代さん。
何やってるんだろう…。
(真弓清伸)
あの銀行に勤めてたそうだね。
元上司と何があったんだ?
動機は?
まあ カツ丼でも食べてから…。
(真弓)なんだ? あんたは。
カツ丼なんか頼んでないぞ。
私のおごりです。
(机をたたく音)
おい 松本房子 目を覚ませ!
やめろ! 昭和じゃないんだから
机たたくなんか やりすぎ…。
(不二子)あんたも元秘書なら
もっと 頭 使いな!
刃物なんか振り回したら
あんたの負けだろ!
秘書のプライドを取り戻せ。
おっしゃるとおりです。
私 秘書のプライドを
忘れていました。
憎かったんです!
あの女のせいで 銀行を辞めて
婚約者とも破談になって…。
本当に申し訳ございませんでした。
ええ~… 落ちちゃったよ。
♬~
若い…。
不祥事で…。
人事部は…。
なんだよ… 懲らしめる相手
助けちゃったのか。
襲った人は?
照井さんみたいに
無視カゴに入れられて
銀行も辞めて 壊れちゃった人。
室長 恨み いっぱい買ってるから。
いつの時代も 人に恨まれ
憎まれてる奴ほど強い。
そういうもんですか?
人を踏み台にして出世して
恨みを買っても
こうして助かって
また生き延びる。
「憎まれっ子 世にはばかる」か…。
それじゃあ 弱い者は いつまでも
やられっぱなしじゃないですか。
どうする? もう手を引くか?
いいえ。
踏みつけられた人たちの気持ちを
わからせてやります。
刃物じゃなくて 別の方法で。
(四朗)傷は もう痛みませんか?
(二葉)ええ。 今日は
私の昇進パーティーなの。
取引先や部下たちが
300人も集まるの。
ご人徳ですね。
山本! 美容院 予約してくれた?
(雅子)はい。
♬~
室長 退院おめでとうございます。
お待ちしておりました。
鈴木室長様
この度は おめでとうございます。
盛大なパーティーになりますよう
お手伝いさせて頂きます。
よろしくね。
(三和)こちらへ。
♬~
(二葉)どうして
まだ 一人も来ないの?
夜は長うございますから。
先に乾杯なさっては
いかがですか?
1人じゃ乾杯できないじゃない。
わかったわ。 サプライズね!
お察しのとおりでございます。
お客様は
どこに隠れてるのかしら?
あちらでございます。
ご覧ください。
「お久しぶりです。
私を覚えていらっしゃいますか?」
「あなたに 2年以上 無視されて
仕事をさせてもらえず
退職に追いやられた 元部下です」
「あなたは 最低のリーダーです!」
何? これ…。
「私は
あなたの無視カゴに入れられて
今も その後遺症が治らず
心療内科に通っています」
「自分だけ出世するなんて…
許せません!」
無視されるほうが悪いのよ。
「鈴木二葉さん」
「よくも あの時は
いじめてくれましたね」
「あなたは 東都銀行のダニだ!」
「消えてください」
(二葉)うるさい!
あんたこそ消えなさい!
「あなたにされたパワハラの数々
本当に許せない!」
「うるさい うるさい うるさい!!」
「お前こそ消えろ!」
マジでむかつくな このおばさん。
(五月)反省の色なし。
全部 いっぺんに出しちまえ!
承知しました。
「(一同の非難する声)」
よくも 私の晴れのパーティーを
こんな くだらない動画で
ぶち壊してくれたわね!
照井さんは 招待客の方々に
お祝いの動画をと
お願いしたのですが
送られてきたのは
このとおり 恨み言ばかりでした。
どこに 招待状 送ってんのよ
この馬鹿!
招待客は全員 欠席でした。
♬~
部下が こんな事して
許されると思ってんの!?
室長。
頭取と
お電話が繋がっております。
頭取…?
はい。
鈴木くん
今日は 出席できなくてすまない。
(二葉)頭取…
欠席なさって正解です。
部下たちの不始末で
とんでもないパーティーに
なってしまいました。
この2人を クビにしてください!
(岩田)去るのは あなたです。
はあ?
どうして 私が?
自分の胸に聞いてみたまえ!
(霧島)執行役員の話は白紙に戻す。
以上!
(電話が切れる音)
ふざけんじゃないわよ!
東都銀行のために
長年 尽くしてきた私が
どうして こんな目に遭わなきゃ
いけないの!?
室長が 裏アカウントを使って
ネットに書き込んでいる事が
銀行中にバレたんです。
♬~
あの裏アカ
よく表に引っ張り出せたな。
私を誰だと思ってるんですか。
おっ…!
♬~
人事部は お飾り同然。
顔採用ばっかりしている
お前らのせいで…。
「クソみたいな人材ばっかり」
「不倫相手も能なし受付嬢」
♬~
よし…。
今までの下品な書き込み
全部 鈴木室長の仕業だったのか。
俺も この裏アカに
書き込まれた事あるんだ。
許せない!
「パパ活し放題の秘書室の女達」
(二葉)「若いだけで 脳みそ空っぽ」
人事に報告しましょう。
鈴木室長は
制裁を受けるべきです。
(机をたたく音)
「クソみたいな人材ばっかり」
(岩田)なんだ? これは…。
部長!
どういう事ですか!?
(行員たちの抗議する声)
どうして
もっと早く報告しないの!?
あなたは もう終わりです。
(二葉)なんですって?
あなたに教わったとおり
いらなくなった人間は
切り捨てます。
お世話になりました。
♬~
室長 サプライズのゲストが
いらっしゃいました。
えっ…?
(息を吐く音)
信用金庫 クビになったよ。
誰かがネットに書き込みして
社内不倫がバレちゃって…。
還暦おめでとう。
君は仕事人間だから
これからも頑張って
出世してください。
嫌み言いに来たの?
えっ?
あんたのしょぼい顔なんて
見たくないわ。 消えて!
わかった。
これ…。
僕からの還暦祝い。
何? これ…。 離婚届?
(則男)僕のハンコは押してある。
君が役所に出してくれ。
本気なの?
君の望みどおり 消えるから。
ノ… ノリちゃん…。
本日は 当ホテルを
ご利用くださいまして
まことに
ありがとうございました。
会場費は…。
このようになっております。
500…。
払うわよ。 払えばいいんでしょ。
最後に…。
(二葉)まだ 何か?
私たちから
お祝いのお品がございます。
これ 何?
虫カゴでございます。
(鈴虫の鳴き声)
お疲れさまでございました。
お出口は…。
あちらでございます。
♬~
〈この世は万事
表があれば 裏がある〉
〈光があれば 闇がある〉
〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉
皆さん お世話になりました。
これが私のありったけの貯金です。
薄い。
しょぼーい。
でも 気持ちがこもっています。
うん…
この間の手ぬぐいよりはマシ。
ありがたく頂いておくよ。
それにしても
離婚までするとはね。
自業自得ですよ。
秘密を守るのが秘書の務め。
その秘書のリーダーが
人の秘密を暴いて
ネットにさらすなんて 言語道断!
皆さん
人助けをなさってたんですね。
私も
お仲間に入れてもらえませんか?
(五月)えっ?
お願いします!
どうします?
無理でしょ。
すぐ泣くし。
おぼこっぽいしね。
おぼこって なんですか?
そういうとこが あざといって
言われんだよ このおぼこ。
ここでも無視カゴですか?
えっ…。
はーい 店からのサービス。
あっ… ありがとうございます。
いただきます!
どうぞ。
(すする音)
美味しい…。
(すする音)
おお~ いい食べっぷりだ。
根性ありそうだなあ。
〈これは
そんな名もなき秘書たちの
秘密の物語である〉
(西尾直哉)俺 医者だよ?
人の命 救ってんだよ。
(一同)乾杯!
私たちは秘書です。
秘密は 墓場まで持っていきます。
(西尾忠彦)ハハハハ…!
(四朗)あんなの医者じゃない。
絶対に懲らしめてやります。
〈これまでの放送を見るなら
TELASAで〉