七人の秘書 #3 病院長秘書のサラン(シム・ウンギョン)が勤める大学病院で、ある優秀な女性医師が、…
出典:EPGの番組情報
七人の秘書 #3[字]
【「ドクターX」の中園ミホが描く痛快ドラマに新たな敵!】表向きは秘書として要人に仕える七人が、人助けのため影の仕事人となって、人知れず悪の権力者に鉄槌を下す…!
詳細情報
◇番組内容
病院長秘書のサラン(シム・ウンギョン)が勤める大学病院で、ある優秀な女性医師が、患者から金銭を受け取った疑いをかけられ謹慎処分になる。しかしそれは、二世ドクターの息子を出世させようと病院長(大和田伸也)が仕掛けた罠だった!さらに病院長自身も医師会会長の座を狙い、財務大臣・粟田口(岸部一徳)と密会。私利私欲にまみれたカス父子を懲らしめるため、千代(木村文乃)やサランら、七人の影の仕事人が立ち上がる!
◇出演者
望月千代…木村文乃
照井七菜…広瀬アリス
長谷不二子…菜々緒
朴四朗(パク・サラン)…シム・ウンギョン
風間三和…大島優子
・
粟田口十三…岸部一徳
・
鰐淵五月…室井滋
萬敬太郎…江口洋介【ゲスト】
大和田伸也、忍成修吾、松本若菜
◇脚本
香坂隆史
◇演出
片山修(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完【ダブル主題歌】
milet『Who I Am』『The Hardest』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、浜田壮瑛(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組組ホームページ
https://www.tv-asahi.co.jp/7-hisho/
☆Twitter
https://twitter.com/7_hisho_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/7_hisho_tvasahi/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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が勤める大学病院で、ある優秀な女性医師が、….png)
キーワード出現数ベスト20
- 院長
- 四朗
- 西尾
- 直哉
- 秘書
- 三好先生
- 医師
- 不二子
- 先生
- 三和
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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〈この世を動かしているのは
誰だ?〉
〈国や財界のトップか?〉
〈いや 違う〉
(舌打ち)
(照井七菜)もう…。
(舌打ち)
うわっ! ああっ…!
邪魔なんだよ。
(舌打ち)
大丈夫ですか!?
ちょっと! ぶつかりましたよね?
はあ?
だから なんだよ?
「なんだよ?」って…。
(舌打ち)
痛っ…!
おっとっと… ごめんなさい!
あら やだ…
あら また どうしたの?
あらららら…。
いいかげんにしろよ!
働かないババアどもは
ステイホームしてろ!
ババアって… ああ ひど~い!
〈本当に
この世を動かしているのは
実は 影の黒子たちだ〉
な… なんだよ?
先ほど あの女性に
わざとぶつかりましたよね。
関係ねえだろ…。
(朴 四朗)この人
骨折してるかもしれません。
えっ! 骨折!?
そのあと
あちらの女性に暴言を…。
ひどいのよ~!
ババアとかって言われちゃった。
うるせえな!
こっちは忙しいんだよ!
「いいかげんにしろよ!」
「働かないババアどもは
ステイホームしてろ!」
(風間三和)
富士セントラル商事ですよね?
これ 拡散したら
やばいですよね。
おい ふざけんなよ! 返せ!
(三和)ちょっと… やめて!
(長谷不二子)警視庁の者です。
傷害の疑いがありますので
お話 伺いましょうか。
そ… そんな…。
〈例えば この名もなき秘書たち〉
〈ボスを支え 組織に仕え
目立たぬ事こそ 黒子の極意〉
すいませんでした!
勘弁してください!
〈だが 彼女たちが
その気になれば
この世を変える事だって できる〉
土下座する相手が
違うんじゃない?
申し訳ありませんでした…。
すいませんでした!
〈この世は万事
表があれば 裏がある〉
〈光があれば 闇がある〉
〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉
〈これは
そんな名もなき秘書たちの
秘密の物語である〉
♬~
明応総合病院の院長が
代わったと聞いたが?
はい。 院長のお名前で
お花をお贈りしておきました。
あっ そう。 はい…。
来週の
厚労大臣とのお食事ですが
18時から
赤坂の料亭を予約致しました。
3ページの
遺伝子変異とシグナルは
ナチュラルサイエンスを
引用するといいです。
はあ… ありがとうございます。
論文の添削までしてもらって
申し訳ないです。
(三好麻里)
四朗さん さすがですね。
三好先生…。
院長の秘書なんて もったいない。
医師になればよかったのに。
とんでもないです。
私も何かあったら
相談乗ってもらおうかな。
もちろんです。
三好先生。
(麻里)じゃあね。
(四朗)失礼します。
では お先です。
(青井)あっ 助かりました。
(麻里)内頸動脈となると
手術のリスクが上がりますね。
そうすると
内科的治療になりますか。
アルガトロバンを中心に
エダラボンも
使用するのがいいかと。
(医師)さすが三好先生。
その方針でいきましょうか。
(麻里)はい。
(雀野義人)三好先生。
(麻里)部長 どうされました?
ちょっと まずい事になってる。
無視カゴもパワハラもなく
普通に仕事ができるって
幸せですよね。
日本中が こうなればいいのに。
それは常務のスーツ。
常務は右です。
あっ… はい。
あの… この前の私みたいに
困ってる人がいたら
萬さんのラーメン屋さんに
連れて行ってもいいんですかね?
頭取の原稿は
文字を大きくと言ったはずです。
2度目。
あっ… すいません。
でも 私 嬉しいんです。
望月さんたちと知り合えて
こんだけ やりがいのある…。
13時半。
…あっ! 頭取の病院の時間!
ボスの代わりに順番待ちするのも
秘書の仕事。
とっとと行く!
はい!
(事務長)
先生のデスクにあったものです。
患者から
受け取ったのではないですか?
はい。 お断りしたんですけど…。
いえ こういうの
本当 受け取れないんで…。
(男性)
いえ ほんの気持ちですので…。
いや… あっ…。
(事務長)開けてもらえますか?
えっ… はい。
(ノック)
失礼します。
えっ?
(西尾)これは どういう事かね?
わかりません。
どうして こんな…。
(西尾直哉)実は 患者さんから
匿名の投書もあったんです。
三好先生が お金を受け取って
検査の順番などを
優遇していると。
そんな事してません!
何かの間違いでは
ないでしょうか?
三好先生に限って…。
雀野くん。
(事務長)当院では 医師が
患者から金銭を受け取る事は
禁止されてるのをご存じですね。
(西尾)マスコミに漏れたら
うちの信用問題になる。
三好先生
処分が決まるまでの間
謹慎を命じる。
(ドアの閉まる音)
三好先生 いないんですか?
午前まで診察してたのに
急にだよ。
あんたも三好先生の患者?
いえ でも
頭取が尿道結石の時に…。
守秘義務。
困るのよね。 三好先生がいるから
遠くても通ってたのに。
本当なのかな? 謹慎って。
えっ 謹慎?
変な噂が広まっててね。
あの先生 きちんとしてそうだし
お金を受け取るなんて
しないと思うんですよね。
「それで用件は?」
私 考えたんですけど
誰かが三好先生の評判を
落とそうとしてるんじゃ
ないですかね。
「可能性はあります」
ですよね!
って事は
私たちの出番じゃないですか!
今 萬さんのお店に
着いたんですけど…。
えっ?
(萬 敬太郎)しょう油ラーメン お待ち。
もういる…。
いらっしゃい。
みんな いるじゃないですか。
もう 早く言ってくださいよ。
私 本当に お金を
受け取った事なんてないんです。
(五月)ひどい話ね。
ビール飲む? ほら 私のおごり。
(麻里)すいません。
(四朗)先生の言い分も聞かず
謹慎は一方的です。
しょうがないのよ。
うちは慶西大医学部を出てないと
立場が弱いから。
慶西医学部
確かに医学界のエリートですね。
私は 医師の仕事ができれば
それでよかったのに…。
三好先生は
次の内科部長候補です。
あー じゃあ 誰か妬んでる奴らが
いるんじゃないの?
大学病院で出世となると
そういう嫌な事が起きますよね。
先生は はめられたんです。
えっ?
うーん…。
あの菓子折り 私が発注しました。
院長の指示です。
あー… 邪魔な女が消えて
清々した。
慶西卒でもないくせに
調子乗っちゃってさ。
父さん ありがとう。
なんの事だ?
私は何も知らんぞ。
ハハハッ…。
お前は
もうすぐ内科部長になるんだ。
ハハハッ…。
自覚を持て。
ハハッ… わかってるよ。
自分の息子のために 私を…?
はい。
(麻里)信じられない…。
私… あの病院 辞めます。
駄目です。
えっ?
駄目なボスがいるからって
辞めちゃ駄目です。
先生が辞めたら
困る患者 たくさんいます。
三好先生がクビなんて
許せません。
先生に憧れてるんですよ。
四朗も
医師を目指していた事があって。
(三和)学歴ある奴が白衣着ると
調子乗っちゃうんだよね。
病院あるある。
えっ?
世襲ほど
非生産的なものはありません。
そんなカス親子がボスなんて
最悪の労働環境と言って
いいでしょう。
あの…?
本当 卑怯すぎます。
許せませんよ!
どなたですか?
あっ あの…
頭取が いつもお世話に…。
たあっ!
名乗るほどの者では…。
(3人)ございません。
あっ… ございません。
さあ 今日は
こちらの先生のおごりよ。
はあ~ ビール飲みすぎちゃった。
ごちそうさまでした。
(不二子)ごちそうさまでした。
はい ありがとうございました。
(三和)ごちそうさまでした~。
はい ありがとう。
ごちそうさまでした。
お先です。
えっ? 四朗さん!
お勘定。
あの… 何がなんだか…。
ここからは
引き取らせてもらおうか。
(不二子の声)
あの先生をはめたのが
院長だと証明できれば
一番早いんだけどね。
(三和の声)他にも いっぱい
悪い事してるでしょ。
だって 病院の院長って言ったら
癒着だもん。
(不二子の声)ドラマの見すぎ。
(千代の声)四朗 何かない?
院長を追い込めるネタ。
(四朗の声)
私が知る限りはありません。
ただ 厚労大臣と
親しい付き合いがあるようです。
息子のほうは?
患者の評判は最悪です。
研修医より駄目です。
夜の街の領収書ばかり来ます。
(ため息)
わかりやすいボンボンだわ。
じゃあ 釣ってみよっか?
(伊澤弘樹)次の飲み会どうする?
キャバ嬢は?
(直哉)やだよ。
チョロすぎて つまんねえもん。
(携帯電話の着信音)
おっ!
何? 何?
(伊澤)「職業 秘書」
(医師)「特技 秘密保持」
(医師)「趣味 秘密の関係」
秘書ねえ…。
(着信音)
食いついた?
(三和)チョロすぎ。
(不二子)「ナオヤ K病院医師」…。
でも 3対3じゃなくて
4対4にしたいって言ってる…。
4対4か…。
四朗は無理だし
あと1人 どうする?
ハアッ! ハア ハア ハア…。
疲れた~。 ハア…。
なんかありました?
不安だけど… 仕方ないか。
えっ?
(四朗)院長。
(西尾)うん?
(四朗)少しお待ちください。
今夜は 佐山厚労大臣が一緒なので
マスコミがいるかもしれません。
念のため 調べてきます。
うーん なるほど。
君は なかなか 一流の秘書だ。
ありがとうございます。
まあ もう少し 日本語がね
流暢だといいんだが。 ハハッ…。
申し訳ありません。 では…。
こちらのお部屋になります。
ありがとうございます。
萬さん 萬さん 聞こえますか?
聞こえるぞ 四朗。
お前は なかなか 一流どころか
超一流の秘書だ。
(四朗)「ありがとうございます」
(一同)乾杯!
(不二子)
皆さん 慶西大出身なんて
すごいお医者さんなんですね。
(三和)うん!
私たち 全然釣り合ってないですね
すみません。
(直哉)
いや 秘書ってすごいじゃん。
ボスは誰なの?
それは
守秘義務があるので言えません。
守秘義務!
さすが秘書!
あっ 今日は うちのボスのコネで
ここ 借りちゃいました。
えーっ!
えー! 誰なのか教えてよ!
ヒ ミ ツ です。
秘書だけに!
慶西大卒のエリートのお医者さん
という事は…
出世も早そうですねえ!
どうぞ。
あっ…。
なんか 慣れてるね。
一流のホステスさんみたい。
「みたい」っていうか
銀座で会った事ない?
ございません。 恐縮です。
直哉はね すげえんだよ。
もうすぐ内科部長で
次期院長だから。
(不二子)えっ 院長!?
慶西大病院のですか?
(伊澤)うん!
えっ! 今 私
すごい人に会ってません?
(不二子)えーっ!
(三和)えっ すごい。
ほっ… 本当すごい!
玉の輿お願いしま~す!
みたいな。
(伊澤)直哉は
慶西大の院長の息子だから。
へえ~ すごい!
親子で優秀なんて 素敵ですね。
あっ じゃあ じゃあ
慶西を出てない医者が
内科部長になりそうだったら
許せませんよね?
直球すぎるんだよ 馬鹿。
そこは 大学とか関係なく
実力のあるほうが残るから。
何が実力だよ。
消しちゃったくせに。
(直哉)やめろよ。
消したって何?
面白そうなお話!
お聞きしたいです。
うーん… ちょっとまずいかな。
私たちは秘書です。
秘密は墓場まで持って行きます。
フゥ~!
秘書 いいね!
教えてくださらない?
やっぱり ヒ ミ ツ。
(3人)秘密返しだ!
(一同の笑い声)
思わず殴りそうだったわ。
同じく。
何が合コンよ!
私ばっかり
のけ者にしちゃってさ!
私だってさ
出会いを求めてるんだから。
通らば!
ロン!
(五月)リーチ チートイ ドラドラ。
ハハハハハ!
(佐山保生)院長
雑誌のインタビュー見ましたよ。
ありがとうございます。
佐山大臣には 特別に
我々に目をかけて頂きまして…。
次の医師会会長の座に
近づいたんじゃないですか?
まあ これも 全ては
佐山大臣と私を
引き合わせてくださった
粟田口大臣のおかげです。
(粟田口十三)何を水臭い事を
おっしゃってるんですか。
持つべきものは友と
言うじゃないですか。
私のできる事は
なんでもやりますよ。
「(一同の笑い声)」
粟田口が絡んでたのか…。
どうやら 西尾院長とは
古い仲のようだな。
何か 院長の弱みになるネタを
話してくれるといいのですが…。
粟田口が絡んでいる以上
それは無理だな。
私が紹介した
例の医療機器メーカーとは
うまくいきそうですか?
はい ありがとうございます。
まとまった際には 粟田口大臣にも
きちっと報告させて頂きます。
そういう話は あとにしましょう。
今日は 友人と楽しく飲むために
来てるんですから。
奴は狡猾で用心深い。
小悪党の院長がたくらむような
不正に関わるとは思えない。
萬さん 粟田口に詳しいんですね。
奴が欲してるのは金じゃない。
権力だ。
(粟田口)ところで院長
息子の直哉くんは お元気ですか?
おかげさまで。
内科部長になりたいなどと
駄々をこねてまして。
かなえてあげれば
いいじゃないですか。
新しい時代には
新しいリーダーが必要だとか
よく言いますからね。
けど そのリーダーを決めるのは
結局 私らいう事ですわな。
(一同の笑い声)
(仲居)「失礼します。
お連れ様がお見えです」
誰か入ってきました。
(粟田口)「おお 先生
ご無沙汰してます」
(男性)「これはこれは
粟田口大臣もいらしてたんですね」
誰だ?
(四朗)「わかりません」
今日は厚労大臣と会うとしか
聞いていないので。
ありがとうございます。
今度 2人で会おうよ。
後悔させないデートにするから。
直哉さんって
自信満々なんですね。
自信はあるよ。
父親が院長とかやってると
七光りとか言われてさ…。
それが嫌だから
自分の実力を証明して
今までやってきたからね。
その自信が崩れないといいですね。
…えっ? 何? 何?
(伊澤)
やっと2人っきりになれたね。
あの… さっき話してた
誰かを消しちゃった話。
うん。
内緒で教えてくれません?
いいけど 条件付き。
条件?
ちょ… ちょっと待って!
ちょっと待って!
なんだよ
そのつもりで来たんだろ?
違う! 離して 嫌だ!
嫌だ!
静かにしろよ。
離して!
(不二子)離れろ!
(伊澤)うっ…。
痛え…。 なんだ? このクソ女!
うわっ…。
もうやめて!
もう伸びてるから。 不二子!
♬~
(カメラのシャッター音)
(不二子)警務部長秘書の長谷です。
この人物を
早急に調べてほしいとの事です。
えっ?
でも 正式な捜査じゃないと。
部長直々の指示です。
できないようでしたら
そのようにお伝えします。
いや… わかりましたよ。
♬~ 想い出は モノクローム
♬~ 色を点けてくれ
(タフトン)可能性の空へ~!
ジブン、 オープン!
(中川)気持ちいい~! 撮って!
ほーい!
あれ? あれ? え?
ちょちょちょっ…!
(ノブ)<青空SUV ダイハツ「タフト」 デビュー>
どうするんですか?
このままじゃ
懲らしめられませんよ?
もう仕事人みたいに
ズバーッて斬っちゃいましょうよ。
こぼれています。
あっ…!
あんな卑怯な奴ら
放っておくなんて 私 嫌です!
熱っ…。
それで?
「それで?」って…。
自分が襲われそうになってから
一段と騒いで
文句だけで
具体案なし 主体性なし。
お茶を淹れる能力なし。
秘書失格。
社会人失格。
そこまで言う…?
(直哉)ああ…
今日 父さん 学会だよね?
はい。
この領収書 よろしく~。
お偉いさんとの接待。
同席した方の名前と人数
お願いします。
その辺は うまくやってよ。
でも 決まりなんです。
俺 医者だよ?
人の命 救ってんだよ。
お前なんだよ? 秘書だろ?
文句があるなら まともな日本語
しゃべってからにしろよ。
(看護師)先生! 西尾先生!
ちょっと来て頂けませんか?
患者さんの容体が急変して…。
担当の人 呼んで。
俺 忙しいんだよ。
(看護師)えっ… でも…。
(直哉)俺 VIP患者専門だから。
よろしく~。
♬~
暴力は駄目だよ。
あんなの… 医者じゃない。
絶対に懲らしめてやります。
料亭で院長と一緒にいた男
わかったよ。
橋口医学進英予備校の校長か。
ここは医大専門の予備校だな。
慶西を始め 一流の医大に
多くの受験生を合格させている。
西尾院長とも
黒い繋がりがありそうですね。
息子のほうは どうだった?
どうって
正真正銘のカスどもですよ。
自分に実力があると勘違いして
自信満々。
性格も… ねえ 最悪。
(三和)男には 信念がないとね。
巨悪に屈さずに
女に冷たそうに見えて 優しくて
やたらと喧嘩はしないけど
したら 悪者を瞬殺できて
女のために死ねる男がいい。
ドラマにしかいませんよ
そんな男。
意外に近くにいるんだって。
えっ… どこですか?
どこにいるんですか? 先輩。
ロン! ロン!
ツモ! 南 一通 ホンイツ ドラ1。
倍満!
次 いくよ~。
ごめん おばちゃん。
俺 今日 この辺で。
えーっ?
またね。
ったく もう…。
それじゃあ 私が。
(五月)えっ?
お手柔らかに。
あっ… 待ってたわよ~。
よろしく。
♬~
♬~
(四朗)橋口医学進英予備校…。
(物音)
(西尾)まったく…。
学会のあとは 向こうで
ゆっくりやるつもりだったんだぞ。
(西尾)殴られた医師の母親は
都議会議員だ。
私に連絡してきて
被害届を出すって言ってたぞ。
そりゃ まずいよ。
(西尾)えっ?
(直哉)俺から
あいつに話しとくからさ。
(舌打ち)
本当ありえないよな あの女…。
(西尾)何 言ってんだ。
…何? 文句あんの?
あっ いえ…。
♬~
(西尾)よし! いいか?
ジェントルマンでな。
わかったな? ハハハハハ…。
あの…! 院長!
なんだ?
あっ… そういえば
特別室にいらっしゃる方が
院長と直哉さんと 写真を撮りたい
とおっしゃっていまして。
今から行きませんか?
(西尾)誰だ? VIPか?
(直哉)えっ? 誰? 誰? 誰?
いや 実は…。
(西尾)えーっ!?
(直哉)すごいじゃん!
(西尾)本当か?
(直哉)早く行こうよ 父さん!
(青井)どうぞ。
(西尾のせき払い)
♬~
(四朗)二重丸 オイ?
(黒木瞬介)頭取秘書の
照井七菜さんですよね?
はい…。
記者さん?
こんなものを見つけて
お話が聞きたくて。
頭取の…
愛人秘書なんですよね?
こんなの デマです!
前の頭取とも関係があるって
書き込みがあったんですが
その辺は どうなんです?
あるわけないです!
一原頭取 本当に
自宅で亡くなったんですかね?
(一原福造)ううっ うっ…。
福造さん?
ううっ…!
福造さん!
なんなの? この人たち…。
な… なんで そんな事…。
内容によっちゃ
10万ぐらい出しますよ。
ふざけないでください!
なんで 福造さんの…。
いや… 頭取の事なんか…。
そんな事 調べてる暇があったら
慶西大の院長とか
調べたら どうですか!?
慶西大?
いえ なんでもないです。
♬~
16時からは 定例会議…。
(直哉)父さん!
父さん!
(西尾)どうした!?
これ 見てよ!
ん?
(西尾)なんだ? これは…。
いや だから 変な記者に
声をかけられたんです。
本当に福造さんが
自宅で亡くなったのかって
疑ってて…。
記者が嗅ぎつけてきたのか。
もちろん 何も話してないですよ
福造さんの事は。
病院の事は
しゃべってないだろうね?
しゃべってないですよ!
いや ちょろっと聞かれちゃった
っていうか…。
話したな…。
えっ ちょろっとです!
いや まずいな…。
(西尾)すみません!
うちのニュース
ご覧になりましたか?
(粟田口)ええ。
まあ 辞めさせた女が
腹いせに マスコミに
バラしたんじゃないんですか?
不本意ですが
あの女を望みどおり戻して
この件は
事実無根で通そうかと…。
(粟田口)「わかってませんな」
えっ?
スキャンダルを隠そうとする
嘘ほど
バレた時は たたかれるんです。
潔癖な日本人は
嘘が嫌いなんですよ。
(西尾の声)
記事にありましたとおり
ある医師が
金銭を受け取っていた事は
事実だとわかりました。
誠に申し訳ございません。
「当該医師は
謹慎と致しておりましたが
懲戒解雇と致しました」
解雇? そんな…。
(西尾)「知らなかった事とはいえ
私にも監督責任がございます」
「責任を取って
辞職させて頂きます」
辞職…。
自ら身を引いたか…。
これ以上 何も追及できない会見
見事です。
火消し大成功か。
悪党は頭がよく回るわ。
父さん
本当に辞めちゃってよかったの?
心配するな。
粟田口大臣の計らいで
厚労省に
ポストを用意してもらえる。
そうなの? すげえじゃん!
(西尾)数年後には
この病院は お前のものだ。
ハハハハハ…。
(西尾と直哉の笑い声)
それだ! ロン!
ツーイーソー 3万2000。
ええーっ!
じゃあ 約束。
私に付き合って。
正式に解雇ですか…。
院長は 三好先生の事を
医師会に報告するつもりです。
そんな事されたら
私 もう
どの病院でも雇ってもらえません。
医学界から追放になります。
(四朗)追放になるのは
三好先生ではありませんが…。
えっ?
♬~
(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>
まずは井戸だ!
<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>
<牛を飼い 稲を植え…>
<鶏を飼った>
自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。
<石を削り 布を織り 時は流れた>
<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。
<というわけで わが家の自給自足は
電気だけ
ということになった>
<電気を
自給自足する家。
大和ハウス>
(西尾)私は いなくなるが
慶西の魂を持つ医師が 同志が
ここには たくさんいる。
内科部長になる息子にも
皆の力を貸してやってほしい。
(拍手)
(ドアの開く音)
失礼します。
(事務長)なんだ? 君は。
お取り込み中のところ
申し訳ありません。
私 こういう者です。
(事務長)司法書士?
不当解雇された
三好麻里先生の件で参りました。
やぶから棒に なんだ。
失礼だぞ!
患者から金を受け取っておいて
何が不当解雇だよ。
その件について
重要な証言が得られましたので
聞いて頂けますか?
♬~
お前…!
♬~
私に付き合って。
イテテテテ…!
慶西大学病院の院長
知ってるよね?
ギャンブルの借金
肩代わりしてもらったんだって?
ふんっ!
イテテテテ…!
あの人の行きつけの
雀荘だったんですね。
残念! いい男だったのになあ。
もっと違う形で
出会いたかったなあ。
先ほど 私に話した事を
もう一度。
♬~
(ため息)
院長から頼まれて 女の先生に
お金が入った菓子折りを
渡しました。
(どよめき)
でたらめ言うな!
私は… 私は お前など知らん!
おい… ゆする相手 考えろよ。
ここは 日本一の大学病院だぞ。
慶西大卒の俺らに喧嘩売る気か?
西尾直哉先生ですね?
失礼ですが 先生は
慶西大を卒業はしていますが
入学はしていないようですね。
はあ?
院長の身辺調査をするうちに
あるルートから
これを手に入れました。
慶西医学部の受験者リスト?
(雀野)
なんだ? この丸や数字は…。
以前
他の医大で問題になりましたが
裏口入学用のリストのようですね。
(どよめき)
大学のパソコンを
四朗にハッキングしてもらって
過去のリスト 全部 手に入れた。
二重丸と丸は 優先合格させろ
っていう印ですね?
(不二子)
「コ」は お偉いさんの子供。
「オイ」は お偉いさんの甥。
数字は?
裏金の金額よ。
こいつ 500万も支払ってる!
西尾院長と予備校の校長が組んで
金持ちの親に
裏口入学を斡旋していた。
よくわかりましたね 先輩。
その院長と大学の関係者が
よく クラブに来てたの。
冬になると 子供の受験の話
ばっかりだったから。
(三和)う~ん!
さすが元銀座のナンバーワンだね。
ナンバーワン?
馬鹿息子は? 載ってんの?
見るまでもありませんが。
嘘だ…。
直哉さんも裏口だったんだ。
嘘だよ…。
俺は 頭がいいはずなのに…!
父さん! これ 嘘だよね!?
俺は 次期院長の器だって…
だから そのために…。
馬鹿! 黙れ。
俺のために あの邪魔な女を
追い出してくれたんだよね?
(どよめき)
この馬鹿!
だから お前は馬鹿なんだよ!
大学も試験も
裏口で なんとかしてやったのに!
俺の事 だましてたのか!
この馬鹿親父!
馬鹿とはなんだ 馬鹿とは!
ええ!?
自分の事を馬鹿だと気づかん
この馬鹿が!
馬鹿って言う奴のほうが
馬鹿なんだよ!
馬鹿!
くっ…!
男気会見が終わったあとに
これが公になれば
袋だたき 確実!
(三和)完全に
医学界からバイバイだね。
(五月)結果的に 週刊誌に出て
辞職したのが効いたわね。
私 役に立ったって事ですか?
えっ! 役に立ったんですか?
ああ~! よかった!
ああ 嬉しい!
もう これ以上
黙っていられません!
全てを告発します。
私が証人になります!
(医師)私もだ!
(医師)私も!
(西尾)ふざけるな 貴様ら!
私を誰だと思ってるんだ!
失礼ですが
誰でもないかと思います。
すでに辞職されたはずです。
あなたは 今
ただの初老男性です。
(直哉)お… 俺は悪くないよ。
全部 父さんがやった事で
俺は何も知らなかったんだから。
内科部長になる権利は
あるはずだ!
(四朗)失礼します。
お忙しいところ すみません。
精算の事で お話が…。
(直哉)それどころじゃねえだろ!
引っ込んでろ!
でも これ 困ってるんです。
なんですか?
あの…。
(青井)これ… 直哉さんの領収書?
(四朗)最近 厳しいので
確かめました。
同席したのは 上から
キャビンアテンダント OL
モデル アナウンサー 女優の卵…。
おい よせよ!
美容師 受付嬢 そして 秘書。
(四朗)これは 全部
経費で落ちません!
てめえ…!
(青井)それじゃ
合コンリストじゃないですか!
俺たちが身を削って
節約してるのに
全部 経費で…!
いや その…。
日本語 下手ですみません。
(西尾)くっ…!
(直哉)ちょっ… 父さん!
待ってよ!
余計なお世話かもしれませんが
表はマスコミが集まっていて
避けたほうが
よろしいかと思います。
お得意の裏口から
お帰りください。
(拍手と歓声)
♬~
(アナウンサー)「慶西大学医学部の
不正入試問題をめぐり
新たな動きです」
(秘書)大臣。 慶西大病院の
元院長から お電話ですが。
(アナウンサー)「西尾忠彦教授が
一連の不正に関与した疑いが
強まったとして
まもなく 強制捜査に踏み切る事が
わかりました」
海老もプリプリや。
(アナウンサー)「西尾忠彦教授は
医学部向けの専門予備校…」
申し訳ありません。
大臣は出張中でして。
戻りは不明ですので…。
三好先生 おはようございます。
おはよう。
どうしました?
あなたは 一体 何者なの?
秘書の朴四朗です。
ありがとう。
(看護師)三好先生!
(麻里)どうしたの?
リカバリールームの佐藤さん
脈が上がって 120以上です。
(麻里)発作性心房細動ね。
ベラパミル静注します。 それと
心臓エコーするから 準備して。
♬~
♬~
萬さん。
ん?
なかなか お金 返せなくて
ごめんなさい。
何を言ってんだよ。
ゆっくーり返してくれればいいよ。
萬さんに会えなかったら
私 どうなってたか わかりません。
ほら… 伸びちゃうぞ。
いただきます。
はい どうぞ!
(すする音)
美味しいです。
うん。 ハハ…。
四朗。
はい。
医者にならなくても
お前は 人を救ってるぞ。
♬~
はい。 フフ…。
萬さーん。
おう。
揃いました。
(五月)何よ 集合って!
なんか あった?
これ 四朗が預かってきた。
三好先生から!
ハッ… 今度こそ 厚揚げだ!
30…? いや 50!
えっ こんなの もらっちゃって
いいんですか?
萬さん しょう油ラーメン。
はいよ!
確認します。
(五月・不二子)うん。
♬~
人間ドック…?
あっ うちで タダで受けられます。
(五月)萬ちゃん ひどいじゃない。
彼女から 現ナマもらうわけ
いかないだろう?
健康第一。
ありがたく受けましょう!
(五月)ああ もう いつになったら
老後の資金が たまるやら…。
これじゃあ 当分
借金 返せませーん。
萬さん…
萬さん あの ごめんなさい。
今月 利子だけでも入れます。
ああ いいよ いいよ。
皆さんは
どうして 借金してるんですか?
(三和)私は してませーん。
みんな
ラーメン食べて 元気出せ!
腹いっぱい食べて 寝れば
なんとかなる!
(一同)いただきまーす。
はい 召し上がれ。
〈この世は万事
表があれば 裏がある〉
〈光があれば 闇がある〉
〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉
〈これは
そんな名もなき秘書たちの
秘密の物語である〉
(小杉映子)私 盗撮されたんです。
(山根幸四郎)大丈夫か?
こんな使えない秘書 置いて。
(不二子)悪い事したのは
あんたじゃない。 あいつなの。
だから どんなに怖くても戦うの。
戦わなきゃ駄目なんだよ!
戦ってるんだよ あいつ自身も
警察という男社会の中で
懸命に…。
〈『七人の秘書』の
配信オリジナルドラマ
『ザ・接待~秘書のおもてなし~』
望月千代編が
いよいよ TELASAにて配信〉
〈お楽しみに!〉