相棒 season 19 #10[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #10[解][字]

【超・新生】
暴力団vs半グレの抗争が勃発!?
暗躍する内村刑事部長を襲う悲劇…
特命係を待ち受ける衝撃の結末とは!?

◇番組内容
【超・新生】
贋作絵画を売る埜原義恭が踏切に飛び込み死亡。埜原は死ぬ直前に自首したが、詐欺被害を訴える人がいなく釈放される。右京は警察に逮捕されることで“緊急避難”しようとしたのではと推理。その後、贋作の販売は暴力団『扶桑武蔵桜』が取り仕切っていると判明。贋作工房に乗り込もうとする特命係の前に現れる一課、そして刑事部長の内村。そこに半グレ集団が大挙し大乱闘が始まり…予想だにしない悲劇が内村を襲う!!
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三、片桐竜次、小野了ほか
【ゲスト】大石吾朗、三国一夫 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 贋作
  2. 詐欺
  3. 部長
  4. ヤクザ
  5. 警察
  6. 埜原
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  9. 埜原義恭
  10. 半グレ
  11. 自殺
  12. 自首
  13. 襲撃
  14. 捜査
  15. 贋作絵画
  16. 内村
  17. お前
  18. 画商
  19. 画廊
  20. 虎太郎

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(踏切の警報音)

(電車の走行音)

(警笛)

(衝撃音)

(ラジオ)「本日 午後5時半頃

朝浜町の踏切で起きた
人身事故についてお伝えします」

「通過する列車に飛び込んだのは
埜原義恭さん 55歳」

「警視庁の調べによると

埜原さんは
銀座で画廊を経営しており

事故発生時は ジャケット姿で

歩いて踏切に入っていったという
目撃情報があるとの事です」

(杉下右京)詐欺ですか…。

(青木年男)贋作絵画を
売り歩いてたらしいです。

(冠城 亘)昨日 自首してきた男が

どうして ゆうべ
電車に飛び込んで自殺すんだ?

二課は 逮捕もせず
詐欺の被疑者 解放したって事?

いくら詐欺で自首してきたって

被害者がいなけりゃ
逮捕できないだろ。

被害者 いなかったの?

自首すりゃ 無条件で捕まえるほど
警察は甘くないんだ。

覚えとけ。

贋作だなんて 百も承知だよ。

偽物だと知ってて買ったの。

僕は詐欺になんか
遭っちゃいないからね。

(塚本)皆さん
詐欺被害は否定してます。

(塚本)まあ いっぱしの目利きを
自認しているようですから

まんまと偽物をつかまされた
なんて認めるのは

己の沽券に関わると…。

まあ そういったところじゃ
ないでしょうか。

いずれにせよ どなたからも
被害届は出ずですか。

取り急ぎ 当たってみた範囲では。

しかし 被害者がいなければ
詐欺は成立しません。

おかえりなさい。 どうでした?

二課の対応に
特に問題はありませんでした。

君のほうは?

自殺を疑うような点は見当たらず

遺書のようなものも
発見されてないようですけどね。

自殺で間違いないものの

その動機については
不明という事ですか。

(出雲麗音)お邪魔します。

お菓子です。 どうぞ。

小耳に挟んだんですけど
昨日 踏切で自殺した画商って…。

うちに自首してきたらしいけど。

やっぱり もう ご存じでしたか。
さすが。

贋作絵画で
詐欺 働いてたって…。

ところが 被害者が出ず
逮捕できず。

みたいですねえ。

どうして 自ら命を絶つような
まねをしたのでしょうねぇ?

やっぱり 気になります?

君も気になっているようですね。
うん。

ずばり
良心の呵責に耐えかねて…。

はい?
自殺の動機です。

自首したぐらいですから

当然 自らの犯した罪と
真摯に向き合っていたと

考えられますからね。

だとしたら 逮捕していれば
死なせずに済んだ?

恐らく。

杉下さんも 冠城さんの見解に
異存なしですか?

さあ どうでしょう?

異存あり?

あるんなら聞かせてください
右京さんの見解。

自首すれば 無条件で捕まえるほど
警察は甘くない。

いみじくも
青木くんが言っていましたが

そんな観点から
意地の悪い見方をすると

別の自殺動機が浮上します。

どんな?

緊急避難。

緊急避難ですか…。

ええ。 緊急避難を試みたが
失敗して 行き場を失い

自ら死を選んだ。

♬~

(伊丹憲一)
要するに 埜原って画商は

何かから逃げてたって事か。

それが 逃げ切れなくなって

警察を頼ってきたけど
門前払いで

とうとう追い詰められて…。

確かに 刑務所は

シャバにいるとやばい連中の
避難場所にもなるからな。

全くあり得ない話じゃないが…

警部殿らしい
あまのじゃくな見解だな。

(芹沢慶二)我々が
君をスパイとして差し向けたの

感付かれなかった?
大丈夫だと思いますけど。

おお~。
意外と男騙すの得意なんだな。

そうだ。 今度 なんかの折に
君をハニートラップに使おう。

ねえ? 先輩。
俺を巻き込むなよ。

君のような
美しい女性に騙されるなら

相手も本望だと思うよ。

ああ~ なんなら
僕も騙されてみたいなあ。

特命係の動向 探って
どうするんですか?

うちも動くんですか?
動きたい?

そりゃあ 動きたいですよ もう。

部屋でくすぶってるの
苦手ですもん。

うん。

そんなに尻が軽くちゃ
立派な刑事になれないぞ!

なれないぞ!

…って 先輩
そんな気安く

女の子の肩 叩いちゃ駄目っすよ。
今どき セクハラっすよ。

あなたが
こうして模写したものを

死んだ埜原さんは
買い上げてたわけですね。

しかし うまいもんですねえ。

(中岡丑夫)本物だと騙して
売ってたなんて

ちっとも知りませんでしたよ。

って 先日いらした刑事さんにも
言いましたけど

それじゃ ご不満でしたか?
いえ 別に。

贋作が ご専門ですか?

えっ…?

ハハッ。 直球だなあ。

失礼な質問 平にご容赦を。

オリジナルは売れないけど
模写絵は売れるから

仕方ないでしょ。

別に 贋作専門って看板
掲げちゃいませんよ。

これが
あなたのオリジナルですね。

なるほど…。

おい!
「なるほど」とは なんだ!

「なるほど これじゃ売れないね」
って事か!?

あっ… いえいえ。
決して そういう意味では…。

お前に 絵がわかるのか!?

(小出茉梨)う~ん…。

なんていう作家さんなんですか?

中岡丑夫画伯です。
はあ…。

号 おいくらですか?

感心しませんねぇ。

日本人は とかく
絵画を値段で判断しようとする。

本来 絵は値段など二の次。

自分が見て 気に入るかどうかが
肝心です。

へえ~。 杉下さん
こういう絵が お好きなんだ。

はい?

気に入られたから
買い求められたんでしょ?

あっ いえいえ…。
これについては

少々 事情が異なりまして…。
ん?

(茉梨)ハハハハハハ!

じゃあ 要するに
買わされちゃったって事ですか?

一触即発。
買って帰らなきゃ

ただじゃ済まない状況
でしたからね。

僕は いささかも侮辱した覚えは
ないのですがねぇ。

ハハハハハ…!

ああ… ああ おかしい。
アハハハ…。

差し上げます。
えっ?

そういう事情で

とても手元に置いておく気には
なれません。

開店前に お邪魔しました。

あっ ちょっと…。

持ち続けてたら なんかの拍子に
上がるかもですねえ。

あっ…。

♬~

(男)オラァ!

ハハハハ!
やれ! やれ!

♬~

(警察官)おい やめなさい!

待て! コラッ!

(警察官)大丈夫か?

♬~

(冠城の声)本人
「腕がなまらないように」って

言ってました。

額面どおりには…。

考えてみてください。

あえて
贋作を仕入れてくれる画商など

決して多くはありません。
いわば 貴重な存在です。

その存在が 突如
なくなってしまったんですよ。

悠長に 技術の鍛錬に
励んでいる場合ではありませんよ。

確かに。
オリジナルは てんで売れなくて

贋作で生計立ててたのに
その贋作の卸先を失ったら

経済的に困窮するのは
目に見えてる。

ところが そんな悲壮感
みじんもありませんでしたね。

恐らく 今 描いている贋作も

立派な商品として
売れるからではありませんかねぇ。

つまり 新たな卸先がある?

(虎太郎)兄貴…! うっ…。

(鬼丸)ご迷惑かけまして。

被害届 出すか?

受理してやるぞ。
フフッ。

まあ 長居しねえで
とっとと引き揚げろよ。

ざまあねえな。
すいません。

奴らか?
…はい。

(四条真奈美)お気に召しました?

色使いが斬新でしょ?

今 売り出し中の若手です。

ああ 坊ちゃま。
ここでしたか。

目を離すと すぐこれですから。

坊ちゃまの
ご所望になるようなものは

ここにはありませんよ。
さあ 参りましょう。

どういった作品を お探しです?

ぼ… 僕ね

と… 富岡鉄斎が
好きなんだけどね。

フッ。 ご覧のとおり
文人画は お門違いですよ。

フフッ。 いや 鉄斎ですか…。

そもそも 鉄斎は
贋作だらけでございましょ?

鉄斎と聞いたら
眉に唾付けろと言われるぐらい。

本物ならば
金に糸目はつけないがね。

坊ちゃま…。

あと 芥千壽もいいかなあ。

じい 気が済んだ。 行くぞ。

(真奈美)これは…

何かのお導きだと思います。

本物…?

もちろん。 神掛けて。

どうでしょう?

芥千壽も 贋作が多い事では
鉄斎に引けを取りませんからね。

これもご縁と おすすめしたまで。

無理にとは申しません。

提示額が 相場より
2割ほど安いのは どうして?

分割は お断りしてますから。

一括で
きれいにお支払い頂く代わりに

気持ちだけ値引きしてますの。

買った!
坊ちゃま…!

いいお買い物ですよ。

じい カード。

失礼ながら…。
(嗅ぐ音)

このにおい
贋作の証拠ではありませんか?

えっ?

なんか におったの?
坊ちゃま お鼻がお悪いですから。

油です。
(嗅ぐ音)

この乾ききっていない
絵の具のにおい。

数十年前に描かれた作品では
あり得ません。

正式な鑑定をお勧めします。

その結果が出てから
お買いになっては いかがですか?

警察犬並みの嗅覚だけが自慢の
お前が言うんだ…。

しょうがない…。
恐縮です。

(真奈美)ご自由に。

でも 今日を逃したら
二度とお目にかかれませんよ。

欲しがる人は
たくさんおられますから。

(青木)名前は 四条真奈美。

平成20年から
今の画廊のオーナーですね。

それ以前は?

順に説明するから
黙って聞いてろ 冠城亘。

美大を卒業後
美術系の出版社に就職。

10年勤めたあと
銀座の画廊に転職。

その画廊というのが
黎明画廊。

そう。 死んだ埜原義恭の画廊。

両者は師弟関係です。

四条真奈美は 画商になる際

埜原義恭の薫陶を受けていた
という事ですね。

しかし まあ…

よく こんなゆかりの人物
発掘してきますね。

鼻が利くというか…。
感心しますよ。

(角田六郎)雁首そろえて 暇か?

なんだ この間死んだ画商か。

ん? この女も画商だろ?

銀座の画廊のオーナー。

課長 ご存じなんですか?

うん。 ヤクザの情婦だ。

客人だ。
(組員たち)はい。

おや。

どうなさいました?

転んじまって。
転んだぐらいじゃ そんなね…。

ド派手に転んだんすよ。

(ドアの開く音)

(鬼丸)お久しぶりです。

こいつをお探しとか。

(虎鉄)あいつは
なかなかの目利きでね。

贋作を見破れねえって事は
ないと思うが…。

明らかに贋作でしたよ。

まあ 猿も木から落ちますからね。

で わざわざ
人の女に難癖つけに?

めっそうもない。

警察の方 相手に
口幅ったいが

仮に贋作だったとしても

本物と信じて売ったんなら
詐欺にはならんでしょう?

もちろん 騙す意思がなければ
詐欺は成立しません。

気をつけるように言っときますよ。

おい。
(店員)はい。

ただ ちょっと
気になる事が…。

四条真奈美さんのお師匠さん
埜原義恭って人なんですけど

ご存じです?

知ってますよ。

死んじまったねえ…。

実は この方 亡くなる前に
詐欺を告白してるんです。

贋作絵画を商ってたと。

ほう…。

で 今回
死んだ埜原さんの代わりに

作家から贋作絵画を仕入れたのが
四条さんだったわけで…。

身も蓋もない事を申し上げると

我々 疑うのが
商売なものですからねぇ。

師匠がやってたって詐欺を

あいつが
引き継いだんじゃないかって?

(内村完爾)
しかし ヤクザは貪欲だなあ。

なんにでも手を出す。

(桑田圓丈)「ハハ。
こう締め付けが厳しくなっちゃ

えり好みなんざ
してられねえよ」

しかし あれだろ?

警察は黙らせる事ができても
客は黙っちゃいないだろ。

贋作ってバレたら

返金を
要求されるんじゃないのかね?

「気に食わねえなあ」

「真面目なシノギだって
言ってるだろうが」

「贋作だっちゅう事は
双方納得ずくなんだよ」

「詐欺 働いてる前提で
ものを言うな」

お前も知ってのとおり

警察は疑ってかかるのが仕事だ。

「長年 そんなろくでもねえ仕事
やってるせいで…

見ろ その悪党面」

「ヤクザも真っ青だ」

ハハハハハハハ…。

お前も 面磨け。

「ハハハハハ…」

「心配すんな」

「ちゃんとな
相手見て 商売やってるよ」

「貧乏人から なけなしの金
巻き上げるような

そんなまねしちゃいねえから」

「贋作の一つや二つ
つかまされたってな

ちっとも こたえねえ連中が客だ」

「だからよ 余計な詮索は
するんじゃねえよ」

(内村)誰に断って

おとり捜査のようなまねを
やってるんだ?

(中園照生)
そもそも おとり捜査は

捜査手法として
違法と適法のはざまを漂う

大変厄介なものだと
知ってるだろ!

お前たちが 遊び半分で
やれるような代物じゃない。

お言葉ですが
我々 捜査権がありません。

捜査権がないのに
おとり捜査などできるはずもなく

仮に 我々が おとり捜査に似た
行動を取ったとしても

それを おとり捜査と称するのは
すなわち 矛盾しているわけで…。

ああ… もう 黙れ!

ごちゃごちゃ
屁理屈 言ってるんじゃない。

言いたい事があるなら
端的に言え。 端的に。

だから
あれは おとり捜査じゃなくて

単なる買い物です。 ですよね?
ええ。

ふざけるな!

ツーツーみたいですね。
ええ。

ああ おはようございます。
ああ おはよう。

どこ行ってた?

虎太郎の件 わかったぞ。

先週 新宿で
袋叩きに遭ったそうだ。

若い連中に
ボコボコにされたんだと。

若者がヤクザを袋叩き…。
一体 何者でしょう?

さあ…。 捜査もしてないし…。

してないんですか?
傷害事件ですよ。

ああ 親告罪じゃないから

着手しなきゃならんところ
だろうが

せめて 被害届 出すぐらいの
かわいげがあればなあ…。

向こうも
警察に 泣き入れるわけには

いかんだろうな。

お互いさまだよ。

若い連中
恐らく 半グレどもだろう。

オヤジ狩りならぬ
ヤクザ狩りってとこじゃないか。

なるほど。

それより 贋作絵画

どうやら
ヤクザが情婦に稼がせてるって

レベルじゃないみたいだぞ。
というと?

扶桑武蔵桜は 須鷹町に
贋作工房を持ってるそうだ。

工房?
うん よくあるだろ。

あの… シャブ 小分けする
拠点みたいのが。

そんな感じじゃないか?
家内制手工業的なあれ?

うん。
つまり 贋作絵画販売は

組を上げてのシノギ。
って事だな。

しかし 絵画なんて
そんな ニーズあるんですかね?

有名画家の絵を
欲しがっている人は

相当数いますよ。 本物など
めったにお目にかかれないと

わかっていても

今 自分の目の前にある
これこそが

本物に違いないと夢見る
お大尽たちが。

広く安く 大量にさばく
シャブなんかとは違って

売買単価は
相当なもんだろうからな。

ほどほどのニーズがあれば
それなりに成立する商売か。

しかも 贋作です。

本物を仕入れて
利益を上乗せして売るのと違って

ほとんど丸ごと 利益と言っていい
代物ですからねぇ。

♬~

贋作 すなわち模写絵。

いくら作ろうと
なんの問題もなし。

よって 摘発できるわけでもないし
行ったところで…。

しかし
気になるじゃありませんか。

度々 失礼します。
おっ またまた ようこそ。

出雲麗音 お二人を手伝うよう
命令を受けて参りました。

はい?
手伝うって 何を?

さあ…。
何をしようとなさってるんです?

なんであれ 手伝います。

今のところ 間に合ってます。

拒絶されようとも食らいつけと
命令を受けてます。

そして 我々の動きを
逐一 報告しろと?

はい。

我々の動きが
捜一に筒抜けって事?

何か不都合でも?

悪事を働こうと
なさってるんですか?

悪事…?

たとえ 足手まといになろうとも
手伝います。

なるほど。 足手まとい。

我々の動きを察知すると同時に
封じ込めようという魂胆ですね。

命令ですから。

(青木)さすが 俺。
仕事が早い。 早すぎる。

贋作工房の場所 特定しましたよ。

おや。 不死身ちゃん
不義密通 継続中?

いけないねえ。
贋作工房って なんですか?

ああ~。 場所 わかったぞ。

うっ…!

これから
そちらへお出かけですか?

君 連れていきませんよ。

食らいつけと命令を受けてます。
車 乗せませんから。

バイクで来てるので
追いかけます。

元 白バイ乗りの追跡を
振りきれますか?

試してみます?

わかりました。

手間を省きましょう
お互いのために。

我々は これから
贋作工房へ向かいます。

報告するなり ご自由に。

場所を教えてください。

♬~

♬~

杉下さんは
詐欺を立件したいんですか?

それより何より

埜原義恭なる人物が なぜ
死ななければならなかったのか

それを知りたいんですよ。

自首してきたけど 門前払いの末
遺書も残さず自殺ですからね。

自ら命を絶つのは よくよくの事。

伝えたい思いがなかったとは
思えません。

たとえ それを表明できずに
死んだとしても

どこかに それを知る手掛かりが
きっとあるはず。

それを探し求めて

わらをもつかむ思いで
こうしているんですよ。

ご苦労さん 出雲。

おとなしく
帰ってもらえませんかね。

なりふり構わず
こいつが派遣された事からも

わかると思いますが

今回は いつもと違う。

内村部長ですか?
(車のドアの開く音)

(内村)そのとおりだ。
あっ… 部長…!

わざわざ現場へお出ましとは
恐れ入りました。

貴様らの自由には させん。
とっとと消えろ。

我々 ちょっと
中 のぞかせてもらえないかって

来ただけなんですけどね。

勝手なまねは許さん。

ここ ヤクザですよ。

まるで 部長
かばってるみたいですね。

もし 摘発が必要なら
我々がやる。

貴様らの手は借りん。 消えろ。

消えろ。

(車のタイヤのスキール音)

♬~

(急ブレーキ音)

(男たちの怒号)

(組員)
はあっ!? なんだ てめえら!

♬~

オラァ!!

♬~

冠城くん!
はい!

(芹沢)応援呼べ!
(伊丹)部長は ここでお待ちを!

(内村)余計な気遣いは するな!

余計な事をするなって!
ややこしくなるだろう!

(男たちの怒号)

やめなさーい!!

警察だ!!

だから なんだあ!?

♬~

(殴る音)
(伊丹)あっ! ああっ…!

(芹沢)オラァ!
ああーっ! コラァ!

(男)コラッ コラッ コラッ…!

♬~

(男)あっ! ああっ うっ…!
うっ… うう…!

♬~

この野郎ーっ!!

部長 後ろ!

(殴る音)

♬~

(鬼丸)おりゃあーっ!
とりゃーっ!

コラーッ!!

人んちで 何 勝手してんだ
この野郎っ!!

♬~

(指笛)

(蜂須賀史郎)
オーケー もう十分だ!

帰るぞっ!!
(男たち)おう!

♬~

おい!
待て コラーッ!

♬~

動かすのは危険です。 このままで。

とにかく 救急車を待ちましょう。

無事だったか。
(麗音)はい。

うちの連中 何やってんだ…!

すいません。 呼んでません。

部長に
呼ぶなと止められました。

大丈夫ですか?
彼らは何者ですか?

さあ…。 どっかの
イカレポンチどもですよ。

なぜ 襲撃を受けたんですか?

救急車が来たら
ご一緒に お引き取りを。

バイタル 変わりません。
(看護師)わかりました。

(中園の荒い息)

(中園)ど ど ど…
どうなんだ? 部長は!

深刻な状態のようです。

(荒い息)

い… 出雲は?

まだ任務続行中ですよ。

ああ… 特命と一緒か。

ところで 君は

応援要請を部長に断られたと
おっしゃいましたね。

ええ。

で?
えっ?

君の事です。

外でポケっと突っ立っていた
わけじゃないと思いますが。

まさか 君がヤクザたちを…?

そっちが来るなら
問題ないかと思って。

とにかく応援が必要な状況だと
思いましたから。

やはり そうでしたか。

工房にいた若い衆は

連絡のいとまなく
やられてしまったようですし

となると どこから

襲撃を受けているという情報を
得たのか

ふと疑問に思いましてね。

出雲麗音。

ただ今をもって任務を解く。 戻れ。

お前たちも とっとと帰れ。

いや しかし 部長が…。

お前たちが行動を慎めば

部長がこんな目に遭う事は
なかったんだ!

この疫病神が…!

♬~

ナンバープレートは
2台とも偽造でしょう。

登録は ありません。

やはり そうですか。

もう一つの件については
もう少し時間かかります。

さすがのお前も 手こずるか。
そりゃそうだ。

最近 怪我して入院した
不良っぽい若者がいないかなんて

条件が漠然としすぎだろう
馬鹿たれ。

(益子桑栄)おい。
おっ 手に入りました?

ああ。
(キーボードを打つ音)

こいつ…。

ええ 似てますね。

今日 襲撃してきた連中か?

オーケー もう十分だ!

可能性 高いです。

この件は 事件化せず

彼らの身元も
調べていないようなので

早急に…。
ああ 調べる。

ただじゃおかねえぞ こいつら。

ヤクザ相手に襲撃かけるなんて
相当 気合入ってますね。

やはり 角田課長の言ったとおり
正体は半グレ?

ええ。 普通は これほどの無鉄砲
できませんからねぇ。

しかし なんで また?

工房が襲われたところを見ると

贋作絡みである事は
間違いないでしょう。

というと
埜原義恭の自殺にも関係あり?

ここを襲撃した連中の正体
わかりました。

まあ そちらは
とっくにご存じでしょうが。

幻影城と名乗る
半グレグループでした。

今日は いつもより高めの
カラオケに行きまーす!

イエーイ!
やった~!

金は全部 俺が出すからさ。
えっ 本当?

蜂須賀史郎だな?

♬~

虎太郎さんを襲ったのも
同じ連中ですね?

やられっぱなしですね。

ちまたじゃ

「やられたらやり返す 倍返し」が
流行ってるようですが。

まあ 倍返しかは ともかく

あなた方が やられっぱなしの
はずはないと思いましてね

取り急ぎ 捜したところ…。

(杉下の声)いましたよ
あなた方の仕返しを受けた青年が。

彼は 虎太郎さん襲撃の報復で
病院送りにされた。

そして その報復で

今度は
ここが襲撃されたわけです。

すっきりしました。

思ったとおり 報復合戦が
繰り広げられていたんです。

ヤクザと半グレで。

何も ハブとマングースの喧嘩に

首突っ込む事ありませんよ。

確かに 本音言えば
勝手に潰し合って

両者滅びてくれりゃ
いいんですけどね。

僕は この報復合戦の発端は

自殺した埜原義恭にあると
にらんでいますが

違いますか?

埜原義恭は 子飼いの作家から
贋作絵画を仕入れ

それを商っていました。

もちろん
双方納得ずくの売買などではなく

埜原本人が告白したとおり
本物と偽って売る 詐欺です。

当然 時には 贋作とバレて

トラブルになる事も
あったでしょう。

そこで あなた方の出番です。

いわゆるケツ持ちってやつ。
騒ぐ客を黙らせる。

フッ… 今どき そんなまねしたら
即お縄ですよ。

ええ。 ですから
実際に客を黙らせるのは

あなた方ではなく
あなた方の組の名前です。

埜原は 自分のバックに
暴力団がいる事を示して

グズグズ言う客を
黙らせていたわけですよ。

(ため息)

目利きってやつは難しいねえ…。

はい?

しっかり客を選んでるつもりでも
時に やばいのを引いちまう。

(虎鉄の声)うちのが おたくらに
売ろうとしたみたいにさ。

なるほど。 埜原は
客選びを誤ったわけですね。

それが発端。

幻影城の連中みたいな
若い奴らには

埜原も
売ろうとしないでしょうからね

彼らにゆかりの人物に
贋作絵画を売ってしまったとか?

ええ。
バックに半グレのいる人物を

客にしてしまったんですよ。

まさしく
客選びの目利きに失敗した。

…ですね?

先輩に偽物売りつけときながら
眠たい事 言いやがってさ。

(埜原義恭)
どなたの鑑定か存じませんが

これは間違いなく本物です。
神掛けて。

しかし どうしても
お気に召さないというのであれば

引き取りましょう。

ただし 返品は受け付けません。
買い取らせて頂きます。

買い取りですから 当然

売却価格に比べて
ずっと安くなりますが

よろしいですね?

コラ 詐欺師。

ふざけた事 言ってんじゃねえぞ。

ふざけてなど…。
業界の慣例です。

それと
詐欺師呼ばわりは心外ですね。

揚げ句は 扶桑武蔵桜の名前
チラつかせてきたからね。

(蜂須賀)ヤクザが
後ろにいるみたいっすよ 先輩。

おっそろしいっすね!

(男)フッ… フフ…!

♬~

ねえねえ 偽絵の売り上げの何割
上納させられてんの?

(蜂須賀の声)
ヤクザが絡んでるって事は

悪くない商売だろうって事で

こいつは ひとつ
ご相伴にあずからなきゃってさ。

横取りかよ。

そもそもは
目利きに しくじったのが 悪い。

だが シノギを
横取りされたんじゃねえ…。

黙っていられませんねぇ。

それで 抗争勃発ですか。

いずれにせよ

自分のせいで ヤクザと半グレが
喧嘩を始めたのでは

埜原も
自分の居場所がありませんねぇ。

居たたまれなくなって
警察へ逃げ込んだ。

ええ。

ところが 詐欺を自首したものの
門前払い。

そりゃそうですよ。
詐欺なんかしちゃいないんだ。

本物と信じて売ってるんです。

トラブった時の買い戻しだって
慣例どおりにするだけ。

埜原もね
我々の名前出して脅すなんて

馬鹿なまねするから

ろくでもねえ連中に
つけ込まれちまったんだ。

こっちも いい迷惑ですよ。

この期に及んで
まだ そんな事 言うんですか。

思いがけず
半グレの逆襲を受けた埜原は

恐らく あなた方に
助けを求めたのでしょうが

今のように 目利きをしくじった
お前の責任と

冷たく
あしらわれたのでしょうねぇ。

半グレどもには つけ込まれ
頼りの組には あしらわれ

警察には相手にされず

にっちもさっちもいかなくなった
埜原は とうとう…。

(警笛)

(衝撃音)

(蜂須賀の声)ヤクザとなんか
つるむからだよ。

俺たちと仲良くしてれば
死なずに済んだのに。

詐欺の立件は
容易じゃなさそうですね。

しかし 傷害容疑のほうは
立件できます。

半グレどもと虎太郎の
検挙が可能ですよ。

でも 虎太郎は
部長の激しい抵抗が入りますよ。

(心電図モニターのアラーム)
(看護師)内村さん!

(心電図モニターのアラーム)

(看護師)心停止です!
ドクターをお願いします!

(看護師)わかりました!

(心電図モニターのアラーム)

(携帯電話の着信音)

はい 伊丹。

えっ? 死んだ?

♬~

部長が…!

本当ですか?

死んだ…。

♬~

確かに死んだ。

(心電図モニターのアラーム)

午後4時1分
死亡を確認しました。

♬~

(中園)部長が亡くなられた…。

たった今だ…。

♬~

(看護師)ちょっと来てください!!

しかし 息を吹き返してしまった。

はい?

生き返ったんだ。

すがすがしい。
生まれ変わったような気分だ。

何よりです。
とにかく安心致しました。

襲撃のほうは どうなってる?
捜査は進んでいるのか?

はっ。 アトリエを襲ったのは
幻影城という半グレグループで

扶桑武蔵桜と
もめていたようです。

まあ 半グレは
特定の拠点を持たない連中なので

少々 検挙には
手こずっておりますが 着々と。

ヤクザのほうは
検挙は進んでいるのか?

えっ? いやいや… そちらは…。

何をしている。

抗争が始まれば
傷害容疑で できるだろう!

よろしいんですか…?

中園くん 反社をのさばらせて
どうするんだ。

(捜査員たちの怒号)

警察だ! オラァ!

(伊丹)おい! 面貸せや!

傷害容疑だ。

ぜひ インテリアとして
ご自宅に飾られては?

フフフフフ…。

♬~

容疑は なんですか?

とりあえず
傷害の教唆で どうだ?

♬~

(青木の声)
部長がおかしいって 専らだ。

ああ。
言う事が まともになったって。

まあ 部長の事だから
なんか魂胆あるんだろうけど。

どうでしょうねぇ?

ドイツの心理学者
ディートハルト・フィッツェンハーゲン博士の

人格変貌についての論文によると

いわゆる臨死体験が その人物を
まるで別人格にしてしまう事が

まれにあるそうですよ。

臨死体験で人格変貌が起こる?

無論 部長が そのケースだとは
断言できませんがね。

「どういう趣向か知らねえが
あんまり愉快じゃねえなあ」

お前たちが必要悪だった時代が
あった事は認める。

しかし 今や 無用悪だ。

悪は撲滅しなきゃならん。

「ハッハッハッハッハッ…
おい 一体 どうしちまった?」

どうだ? 解散式でもやったら。
俺が音頭とってやるよ。

「大概にしねえと怒るぜ!」

首でも洗って待ってろ!

俺は これまで 出世のために
正義を犠牲にしてきた。

(内村)それについては
じくじたるものがある。

これからは ないがしろにしてきた
正義を取り戻そうと思う。

そのためには
お前たち2人の協力が不可欠だ。

♬~

(内村)期待してるぞ。
どうも。

よろしくな。

こちらこそ。

固めの杯といきたいところだ。

冗談だよ。
ハッハッハッハッ…!

(内村)ハッハッハッハッ…!

警視庁 これから
どうなるんでしょうね?

さあ…。 見当もつきません。

(男性)うわーっ!

〈被害者は
かつての通り魔事件の犯人〉

鉄パイプで 人を襲った人間が
同じ凶器で殺された。

(伊丹)
昔の事件の関係者による復讐…。

右京さん。

(仁江浜光雄)
今まで 間違った判断を

された事はあるんですか?

僕とした事が…。

〈断ち切れぬ復讐の連鎖〉

〈そして 明かされる
右京の衝撃の過去〉

(出雲)杉下さんが 人殺しなんて。

〈詳しくは ホームページへ〉