相棒 season 19 #13[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #13[解][字]

【死神はまだか】
舞台上で噺家が謎の突然死!
果たして病死か?殺人か?
右京が暴く“死神”の正体とは…!?

◇番組内容
【死神はまだか】
噺家の椿家團路が、公演中、高座で演目『死神』をやっているさなか、突然倒れ、そのまま息を引き取った。團路は高齢の上、闘病中で余命宣告を受けていたため病死と判断されたが、たまたま現場に居合わせた右京は、事件性を疑う。亘や捜査一課は半信半疑だったが、それでも右京には確信があるようで独自の捜査を開始。調べてみると、團路の周囲にはクセモノ揃いの弟子たちがいて…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、片桐竜次、小野了 ほか
【ゲスト】林家正蔵、笹野高史 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 師匠
  2. 怪路
  3. 破門
  4. シャレ
  5. 伊丹
  6. 名前
  7. 路里多
  8. 芹沢
  9. 杉下
  10. テレビ
  11. 死神
  12. 落語
  13. 拍手
  14. サゲ
  15. デュープロセス
  16. 右京
  17. 失礼
  18. 内村
  19. 文句
  20. 團路

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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♬~

(杉下右京)こ… これは…?

(冠城 亘)人の寿命だ。

寿命?

長いのは まだまだ生きる。

短いのは 命が残り少ない。

あっ
今にも消えそうなのがありますね。

それは…

お前のだ。
ええっ!?

な… なんとかなりませんか?

金に目がくらむと
こういう事になる。

もうしません! ですから…!
じゃあ こうしよう!

ここに その火を移せ。

そしたら また 寿命が延びる。

ありがとうございます。

あっ…。
ほら 早くしないと消えちまうぞ。

せ… 急かさないでくださいよ!

あっ…。
消えちまう。

あっ… あっ… 消える…!

右京さん。

右京さん!

ああ…。

クラシックですか?

いえ 落語を。

落語? あっ
寝ちゃうほど つまんない落語…。

名人上手の落語というものは

ヒーリングミュージックに
匹敵するぐらい

リラックスできるんですよ。
へえ~ そりゃ初耳ですね。

でしょうね。 出任せですから。
えっ?

寝不足が
たたったのでしょうかねぇ。

落語を聴きながら
舟をこいでしまうとは

僕とした事が…。

♬~

(椿家團路)ええ?
解説するってのも野暮だが

読んで字のごとく 運のつく子。

ああ めでてえ名前だろ?

不服かい?

(椿家小ん路)師匠…。
(團路)フンッ。

インパクトだよ インパクト。

こんな美形が「うん子でござい」。
こりゃ お前 強烈だ。

子供にウケる事は請け合い。

子供に人気が出りゃ
鬼に金棒だ。 ん?

まあ まあ あくまでも
こいつは 前座の名前だ。

二つ目になったら
変えりゃいいじゃねえか 別のに。

お言葉ですが 師匠
もし この名前で人気を博したら

変えるのが惜しくなるんじゃ
ありませんか?

それならそれで
なお結構じゃねえか。

でも 師匠 テレビ出られませんよ。
今 うるさいですから。

その名前じゃ
声 かからないと思います。

昔ねえ 落語界の大看板が
こういう事 言ったんだよ。

「テレビなんか出ると
芸が荒れちまう」ってね。

そしたら その弟子が

その時は テレビで
超売れっ子だったんだが

スパッとテレビをやめたぜ。

あっ あたしゃ
そんな立派な師匠じゃねえから

そんなうるせえ事は言わねえよ。

余計な事を申しました。
このとおりです。

今や テレビタレントとして
破竹の勢いの怪路くんの前じゃ

誠に… 誠に
申し上げにくいんだけどもね

これからは お前
テレビの時代じゃねえよ。

これからは ネットだよ。 ネット。

テレビなんぞに
色目使うこたぁねえから

安心しな。 なっ。

なんだよ? 文句あるかい?

いえ…。
文句なんて…。

文句はねえ?

おう! 文句があるから

てめえら こうやって
雁首そろえてんだろうが!

文句があるなら
とっとと言いやがれ この野郎!

ならば 申し上げます。

おっ?
総領弟子が代表して申しますか?

聞こうじゃねえか。

師匠の命名のお考えの深さには
改めて感服致します。

しかし 残念ながら

この名前には 團路師匠の文字が
入っておりません。

師匠の名前も
もじっておりません。

私の名前は 小ん路。
こいつは いろ里。

丈團に怪路。 そして 駄々々團。

みんな
師匠の子として名前を頂き

それを誇りに精進して参りました。

しかし この名前は
前座名とは言いながら

シャレが利いてるわけでもなし…。

はっきり申し上げます。

この名前は無粋の極み。
到底 師匠らしくありません!

ご無礼を申し上げました。
お許しください。

相すみません。

♬~

まあ… おめえの言う事も
一理あらあな。

わかった。

考え直そう。

だが すぐってわけに
いかねえよ。

それこそ 小ん路さんに

「こいつぁ粋ですね」なんて
言ってもらえるような名前は

そう簡単には思いつかねえ。

なるべく早く
新しいやつ お願いします。

(團路)うん。 承知した。

(板橋百江)
師匠 ありがとうございます。

うん。 頑張りなよ。

で おめえたちの話は
それだけか?

はい。

そうか。 なら 俺のほうから一つ

おめえたちに
伝えておきてえ事がある。

なんでしょう?
(團路)うん。

本日をもって

こいつぁ破門だ。

えっ…。
(丈團)駄々々團を破門!?

(いろ里)駄々々團
おめえ 何やった?

(怪路)胸に手ぇやって
よく考えろ! 駄々々團。

師匠 駄々々團が
何したんでしょうか?

(團路)
だだだ だだだ うるせえよ!

よう だだん おめえは破門だ。

とっとと荷物まとめて
出ていきやがれ。

(百江の声)師匠にですか?

(駄々々團)気をつけろ。
前座の間は

しばらく住み込みっていうのが
うちのしきたりだから

どうしようもないんだけど
とにかく気をつけろ。

…と言っても 相手は師匠。
防ぎようもないんだけどさ。

(小ん路の声)
師匠に聞かれるだなんて

間抜けな野郎だ。

(怪路)しかし 兄さん
師匠のセクハラは筋金入りですし

近年 ますます
拍車がかかってますからね。

何しろ 女だもんな…。

うん子ぐれえで お前
ジタバタすんじゃねえよ。

兄弟子たちは優しいから

大騒ぎになっちゃったじゃねえか。
うん?

申し訳ありません。

うん。

よいしょ。 それでな

時間かかると思ったんだが
思いついたんでよ…。

ほいよ。

ろりた…?

馬鹿野郎。
路里多って読むんだよ。

俺の字も入ってるし

江戸時代だったら年増女の
おめえが 「ロリータ」ってのが

おめえ これ
シャレが利いてらぁな…。

ハハハ… な? 気に入ったか?

(椿家路里多)はい。
うん よし。 じゃあな。

うん? なんだい? こりゃ。

駄々々團兄さんが…。

だだんの仕業かい?

(舌打ち)
つくづく無礼な野郎だ。

(小出茉梨)どんな夢
ご覧になってたんですか?

夢など 目が覚めた途端
忘却のかなた。

覚えてませんね。

そういや 女将さんなんか 落語家
ご存じなんじゃありません?

赤坂時代に接点あったでしょ?
ええ。

落語家さんたちも
私たち同様 お座敷かかって

時々いらしてましたからね。
なじみの師匠もいますよ。

えっ 例えば どんな?
うーん…

林家元禄師匠 古今亭鵬太郎師匠

桂粟琵師匠 三遊亭与一師匠…。

ご存じありません?

いや テレビに出てるような人しか
知らないから。

渋い顔触れですねぇ。
ええ。

あっ あと 椿家團路師匠も。

あっ その人 知ってる。

めったに
テレビ お出になりませんけど?

いや 前に『フォトス』で
番付 載ってました。

番付?

落語界のスケベ王ランキング。
東の横綱。

つまり 落語界一スケベって事。

ああ それは間違いありません。

芸者衆も
結構 被害に遭いましたからねえ。

「ここ触られた」 「どこ触られた」
「キス迫られた」って もう…。

(物音)

(團路)寝ちまったかい?

なんかねえ 胸が苦しくてね…。

ああ うう… 苦しい…。

(路里多)大丈夫ですか!?

年がいもなく

胸がときめいちまって もう…

苦しくて苦しくて
しょうがねえんだ。

(駄々々團の声)
早速 洗礼を受けたか…。

師匠…!

死にそうな声 出されるもんで…。

師匠ったら立派な病人のくせして
驚異的な生命力なんだ。

死神にも見放されてる。
あっ… 悪い。

馬鹿 言ってる場合じゃ
なかったね。

襲われちゃったんだもんね。

体 触られただけですよ!
しつこかったけど。

まさしく それが「触り」だよ。

ここで逃げ出さなけりゃ
全てを受け入れたって判断で

どんどん どんどん
エスカレートするの。

君に拒否権はない。
師匠は絶対だからね。

ただ今 戻りました。

ああ おかえり。
(路里多)ただ今 戻りました。

お勝手はいいから。
部屋 戻っておいで。

ありがとうね。

♬~

で?

よっこらしょっと…。

どこまで話しましたっけ?

(ため息)

いらっしゃいませ。
チケット拝見しております。

あっ 「七重八重」か…。

「七重八重
花は咲けども やまぶしの

みそひとだると なべとかましき」

こりゃ 都々逸か。

馬鹿 そりゃ和歌だ。
てめえ 歌道に暗いな。

暗いから 提灯 借りに来た。

(拍手)

お先に勉強させて頂きました。

♬~(出囃子)

お先に勉強させて頂きます。
いってらっしゃい。

(拍手)

彼は よく知ってますよ。

テレビに
しょっちゅう出てますからねぇ。

えー 本日は たくさんのお運び
ありがとうございます。

今日も落語で
みんなのハートをホッカホカ。

椿家怪路でございます。
(拍手)

芝の浜で 魚勝が
うまそうにプカーリ プカリ。

二服目の火玉をポーンッと
落とすってえと なんか揺れてる。

ん? なんだろうと思って

雁首で
こいつを手繰るってえと…。

なんだい? こりゃ。

革財布だ!

ありがてえなあ おい。

おおかた 砂でも
入ってやがるんだろうねえ。

これが金だ…。

金だ… ありがてえ ありがてえ
ありがてえ! ありがてえ…。

(たたく音)
(小ん路)おっかあ。

(たたく音)
(小ん路)おっかあ!

さっきの怪路とは
比べものにならないぐらい

上手ですね…。
ええ。

♬~(出囃子)

待ってました!

えー 昔から

「偽りのある世なりけり神無月
貧乏神は身をも離れず」

なんて事を申します…。

八百万の神様ってんですから
大変な数ですな。

「ああ もう こうなりゃ

いっその事 死んでやろうか
ちくしょう」

「あっ そうだ
死んじゃえばいいんだ うん」

「だけど どうやって死ぬんだい?
首くくる?」

なんで つかねえんだ…
なんで つかねえんだ…。

早くしろ。 消えたら死ぬよ。

ほら ほら。 早く…

ああ…

き え た…。

あっ…。

(拍手)
あっ 倒れたんだ。

言葉ではなく動きで落とす。
「しぐさオチ」といいます。

(拍手)

ずっと このままですか…?

本来は
すぐに起き上がるのですが…。

師匠どうしちゃったんだよ。

(ざわめき)

(小ん路)師匠!

師匠!

何事ですかね?
ただ事ではありませんねぇ。

(アナウンス)「お客様におかれましては
速やかにご退場頂きたく

お願い申し上げます」

ああ ちょうど終わった頃かなと
思いまして。

いかがでした?

チケットありがとうございました。
おかげで楽しめました。

あっ けど…。

えっ!? 團路師匠が?

そんなわけで 早々に観客は

会場を
追い出されちゃったんですけどね。

途中 右京さんとは
はぐれちゃって。

あらまあ。

あの人 僕と違って常識ないから

おおかた 会場内に潜伏中だと
思いますけど。

♬~

どなた?

あっ 怪しい者ではありません。

(小ん路)呼んだのか?

呼ばれもしないのに
勝手にお邪魔するので

いつも叱られてばかりです。

あっ 駄々々團さん。

あなた 確か
破門になったのでは?

いつでしたか
ネットニュースで見ました。

破門は もう解けたんですか?
いや 解けたのならば

この会にご出演なさっている
でしょうから…

あっ 師匠に許しを乞いに?

そうですけど…。

どうですか?

午後8時7分
死亡を確認しました。

なるほど…。

ロウソクの火が消えるとともに
寿命も尽きたという事ですか。

師匠! 『死神』のサゲで
本当に逝っちまうなんて

シャレになりませんよ!
怪路 落ち着け!

(怪路)どうして…!
(いろ里)怪路!

よしなよ!
(怪路)師匠…!

怪路。
師匠!

やめろ!
起きてくださいよ!

(丈團)よしなって!
(怪路)師匠!

(伊丹憲一)呼ばれて飛び出て
ジャジャジャジャーン。

これは これは。
お待ちしてました。

(芹沢慶二)病死?

駆けつけた所轄署の刑事によると
そういう判断です。

死因は?
心不全という見立てですが

詳しくは解剖待ちですね。
ああ 解剖はするんだ。

限りなく病理解剖に近い解剖です。

実は 團路師匠
長らく がんを患ってたようで。

がん闘病は
もう5年以上になりますかねぇ。

手術も数回。 余命宣告も
受けたりしていたはずですよ。

(出雲麗音)でも 杉下さんは

病死に疑義をお持ち
って事ですね?

つまり 事件性ありと。

俺らを呼び出したって事は
そういう事ですよね?

遺体 解剖するんですね。

うん。 行政解剖ってやつ。

犯罪を前提に
調べるわけじゃないから

サクッと済む。

馬鹿に詳しいですね 兄さん。
しっかりググったからね。

あっ まだいたのか。

大変ですね。

大変なのは
そちらじゃありませんか。

師匠が
急に亡くなられたのですから。

あっ そっか…。

(路里多)お仲間 増えましたね。
あっ 紹介しておきましょう。

伊丹 芹沢 出雲。

お二人は
團路師匠のお弟子さんで…

あっ 駄々々團さんは
元お弟子さんですね。

正確にありがとうございます。

いいえ。 そして こちらは
一番新しいお弟子さんで…。

椿家路里多と申します。

「ロリータ」?
はい。 年増の路里多。

あなたが年増なら
私なんて大年増ですよ。

くだらねえ事
言ってんじゃねえよ。

すいません。

皆さん まだ楽屋に?
(路里多)はい。

葬儀に関して

協会幹部の師匠連と相談して
進めなきゃならねえだろうな。

盛大に送って差し上げましょうね。

(ノック)
はい。

失礼します。
(駄々々團)失礼します。

(小ん路)ま… まだ何か?

ひとつだけ どうしても
気になる事がありまして。

怪路さん あなたなんですよ。

あたし?
あたしが なんだってんです?

あなた
師匠のご遺体に取りすがって

泣いてたんですって?

師匠! 『死神』のサゲで
本当に逝っちまうなんて

シャレになりませんよ!

泣きましたよ。 いけませんか?

それが あまりにも
わざとらしいというか

くさい芝居というか…。

(怪路)くさい芝居!?
冠城くん

僕は くさい芝居などとは
言ってませんよ。

あっ 失礼。 くさい芝居というのは
俺が敷衍して言いました。

要するに とにかく
わざとらしかった… ですよね?

それに 昨今

巷で物議を醸している
「江戸しぐさ」ならぬ

「犯罪しぐさ」とも言うべき
わざとらしさで

ああ 平たく申し上げれば
犯人の振る舞いでした。

ちょちょちょちょ…。

被害者の死を
大げさに悲しんでみせるのは

犯人の常套手段です。

我々の世界は
シャレで生きてるようなもんで

まあ 大抵 シャレでもって
済ましちまうのが

習い性になってるんですけども

でも これは シャレになりませんよ。
そうでしょうか?

言われるとおり
こいつは大げさでした。

はい。
確かに わざとらしかった。

はい。
でも それ あなたのせい。

はい?

スタンドプレーなんですよ。

こいつは
とにかく目立ちたがり屋。

ギャラリーがいるとね
張り切っちまうんですよ。

僕はギャラリーですか?

見学に来たって言ってたじゃ
ありませんか あの時。

なるほど。
だから言ったじゃありませんか

考えすぎだって。 いや この人ね

思い込むと もう
周りが見えなくなって 一直線。

さっさと うちの捜査一課から
精鋭呼んじゃうし。

捜査一課の精鋭…。

伊丹です。
芹沢です。

出雲です。

見ろ これ! どうするんだ これ。

てめえが半ちくな事するから

こういう事になるんだろうが!
(怪路)痛いっ… すいません…!

お前なんか 豆腐の角に頭ぶつけて
死んじまえ この野郎!

兄さん よしましょう。
よしましょう。 まあ まあ…。

まあ ご説明しますとね

わざとらしく見えたのは
あいつが未熟なんですよ。

芸もせこい。
テレビタレントじゃ

いっぱし気取ってるかも
しれませんけどもね

落語家だったら馬鹿下手!

大下手!
なまじ感情移入されるとね

見るも無残なんですよ。
まあ 確かに にわかの私でも

今日の高座
首かしげましたもんね。

この間もね
あんまりせこいもんだから

師匠に こき下ろされたんですよ。

こき下ろされた?
(小ん路)えっ?

つまり 怪路さんは

師匠に叱られた事を
恨みに思った可能性がありますね。

いやいや いやいや…!
勘弁してくださいな。

何を言われたって
恨みになんか思いませんよ。

我々にとって
師匠は神なんですから。

なっ?

昨今の解釈じゃ

パワハラだ モラハラだ
なんていうのありますよね。

そんなの日常なんですよ。
誰も気にしてませんよ 噺家は。

師匠をそれで恨んでる奴なんて
誰一人 いないんですから。

なっ?

あんな三文芝居に
付き合わせといて

収穫なしじゃ 承知しませんよ。

子供の使いじゃあるまいし
当然ですよね。

承知しませんよね?
(携帯電話の着信音)

はい 芹沢です。

(中園照生)じゃあ 準備はいいな?

(操作音)

(中園)どうぞ。
(内村完爾)ご苦労。

(内村)「どうだ?
そっちのあんばいは」

仰せのとおり
特命係に協力中です。

今のところ ご報告するような事は
何もありませんが。

杉下。

はい。
事件性を疑う根拠がない限り

行政解剖を司法解剖に
切り替える事はできん。

(内村)「釈迦に説法だが
よって立つ法律が違う」

我々 警察官は
法にのっとり 正義を行う。

すなわち 何よりも
デュープロセスが肝心だ。

デュープロセス…
この美しい響きを肝に銘じろ。

(内村)「俺は 杉下
お前の事は高く評価しているが

法をねじ曲げるような事は
断じて許さん」

「そんな者には手は貸さん」

「わかるな?」
わかってます。

(内村)「それから 伊丹」
(伊丹)はい。

(内村)「お前らの役目は

今回の件に
正しい決着をつける事だ」

「そのためには
特命係への協力を惜しむな」

健闘を祈る。

(電話を切る音)

何か間違ってるか?
い… いえ。

正しすぎて面食らっております。
うん!

残念でしたね。

通り一遍の解剖じゃ 殺害の証拠は
出そうにありませんからねえ。

検査項目を増やしてもらう事は
できませんかね?

そんな事したら
部長に叱られちゃいますから。

デュープロセス。

デュープロセス…。
ええ デュープロセス。

ところで
本気で怪路さんを怪しんでます?

もちろん。

だけど あのタイミングで
どうやって殺すんですか?

そんな事 わかれば
苦労しませんよ。

どうも さっきから
君の その物見遊山な態度が

しゃくに障りますねぇ。

物見遊山?
そりゃ言い掛かりですよ。

でもね…。
なんでしょう?

事件だって言ってるの
右京さんだけですからね。

なんか なるほどと
思わせてくれないと

エンジンかからないのも
事実ですよね。

わかりました。

皆さんのエンジンを
かけてご覧にいれましょう!

実は もう 当てでも?

これから考えます。

おはようございます。
うっす。

(角田六郎)おはよう。
(芹沢)おはようございます。

課長でしたか。
おはようございます。

杉下は まだだぞ。 遅刻だ。

連絡もなく どうしました?
おそろいで。

あっ おそろいじゃないですね。
今は かわいい妹分 いますからね。

(芹沢)出雲は半休。

(麗音)おはようございます。

突然すみません。

(麗音)杉下さん!?

おや 君でしたか。

おはようございます。
おはようございます。

お一人で?
杉下さんも?

(路里多)あなたも師匠の蔵書を
ご覧になりたくて?

えっ…。
噺家さんは

昔の口述筆記本など
落語関係の いろいろ珍しい本を

お持ちだったり
するものですからね。

師匠の蔵書を拝見できないかと
やって来たんですよ。

(路里多)妙なご縁ですけど
縁は縁。

落語 お好きのようですし

お見せするぐらい
師匠も怒らないだろうと。

そうでしたか。

私は あなたと
お話ししたくって。

あたしと?

(芹沢)怪しいと思わない?

(伊丹)破門されたんだぞ。
これ以上の恨みはないだろ。

疑うなら 怪路より
こっちじゃねえのか?

(角田)うん… 許しを乞いに
わざわざ会場にか… におうな。

(芹沢)実は殺しに来て
それを実行したのかもしれない。

なんだかんだ
みんな 興味津々ですね。

ハハッ… シャレですよ。

本当に
そう 納得してるんですか?

年増のロリータ
気に入ってます。

ご不満でも?

れっきとしたハラスメントだと
思いますから

女としては
とっても違和感があります。

噺家から言わせれば
あなたのような方は野暮天。

でも 言いたい事はわかります。
あたしも女ですから。

ひょっとして
修業という名のもとに

無理して 全てを
受け入れようとしてるんですか?

(路里多)痩せ我慢じゃ
この世界 続きませんよ きっと。

気になる本 ありましたか?

いえ 特には。

ところで 駄々々團さんが
破門になったあと

この家には あなたと師匠の
2人きりだったわけですか?

そうですよ。

師匠のお世話含めて 家の用事
全て前座修業です。

2人きりで危険は?

相手は 圧倒的に立場が上の
男性ですよね。

師匠は もう
おじいちゃんですよ。

ましてや 病人だったし。

でも 「東の横綱」って記事
見ました。

年寄りだからって
安全とは限りません。

襲われないまでも
セクハラくらいは

いくつになったって
できますし。

覚悟の上で入門してます。

でも 師匠は
とっても紳士的でした。

ご想像を裏切るようで
申し訳ありませんけど。

いえ こちらこそ
下衆の勘繰りでした。

ごめんなさい。

警察も男社会でしょ?
大変なんじゃありませんか?

化石のような男どもの巣窟で
目まいがしますよ。

あっ これ ここだけの話。

申し訳ありません。
お手洗いを拝借できますかね?

こちらです。

どうも。

あっ… そうでした。

ゆうべ
聞きそびれてしまいましたが

駄々々團さんは
どうして 破門に?

師匠のもん 売って
お金に換えてるのが

バレましてね。

お歳暮とか
お中元の余りとか

結婚式の引き出物の食器とか
しまい込んだままのやつ。

まあ その程度のもんですけどね。

(伊丹)ネットか何かで売って
換金してたとか?

(小ん路)ええ。 そういう了見が
気に入らねえって。

(芹沢)怒って 破門?
(小ん路)っていうか

本気で怒ってたわけじゃ
ありませんけどもね 師匠も。

ちょいと お灸を据えてやろう
って事ですかね。

それじゃあ もし ゆうべ
あんな事にならずに

師匠にわびる事ができてれば
破門は解けたって事ですかね?

ゆうべ直ちにってのは
無理かもしれませんけれども

何度か足を運びゃあね。

まあ 少なくとも

破門されて恨みに思ってる
って事はありませんよ。

違いますねぇ。

違う?

僕は 盗み食いが原因だと
聞きました。

ああ… 師匠
甘いものが大好物で

大福だの きんつばだの
常備してるんですけど

兄さん ちょくちょく
それを盗み食いしてて…。

師匠も長い事 見て見ぬふりしてた
みたいなんですけど

あまりにも度が過ぎるもんで
とうとう…。

どうして 破門理由が
食い違うんでしょうね?

どちらかの思い違い
あるいは どちらかが嘘…。

さらに言えば もうひとつ
どちらも嘘。

どちらも?

おかげで
ようやく見えてきました。

團路師匠のご葬儀
明日だそうですね。

ネットニュースに
上がってましたが。

たくさんの人が 師匠の死を
悼んでくださってます。

こんなふうに注目されるのは
悲しいんですけど…。

そんなわけで なんやかんや
みんな 忙しいんです。

なるべく 手短に済ませたいと
思いますが

それは 皆さんの協力次第。

早速ですが…。

駄々々團さん
あなたが破門されたのは

小遣い稼ぎの転売が原因ですか?
それとも 盗み食い?

どちらもです。

小遣い稼ぎの転売と 盗み食い
両方が理由です。

なるほど。 想定問答で
対策済みのようですね。

しかし 我々だって
想定問答 作成済みですよ。

冠城くん。

盗み食いは
笑って済ませますけど

小遣い稼ぎの転売となると
そうはいきません。

立派な窃盗… ですね。

(伊丹)人様のもん
勝手に売ったりしたら アウト。

ご同行 願えますか?

拒否るなら しかるべく
逮捕状を用意しますけど。

ここで 手の内を
明かしてしまいましょう。

我々 警察がよく使う手
別件逮捕。

窃盗罪
おあつらえ向きですからねぇ。

当然 追及したい事は別にある。

殺人です。

同行 願います。
さあ おとなしく行きますか。

(駄々々團)いや 待って!
待って! 降参!

転売ってのは
小ん路兄さんの嘘。 シャレ。

僕 そんな事やってません!

申し訳ない!
ちょいと悪ノリしました。

芸人なんてのは
国家権力 前にすると

おちょくりたくなるんですよ。

ましてや おたくらが

だだんが師匠を恨んで殺した
なんて言うから。

(駄々々團)そうだ 失礼だ!
師匠を愛しこそ 恨むなんて。

なんなら 師匠に抱かれたって
いいぐらいですよ!

あなたの おっしゃってたのも
シャレですか?

警察相手にシャレなんて…。
あたしは まだ

そこまで 芸人の世界に
どっぷりじゃありません。

(駄々々團)そう 盗み食いが原因で
それで 私 破門にされました。

お前みたいな意地汚いのは
出てけって。

失礼ながら シャレの渦巻く世界の
住人である皆さん方の発言は

僕のような猜疑心の強い人間には
到底 信じられません。

よって 僕は あなたも
嘘をついていると思っています。

ご自由に…。

昨日 師匠のお宅へお邪魔した際
お手洗いを拝借しましたが

実は 用を済ませたあと
迷いましてね。

迷った?

初めてのお宅だと
よく迷うんですよ。

(杉下の声)
書斎へ戻ろうとしたところが

台所へ迷い込んでしまいまして…。

(杉下の声)すると そこで
妙なものを発見しました。

和菓子です。

師匠の好物だった
甘いものでしょうか。

中にレシートがあったのですが

なんと ひと月ほど前に
買ったものでした。

どうやら ひと月も
放置されていたようです。

室内 調べてたんですか。

申し上げたじゃありませんか。
迷い込んだんです。

そこで たまたま
発見してしまっただけですよ。

なかなか お戻りにならないから
てっきり 大のほうかとばかり…。

あの袋は どなたが
お置きになったのでしょう?

あなたですか?
それとも 師匠?

まあ 実は
どちらでも構わないんですがね。

問題は
どうして 忘れ去られたように

ひと月も
放置されていたのかですから。

見たところ 放置されていたのは

普段の生活動線からは
死角になる場所に

あったからのようでした。

僕は 普段使っていない戸を開けて
入ってきてしまったので

気づいたんですよ。

よほど慌てて置いて
それどころではなく

すっかり忘れてしまったのか。
いずれにしても

レシートの日付の日
その時刻あたり

この家で
何かあったのではないかと

妄想たくましくしましてね。

♬~(出囃子)

(青木年男)その妄想に基づいて
調べたところ

2名の人物が浮上。

(青木)12月12日の

付近の防犯カメラの映像を
解析したところ

この2名が 椿家團路の家を
訪問している事が判明しました。

男のほうは弁護士なんだろ?

お前が言うな 冠城亘。

男は 弁護士の井村修。

公に仕事してる立場だから
簡単に特定できました。

女は?

俺のターンだ!
黙ってろ 冠城亘。

女のほうは
まだ わかりません。 が

こんな短時間で この仕事ぶり
自分を褒めてやりたい。

あの2人に見覚えは?

師匠のお宅を
訪問したようですから

あなたが見かけていて
不思議はないのですがねぇ。

お勝手はいいから。
部屋 戻っておいで。

ありがとうね。

よっこらしょっと…。

どこまで話しましたっけ?

(井村 修)示談という事で
納めるのが

得策じゃありませんか?

表沙汰になったら困るでしょう?

あたしゃ こう見えて
スケベ大魔王 東の横綱だからね。

(井村)だからって
婦女子を手込めにしたなんて

誰も褒めてはくれませんよ。

嫌よ嫌よも好きのうち…。

(川勝路子)なわけないでしょ。

嫌なものは嫌。

いくら欲しい?

慰謝料として300。

(小ん路の声)
結局 師匠は承知したのか?

(路里多)いくら強がったって
表沙汰は困りますよね。

(駄々々團)不倫とか
そういうレベルじゃないもんな。

死神のやつ 何してやがる…。

早く師匠を迎えに来い!

(小ん路)俺たちに
師匠は止められない。

ならば 死神にすがるしかない。

(駄々々團)兄さん?

(小ん路)お迎えが来なけりゃ
こっちから送り出すんだ。

(路里多)それって まさか…。

(小ん路)決定的に晩節を汚す前に
召されて頂くのが師匠のためだ。

そうだろう?

いかがでしょう?

何もお話し頂けませんか…。

好物の存在を忘れて
放置してしまうほどの来訪者。

君なら どう解釈します?
ええ。

弁護士帯同って事ですかね。
ずばり トラブル。

ええ。 師匠は
なんらかのトラブルを抱え込んだ。

その後 トラブルが顕在化した
痕跡がないようなので

内密に解決したんじゃ
ありませんかね?

同感です。

では それが なぜ
今回の殺人に結びついたのか?

警部殿の考えでは
師匠殺害は全員でって事ですか?

あの状況 単独での犯行は
あり得ませんよ。

落語のオチを利用したって
言ってたよね?

そうそう そうそう…。

こんな感じで…。

本来は すぐに起き上がって
観客の拍手となりますが

ゆうべは起き上がる事なく…。

(麗音)死んだ。
ええ。

(伊丹)だけど
どうやって殺害したんです?

教えて頂けませんか?

仕方ない。 再び僕の妄想を。

ヒントは
師匠のお宅の書斎にありました。

「一門会 死神で新趣向 愉快」

そういう走り書き。

一門会で演じるネタ 『死神』で
新しい趣向をするのが愉快だ…。

そういう意味だと思います。

(伊丹)それがヒントに?
ええ。

なぜなら 一門会での
師匠の『死神』に

新しい趣向など
なかったんですよ。

(伊丹)なかった?
あのネタで

新しい趣向をできるのは
サゲの部分。

しかし ゆうべのサゲは
現在 一般的な しぐさオチ。

今 俺がやったやつ。

どこかに
新趣向はありましたかね?

考えを巡らせているうちに
はたと…

倒れたままでいる事

それが 新しい趣向だったのでは
ないかと。

(芹沢)倒れたままが?

起き上がらなければ
お客さんは びっくりですからね。

愉快じゃありませんか そうやって
お客さんをだますのも。

つまり 師匠は

サゲのタイミングで
死んだのではない。

いたずら心で
死んだふりをしていた。

そして 幕が下りたあと
殺されたんですよ…。

ここにいる お弟子さんたちに。

ハハッ… どうだ…?

なっ… 何する! 何する!

(杉下の声)毒物を飲ませたか

嗅がせたか

注入したか…。

具体的方法は わかりませんが

遺体に外傷などは
なかったようですから

毒物の可能性大。

しかるべく 調べれば

使用した毒物が
検出されると思いますよ。

いかがでしょう?
エンジンのほうは。

かかりましたよ。
もう ばっちり!

フルスロットルでいきます。

(伊丹)申し訳ないけど
葬儀は いったん取りやめ。

師匠のご遺体 押収して
改めて調べさせてもらいますから。

皆さんの師匠に対する愛情は
露ほども疑いません。

そんな愛する師匠を なぜ
殺さなければならなかったのか。

どんな理由があったにせよ

あなた方は間違っている!
断じて!

(弟子たちのすすり泣き)

あとは お任せします。

♬~

さしずめ 講釈師でしたね
右京さん。

はい?

「講釈師
見てきたような 嘘を言い」。

妄想か はたまた 嘘か。
捜一が確かめてくれるでしょう。

今は 落語界の大看板

その死を悼みましょう。

♬~

いきましょうか。
はい。

♬~(はね太鼓)

♬~(はね太鼓)

(茉梨)ほら 隣のクラスの…。
(中迫俊也)小出?

一緒に来てくれ!
(茉梨)ちょっと…!

小手鞠さんが戻らないのには
何か事情がありそうですねぇ。

(中迫)今夜一晩 逃げ切れば…。
(青木)ワケありなんじゃないの?

命を狙われ
逃げ回っているとしたら…。