相棒 season 19 #17[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #17[解][字]

【右京の眼鏡】
相続争いが招く殺人!
事件のカギとなるのは“眼鏡”!?
特命係が辿り着く悲しい真実とは…

◇番組内容
【右京の眼鏡】
田崎眼鏡の専務が殺害される事件が発生。3カ月前、社長の田崎恭子が病気で倒れ、お家騒動が勃発。青木の報告により、次男と末娘が長男に専務殺害の容疑が掛けられているのを隠すため、情報を遮断し恭子をかくまっていることを知る特命係。そんな中、右京は田崎眼鏡の職人・松田にオーダーメイドを依頼。詳しく話を聞くと、お家騒動の意外な事実と、殺害現場にいくつもの不自然な点があることに気付き…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三、小野了 ほか
【ゲスト】かとうかず子 ほか
◇スタッフ
【脚本】神森万里江
【監督】田村孝蔵
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 明良
  2. 眼鏡
  3. 拓人
  4. 松田
  5. 恭子
  6. 由衣
  7. 部屋
  8. 事件
  9. 会社
  10. 冠城
  11. 失礼
  12. 杉下
  13. 青木
  14. 兄貴
  15. 工房
  16. 田崎眼鏡
  17. オーダーメイド
  18. 身売
  19. 本当
  20. 以上

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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♬~

(杉下右京)監禁?

(青木年男)そう。
向かいの部屋で。

この3日間 じっくり観察したんで
間違いありません。

空き部屋に
急に引っ越してきたかと思ったら

連れ込まれたきり
姿を見せないのが1人いるし

昼間から
カーテン閉めっぱなしだし

あれは 絶対そうです。

(冠城 亘)
また のぞき見してんの? お前。

(角田六郎)昔 住んでたとこでも

向かいの部屋 のぞき見してて
殺人事件に巻き込まれたよな…。

お前 それで 痛い目 見たろ?

まったく 変わってないね
本当に お前は。

僕は いち警察官として

事件を
未然に防ごうとしてるだけだ!

ねえ? 杉下さん。

君 興味本位ののぞき見だとすれば
犯罪ですよ。

(青木)ああ… そうですか!
わかりましたよ。

じゃあ 監禁だっていう
決定的な証拠を持ってきてやる!

見てろ!

ああ… 困ったものですねぇ。

そんな ひとごとみたいに…。

いえ 今朝
誤って落としてしまいましてね。

少々 具合が悪いんですよ。

眼鏡の話ですか…。

そろそろ 予備に 新しい眼鏡を
作ろうと思っているのですが

最近は
オーダーメイドしてくれる店が

減ってしまいましたからねぇ…。

今では
田崎眼鏡さんぐらいでしょうか。

田崎眼鏡?
ええ。

目下
大変な事になっていますねぇ…。

(中園照生)田崎明良は
まだ見つからんのか!

お疲れさまです!
(中園)事件から もう5日だぞ!

何やってる!
(伊丹憲一)すみません。

ですが
経緯はわかってきました。

(伊丹)3カ月前 社長の恭子さんが
心臓発作で倒れた。

恭子さんには
3人の子供がいますが

意識不明の重体で
後継ぎを決める事もできない。

(芹沢慶二)とりあえず
専務の三澤渚さんが

社長代行となって
経営を仕切っていたそうです。

それを 長男の明良が強く反発し
思わず…。

(田崎明良)うわあっ!
(殴る音)

三澤さんを殺害し 現在も逃走中。

なら 明良の交友関係を洗って
さっさと捜し出せ!

(捜査員たち)はい!

(チャイム)

♬~

すみませんね。
(青木)なんですか? 今さら…。

あっ ちょっと… ちょっと!
冠城… 冠城…!

あっ! やっぱりなあ…。

休み取ったっていうから
来てみたら

どうせ こんな事だろうと…。

だから それは…
のぞき見じゃなくて張り込みだ!

口が減らないねえ…。

今回は 君の言い分も
わからないではありません。

不動産会社に話を聞いたところ

借り主は 即決即金で
妙に急いでいたとか…。

何やら いわくありげですね。

フッ… ほら見ろ。
土下座して謝れ 冠城亘。

まあ まあ まあ
そう ムキになるなってね。

「馬鹿にしてごめんなさい」だろ!

ちょっと…!
おや?

お出かけのようですねぇ。

♬~

♬~

随分
入念にチェックしてましたね。

おや… 冠城くん。
はい。

「田崎眼鏡
お家騒動のすえの殺人か?」

なぜ こちらの雑誌は
買わなかったのでしょうねぇ?

もしかして あの2人が
事件に関係するとか…。

(店員)ありがとうございました。

右京さん。
(青木)行きますよ。

今の 見ましたか?

彼女が掛けていたのは
松田正一郎です。

彼女の眼鏡ですよ。

名工と名高い松田正一郎氏が
手掛けたモデルで

なかなかお目にかかれない
逸品ですよ!

それで?

あの2人の正体がわかりました。

(青木・冠城)はい?

恐らく あの2人は

ここに書かれてある
きょうだいでしょう。

(チャイム)

(田崎拓人)はい?

ちょっといいですか?

近所の方から
不審者ではないかという

情報がありまして…。

俺たちは不審者なんかじゃ…。

ええ。
田崎拓人さんと由衣さんですね。

どうぞ。

失礼します。

♬~

なるほど。 その部屋に
かくまってらっしゃるんですね

母親の恭子社長を。

3カ月前 心臓発作で倒れたきり

母親の恭子社長は
意識不明の重体でした。

ところが 先日 奇跡的に
目を覚まされましたよね?

(田崎由衣)なんで それを?
勝手ながら調べさせて頂きました。

今回の事件の情報が
入らないようにするために

あなた方は 恭子さんを
かくまってるんですね?

退院して自宅に戻れば
取材に来る記者や近所の噂から

明良さんが
殺人事件を起こした事が

耳に入ってしまう。

雑誌一つ買うにも
細心の注意を払って

あなた方は事件の事を隠してきた。

そうです。

母には
静かに過ごしてもらいたいんです。

兄が人を殺したなんて
とても言えません。

それも 渚さんをね。

三澤専務の事ですか?
そんな人を殺すなんて…。

犯行を目撃したのですか?

ええ。
夜 出張先から戻ったら…。

♬~

(拓人)兄貴…!
うわっ! 拓人…。

兄貴は うちの面汚しだ。
さっさと捕まえてください!

(田崎恭子)どなたかしら?

なんでもないよ。

近所の杉下と申します。
ごあいさつに伺いました。

(恭子)どうぞ。

失礼します。 突然すみません。

お加減 いかがですか?

(恭子)ええ。 今日はいいようです。

実は 僕 以前から
田崎眼鏡さんのファンでして…。

(恭子)まあ! それは どうも。

不躾なお願いで恐縮ですが

できたら 松田正一郎氏に
オーダーメイドを頼めないかと…。

まあ…!
それは 松田も喜びますわ。

今は なかなか オーダーメイドする人
少ないですから…。

由衣。

はい 私から伝えておきます。

ああ…! 感無量です!

よかったですね。
じゃあ そろそろ…。

おや 今 どなたかロンドンに?

長男です。

うちの眼鏡は イギリスの
クラシックスタイルに倣ってますから

勉強しに行ったんでしょう。

それじゃあ すぐにお見舞いに
戻って来れませんね。

実は 僕も
以前 ロンドンにいまして…。

この眼鏡も その時に
オーダーメイドしたものなんです。

あら そうなんです?
ちょっと見せて頂いても…。

ああ どうぞ。

機能的でシンプルなデザインが
非常に僕好みでして…。

(携帯電話の着信音)

ちょっと失礼します。

(携帯電話の着信音)
(拓人)もしもし?

(恭子)由衣。
お客様にお茶をお出しして。

えっ でも…。

眼鏡に造詣の深い方と
お話しするの楽しいわ。

お願い。

…はい。

(戸の閉まる音)

嘘ですよ。

明良がロンドンにいるなんて。

言葉遣いが違います。

きっと 私に顔を見せられない
理由があって

あの子たちが代筆したんでしょう。

その理由を あなた方 ご存じね?
話 合わせたでしょ?

いえ 決して そんな…。

それじゃあ 本当は何しに
ここへいらしたの?

(ため息)

その身なりからすると
弁護士さんね。

今のうちに
後継者を誰にするつもりか

私の意見を聞いておこうと…。

まあ そんなところです。

私の心積もりは

倒れる前に
家族会議で伝えてあります。

♬~

右京さん なんか
昭和の映画スターみたいですよ。

それは 褒めているんですか?

もちろんですよ!

なぜか
そうは聞こえませんでしたが…。

(松田正一郎)お待たせしました。

この形ならば 流行に関係なく
長くお使い頂けると思いますが…。

おお…。

松田さんのお見立てでしたら
間違いありません。

では こちらでオーダーメイドを。
(松田)承知致しました。

右京さん

普通に買っても10万円ですよ。

オーダーメイドなんか
いくらするんですか?

冠城くん
値段の問題ではありません。

眼鏡こそ 朝から晩まで
一生付き合うものです。

しかも 松田さんに
作って頂けるのですから…。

いやいや そんな…。
では 2階へどうぞ。

(松田)眼鏡を失礼します。
はい。

(由衣)失礼致します。

(由衣)少し上がります。

(松田)眼鏡はアイウェア

ファッションだというのも
わかりますが

その前に医療器具ですから。

お客様に合わせて作らなければ
意味がありません。

日々 快適に過ごせる事にこそ
価値があると思っております。

同感です。

では
目線を こちらにお願い致します。

(松田)では 採寸します。

(スイッチを押す音)

(作動音)

由衣さんは 松田さんのお弟子さん
なんですか?

ええ。 私は経営のほうではなくて
技術を継ごうかと…。

それは頼もしいですねぇ。

明良さんの交友関係について
他に何か知ってる事は?

(出雲麗音)
どんな事でも構いません。

この間 話した以上の事は
何も…。

(芹沢)じゃあ あなたは…?

明良さんの行方
まだ つかめてないようですね。

そのようですねぇ。

(伊丹)警部殿!

わざわざ なんのご用でしょうか?

昨日は勝手に…!

田崎恭子さんのとこまで
行ったそうじゃないですか。

筒抜けでしたか。
当然です。

事情を聞いて 母親のために
部屋を借りる事を許したのは

我々なんですから。

逆に どうやって
あの部屋を突き止めたんですか?

それが 青木のマンションの部屋の
向かいだったんです。

(芹沢)マジで?
おかげで面白い話が聞けました。

恭子さんは
倒れる前の家族会議で

次期社長は 三澤渚さんにすると
宣言したそうです。

渚さんを?
いや ちょっと待ってくれよ…。

うちの会社だろ?

あなたたち

自分たちが後を継ぐのは当然だと
思ってるでしょ?

でも 私が最も信頼しているのは
彼女よ。

いくら信頼してるって言ったって
赤の他人じゃないか。

同族経営は立ち行かないわ。

これからは

社長として一番ふさわしい人に
任せる。

(麗音)じゃあ 専務の三澤さんは
一時しのぎの社長代行ではなく…。

(芹沢)社長になる予定だった
って事か。

だからといって
明良の殺害動機に

疑問が生じるわけでは
ありませんよ。

果たして そうでしょうか?

ここが殺害現場ですね?
(麗音)はい。

ここにあった鉢植えで
後頭部をガンッ!

(殴る音)
(三澤 渚)うっ…!

カッとなって
衝動的に殺害したようです。

なるほど。

♬~

妙ですねぇ…。

渚さんは
頭を強く殴られて床に転倒。

相当な衝撃だったはずですが…

眼鏡は少しもずれる事なく
ピタリと顔に収まったまま。

つまり?

さあ…。
なんですか? それ!

妙な事は 他にもあります。

明良さんは 金庫の中の現金には
一切 手を付けていません。

途中で拓人さんに見られて
諦めたからでしょ。

金庫を開けておきながら
何も取らないで逃げるのは

不自然だと思いませんか?

つまり 明良さんの目的は
現金ではなく 別にあった。

ああ もう!
ごちゃごちゃ ごちゃごちゃと!

一体 何が言いたいんですか?

この事件 本当に 明良さんの
犯行だったのでしょうか?

もし 相続争いが
絡んでいるのだとしたら

渚さんと明良さん

2人がいなくなって
最も得をする人物は誰でしょう?

まさか 弟の拓人が…?

三澤さんを殺して
明良に容疑をかぶせた?

言われてみれば
目撃者は拓人さんだけです。

だが 犯人じゃないなら
なんで逃げてるんだ?

おかしいだろう。
あくまで 可能性ですがね。

いったん戻るぞ。
(芹沢・麗音)はい。

人払い… できちゃいましたねえ。
ええ。

♬~

おお…。

趣味の部屋って感じですね。

♬~

工房の設計図のようですねぇ。

新しく建てる予定ですかね?

ああ…。

いろいろ 細かい作業ですねぇ。
(松田)ええ。

眼鏡の作りは単純に見えて
実は 200以上の工程からなり

どれも複雑で緻密です。

ですから
大手メーカーは機械化して

一つの型から大量に作り
生産効率を上げる。

まあ… 単価は安くなりますが

その分 サイズも形も
限られてしまうんです。

なるほど。
では こちらへ。

こちらが 私の作業台です。

ああ… 失礼。

おや これは素敵ですねぇ。
ええ 新作です。

松田さんがデザインを?
ええ。

ちょっと よろしいですか?
(松田)どうぞ。

♬~

この左右のネジが違うのには
何か訳が?

ああ… お恥ずかしい。
実は 製作途中でして仮留めです。

ネジまで作ってるんですか?

もちろんです。
作る眼鏡に合わせて

全ての部品を
一から作り出していきます。

なるほど。

しかし こんなに人手が少ないとは
意外でした。

ここは オーダーメイド専用の
工房ですが

職人の数は
だんだん減っています。

ですが 新たに工房を造る計画が
あったようですね?

先日 ここに
土地建物の査定をしに

不動産会社の人が来たんです。

近々 取り壊すようです。

人員整理でもするつもり
だったんでしょう。

渚さんが?

そうとしか考えられません。

(職人)松田さん!
ちょっと これ見てください。

♬~

♬~

「この方法ですと 国内での
さらなる需要の掘り起こしが

可能です」

「変化なき企業に未来はない
というのが私のモットーであり

経営を抜本的に見直そうと
決意致しました」

なんだ? これは…。

俺が社長だって
言ってるようなもんですね。

なるほど。 拓人さんが

意識の戻った恭子さんを
あの部屋にかくまったのは

これが理由かもしれませんねぇ。

…えっ?

恭子さんが この計画を知ったら

きっと
止められてしまうでしょうからね。

失礼します!

♬~

渚さんのマンションで
何を見つけようっていうんです?

一つ引っかかっている事が
ありましてね。

3カ月前 恭子さんが倒れたのは
この部屋だったんですよ。

すぐに救急車で搬送されて
一命 取り留めたんですよね。

倒れたのが 渚さんと一緒の時で
よかったです。

ですが
話があるなら 会社で済むはず。

なぜ わざわざ ここに来て
倒れる事になってしまったのか?

確かに…。

しかも 救急車を呼んだのは
明良さんだったようですよ。

えっ?

気になりますねぇ…
3人で何を話していたのか。

♬~

(拓人)由衣 話 聞けよ!
ちょっと待てって!

もう 放っておいて!
(拓人)由衣…。

母さん!?

♬~

♬~

(由衣)お母さん!
(拓人)おとなしく寝てろよ!

よかった 無事で。

心配したんだから!

あっ…。

何 見てんだよ。

やっぱり 何かあるのね?

ねえ 渚から
一切 連絡ないの どうして!?

何 隠してるの!?

(恭子)言いなさい!

手紙は嘘だ。
(由衣)兄さん…。

(拓人)これ以上は もう無理だろ!

兄貴はロンドンにいない。

じゃあ どこに? どこにいるの?
(由衣)やめて!

人を殺して逃げ回ってる。
(恭子)えっ…!?

何 考えてるの!?

誰? 誰 殺したの!?

渚さんだよ。

兄さん!

母さん…!

(由衣)お母さん! お母さん!
(拓人)おい! 母さん!

恭子さん!
(拓人)母さん!

冠城くん 救急車。
はい。

(拓人)母さん!

♬~

これ以上 隠し通すのは
無理だったと思います。

恭子さんは
2人の隠し事に気づいてた。

何があったのか
不安のままでいるより

真実を知ったほうが
よかったんじゃないかと。

息子が人を殺したと知って

苦しみながら最期を迎える事に
なってもですか?

母親というのは
そういうものだと思いますよ。

恭子さんが目を覚ましたら
伝えて頂けますか。

3カ月前に倒れた時
渚さんの部屋で

一体 何があったのか
教えて頂きたいと。

♬~

(小出茉梨)知るも知らぬも
どちらも つらいですね。

女将さんなら 優しい嘘
突き通されたかったですか?

ああ… どうかしら?

一つ 嘘をつくと

それを隠すために
また別の嘘をつく事になります。

嘘をつく度に
相手との間に隙間ができて

やがて 大きな溝となってしまう。

わかります。

近い相手だと
逆に本音が言えなくて

泥沼の関係になっちゃう事
ありますよね。

まさしく あの家族が
そうなのかもしれませんねぇ。

ええ。 大丈夫です。

予定どおりに。 はい。

♬~

拓人。 杉下さん 呼んで。

え?
お母さん?

倒れた日の事 お話しします。

(濱田)ちょっとー!
この除菌できる洗剤 速乾じゃない!

≪フキンの菌が 食器につくかも!?≫

除菌できる洗剤は 速乾でしょ!

置くだけで乾いてく ≪清潔≫

≪速乾プラス カラッと除菌!≫カラッと除菌!

(青木)おはようございます。

おはようございます。
おはよう。

「おはよう」じゃない。

例の部屋 僕を外しておいて
まだ進展ないのか?

使えないな 冠城亘。
あら 朝から生意気に。

杉下さん なんなら今後

この僕が 杉下さんの相棒に
なって差し上げてもいいですよ。

君がですか?
僕のほうが はるかに優秀でしょ。

では 優秀な君なら
これも調べられますよね?

もちろんですよ。
何が知りたいんです?

(電話)

はい。 特命係。

あの日

渚に 話があると
マンションに呼び出されました。

そこには 明良もいて…。

(ため息)

次期社長の事 考え直してほしい
って言われたんです。

考え直す?
(由衣)えっ なんで?

明良と結婚したいからと…。

冗談でしょ?

明良 何 言ってるの?
本気なの?

そう言われるのは わかってた。

(渚)だから 今まで
とても言い出せなくて…。

でも 俺 一緒になりたいんだよ。

何 言ってるのよ。 馬鹿馬鹿しい。
どうして そうなるの?

海外進出をしようとした時
一番 力になってくれた。

ガキの頃から俺を知ってて
一番わかってくれてる人だよ。

もう やめて!
聞きたくないって言ってるでしょ。

会社の体面上 結婚したら

仕事からは
身を引こうと思ってます。

だから 次期社長の件は
考え直して…。

やめて!
やめてって言ってるでしょ!

ああっ…!

(明良)母さん?
ちょっと… 母さん!?

なるほど。 そういう事でしたか。

それで 発作を…。

…はい。

冗談だろ?
親子ほど 年 違うのよ?

しかし
これで はっきりしました。

私のせいなんですね。

私が倒れたのを見て

渚は結婚を諦めて
会社に残る事にした。

明良は それを不満に思って…。

いえ。 もし 愛情のもつれから
起きた事であれば

わざわざ
金庫を開ける必要はありません。

恐らく 明良さんは
渚さんがやり残した何かを

引き継ごうとしていたのでは
ありませんかねぇ。

(ノック)

失礼します。

田崎拓人さん
ちょっとよろしいですか?

あの日 元々は

出張先から戻る予定は
なかったんですよね?

(拓人)こっちで仕事があって
戻ったんです。

仕事って?

取材を受けるのに
資料をまとめたくて…。

(麗音)これの事ですか?

本当は あんた

自分の戦略を実現させたくて
三澤さんを殺し

明良さんに 罪を着せようと
したんじゃないのか?

違う! 確かに

兄貴と渚さんを出し抜いてやろう
と思ったのは事実です。

でも 殺すなんてやってない!

ああ。 ちょうど
君に会いに行くところでした。

頼んでおいた件
わかりましたか?

当然です。 優秀ですから。

逆に 杉下さんにしては
珍しくミスりましたね。

おやおや…。
生意気に。

田崎明良のパソコンメールに

会社の身売りに関するものは
一つもありませんでした。

身売り?

明良さんの持っていた
新工房の設計図ですよ。

あれほど
綿密に作られているからには

ただの妄想でもないと
思いましてね。

なるほど。
そうですか。

僕の凡ミスでしたか。

♬~

現場の遺留品は
これで全部ですか?

(益子桑栄)ああ。

鉢植えの破片 土 洋服

その他 細かいところまで
全てチェックしましょう。

はい。

何を捜そうってんだ?

♬~

だから 何 捜してんだよ?

♬~

冠城くん。

はい。

あっ。

ん? 何があった?

(扉の開く音)

松田さん…?

♬~

田崎明良さんですね。

これが僕の眼鏡になるわけですか。

ええ。
実に楽しみです。

眼鏡というのは不思議ですねぇ。

これで 顔の印象が決まる
と言っても過言ではありません。

ええ。

その人の個性を最もよく表す
アイテムかと思います。

この眼鏡は 松田さんに
見立てて頂きましたが

僕の印象は
どんなものだったのですか?

隙のない方かと。

なるほど。
昔から よく言われます。

今度 お作りになる時には

少し遊びを入れたほうが
よろしいかと。

ガラッと印象を変えて。

心に留めておきます。

では 僕からも一つ
今のあなたの印象をいいですか?

はっ?

心の乱れを
必死に隠そうとしている。

僕が急に来た事を
不安に思っているんですね。

また この壊れた眼鏡を
手に取りはしないかと。

あなたが捨てられずにいた
丹精込めて作った この眼鏡を。

壊れた? それは新作ですが。

新作のチェックは
三澤渚さんの役目でしたね。

ええ。

事件の夜 あなたは渚さんに

新作の眼鏡を見せに行ったのでは
ありませんか?

あの夜は
ここで作業をしておりました。

では なぜ

これが 渚さんの部屋に
落ちていたのでしょう。

ずっと気になっていたんですよ。

この左右で違うネジが。

眼鏡に合わせて

細かい部品の一つ一つまでも
手作業で作っているのならば

このネジに当てはまる眼鏡も
一つしかないはず。

失礼。

♬~

♬~

ぴったりですね。

恐らく あの夜

渚さんは
この新作の眼鏡を試すために

自分の眼鏡を いったん外して
掛け替えていたのでしょう。

渚さんとの口論は
田崎眼鏡の身売りが原因ですね?

(松田)やはり あなたが…。

ええ。 そうです。

工房を取り壊すつもりですか?

あなたは 社長の志を継いで
うちの技術と品質を

守ってくださるものとばかり
思っていたのに…!

うちの名前を残して頂く方向で

ある企業に
身売りの話を進めているんです。

み… 身売り!?

冗談じゃない!

名前なんか残したって
まるで意味がない!

ブランドの価値は
名前に宿るんじゃない。

技術に宿るんだ!

松田さんは
何か勘違いされてます。

勘違いしてるのは
あんたのほうだ!

今 褒めてくれた その眼鏡だって
もう作れなくなるんだぞ!?

これ以上 あなたとは
話したくありません。

待ってくれ!

(渚)この話は また日を改めて…!

(殴る音)
(渚)うっ…!

♬~

(杉下の声)あなたは
壊れてしまった眼鏡を拾い

元々 渚さんが掛けていた眼鏡を
元に戻した。

その時 つい いつもの習性が
出てしまったんですね。

眼鏡は 少しもずれる事なく

正しい位置で掛けられていました。

そして そこへ明良さんが現れた。

松田さん…。

先ほど 工房の倉庫で。

どうして それを…。

あなたの席のゴミ箱には

先日も 今日も

2人分の弁当やお茶が
捨てられていました。

かくまったのは

明良さんが疑われる事に
なってしまった事への罪滅ぼし。

違いますか?

(ノック)

(明良)渚。

渚…?

おい!

おい! 渚? 渚!?

♬~

(解錠音)

(明良)あった…!

(拓人)兄貴…!
(明良)うわっ! 拓人…。

(拓人)どういう事だよ!
(明良)はっ…?

なんで 渚さんを…!

違う! 俺が来た時には もう…。

(拓人)でも 血が…。
はあ…?

だから 違うんだって!
ちょっと待て!

はあ? なんだよ…。

警察…!
なあ 警察に連絡しよう!

違う!
(拓人)ちょっと待て。 兄貴 兄貴!

(明良の声)どこでもいい。
1週間 隠れられれば…。

そう思って
松田さんを頼ったんです。

松田さんは 俺を
信じてくれたんだと思ったのに…。

すいません。

身売りと聞いて
どうしても許せなくて…。

なんでだよ!

松田さんにとっても
いい話だろ?

えっ…?

工房の閉鎖は
あなたの思い違いだったんです。

渚さんは
今ある工房と工場を取り壊して

新たに一体化した
大きな工場を造る予定でした。

何をおっしゃってるのか…。

明良さんが
金庫から持ち出したのは

商社と取り交わした
様々な契約書だったんです。

契約には守秘義務があり

たとえ社員にも
その事を明かせませんでした。

そして 最終合意書に
サインするのが明日です。

契約には 代表権を持つ者が
出向かなければなりません。

だから 明良さんは
その期日まで

必死に身を隠していたんですね?

渚さんは 絵に描いた餅だった
俺のプランを

現実的な形で
商社とまとめてくれました。

契約が締結されれば

空港に出店する事や

ブランドショップとのコラボも
決まってた。

店舗も増えて
職人だって増やせたんだ…!

ああっ! クソッ…!

そんな…。

ハハハ…。

馬鹿ですね 私は。

自分で 田崎眼鏡の名前を
汚してしまった…。

(笑い声)

杉下さん。

よく こんな細かいところまで
見てましたねえ。

あなたの作る眼鏡は
道具ではなく芸術品。

そう思っていましたから。

残念でなりません。

(泣き声)

♬~

お世話になりました。

いいえ。 僕は
やるべき事をしたまでです。

(ため息)

でも 渚には

本当に申し訳ない事を
してしまいました。

恭子さん。

あなたが 次期社長に
渚さんを指名したのは

身をもって
3人のお子さんたちに

伝えたい事があったからでは
ありませんか?

会社を他人に譲ると言ったら

彼らが どんな反応を示し
どう意識が変わるのか。

それを試してみたかった。

力を
合わせてもらいたかったんです。

明良 拓人 由衣。

それぞれ未熟で
考え方もバラバラですが

互いが互いにないものを
持っている。

一つになれば
きっと いい会社になる。

そう思ったんです。

やはり そうでしたか。

それを気づかせるには

あまりにも大きな代償でした。

今朝 由衣さんから届きました。

(角田)おお! いい写真だ。

右京さんのおかげですね。
僕のおかげだろ?

そもそも 事件を
特命に持ってきたのは この僕…。

あっ! それから これ。
聞いて。

おお!

松田さんの仕事を引き継いで
由衣さんが仕上げてくれました。

(青木)聞いて!

あっ! もう一度

家族で会社の事を
よく話し合ったそうです。

こうして 腕のいい職人さんも
育っていますし

これからの田崎眼鏡が
楽しみですね。

よかった よかった。
で 話 戻りますけど…。

結論としちゃ 向かいの部屋で

事件なんか
起きてなかったって事だな。

二度と のぞき見すんなよ!

でも 僕のおかげで 一つの家族が
救われたのは事実でしょ!

青木くん。
君には本当に感謝しています。

事件を解決したのは
僕たちですがね。

ええ ええ。

あれ? 似合ってますね。
あっ そうですか?

(銃声)
押収された拳銃は 今 どこに?

(益子)科警研に保管されてる。

(久保塚雅美)銃器が犯罪に
使用されるケースは まれです。

科警研から持ち出す事も不可能。

どうやって
拳銃を手に入れたのでしょう。