相棒 season 19 #19[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #19[解][字]

【拡大SP~暗殺者への招待】
逮捕を免れた男との最終決戦!
特命係vs金で人を操るIT長者!
暗躍する巨大権力…真の黒幕とは!?

◇番組内容
麗音が銃撃された事件の首謀者でありながら、罪をまぬがれたIT長者の加西。背景に衣笠副総監の“ツルの一声”や、上からの政治的圧力があったと思われる中、実行犯である静だけが逮捕されていた。そして静の不可解な動きを耳にした特命係が真意を確かめようとした矢先、加西の口車に乗って転落死した男の母親・蒔子と会う。一方、加西の処遇をめぐり、内閣官房長官の鶴田や国家公安委員長の鑓鞍も関心を寄せており…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、片桐竜次、小野了、杉本哲太、石坂浩二
【ゲスト】石丸幹二、遠山景織子、松永玲子、日南響子、相島一之、柄本明 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 朱音静
  2. 供述
  3. 加西
  4. 冠城
  5. 蒔子
  6. 彼女
  7. 副総監
  8. 伊丹
  9. 弁護士
  10. 加西周明
  11. 逮捕
  12. 間違
  13. 甲斐
  14. 保留
  15. 口座
  16. 買収
  17. エンパイヤ
  18. 圧力
  19. 本当
  20. 面会

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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♬~

(杉下右京)
いらっしゃいましたよ。

♬~

(冠城 亘)相変わらず
晴れ晴れとした顔…。

「この世をば
我が世とぞ思う 望月の

欠けたることも なしと思えば」。

はい 藤原道長。
そんな心境なのでしょうかね。

♬~

(加西周明)元気そうだね。
おかげさまで。

しかし
あなたほどではありませんよ。

皮肉も健在だ。 ハハハ…。

華麗にスルーしてください。

話って?

直接会って話したいなんて
わがまま言った以上

よっぽど面白い話じゃなきゃ
承知しないよ。

♬~

俺… 逮捕されるの?

しかるべき者が
お迎えに上がると思いますよ。

そう…。

♬~

(冠城の声)逮捕に待ったが
かかったって本当ですか!?

(伊丹憲一)お前… ちょっと ほら
でけえ声 出すな ほら!

鶴?
一声だよ。

副総監がですか?
止めたそうです。

(甲斐峯秋)まあ… 聞いたところで
言わんだろうがね。

(衣笠藤治)それが
わかってらっしゃるのに

わざわざ お越しになったのは
嫌がらせですか?

かもしれないね。
お暇のようですね。

だから 暇潰しだよ。 フフフ…。

おたくの若い衆にも
余計なまねをしないよう

言い聞かせてくださいね。

杉下と冠城かね?

まあ あなたに
コントロールできればの話ですが。

はあ…
非力ながら 努力しましょう。

しかし ご期待に沿えるか
わからんがね。

(甲斐の声)
彼本人の意向じゃない…。

(甲斐)
逆らえない 上の意向だろう。

上って 誰です?

警視総監?
それとも 警察庁長官…?

(甲斐)
具体的な事は わからないがね

そういうカテゴリーの人間じゃ
ないと思うよ

こういう無理を通すのはね…。

君だって 官僚だったんだ

上でうごめく人間どもの
おぞましさは知ってるだろう。

大いに見くびりすぎました。

彼の札束で
コントロールされていたのは

貧しい人々だけじゃ
ないようですねぇ。

しっかり
中枢にも食い込んできますね

あの億万長者。

♬~

(田巻善治)加西周明なる人物に
6億円という対価で

殺人を持ちかけられた…。

(朱音 静)しくじって
お金 もらえませんでしたけど。

(銃声)

(出雲麗音)撃たれました…。

♬~

(中郷都々子)らしくないけど
本物だから。 安心して。

うちの親が よこすはずない。

誰に頼まれたの?

それは 追って話す。

ともかく

悪い話じゃないと思うわよ。

公判になれば
嫌でも弁護士つくけど…。

国選なんて
親身になっちゃくれないから。

どう?

あなた いくつ?
(都々子)25。

よね? 年下のくせにタメ口
イラッとすんだけど。

(田巻)供述調書を保留?

ええ。

どういう事かな?

私 どうかしてたかも
しれないんで

もう一度じっくり
頭の中 整理してみます。

(田巻)君がどうかしてたのは
間違いないよ。

金と引き換えに
見ず知らずの人間を

殺そうとしたんだからね。

殺し屋じゃあるまいし。

殺し屋…。

ここじゃ
保留なんてシステムはないよ。

(静)警察で言った事
嘘だったかもしれないんで。

何?

供述内容を変えたいっていうのか。

もし 嘘 言っちゃったんだったら

本当の事
言わないといけないし…。

だから 頭 整理したいんです。

(冠城の声)朱音静が

供述調書に
いちゃもん つけだした?

(麗音)嘘 言ったかもしれないから
保留にしてくれって

検事調べで言っているそうです。

嘘ですか…。 しかし また
なぜ このタイミングで?

弁護士が接見に来たんです。

弁護士 ついた…?

…みたいです。

なるほど。

(伊丹)弁護士に
何か 吹き込まれたか?

供述 変えようったって
そうはいかねえぞ。

調書の内容は
お前もしっかり確認済みだ。

(芹沢慶二)
内容に間違いありませんって

署名して 母印まで押しただろ。

いいか?
保留なんて制度はねえからな。

覚えとけ。

夢… 見てたのかもしれない。

何?
(芹沢)夢って?

リアルとバーチャルの区別が
つかなくなってたのかも… 私。

(銃声)

結果的に
間違った供述してたとしたら

やばいなと思って…。

だって 加西周明が
逮捕されなかったって事は

私が おかしいのかもしれない。

そうでしょ?

堅苦しいの苦手。

初対面の挨拶は どうしても
堅苦しくなってしまいますが

ご容赦を。 警視庁の杉下です。

同じく 冠城です。

中郷です。

何も話せないよ。
はい?

まだ 用件 言ってませんけど。

朱音静の件って聞いてるけど。

彼女 私のクライアントだから。

クライアントの事は
何も話せない。

守秘義務ですか。

そういう堅苦しいんじゃなくて
話す気はないって事。

ハッ…
いわば あなた方 敵だもん。

なるほど。

だったら 面会 断ってくれれば
いいんじゃないですか?

無駄足 踏ませてやろうと思って。

だって 敵だもん。

ちょっとした… 嫌がらせ?

(三門安吾)彼ら 何者?
都々子と話してる2人。

さあ…。

法律相談に来た
って感じじゃないね。

供述を翻して犯行を全面否認する
作戦ですかね?

まあ それはさすがに無理あるか。

しかし へっちゃらで無理を
押し通しそうな方ですからねぇ。

中郷都々子…。
ええ。

確かに
ちまちま 情状酌量を狙うような

タイプじゃないですよね。

(冠城の声)やるなら
大ばくち やらかしそうだ。

(三門)都々子。

さっきの 誰?

出雲麗音銃撃事件。

(銃声)

(杉下の声)
凶器の拳銃は押収されて

犯行に使われたものと
しっかり特定できていますが

その入手経路については
いまだ わかっていません。

朱音静は
加西周明に提供されたものだと

言ってましたけどね。
ええ。

そのあたりは
彼女の供述に頼っているわけです。

本当なら 逮捕して起訴まで
最大23日間

入手経路の特定も
可能だったはずが

まさかの加西不逮捕ですからね。
特定は厳しいかも。

つまり こちら側には

ところどころ
弱みがあるんですよ。

(冠城の声)中郷都々子は
そういう弱みを突いてくる?

どのように変えてくるのか
大いに気になりますねぇ。

♬~

おや。
あっ… どうも。

(冠城の声)初めてですか?

(万津蒔子)いえ 二度目。
今日は 衣類とか差し入れ。

彼女 あまり お金持ってないから
必要なもの買えんみたいで。

お母さんが わざわざ?

(蒔子)静さん おうち
勘当になってしまったとですよ。

おやおや。

親御さん 一度 見えて
そう宣言されたって。

まあ 親御さんのお気持ちも
わからんくはないけど

でもね それじゃあ
静さん 気の毒だし…。

ほっとけんもんね。

息子の嫁に
なるかもしれんかった子やしね。

てっきり
九州にお帰りになったものと

思っていました。
そんなわけだから

せめて 静さんの裁判済むまで
こっち おろうかと…。

いつから裁判になるんでしょう?

恐らく 起訴が11月の21日…。

この様子だと 検察も

勾留日数
最大限 使うでしょうから。

起訴から初公判までは

およそ2カ月というのが
慣例ですから

裁判が始まるのは 来年1月の下旬
というところですが

さて どうなりますか…。

もっと先かもしれません。

ああ… まだ 随分あるとですね。

こちらでは
ホテル住まいですか?

あっ… いいえ
幸い 大家さんが優しい方で

家賃さえ払えば 幸矢の部屋を

そのまま継続して
使わせてもらえる事になったので。

静さんは
裁判まで ずっとあそこですか?

(冠城の声)
起訴されるまで留置場にいます。

起訴後 拘置所に移されます。

(杉下の声)勾留が決まると
拘置所へ移るのが本当なのですが

いっぱいで
収容できない事も多く

警察の留置場が
拘置所代わりになってます。

代用監獄と揶揄されてますがね。

ああ ところで
朱音静の様子はどうでした?

はあ? ご自分で確かめたら
よかじゃなかですか。

刑事さんなら
いつでも面会できっとでしょ?

ましてや 代用監獄とやらで

今 警視庁の留置場に
おっとですから。

それが
我々 接見禁止になってるんです。

んっ?
あっ… といっても

正式な接見禁止じゃなくて
単なる意地悪…。

意地悪?
捜査一課の意地の悪い2人組…。

伊丹さんと芹沢さんですか?
ああ…。

あの2人が意地悪して
我々と朱音静の面会を

禁じてるんです。
あらま!

ですから こうして ばったり
お目にかかったのを幸い

お母さんに彼女の事を
お尋ねした次第なんですよ。

どんな様子でした?

強がっとりますけど
そりゃ 内心 相当こたえてますよ。

どうして そんなに
優しくしてくれるんですか…?

(蒔子)どうしてって?

私 幸矢くんに罪を
なすりつけようとした女ですよ?

お母さん だまして
罪を逃れようとした女ですよ?

人間なんてね 弱いもの。
追い詰められたら なおさら。

(蒔子の声)でもね

やっと 自分の罪と向き合う事が

できたんじゃなかかなって
思います。

しっかり償ってほしいと
思っとります。

あっ そろそろ…。

ああ… お引き留めして
申し訳ありませんでしたね。

♬~

(青木年男の声)
ボス弁 三門安吾率いる

エンパイヤ・ロー・ガーデン。

(青木)法曹界で一大勢力を誇る
法律事務所です。

中郷都々子は いわゆる イソ弁。

のり弁じゃないぞ?

東大法学部時代に
司法試験に合格した才媛で

学生時代からエンパイヤ・ロー・ガーデンで
バイトしており

卒業後 司法修習を経て
そのまま

エンパイヤ・ロー・ガーデンに所属。

ざっくり経歴述べると
そんなとこですが

この中郷都々子が

あの不死身ちゃんの敵 朱音静の
弁護士になったんですか?

ええ そのようです。

なんで また…? ここの事務所

朱音静なんて下級国民
洟も引っかけない

ハイソな法律事務所ですよ。

そうそうたる企業の
法律顧問やってるし。

俺たちも同様の疑問持ったから

お前なんかに頭下げて
リサーチしてもらってんだろうが。

それは 一度でも下げてから言え
冠城亘!

ふんぞり返って命令するくせして。

青木くんの言葉を借りれば

今回
エンパイヤ・ロー・ガーデンは

引っかけないはずの洟を
引っかけた。

この事柄ひとつ取ってみても
大いに興味深い状況ですねぇ。

(蒔子の声)幸矢が いろいろと
お世話になっとったみたいで…。

ゲームの時の眼鏡?

ヘッド・マウント・ディスプレーです。

あっ…
パソコン用のVRゴーグルです。

VRって
バーチャル・リアリティーの事?

ええ。 装着すると
別世界が広がります。

♬~

(静)別で処分しても
いいんですけど

もし あれだったら
一緒にお棺に入れますか?

幸矢くん
最後に着てたやつだから…。

♬~

(チャイム)

(蒔子)どなた?

らしくないけど安心して。
本物だから。

♬~

我々を馬鹿にしてる?

とんでもない。

(内村完爾)貴様ら
何年 刑事やってるんだ!

そんな事で いちいち
うろたえるな! 馬鹿もんが!

(伊丹)しかし もう半月以上です。
何 たくらんでるんだか…。

なんか 不気味じゃないですか。

(中園照生)
すでに送検された案件だ。

あとは検察に任せればいい。

下手に首突っ込むと
副総監に盾突く事になる。

そんな事は
お前たちだってわかるだろう。

(伊丹)わかっちゃいるんですけど
これで朱音静の件まで

うやむやにされるような事が
あったら たまりませんからね。

朱音静の件と加西周明は不可分だ。

部長がおっしゃるように
下手に首突っ込むと

副総監の逆鱗に触れかねん。

だから
参事官は このまま黙ってろと?

(伊丹)被害者は
うちの出雲麗音ですよ。

(芹沢)そうですよ。
まあ 長いものに巻かれて

加西周明には
目をつぶったとしても

朱音静まで取り逃がしたんじゃ…
出雲だって やりきれませんよ!?

2人して 都合よく
出雲の名前を出すな!

とにかく放っておけ。

保留かなんだか知らんが
相手にする必要ない!

(麗音の声)だって
おかしいと思いませんか?

半月以上ですよ。
保留するにも ほどがある。

そもそも
保留って なんなんですか?

いくら気を持たせたって

こっちが新しい調書の作成に
応じなければ

向こうは
手も足も出せませんからね!

まあまあ まあまあ
落ち着いてください。

いや 落ち着いてる場合ですか。

いや お迎えが来たので。
えっ?

不義密通の現場を押さえたぞ
出雲麗音。

いっその事
特命の子になっちゃう?

俺たち それでも
ちっとも構わないんだけど。

すいません。
つい 足が向きました。

ちょっと聞いた?
聞きました?

つい 足が向いたんですと。

この期に及んで

あまり上手な言い訳とは
思えませんねぇ。

彼女が
いても立ってもいられない気持ち

お二人だって わからなく
ないんじゃないですか?

だからって
よその男 頼られたら

亭主の立つ瀬ないんだよ。
まあまあ 確かに。

しかし 出雲さんが
やきもきするまでもなく

保留なる焦らしが
半月を超えているのは

いささか気になりますねぇ。
不気味っすよね。

確かに不気味。
不気味な上に不思議です。

朱音静は
これだけの日数をかけて

中郷弁護士と
一体 何を画策しているのか。

♬~

(拍手)

(三門)無事 契約成立です。

(拍手)

僕は 今 大国主命気分だ。

ハハハハッ
それは無理があります。

だって 僕らは

ネオ・ジパングを武力で
脅したわけじゃありませんよ。

そうかい?

金は力だ。 脅威だ。

時には武力にも勝る。

僕は 君たちのそれに
恐れをなして 国譲りを決心した。

そんなストーリーじゃ駄目?

そもそも 売りに出したのは
加西さんのほうじゃありませんか。

あっ…。

そうだったっけ?

(一同の笑い声)

(鶴田翁助の声)大国主命ねえ…。

自らを神のごとく称して
はばからないんだね 彼は。

人間 もっと謙虚じゃなきゃ。

(栗橋東一郎)
一国を自由にしていたんです。

まあ 仮想国家ではありますが。

バーチャルが リアルな精神状態に
影響しても無理はありませんよ。

なるほど。 確かにそうだ。

彼は この僕より

ずっと偉かったわけだからね
かの国では。

ハハハハッ…。

で いくらで売っ払ったの?

おお… ほう。

焼け太りだね そりゃ。

まあ 彼にしたら
その程度 はした金か。

僕はね 若い世代に期待してるし
彼らにチャンスをあげたい。

かつて 僕が
そうしてもらったようにね。

だからさ。

「ネオ・ジパングの将来を
若い世代に託して“国譲り"」…。

(角田六郎)一種の
証拠隠滅じゃないか? なあ?

その可能性も
なくはありませんが

現状
どうにもなりませんからねぇ。

出雲麗音銃撃事件の舞台になった
国家が

事実上 消滅するって事だろ?

立派な証拠隠滅だぞ。

しかし まあ よく情報を
ここまで押さえ込んだもんだ。

加西周明不逮捕の件は もちろん

普通なら漏れちまう
朱音静の供述内容すら

表沙汰になってない。

一部マスコミが嗅ぎつけて

ネットに
記事をあげてたようですね。

ゴシップ系の連中だろ?

一瞬で消えました。

そういう力が働いている
という事でしょう。

副総監を動かした力。

ええ。

しかし 公判が開かれたら
そうはいかんぞ。

朱音静の罪状認否で
嫌でも供述内容が明るみに出る。

加西の殺人教唆が
世間に知れる。

手はあります。
どんな?

不起訴。
裁判しないってか!?

まあ 不起訴にしても
理由を述べる必要ありませんしね。

それは いくらなんでも…。

未遂とはいえ
殺人容疑ですからねぇ。

そこまで あからさまなまねを
するとは思えませんが

冠城くんの言うとおり
ひとつの手段ではありますね。

検察に
影響を及ぼすほどの力って事か。

全て金。 札ビラ切って
人殺しさせるのと一緒。

権力を懐柔してるんです。

(鑓鞍兵衛)いろいろ聞いてるよ。

私は耳がいいもんでね
みんなに聞こえない事まで

聞こえたりするの。
アハハハッ…。

どうせ ろくな噂じゃないでしょ?

最近 美談あったじゃない。

(加西)美談?
(鑓鞍)将来性ある若者に

惜しみなく
チャンスをあげたんでしょう。

聞いてますよ。

(加西)ハハハッ 何ほどかでも
若い奴らの糧になればと思ってね。

でも それで
また資産増やしちゃって

まるで焼け太りだって声も
聞こえる。

そんな事 言う奴
ろくなもんじゃありませんね。

だよねえ。

(2人の笑い声)

(小出茉莉)やっと
なじんできたところなのに

身売りされちゃって
なんだか不安。

女将さん ネオ・ジパング
ハマってましたもんね。

『フォトス』の楓子さんほどじゃ
ありませんけど まあ そこそこ。

国民がビルから落ちたり
銃撃事件起こしたりしたんで

嫌気が差して 国を去った人も
結構いたみたいなんですけど

人の噂も なんとやらで

もう すっかり
落ち着きましたからね。

そういえば
白バイ隊員を撃って捕まった

朱音静っていいましたっけ。

その後 どうなったんですか?

普通だったら
もっと報道されるのに

なんだか ちっとも
ニュースで取り上げないから

情報入ってこない。

フフッ まあ そりゃ こうやって
真っ正直に聞いても

事件の事は
答えてくださらないでしょうけど。

そもそも どうして
白バイ隊員 撃ったんですか?

真っ正直に
聞いてるじゃないですか。

答えませんよ。

あら いけず。 もうちょっと
気を持たせた言い方

お勉強なさったほうが
よろしくってよ。

ご忠告 どうも。

ならば こういう言い方は
どうでしょう?

保留中につき
今しばらくお待ちを。

保留?

フフッ。
アハハッ…。

本当に感謝してる。

そんな水くさい。

巻き込んじゃって
申し訳なく思ってる。

(蒔子)
幸矢のためでもあるんやから。

(あくび)

(パソコンの起動音)

♬~

(田巻)ようやく
焦らしプレーも終了か。

こっちは もう焦らしに焦らされて
萎えちゃってるけどね。

言っとくが もうひと月近く前に
君の起訴は済んでる。

君は 今 立派な刑事被告人。

公判を控えて
起訴後勾留中の身だ。

今さら
供述を変えたいなんてわがまま

聞く義理はないが

一応 聞くだけ聞こう。
何言うか興味ある。 どうぞ。

なんだと!?

ですから 殺人については

供述どおり
全面的に認めておりますが

加西周明の関与というのは
でたらめだったと。

6億円で殺人を持ちかけられた
というのは作り話だったと

検事に主張したそうです。

作り話ですか…。

(静)架空の話

でっち上げました。

ネオ・ジパングで
拳銃撃つ爽快感を知って

病みつきになっちゃって…。

とうとう
リアルで人を撃ちたくなって…。

(銃声)

銃は 調書のとおり

コインロッカーで受け渡しが
行われたんですけど

加西さんが手配したとか
全然でたらめで

自分で闇サイトで手配しました。

幸矢くんも同じで

ネオ・ジパングの大道芸人に
ハマっちゃって

それ まねして
本当に ビル よじ登っちゃって。

(静の声)馬鹿だから あの子…。

加西さんのせいにしたのは

多分… 嫉妬。

億万長者が うらやましくて
憎たらしくて

自分たちと比べたら
無性に悲しくなって。

罪なすりつけてやりたいと
思ったからです。

加西さんには迷惑かけちゃって
申し訳なかったです。

架空と現実が
ごっちゃになってしまって

引き起こした事件。

金持ちへの嫉妬から
加西を罪に陥れようと。

加西に申し訳ない事をしたと
詫びたそうです。

なるほど。

(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>

まずは井戸だ!

<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>

<牛を飼い 稲を植え…>

<鶏を飼った>

自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。

<石を削り 布を織り 時は流れた>

<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。

<というわけで わが家の自給自足は

電気だけ
ということになった>

<電気を自給自足する家。 大和ハウス>

断ってください。

(冠城の声)拘置所に移ったら

今度は会えると
思ったんですけどね。

本人から拒絶されてしまっては
仕方ありませんねぇ。

今頃になって…

こんなの通るんですか!

通るにしろ通らないにしろ
もうタマは検察に渡ってるんだ。

向こうが判断するさ。

戻って自分の仕事しろ 出雲麗音。

起訴後ですし

供述変更など認めるつもりは
ありませんでしたが

変更内容を聞いて
気が変わりました。

むしろ このほうがいい。
すっきりした。

逮捕が握り潰された人物が
犯行動機に関わっているとなると

いろいろ厄介ですからね。

(七原徳治郎)
検事のおっしゃるとおりです。

新しい供述を採用するなら
弁護人も文句ないでしょうから

公判もスムーズに進みますよ。
(田巻)ですね。

(青木)ご指摘のとおりですね。

やはり エンパイヤ・ロー・ガーデンの
クライアント…。

それも かなり太い。
うん だろうな。

だからって得意がるな 冠城亘。

エンパイヤの弁護士が
朱音静についたら

加西周明がシロって供述に
変わったんだ。

誰だって 加西が
エンパイヤのクライアントだって わかる。

誰が得意がってる?
貴様の言葉の端々に

得意げな響きを感じるんだよ。

耳 ゆがんでるな。

自慢じゃないが
全身 ゆがんでるんだ。

いい整体師 紹介してあげるよ。

これは買収ですよね?

加西の命を受けた弁護士が
朱音静を懐柔した。

ええ 恐らく。

お願いされたぐらいで
供述を変えるとは思えませんし

脅されたところで
こたえないでしょうから

金と引き換えにと考えるのが
妥当でしょう。

そもそも 金で人殺ししようとした
女ですからね。

改めて 金に転んでも
不思議じゃない。

殺人罪が適用されても
未遂ですからね。

無論 実刑は免れないでしょうが
8年もすれば出てこられます。

まだ若いですからねぇ。

罪を償ったあとの人生は長い。

(冠城の声)
その長い人生 償ったとはいえ

世間の風当たりは
きついでしょうから。

その時
味方になってくれるのは金。

あればあるほど心強い。

決して感心はしませんが
彼女の立場で 金銭と引き換えに

罪を
全てかぶる気になったとしても

うなずけますよ。

(青木)
朱音静ってのは図太い女だな。

それより何より
これで 加西周明は今回の件から

自らのプレゼンスを消し去る事に
成功したという事ですねぇ。

(栓を抜く音)
アハハハッ…!

うお~っ!

ハハハハッ…!

おお~っ! ハハハハッ…!

しかし… 買収できますかねぇ?

はあ?

いや たった今
買収されたって事で

話 まとまったでしょう。

率先して賛同したくせして
その舌の根も乾かないうちに

和を乱すような事…。

確かに 供述が
加西有利に翻った理由としては

それが最も説得力があると
思うのですが

さて 金銭の受け渡しは
どう行われたのでしょう?

正確な金額はわかりませんが
半端な額ではなさそうですし

そもそも 現金で授受できる
状況ではありません。

普通 大金は振り込みでしょう
口座振込。

馬鹿か お前。

朱音静の通帳類は
当局に押さえられてるから

そんなとこ振り込んだら
すぐバレるだろ。

だから 隠し口座だよ。

そんなのあるの?
知るか。 本人に聞け。

聞いて簡単に答えるようでは

隠し口座の名に値しないと
思いますが

仮に 隠し口座があったとして
振り込まれたものを

朱音静は
どうやって確認しますか?

えっ?
彼女が

確認もせずに
供述を変えるとは思えません。

確かに そんなアマちゃんじゃ
ありませんね。

確実に金を受け取ってない限り
言うとおりになんかしないはず。

勾留中だからな。
口座の残高確認なんて できない。

弁護士が
振込明細 見せりゃ済むだろ。

弁護士の接見は
立会人がつかないからな。

仮に そうだったとしても

弁護士に見せられた振込明細を
素直に信じますかねぇ?

ましてや相手は
加西の命を受けた人物。

朱音静は 加西が逮捕を免れた事を
知っていますからねぇ。

そんな人物の送り込んだ弁護士を

全面的に信頼しているとは
到底思えないんですよ。

なるほど 買収か…。

すぐに足が付くような金銭授受を
行っているとは思えませんが

話したとおり 朱音静は

口約束で
供述を変えるタマじゃないんで

とにかく 彼女の口座 隠し口座
調べてみるべきと思いますが。

(田巻)わかりました。

いや わざわざ 貴重な情報
ありがとうございます。

助かります。

じゃあ ごちそうさまです。

そうですか
相手にされませんでしたか。

ええ。 わざとらしい感謝の言葉を
頂きましたからね。

真剣に対応してたら
むしろ 不機嫌になるはず。

彼らは警察官に指示されるの
最も嫌がりますからね。

加西不逮捕の事は
知っているでしょうから

要するに検察は

加西を追及するつもりはない
という事ですね。

間違いありません。

まあ いずれにしても
朱音静の口座から

買収の証拠が見つかるとは
思えませんがね。

隠し口座というのも
現実的ではありません。

確実に
金銭授受はあったはずですよね。

もちろん。
一体 どうやって?

その方法も含めて
朱音静の供述変更までの

およそ ひと月半という期間が
ずっと気になっています。

不気味で不思議な1カ月半…。
ええ。

(内村)
圧力に屈しての逮捕見送りは

到底看過できません。

看過も何も 逮捕を見送ったのは
10月だよ。 もう ふた月も前だ。

今さら その件に…。
(内村)ああ…。

そもそも 圧力をもって

副総監に
逮捕状を握り潰させたのは

誰なんです?

そういう不正義は

不肖 この内村完爾
我慢がなりません。

銃撃犯 朱音静は
嘘の供述をしていて

先般 それを
訂正したそうじゃないか。

つまり 加西周明逮捕は
本来 ミステイクであったわけだよ。

買収による
供述変更の疑いがあります。

いい加減にしたまえ!

まあ 君も
大変な目に遭ったからね。

部長 後ろ!

(殴る音)

♬~

ヤクザのほうは
検挙は進んでいるのか?

えっ? いやいや…。

中園くん 反社をのさばらせて
どうするんだ。

一時の気の迷いだろう。

だがね 我が身かわいくば
自重する事だ。

(伊丹)参事官
なんとかしてくださいよ!

逮捕なんか
できっこないでしょう。

そもそも
なんで我々なんですか?

他にも捜査員
いくらだっていますよ。

そりゃあ お前たちへの
部長の信頼が厚いからだろう。

じゃあ いいんですね?
部長の命令どおり動きますよ。

ば… 馬鹿! そんな事したら

副総監に盾突く事になる。
じゃあ どうしたらいいんですか!

それがわかりゃ 苦労せんわ!

かぁーっ もう まったく

なんで
生き返ったりなんかしたんだ!

…いや なんでもない。
なんでもない。

ちょっと もう…
首突っ込むなって言ってるだろ!

特に この件はさ…。
わかってます。

わかってたら戻れ!

頑張れ 伊丹さん!
負けるな 芹沢さん!

私をチアリーダーだと
思ってください。

お二人の事 応援してます!

想像以上に図太いっすね…。

下手すりゃ
俺らが追ん出されるかも…。

(鳴き声)

(鳴き声)

どうぞ お構いなく。

あれからも
頻繁に面会なさってますか?

心細いでしょうからね。

そう思って お邪魔しました。
えっ?

拘置所に移れば面会できると
思ったんですけどね

俺ら 本人に拒否られちゃって。
相当嫌われてるみたいです。

…なもんで 彼女の様子を聞きに。

逮捕された頃に比べたら
随分と落ち着きましたよ。

それはよかったです。

彼女が供述を変えた事は
ご存じありませんよね?

おや ご存じですか?

いえ… し… 知りません。

弁護士の接見とは違って
一般の面会には立会人がつくし

とりわけ
事件の話はできませんからね。

まあ お母さんが そんな事
知ってるわけありませんよね。

ええ… 知りません。
静さん 供述ば変えたとですか?

善人は正直。

そして 正直は顔に出ます。

あなたは 嘘が大の苦手。

およそ
人をだます事などできない。

我々は 朱音静が買収されて

供述を変えたのだと
にらんでいます。

ところが 肝心の
金銭授受の痕跡が見当たらない。

けど それなくして

彼女が供述を変えるなんて
あり得ない。

そんな中 思い当たったのが
あなたの存在なんですよ。

あなたが 朱音静の代わりに
金銭を受け取ったのではないか。

あなたには 絶大な信頼を
寄せているはずですから

安心して
供述を変えたのではないかと…。

なんの事か さっぱり…。

侮辱です!
私が買収の片棒ば担いだなんて…。

お帰りください。
もう二度と会いません!

静さんと一緒。
私も あんた方 面会拒絶です!

(冠城の声)図星でしたね。

でも 強制的に調べる材料はない。

しかし どうした事でしょう。

あのお母さんが
嘘に加担するとは。

そういう事の 到底できない人と
思っていましたが…。

なんだかんだ言って
朱音静の将来 金が必要です。

そんなの お母さんだって
わかってるはずです。

間違いなく
買収金額 大金でしょうから。

正直者である事と
朱音静の将来を

天秤にかけたという事でしょうか。

娘の将来を思わない親はいません。

もう すっかり本当の親ですもんね
あのお母さん。

(都々子の声)らしくないけど
安心して。 本物だから。

(蒔子)私が?

そう。 受け取ってほしいの。

そして 間違いなく入金された事を
朱音静に伝えて。

あっ…。

これ 読んで。

彼女が あなた宛てに書いたの。

普通に書くと
検閲受けちゃうから

接見室で
私と2人きりの時に書いた。

♬~

(都々子)今回の事情が
書いてあるでしょ?

筆跡を疑うなら

彼女からの手紙
何通かもらってるんでしょ?

確認してみて。

学がないせいかしら

下手くそな文章だけど
意味はわかるでしょ?

(都々子)
見てのとおり 字だって汚いし

その上
何カ所も間違って消してるし。

特に 最後の

「あたし あやまちの中にこそ
真実があると思う」ってくだり

なんか ポエム?

傍線まで引いちゃって
ウケるんだけど。

(蒔子の声)あなたの言うとおり
してみるわ。

全部 わかってくれた?

(蒔子)うん 全部。

よかった…。

(蒔子)でも できるやろか?

平気よ。 お母さん
普通にパソコン使えるもの。

(マウスのクリック音)

(杉下の声)
あなたは 嘘が大の苦手。

およそ
人をだます事などできない。

♬~

(キーボードを打つ音)

♬~

拒絶解けて
また会えて嬉しいです。

ええ。
で 我々に話って?

私…

私 とんでもなか事しました。

私… 私…。
落ち着いて。

とんでもない事って?

お金ば使い込んだとです。
はい?

静さんの代わりに受け取ったお金
使い込んだとです。

とんでもなか事に…
取り返しのつかん事に…。

♬~

元気そうだね。
おかげさまで。

しかし
あなたほどではありませんよ。

皮肉も健在だ。 ハハハ…。

華麗にスルーしてください。

話って?

直接会って話したいなんて
わがまま言った以上

よっぽど面白い話じゃなきゃ
承知しないよ。

まあ ざっくり言うと

殺し屋が あなたを狙ってます。
はあ?

どうやら
キャンセルは利かないようで

あなたを仕留めようと
動き出したようです。

ハハハハハハハハ…!

何 言い出すかと思ったら…。
殺し屋? 俺を?

どうしてさ? ハハハハハ…!

まさか ゴルゴ?
あっ ヒットガールか?

アハハハハハ…!
ああ おかしい。 これは傑作だ!

参ったな。 こんな面白い話だと
思わなかったよ。 ハハハ…。

俺の負け。 認める。 敗北。 降参!

(笑い声)

ああ…。

ふざけんなよ お前ら。

♬~

ヒットマンだと?

はあ。
にわかには信じがたい話でして。

(内村)どこからの情報だ?

それが 特命のようで…。

うーん…。

(伊丹)あなたが
殺し屋 雇ったって?

(蒔子)
なんとかして止めてください。

お願いします!

人に恨まれる覚え
ないんだけどなあ…。

で 何? 2人して

僕を 殺し屋から守りに
来てくれたってわけ?

今 この瞬間にも

危機が迫っている可能性が
ありますからねぇ。

一刻も早く この事態を
お耳に入れようかと

こうして
お目にかかった次第ですよ。

なんなら ボディーガードで
雇ってあげようか?

もちろん ギャラは弾むよ。
いいバイトになるんじゃない?

あいにく 公務員は
副業 禁じられてますんで。

我々が
ボディーガードなどするよりも

もっと確実に 安全を確保できる
方法がありますよ。

特別に お教えしましょうか?
ぜひ。

警察へ出頭なさってください。

真実を話せば 瞬く間に
あなたの安全は確保されます。

留置場や拘置所 さらには刑務所。
この上なく安全です。

語るに落ちたな…。

僕をビビらせて
捕まえようって魂胆だろ?

その手は桑名の焼きはまぐり
ってやつだ。

我々 そんな
漫画みたいな事しませんよ。

どうかな?
するかも。

だろ?
確かに 現時点

100パーセントの確証は
ありませんが

かといって
笑って聞き流せる証拠もない。

つまり
可能性が捨てきれない以上

標的である あなたに
お知らせしておくべきと

判断したわけですよ。

ふーん それはご親切に。

失礼します。
お待たせ致しました。

ああ ごめん。 僕 もう帰るから
これ 引っ込めて。

もちろん お代は払うよ。

かしこまりました。

家まで護衛頼む。

はい?

だって 君らの懸念どおりなら

僕 帰る途中に
殺されちゃうかもしれないだろ?

そんな事になったら
君ら 責任問題だろう。

どうですか?

少なくとも 寝覚めは悪いぞ。

確かに。

だから… 責任持て。

(伊丹)
インターネットの闇サイトで

殺し屋 探して
雇ったっていうんですか?

よく そんなもんで
探し当てましたねえ。

正直 見つかるとは
思いませんでしたけど

思いの外 順調に…。

(メールの受信音)

♬~

(芹沢)殺し屋との
メールのやり取り 残ってます?

時間が経つと
勝手に消えちゃって…。

ああ… 相手
ハッキング技術あるみたいだな。

その殺し屋
お母さんのパソコンに

勝手に
出入りしてたんじゃないかな?

で そいつ いくらで
殺し 請け負ったんです?

えっ… 2000万円です。

(伊丹)2000万…。

安いんだか高いんだか
わからねえな…。

そのお金
殺し屋が動き出したって事は

もう払ったんでしょ?
ええ 半分。

残りの半分は あとでいいって。

(伊丹)金の受け渡しは?
どうやったんです?

(蒔子の声)四谷の中央通り公園の
ゴミ箱に捨てました。

(伊丹の声)はい?

(蒔子の声)お金を新聞紙に包んで

コンビニの袋に入れて捨てろ
って指示されたので

そのとおりにしたら…。

間違いなく受け取ったって
連絡来て

あとは朗報を待てって…。

ああ… 私が悪かとです!

お願いします!
殺し屋ば止めてください!

はいはい 大丈夫です。
落ち着いて。 ねっ。

はい 座ってください。

これは 甲斐さんとこの
若い衆じゃないの。

先 行っててちょうだい。
(秘書)わかりました。

相変わらず
勝手気ままにやってんの?

恐れ入ります。 お元気そうで。

君はそろそろ キャリア官僚ぐささ
抜けたかしら?

もう とっくに 一兵卒として
頑張っております。

相変わらず 言う事が適当だねえ。
ヘヘヘヘ…。

今日は どんなご用事で?

そんなのは余計なお世話でしょ?
それは失礼しました。

まあ 好き勝手にやるのは
いいけどさ

少しは 甲斐さんの言う事も
聞いてあげなさいよ。

甲斐さん 困ってたよ。
そんな事を先生に?

いや 言わないよ。
言わないけどさ

私の耳は 心の声まで
聞こえてきちゃうから。

なんてったって ほら…。

すごいお耳ですね。

大したもんだろ? ハハッ。
それじゃあ また。

ああ… ひとつだけ。

実は 半年ほど前
逮捕寸前までいっていた被疑者が

副総監の鶴の一声で
逮捕取りやめになったんですよ。

逆らえない力
すなわち 圧力で

逮捕が握り潰されたというのが
専らなんですが

ひょっとして
その圧力というのは

鑓鞍先生 あなただったのでは
ないかと思っていましてね。

先生が加西の逮捕を見送らせた?

…のではないかと
ずっとモヤモヤしていたんですが

せっかく こうして
お目にかかったので

思い切って
お尋ねしています。

ご無礼は重々承知。

間違っていたら
お叱りを覚悟の上で。

違いますかね?

ご無礼なのは いつもどおり。

叱ったところで
こたえやしないしね。

で 君は なんで そう思うの?

甲斐さんが
副総監と会った時に

副総監は 甲斐さんに

我々の事を
「おたくの若い衆」と言って

釘を刺したようなんですよ。

おたくの若い衆にも
余計なまねをしないよう

言い聞かせてくださいね。

我々を指して
「若い衆」とおっしゃるのは

今まで 先生以外に

いらっしゃらなかった
ものですからね

副総監が なぜ急にと
不思議に感じて

やがて ふと思い至ったのが
口調の伝播。

口調の伝播?

ええ。

直前 もしくは ごく直近まで
会っていた人物の口調や

使っていた特徴的な表現が
耳に残っていて

思わず自分も使ってしまう
という現象ですよ。

副総監は 鶴の一声の前
鑓鞍先生に会ってて

鑓鞍先生の「若い衆」が
甲斐さんの前で口をついて出た。

ええ そうだったのではないかと
思い至ったわけですよ。

さすが 抜け目ないねえ。

先生が副総監に圧力を?

圧力をかけるなんて
そんな やぼなまね…。 ハハッ…。

これでも 伊達者で通ってるのよ。

まあ 会って
加西周明の話は したけどね。

でも 圧力なんて
一切かけちゃいませんよ。

つまり 副総監の忖度
という事でしょうか?

そんなものは
本人に聞きなさいよ。

ああ…。

せっかく加西の名前が出たから
特別に教えてあげよう。

なんとまあ 殺し屋が
彼を狙ってるんだってさ。

驚いたでしょう?

その情報は どこから?

内調の情報だから
確度は高いと思うよ。

♬~

♬~

お待たせしました。

突然 申し訳ありませんでしたね。

正直 面会できると
思わなかったんですけどね。

むしろ お目にかかりたいと
思ってました。

こちらから連絡する矢先でした。

正体は つかめてるんですか?

♬~

♬~

うちの職員の撮った
報酬受け取りの場面です。

(庸子)このあと尾行しましたが
残念ながら途中で見失いました。

ですので 殺し屋の存在が
確認できたのみです。

で 我々に会いたかった
というのは?

情報を共有しませんか?

はい?

恐らく 目指すゴールは
一緒だと思うので。

不当に罪を逃れた加西周明に
相応の罰を与えたい…。

違いますか?

〈不逮捕から一転
殺し屋の標的となった男〉

〈その恐るべき計画とは?〉

必ず
あなたの悪事を暴いてみせます。