相棒 season 19 #4 特命係は小手鞠から、後輩の芸者・叶笑を『怨憎会苦』から救ってほしいと頼まれる。叶笑は15年前…

2020年11月5日

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #4[解][字]

【藪の外】
小手鞠の後輩芸者が復讐殺人!?
15年前の事件の“奇妙な偶然”…
特命係が導き出す哀しき真実とは!?

詳細情報
◇番組内容
特命係は小手鞠から、後輩の芸者・叶笑を『怨憎会苦』から救ってほしいと頼まれる。叶笑は15年前、暴行未遂事件にあったというが、最近そのときの犯人が出所。周囲をうろついているので目的を探ってほしいという。ところがその犯人は一昨日、殺害されていたことが判明。また、勤め先が叶笑の得意客・吉岡が社長の会社だったことも分かる。そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介 ほか
【ゲスト】高梨臨、窪塚俊介 ほか
◇スタッフ
【脚本】児玉頼子
【監督】杉山泰一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

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♬~(三味線)

♬~(三味線)

♬~

(拍手)
(冠城 亘)素晴らしい!

さすが小手鞠さんの後継者。

♬~

叶笑と申します。
本日はありがとうございます。

(小出茉梨)フフッ…
愛想がなくて ごめんなさい。

これでも 叶笑 この界隈では
一 二を争う芸者なんですよ。

(杉下右京)かのえみさん…。
どのような字を?

♬~

「叶う」に「笑み」で 叶笑…。

素敵なお名前ですねぇ。

客の願いを叶え 笑顔にしてくれる
って意味ですかね?

精進致します。

(琴梅)失礼致します。

♬~

吉岡さんが?
(琴梅)はい。

ご挨拶だけでもって
そちらに…。

我々の事は お気になさらずに。

(吉岡壮介)ああ…。
まあ まあ 吉岡さん。

ご無沙汰しております。
ご無沙汰してます。

小手鞠さんが
いらしてると聞いて

ご挨拶だけでも もう ぜひと。

すみません お楽しみのところ
お邪魔してしまって。

さすが小手鞠さん。
引退されても人気はご健在。

そのようですねぇ。

小手鞠さん
お店 持たれたそうですね。

ええ 小さいですけど。
お近くにお寄りの際は ぜひ。

ハハハ… もちろんです。
今度 必ず寄らせて頂きます。

お待ちしております。
フフフフ…。

すみません 失礼しました。

では 失礼致します。

♬~

お願い事とは どうやら
彼女の事のようですねぇ。

それで 我々を ここへ呼んだ。

叶笑さんに会わせるために。

♬~

お二人に お願いがあります。

どうか 叶笑を
怨憎会苦からお救いください。

♬~

〈事件が起きたのは15年前〉

〈当時17歳
芸者見習い中の棚橋智美さんは

稽古事からの帰宅途中だった〉

キャー…!

♬~

〈暴行目的で彼女を襲ったのは

久我山大樹 当時27歳〉

助けてーっ!!

(石丸)おい! 何してる!?

〈だが 駆けつけた警察官によって
久我山は逮捕〉

(茉梨の声)棚橋智美。
それが叶笑の本名です。

15年前に彼女を襲った
久我山という男が出所して

叶笑の周りをうろついていると
耳にしました。

ですが 目的がなんなのか
わかりません。

なるほど。 それで
その男の目的を知りたいと。

場合によっては
排除してほしいと…。

どうか 叶笑をお守り頂ければ…。

なるほど。 それで怨憎会苦…。

(角田六郎)
なんだ? 「おんぞうえく」って。

ああ… 仏教用語ですねぇ。

怨み憎む相手にも
会わなければならない

苦しみの事です。

かみさんに こう思われてたら
最悪だね。

フフ…。

あっ これって あれだろ?

元高校教師が起こした
連続婦女暴行事件。

ええ。 被害女性は4人。

うち1人は未遂でしたが…。

その犯人 捕まえたの

俺の同期の 所轄時代の後輩。

おや。
うん。

その未遂事件の
取り調べ中に

過去3件の余罪が
判明したんだ。

後輩の大手柄だって

そいつ 飲みの席で
嬉しそうに語ってたよ。

で なんで
こんな古い事件…。

いえいえ ちょっと…。
右京さん。

ああ 何かわかりましたか?

それが… 殺されてたんです。

はい?

久我山大樹。
えっ!?

おとといの深夜
あの料亭近くの神社の裏で。

♬~

死亡推定時刻は 一昨日
深夜12時から2時の間。

早朝 神社の神主が遺体を発見。

所持していた社員証から
身元が判明。

死因は失血死。

凶器は 鋭利なキリ状のもの。

犯人と争いになり
ここで殺された。

携帯が見つかってないようですね。

犯人が
持ち去ったのでしょうかねぇ。

それにしても
タイミング良すぎません?

ええ。 恐らく ゆうべ

小手鞠さんが
急に我々を呼び出したのは

久我山が殺された事を
知ったからでしょうねぇ。

ああ…。

♬~

かんざしですね。

鋭利なキリ状のもの…。

冠城くん これ 伊丹さんに。

念のために
叶笑さんの花名刺も一緒に。

わかりました。

(叶笑・琴梅)
ありがとうございました。

♬~

昨夜の…。

警視庁の方でしたか。

小手鞠さんから何も聞いてない?

はい。 お店のお客様としか…。

ぶしつけながら
久我山大樹さんが殺害された件で

少しお話を伺いたいのですが…。

今さら あの男の事で
話す事はありません。

久我山が殺されたって聞いて
驚かないんだ。

あの男は 私の中では
存在してませんから。

お気持ち お察しします。

ですが 恐らく 久我山は

かんざしで殺害された可能性が
高いと思われます。

この かんざしに見覚えは?

いえ…。

おとといの深夜
12時から2時の間は どちらに?

その日は 11時半すぎに
お座敷を終え 家に帰りました。

どこにも寄らず?
はい。

どなたか
それを証明できる方は?

あいにく 一人暮らしですので。

出所後 久我山と会った事は?

どうして 私が あの男に?

もし 困ってる事があったら
いつでも話してください。

何か力になれると思いますんで。

そう言われても
困った事なんて 何も…。

ところで
足は もう大丈夫ですか?

…えっ?

左足首 痛めてましたよね。

踊りの最中に
少し ひねってしまったようで…。

それは いつの事でしょう?

おとといの夜のお座敷で…。

そうですか。

もう よろしいですか?

ああ… ありがとうございました。

♬~

あの子 なんか やらかしたの?

いえいえ そういうわけでは…。
なんだ 残念。

なんか とげがあるように
聞こえますけど。

だって あんな愛想ない子…。

小手鞠姐さんのお客
譲ってもらっただけじゃない。

まあ 要するに 気に入らない。

冠城くん。
はい。

いい事 教えてあげる。

あの子 おとといのお座敷のあと

足なんか痛めてなかったわよ。

おや…。

じゃあ
彼女が足を痛めたのは その後…。

ちなみに…。

この男性に
見覚えはありませんか?

ああ… その人…。

(叶笑・琴梅)
ありがとうございました。

(琴梅の声)3カ月くらい前かな…。

♬~

(琴梅の声)なんか 吉岡さんと
こそこそ話してたけど。

吉岡って 昨日の?
ええ。

まさか お二人が
警察の方だったとは。

我々も驚きました。

吉岡さんが 久我山さんの勤務する
会社の社長だったとは。

ああ どうぞ。

事件の事は?

ええ 昨日
警察から問い合わせを受けて。

久我山さんは
いつから こちらの会社に?

先々月からですが…。

出所して すぐですね。

久我山の前科の事
ご存じだったんですか?

いえ 今回 警察から話を聞いて
それで初めて…。

久我山が入社する前
料亭の前で会ってますよね?

(吉岡の声)ええ…。

以前から知り合いだった?

いえ。

どうしても うちで働きたいと
私を待っていたようで

その熱意を買って採用を…。

わざわざ待ってた…。

ところで 小手鞠さんとは
いつ頃からお知り合いに?

2年ぐらい前だったかな?

取引先の社長に呼んで頂いた
お座敷で。

そうですか。

(小坂奈都子)
あっ もうお帰りですか?

お邪魔しました。

大体 社員が殺されたって
聞いた夜に お座敷遊びって…。

あの吉岡って社長は
なんかありますよ。

ええ。 2人の繋がりは
調べる必要がありそうですねぇ。

あっ 俺 お茶してから帰ります。

任せます。

(ドアの開閉音)

ああ…。

吉岡の秘書に確認しましたが

どうやら 久我山は
幽霊社員のようですね。

出社した姿は
一度も見た事がないと。

そうですか。
あの社長

久我山から 何か弱みでも
握られてるんじゃないですかね?

ええ 恐らくは…。

(伊丹憲一)おい!

特命係の… 2人。

まったく また 隠れて
こそこそ こそこそと…。

(芹沢慶二)相変わらず
鼻が利くっつうか なんつうか…。

その様子では
指紋が一致したのでしょうかねぇ。

冠城。

これ どこで入手した?

赤坂にある料亭で。

叶笑さんは そこに出入りしている
芸者さんです。

芸者遊びだと?
随分とご立派なご身分で。

本当だよ!
あっ 今度 ご一緒します?

本当に? おお…!

セリ セリ お前…。
先輩 赤坂だって。 いてっ!

(伊丹)叶笑こと 棚橋智美。

これは
あなたのかんざしですよね?

指紋は
拭き取ったつもりかもしれないが

ここんとこに しっかりと
あなたの指紋が残っていた。

付着していた血痕も
久我山大樹のものと一致した。

棚橋智美さん。

あなた 15年前に 久我山に
襲われた事がありますよね?

その復讐のために
久我山を呼び出して

このかんざしで
殺したんじゃないですか?

違います。
私は殺してはいません。

久我山に会った事は
認めるんですね?

でも また襲われそうになって。
だから…。

(久我山大樹)ああ…! いてえ…!
何すんだよ!

その時 頬をかすめただけだと?

(出雲麗音)相手は
自分を襲った男ですよね?

どうして そんな男に
会いに行ったんですか?

おい…。

お店の前をうろつかれて
迷惑だったので…。

だからって 会いに行くなんて…。

最初から殺すつもりだった。

それで 久我山を
呼び出したんじゃないんですか?

違います。
(伊丹)だったら どうして

その時 通報しなかったんです?

それは…。

正直に話したらどうです?

15年前の復讐をするために
久我山大樹を殺した。

(伊丹)違いますか?

頬のかすり傷は
犯人しか知り得ない事…。

足を痛めていた事からも

叶笑さんが
久我山に襲われそうになった事は

事実でしょうねぇ。

それなのに 殺人は否認ですか…。

そうですか。 叶笑が取り調べを…。

こうなる事を
あなたは予測していたんですね。

久我山が殺されていた事を
知ってたんですね。

今度は
占星術でも始めようかしら。

女将さん。

久我山が
叶笑さんの周りをうろついている。

その目的を調べてほしい。

あなたは 我々に
そう言いました。

(茉梨)ええ そうお願いしました。

その真意は 我々に

久我山殺害事件の真相を
調べてもらう事だった。

つまり 少なくとも あなたは

叶笑さんの犯行ではないと
信じている。

杉下さん…。

叶笑は 私にとって
娘のようなもの。

母が娘を信じるのは
至極当然の事。

杉下さんと冠城さんが

事件の真相を明らかにするのが
当然のように。

なるほど。

でも 望む結果になるかどうか
わかりませんよ。

それはそれ。
何があっても受け止めます。

(石丸)この工場の中で
久我山大樹を逮捕しました。

ですが 逮捕できたのは
偶然だったんです。

偶然とは?

当時は まだ交番勤務で

同僚と夜間警ら中
防犯ベルの音を耳にしたんです。

(防犯ベル)
どこだ?

(防犯ベル)

おい! ちょっと待ちなさい!

(警察官)止まれ!
(石丸)待ちなさい!

(石丸の声)窃盗犯は2人組で
それぞれに分かれて追尾しました。

(石丸)おい!
助けてーっ!!

(石丸の声)この工場の中から
悲鳴が聞こえてきて…。

おい! 何してる!?

(石丸)待て!

(石丸)やめろ!

まさか連続暴行犯だったなんて…。
本当 驚きました。

同じ日の夜 近くで窃盗事件…。

そのリサイクルショップは
どちらに?

ああ…。

あちらです。

ああ… なるほど。

ちなみに 窃盗犯のほうは?

同僚が 追いかけた犯人を
無事確保してくれたおかげで

そちらの事件も
解決しております。

お二人とも お手柄でしたね。
ありがとうございます。

あの…
久我山が殺されたと聞きました。

当時の事件と
何か関係があるのでしょうか?

それは まだ なんとも…。

もし 自分にできる事があれば
なんでもおっしゃってください。

では…。
はい。

早速 ひとつ お願いが。

窃盗の主犯は 田崎元哉。

当時 二十歳。

かつて この店で
バイトをしていた田崎は

合鍵を使って侵入。

田崎は再犯だった事もあり
実刑判決を受ける。

共犯者は 当時19歳の吉岡壮介。

右京さん。

ええ 吉岡さんは未成年で初犯。

審判の結果
不処分となっていますねぇ。

その前歴をネタに
久我山が吉岡をゆすっていた。

そうは考えられません?

なるほど。 吉岡さんにとっては
隠したい過去…。

それで 吉岡が
口封じに久我山を…。

(冠城の声)
久我山が料亭の前にいたのは

叶笑さん目的じゃなくて
やはり吉岡のほうだったんですよ。

ええ そうも考えられますねぇ。

もしもですよ 逆に 吉岡が

15年前の久我山の事件を
知っていたとすれば

久我山を恨んでいる叶笑さんを
利用したって事もありますよね。

叶笑さんに
罪を着せたという事ですか?

彼女の供述が事実なら

彼女が去ったあと 吉岡が
久我山を刺し殺す事は可能です。

そうですか。
15年前の事 調べたんですか…。

じゃあ やはり 久我山に…。

ええ。

どこで聞いたのか 久我山は

私の前歴をネタに
社員にしろと要求してきたんです。

だが 脅しは
それだけでは済まなかった。

それで口封じに
久我山を殺害した。

どうして私が…?

そんな理由で殺人なんて
リスクが大きすぎますよ。

だから 棚橋智美さんに
罪を着せようとした。

は? なんで彼女を?

なるほど。

棚橋智美さんが どなたなのかは
ご存じのようですね。

(ノック)

(奈都子)失礼します。

(伊丹)どうも。 あっ…。
(舌打ち)

かーっ…!
どうして お二人がここに?

話せば長くなりますが
お聞きになりたいですか?

(伊丹)ならば結構です。
(芹沢)出雲 お前はパソコン。

(麗音)はい。

(芹沢)警視庁です。

吉岡壮介さん。

久我山大樹さん殺害の件で
ご同行願えますか?

(吉岡)えっ…?
あなた 事件当夜

ここのパソコンから
久我山にメールしてますよね?

えっ?
とぼけても無駄です。

久我山のメールサーバーを
調べたら

しっかりと
その証拠が残ってましたから。

いや 私はメールなんて…。
はいはいはい。

パソコンは証拠品として
提出してもらいますからね。

いや…。
話なら

これから じっくり伺いますよ。
さあ どうぞ。

お願いします。
どうぞ!

叶笑さんのほうは?

それが
犯行を決定づけるものがなくて。

なるほど。 そしたら
サーバーを調べていた青木から

報告が上がってきたと…。

出雲!
はい!

何か気になります?

なぜ 久我山は

吉岡さんが窃盗事件の共犯者だと
知ったのかです。

当時 吉岡さんは未成年。

氏名は公表されていないはずです。

主犯の田崎のほうは
事件当時 二十歳。

氏名が公表されてる。

出どころは そこでしょうねぇ。

すみませんね お忙しいところ。
(田崎元哉)ああ いえ。

久我山大樹。
この男をご存じですね?

15年前の件で
あなたに会いに来てますよね。

はい。

久我山は あなたに どんな事を?

15年前に お前が窃盗事件を
起こしたのを知ってるって。

(久我山)いくらか
都合つけてもらえませんかね?

何かと 金が入り用で。

(田崎)どうして俺が?

(久我山)どうして?

お前らがヘマしたせいで
あの夜 警察が来たんだろ。

お前らが廃工場のほうに
逃げ込んでさえ来なきゃ

俺は捕まらずに済んだんだよ。

(田崎)廃工場?
俺は そんな所に逃げ込んでない。

じゃあ もう一人のほうか…。

誰なんだ? そいつは。 うん?

誰なんだって聞いてんだよ!

それで久我山に
吉岡壮介の事を教えた。

そうですけど…。

それって何か罪に問われますか?

今はもう 真面目にやってます。
妻も 子供だっているんです。

そりゃ 吉岡には
悪いとは思ったけど…。

田崎さん 我々は

その事をとがめに来たのでは
ありませんよ。

じゃあ もう いいですか?

同僚に変なふうに
思われたくないんで。

すいません。

これで ひとつ はっきりしました。

久我山が吉岡に近づいたのは
逆恨みからだった。

ええ。 もしかすると 吉岡さんは

久我山の暴行事件に
気づいていたのかもしれませんね。

(青木年男)なんですか?
このひどい映像。

こんなものを見せるために

この僕を
わざわざ呼んだんですか?

だから だから…
お前がそれを鮮明化するんだろ。

は?

うわっ… こういうの得意だろ?

それが人にものを頼む態度か?
冠城亘。

青木くん
君のその優れた能力なら

お安いご用かと
思ったのですがねぇ。

まあ そこまで杉下さんが
僕の能力を認めてるのであれば。

やっぱりここにいた。

元特命係の青木年男さん。

なんで白バイ上がりのお前が
それを?

サイバーセキュリティに行ったら

出戻りなら古巣だろうって。

土師の奴…。

青木くんを捜している
という事は…。

吉岡壮介が

久我山に送信したはずのメールを
削除してたみたいで。

その復元のお願いに。
なるほど。

よかったな 人気者で。
あっ ちょっと。

本当 人気者。
ふざけるな!

ちょっと やめろ。

(青木)おはようございます。

あっ。
おやおや。 もしや 徹夜ですか?

お肌 荒れちゃってますね。
誰のせいだ。

鮮明化 できたの?

できたのかだと?
人にものを頼んでおいて。

さすが青木くんですねぇ。
とてもクリアになっています。

(青木)当然です。
この僕にかかれば

その程度の作業なんて
お茶の子さいさいですから。

こっちが吉岡
こっちが田崎ですね。

やはり そうでしたか。

(冠城の声)あの夜 吉岡は
久我山の暴行事件を知っていた。

間違いないでしょう。

ご満足頂けましたか?
じゃあ 僕は これで。

ちょっと待ってください。
まだ何か?

青木くん 一課に頼まれた
メールの復元なんですがねぇ…。

ああ 申し訳ない。

いくら 君でも
何もかも一緒には無理ですか。

この僕を
誰だと思ってるんですか?

おやおや。

やはり 叶笑さんにも
メールを送っていましたか。

(芹沢)吉岡さん。

あなたが削除した
パソコンのメールね

全部 復元させてもらいましたよ。

これは あの日 あなたが
久我山から受け取ったメールです。

(伊丹)
「追加でまた100万振り込んでくれ」

はい。

で 金を要求されたあなたは
久我山を あの神社に呼び出した。

(芹沢)「金は直接渡す」

「今夜12時。 赤坂の七坂神社」

こんなメール 私は送ってません。

とぼけても無駄だ。

叶笑とかいう芸者にも
こんなメールを送っておいて。

(芹沢)「15年前のことで
二人だけで話がしたい」

「今夜12時。 赤坂の
七坂神社に来てほしい。 吉岡」

この叶笑って

15年前 久我山に襲われた
棚橋智美さんだよね。

彼女の復讐心を利用して
久我山殺しを画策した。

違うか?

いえ。 彼女は何も関係ありません。

はっ?

久我山を殺したのは 私です。

(ドアの開く音)

吉岡さん。

本当に
あなたの犯行でしょうかね?

また勝手に もう…。

(芹沢)いや だから 実行犯は…

吉岡に利用された
棚橋智美って事でしょう?

いいえ。
棚橋智美さんでもありません。

恐らく 棚橋智美さん…
ええ 叶笑さんは

このメールを見て

あなたが15年前の暴行事件の事を
知っていたのだと思い

あの神社へ行ったのでしょうねぇ。

しかし 彼女は取り調べでも

このメールの事は
明らかにしていません。

なぜでしょう?

いや なぜって…。
恐らく お二人は

お互いを犯人だと思い込み
かばい合っているのでしょう。

じゃあ 犯人は?

別にいるという事です。

(麗音)じゃあ このメールは?

そのメールの送信時間

社長室に侵入する人物が
防犯カメラに映っていました。

(伊丹)誰だ? この女。
秘書の小坂奈都子さんです。

(吉岡)彼女がなんで…。

彼女と
男女の関係にあったのでは?

もう2年以上前の話ですよ。

やはりな。

捨てられた腹いせか あるいは

久我山から脅されているあなたを
助けようとした。

いずれにせよ 伊丹さん

彼女から話を聞く必要が
ありそうですね。

言われなくても。 芹沢 行くぞ。
(芹沢)はい。

出雲! お前も。
はい。

吉岡さんの事は?

お二人にお任せしますよ。
お好きにどうぞ。

吉岡さん。

あなたが必死に隠しているもの。

それが なんなのが
ずっと考えていました。

15年前 リサイクルショップに
盗みに入ったあなたは

偶然にも 棚橋智美さんを襲う
久我山の姿を目撃したんですね?

その時 彼女も あなたを見つけ

助けを求めたのでは
ありませんか?

それを あなたは見捨てた。

その慚愧の念を あなたは
ずっと抱えていましたか。

初めて お座敷で彼女を見た時
息が止まる思いでした。

♬~

(吉岡の声)すぐに気づきました。
あの時の女性だと。

(吉岡の声)笑みひとつ見せない
彼女の姿に

あの時
すぐに助けてやれていれば…。

何度も そう思いました。

それで 彼女の事が気になって
通い始めた。

はい。

そんなあなたの前に
久我山が現れた。

3カ月前 いきなり会社に。

随分と ご立派になられて。

いいですね。

未成年だったあなたは
おとがめなしで済んで。

15年前の事件の事
社員や取引先の方々が知ったら

どう思うんでしょうね。

言いたければ 言えばいい。
もう15年も前の話だ。

(吉岡の声)そしたら 数日後…。

♬~

あの女
俺がやろうとしてた女だよな。

あの時 お前 知ってて
あの女を見捨てたよな?

それで
脅されて 久我山を社員にした上

金の要求に応じたのか。

断れば
彼女に知られてしまいます。

あの時 見捨てたのが自分だと。

それだけは
絶対に知られたくなかった。

もしかして 叶笑さんの事…。

それで 彼女をかばって
自分がやったなんて嘘を。

でも まさか
小坂くんが犯人だったとは。

いいえ。 それも違います。

えっ?

あの久我山って男が
社長と話してるのを聞いたのよ。

そしたら あの芸者

昔 久我山に襲われた女だって
いうじゃない。

そんな女のために
脅しに乗るなんて。

(芹沢)それで吉岡に成り済まして
メールを送ったってわけ?

だって あんな芸者のせいで

なんで私が
捨てられなきゃいけないの?

久我山に 彼女を襲わせようと
思ったんですか?

そんな… ただ ちょっと
嫌がらせしただけよ。

じゃあ
久我山を殺したのは 一体…。

もう一人 いますよね。

15年前の事件の事で

久我山の存在に
おびえていた人物が。

えっ?

お疲れさまです。
お疲れさん。

♬~

ああ…。

叶笑さん あなた 15年前
久我山に襲われた時

助けを求めた相手が
吉岡さんだったと

気づいていたんですね。

気づいたのは いつの事ですか?

最初は 全く。

♬~

(叶笑の声)ですが 3カ月前
あの男を目にした時…。

♬~

(叶笑の声)あの時 助けてくれずに
恨んでいた相手が

まさか 吉岡さんだったなんて…。

でも それを伝えたら

きっと 吉岡さんは もう…。

怨憎会苦…。

ようやくわかりました。
小手鞠さんの言葉の意味が。

小手鞠姐さんが 何を?

小手鞠さんは
気づいていたのでしょうねぇ。

あなたの吉岡さんに対する思いに。

だから あなたは

吉岡さんを騙った
あのメールを見て

彼と話をするために
ここに来たんですね。

はい…。

♬~

どうして…?

驚いたな。
まさか あんたが来るなんて。

逃げなくてもいいじゃないですか。

せっかく また
こうして会えたんですから。

来ないで!

(久我山)ああ…! いてえ…!

何すんだよ!

その時 通報しなかったのは

吉岡さんの名前を
出したくなかったからですね?

はい。 もしかしたら
吉岡さんが久我山を…。

そう思ったら 言えませんでした。

ですが 久我山を殺害したのは
吉岡さんでは ありませんよ。

えっ?

久我山を殺害したのは

15年前 吉岡さんと一緒に

リサイクルショップに
窃盗に入った

田崎元哉という男でした。

(伊丹)久我山の事は
吉岡壮介から聞いたんだな?

はい。 久我山に脅迫されて

あいつの事を
しゃべってしまった事を

わびに行ったんです。

すまない。
俺が あの男に お前の事を…。

そっか…。

やっぱり お前
あの男に脅されてたのか?

どうなんだ?
ああ。

ああ!

(田崎の声)
ああ 今度は俺の番だって。

いつか 俺のとこにも またって。

そう思うと もう 怖くて…。

(田崎の声)毎日 毎日
生きた心地がしなくなって。

♬~

来ないで!

(かんざしを振り下ろす音)

(久我山)ああ…! いてえ…!

何すんだよ!

おい。

(刺す音)

叶笑さん。

15年前の
あの夜の事なんですがね…。

あなたを救出した警察官に
当時の話を聞きました。

あなたの叫び声が聞こえ
それで 駆けつけたと。

ええ。 あの時 物音がして…。

(物音)
助けてーっ!!

おい! 何してる!?

(石丸)待て!

あの時 あのお巡りさんが
来てくれなかったら…。

その警察官は 同じ夜

近くで起きた窃盗事件の
防犯ベルを聞き 現場へ向かい

その犯人を追尾中に

あなたの叫び声を
耳にしたそうです。

そうだったんですか。

ところが 主犯格の
田崎元哉に確認したところ

侵入後
防犯ベルが作動しないように

ブレーカーを落としたと
言ってるんですよ。

では なぜ
防犯ベルが作動したのか。

考えられる答えは ひとつ。

誰かが
防犯ベルを鳴らしたからですよ。

叶笑さん あなたを助けるために。

そうですよね? 吉岡さん。

♬~

(ガラスをたたき割る音)

♬~

(防犯ベル)

なんで?

おい 吉岡! 逃げるぞ!

(警察官)止まれ!
(石丸)待ちなさい!

(石丸)おい 待ちなさい!

(ぶつかる音)
助けてーっ!!

♬~

おい! 何してる!?

じゃあ 本当は…。

すまない。 あの時
君を すぐに助けられなくて。

そんな事…。

そのせいで 君は ずっと…。

ありがとう 吉岡さん。

あの時…
助けてくれてありがとう。

♬~

♬~

どうぞ。

これは 私からの ほんの気持ち。

どうも。
はい どうぞ。

ようやく
叶ったのではありませんか?

小手鞠さんの願いが。
えっ?

小手鞠さんですよね?
叶笑さんの名付け親。

さしずめ いつか
彼女を笑顔にしてくれる人が

現れる事を願って…
といったところでしょうかね。

なるほど。

これが聞きしに勝る
特命係の杉下右京ね。

おやおや。
含みのある言い方ですねぇ。

まあまあ。
小手鞠さんもいかがですか?

待ってました。

その前に…。

ひとつ確認なのですが

本当のところ お二人の事は
どこまでご存じだったのですか?

やぼなお人。

15年間 藪の中だった真実が

杉下さんと冠城さんのおかげで
明らかになった。

それだけでいいじゃない。

恋心 言葉にせねば 藪の中…。

なるほど。 二人の思いを
藪の外へ解き放したかった…。

うん… まあ そういう事でしたら。

はい どうぞ。
結構 面倒くさい人ね。

今頃 気づいたんですか?

私 細かい事は
気にしないたちなんで。

では。
ありがとうございました。

白河家は
白河十蔵大臣の流れをくむ一族だ。

(白河瑞江)家族を殺すって…。

(白河貴代)こんな脅しに
乗る必要はありませんよ。

24年前にも同じような事が…。

(貴代)あなたが殺したのよ。

今回で
全て決着がつくかもしれません。