相棒 season 19 #6 マンションの敷地内で男性が死亡する事件が発生。通報者は、出張風俗店のドライバーで店の女性を…

出典:EPGの番組情報

相棒 season 19 #6[解][字]

【三文芝居】
殺人の通報者は元役者!?
真実!?芝居!?目撃証言の罠!
特命係を翻弄する狙いとは…!?

◇番組内容
【第6話「三文芝居」】
マンションの敷地内で男性が死亡する事件が発生。通報者は、出張風俗店のドライバーで店の女性を送り届けたという松野と名乗る男性。首筋にドクロのタトゥーがある“鈴木”と呼ばれた金髪の男が被害者ともめ、鞄を奪って逃げ去るのを目撃したという。捜査一課が鈴木について捜査する中、目撃証言に不審なものを感じた特命係は、事件当夜、松野が仕事を休んでいたという情報をつかむ…。
◇出演者
水谷豊、反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三 ほか 
【ゲスト】橋本じゅん ほか
◇スタッフ
【脚本】瀧本智行
【監督】権野元
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

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  1. 松野
  2. 西島
  3. 鈴木
  4. レイナ
  5. 店長
  6. 伊丹
  7. 杉下
  8. ミキ
  9. 芹沢
  10. 刑事
  11. 役者
  12. 麗音
  13. 金髪
  14. 仕事
  15. 自分
  16. お願い
  17. パソコン
  18. マヤ
  19. ヤミ金
  20. 感謝

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(ノック)

(石川)こんな時間に何してんの?

(松野優太)
今 女の子が仕事中で。

ああ… 出張風俗か。

免許証 あと 店の名刺ある?
(松野)はい。

(松野)じゃあ これ。

(石川)女に仕事させて

車の中でボーッと待ってるなんて
結構な商売だね。

そちらは大変な商売ですねえ。
真夜中に 雨に濡れて。

終わったら さっさと帰れよ。
(松野)はい。

ああ お巡りさん お巡りさん…
お巡りさん!

風邪 引かんように。

♬~

(サイレン)

お疲れさまです。
(芹沢慶二)お疲れっす。

(出雲麗音)お疲れさまです。
(伊丹憲一)おう。

(益子桑栄)死因は脳挫傷。

この角に後頭部をぶつけたようだ。

(益子)おい。

(益子)110番通報してきた男が

ホトケさんと別の男が
もみ合ってるのを見たらしい。

(芹沢)何 ぼさっとしてんだよ。
さっさと 目撃者 連れてくる!

(麗音)…はい。

(益子)おい。
はい!

これが ガイシャの入構証。
日栄電産の社員のようだな。

(伊丹)
最大手の電子部品メーカーだな。

「西島亨」…。

財布の中 福沢諭吉さんが
20人は入ってますよ。

稼いでたんですね このガイシャ。

金には
手をつけてないようだな。

しかし
かばんが見当たらないんだよ。

(杉下右京)かばんですか。

(伊丹)朝から 嫌な顔 見た~!

財布には目もくれずに
かばんだけ奪い去った。

中に
何が入っていたんでしょうねぇ。

(冠城 亘)犯人にとって
20人の福沢さんより大切な何か。

気になりますねぇ。

こんな朝っぱらから
特命係が そろってお出まし?

いや たまたま
2人で近所を散歩してたら

たまたま
サイレンが聞こえたもので。

何が 「たまたま」だよ。
よりによって散歩ですよ?

ご心配なく。 お邪魔するつもりは
ありませんので。

でしたら
とっとと お引き取り頂いて

どうぞ お二人で散歩の続きを。

(麗音)
こちら 目撃者の松野さんです。

派遣型風俗の
ドライバーだそうです。

男2人が もめてる姿を
見たんだって?

そうなんですわ。

私はね あの辺に止めた車の中から
見てたんです。

スーツの男が
タクシーから降りてね…

あれは酔うてたんやろうな。

フラフラっとしながら
玄関に向かおうとしたら そこ!

そこの陰から
金髪の男が スーッ 現れて…。

(松野の声)「コラ! われ!
かばん 渡さんかい!」。

「どあほ! 渡せるか! あんた…
やめろ!」言うてたらね

金髪の男が ここのスーツ男を
ドーン 蹴って…。

で スーツ男が パタン! ピタリ!
って もう動かんようになって。

そしたら 金髪の男が
かばんを持って ダーーーッ…!

一目散に走って逃げよった。

関西弁だったのか?

はあ?
だから

「コラ! かばん よこさんかい!」
とか

「どあほ! 渡せるか オラ!」…。

すいません すいません…。
そこは わしのアドリブで。

そういうの いらないから。
いらない。 ややこしい。 なっ?

つい 興奮してしもうて…
はあ はあ…。

で? 逃げた男は?

その 金髪以外に なんか特徴は?

ええ うーん…
派手な柄シャツにガリマッチョ

30そこそこやな あれは。

あっ あと
首筋にタトゥーがありました。

(松野)ドクロの。
ドクロのタトゥー?

ところで エスコートした女性は
どちらに?

ああ… あの そばの駅まで送って
タクシー 拾わせました。

自分だけ戻ってきたんですわ。
警察に話さなならん 思うて…。

いや これ
善良な市民としての義務やしね。

それはそれは
ご協力 感謝します。

で お客さんは何号室の方…。
刑事さん。

お客さんのプライバシーまでは
明かせませんがな。

私らにも守秘義務っちゅうもんが
ありますやん?

なるほど。

警部殿。
ああ… これは失敬。

では 我々は
散歩に戻りましょうか。

ええ そうしましょう。
あっ!!

なんだよ!?

思い出しました…。

殺された男のほうが
叫んでたんですわ。

確か
「鈴木さん 勘弁してくれ」…。

鈴木? 間違いないんだな?

せや… 鈴木や!

これって お手柄ちゃいます?

♬~

被害者は 日栄電産の
社員じゃないんですか?

(角田六郎)派遣会社の
システムエンジニアだ。

新規システムを開発するために

ひと月前に派遣されてきたばかり
だったらしい。

だから
社員証じゃなくて 入構証…。

お前さんが気にしてた
かばんの中身だけどね

被害者の部屋を捜索しても

パソコンが
見当たらなかったらしいんだ。

って事は…。
ノートパソコンを持ち歩いていた。

犯人の狙いは その中の情報?

うん。 日栄電産といえば
世界有数の電子部品メーカーだ。

産業スパイの仕業じゃねえかって
一課は踏んでいる。

じゃあ 金髪の男は
金で雇われた その筋の男?

だろうな。

だとすれば 財布の金に
手を出さなかったのも

うなずけますね。
うん。 うちにも

「鈴木って野郎 知らねえか」って
照会が来た。

まあ 心当たりを挙げたけど

「鈴木」って
やたら多い名字だからな。

(山田みなみ)
あの… 警視庁の方ですか?

ええ。

今 別の方たちが
いらっしゃってるんですが…。

(村田)そもそも 西島という人間は
我が社の社員でもないんです。

ただの派遣が殺されても
知ったこっちゃないと。

そういうつもりじゃ…。

では 「鈴木」という名前

西島さんから
聞いた覚えはありませんか?

金髪で 首筋にドクロのタトゥーが
ある男らしいんですが。

(伊丹)ご存じなんですか?

(西島 亨)
勘弁してくださいよ 鈴木さん。

(大山の声)1週間ほど前…。

(鈴木真治)借りた金は
返してもらわないとな。

なんなら 俺から
お偉いさんに頼んでやろうか!?

(西島)やめてください!
今晩 必ず返します。 必ず…!

ほう… 盗み聞きしてたんですか?

人聞きの悪い。

そちらが 話 終わるのを
待ってただけです。

ケッ… 相手してる暇はねえ。
行くぞ。

(麗音)お疲れさまです。

(芹沢)出雲! 何やってんだ お前。
さっさと来い。

なかなか 大変そうだね。
(麗音)ハハッ…。

あの こちらも警視庁の方で…。

先ほどの刑事さんに
全て お話ししたんですがね。

ええ。
大体の話は表で聞きました。

あとは 西島さんが働いていた
職場を拝見できれば。

じゃあ
山田くん 案内してあげて。

わかりました。 どうぞ。

(電子音)
(解錠音)

どうぞ。

警視庁の方です。

ここが西島さんのデスクです。

ああ… 私物などは?

この部屋には持ち込めないので。

どなたか
西島さんと親しい方は?

先ほど 確認したんですが…。

西島さんが
ヤミ金から金を借りてた事

ご存じの方
いらっしゃいませんか?

(キーボードを打つ音)

いい仕事場ですね。

レナさん。

お役に立てなくて
申し訳ありません。

こちらこそ お時間 取らせて

すみませんでした。
いえ…。

みんな 面倒に巻き込まれたくない
って顔してましたね。

あの人たちも
恐らく 非正規の方たちでしょう。

余計な事に首を突っ込んで
上から にらまれたくない。

いつ切られるかわからない
立場ですからねぇ。

それにしても ヤミ金から
金を借りてる人間の財布に

どうして 20万もの現金が?

気になりますねぇ。

それと
もうひとつ 気になる事が。

なんでしょう?

あの目撃証言です。
被害者の声が聞こえたっていう。

おや 珍しく 気が合いますねぇ。

♬~

ああ… ここですね。

♬~

(店長の声)うちは ちゃんと
営業許可 もらってますよ。

ええ 存じています。

今日は ドライバーの松野さんに
お話を伺いたくて 参りました。

おっちゃん
なんか やったんすか?

いえいえ。
ある事件を目撃されたので

証言の確認に。

今 女の子 迎えに。
(電話)

(店長)まあ
すぐ戻ってくると思いますけど。

お電話ありがとうございます。
スイ~トパイパイです。

(店長)はい。 はい 可能ですよ。

(マヤ)きもっ。
えっ… あっ…。

ああ…。

ちょっと すいません。

みんな 松野さんってドライバー
知ってます?

(マヤ)そりゃあ 知ってるけど…。

あっ… どんな人?

どんな人って まあ… 面白い人?
話 盛りすぎだけど。

(ミキ)舞台俳優とか
信じらんないよね。

ちょっと… 舞台俳優なの?

(マヤ)あんなん
嘘に決まってんじゃん。

おっちゃん
適当な事しか言わないんだから。

しかも 絶対スケベ。
胸ばっか見るし。

ミキちゃん 狙われてんじゃん?

違うって。 レイナちゃんだよ
おっちゃんの お気に。

(マヤ)レイナちゃんって
土日メインで来てた子?

辞めたんだっけ?

出入り激しいからね うち。

ミキさん お願いしまーす!
(ミキ)はーい。

ところで
おとといの午前3時から4時頃

松野さんが送った
女性というのは?

えっ? おっちゃん その日
風邪引いて休んでましたよ。

休んでた?

まあ 今朝はピンピンしてたから
どうせ仮病でしょうけど。

そうでしたか。
すいません。 僕の勘違いでした。

(松野)
はい サーヤさん カムバック!

お疲れさまでした…。

(足音)
先輩。

鈴木真治だな?

(鈴木)オラッ!

(芹沢)待て! コラ!

(麗音)鈴木!

(鈴木)邪魔だ オラァ!

うわっ! イタタタ!

イタタタタ…!

(蹴る音)
うわっ! ああ…。

(鈴木)ああ…!

2時46分
公務執行妨害で逮捕する。

おお おお… よし よし よし!
よし よし…。

事件が起きた時間
雨が降っていました。

その状況で
車の中にいた あなたに

被害者の声が聞こえた
っていうのは

ちょっと 考えにくいんですがね。

そら あんた…
叫んでましたからね。

「もう 鈴木さん 勘弁してくれ!」
聞こえますがな はっきりと。

あなた 警ら中の巡査に
仕事中だと言ってましたが

実際は休んでた。

あちゃー… バレました?

店長も おしゃべりやなあ。

真夜中に レンタカーを借りて

わざわざ
あの場所に車を止めていた。

さあ なぜでしょう?

言いにくいなあ…。

言わな あきまへんか?

あきまへんねえ。
ハハハハ…!

いや 実はね 前に仕事で
あの辺に行った事があってね。

その時にね

もう えらい べっぴんさんに
通りかかられてね!

もう 一目 お顔を拝みたいもんや
と思いながら

もう フラフラ~っと…。

フラフラと?

ええ。

信じられまへんか?

信じられません。

女の子たちは あなたの事
「スケベ」とも言ってましたが

「嘘つき」とも言ってました。

かなわんなあ…。
そんな事 言うてました?

まあ 話 面白おかしゅう
するために

多少 脚色はしますけど
嘘つき… 心外やな。

キャストは大変な仕事やから

気ぃ紛らわせてやるためですやん。
キャスト?

女の子の事を そう呼びますねん。

あの子らも それぞれ
しんどい事情を抱えてるんですわ。

それを腹の奥に隠して
仮面をかぶって

束の間 客に夢を見させてやる。
せやから キャスト。

まさに
「この世は舞台 人は みな役者」や。

おや シェイクスピアですね。

あら… ご存じですか?

『お気に召すまま』第二幕第七場の
有名なセリフです。

正解!
続きは 確か

「人は みな 舞台に登場しては
退場して行く」。

「その時々
様々な役を演じるために」。

すごいやん! 刑事さん。

確かに
人は 誰かに与えられた役を

演じているだけなのかも
しれませんねぇ。

舞台役者という話は
どうやら 本当のようですね。

当たり前ですがな。

もう シェイクスピアやったら
何作もやりましたわ。

なんという事だ!
この 血にまみれた手は!

これが私の運命なのか?

ああ… 神よ!

もう
あと戻りはできぬというのか!?

このまま
この道を突き進むしかないのか!

カンカンカン カーン…!

(拍手)

お見事!
いえいえ…。

スポットライトを浴びて
演じるのは

さぞかし
気持ちがいいものでしょうねぇ。

そら もう最高ですわ。

一度 あの味を占めたら

辞められるもん
ちゃいますけれども…。

お辞めになったんですか?

芽は出んし 食えんしね。

きれいさっぱり…。

諦めました。

あの 芝居の話は
それぐらいにして

そろそろ本題に。
どうぞ。

(携帯電話の振動音)
ああ… ちょっとすいません。

俺だ。

さっき 伊丹たちが
タトゥー野郎をパクったぞ。

鈴木真治。 半グレ上がりで

ヤミ金やら裏カジノやら
手広くやってる男だ。

(伊丹)西島亨を知ってるな?

はあ? 誰だよ それ。

しらばっくれるな。
お前の客だろうが。

(鈴木)ああ… あのカモ。

西島がどうかしたのかよ?

殺されたよ。

知ってんだろ?

マジかよ! なんで?

こっちが聞きたいんだよ。

一昨日の午前4時 どこにいた?

はあ? まさか 俺がやったと?
馬鹿じゃねえ?

お前 1週間前

わざわざ 会社まで
追い込み かけに行ったな?

あの金なら 返しに来たよ。
利息そろえて全額な。

いくら?

75万。

カモのおかげで
こっちは飯食ってんだよ。

「なんの得にもならねえ殺しなんか
するわけねえだろうが!」

(芹沢)「おい 適当な事
言ってんじゃねえぞ!」

(鈴木)
「本当だっつってんだろうがよ!」

(小出茉梨)
男には わからないでしょうね。

人前じゃ 楽しそうに振る舞って

裏じゃ 必死にもがいている
女の気持ち。

はい どうぞ。

「人は みな役者」か…。

なんですか? それ。
あっ いえ…。

杉下さん
もう1本 おつけしますか?

お願いします。

鈴木は 嘘をついてるようには
見えませんでしたね。

ええ。 アリバイも
すぐに明らかになるでしょう。

となると 松野の目撃証言は
全くのでたらめ…。

しかし どうして

鈴木真治の存在を
知っていたんでしょうねぇ。

西島さんと鈴木の関係を
知らなければ

いくら でたらめだとしても
あの証言は出てきませんよ。

それに ヤミ金から逃げ回っていた
西島さんが

75万ものお金を
どうやって用意したんでしょう?

しかも 財布の中に
20万 残されていた。

ミキちゃん。

気張ってきいや。
(ミキ)はいはい。

♬~

今日は早いですね。

松野の事が気になりましてね。

何か わかりましたか?

案の定です。
詐欺の前科がありました。

3年前 大阪で起きた
有浜不動産相手の巨額詐欺事件。

当時 かなり騒がれました。

松野は地面師グループに雇われ

なりすまし役として
地主の息子を演じています。

主犯格から 芝居経験と
ナチュラルな関西弁を見込まれて

スカウトされたようです。

確かに うってつけですねぇ。

犯人グループは
30億以上 だまし取りましたが

松野の報酬は200万。

懲役2年6カ月
半年前に出所しています。

あの男
筋金入りの大嘘つきですよ。

(松野)周りから「ぼん」言われて
贅沢三昧で育ったんよ。

(ミキ)おっちゃん この間
貧乏育ちって言ってたじゃん。

えっ? そんなん言うてた?
(マヤ)うん。

おかしいな~。 ハハハ…。

刑事さん。 あっ…。

あっ いや… 昨日はどうも。

お忙しいところ
申し訳ありませんが

もう少し 詳しい話を伺いたいと
思いましてね。

(伊丹)それは こっちの仕事ですよ
警部殿。

(芹沢)はい。
はい どい… どいて。

松野優太
詐欺の前科があったとはな。

西島の会社の前まで
会いに行った事 なぜ黙ってた?

西島の会社に?

防犯カメラに映ってたんです。

特命係に
余計な事 教えなくていいから。

とにかく 署のほうで
詳しい話 聞かせてもらおうか。

暑いな…。

この部屋
もうちょい冷房効きまへんか?

自分の立場 わかってんの?

あんた もう 目撃者じゃないの。
容疑者なの!

なんのために
西島に会いに行った?

せやから
わしやないって言うてますがな。

ここに
お前が写ってんだろうが!

やっぱ わしやない。

刑事さん この世にはね

自分にそっくりな人間が
3人はおる 言いますやろ。

あれ ほんまらしいでっせ。

なめやがって…。

ふざけるな!!

あんま大きな声 出さいでも…。

松野は 必死に
何かを頼んでるように見えますね。

人前で土下座とは
ただ事ではありませんねぇ。

♬~

ひとつ はっきりした事は
松野さんは この時点で

鈴木という男の存在を
認識できたという事です。

金髪 ドクロのタトゥー

鈴木という名字も
恐らく この時に…。

だから 松野は 鈴木に
罪をかぶせる事を思いついた。

あとは 松野と西島の間に
何があったかですね。

(青木年男)おい。

えっ?

(ため息)

さっきから 僕の事を無視して
2人だけで コチョコチョと…。

感謝の言葉はないのか? 冠城亘。

一課の目を盗んで

その防犯カメラの映像を
届けてやったんだぞ。

サイバーセキュリティーの
エキスパートの この僕に

コソ泥みたいなまねまで
させておきながら

「ありがとう」のひと言も…。

青木くん。

いつも
君の優秀な頭脳に助けてもらって

僕は
心から感謝しているんですよ。

僕も…

感謝してる。
あっ ちょっ…!

その言い方は気にくわないが

今日のところは
杉下さんに免じて勘弁してやろう。

で もうひとつお願いした
松野さんの通話履歴のほうは?

最近の通話相手は ほとんどが
スイ~トパイパイの店長ですが

3カ月ほど前から しょっちゅう
電話していた人間がいました。

はあ 確かに
この番号が頻繁に出てきますねぇ。

(青木)庄司光則という男です。

何者なんですかね?

僕を見くびるな 冠城亘。
当然 調べは済んでいる。

庄司は やぐら座という
小さな劇団の演出家。

元は 松野優太が主宰していた
劇団です。

(庄司光則)松野ほど

役者バカって言葉が似合う奴は
いません。

こと芝居に関しては
一切 妥協しなかった。

だから 芝居打つたんびに
借金が膨らんで…。

だんだん
首が回らなくなって…。

詐欺グループの誘いにのった…。

(松野)なんぼでも押しまっせ。

(庄司の声)自分の芝居で
あくどい商売してる奴らに

一泡 吹かせてやるつもり
だったんでしょう。

根っからの役者ですからねえ。

地主の息子って役を 喜々として
演じたに違いありません。

あいつ 出所したら
ここに戻ってきて

もう一度 役者として
一からやり直すって

張り切ってたんですよ。

でも そうはならなかった。
どうしてでしょう?

3カ月ほど前だったかな…。

有浜不動産の担当者が
自殺していた事を

知ったらしいんです。

あいつが
直接だました担当者です。

よっぽど
ショック受けたみたいで

突然 役者辞めるって
言い出して…。

なんという事だ!

あーあ…。

この芝居も 本当なら
松野が主演する予定だったんです。

社内で非難の的となり 左遷され

事件の半年後 電車に飛び込んだ。

一担当者が 30億の決済を
全て任されるわけありませんよね。

ええ。 責任を問うなら
当然 契約を進めた上層部。

保身のために スケープゴートに
されたんでしょう。

松野にとっちゃ
寝覚めの悪い話ですね。

芝居辞めても当然ですね。

刑事さん もう これ
任意の取り調べですわね。

そろそろ 帰らせてもらわんと。
もう… 仕事行かなあかんから。

どうします?

(ドアの開く音)

警部殿…。

1分だけ。

はあ…。

どないしましたん?

ちょうど
帰ろか思うてたとこですわ。

庄司さんにお会いしてきました。

あなたは 本当にお芝居が
お好きだったようですねぇ。

かなわんなあ…。

ただの昔の連れですがな。 そんな
巻き込まんでも よろしいがな。

庄司さんが話してくれました。

あなたが加担した詐欺事件で
有浜不動産の担当者が自殺した。

あなたは その事実をのちに知って
打ちのめされた。

それが あなたが役者を辞めた
本当の理由だったと。

でも あなたは 今 この瞬間も
お芝居を続けていますね。

さすが シェイクスピアのセリフを
そらで言えるお人や。

全部 お見通し。

参りました。

西島を殺したんは わしですわ。

♬~

(松野)「西島と知り合うたんは
1カ月ぐらい前です」

「たまたま入った立ち飲み屋で
隣り合わせになって

まあ 妙に意気投合して…」

(松野の声)自分は

派遣会社に登録してるだけの
使い捨てや…。

なんの保証もない わしらと
大して変わらんのかと思たら

なんや 妙に
親近感が湧きまして…。

そん時 ギャンブルにはまって
借金があるって聞かされました。

ヤクザに追い回されて

このままやと死ぬしかないって
泣きつかれて…。

金を貸してやったのか?

(松野)「なけなしを全部…」

(伊丹)「いくら?」
(松野)「100万」

劇団の借金 返すために

出所してから
必死でためた金ですわ。

♬~

お願いします。

(松野の声)事情を話して

金を返してくれって
頼んだんですけど

あいつ 「今 ヤミ金に脅されてんの
見たやろ」言うて

聞いてくれへんかった…。

無理~!

(松野の声)それで あの晩…。

(松野の声)
今すぐ 金返せ言うたら

当分 無理や 言うて
開き直りよって…。

カッとなって
つい 手が出てしもうて…。

ふざけるな お前!
(衝撃音)

(松野の声)わし
あ… 頭が真っ白になって…。

とにかく 金だけは回収せな思て

かばんを持って逃げたんです。

で 西島のかばんは どうした?

当たり前やけど
金なんか入ってへん。

自分のあほさ加減に腹が立って

中に入ってたパソコン
たたき壊して…。

(松野)「一緒に川に捨てました」

♬~

(捜査員)おい
そっちのほう 捜してみろ!

(麗音)ありました!
(芹沢)おう!

あれか?
(松野)間違いないです。

(伊丹)よし。

(芹沢)よし! 行こう。

これで決まりという事ですかね…。

幕は まだ
閉じていないと思いますがねぇ。

なんだよ?

松野の投げ捨てたPCの
ハードディスク。

破壊と水没で

鑑識が 復元できないと
さじを投げて 僕のところに。

復元できたのか?

なめるなよ 冠城亘。
僕の辞書に不可能はない。

(青木)なんとか
こいつだけ救い出せました。

これ 西島…?

そのようですねぇ。

「すいません お代を…」
(西島)「はい」

これって…。
ええ。

冠城くん この間の記事を。
は?

有浜不動産の担当者が
自殺した記事ですよ。

はい。

♬~

なるほど。 そういう事でしたか。

どういう事です?

行きましょう。

(店長の声)
レイナちゃんの写真ですか?

ええ レイナさん。

松野さんのお気に入りだったと
女の子たちが噂してましたよねぇ。

(店長)辞めた日に

ホームページから
削除したんですけど…。

確か ゴミ箱に… ああ。

(マウスのクリック音)
(店長)これだ。

(マウスのクリック音)

♬~

大丈夫や。

お前は ええ芝居してる。

♬~

大丈夫や。

♬~

レイナさん。

この間 エンジニアの方が
別の女性を「レナさん」と呼んだ時

あなた ハッと振り返りましたね。

レナさん。

お役に立てなくて
申し訳ありません。

(杉下の声)あの時は

ただ 声がしたほうを見ただけだと
思ったんですが

あなたは 週末の夜 人から
「レイナ」と呼ばれていました。

だから つい…。

そうですね? 山田みなみさん。

♬~

どうもありがとう。

(麗音)あの2人には
内緒でお願いしますよ。

えっ? どないしましたん?
刑事さん。

もう ほんま
しゃべる事 おまへんで。

山田みなみさんから
話を聞きました。

3カ月前 あなたは

有浜不動産の担当者
山田俊彦さんが

自殺した事を知って
罪の意識にさいなまれた。

遺族の行方が
気になったんでしょう。

(杉下の声)娘のみなみさんの
存在にたどり着くまで

随分 調べ回った事だろうと
思います。

ねえ 何 食べる?

最初は 直接会って

謝罪するおつもり
だったんでしょうねぇ。

(杉下の声)でも できなかった。

♬~

(みなみ)お疲れさまです。

お疲れ。

♬~

みなみさんの裏の顔を知った
あなたは

いてもたっても
いられなくなった。

(店長)すぐ お伺いしますので。
はい 少々お待ちください。

ありがとうございます。

レイナさん お願いします!

おっちゃん これ 住所。
よろしく。

今 車 出しますさかい。

あれ… 関西の人?

ええ 大阪です。

私も大阪!

へえ~。 ああ そうかあ。

こっち来てからは もう 大阪の人
身近におらへんかったから

地元の言葉 聞いたら
すっごいホッとするわ。

あの… あれやで。

おっちゃんでよかったら
なんぼでも聞かせてあげるで。

おっちゃん 口から先に
生まれてきたんちゃうか

言われるぐらい
おしゃべりやねん。

フフフ…。

仕事 行きたないけど
行かなしゃあないね。

ほな 頼むわ おっちゃん。

みなみさんは あなたの事を
信頼していたようですねぇ。

それでも 西島との事までは
話そうとしなかった。

西島の部屋に行ったのは
多分 半年ぐらい前だと思います。

正直 よく覚えていません。

客の顔なんて 全部一緒…。

だから ひと月前に
西島が派遣されてきた時も

全然 気づきませんでした。

(みなみの声)ただ
私の顔を見て ニヤニヤと笑う

薄気味悪い男だとしか…。

なんでしょう…?

し… 仕事 終わったあと
ちょっと付き合ってもらえない?

ごめんなさい。 あの…
今日は ちょっと忙しいんで。

た… 頼むよ。

レイナちゃん。

♬~

(みなみ)「すいません お代を…」
(西島)「はい」

ひどい こんなの…!

(西島)100万
用意してもらえるかな?

副業してるんだから
あるでしょ? 金。

ないわよ!

私は あなたと同じ 派遣なの!

今度 正社員に登用されるって
聞いたよ。

う… 羨ましい。

これ…。

社内にばらまいたら
どうなるかな?

(杉下の声)みなみさんは
誰にも 打ち明けられずにいた。

でも あなただけは
彼女の異変に気づいたんですね?

全額… 貯金 下ろしました。

ああ ありがとう!
恩に着るよ。

じゃあ これ 渡してください。

渡せるわけないよ!

PC これ1台しか
持ってないもん!

やく…
約束が違うじゃないですか!

♬~

これ 押した瞬間 社内に
一斉に この盗撮映像が届くよ。

♬~

これからも
君と仲良くしたいんだ。

♬~

(杉下の声)あなたは なんとか

みなみさんを
窮地から救ってあげようとした。

このとおりです!

頼みます。

必ず 金を用意します。

お願いします!

なんなの? こいつ…。

わけわかんねえ!

(杉下の声)土下座までして
拒否された あなたは

もう一度 頼み込もうと…

いや もしかしたら 力ずくでと
考えていたのかもしれません。

あの夜 西島のマンションまで
出かけて…。

(みなみ)西島さん!

パソコン… 渡してください!

びっくりした! わざわざ
俺に 会いに来てくれたの?

渡してよ!
何すんだよ!

渡して…!
なんだよ! しつこいよ!

じゃあ もう ここでいいよ。
ほらほら ほいほい!

ほれ ほれ ほれ!
(みなみ)やめて…!

(西島)やめない。 やめないから。
ほれ ほれ…。

いやーっ! やめて!!

(衝撃音)

(松野)レイナちゃん!

おっちゃん なんで…?
話は あとや。 ここから逃げんと!

早よ!

早よ 行こう!
いいから 早よ!

レイナちゃん。

この先で タクシー拾って
一人で帰れ。

あとの事は心配せんでもええ。

おっちゃんが
身代わりになったる!

えっ…?

わしな… あんたに惚れてんねん!

かっこつけさせてくれ。

おっちゃん
身代わりなんて…。

わしなんか この先
生きようが死のうが

似たようなもんや。
でも あんたは違う。

これから
ええ事が ぎょうさん待ってる!

あんたの人生の幕は
これから開くんやで。

(嗚咽)
なあ…。

おっちゃん…。

今の ちょっと
ええセリフやったな。

なっ? おっちゃんに全部任せろ。

なっ?

ええな?

ええな? 行け。

ほら 行け! ええな!?

早よ 行け!

(パソコンをたたきつける音)

♬~

あなたは
みなみさんを守るために

一世一代の大芝居を打つ
決意をしたんですね。

目撃者は疑われる。
怪しい人間なら なおさら。

一度は否認して
しばらくしてから 罪を認めれば

信憑性が増す。

証言どおりに 奪ったかばんと
パソコンが出てくれば

犯人が別にいるとは
誰も思わない。

あなたは そう考えた。
大した役者だ。

あの子の人生を狂わしたんは
わしや。

わしが殺したっちゅう事で
ええやないかい!

いいえ。 あなたの罪は
犯人隠避と証拠隠滅だけです。

山田みなみは
今も あなたに感謝してる。

あなたが 詐欺グループの
一員だとは言えなかった。

なんちゅう結末や…!

♬~

「消えろ 消えろ
束の間のともしび」。

「人生は歩き回る影法師」。

「哀れな役者だ」。

「舞台の上で
大げさに見得を切っても

出場が終われば消えてしまう」…。

『マクベス』第五幕第五場。

(拍手)

♬~

♬~

(遠峰小夜子)
よかった 来てくれて。

間違いありません。
私 しっかり 顔を見ましたから。

どうして
そんなに親身になるんだ?

(連城建彦)彼女は
人の心を操るすべに長けている。

真実は 必ず明らかになります。
馬鹿みたい! ハハハハ!