監察医 朝顔 #13【おかえりなさい、茶子先生!ご遺体へのエンバーミング?】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
監察医 朝顔 #13【おかえりなさい、茶子先生!ご遺体へのエンバーミング?】[字][デ]
上野樹里主演!月9史上初の2クール!おかえりなさい、茶子先生!薬物中毒死のご遺体を生前の姿に戻す、「エンバーミング」とは?高橋の恋の行方はどうなる!?
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番組内容
朝顔(上野樹里)たちは、覚せい剤の過剰摂取で死亡し、変わり果てた姿になった22歳の女性・松野紗英(依田ゆい)を、何とか元の姿に戻せないかと苦慮していた。するとそこに、興雲大学法医学教室を去った元教授の茶子(山口智子)が突然現れる。茶子は、若林昭信(大谷亮平)と一緒だった。
実は若林は、遺体に防腐処理を施して生前に近い状態に戻すエンバーマーだった。茶子はヘッドハンティングされ、若林が興した会社の
番組内容2
アシスタントエンバーマ―になったのだという。若林の会社は、エンバーミングだけでなく、大切な存在を失った人たちが抱える深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」を目的としていた。
エンバーミングには遺族の同意が必要になるため、朝顔は茶子とともに紗英の両親に会いに行く。母親の翠(黒沢あすか)は朝顔たちの提案に感謝するが、父親の武弘(住田隆)は家出した挙句、薬物中毒で死んだ娘のことが許せない様子で…。
番組内容3
一方、高橋(中尾明慶)は、愛菜(矢作穂香)の髪の毛から、覚せい剤の陽性反応が出たことを朝顔に伝える。高橋とともに野毛山署を訪れ、強行犯係の山倉(戸次重幸)に検査結果の資料を提出する朝顔。山倉は、愛菜がかつて覚せい剤の売人をしていた男と交際していたことから、売買にも関わっていた可能性もあるとして、彼女の身柄を確保するよう忍(ともさかりえ)に指示し…。
出演者
上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上茜、望月歩、宮本茉由、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、加藤柚凪 ・ 大竹しのぶ(特別出演) ・ 戸次重幸、平岩紙 ・ ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子、柄本明 他
スタッフ
【原作】
原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣『監察医 朝顔』(実業之日本社)
【脚本】
根本ノンジ
【音楽】
得田真裕
【主題歌】
折坂悠太『朝顔』(Less+ Project.)
【法医学監修】
上村公一(東京医科歯科大学)
【法歯学取材】
斉藤久子(千葉大学)、勝村聖子(鶴見大学)
【医療監修】
髙田哲也、佐藤留美子(日吉メディカルクリニック)
スタッフ2
【プロデュース】
金城綾香
【演出】
平野眞
阿部雅和
三橋利行ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(絵美)松野 紗英さんのご両親から
警察に連絡があって
これから
ご遺体を引き取りに来るって。
(藤堂)ウッシー ご遺体
準備すんの 手伝うてくれるか?
(牛島)いいんですか?
だって…。
(藤堂)ご家族が 引き取りたい
言うてんやから しゃあないやろ。
(光子)あっ あの
ちょっと待ってください。
(絵美)うん? 待つって何を?
(光子)あとちょっとで
来ると思うんで。
(藤堂)何や 何や。
(光子)ちょっと待ってほしいんです。
(茶子)お待たせしました。
(朝顔)茶子先生。
(若林)こんにちは。
私の出番でしょうか?
(藤堂)先生 意味が よく…。
あっ! ウッシー!
まあ まあ ウッシー!
うわ~! うわ うわうわうわ。
何か こう ふわっと
うん もりっと。
いい感じでございますよ。
(牛島)ありがとうございます。
(茶子)朝顔さん
早速 参りましょう。
えっ…。
さあ さあ さあ…。
これ 脱いでください。
えっ ちょっと あっ…。
先生…。
♬~
(絵美)誰?
(茶子)♬「さよならは
別れの言葉じゃなくて」
♬「ルイ ルイ」
(高橋)チーフエンバーマー?
アメリカから帰国したばかりなので
まだ 小さな会社ですが。
エンバーミングって?
ご遺体に アルコールや
ホルマリン液で 防腐処置をして
生前に近い姿に戻すこと
ですよね?
それだけじゃないと
私は考えています。
最後まで 自分らしくあるための
お手伝いをしてさしあげると
いうことでしょうか。
あ~ 奇麗だったなと
ずっと 愛する方には
心にとどめておいて
いただきたいではないですか。
残された皆さまも
心安らかに お別れのときを
過ごすことが できます。
そうですね。
おっ! おっおっおっ…。
ヘヘヘッ。
新しい名刺でございます。
よろしくお願いいたします。
「グリーフケア」
グリーフとは
大切な存在を失った方が抱える
深い悲しみ。
そこに
ちゃんと寄り添いたいという
若林さんのお考えに
大賛同いたしました。
法医には 力が及ばないところも
ある部分です。
茶子先生は そこまで
考えてらっしゃったんですね。
いやいや! フフフ…。
先生なんて… フッ
とんでもございません。
私 ただ今
アシスタントエンバーマーとして
ぴっかぴかの1年生でございます。
(高橋)光子ちゃん 知ってたの?
(光子)軽くですけど。
大事なことだから
言い触らさない方が
いいのかなって。
(藤堂)日本は まだまだ
エンバーミングは普及してへんからな。
変色を改善させたり
死後変化をさせないことで
遺族が 生前に近い故人と
お別れできるんですよね。
じゃあ あの 松野 紗英さんも
奇麗に戻してあげられるんじゃ。
(若林)薬物のオーバードーズで
亡くなった ご遺体ですよね。
理論上 ある程度は可能です。
ただ エンバーミングは
解剖とは違って
あくまで ご遺族の依頼がなければ
できません。
(翠)これで 紗英は
元の紗英に戻るんですか?
かなり近づけることはできると
思います。
努力いたします。
(翠)ありがとうございます。
お父さまは
何か ご要望はございますか?
(武弘)勝手にしろ。
主人は
紗英のことが許せないんです。
だから 今回のことは
私の好きにしていいと
言われています。
はい。
あの もし よろしければ
紗英さんの写真ありましたら
見せていただけませんか?
(茶子)ふ~ん。
紗英さん どんなお嬢さんでした?
あの子は すごく意志が弱くて
自分で
何にも決められないんです。
だから 高校も
ちゃんと行かなくなったり。
紗英さんとの思い出で
何か お心に残っていることは
ありますか?
思い出…。
小さいころの話なんですが
いいですか?
ああ もちろん。 ねっ。
お伺いできますか?
主人と
2人きりで留守番させたときに
ケガしたんです。
泣かない子だから
おでこから 血が出てるのに。
(翠)主人が
ちゃんと見てなかったから。
こんなんじゃ お嫁に行けないよ
って私が言ったら
そのとき 初めて泣いて…。
(武弘)くだらない。
そもそも お前が
ちゃんとしてないから
こういうことになるんだ。
また 私のせいにして。
(武弘)お前が ちゃんと…。
紗英さんの おでこの傷
そんな思い出があったんですね。
いろんな話を聞いて
不安な お気持ちだとは
思いますが
私は 紗英さんに
奇麗な姿になって
お二人に会ってほしいなって
思います。
紗英さんも きっと
戻りたいって思ってると思います。
すいません。
出過ぎたことを言って。
(茶子)どのような紗英さんに
お戻しするべきかは
お父さまとお母さまで
話していただいております。
そうですか。
準備 私 手伝います。
(牛島)俺もやります。
何でも ここにあるもんは
使ってもらっていいんで。
この人 どこに 何があるか
よく分かってないんで
詳しくは
ウッシーに聞いてください。
私 把握しておりますよ。
じゃんじゃん使わせていただきます。
(茶子)では…。
(光子)はい あっ 持ちます。
(茶子)よろしいですか?
重いですよ。
ガラガラは
転がしてってください。
朝顔先生。
はい。
(高橋)松野 紗英さんって
1年ぐらい
薬物やってるんだよね?
そうですね。
どないしたんや。
愛菜ちゃん…。
薬物やってるんです。
(山倉)間違いないんですね?
(高橋)はい。
毛髪で 薬物検査をしたところ
薬物の陽性反応が出ました。
検査結果の資料などは?
これです。
忍さん
北村 愛菜の身柄を確保しよう。
興雲大学へ行ってくれ。
(忍)はい。
森本 マトリにも連絡だ。
(森本)はい。
岡島 愛川
すぐに 組対に知らせてくれ。
(江梨花)はい。
(岡島)はい。
愛菜さん
これから どうなるんですか?
(山倉)北村 愛菜は かつて
薬物を売りさばいていた
木嶋と交際していた。
売買にも
携わっていたかもしれない。
山倉係長
お願いしたいことがあります。
(武弘)ここ2年
まともに会ってなかったんで
最近の写真がなくて。
カワイイですね。
(翠)新しい洋服と
ヘアカラーです。
ありがとうございます。
(翠)あと メークポーチ。
あ~ これは 大変 助かります。
お預かりいたします。
(若林)せ~の。
(茶子)紗英さん 奇麗になって
お父さま お母さまを
びっくりさせましょうね。
(若林)3時間程度で
終わりますから
協力してください。
(若林)
では エンバーミングを始めます。
(茶子)執刀医は 朝顔先生。
はい。
(茶子)何か 注意点がありましたら
ご指示ください。
分かりました。
≪(愛菜)高橋さん。
お待たせしました。
(若林)では
ケースアナリシスをしましょう。
(茶子)はい。
(茶子)注射痕が多いですね。
(若林)
液漏れする可能性があるから
よく注意しましょう。
(茶子)はい。
先生 足首にもありますので。
(茶子)ありがとうございます。
(愛菜)高橋さん?
マフラー ありがとう。
わざわざ そのために?
マフラーに
愛菜ちゃんの髪の毛がついてた。
え~。
(高橋)ごめん。
その髪の毛で
調べさせてもらった
愛菜ちゃんが何をしているのか。
(若林)まずは
頭部の変色したところを
色 抜いていきましょう。
(茶子)はい。
皮下注射いたしますか?
(若林)紗英さん もう
注射したくないかもしれませんね。
(若林)できるだけ 皮膚の上から
脱色してあげましょう。
(茶子)そうですね。
(愛菜)どういう意味ですか?
全然 訳 分かんないんですけど。
今日は もう 帰りますね。
もう 警察にも話した。
君は もう 逃げられないよ。
北村 愛菜さんですね。
松野 紗英さんは 知ってますね?
(愛菜)友達でした。
最近は会ってません。
紗英さんが 薬物の過剰摂取で
亡くなられたことは
知っていますか?
(愛菜)えっ?
あなたが クスリを
売っていたんじゃないの?
売ってません。
(山倉)でも あなた
薬物を使用していますよね?
(愛菜)使用してません!
愛菜ちゃん。
薬物をやると
何が起きるか知ってる?
依存が強くなって
すごく痩せてしまうことがある。
そうなると 白髪になったり
髪の毛が抜けたり
感染症に弱くなって
皮膚が ぼろぼろになっていく。
ぼろぼろになるのは
皮膚だけじゃない。 血管だって。
(若林)脇の下から
薬液を注入しましょう。
(茶子)はい。
(若林)私は下半身をやります。
(茶子)お願いします。
(高橋)薬物中毒者のご遺体は
いつも あざだらけなんだ。
何でか分かる?
(高橋)痛みに鈍感になるから。
脳が萎縮して 現実と妄想の区別が
つかなくなるんだ。
(茶子)
うまく入るといいのですが。
マッサージを
お手伝い願えますか?
優しく リンパに沿って。
≪はい。
(茶子)ストレッチをお願いできますか?
≪はい。
見てください。
それでも やめられない。
君が まだ やめられないように。
このままだと…。
君も いつか中毒になって
死んじゃうかもしれないよ。
愛菜ちゃん お金ためて
いつか 自分のパン屋さん
持ちたいって言ってたよね。
北村さん。
木嶋が悪い男なのは知ってました。
でも 別れられなくて。
まさか…。
紗英にも
クスリをさせてたなんて…。
♬~
(茶子)紗英さん
お化粧タイムでございます。
ベースのお化粧の方は
もうすぐ終わると思います。
細かいところは
ご両親の前で仕上げたいと。
私たち 2年も会っていないので
どういう娘の姿がいいのか…。
(山倉)行きましょう。
あっ ちょっと待ってください。
どうぞ。
紗英…。
紗英さんのお友達の
北村 愛菜さんです。
そうですか。
紗英が お世話になりました。
愛菜さん 見てあげてください。
紗英さんは
どんなメークが お好きでした?
愛菜さんが よく知っている
紗英さんを 教えてください。
(愛菜)紗英は
アイラインを引くのが好きで
髪を巻くのが好きでした。
ミニスカートとか
ショートパンツが好きでした。
スカート 長過ぎますか。
お父さん どう?
このままでもいいかな。
父親としては
あまり短いと 気まずくて。
いいと思います。
(茶子)額の傷は
どういたしましょうか。
傷 消えますか?
ある程度は。
消してあげてください。
消さなくてもいいと思います。
紗英 たまに自慢してました。
この傷 お父さんが見ると
気まずそうな顔するから
面白いって。
何だ それ。
(翠・武弘の泣き声)
残しましょうか。
お願いします。
(武弘)紗英
お友達が 奇麗にしてくれたよ。
(翠)よかったね。
愛菜さん。
ありがとうございました。
ご両親 とっても喜んでた。
紗英さんも
きっと喜んでると思う。
恨んでると思いますよ。
愛菜ちゃん。
私が
木嶋と付き合ったばっかりに
紗英を巻き込んじゃった。
私 本当に
クスリをやめたかったんです。
それは 紗英さんも
同じだったんだと思う。
紗英さんの注射痕は
体中に 幾つもあったけど
そのどれもが古い傷だった。
きっと やめようって思って
しばらく
注射を打たないでいたんだと思う。
でも おそらく その反動で
禁断症状が出て
多量の薬物を摂取し
脳出血してしまった。
でも あなたは まだ間に合う。
あなたは 生きてるから。
まだ間に合う。
やり直せる。
♬~
(高橋)頑張れ! 愛菜ちゃん。
頑張って!
♬~
♬~
先生が エンバーミングを
選ばれた意味が 分かりました。
なかなかでございますでしょう
この仕事。
はい。
しかし 学ぶということは
うん 幾つになっても
ちょ~ 楽しいです!
そうですか。
はい。
平さんは お元気ですか?
ん~ まあ 色々あって。
色々?
今は ちょっと気まずいので
桑原君に
間に入ってもらってます。
ありゃりゃ…。
ま~ それは それは。
(呼び出し音)
(桑原)もしもし お父さん。
(桑原)急なんですけれども
今週末
そっち行ってもいいですか?
(平)えっ?
総務課の五味さんに
連絡してくれたんですよね。
(桑原)おかげで
近々 会えることになって。
そのお礼も兼ねて
一緒に飲みましょうよ。
いいよ わざわざ。
あっ…。
朝顔に 何か頼まれたのか?
いえ。
じゃあ 何で?
僕が心配なんです。
だから 会って話を…。
必要ないよ。
ハァ…。
♬~
茶子先生 帰られました。
(絵美)うん。 じゃあ 私たちも
今日は上がろうか。
そうですね。
よし! 高橋 飲み 行くぞ。
(高橋)えっ?
(藤堂)ええから。
ほら 立てって。
(高橋)今日は ちょっと。
アホ。
今日やからこそ行くんやろ。
だったら 俺も。
学生さんは ちょっと
連れていかれへんな。
どこ行くの?
(藤堂)ええとこ あんねん。
どこ行くか知らないけど はい。
(藤堂)お~。
来月と再来月のお小遣い なしね。
(藤堂)助かるわ 軍資金。
じゃあ 私も。
朝顔先生は いいって。
いえ これぐらいさせてください。
じゃあ はい 私も。
うわ やった。
(牛島)俺は学生なんでクーポンとかで。
わ~ ウッシー ありがとう。
よし 高橋 ぱ~っといくぞ。
ほら ほら ついてこい。 ほら。
行こう。
はい かばん。
(藤堂)お~ サンキュー。
いってらっしゃい。
(藤堂)ほら 楽しいぞ。
どこ行くんだか。
ありがとね ご飯まで。
いや~ 有休 使っちゃってるから
有意義に過ごさないとね。
つぐみさん
スパゲティ どれくらい食べます?
(つぐみ)こ~れくらい。
(桑原)嘘だ~。
お父さんと連絡って取った?
うん。
連絡 取ったけど
来なくていいって言われた。
そっか。
(桑原)心配 かけたくないんだと
思うよ。
あっ 俺 あした
長野 戻らないといけないから
県警の五味さんに会ってくる。
事情 話せば
すぐ戻してくれると思うよ。
そんな うまくいくかな?
大丈夫 大丈夫 俺に任せて。
はい! パパの
スペシャルスパゲティの完成で~す。
え~ おいしそう!
おいしそう!
お代わりする!
(桑原)お代わりするの早いよ。
早いよ。 食べてからね。
うん。
はい 持っていきます。
(つぐみ)よいしょ。
はい。 はい つぐみの。
(五味)
口を利いてやりたいんだが
私が どうこうできる
問題じゃないんだ。
(五味)相当な事情がないと
難しいな。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
2人とも 朝までだったんですか?
そう。
帰ろうって言っても
藤堂先生が まだや まだやって。
藤堂先生 夜11時に寝ちゃうのに
よく起きてられましたね。
トイレで 何回も 顔 洗ってた。
(絵美)はい 2人とも
シジミの味噌汁。
お~ 絵美 サンキュー。
(高橋)すいません いただきます。
は~い。
(2人)あ~。
で 一晩中 何やってたんですか?
(藤堂)それは まあな 高橋。
あれは 大人の遊びだね。
最高やったやろ?
(高橋)俺 あんなの初めて。
何か ムカつく。
昨日の 金 返せ。
ちょっと待てよ 絵美。
安心してください。 俺たち
変なとこ行ってませんから。
(絵美)信じられるか。
(藤堂)落ち着け 絵美。
あかん。 マジで 俺
動けへんねん もう。
そんなんで
朝一の講義 できるんですか?
無理や。 立たれへん。
朝顔先生 代わってくれへん?
(絵美)はあ?
えっ?
メモのところ
流すだけでええから。 頼む。
(高橋)僕からも お願いします。
しょうがない大人たち。
(絵美)懲戒免職にしてやりたい。
分かりました。
クラスに 1人
熱心な生徒おるから
分からんことあったら
そいつに聞いて。
名前は?
知らんねん。
課題も きっちり やるし
他の生徒も仕切るし
ええ子やねん。
おはようございます。
本来なら
藤堂先生の講義なんですが
体調不良のため
代理で講義をします。
万木と申します。
≪別に
恥ずかしいことじゃないです。
≪ほら 入って。
(一同)丸屋さん!
(丸屋)ご無沙汰しております。
(光子)どうしたんですか?
丸屋さん
うちの医学部に編入したんだって。
(一同)えっ!
藤堂先生の講義 受けてた
真面目な生徒さんって
丸屋さんだったんです。
マジか!
あんた 気付かなかったの?
いや マスクしてたし
おると思わんやろう。
藤堂先生には
隠し通す自信があったんですが
朝顔先生ではどうにも。
(藤堂)どういう意味やねん。
やりたいことが見つかったから
警察 辞めたんですよね?
皆さんを見ているうちに
自分でも やりたくなりまして。
ちなみに学科は?
臨床検査学科です。
えっ 何 俺に憧れたの?
(丸屋)いえ
医学科を受けたんですが
落ちまして 仕方なく。
入り口 俺と一緒じゃん。
(牛島)あ~ そうなんですか?
今 ちょっとバカにしたよね?
(牛島)あ~ いやいやいや。
同じ大学だったら さすがに
ごまかすのは 無理じゃない?
いや
挨拶しようとしてたんですよ。
でも 挨拶しようとしたら…。
《それって
仲井戸修事件ですよね?》
(丸屋)30年前の事件はあるわ…。
《牛島君 どこ?》
《捜してくる》
(丸屋)SNSの事件はあるわ…。
《坂口 拓海さんが
狂犬病ウイルスに
感染していることが分かったの》
(丸屋)狂犬病のご遺体 来るわ…。
(絵美)《トンネル事故は 焼死体や
圧死が出る可能性がある》
(丸屋)トンネル崩落するわ…。
《死因は 薬物によって…》
(丸屋)薬物中毒だわ…。
《チーフエンバーマー?》
(丸屋)エンバーミングするわ…。
えっ 全部いたの?
それなら いっそう
一人前になり
皆さまのお役に立てるまで
男 丸屋
さあ 頑張るぞと思った矢先に…。
あっ… 何か すいません。
朝顔先生が
謝ることじゃないでしょ。
皆さん
ここで 働かせてもらえませんか?
(絵美)えっ?
(丸屋)お給金もいりません。
蓄えも 多少あるので。
いいじゃないですか。 ちょうど
人手も足りてないですし。
そうやな。
もちろん お給金は払いますよ。
やった!
ついに 俺にも部下ができた。
よろしくお願い申し上げます!
☎
はい 興雲大学 法医学教室です。
分かりました。
解剖の依頼が入りました。
私 やります。
よ~し じゃあ 見習 準備するぞ。
(丸屋)はい!
(忍)高木 春江さん 65歳です。
ご自宅で亡くなっているところを
不動産会社の社員が発見しました。
(森本)高木さん
お一人暮らしだったんです。
(伊東)独居老人ですね。
それでは 11時6分
N772番 解剖を始めます。
教えてください。
お願いします。
これは 壊死?
(光子)朝顔先生
両足の指も変色しています。
高木さんの既往歴は?
(森本)2型糖尿病を
10年ほど患ってらっしゃいました。
(光子)なるほど。
(光子)これって…。
(伊東)どうしました?
手や足だけではなく
臓器まで炎症を起こして
壊死しかけています。
(森本)敗血症?
細菌などの病原体が
血管内に入り
全身に広がったときに
体が反応して起こる
様々な状態のことです。
全身が炎症反応を起こしてるって
感じかな?
敗血症ショックが起きると
死に至ることもある
危険な症状です。
ありふれた病気やけど
死亡率も高い 恐ろしい病気や。
なるほど。
(光子)この方
集合住宅に
住まれてたんですよね?
10世帯が入っているハイツです。
一度 現場を見ることは
できますか?
(伊東)何か 気になることでも?
もし 可能なら 水質検査と
あと 周りの環境を
調べてみたくて。
≪(ドアの開く音)
私も
同行させていただきたいです!
(森本・忍・伊東)あっ!
(沖田)
丸屋さん 会いたかったっすよ!
沖田君 やめなさい。
恥ずかしいから。
(沖田)もう でも 会えないと
思ってたんで。
(伊東)しかし 検視官 辞めて
何で また 技師さんなんですか?
地位にこだわる あなたにだけは
一生 分からんでしょうな!
(伊東)相変わらず 声と
ずうたいだけは でかいですな!?
あんたにだけは言われたくない!
変わってないな このやりとり。
お待たせしました。
(渡辺)こちらです。
すみません。
発見時 部屋に ごみなどは?
特に たまってませんでした。
そうですか。
冷蔵庫 いいですか?
どうぞ。
あ~ 1人暮らしの割には
作り置きが多いですね。
確かに。
保存した肉も
たくさんありますね。
≪(長谷川)困るんですよ!
今 原因 調べてますので。
(宮田)あの 捜査って
いつまで やってるんですか?
家に居づらくて。
(伊東)ちょっと待ってくださいね。
(長谷川)早いとこ
捜査 終わらせてくださいね。
(伊東)それは もちろん。
(長谷川)クリーニングも呼ばないと
いけないんですから。
伊東さん どうしました?
あっ 不動産会社の方と
お隣の方が。
あっ ちょっと いいですか?
はい。
亡くなった 高木 春江さん。
数日前から 具合が悪かったと
思うんですが
何か 気付いたことありませんか?
昨日 作り過ぎたって
料理 持ってきたときには
変わった様子は
なかったですけどね。
料理?
(宮田)はい。
これは…。
ハヤシライスですかね。
よく くれるんですよ。
あの 少し分けていただいても
いいですか?
もし よかったら
お料理 調べますので。
最後の料理ですので
食べられるように
万全を期しますので。
はい。
お預かりします。
牛肉アレルギーだったんだね。
(光子)みたいですね。
アレルギーで
亡くなったんですかね?
それで 敗血症になるかな?
(丸屋)失礼します。
(高橋)丸屋さん 何? これ。
(丸屋)宮田さんのお部屋にあった
高木さんのお料理
全部 少しずつ
採取してきました。
それと 高木さんの冷蔵庫にあった
食材です。
食品微生物検査ならできるけど
こんだけ食材あったら
時間かかるよ。
私も 学生時代 寮母さんに
飯を食べさせてもらいながら
大きくなった思い出があります。
宮田さんに 高木さんのお料理を
安心して食べてもらいたいんです。
(高橋)そんなこと言われたら
断れないじゃん。
(牛島)僕も手伝います。
よーし じゃあ 技官室 行くぞ!
(牛島・丸屋)はい!
お疲れさまです。
皆さん もう そろそろ…。
いえ 今日中に
終わらせますので
先生方は お先にどうぞ。
えっ?
見習が決めるな!
高橋さん
無理しないでくださいね。
大丈夫。 やるやる!
よーし じゃあ
こっから ペース上げてこう。
(牛島・丸屋)はい!
すごい量だな。
スペース狭いですね。
ちょっと 駄目 駄目 駄目!
これ 高木さんの組織片の
細菌培養してるんだから
触んないでよ! もう!
あれ?
朝顔先生。
あっ これって…。
≪(チャイム)
(忍)もう 遅いよ。
(桑原)遅いって…。
(忍)お邪魔します。
姉ちゃん どうしたの?
(忍)ご飯 作るよ。
助かります。
栗ご飯 お代わりする?
する。
はい。
よいしょ。
ママ。
うん?
次 パパ いつ来る?
いつかな?
しばらくは難しいかな?
え~!
だから つぐみ もうちょっとの間
ママと一緒に頑張ろうね。
しょうがないな~。
しょうがないね~。
お魚も食べてね。
うん。
(忍)じゃあ しばらく
戻れなさそうなんだ?
(桑原)う~ん…。
それで このメールか。
「俺 警察 やめようかな」
だってさ あんなに偉そうなこと
言っておいて
肝心なときに 朝顔のそばに
いてあげられないんだよ。
お父さんのことも そう。
何にも できてない。
だったらさ 他の仕事
探すしかないかなって。
好きなんでしょ? 刑事の仕事。
別に 離れてても
助け合えるんじゃないの?
家族って そういうもんでしょ?
うん。
(麺をすする音)
おはようございます。
(高橋)おはようっす。
おはようございます。
えっ? 今日も 朝まで?
(高橋)う~ん。
≪(丸屋)
おはようございます 朝顔先生。
おはようございます。
全ての食材で
食品微生物検査を行いましたが
品質は問題なさそうです。
そうですか。
こちらが検査した
食材リストです。
気を付けて検査したので
食べてもらっても 問題ないかと。
ありがとう。
(丸屋)まさか 劇症型溶血性
レンサ球菌だったとはな。
(牛島)それって 人食いバクテリア
って呼ばれてる…。
(丸屋)健康な人にとっては
多くは 喉が痛くなる程度の
風邪のような症状しか起きない。
ただ 高木さんにとっては
違ったんだな。
ケガからも
感染する可能性があるし
経路が分からないことだってある。
今回も 具体的には
分からなかったみたい。
なるほど。
でも 料理には影響なくて
よかったですね。
そうだな。
(チャイム)
高木さんの作った料理
何の問題もありませんでした。
お持ちのお料理
問題なく 召し上がれますので。
あっ あの…
言いにくいんですが…。
僕 食べないんで 大丈夫です。
前に ビーフカレー
受け取ってから
何か ずっと作ってきて
迷惑だったんです。
すいません。
高木さん
牛肉アレルギーだったんです。
えっ? でも 冷蔵庫の中の食品
牛肉ばっかりでしたよ。
《ハヤシライスですかね?》
《前に ビーフカレー
受け取ってから
ずっと作ってきて
迷惑だったんです》
宮田さん?
宮田さん?
あの ドア開けなくていいんで
聞いていてください。
あっ 関係のない人間が
おせっかいで すいません。
でも 高木さん 余り物を
お裾分けしたわけでもなく
あなたのために
料理 作ってたんですよ。
あの 捨ててもいいですから
ただ そのことは
知っていてください。
♬~
♬~
はい もしもし。
もしもし。
どうした?
お父さんに 謝りたくて。
《もういい!》
こないだは
お父さんの気持ちも考えないで…。
傷つける形になっちゃったかな
って思って。
ごめんね。
いや… お父さんこそ
怒鳴ったりして 悪かった。
お父さん。
うん?
私たちは 日々 生きてるから
何か いろんなことで
落ち込んだり
嫌な気分になったりすることも
あるけどさ…。
生きてるって
ホントは それだけで
すごいことなんだよね。
みんな 誰かのおかげで
生かされてるんだよね。
そうだな。
お父さん 病院へ行ってみるよ。
ちゃんと調べてもらう。
ホント?
あした 行ってみるよ。 朝一番で。
分かった。
何か分かったら 電話するから。
うん。 ありがとう。
じゃあ。
♬~
(つぐみ)ママ。
うん?
今日のお昼ご飯 何?
何かな?
あっ 焼きそばとか?
さぶちゃんとこ行ってもいいね。
「悪くないですね」
それ どこで覚えたの?
ママ ちょっと
電話してくるから
待っててね。
うん。
(呼び出し音)
はい。
あっ お父さん。
ごめん ご飯中だった?
いや 今 起きた。
えっ? お父さん 具合悪いの?
いいや。
時間 大丈夫?
今日 朝イチで行くんでしょ?
どこに?
どこにって 病院に。
誰が?
お父さんが。
昨日 行くって言ってたじゃん。
そんなこと言ってないよ。
何で お父さんが 病院に
行かなくちゃいけないんだ?
もしかして 忘れたの?
そんな話はしてないよ。
切るよ?