日曜劇場「危険なビーナス」第5話【遺産相続に大波乱!?矢神家当主の殺害計画】東野圭吾原作のラブサスペンス!…

出典:EPGの番組情報

日曜劇場「危険なビーナス」第5話【遺産相続に大波乱!?矢神家当主の殺害計画】[字][デ]

東野圭吾原作のラブサスペンス!遺産30億の矢神家で当主殺害計画が動き出す。計画を防ごうとする楓(吉高由里子)に対し、当主に複雑な感情をもつ伯朗(妻夫木聡)は…

タイトル
第5話「当主殺害計画が今夜決行!養父との過去に秘められた想い…」
番組内容
30億の遺産争いに揺れる矢神家。相続人である明人(染谷将太)の行方は依然としてつかめない。 欲望渦巻く矢神家では、遺産をめぐって騙し合いが繰り広げられ、ついには当主・康治(栗原英雄)の殺害計画が動き出す。何者かからの手紙によって、計画を知った伯朗(妻夫木聡)と楓(吉高由里子)。 楓は計画を阻止しようとするが、伯朗は幼少期の経験から康治に複雑な感情を抱いており…
出演者
妻夫木聡、吉高由里子、ディーン・フジオカ、染谷将太、中村アン、堀田真由、福田麻貴(3時のヒロイン)、R-指定(Creepy Nuts)、麻生祐未、坂井真紀、安蘭けい、田口浩正、池内万作、栗原英雄、斉藤由貴、戸田恵子、小日向文世 ほか
原作
東野圭吾『危険なビーナス』(講談社文庫)
脚本
黒岩勉
音楽
主題歌:back number 「エメラルド」(ユニバーサル シグマ) 音楽:菅野祐悟
スタッフ
演出:河野圭太 プロデューサー:橋本芙美、髙丸雅隆、久松大地
公式ページ
【◇番組HP】 https://www.tbs.co.jp/kikenna_venus/ 【◇ツイッター】 @kikenna_venus https://twitter.com/kikenna_venus 【◇インスタグラム】 https://www.instagram.com/kikenna_venus_tbs/
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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(楓)矢神家の遺産は 30億以上ある
と 明人君は言っていました

(牧雄)開かずの間だ

(勇磨)もっと価値のある何かが
隠されているはずだ

(伯朗)あいつらは ずっと
おふくろや僕を

疑いの目で見ていた

遺産 目当てで やってきた
卑しい貧乏人だろうって

僕は 康治氏を父親と呼んだことも
そう思ったこともない

矢神家とは 縁を切ってるんだ

(祥子)康治さんを殺して

明日の夜 実行する

断るなんて許さない 彼とあなたが
私に味方してくれれば

遺言書も
康治さんの命も

どうにでも できんのよ

遺産の再確認?
(波恵)ええ

倉庫に保管している遺産について

鑑定金額の確認を皆さんに
してもらおうと思っています

この前の親族会では

あなたが
地下室に閉じ込められて

結局 見ずに
終わってしまいましたから

でも どうして また
確認を?

明人が このまま
帰ってこない場合には

遺産を分配することに
なるかもしれません

美術品や工芸品は
分けるのに困りますので

今のうちに
金額の確定をしておかないと

いつ やるんですか?
今夜 7時からです

今夜!?
親族には 今朝 連絡をしました

皆さん 集まってくれるそうです

(祥子)おはようございます
あら…

あなたも来てたのね
おはようございます

おはよう 早いわね 祥子さん
波恵さん ビックリしましたよ

ずいぶん急じゃないですか
今夜 遺産の確認をするなんて

急いだ方がいいでしょう

兄が いつ どうなるかも
分かりませんしね

そうですね

(杏梨)どうしますか?

「どうする」って?
今夜です

他の皆さんも集まるんですよね?

ホント… 波恵さんの気まぐれには
困ったものね

(君津)さすがに 皆さんがいる前で
康治様の件を実行するのは…

いいじゃない

これは むしろ チャンスよ

《わあーっ!》

はあっ… はあっ…

はあっ…

はあっ…

ふうっ…

いっぱい食べて 元気になれよ

(蔭山)おはようございます
ああ おはよう 早いね

副院長こそ 早いですね
どうしたんですか?

ああ… ちょっとね

こんな手紙が届いてましたけど

ああ… ありがとう

気管虚脱ですね

気管が ひしゃげています
(関川)ホントだ

だから 苦しそうなんだ

薬を出します

それと 肥満気味なので
こまめに運動させてください

散歩の時は 首輪ではなく
ハーネスで

小さい犬は 飼い主を見上げて
喉が圧迫されやすいんです

へえ~ 小さいのは
全部が なっちゃうんですか?

全部とは かぎりません

特に この子のように人工的な
交配で つくられた種類は

おおむね 何かしらの障害を
抱えています

ある意味… 犠牲者ですね

人間の都合で つくり出し
人間の都合で 飼い

人間の都合…
(蔭山)副院長

次の診察は
1週間後でいいですか?

ああ… そうだね

では 関川さん
1週間後ということで

お薬 あちらで
お大事に

感情が表に出すぎです

ああいう 動物をアクセサリーがわりだと
思ってる飼い主さんが

許せないんでしょうけど

どうして分かるの?
私も同じ気持ちだからです

だけど
都心で動物病院を開いているなら

それくらいは 割り切ってください

すまない

やっぱり 昔の実験の思い出が
影響してるんですか?

話したっけ?
君に そんなこと

去年の忘年会で
酔っ払った院長先生が

教えてくれました

あの おしゃべりジジイ

(ノック)

ごきげんよう お義兄様
君は いつも突然だな

そろそろ お昼休みですよね

一緒にランチに行きませんか?
あっ ちょうどよかった

僕も 君に話があったんだ
あら 素敵~

あっ 蔭山さんも どうです?
一緒にランチ

えっ!?
えっ?

お邪魔みたいなので
やめておきます

あっ いや そんなことないよ
むしろ…

私が お邪魔ですかね?

そこは 否定しないんですね
いや そういうんじゃないけど

じゃあ…

どちらとランチに行きますか?

えっ 何だよ その二択は?

たまには…
みんなで ランチしよう

あの開かずの間を
もう一度 開けるってことか

それで お義母様の遺品もあるから

お義兄様にも 今夜
来てほしいって 波恵叔母様が

何だかんだ言って
波恵叔母様って

お義兄様のこと
気にかけてらっしゃいますよね

いいや あの人は

おふくろのこと
一番 毛嫌いしていた

《(康之介)
今 願い事が一つ かなうなら》

《何をお願いする?》
《お母さんが》

《みんなに嫌われなきゃいいなと
思います》

僕のことも

いわゆる 小姑ってやつ
ああ…

お義母様が
矢神家に嫁いだ時には もう

姑さん 他界されて
らっしゃったんですもんね

女性の頂点は ずーっと
波恵叔母様だったんですね

そう きっと…
おふくろの遺品なんて

早く持っていってほしいと
思ってるだけだよ

そんなこと言って 行かないなんて
言わないでくださいよ

お義兄様と私は
最強バディなんですから

行くけど…
何で わざわざ そんなこと

蔭山君が いる前で

私は かまいませんよ
副院長が義妹さんと

強い絆で結ばれているのは
知っていますし

元々 遺産相続もろもろの話には

興味がありましたから
ですよね~?

幸い お義兄様が 蔭山さんに
明人君の失踪や

矢神家の遺産相続について
口を滑らしてしまったおかげで

私も 隠し事をしなくて
済みますし

私も 楓さんには
言葉を選ばずに話せるので

わりと楽です
あら~

私達 相思相愛ですね~
ある意味 そうかもしれません

ウフッ… よかった

これで もしも お義兄様と
蔭山さんが一緒になっても

ゲホッ…
いい親戚づきあいが できそう

何言ってんだよ 急に
望むのは自由ですけど

決めるのは 私です

何なんだよ もう…
フフッ…

それで? お義兄様から私に
話っていうのは?

本当は 蔭山君には こんなの
見せたくなかったんだけど

今朝 病院に届いていた
謎の手紙ですね?

まさか ラブレターとか?
これが 愛の告白だったら

相当 ヤバイやつだな

冗談じゃないよな
こんな ふざけた手紙

イタズラだと思ってるんですか?

当然だろ 大体「今夜」って何だよ?

急すぎるだろ
矢神家の人間が

人殺しも辞さないというのは
この前 お義兄様が

身をもって 実感されたのでは?

確かに そうだけど…

気になるのは このメッセージを
書いた人の目的ですね

さすが 蔭山さん
私も同意見です

えっ どういうこと?

すみません お義兄様のために
説明していただいても

よろしいですか?
軽く ディスってるよね?

「殺す」ではなく
「殺される」ですから

殺害予告のようなものとは
違います

むしろ これを書いた人は
危機的状況を伝えて

副院長に助けを
求めてるんじゃないでしょうか?

何で 僕に頼るんだよ?
それは きっと…

お義兄様が 最後の希望なんですよ

勘弁してくれ

もしも これが本当だとしたら

誰かが
康治さんを殺そうとしていて

誰かが それを
止めようとしている

また あの家の中で

私達の知らない 色んな思惑が

うごめいているみたいですね

君達… やっぱり気が合うね

よかった… お義父様
ご無事で何よりです

私が 必ず守りますから
ご安心ください

守るって どうするつもりだよ?

お義父様が動けない以上
殺害現場は

間違いなく この部屋になります

ここを見張っておけば
問題ありません

ずっと ここにいろっていうのか?

僕は この人と一緒にいるなんて
ごめんだね

確かに この部屋に
ずーっと張り付くのは まあ

得策ではないですねえ

犯行を妨げることはできても
犯人を捕まえることには

つながりません
なら

盗撮か 盗聴でも するか

お義兄様 そういうご趣味が?
ないよ

君こそ GPSみたいに 盗聴器も
持ってるんじゃないのか?

もっと早く言っていただければ

1ダースほど ネットで
注文しておいたんですけど

今は 持ち合わせがありません

でも いいアイデアがあります
うん?

うん
やっぱりここが よさそうですね

「ここ」って?
あっ…

隠れる場所です
はっ!?

私が ここに隠れていて
犯人を暴き

犯行を未然に防ぎます
「隠れている」って

そんな原始的な方法 あるか?
原始的な方法ほど

単純で確実です
いや…

本気で やるつもり?
もちろん

お義父様を助けるためです
ダメだ

相手は
康治氏を殺そうとしてるんだぞ

もし 見つかったら
何をされるか分からないし

君に そんな危険な役を
任せるわけにはいかない

う~ん でしたら…

チェンジ… とか?

僕には そこまでして
康治氏を守る理由はない

お義兄様のこと 育ててくれた
大切なお義父様ですよね?

養ってはもらった だけど

危険を冒してまで
この人を救いたいとは思わない

何で そんなに お義父様を
拒否してるんですか?

お義母様だって
新しい家族をつくるために

努力されていたはずですよね?
分かっている

僕が 康治氏のことを
「お父さん」と呼べば

すべてが うまくいくことも
分かっていたし

結婚した当初は 僕も
いずれ そうなると思っていた

《(シャッター)》

《(禎子)ありがとうございました》
《(康治)よし 行こうか》

《よかったねえ 伯朗
今日ね…》

《土俵に一番近い 升席っていう所
取ってくれたみたいよ》

《ホント? ありがとう》

《おと…》

《矢神さん》

なら どうして?

答えなくちゃダメか?
はい

このままじゃ 親を見殺しに
するような お義兄様のことを

私が許せなくなってしまいます

動物実験だよ

はい?

おふくろが再婚して間もない頃

康治氏の仕事場に行ったんだ

この人は 病院の他に
大学で研究もしていた

《お父さん 今 実験中らしいの》
《実験?》

《どういう実験?》
《さあ お母さんもよく知らないの》

《でも きっと とても大切なこと
してるんじゃないのかしらね》

《伯朗 ちょっと ここで待ってて
お母さん お手洗いに》

《行ってくるから》
《うん》

そこには ビデオデッキがあった

まだ 当時は
珍しいものだったから

つい 触ってしまったんだ

最初 それが何なのか

僕には分からなかった

《(康治)これ もうダメだな
死んじゃうな 新しいのは?》

《用意してあります》

いや 本当は
分かっていたんだと思う

《(康治)これ 捨ててきて》
だけど

分かることを拒絶していた

そんなわけない
そんなこと あるはずがないって

自分に言い聞かせていた

《(猫の鳴き声)》

かすかに猫の声がした

行かない方がいい

そんなことは分かっていたけど

どうしても
確かめずにはいられなかった

ビデオに写っていたのは 猫だった

頭蓋骨が外されて 脳が見えていた

《うわあーっ!》

《うわあ~っ… ウッ…》

《伯朗!? どうしたの?》
《ウエッ…》

《(禎子)大丈夫?
ちょっと これで… 拭いて》

そんな ひどいこと…

実験者の手

つまり 康治氏の手は

猫の脳を何かの器具で触っていた

たぶん 脳に電流を流して

体の各器官の反応を
調べていたんだと思う

きっと あのケージに
入れられていた猫達も

あのあと 同じ運命を
たどったんだろう

そのことについて

僕は
康治氏には 何も尋ねなかった

向こうも 何も話してくれなかった
おふくろも そうだ

三人の間では
何も なかったことになっている

でも その時 僕は思ったんだ

この人を お父さんと呼ぶことは

もう 一生できないだろうって

それからは
康治氏を避けるようになって

そのあと 明人が生まれてからは
さらに距離ができた

康治氏も

僕と家族になるのは無理だと
諦めたんだろうな

次第に話しかけてこなくなったよ

むしろ… 明人さえいれば十分で

康治氏にとって 僕は

邪魔な存在でしか
なかったんだと思う

かわいそうに…

つらかったでしょうね

あっ…

忘れられるまで…

こうしていてあげます

そんなに簡単に忘れられない

だったら…

私が 一生かけて…

伯朗さんの傷を 癒やし続けます

<…なんてことが 起きるはずがない>

<…とは かぎらない>

かわいそうに…

その頃のお義兄様が

小さな伯朗少年が
今 ここにいるなら

この手で 抱きしめてあげるのに…

<今の僕じゃ ダメなのか?>

<…という質問は 我慢しよう>

これで 納得してもらえたかな?

どっちみち今夜は 人が集まるんだ
何も起きないよ

分かりました ベッドの下に
隠れる作戦は やめにします

そのかわり スマホで見られる
無線タイプの小型カメラを

急いで買ってきます
今から?

家電量販店とかに行けば
すぐに手に入りますよ

あっ 私が帰ってくるまで

お義父様のこと くれぐれも
よろしくお願いしますね

お義兄様
ああ…

ありがと

楓さんは?

忘れ物をしたみたいで
一旦 自宅へ戻りました

(佐代)何だか 怪しい

伯朗さん

しっかり
首輪をつけておいてくださいね

何しろ 動物の扱いは
お手のものだからなあ

そういえば 伯朗さんは

矢神家にいたのに
どうして 人間の医者じゃなく

動物の医者になったのかしら?

負け犬らしい選択ってやつですよ

(百合華)私は 伯朗さんのお仕事は
ご立派だと思います

父と同じように
命を守るお仕事ですから

いつの間にか
援軍が増えたようだな

それにしても 祥子さん

杏梨さんを
この家で抱えることを許すなんて

本当に よくできたお人だ

あんなことがあったのは

元々 私が
夫にとっていた ふるまいにも

問題があったと思いますし

何より 今は
夫を信じていますから

<この中の誰かが 康治氏を殺そうとしていて>

<誰かが 守ろうとしている>

(杏梨)いけません 社長
(隆司)大丈夫だよ

あいつは すっかり
俺のことを信用してる うん

このまま 猫をかぶってれば…

うん?

ひゃっ! あっ あっ!

どうぞ

続けていただいて結構よ

あっ いえ あの…
昔…

私の父親 康之介はね

この家の庭で
豚を飼ってたの

私が 名前をつけようとしたら

そんなもの いらないって
言われたわ

なぜだか分かる?

名前なんか つけても

豚は 食べて眠ったら
すべて忘れてしまうから

あなたって ホント
豚並みの脳みそね

その豚は
適当に飼っていたところで

殺して みんなで 食べたわ
ンゴッ…

矢神の人間は
こうやって生きていくんだぞって

父が教えてくれたの

矢神園の権利書

名義は 誰になってる?

君…
聞こえなーい!

しょ… 祥子さんです
いつでも あなたを

外すことができんのよ

申し訳ありませんでした!
シーッ!

康治さんが 起きちゃうでしょ

これから大事な計画を
伝えるっていうのに

私達は

ミッションをやり遂げるチームよ

One Team
ミッション?

このチームで

今夜 康治さんを殺す

おっ… 何言ってんだよ?

君ら 正気か?
豚は 黙って聞きなさい

一度しか言わないから
忘れないで

決行は 今夜 7時10分

その頃は みんな
2階の開かずの間で

お宝の鑑定に
夢中になってるでしょうから

そのタイミングを狙う

(祥子)杏梨さんが酸素を止めて

康治さんを殺す

(祥子)死亡を確認したら
酸素を戻し

君津が部屋を出る

《康治さんが急変しました》

(祥子)全員 慌てて
駆けつけるでしょうね

その時 診察をするのは
もちろん 医師である あなた

《何か 遺産のことを言ってます》
《君津!》

(祥子)波恵さんは 必ず
兄の最期の言葉を聞こうとする

《どういうことだ?》
《兄さん!》

《どうして!? 何よ これは?》

《(心停止のアラーム)》
《どいて!》

《(鳴り続けるアラーム)》

《残念ですが…》

どう?

まさか この4人がグルだとは
思わないでしょ?

あっ… タッチパッドは?

君津が 用意してある

いやあ… いくら何でも
こんな都合のいい遺言

信じるわけがない

みんな 君を疑うに決まってる

遺産の独り占め
みんな 絶対に許さない

独り占めなんて しないわよ

そもそも 私の狙いは

波恵さんを
仲間に引き込むことなんだから

波恵さん? どうやって?

康治さんの葬儀の準備を
してる時に

こう 言うの

「こんな決定に驚いてる
私には 荷が重すぎるわ」

「だから 波恵さん
私と二人で」

「遺産を
管理してくれないかしら?」って

波恵さんは 必ず うなずく

彼女が味方になれば…

いくら 勇磨と佐代が反対したって

遺産を彼らに渡さないで済む

君は 何で そこまで
あの二人に こだわる?

あの二人が
君に何か したっていうのか?

あなたは ただ
私の言うとおりにすればいいの

やってくれるわよね?

断るなんて 許されないわよ

(消え入るような声で)うん…

できた夫を持って 幸せよ

(音をたてる)

(祥子)何 ボーッとしてんのよ?

時間までに
ちゃんと準備しとくのよ

(スタンガン)

引きずり出して
はい

(杏梨)楓さん!?
すべて 聞かれたんじゃないの?

まだ 伯朗さんには
送ってないみたい

どうしますか?
どうもこうもないだろう

こうなったら もう中止だろ
問題ない

康治さんが亡くなった原因は
私達だって

どうやって証明すんのよ?
あっ それは…

自然死ではないと
証明する方法はない

もしもの場合は

楓さんに
罪をかぶってもらいましょう

君津
はい

☎「おかけになった電話は
電源が入っていないか…」

しっかりして あなた
うん…

あっ… 百合華は?
えっ?

百合華はもう…
帰したんだろ?

ええ

さすがに
親が人殺しするところを

見せたくないものね

(波恵)時間です

では 倉庫の鍵を開けます

どうぞ

(隆司)これが 矢神家のコレクション…

波恵さんは 何度も ここへ?

換気や掃除のために
年に数回 入っています

私達は 初めてです

信用されてないんでしょうね

兄が 私にしか
許可をしていませんので

これ 見てもいいですか?
ちょっと待ってください

扱いには 気をつけてください

すべて 父の代から
受け継がれているものですから

なら 間違いない代物ばかり
ってわけだ

あなた ほら
こういうの詳しいでしょ?

うん
よいしょっ…

うわあ~ 古伊万里だ

これは お宝だ
そうなの?

(隆司)安く見積もっても 300万
いや…

500万は するかもしれないな
(祥子)500って あなた…

同じような箱が ズラッとあるわよ
(隆司)ああ

☎「おかけになった電話は
電源が入っていないか…」

《私が帰ってくるまで
お義父様のこと》

《くれぐれも よろしく
お願いしますね お義兄様》

<矢神家の人間は>

<全員いる>

(波恵)伯朗さん

これが 禎子さんの遺品です

えっ?
(波恵)どうぞ お確かめください

(波恵)それは?
アルバムです

かすかに 見覚えがあります

明人ですね

ええ
明人が生まれた時の写真です

僕が生まれた時の写真は
ないようです

寂しいのですか?

いいえ 予想は していました

母にとって 新たな家族が
すべてだったのでしょう

矢神家に入る時
手島家の思い出は 捨てて当然です

続きを見せていただいても…?
えっ?

兄の写真を
見たことがなかったので

伯朗さんは

ほとんど写っていませんねえ

特に 家族写真

最初の1枚を除いては

一緒に写っているのは
1枚もない

ええ
写らないようにしていましたから

そこまでして
家族を避けていたなんて

兄は さぞかし
悲しかったでしょうねえ

康治氏が!?

母が悲しんでいたのは
分かりますけど

康治氏は 僕のことなんて
気にも かけていませんよ

私は

兄の結婚を強く反対していました

何しろ 禎子さんは未亡人で

息子さんも いらっしゃいましたし

よその子を 矢神家の嫡男として
迎えるわけには

いかなかったのですから
覚えていますよ

波恵さんが 僕のこと
にらんでいたこと

でも 兄が言っていたんです

伯朗君が
矢神家の嫡男になるかどうかは

問題じゃない

自分が
伯朗君の父親になれるかどうかが

問題なんだ って

本気とは思えません

でしょうね

兄は
禎子さんと結婚したかっただけで

あなたの父親に なりたかった
わけではありませんから

なのに 兄は
家族の反対を押し切ってまで

禎子さんとの結婚に こだわった

困難や苦難を乗り越える自分に

酔っているとしか
私には思えませんでした

それで… 酔いから さめた時

やっぱり僕は 必要なかった
と 気づいたわけですね

結局 伯朗さんは

兄のことを「お父さん」と
呼んだことはあったのですか?

《ありがとう おと…》

《矢神さん》

いいえ 一度も

私も あなたも

勘違いをしていたようですねえ

これって…

《(シャッター)》

《一緒に 千代の富士 応援しよう》

《うん!》

(波恵)兄が貼ったのでしょう

どうやら 兄は…

本気だったようですねえ

あなたを含め

ずっと
4人家族だと思っていたのですよ

杏梨さん
分かってます

はっ…

はあっ…

(君津)どうしたんですか?
できない…

杏梨さん

だって… 康治さんが見てる

ううっ… うーっ…

(波恵)あなたを育てたのは
まぎれもなく 兄です

部外者とはいえ

受けた恩は 返すのが
筋というものです

伯朗さん

兄のために 今 あなたが
できることがあるのでは?

もしかして…

あの手紙は…

ううっ… うっ…

(ドアが開く)

杏梨さん
康治さんは?

あの… あっ…

何も… 問題ないですけど

どうされたんですか? 伯朗さん

しばらく…

康治氏と
二人きりにしてもらえますか?

でも 波恵さんの許可もなく…
許可なんて必要ありません

この人は 僕の…

この人と 僕は…

昔… 大相撲を見に行ったんです

釣りにも連れてってもらいました

動物園も 遊園地も

そんな人と どうして二人きりに
なっちゃいけないんですか?

はあ…

はあ…

初めてです

あなたの顔を
こんなにちゃんと見たのは

いや…

国技館の升席で

千代の富士が
豪快に上手投げで勝った時には

二人で抱き合って 喜びました

それから…

あなたとは
まったく話さなくなりましたけど

唯一…

僕が 大学で獣医の勉強をしたいと
言った時だけは 反対しましたね

何で 動物なんだ? って…

同じ医者だったら

人間の医者になった方がいい
って

でもね

僕は 単純に

動物が好きなんです

あなたのことは 関係なく

ただ… 純粋に

動物の医者に なりたかったんです

だから…

今は…

獣医になって

本当によかったって思ってます

お義兄様
あっ 楓さん

お義父様は?
ああ 何とか 間に合った

よかった…

でも 何で 今 危ないって
分かったんですか?

それより
ちょっと こっち来て

改めて 紹介します

明人のお嫁さんの 楓さんです

お義兄様…

って言っても
聞こえないかもしれないけど

いいえ

きっと 届いてますよ

(ドアが開く)

すべて 楓さんから聞きました

何のことかしら?

とぼけても 意味ありませんよ
もう みんな知っています

お義父様の部屋には
盗聴器が仕掛けてありましたから

誰が そんな…

勇磨さんと佐代さんだと思います

きっと すべて
お見通しだったんですよ

だったら 何で止めなかったの?
止めない方が得だと

考えたんだと思います

警察に突き出せば
矢神園を含め すべての資産を

没収することができますし

脅して 一生言いなりに
させようとしていたのかも…

あいつら…

どうして そこまで あの二人の
ことを憎んでるんですか?

叔母様

スタンガンで襲うのは
傷害罪です

立件することもできますよ

私の母はね

夫だった康之介の愛人に
殺されたの

殺された?

心不全だって診断だったけど
私には分かってた

愛人が 母に毒を盛ったんだって

それは 確かなことですか?
フンッ

確かなことなんて 一つもないわよ

死亡診断は
医師だった康之介がやったし

司法解剖も されなかった

この家はね…

そういう 分からないことだらけで
できてんのよ

でも… それで どうして

勇磨と佐代さんを恨むんですか?
はあっ…

鈍い人ね

まさか 愛人っていうのは…
そうよ

その時の愛人が 佐代

それで 佐代と康之介の間に
できた子供が

勇磨ってわけ

じゃ…
佐代さんと勇磨さんは親子…

母が死んだ直後に

康之介は あの二人を
養子に招き入れた

分かる?

母を苦しめた愛人と その息子と

私は きょうだいにさせられたのよ
狂ってるでしょ?

だから 私は あの二人には

矢神の遺産をこれ以上
絶対に渡さないって決めてるの

それだけじゃない

あの二人が この家から
かすめ取っていった資産も

すべて 奪い返す
どんな手を使ってでも

まだ終わってない

勝負は これからよ

(ノイズ)

運のいい女だ

二度も伯朗に救われるなんて

やっぱり あの人も
祥子さんの計画に気づいてたのね

一番 厄介な人が動いたな

あなたのことを少しでも
信じようとした僕がバカでした

いい勉強になったでしょ?
ええ

お礼に僕からも
一つだけ お教えします

実は 盗聴器は

康治氏の部屋に
もう一つ 設置されていました

まさか…
波恵さんです

波恵さんは 今夜
康治氏が狙われるのを知っていて

手紙で僕を呼んだんです

康治氏を守らせるために

おそらく 音声は録音されています

もう 康治氏に手を出すことは
できませんよ

あなたの殺意ある言葉の数々は
証拠として

波恵さんと
勇磨と佐代さんが握っている

フンッ

フッフッフッフ ハッハッハ…

ホントに…

どいつも こいつも
気が抜けないわね この家は!

これに懲りたら

もう二度とバカなことは
しないでください

ずいぶん上から目線じゃない?

自分は正しい人間で

私みたいに愚かなまねは
しないって思ってるの?

だけどね
あなたもすぐ こっち側に来る

私と同じように 人を殺したいって
思うかもしれない

どういうことです?
あなたも 私と一緒ってことよ

一緒って?
お義兄様 もう行きましょ

あら あなた
何か知ってるの?

禎子さんのこと

おふくろが何なんだ?

あなたのお母さん

禎子さんも 殺されたのよ

<母さんが…>

<殺された!?>