<木曜劇場>ルパンの娘 #04【嵐を呼ぶホームパーティー!恋に落ちた名探偵】娘に泥棒一家だとバレないか心配な華…

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>ルパンの娘 #04【嵐を呼ぶホームパーティー!恋に落ちた名探偵】[字][デ]

娘に泥棒一家だとバレないか心配な華。ママ友のパーティーに一家が出席する事態に!そこに娘を狙う凶悪犯と事件を追う名探偵も現れ…。やがて驚愕の真犯人が明らかになる!

詳細情報
ご案内
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番組内容
三雲華(深田恭子)は、杏(小畑乃々)に三雲家の家業が泥棒だと知られないか戦々恐々。華は足を洗うつもりで杏も善良な娘に育っているが、尊(渡部篤郎)たちの泥棒熱は止まらない。一方、北条美雲(橋本環奈)は“Lの一族”と桜庭和馬(瀬戸康史)の関係を疑い桜庭家へ向かう。

尊たちは悪徳歯科医が所持する美術品に目をつけた。しかし、美術品は何者かに先に奪われてしまう。和馬たち警察もその事件を追っていた。
番組内容2
同じ手口の窃盗が立て続けに発生していると聞いた美雲は連続窃盗を疑うが、蒲谷隆太(松尾諭)に決めつけるのは早いとたしなめられる。華はママ友たちから、同じ学校に子供を通わせている親が窃盗被害にあったことを知る。被害者が悪徳歯科医とウワサされる家だと聞いた華は、尊たちの犯行を疑う。

杏から華の元気がないと聞いた渉(栗原類)は、華の悩みの一因が自分にあるとし“Lの一族”を継ぐことを決意。
番組内容3
再びマッチングアプリで婚活を始めた。喫茶店で華がママ友たちとお茶をしていると、尊たちがやって来た。セレブを演じていい加減な作り話で盛り上がり、ママ友たちのパーティーにまでお呼ばれされてはしゃぐ尊たちに辟易(へきえき)とする華。新たな泥棒の計画の一環でママ友に接触したのだろうと尊たちを責めるが、尊たちのターゲットはママ友ではなかった。その頃、婚活をして家を出ていった渉が事件に巻き込まれてしまい…。
出演者
三雲華: 深田恭子 
桜庭和馬: 瀬戸康史 
北条美雲: 橋本環奈 

三雲悦子: 小沢真珠 
三雲渉: 栗原類 
三雲マツ: どんぐり 
三雲杏: 小畑乃々 

桜庭和一: 藤岡弘、(特別出演) 

蒲谷隆太:松尾諭 
円城寺輝: 大貫勇輔 
桜庭典和: 信太昌之 
桜庭美佐子: マルシア 
山本猿彦: 我修院達也 
三雲巌: 麿赤兒 

三雲尊: 渡部篤郎 

【ゲスト】
矢島舞美 
原史奈
スタッフ
【原作】
『ルパンの娘』『ルパンの帰還』『ホームズの娘』横関大(講談社文庫刊) 

【脚本】
徳永友一 
(『グッド・ドクター』、『海月姫』、『僕たちがやりました』、『BOSS』、映画『翔んで埼玉』他) 

【音楽】
Face 2 fAKE 
(『電車男』、『砂の器』、映画『翔んで埼玉』他)
スタッフ2
【主題歌】
『モス』サカナクション(NF Records/Victor Entertainment) 

【プロデュース】
稲葉直人 
(『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』、映画『テルマエ・ロマエ』、『信長協奏曲』、『SP』他)
スタッフ3
【演出】
武内英樹 
(『デート~恋とはどんなものかしら~』、『のだめカンタービレ』、『電車男』、映画『翔んで埼玉』、『テルマエ・ロマエ』他) 
洞功二 
(『ストロベリーナイト・サーガ』、『デート~恋とはどんなものかしら~』、『独身貴族』他) 

【制作・著作】
フジテレビ 第一制作室

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キーワード出現数ベスト20

  1. 泥棒
  2. 悦子
  3. 梨奈
  4. 一族
  5. 美雲
  6. 蒲谷
  7. 大丈夫
  8. お兄ちゃん
  9. マツ
  10. 女性
  11. お前
  12. ママ
  13. 結婚
  14. 桜庭先輩
  15. ホント
  16. 桜庭
  17. 和馬
  18. ハァ
  19. ママ友
  20. 警察

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   ごあんない

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ポニーキャニオン

(美雲)事件や。 うちの胸を
チクチクさせてた犯人が

あの 桜庭 和馬や。

(猿彦)あの憎きLの一族の娘と
婚約してた男ですか!?

(美雲)うちは どないしたら…。

(猿彦)
会って 一言 お礼を言いたいと

申しておりました。

(チャイム)

(美佐子)どちらさまですか?
(美雲)初めまして。

狛江署の北条 美雲と申します。

桜庭先輩 いらっしゃいますよね?

えっ? いや…
まだ帰ってきておりませんが。

そんなはずはありません。
先ほど 家に帰ると言って

別れたので。
(美佐子)ああ…。

お風呂かしらね。
さっき そういえば

お風呂場から音がしたから…。
帰ってきてたのね。

分かりました。
では 中で待たせていただきます。

(華)縄跳び?
(梨奈)はい。

公園に忘れたって言うから
見に行ったんですけど なくて。

間違えて 杏ちゃんが
持って帰ってないかなって。

ちょっと見てみますね。
(梨奈)すみません。

(杏)小夏ちゃん 遊ぼう!
(小夏)うん。 お邪魔します。

あっ 駄目よ。
いえ よかったら お茶でもどうぞ。

8年前の… あの事件…。

その節は お世話に…。

(和馬)《警察だ!》

《君たちを助けに来た。
もう大丈夫だから》

《動かないで》

《じっとして 目を閉じてて》

(バイブレーターの音)

(猿彦)お嬢さま。 くれぐれも
本来の目的をお忘れなく。

分かってます。
これは偵察どす。

杏のかばんにも入ってないですね。

そうですか。
誰か持ってっちゃったのかもね。

(小夏)泥棒されたんだよ。
(杏)泥棒!?

Lの一族だよ。

(梨奈)それはないわよ。

Lの一族は
もう 死んじゃったのよ。

≪(物音)

ジイジと えっちゃんだ!

小夏ちゃん どっちがいい!?
(悦子)てっ!

(小夏)じゃあ りんごジュース。

あっ た… 立て付けが悪いな。
そうだよね。 勝手に開いちゃうし。

すいません うるさくて。
上の階がリフォーム中みたいで。

(悦子)ハァ~ ひどいじゃない!
私の か弱い手を挟むなんて!

(尊)大丈夫だ。
ちょっとぐらい挟まれても

悦子の美しさは変わらない。
(マツ)頑丈やしな。

あなた~。

北条さんが?
(典和)何だか やけに

目が鋭いんだ。
あれは ただ者じゃないぞ。

分かった。 すぐに行くよ。

桜庭先輩
ずいぶんと長風呂なんですね。

そうですね…。
今日は 何だ 一段と長いな。

ホントに
お風呂に入ってるんですか?

ああ ほら 最近 半身浴に
ハマってるって言ってた…。

(典和)あっ そう… そうだったな。

半身浴?

《ああ…》

あっ… お待たせ。

慌てて帰っていったけど
何しに来たんだろう?

情緒不安定な子ね。

ハァ ハァ ハァ…。

好き… どす…。

(窓ガラスを割る音)

(杏)泥棒って 悪いことだよね?

うん そうだね…。

小夏ちゃんの縄跳び
ホントに泥棒されたの?

どうだろうね。

人の物を持っていっちゃう
悪い泥棒なんて…。

ホントに いるの?

縄跳びを泥棒したの
Lの一族なの?

(泣き声)
ううん 違うよ。

大丈夫。 Lの一族は
全員 死んじゃったんだから。

(尊)
次は これを取ってあげよう。

悪徳歯科医の家に眠っている
翡翠の王冠だ。

(悦子)ハァ~ン すてきじゃない。
このワインも最高よ。

ホント 生きててよかったわ~。

おお 華 どうだ?
久しぶりに盗みに入った気分は。

泥棒DNAが
うずいちゃったんじゃない?

うずいてなんかない。

ていうか
ホント もう 泥棒やめてよ。

いい年なんだし 引退してよ。

そう言われてもな。
泥棒に定年はないからな。

生涯現役よね。
私は ママになってまで

泥棒なんかやって
杏に合わせる顔がない。

ええやないか。
独身でも泥棒 結婚しても泥棒

ママになっても泥棒や!
(尊)仮に 俺たちが引退したら

どうするんだ?
渉に現場は無理だ。

華もやらないとなると
Lの一族は絶滅してしまう。

絶滅させようよ。
ねえ この際

杏に引き継がせちゃう
っていうのは どう?

んっ? そうきたか。
もう小3だしな。

悪くない考えだ。
(マツ)ラストエンペラーやな。

やめてよ。
杏は 友達の物が盗まれただけで

泣いちゃうような子なんだよ?

もし うちが泥棒一家だなんて
知ったら…。

覚醒するかもな 泥棒DNAが。

(杏)《ママ!
たくさん取ってきたよ!》

(尊)《今日も楽しかったな。
また一緒に取りに行こう》

《うん!》

絶対駄目!
覚醒させちゃ駄目!

多少は やさぐれる時期が
あるかもしれないけど。

《お願い 杏。
もう 泥棒は やめて》

《はっ? あんただって
やってたんだろ?》

《やめるんだ 杏!》

《悪いことしたら
警察に捕まるんだぞ》

《はっ? ポリ公に
私が捕まえられんの?》

《どけよ》

《杏!》
(マツ)反抗期やな。

そんなの嫌…。

杏には絶対 知られちゃいけない。

何が何でも
この家の秘密は守り抜かなきゃ。

ねえ あなた。

んっ? もう 空だな。

しば漬けが食べたなってきたわ。

仕方ない。
まとめて頂いてこよう。

この家の秘密は
私が墓場まで持っていく。

♬~

(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>

まずは井戸だ!

<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>

<牛を飼い 稲を植え…>

<鶏を飼った>

自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。

<石を削り 布を織り 時は流れた>

<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。

<というわけで わが家の自給自足は

電気だけ
ということになった>

<電気を
自給自足する家。
大和ハウス>

ねえ お兄ちゃん。
ちょっといい?

うん。 何か用?
お兄ちゃん ずいぶん前に

Lの一族は 俺が背負っていくって
言ってくれたよね?

(渉)《Lの一族は
俺が背負っていく》

《だから
お前は お前の道を行け!》

覚えてない。
思い出してよ。

あれ すごいカッコ良かったよ。

記憶にございません。
うれしくて ぐっときたんだから。

お願い。 お兄ちゃんに
Lの一族を継いでもらいたいの。

無理。 俺 頑張ろうとしたけど
無駄だった。

また頑張ろうよ。
無理。

頑張れない人間もいる。
そこ 理解してほしい。

寝る。
お兄ちゃん…。

♬~

≪(物音)

(円城寺)華 呼んだかい?

呼んでない。
華の心が泣いてるのが

聞こえたんだ。
勝手に聞かないでよ。

ていうか 勝手に
うちの秘密ルート使わないでよ。

♬~

♬~

♬~

♬~

ブラボー 華。
とても切ない歌声だ。

ごめん。
今日は ホント帰って。

被害に遭ったのは
北和泉に住む 高橋さん宅。

昨日 午後10時半すぎ
家族で外食し 帰宅したところ

部屋が荒らされ 翡翠の王冠が
盗まれていたとのことだ。

侵入経路は?
1階の窓だ。

ガスバーナーで ガラスを焼き
その後 急激に冷やした後

ドライバーなどで窓を割る
いわゆる…。

焼き破りですね。
ああ。

(栗栖)またかよ~。
(美雲)また?

他にも
同様の事件があったんですか?

(栗栖)ここ1年 同じ手口で
6件も起きてるんすよ。

連続窃盗犯…。
では 1件目の事件から

事件概要を教えてく…。

(蒲谷)そう決め付けるのは
早いんじゃないのか?

焼き破りなんて
よくある手口だしな。

蒲谷さんの言うとおりだ。

まずは手分けをして
不審な人物を見た者がいないか

周辺の聞き込みからやろう。
(一同)はい。

やっぱり 俺とは違うな。
えっ?

いや こんなところまで
飛ばされてきて

腐りもせず 職務を全うして
頭が下がるなってね。

いや そんなこと…。

昔は 俺も そうだったな。

蒲谷さん…。

泥棒に入られた?
(梨奈)ええ。

PTA会長の高橋さんのおうちに
ゆうべ 入ったらしくて。

(女性)でも 知ってる?
高橋さんの旦那さんって

ネット上で 悪徳歯科医って
いわれてるって。

(女性)それ聞いたことあります。
すぐ 自由診療にさせられて

高額なお金 請求されるって。
(女性)天罰が下ったのよ。

あの 何を盗まれたか
聞いてます?

すっごい高価な美術品ですって。

美術品…。

《次は これを取ってあげよう》

《悪徳歯科医の家に眠っている
翡翠の王冠だ》

(女性)
まさか Lの一族だったりして。

大丈夫?

それはないですよ。
もう 死んじゃってるんだから。

大丈夫ですか?
すいません。

華の様子が変?

(杏)朝から ずっと元気がないの。

渉おじさん 何でか分かる?

微妙。
分かるけど分かりたくない。

(泣き声)

泣くな。 俺 女の涙に弱い。

(泣き声)

わ… 分かった。
俺が何とかする。

ホントに?

うん。
実は 俺が頑張ればいいだけの話。

≪ねえ 杏と同じ学校の家にまで
手を出してないよね?

同じ学校の家に手を出したら
許さないからね!

杏に
泥棒だってことが知られたら…。

華。 華。 今 渉の部屋に…。

(杏)ママ。

杏。
今 泥棒って言ったの?

だ…。
(尊)悦子!

お前 何をやってるんだ!
(悦子)えっ?

(尊)お前ってやつは
杏と同じ学校の家の旦那にまで

手を出すとは!
(マツ)泥棒猫やな!

えっ?

そ… そうよ! 私は泥棒猫よ!

しょうがないじゃない!
さみしかったのよ!

杏。 先に部屋に戻ってようね。
(杏)うん…。

(尊)SNSで
縦読みメッセージを送った男か?

におわせやな。
(悦子)どうせ 私は泥棒猫よ。

あなたがいながら
愛しちゃいけない人を

愛しちゃったのよ!
また 連れてってくれるの?

駄目よ。 あの人が見てるわ。

(猿彦)Lの一族は
今も どこかで生きている。

だとすれば 桜庭 和馬と
つながっている可能性が高いかと。

そんなこと 分かってるえ…。

≪(女)声が小さい!
≪(男)拙者 親方と申すは

お立ち会いのうちに
ご存じのお方もござりましょうが

お江戸…。

(猿彦)まさか
桜庭 和馬は悪い男ではなかった

Lの娘に だまされていただけ。

…とでも お考えですか?

余計な私情は禁物です。
宗真さまを 死に…。

(美雲)分かってる。

これは作戦どす。
(猿彦)作戦?

桜庭 和馬は
うちに少なからず気がある。

《もう少しだけ このままで…》

それを利用せえへん手は
おへん。

このまま 桜庭 和馬と
もっと親しなったら

Lと切れてんのか
はっきりするはずどす。

それならば 何も言いませんが…。

≪(男)あめんぼ あかいな
あいうえお。

落ちぶれても 元上流階級。

この恨みは きっちり晴らすえ!

その意気です。
では お食事を。

ウィ。

ただいま。
おかえりなさい。

パパ おかえり。
ただいま。

小夏ちゃんから
カワイイ シールもらったの。

パパにもあげる。
パパにもくれるのか。 うれしいな。

ご飯 食べるでしょ?
うん お願い。

(バイブレーターの音)
(杏)パパ。 携帯 鳴ってる。

ありがとう。

告白!?

告白?
あっ いや…。

同僚から 仕事の連絡が。

(悦子)浮気者扱いするなんて
あんまりよ!

しょうがなかったんだ 悦子。
許しておくれ。

そう簡単には許さないわよ!
私が愛してるのは

あなただけなのに!
昼顔させられたのよ!?

ノリノリやったけどな。
お取り込み中 失礼します。

えっちゃんは汚らわしいって
思われたら どうするのよ!?

俺 決めました。
(尊)分かった 悦子。

おわびに 今度 飛び切りのお宝を
プレゼントしよう。

(悦子)あなた~。
(尊)何にしようかな。

俺 結婚します。

(一同)結婚!?
(悦子)どど… どうしたの 急に!

渉。 結婚っていうのはな
一人じゃできないんだぞ?

VRちゃうか?
違う。

俺 結婚相手 見つけて
Lの一族を背負っていく。

だから 華には
もう 泥棒やらせないでほしい。

お願い。
(尊)本気で お前が継ぐと…。

ちょっと待って!
すっごくうれしいんだけど

婚活は 翡翠の王冠
取ってからにしない?

どこにあるの?
分からない。 自分で探して。

えっ…。
俺 婚活に集中したい。

結婚相手が見つかるまで
家を出る。

≪(ドアの開く音)

渉。 本気なの?

ずいぶんと頼もしくなったな。

♬~

≪(ノック)

渉おじさん。
ここで 何してるの?

婚活。
(杏)婚活?

それで ママ 元気になるの?

なる。
俺が結婚すれば済む話。

おじさん 結婚するの!?

胸のチクチクは もう治ったの?

♬~

うん。 もう 断ち切った。

俺 必ず いい人 見つける。

渉おじさんなら 大丈夫だよ。

俺も そう思う。
初対面でも しゃべれるように

これ 作ったし。

これで
女性に引かれる要素ゼロ。

すご~い!
早く お嫁さん候補

見つけないと。
ここで餓死する前に。

死んじゃ やだよ?
約束はできない。

もう 家に帰ることはできないし
一人で買い出し行けないし。

(女性)浮気?
(梨奈)あの誠実そうな

松井さんちの旦那さんが!?
(女性)意外でしょ?

奥さんが 同僚からの告白メール
見ちゃったんですって。

で 残業があるから
帰ってこれないって

言ってた日が
あったらしいんだけど

結局
その同僚と浮気してたらしいの。

≪(ドアベルの音)
(梨奈)あれ?

三雲さんちの
お父さまたちじゃない?

おお 華。
お前も来てたのか。

いいわね。
優雅に ママ友とランチ?

(梨奈)えっ?
二世帯で あのマンションに?

ええ そうなんです。
うちの会社で買い上げた部屋を

娘たちに貸していましてね。
(梨奈)そうだったんですか。

(女性)
失礼ですが どんなお仕事を?

美術品や 宝飾関係の物流を。
(梨奈たち)へえ~。

自営でね。
《物流って… 泥棒でしょ?》

私が社長で 妻が副社長。

そして 私の母は
会長を務めています。

(梨奈)成功なさってるんですね。

どうりで
あんな王宮みたいな家に。

ここまで来るには
ずいぶん 色々とあったのよね。

始まりは
大阪の掘っ立て小屋からや。

《やめてよ》
(尊)ろうそくの火が揺れる中で

小さな問屋を営んでいたんです。

食べる物もなく
いつも 腹をすかせていました。

(悦子の泣き声)

(梨奈)どうなさったんですか?
《入ってこないでよ》

思い出しちゃったのよ!

この人と会った
あの日のことをね。

《入った》
(悦子)この人ね 雪がちらつく中

破れたシャツと
半ズボンをはいて

はだしで歩いてたの…。

そしたら パタンって…。

私の目の前で 力なく倒れて…。

(尊)あのときは空腹で
意識が もうろうとしていたんだ。

そんな私に 町娘だった妻が
かんざしをくれましてね。

《町娘って いつの時代設定?》

それを売って
何とか 飢えをしのいだんです。

それからは 妻が毎日
食料を届けてくれるようになって。

その優しさに
私は ときめいてしまった。

キュンとしたんや。
(尊)売ってしまった かんざしを

いつか 必ず ダイヤにして
返してやりたい。

その一心で
店を大きくしていったんです。

《すいません。 ただの泥棒です》

ご覧のとおり
今 ここに ダイヤのかんざしが。

(梨奈)
まあ! すてきなお話ですね~!

ねえ もう その辺でよくない?

えっ? まだ 第1章よ?

子供たちの帰りの時間もあるし。

(梨奈)あっ。 お父さまたちも
ホームパーティー 参加しませんか?

明日 うちでやる予定なんです。
あっ いえ 父たちは…。

パーティー?
私 そういうの大好きなの。

パリピやしな。
(梨奈)家族連れで やろうって

話してて。 華さんたちも来るので
よかったら ぜひ。

ちょっと。
(尊)いいですね。

では そのときに
お聞かせしましょう 第2章をね。

♬~

渉おじさん ご飯 持ってきたよ。

あれ? いない?

(蒲谷)ガイ者宅周辺に
不審な目撃情報は

ありませんでした。
そうですか。

(栗栖)
次は 世田谷方面の地取りを。

頼んだ。 蒲谷さんは
調布方面をお願いします。

了解。 任してくださいよ。
お願いします。

(一同)お願いします。
(蒲谷)行くぞ。

《桜庭先輩のお気持ちは
理解しました》

北条さん。

勘違いさせてしまったなら
ホントに ごめんなさい。

俺は 君に そういうつもりは…。

謎どす。

えっ?

あっ。

これを見てください。
あっ…。

連続窃盗事件は全て
ここ 狛江署の管轄内で

起きていますよね?
それなら以前

捜査会議でも話にあがったよ。

犯人は
土地勘がある人物じゃないかって。

もちろん その可能性はあります。

ですが 何か気になります。

分かった。
じゃ 1件目から

犯人の行動パターンを
洗い直してみよう。

はい。

(翔子)無口… なんですね。

あの 年収が無限大って
書いてあったんですけど

どんな仕事されてるんですか?

≪(杏)渉おじさん。

これ 持ってきたよ。

マジ助かる。 焦った。

あっ 俺の めいっ子。
気にしないで。

あっ…。
(杏)渉おじさんね 発明家なの。

ねえ 渉おじさんも
ホームパーティーに来て。

みんなね 渉おじさんの発明
見たいんだって。

発明家… なんですか?

うん そう。

これも 俺が つくった。
世界の言葉しゃべれる。

華の料理 マジでうまい。

あしたも内緒で よろしく。
(杏)うん。

今日の人 奇麗だったね。

うん。 悪くないレベル。
俺 決めた。

あの人と結婚する。

好きになったの?

好きレベルには達してない。

でも 俺 知ってる。
恋と結婚は別物。

そうなの?
結婚って 色々と大変。

今 てんとう虫で
向こうの家柄を調べ中。

どうしたの?

ヤバいの見つけた。

いったい 何しに来たの?

たまたまよ。
嘘。

たまたま来て あんな余計な設定
ぺらぺら しゃべって

帰るわけないでしょ。
余計な設定とは心外だな。

お前は 一公務員の和馬君が

こんな超高級マンションに
住んでるなんて

不自然だと思わないのか?
それは そう思うけど…。

だろ? ママ友たちの間で
変な噂が立つ前に

先手を打っておいたんだ。
(マツ)ママ友は噂好きやからな。

ホントに それだけ?

嘘だよね?

私 だいたい
分かってきたんだからね。

このパターンって
宝を盗みに行くときの下見だよね。

参ったな。 さすがは 華だ。

ターゲットは誰?

まさか ママ友の中に?

いいや。 俺たちは
ママ友に用があったわけじゃない。

喫茶店?
ああ。

この喫茶店はな
連続窃盗犯のアジトなんだ。

喫茶店を営みながらね
泥棒をやっているのよ。

キャッツアイやな。
そうだったんだ。

近々 ここに侵入して
翡翠の王冠を頂く。

一応 言っておくけど
私 もう二度と 泥棒は…。

安心しろ。 今回ばかりは
お前に泥棒は やらせない。

渉がな 婚活を始めたんや。
お兄ちゃんが?

(マツ)せやからな 華には もう
泥棒をやらせんでほしいって

お願いしてきたんや。
(悦子)ホント 驚いたわ。

人って 40すぎても成長するのね。

渉は 家を出た。

結婚相手が見つかるまで
家には戻らんとな。

お兄ちゃん…。

(悦子)ねえ。
いつ お宝を頂戴しに行くの?

そうだな… あしたは
ホームパーティーがあるしな。

パーティーもいいけど
お宝が先じゃなきゃ嫌よ。

嫌 嫌~。
(尊)相変わらずの駄々っ子だ。

よし 分かった。
じゃ 今晩 頂きに行くとしよう。

あなた~。
(マツ)んっ? 誰か入ってきたで。

わ… 渉?

(翔子)えっ… 何で ここに?

悪いけど 君のこと調べた。

マジ ビビった。
君が泥棒だったなんて。

大丈夫。 安心してほしい。
実は 俺も同じ泥棒。

(尊)ん~?
何をしゃべってるんだ?

駄目。 全然 聞こえないわ。

てんとう虫を近づけるんだ。

私がやるわ。
(尊)悦子 頼んだぞ。

悦子 行きまーす!

よかった。
君も泥棒だから 話が…。

(マツ)あかん! 酔うてまうわ!

何よ これ。
全然 真っすぐ飛ばないじゃない。

悦子。 うちがやったるわ。

マツ 行くでー!

(腰に激痛が走る音)
(マツ)あ痛~!

あかん… やってもうたわ…。
(尊)あれ? どこ行った?

ただ一つだけ
了承してほしいことがある。

俺には
心に決めた待ち人がいた。

今でも思い出すと
胸がチクチクする。

すぐに忘れるの無理。

でも いつか 君を好きになるよう
努力する。

(翔子)ねえ。 さっきから
何 ぶつぶつ言ってんの?

えっ?
(翔子)あんたみたいな男と

結婚するわけないでしょ!
しないの?

あんたに目つけたのは 年収よ!

どこが無限大なの?
嘘じゃない。

うちの年収 マジで無限大。

そんな変な機械 首につけて。
てんとう虫の悪口 言うな。

気持ち悪ぃんだよ!

残業?
うん。

例の連続窃盗事件で
調べることが多くて。

今夜は帰れないかも。

分かった。
仕事 頑張ってね。

ありがとう。
≪(美雲)桜庭先輩。

こっちの部屋で
一緒に飲みませんか?

「こっちの部屋で」?
あっ いや…。

と… 取調室のことだよ。

(美雲)誰と話してるんですか?

そういうことだから。
それじゃ。

(不通音)

よし。

桜庭先輩。

いや こ… 今夜は
徹夜で帰れないって

実家に連絡を。
実家に?

本当は 彼女なのでは?

そんなわけ… ないよ。

俺は もう二度と
誰かを愛することはできないんだ。

♬~

(梨奈)
帰ってこなかったんですか?

はい。 残業だって言ってて…。

その前にも
夜に 同僚からメールが入ってて。

それって 松井さんのお宅と
同じパターン?

大丈夫よ。
華さんの旦那さんは。

(女性)そういえば
高橋さんのところのご長男

おうちが悪徳歯科医だって知って
グレちゃったんですって。

(梨奈たち)え~っ。
(女性)かわいそうよね。

でも しょうがなくない?

(尊)俺は てんとう虫を回収する。

悦子と母さんは
お宝を取ってきてくれ。

(悦子)分かったわ。

(電子音)

ここにいるよ。 ここだよ。
(尊)分かった。

今 迎えに行くぞ。

(電子音)

墜落させて悪かったな。

さあ ゆうべ 何があったのか
教えてもらおうか。

桜庭先輩 これを見てください。

(起動音)

(シャッター音)
んっ…。

寝ちゃってたか…。

お疲れのようですね。
あっ ごめん。

いいえ。
それより 犯人について

大変 興味深いことが
分かりました。

大丈夫? 華さん。

すいません。
飲み過ぎちゃった…。

(しゃっくり)
みたいで…。

よかったら 向こうの部屋で
横になってて。

すいません。
じゃ ちょっとだけ…。

(電子音)

(電子音)

≪(悦子)あなた
頂いてきたわよ 私のお宝ちゃん。

てんとう虫は無事やったか?
(尊)ああ。

今 中身を調べてるとこだ。
んっ?

あったぞ。 この場面だ。

(翔子)ねえ さっきから
何 ぶつぶつ言ってんの?

(しゃっくり)

≪(チャイム)

お届け物だよ。

(美雲)果たして 本当に
この連続窃盗犯は

盗みに たけた人物
だったんでしょうか?

いや でも
7件も成功させてるけど。

ええ 確かに 犯行は
見事なまでに

全て 警察の捜査の裏を
かいています。

しかし 逆をいえば
この窃盗犯を追うための

われわれの捜査は いずれも

見当違いのことばかり
しているとも言えます。

捜査判断に誤りがあったと?

誤りなら まだいいんですが…。

これを見てください。

1件目の犯行の2週間前
窃盗の罪で逮捕されましたが

証拠不十分になった女が
いるんです。

(尊)華。 緊急事態だ。
えっ?

渉が婚活してることは
言ったよな?

お兄ちゃんに何かあったの?

婚活で出会った相手の女がね

私たちがターゲットにしてた
泥棒だったのよ。

(尊)渉は 女の素性を洗う中で

泥棒だと気付き
それを突き付けた。

《マジ ビビった。
君が泥棒だったなんて》

そして 襲われたんだ。

《気持ち悪ぃんだよ!》

お兄ちゃんは大丈夫なの!?

あかんわ。
連れ去られてもうたんや。

(尊)女泥棒は 渉を襲った後
誰かに電話をかけた。

(翔子)《今日 会った男が店に来て
自分も同じ泥棒だって》

《ただ あと1人
私の顔を知ってる子供が…》

(翔子)《居場所なら分かってる》

女は身バレしたことを話すと

渉に 全ての罪を
なすり付けると言った。

そして 杏も その場で始末すると。

あれ? ママは?

(梨奈)ママならね
向こうのお部屋で休んでるよ。

はい。

(悦子)今ごろ 女泥棒は
そっちに潜り込んでるはずよ。

杏が危ない!

(尊)待て。

無事に 杏を助けたとしても
このまま 渉が警察に捕まったら

俺たちが生きてることが
バレてしまう。

じゃあ どうすれば?
女泥棒には黒幕がいるの。

渉は その黒幕の所にいるはずよ。

女泥棒を捕まえて
その黒幕を引きずり出すんや。

華。 今 動けるのは お前だけだ。

できるな?

分かった。 私がやる。

♬~

♬~

(しゃっくり)

ママ?

♬~

誰の子に手を出そうってんだい。

年端もいかない幼子に
手をかけようなんて

とんだ悪党だね。
あんた 誰よ?

それだけじゃない。
あたしの大切なお兄ちゃんに

ずいぶん汚いまね
してくれたじゃないか。

まさか あんた…。

人の純情を
踏みにじるんじゃないよ!

何が 純情よ。
ただのキモい男じゃない!

♬~

ハァ…。
うわー!

うちのお兄ちゃんはね
めいっ子思いで

誰よりもピュアで優しい人なんだ。

そんな優しいお兄ちゃんを
侮辱した あんたを

あたしは許さないよ!

うっ…。

ここで会ったが 運の尽き。

あんたが犯した罪 悔い改めな!

(しゃっくり)

お兄ちゃんは今 どこにいる?

華!

雨宮 翔子…。

確かに 連続窃盗犯が
最初に事件を起こす2週間前に

釈放されてる。
彼女の犯行手口を見てください。

バーナーでガラスは… 焼き破り?

(美雲)
連続窃盗犯と同じ手口なんです。

もし 警察内部の人間が
犯罪を見逃す代わりに

この女を使って 窃盗事件を
起こさせていたとしたら…。

見事なまでに
警察の裏をかく犯行も

納得がいきますよね。

当時の雨宮の捜査担当は!?

ハァ ハァ…。

華。

≪まさか Lの一族が
生きていたとはな。

警察のあんたが
何で こんなことを?

警察だからだよ。

(呼び出し音)

(美雲)桜庭先輩。

すぐ近くにいる。

(蒲谷)俺も昔は
真面目に やってたんだよ。

桜庭 和馬のようにな。

だけど こんな組織
信用しちゃ駄目だ。

信じたやつがバカを見る。

だから 俺は
犯罪を見逃してやる代わりに

俺の指示どおり動けるやつを
選んで

こいつの喫茶店や
出会い系アプリで

ターゲットを探させ
一緒に犯罪計画を練った。

《お前が見つけた男を調べた》

(蒲谷)
面白いほど うまくいったよ。

だけど 今回 初めて
こいつの素性を探った男が現れた。

《今日 会った男が店に来て

自分も同じ泥棒だって》

《分かった。
今から そっちへ行く》

(蒲谷)警察内部でも そろそろ
気付かれ始めたころだったからな。

(蒲谷)この場で
こいつと子供を始末させて

こいつを一連の犯人に
でっち上げようとしたんだ。

だが たった今 計画を変更した。

新しいシナリオは こうだ。

Lの一族は生きていた。

一連の窃盗事件も Lの犯行。

刑事の俺は それを突き止め
Lの一族と格闘した末に射殺した。

(蒲谷)フフ…。

こいつは大手柄だ。

俺にも
運気が回ってきたみたいだな。

まずは お前からだ。

華!

華!
和君!

桜庭…。
お前 まさか まだLの娘と?

そうか…。

お前の解決した事件には
不審な点があった。

その謎が やっと今 解けたよ。

どうして あなたが
こんなことを…。

そんな目で見るなよ。
お前と俺は一緒のはずだ。

犯罪者と手を組んで
利益を得ていた。

俺も お前も汚れた人間だ。

違う。

あなたは
こんな俺を受け入れてくれた!

俺は うれしかった…。
あなたの優しさが!

うるせえ。
だから もう こんなことは

やめてください!
あなたは 俺の尊敬する先輩…。

(蒲谷)うるせえ! 黙れ!

(格闘する声)

(蒲谷)おらぁ!

♬~

和君!

♬~

うわー!

和君!

くっ…。

どうして… どうして…。

お前に 俺の気持ちが分かるか!?

どんだけやっても
報われないやつの気持ちが!

悪いな 桜庭。

お前は本当に いいやつだったよ。

(銃声)

(蒲谷)ぐっ… うっ…。

うああ…。

華。

華 大丈夫か?
うん。

大丈夫ですか?
俺 何もできなかった。

せめて 俺に これ やらせて。

これ
都合良く忘れちゃうスプレー。

だいぶ昔に 和馬も経験済み。
えっ?

ごめんなさい。

≪(杏)ママ?

まずい。
大丈夫。

これ 杏にもかければいい。

子供に使っても
安心安全の無添加。

んっ?

どうしたの? お兄ちゃん。

ヤバい。 空になった。
えっ!?

ママ? ここにいるの?

杏 ここにいたのか。

ジイジ!
どうして ここに?

ママ友たちに 第2章の話を
聞かせる約束しててな。

(杏)第2章?
(悦子)とってもいいお話なのよ。

13章まであるんだから。
(マツ)虎舞竜やな。

さあ 杏。
みんなの所に行きましょ。

(杏)うん。
(マツ)行こ行こ。

もう大丈夫だ。
とんだ騒ぎになったな。

和馬君 後は頼んだぞ。
はい。

(尊)華 今のうちに荷物を取って
渉と一緒に逃げるんだ。

でも 部屋の外には
ママ友たちが…。

(尊)心配は無用だ。

ママ友たちなら
眠ってもらってる。

≪(パトカーのサイレン)

お兄ちゃん! 早く行くよ!

(起動音)
≪北条さん。

桜庭先輩…。

(パトカーのサイレン)

やはり 警察の人間は
信用できまへん。

おはようございます。
(一同)おはようございます。

(美雲)《子供用のシール?》

《これが 今 小学生の女子の間で
はやっている

うさまるのシールです》

(美雲)《何で そんなもんを…》
今回 思い知ったよ。

北条さんには 探偵一家の血が
流れているんだって。

≪(ドアの開く音)
≪(栗栖)桜庭先輩。

本庁の刑事部長がおみえです。
桜庭先輩に話があるって。

俺に?

分かった。

(起動音)

桜庭君。
このたびは ご苦労だった。

いや 私は何も。

部下の北条がいなければ
解決できませんでした。

(刑事部長)
君の活躍は よく知ってる。

(刑事部長)あの事件から よくぞ
ここまで はい上がってきた。

はい。
(刑事部長)君が希望するなら

本庁の捜査一課に
推薦してもいいと思ってる。

ありがとうございます!

(刑事部長)その代わり
というわけではないが

うちの娘と
一度 会ってくれないか?

えっ?
(刑事部長)交際してる人は

いないんだろう?
あっ いや…。

実は
今 お付き合いしてる女性が…。

(刑事部長)報告が入ってない。
誰なんだ?

そ… それは…。

≪(ドアの開く音)

(美雲)私です。

私 北条 美雲は

桜庭 和馬さんと
お付き合いしております。

(警報音)
何があったの!?

バレたんだ。
えっ?

俺たちが生きていることが
バレたんだ。

(警報音)

えっ…。