[字]BS-TBS開局20周年記念ドラマ 税務調査官・窓際太郎の事件簿スペシャル…のネタバレ解析まとめ

2020年12月9日

出典:EPGの番組情報

[字]BS-TBS開局20周年記念ドラマ 税務調査官・窓際太郎の事件簿スペシャル

待望の新作!シリーズ第35弾!舞台は沖縄・宮古島。開発か…自然保護か…開発工事を巡る島民対立の裏に不正の影!島に残る「美女マムヤの伝説」と事件の関係は?

詳細情報
出演者
【出演】小林稔侍(窓辺太郎・世田谷南税務署員)中山優馬(高梨浩平・ダイビングインストラクター)矢作穂香(藤波千晶・宮古島観光協会職員)出川哲朗(矢田秋男・太郎のいとこ)小林千晴(北島冬美・世田谷南税務署員)今井朋彦(赤塚俊三郎・宮古島市議会議員)黒坂真美(蓑田信子・東京環境科学大学・准教授)ダンディ坂野(鳥山久志・惣菜店の跡取り)勝矢(来間敏正・来間建設社長)井上康(滝山文也・森村の元部下)北村総
出演者2
一朗(森村真一郎・元東京国税局査察部長)野村昭子(窓辺トメ・太郎の母)渡辺いっけい(島崎春男・世田谷南税務署統括官)本田博太郎(大熊雄之助・民自党代議士)麻生祐未(椿薫・東京国税局員)
番組内容
シリーズ第35弾!待望の最新作!今回の舞台は沖縄・宮古島。森村(北村総一朗)の元部下の不可解な死を発端に、森村と太郎(小林稔侍)は宮古島へ。開発か…自然保護か…開発工事を巡る島民の対立の裏には不正の影が?!島に古くから伝わる「美女マムヤの伝説」と事件は関係があるのか…?
いま、島の運命は太郎に託された!

ゲスト出演は、舞台やドラマでの俳優活動がめざましいジャニーズ事務所の中山優馬、7月ドラマでの
番組内容2
主演の記憶も新しい矢作穂香、そしてベテラン・本田博太郎ら。また、シリーズのお約束、太郎の税金豆知識シーンには、ダンディ坂野がゲスト出演する。
麻生祐未演じる椿薫もお馴染みのいでたちで登場。渡辺いっけい演じる世田谷南税務署の島崎統括官と署員の北島冬美(小林千晴)によるシーンや、太郎の母・トメ(野村昭子)と太郎のいとこ・秋男(出川哲朗)による賑やかな窓辺家のシーンもお楽しみに。
脚本
深沢正樹
監督・演出
山崎康生
制作
2020年

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 千晶
  2. 滝山
  3. マムヤ
  4. 宮古島
  5. 窓辺
  6. 森村
  7. 移住
  8. 浩平
  9. 赤塚
  10. 部長
  11. 開発
  12. 人達
  13. 大丈夫
  14. 東京
  15. 失礼
  16. 気持
  17. 自然保護
  18. 大熊
  19. 窓際
  20. 蓑田

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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TBS
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(携帯着信)

はい おお 滝山か

☎久しぶりだな

もしもし? 滝山だろ?

おい どうしたんだ?

☎宮古島からか?

(滝山)森村さん聞いてください
マムヤ…

おい どうした? 滝山

(地面に叩きつけられる)

(森村)「マムヤ」…
「マムヤの伝説とは?」

(太郎)皆さん
今日も一日 終わりますね

世田谷南税務署に
ご協力ありがとうございました

明日も また 皆様

世田谷南税務署 窓辺太郎を
よろしくお願いいたします

はぁ~ 疲れちゃったな
もう ホントに

あっ そうそう

すいませ~ん

お兄さん
(鳥山)いらっしゃいませ

ああ 窓辺さん あの… 俺 あの…

あの…
税金ごまかしたり してませんよ

どうかしたんですか?

僕は この
コロッケ欲しいだけなんですよ

ああ…
今 後ろに 何か隠したでしょ

ああ いや… 実は

うちのおばあちゃんが
「相続税対策」って言って

俺に お金くれたんです
あっ なるほど

ゆくゆく このお店を継ぐ

かわいいお孫さんへの
プレゼントですね

「いらない」って言ったんです

もちろん
贈与税のことは分かってます

失礼だけど 金額は どれぐらい?

30万円 ゲッツしちゃいました

ほう~ これは大金だな

でもね ご安心ください

相続税も贈与税も
かかりませんからね

えっ? そうなんですか?

いいですか? 贈与額が

年間110万円までは非課税なんです

ただし
110万円という非課税の枠は

贈与を受ける側 つまり
あなたが基準になるんですよ

どういうことですか?

あなたが 他の誰か

例えば お父様やお母様から
この贈与を受けて

その合計が
110万円を超えてしまったら

贈与税がかかるんです

それなら 大丈夫です

どこからも
そんな大金もらえませんから

ハハハハハ おばあちゃまのお金
大切に使いましょうね

それから おばあちゃま孝行も
忘れちゃダメだよ

はい
はい コロッケ3つ!

はい 肉じゃがコロッケ3つ
毎度あり~

よいしょ~
ありがとうございま~す

母ちゃん 秋男 ただいま

コロッケ買ってきたよ

(トメ)あんたなんかさ
どこへでも行っちまえ!

(秋男)ああ ほっといてくれよ
二度と帰んねえからな!

どうしたの?

ねえ 太郎 聞いてくれよ

私はね 3人の人生を考えて
プランを立てたんだよ

私の言うこと
聞かないの この子は

いや 違うよ 太郎兄ちゃん
ちょっと これ見てよ

(トメ)私が書いたんだよ ほら

えっ? 母ちゃん一人で作ったの!
はい

さすがだね~
さすがじゃないよ

ちょっと 俺の この三年後の
ここ見て!

「秋男 お金持ちのお嬢様と結婚」
って お前

じゃあ お金持ちのお嬢さんと
つきあってんの?

そんな話 一つもないよ

ほら 太郎兄ちゃんなんてさ

「五年後に 南の島に移住」

えっ? 俺 母ちゃんと一緒に
南の島へ移住するの?

行くの?

南の島って いいとこだよね

うん 悪くないよ でもね…

いや 嫌だよ! 俺の夢はさ

今の劇団を
日本一にすることなんだよ

俺の人生 ひとになんか
決められたくないから

ほっといてくれよ!
だったら どこへでも行きなさい!

おお 行ってやりますよ
お世話になりました!

いいえ どういたしまして!
どういたしまして!

おい 秋男! 秋男

しょうがないね~ ハハハハッ
(トメ)これからのね

人生って 何かと大変だよ

だからさ みんなで手を合わせて

助け合っていかなきゃなんないの

でも 分かってもらえませんでした

母ちゃん

俺はね 母ちゃんの気持ち分かるよ

そうかい?

あっ 南の島って
連れてってくれるよね?

う~ん… 南の島ね

う~ん いいけど
急に言われてもな~

(電話のベル)

電話! 電話 電話
はい!

もしもし 窓辺です

☎(薫)ま~ 窓辺さん

おっ 椿さん

☎はい そうです

☎ご自宅まで
お電話してしまうなんて

☎失礼ですね 私 すいません

☎(シャッターを切るような音)

あの 今 「パシャパシャ」って
変な音しません?

☎音? 私には聞こえませんが

☎気のせいですよ
あっ はい

☎(シャッターを切るような音)

☎あの 突然なんですが

☎明日 お時間 つくって
いただけないでしょうか?

え~ ああ 大丈夫ですね はい

(太郎の歌声)

(シャッター音)

よいしょ

(シャッター音)

あっ

あっ 窓辺さん!
は~い

お久しぶりです
椿さん ご無沙汰してますね

すいません お忙しいところ

あっ すいません いいですね

あの こちらに
お座りになりませんか?

はい
いいですね 窓辺さん

もう 恥ずかしいですから
とっても素敵です

いっぱい撮って いいですか?
すいません

あっ どうぞ
どうぞ どうぞ どうぞ

はい じゃあ 失礼して
はい 失礼して

はい 失礼して…
いやいや…

うわ~! すいません!

あの つかぬことを
お伺いいたしますけれども

明日からの連休 窓辺さんは 何か

ご予定が入って
いらっしゃいますでしょうか?

いいえ 特別は
ご予定は入ってないんですが

まあ よかったです

いや 私が お誘いしたいところ
なんですけれども

最近 あることに
ハマっておりまして

私の予定は動かせないんです
しまった~

ハマってることって これですね

カメラですね お写真ね

どうして
お分かりになったんですか?

窓辺さんの目は
ごまかせないということですね

目が素敵です
いやいや…

映え~!

映え~!
ハエ? ハエって 銀バエ?

違うんです 映えるんです

窓辺さんのお顔は
とっても 写真映えするんです!

ホントに?

この写真をSNSに投稿すれば
フォロワーが増える

フォロワー 目標…

い~… 1万人!

ああ… すいません

いや 携帯 かえましたね

あっ いや かえてないんですよ

通話は こちらで

こちらは 写真だけなんです はい

なるほど 二刀流ですね

はい そう… えっ?
はい そうなんです

あっ ところで あの…

連休の件っていうのは?

南の島へ
行っていただけませんか?

あっ いやいや…

お嫌いですか?
いえ ハハハッ

沖縄県の宮古島なんですけれども

いやいや
宮古島は好きなんですが はい

あの 森村のおじ様が向こうで
待っているんです

えっ 部長が?
はい

部長! お久しぶり~!
ああ はいはい

部長!
ああ はいはい はい はい

はい すいません
聞こえましたかね?

あっ あとで送っておきます

あの 詳しいことは
こちらに入っておりますので

チケットとか
どうぞ よろしくお願いいたします

ああ そうですか
はい

じゃあ お言葉に甘えて

よろしくお願いいたします
いってまいります

よろしくお願いします
いってらっしゃいませ

いってらっしゃいませ
ハハハハハ…

窓辺さん
はい 写真映えのいいとこを1枚

素敵です

(大熊)「開発と自然保護」

「どちらが大切か」と
度々 問われます

そのとき この私 大熊雄之助は
こう 答えます

「どちらか 選ぶ必要はない」

「なぜなら 開発と自然保護は」

「共存 両立すべきものなのだ」と

開発も自然保護も共に

我々人間には
大切なのであります

必要なのであります

(拍手)

(大熊)ありがとうございました

お兄さん お兄さん
はい

ほら お足元
(スタッフ)えっ?

ほら かわいい お花ちゃんが

ほら 痛い 痛いって
いってるでしょ

折れちゃったじゃないの

ああ これは大変失礼いたしました

自然保護を訴える
この大熊雄之助のスタッフが

このようなまねをしたこと
恥ずかしいかぎりです

申し訳ありません
いやいや 先生 おやめください

もう 分かっていただければ
あの 結構なんです

偉そうなことを申し上げて
ごめんなさい

じゃあ 私 あの 先を急ぎますので

失礼します

よいしょ さあ さあ

ああいうクレーマー気質の
面倒な愚民には…

気をつけなさい

ああ 困ったな

成田… 羽田

どこから行けばいいのかな~
通り過ぎちゃった

(島崎)ああ!
えっ?

ふっ…!
(冬美)ああ!

何だ? 君達は! こんな…
こんなところで何をやってるんだ

私は あの…
南の島でバカンスです はい

あの 宮古島に行ってまいります

窓際の分際で バカンス?

仕事も ろくにできない大仏顔が
南の島? 笑わせるなよ!

統括官 それ

言い逃れのできない
パワハラになっちゃいますよ

いいんだよ 大きな独り言だよ

統括官こそ
どこにいらっしゃるんですか?

何か おありですか?

私… 私も 何を隠そう

南の島でバカンスなんだ

行き先は 個人情報だから
控えさしてもらうけども

南の島で こんな きちんとした
スーツ姿 おかしいですよ

ハハハハッ 君 分かってないね

きちんとした格好で現地に行って
パーッと解放されるんだよ

君みたいにね
今から そんな格好してたら

どこで解放するんだ? ええ?

ちょっと まず
浮輪… 浮輪 外したまえ

いやいや…
恥ずかしいよ 世田谷市民として

民度が問われるだろう 世田谷の

あっ! 北海道行きのチケットだ

拾ったんだよ これは
あっ!

北海道といえば
奥様のご実家ですよね~

あっ もしかして
夫婦ゲンカで奥様が怒って

北海道へ帰っちゃったので

わざわざ 正装して
お菓子折りを持って

奥様を ご実家に
お迎えにいらっしゃるんですね

的の外れた推理に めまいが…

図星なんだ

冬美ちゃんは どこに行くんだよ
そんな格好で

私は…

ただの旅行ですよ

ただの旅行に見えないから
聞いてるんだよ

それ 明らかに コ… コスプレ…
分かるか? コスプレって 君

いやいや
こすって プレーするんですか?

危ないこと言うんじゃない 君は!

いいかい?
世田谷南税務署の職員としてね

恥ずかしくない休日を
過ごしてほしいから

私は 言ってるんだよ
私 急いでるので 失礼しま~す

急いでるのは みんな一緒だ
冬美ちゃん!

おい コラッ!

もう…
えっと 成田は どっちだっけな?

君 成田… 成田なの?

いやいや 宮古島 行くんですが
宮古島なら こっちだろ!

母ちゃん 来たよ~

着いたよ~ 宮古島!

最高! ハハハッ

あっ おきれいですね

素敵ですね 宮古島

(千晶)ありがとうございます

地元の方かな?

部長!
おう おお おお

お~い! ハハハッ

おい よく来てくれたな
あ~ 部長

ありがとうな どうも

いやいや
すばらしい この宮古島に

お招きいただきまして
ありがとうございます

いやいや
まさかね 部長が

宮古島にいらっしゃるなんて
存じ上げませんでした

いや~ そうなんだよ
もうすぐな 2週間になるんだよ

いいぞ 宮古島は ハハハハッ

どうも 千晶さん
あれ? どうしたの? それ

ああ 何か お忘れに…

お前ね こういうこと
させちゃいけないだろ

お忘れに…
この方が 窓際さんでしたね

あっ いえいえ あの
窓際ではなく…

ちょっと…

あのな あの 仕事のことは隠せよ

ここはな 窓際太郎でいけ なっ?

その方がさ 余計な警戒心
与えなくて済むだろ?

分かったな? 分かったな!
ああ… はい

あっ 紹介しましょう
ああ

あのね これ 私がね

東京のアパレル会社の部長を
していたときの部下でしてね

窓際太郎といいます

アパレル?
アパレル

あっ アパレル勤務の窓際です

アパレル… ハハッ

宮古島観光課の藤浪千晶です

はじめまして
フフフッ そう

あの あのね 千晶さんはな

我々のために
宮古島を案内してくれるんだ

森村さんや窓際さんのように

宮古島への移住をお考えの方々に
この島の良さを

知っていただくのも
私達の仕事なんです

あの 移住って? 私もですか?

違うんですか?
いや 違いませんよ

移住するんだよな? んっ?

あっ はい あの…

母ちゃんも一緒に移住します!

宮古島!
フフフッ

(千晶)ここが
東洋一美しいといわれている

前浜ビーチです
おお~

うわ~ きれいだなあ

ハハハー

うわ~ ハハハハハ…

(千晶)ハハハハッ

皆さんは 宮古島と聞いて
何を連想しますか?

宮古島といえば やっぱり
青い海か なっ?

(千晶)そうですね
宮古島は サンゴが発達した

琉球石灰岩で できていて

平坦で 川らしい川がないんです

なので 泥が流れ込まず

世界有数の透明な海が
広がっているんです

島を囲む美しい海には

日本最大級のサンゴ礁もあれば

生命力に満ちた
マングローブの森もあるんです

終のすみかは…

宮古島で決まりだな

あ~ あったかくて
過ごしやすいですね

(千晶)そうですね
宮古島は 一年中 温暖な

亜熱帯海洋性気候ですから

島全体が平坦で
半分近くが耕作地なんですよ

あっ でも 川がないと
水がありませんから

大変ですね
それは 心配いりません

いくつか
湧き水がありますし

世界的にも珍しい
地下ダムという方法で

水をためています

宮古島というと
美しい自然や 古くからの伝統

素朴な暮らしが
取り上げられてしまいますが

大きく変わらなければならないと
思っています

世界中から観光で訪れている
お客様や

皆さんのように
移住してきた方々にも

満足していただける島に

ならないといけないと
思っています

そのためには 開発が必要なんです
変わらないといけないんです

でも この島の のどかさや
人々の優しさは

このままで
よろしいんじゃありません?

この島の人が どうして優しいと
言えるんですか?

あっ… いえ あなたを見てると
そう思いました ねっ?

すみません エコアイランド宮古島
というスローガンで

太陽光発電や風力発電での

エネルギーの自給自足も
目指してるんですよ

すいません ちょっと あの
かばんを預けてますので

あっ 分かりました

すいません
ありがとうございました

(千晶)大熊雄之助先生ですね

島の発展に
ご尽力いただいていて

よく いらっしゃるんですよ

うん

あっ この先生ね

「開発と自然の共存」を
訴えてましたよ

どうされました?

参りましょう

(森村)ほら ここだよ ここ

俺はな ここに泊まってんだ
ハハッ

(千晶)この
オーシャンズリゾート宮古島は

島にとっても
観光客の皆様にとっても

本当に理想的なリゾート施設なんです
そう

(千晶)ゴルフ場や結婚式場

マリンクラブなどがあり

宿泊施設もコテージだけでなく

キャンピングカーまで
あるんですよ

(森村)お前のベッドもな
ちゃんと用意してある

えっ? 私も ここに
泊まれるんですか?

(森村)そうだよ
え~!

うわ~ 絶景だなあ
(森村)ここはな

セカンドライフのために移住した
年寄りも

雇ってくれるんだよ
えっ?

シニアスタッフも大勢
いらっしゃいますよ

住み込みで働けるんですか
ありがたいですな~

部長 早速ね 移住しましょう

宮古島 万歳!

おいおい 落ち着けよ
まあ そう慌てるなよ

私ね ゴルフ場のキャディーでも
芝刈りでも

結婚式場の司会でも
何でもしますよ

♬~ここに幸あれ 青い空

マリンスポーツは いかがですか?
色んなものがいっぱいありますよ

来月のマリンスポーツ大会の
打ち合わせだったんだ

そう

また 開発の打ち合わせか?
失礼よ

東京からの移住をお考えの方々よ

あの 私 東京から参りました
窓際太郎と申します

こちら 部長の森村です

よろしく
失礼しました

与那覇の方でダイビングの
インストラクターをしている高梨浩平です

私も 5年前に
東京から移住してきたんです

そうでしたか
海に潜りに来たんですけど

この島の自然の美しさに
魅せられて

住み着いてしまいました

千晶さんの美しさにも
魅せられちゃったかな アハッ

こりゃあ あの 余計なこと
言っちゃったようですね

例の件が解決しないかぎり
あなたと 話するつもりないから

それは こっちも同じだよ
(森村)あの その…

例の件っていうのは何?

島の問題ですので…

いや 私もね この島の
住民になるかもしれないから

ねえ? おい
あっ はい

私も 母ちゃんと一緒に
移住します

第三者の客観的なご意見も
聞いてみていいんじゃないか

「エコアイランド宮古島宣言」は
ご存じですか?

ええ さっき
千晶さんから聞きました

エネルギーの自給自足ですよね
はい

そのための大型エネルギー供給施設の
建設計画に

この人達は反対してるんです

むやみに反対してるわけじゃない
自然保護の観点から

もう少し調査をするべきだと
言ってるんだ

今すぐにでも着工しないと

白紙に戻って
入札もやり直しになるのよ!

それならそれでいいじゃないか

あなたは よそ者だから
そんなことが言えるのよ

この島のこと
何も分かってないでしょ

これまでの島の苦労も
歴史も何も分かってない

開発は遅らせちゃいけないの!

(森村)まあまあ 落ち着いて

もう少し 分かりやすく
教えてくれませんか? ねっ?

すみません… 大がかりな
公共工事が決まったのは

もう 1年前なんです

地元の建設業者
来間建設が落札して

工事を担当することになりました

(千晶)しかし
市議会の赤塚俊三郎議員や

この人達 自然保護派の反対にあい
計画は頓挫してるんです

《住民の声をきいてくださいよ》
《(来間)きいてますって!》

《こっちは
役所の許可取ってるんです!》

《ちゃんと
話し合ってないじゃないですか》

《この自然を
壊すことになるんですよ》

《(滝山)許可じゃなくて!》
《ああ! もう測れ 測って》

(千晶)契約上の着手期限が
迫っていて

このまま工事が始まらなければ
入札は やり直しですし

もしかしたら この計画そのものが
見直される恐れがあるんです

そうなんですか

(浮輪の空気が漏れる)

我々は環境に影響がないという
確証が欲しいだけなんです

今日だって
そのために話をしてるんだ

今日? 何? それ

赤塚さんが 来間建設へ行ってる

そんな話 聞いてない!

君がいると
騒ぎが大きくなるだけだから

伝えなかったんだ

じゃあ これから
行ってみたらいかがですかね?

ねえ 我々もね…
おいおいおい

どうしたんだ? 行くよな?

失礼します

千晶さん ちょうどよかった

今 あなたをお呼びしようと
思ってたところです

赤塚さん
どういったご用でしょうか?

高梨さん そちらのお二人は?

私どもは 公正な立場の
第三者でございますよ

いやいや
気になさらないでください はい

あ~

公正な第三者がいたら
まずいんですか?

(赤塚)あなたは すぐに
そんなふうにケンカ腰になる

あなたがいると
まともな議論にならない

私は島の未来を
考えてるんです

(赤塚)
それは こっちのセリフです

あなたの言う島の未来というのは
何ですか?

開発が明るい未来に
直結していると

言い切れるんですか?

島民の未来の生活のために

インフラの整備は
絶対 必要なんです!

(赤塚)この宮古島の財産である
自然を壊してまで

開発を進める必要が
あるんですか?

待ってくださいよ 我々は

自然保護も もちろん
考えた上で工事を行うつもりだ

あなた達は
自然保護など考えてない

その決定的な証拠が
ここにはある

蓑田先生 お願いします
(蓑田)はい

その方はどなたですか?

環境問題に
取り組んでいらっしゃる

東京環境科学大学の
蓑田信子准教授です

施設建設の
安全性を調査してくださった

公正な立場の第三者ですよ

蓑田です
こちらが調査結果になります

施設建設予定地の友利海岸は

10年前から護岸工事が
度々 行われたことにより

洪水 高潮などの水害からは
守られていますし

水際の浸食も防止できています

建設には適した場所だと
いうことだ

しかし 施設建設により

このA地点からB地点までの

防波堤が意味をなくし

水害の危険を招くと共に

施設からの排水により

水質を汚染することも
考えられます

水質汚染に関しては
最善の注意を払う!

(赤塚)注意を払ったところで

危険性がなくなるわけでは
ありませんよ

そうですよね? 蓑田先生

私は客観的なデータに基づいた意見を
述べているだけです

赤塚さん あなたは
自然保護だなんて言ってるが

選挙のための人気取りが
したいだけなんじゃないですか?

失礼な

こんなデータだって
本当かどうか分からない

大体 この人だって
准教授だか何だか…

来間社長
あなたのそういう

排他的な考えは
改めていただきたい

あなたは 1カ月前に亡くなった
滝山さんに対しても

同じ態度をとった
(来間)それが何だと言うんだ?

(赤塚)あなたは
この滝山さんの顔を

真っすぐに
見ることができますか?

どういう意味か?

滝山さんは この島の自然を愛し

無謀な開発には反対していた

そんな滝山さんが
自殺なんてするはずがない

誰かに殺されたんだ

話にならないさ!
帰ってくれ!

分かりました
今日のところは帰ります

ただ 我々は

あなた達の
無謀な開発は絶対に認めない

ああ あなたも

「マムヤ」の生まれ変わりだなどと
祭り上げられて

いい気になってるようだが
早く目をさました方がいい

「マムヤ」の最後が どうだったか
よくご存じですよね?

「マムヤ」… 「マムヤ」って?

はぁ お恥ずかしいところを
お見せしてしまって

申し訳ありません
いやいや とんでもない

このあと 少し
話し合いをしないといけないので

ああ そう ご心配なくね じゃあ
気にしない 気にしない

申し訳ありません
ああ いやいやいや…

あなたも出ていって

♬~

♬~サー 君は野中のいばらの花か

♬~(サーユイユイ)

♬~暮れて帰れば
ヤレホンニ引きとめる

♬~(マタハーリヌ
チィンダラカヌシャマヨ)

これより
宮古島に昔から伝わる

酒の席での風習
「オトーリ」を始めます

まず 親である私が
皆様に口上を述べます

え~ 本日は
この地上の楽園 宮古島に

ようこそ お越しくださいました

お二人の宮古島移住を祝って
まずは 一杯

はいはい

カーッ ハハハ
はい ありがとう

あっ はいはいはい

(せき込み)

大丈夫かい? ハハハ…
(浩平)窓際さんが飲み終わったら

親である私への返杯を
お願いします

はい

ゴホゴホ…
(森村)おいおい 窓辺

ききますね~

おつきあいいただき
ありがとうございます

森村さん
次は森村さんが親になります

何? まだ続くのかい?

始まったばかりですよ

「オトーリ」はここからが
本番みたいなものです

私は まだまだいけるけど

こういうふうに強引に
お酒をすすめるっていうのはさ

今のご時世 いいのかね?

それなら大丈夫です
こういうものもありますから

(森村)何? それ
あっ なるほど

これを見せた人には
おすすめしないんだ

おっ さすが宮古島
優しくて思いやりがありますね~

♬~チャンチャチャンチャチャン
(森村)ほいじゃ 安心だわ ハハハ

高梨と3人で酒を飲んでる?

もう少し 見張っておけ

ところで さっきさ

1カ月前に自殺したとか

殺されたとか言ってたけど
あれは何ですか?

滝山さんのことですね

えっ? どこの滝山さん? それ
(浩平)滝山文也さんという

3年前に東京から
移住してきた方です

東京から移住? ふ~ん
そうです

私と同じように

この島の大自然の美しさに

魅せられたのかもしれません

《大丈夫ですか?》

《大丈夫ですか?》

(浩平)私が勤める施設で
ダイビングのライセンスまで取られて

よく一緒に海に潜りました

滝山さんは
今日 皆さんとお会いした

オーシャンズリゾート宮古島で
スタッフとして働いていたんです

《はい ありがとうございます
はい お疲れさまでした》

滝山さんは 私と同じように

「開発は慎重に進めるべきだ」と
主張していました

だから 来間建設とは
何度か ぶつかっていました

その滝山さんが 1カ月前に?

ええ ビルから転落して

警察は自殺と
判断したらしいんですが

納得できません

自殺するような理由
ありませんから

滝山さん
東京へ何しに行ったんだろうね?

それも分からないんです

東京に行くとも聞いてなかったし

滝山さん 何か どっか こう
変わった様子なかったの?

変わった様子ですか?
うん

いや… どんな ささいなことでも
いいからさ ねっ

グーッと思い出してごらんよ
思い出してごらんよ

そういえば
何度か 一人で海に潜ってました

一人で?
はい

うちでは 基本的に
単独ダイブは推奨しないんですが

滝山さんはインストラクターのライセンスも
取られていたので

タンクをお貸ししたんです

《タンク? どうしたんですか?》

《いや 仕事終わりに
ちょっと 潜ろうかと思って》

《ああ
じゃあ 一緒に潜りますか?》

《いや
一人で潜ろうかなと思ってるんだ》

《一人で?》
《うん いいかな?》

《はい 分かりました》
《悪いね》

(森村)何をしてたんだろうね?

それは分かりませんが
場所は友利海岸です

エネルギー施設の
建設予定地があるとこだな

(森村)話 変わるけどね

千晶さん
「マムヤ」って言われていたね

この島には
「マムヤの伝説」という話があって

「マムヤ」は その美貌で

村の権力者達が列をなして
求婚したといわれる女性です

千晶は その… 美しいから

「マムヤ」の生まれ変わりだと
祭り上げられ

開発賛成派のシンボルのように
なってるんです

あの男 赤塚が言ってた
「マムヤの最後」って…

その最後って何?
信頼した男に裏切られ

東平安名崎から
身を投げて死んだということです

(浩平)千晶 変に頑固で
思いつめるところがあるんです

そのせいで
周りから誤解されることも多くて

ああ そうなんだ

あいつが
開発にこだわる気持ちも

分からなくもないんです
えっ? どういうこと?

今から15年前

千晶は小学生のときに
ご両親を亡くしています

災害に巻き込まれたんです

(浩平)千晶だけが
なんとか助かったようです

そのときのことを
千晶から聞いたんですが…

《私は 気を失ってたから》

《何も見てないし
何も覚えてない》

《誰も話してくれないし》

《でも
もっと早く病院に運んでたら》

《お父さんもお母さんも
助かったのに》

《この島の
道路も通信も病院も》

《もっと進歩してたら
助かったのに》

《この島が
こんなんじゃなかったら》

《お父さんもお母さんも
死なずに済んだ》

《この島は
変わらないといけないの》

《お前の気持ちは分かるけど》
《分かるはずない!》

《東京から来た人に
分かるはずない》

(浩平)それを聞いたとき

千晶に何も言えませんでした

あれから 何か
ぎくしゃくしてしまって

今もまだ あいつのために
何を言ったらいいのか

分かっていません

(森村)死んだ… いや
殺された滝山は

私の部下だったんだよ

そうでしたか

滝山さんの死の真相を
確かめるために来られたと

しかしな

私一人じゃ
どうにもならないと分かったとき

お前さんの顔が浮かんだんだ

いや お前さんの顔しか
浮かばなかった

光栄と 言うべきでしょうか

滝山は
俺に電話をくれたんだ

《おお 滝山か 久しぶりだな》

(森村)
宮古島に移住したあいつからの

久しぶりの電話だった

《☎(滝山)森村さん聞いてください
マムヤ…》

《おい どうした? 滝山》

(森村)
あいつが死んだと知ったのは

その翌日だった

あいつは 昔から

悪事を絶対に許さない

正義感の塊のような男でな

だから 当然 敵も多くて

毎日 プレッシャーと
戦っていたんだろうな

結局 体を壊して 退職して

この島に移住したんだ

(森村)
しかし この島で あいつは

何かの悪事に気づいたんだよ

ここで 第二の人生を
のんびり過ごしていたのに

悪事を知って 放っておくことが
できなかったんだろうな

それを告発しようとして

殺されたに違いないんだ

部長は
その悪事を突き止めるために

この島に来たと?
ああ

あいつの弔い合戦だ

大熊雄之助が絡んでいると
にらみましたね?

《大熊雄之助先生ですね》

《島の発展に
ご尽力いただいていて》

《よく いらっしゃるんですよ》

大熊は 国交省にも
環境省にも顔が利く

大物ですよね

地方の公共事業に深く関わり

巧妙な不正を働き

私腹を肥やしてる男だ

だから この島の発展と共に

勢力を伸ばしてるってのも

こりゃ 偶然じゃないだろう

この島も食い物にしていると?

そう考えるべきじゃないか?

それにしても

滝山さんの死に
大熊が どう関わっているのか

エネルギー施設の建設に
関わってると思うぞ

来間建設や
来間社長の背後に いると?

ただなあ 来間建設は

背後に大熊ほどの大物がいれば

開発反対派なんてのは

簡単にねじ伏せることが
できるはずだよな

そうですね

ところで 滝山さんは最期に

「マムヤ」と
言い残したんですよね?

それだ…

さっき 高梨君の話を聞いて
思ったんだけどね

もしかして
その「マムヤ」ってのは

千晶さんのことを
さしてるんじゃないのかなあ

滝山は自然保護派

彼女は対立する
開発推進派だ なっ?

まさか 彼女が滝山さんを?

いや そうは思いたくないけどな

彼女の心の傷は
かなり深そうだからな

ちょっと…
ちょっと待ってくれ

部長? 大丈夫ですか?
何だ? ちょっと待ってくれ

いやいや ちょっと
飲みすぎただけだから 大丈夫だ

何をおっしゃいますか

飲んだふりをなさっただけじゃ
ございませんか

いや ちょっと待って
ちょっと あ~

待ってくれ ちょっと
お疲れがたまったんでしょう

今 救急車を
窓辺

滝山はな…

最期に
俺を頼って電話をくれたんだ

それなのに 俺は
あいつを救えなかったんだ

悔しいんだよ 窓辺

悔しいんだ…

お気持ち お察しします

あとは
不肖 この窓辺に はい

(大熊)森村真一郎…

うん その名前 聞き覚えがある

え~ 確か 財務省の…

目を離すな

おじ様…

おじ様~…
どうして 死んでしまったの?

おじ様~ 何で? おじ様~!

椿さん 椿さん 椿さん

うるさい うるさい うるさい!

あっ 窓辺さん すいません
大丈夫…

間に合いませんでした
せっかく お電話いただいたのに

あれから すぐ…
うるさいな~

ホントに 君達は

ちょっとな 寝かせてくれよ もう

生きてた…
生きてるよ

ああ… おじ様は
絶対に死なないって信じてました

ただの疲労だよ
あ~ そうですか

あ~ うるさい

あっ 落ちましたよ

何だ? それ
はい いただきました

あ~ あ~ 用意のいいことで

東京から宮古島

行ったり来たりじゃ大変だわな
そりゃあな ハハハ…

誰が こんなもの…
ねえ 何ですかね?

は~い はいはい
部長

はいよ
お薬のお時間ですよ

ああ そうですか
はい

(シャッター音)

はいはい はいはい
もういいです はい

おじ様のことは 私に任せて

どうぞ 行ってください
ごゆっくりね

はい
(森村)あ~

よろしくお願いしますね
(森村)ありがとうな

私は消えます
はい

失礼しますよ
(森村)窓辺

頼むぞ

はい

《そういえば
何度か 一人で海に潜ってました》

窓際さん

ああ 千晶さん 昨日は どうも

森村さんのこと聞きました
大変でしたね

ハハハ
いや 少し休めば大丈夫だそうです

そうですか
私が 色々なところに

連れ回しちゃったから
かもしれないですね すみません

いやいや とんでもない
ご心配なく

こちらで…
何をなさってるんですか?

きれいな海だなと

浩平さんに
変な入れ知恵をされたんですか?

入れ知恵ですか?
そんなものはないですよ

(千晶)本当ですか?
本当です

いや~ 海は広いな

空の方が もっと広いか

心も こんなふうに
広くありたいもんですね

それは
私の心が狭いってことですか?

あっ いえいえ
そうじゃありませんよ

ただね…

彼は あなたを
とっても心配してるんですよ

ですから その彼の気持ちを
分かってあげてほしいなと

そう思っただけです

浩平さんに
15年前のこと聞いたんですね

はい

あなたが…

開発を望む気持ちは
分からないわけではありませんが

もう少し
肩の力をお抜きになって

楽になってほしいなあと

何も分かってないのに
よく そんなことが言えますよね

はぁ

浩平さんにも
話してないですけど

15年前 私の両親…

この島の人達に殺されたんです

この島も 島に住む人間達も
変わらないといけないんです

まあ 東京に住むあなたには
関係ないでしょうけどね

観光で
ちょっと遊びに来ただけじゃ

この島のことは分からない

分からないのに 移住だとか

セカンドライフだとか
言ってる人が ほとんど

この島の本当の声は

あなた達の耳には
届かないんですよ

だから…

首を突っ込まないでください

私が言いたいのは それだけです

バカンス 楽しんでくださいね
窓辺太郎さん

病院で 本名聞きました

どうして 偽名を使ってるかは
詮索しないですけどね

へえ~
土地のお値段が500倍ですか

関係ないですよ
この土地を売るわけないんだから

税金が上がるだけさあ
そうですよね

固定資産税が
上がっちゃいますもんね

はい

いや お父さん 大変ですよね~

まあ 泡盛の場合はですね
寝かせば寝かすほど

おいしくなるんですよ
何年もしてですね

じゃあ あの 僕の生まれた年の
お酒もありますか?

そうです そうなりますね
はあ~

いや~ ありがとうございました

私もですね こういうところで
働きたいですね

では 失礼します
はい

マムヤの墓…

《森村さん聞いてください
マムヤ…》

《「マムヤ」の最後が どうだったか
よくご存じですよね?》

《「マムヤ」の生まれ変わりだと
祭り上げられ》

《開発賛成派のシンボルのように
なってるんです》

先生 あなたに
お聞きしたいことがあります

ちょっと
おつきあいよろしいですか?

おい 待て
離して!

何で逃げるか? うん?
何で逃げるか?

♬~チャン チャンチャチャン
何だ?

あらまあ 皆さん お揃いで

あっ 私ね
この島に移住を考えております

窓際太郎と申します

あっ ひょっとして もしや

あの 来間建設社長の来間様で
いらっしゃいますよね?

私ね そちらの会社に
雇ってはいただけませんか?

まだまだ 若い者には負けませんよ

♬~チャンチャチャンチャチャーン
行くぞ

あっ 皆さん 皆さん ほら 私ね

来間建設に
就職をお願いしてるんですけど

来間社長ですよ

ほら ご立派でしょ
ご立派な方でしょ

あっ 社長
あ~!

いや 社長 そんなね…

貴様…
お前も赤塚側の人間か? ああ?

覚えてろよ

(せき込み)

行くぞ

先生
あっ…

あ~ 大丈夫ですか?

逃げなくても
よろしいじゃございませんか

今日一日
一緒に散歩した仲じゃないですか

ねっ さあさあ

私のことが 気になるみたいですね

それよりも…

マムヤの墓場での探し物は
見つかりましたか?

知りません

先生 私は 今日一日 散歩して

島の人達と
たくさんお話ができました

先生も 島の人達の声に耳を傾けて

島の人達の立場にお立ちになって

お考えになられたら
いかがですか?

知らない

私は こんなことをするために
東京から来たんじゃない!

東京に帰りたいの

<蓑田信子准教授は マムヤの墓で探し物をしていた>

<何を探していたんだ?>

<亡くなった滝山さんも 「マムヤ」にこだわっていた…>

<マムヤの墓に 何があるんだ?>

《私は こんなことをするために
東京から来たんじゃない!》

<「こんなこと」 というのは何のことだ?>

<彼女は 誰に何をさせられていたんだ?>

<彼女をこの島に呼んだのは>

<赤塚議員だが…>

<赤塚議員だけでなく>

<来間建設の来間社長も気になる>

<開発反対派の滝山さんと トラブルがあった上に>

<今度は 蓑田信子を襲った>

(パトカーのサイレン)

お下がりください
お下がりください

大変だな

(赤塚)
蓑田准教授が亡くなったこと

あなたは どうお考えですか?

警察からはよ 自殺の可能性が高い
って聞いてるさ

昨日 蓑田さんは あなた達に
襲われかけたと言っていました

彼女に
何をしようとしたんですか?

襲われかけた?
それは言いがかりさ

私達は
彼女と話をしようとしただけさ

蓑田さんは あなた達にとって
不利なデータを提示した

それが 許せなかったんじゃ
ないんですか?

だから あなた達は
滝山さんばかりか

今度は 彼女まで…
言いがかりも甚だしいさ!

出るとこに出たって
こっちは かまわないさ

お取り込み中 失礼します

あっ お前は…
部外者はお引き取りください

いやいや 私も もはや
知らん顔ができなくなりました

とりあえず 皆さん
落ち着いて 話し合いましょう

こんなふうに ケンカをしていれば

見つけられるものも
見つけられません

別に ケンカをしに来たわけじゃ
ありませんよ

真実を突き止めに来ただけです

もう こんなことに
なってしまったら

工事どころじゃない

一体 何をすればいいんだ?

そんなこと言ってる場合ですか?

今回の件で
2人も亡くなってるっていうのに

あなたは
自分の利益しか考えない!

利益を追求して何が悪い?
この島や しまんちゅのみんなが

豊かになることは
すばらしいことじゃないか!

豊かさは金だけじゃない
そんなことも分からないのか!?

そんなこと
あなたに言われたくはない!

皆さん!

今 一番大切なことは何でしょう?

それは…

気持ちです

ここにいる
みんなの気持ち 相手の気持ち

この島のみんなの気持ちを
もっと大切にして

耳を傾けませんか?

皆さんの気持ちが

どこかで すれ違って
しまっているような気がします

もっと 相手の気持ちを考えれば

色々なものが見えてくるはずです

答えが出るはずです

(足音)

社長 外に警察が
警察?

何か? 警察に踏み込まれる
ようなことはありませんよ

(宮国)お話を伺いたいのは
来間社長 あなたではありません

藤浪千晶さん

署までご同行いただけますか?

どういうことですか?
どうして 千晶が?

あなた ゆうべ 友利海岸に
いたそうじゃないですか

多くの島民が目撃してました

君か 君が 蓑田さんを…

違うの!
私 蓑田さんに呼び出されて…

これです

「友利海岸に
夜の10時に来てください」って

これが 届いてたから…

でも 友利海岸に行っても
蓑田さんの姿はなかったんです

蓑田さんが 君に
何の話があるっていうんだ?

そんなメッセージ
いくらでも偽装できる

偽装じゃありません!
それじゃあ なぜ

それを今まで隠してたんだ?
それは…

変な疑いをかけられると思って…

(赤塚)
そんな言い逃れは通用しない

信じてください!

お話は 署で伺いましょう

やはり あなた達だったのか

(来間)私は 何も知らん!

おしまいだ…

何もかも 終わった

(ざわめき)

≪ほら ほら あれ あれ あれ!

(ざわめき)

(パトカーのサイレン)

千晶さんですよね

知ってますよ 何かね
災害に 幼い頃 遭われたそうで

彼女 災害に遭っても ホントに
一生懸命 頑張っていましたので

千晶さんのご実家の方は
この向こうってことですね?

(浩平)窓際さん

あっ ちょっと失礼します

どうしたんですか?

千晶さんがね 犯人と
どうしても思えないから

島の人達に
何か見たり聞いたりしてないか…

ありがとうございます
私も千晶を信じています

ハハッ ごちそうさま

私は あなたの言葉で
目がさめました

千晶の気持ちに
今度こそ しっかりと向き合います

じゃあ 私は向こうを

私は あっちで

色々 参考になりました
ありがとうございました

おかえりなさい

どうして…?

もしかして 窓辺さんが

私の疑いを
晴らしてくれたんですか?

私じゃありません

島の皆さんですよ

でも 私は 島の人達に疑われて…

皆さんのお顔をご覧なさい

誰が あなたを疑っていますか?

友利海岸で 大勢の人達が
あなたを見ていたのは

あなたのことが
心配だったからです

だから 待ちぼうけをしたあなたが
何もしないで帰るまで

見届けた人達も大勢いたんですよ

島の人達が…

あなたの無実を
証明してくれたんです

(千晶)私は 島の人達のことを
誤解してたんでしょうか?

これは 胸にしまっておくべき話
なのかもしれませんが

これからのあなたのために
お話しします

15年前 島の人達が

あなたのご両親を
見殺しにしたわけじゃありません

ご両親は
あなたを守って亡くなったんです

《≪おい!》
《≪おい 大丈夫か?》

みんな必死で あなたとご両親を
救おうとしたんです

《娘を… 娘だけでも…》

《≪大丈夫か?》
《≪大丈夫か? おい》

《≪おい しっかりしろ!》

ご両親は せめて この子だけはと

島の皆さんに託して
亡くなったそうですよ

どうして 誰も 私に
話をしてくれなかったんですか?

それはね…

ご両親が
自分を助けて亡くなったと

あなたが知ったとき

あまりにも大きなものを
背負ってしまうんじゃないかと

考えたんじゃないですか

その判断が正しいかどうかは
分かりませんが…

それが 島の皆さんの

あなたに対する気持ちですよ

思いやりですよ

優しい人達が住む

いい島ですよ ここは

はい

もっと早く
窓辺さんに出会えてたら…

私 もっと
素直になれてたかもしれません

遅くないですよ

みんな
あなたのことを心配してます

浩平さんもね

(救急車のサイレン)

(大熊)意識不明の重体だと?

殺し損ねたのか…
何をしているんだ

いいか?

森村と一緒にいる男 窓辺太郎は
ただ者ではない

場合によっては…

ああ そうだ いいね?

<なぜ 彼まで 襲われたんだ?>

<彼は 私と同じように 目撃情報をさがしていた>

<もしかしたら そのときに>

<知ってはならない何かを つかんだのかもしれない>

<そして 口封じで殺されかけたのか>

(千晶)窓辺さ~ん!

私 どうしていいか
分からないんです

今思えば 浩平さんは

いつも 私のためを思って
私を守ってくれてました

なのに
私は それさえ気づかなかった

何も分かってなかったんです

今は後悔しているときじゃ
ありません

滝山さんを殺して

蓑田信子さんも殺して

あなたの犯行に
見せかけようとした

そして 今度は 浩平さんまで
殺そうとしたヤツがいる

一体 誰なんだ?

分からない

滝山さんは
「マムヤ」に こだわっていた

蓑田さんも マムヤの墓で
何かを探し物をしていた

何か気づいたこと ありませんか?

「マムヤ」…

そういえば…

ここが マムヤの墓です

でも 私が滝山さんを見かけたのは
向こうなんです

「マムヤの機織り場」といって

地元の人もほとんど知らない
洞窟があるんです

マムヤの機織り場…?

1カ月前 滝山さんが
東京で亡くなった前の日…

もしかしたら そこに

探し物が
隠されているかもしれませんね

それに 滝山さんは…

「マムヤの機織り場」と
伝えようとしたのかもしれない

調べてみましょう

この先です

千晶さん

千晶さんは ここでお待ちください

はい

(千晶)窓辺さん

見つかりました

(携帯着信)

病院からです

はい 藤浪です

えっ!? はい すぐに行きます!

どうしました?
浩平さんが…

浩平さん

あっ 高梨さん
意識を回復したんですね?

はい 千晶さんが
付き添ってますから

あ~ よかったです

あっ あの 窓辺さんから頂いた
メモリーカード

早速 見てるんですけれども

ちょっとおかしいんですよね~

海底の写真のようですね
はい

友利海岸は 過去に何度か

護岸工事が
行われているはずなんですが

《施設建設予定地の友利海岸は》

《10年前から護岸工事を
度々 行ったことにより》

《洪水 高潮などの水害からは
守られていますし》

《水際の浸食も防止できています》

この座標が正しければ

ここには護岸工事が
行われてるはずなんです

ですが この写真を見るかぎり

この資料どおりの工事が
全く行われてないんです

工事記録に添付された
作業確認の写真は

どうやら
別の場所の写真のようですね

その工事を仕切ってたのは…

あっ 大手ゼネコンの
東日本アーキテクト

大熊雄之助の
息のかかったゼネコンです

そして
その工事を推進していたのは

赤塚俊三郎議員です

赤塚は 大熊の手下だったのか

自然保護は口先だけで

大熊の命令で 私腹を肥やす悪事を
重ねていたんですね

滝山さんは この架空工事に気づき
証拠写真を撮り

東京のおじ様を
訪ねようとしていたのに

大熊や赤塚の手下達に…

滝山さんから奪った
メモリーカードが

コピーだと分かった赤塚達は

どうしても
原本を手に入れたかったんですね

蓑田信子は
悪事に加担してデータをねつ造

そして 滝山さんが隠した
メモリーカードを探したものの

良心のかしゃくに耐えきれず
抜けようとした

《蓑田先生 どちらへ?》

《もう 嫌なのよ》

《話が違うじゃない》

《私は データのねつ造だけを
すればいいっていわれてたのに》

《どうして 尾行とか》

《スパイのまねみたいなこと
させられなきゃいけないの?》

《滝山は あなたのねつ造を
見破る資料を》

《どこかに隠してるんですよ》

《あなたがそれを見つけるのに
協力するのは当然です》

《滝山 最期に電話の相手に
「マムヤ」と言ったんですよ》

《そこにヒントがあると
思うんですが…》

《マムヤの墓を探したけど
何も見つからなかったわ》

《今 「最期に」って言ったけど…》

《やっぱり滝山は自殺じゃなくて
あなた達が殺したのね》

《これ以上協力できない》

《ちょっと 放して…》

《愚かな人だ》

蓑田信子になりすまして

千晶さんを呼び出したのも
ヤツらだ

高梨さんは 聞き込みをする中で

赤塚達の目撃情報を 手に
入れたんじゃないでしょうか?

そして そのことを
赤塚に確かめたせいで

《どういうことなんですか?》

《どうしてあなたが
友利海岸のそばにいたんだ!?》

《さあ どうしてかな? フッ》

《君は 知らなくていいんだよ》

《どうせ死ぬんだから》

《おっ おい! 何だ!
やめろ 放せ やめろ…》

今回の工事の入札記録を見ると

東日本アーキテクトは

赤塚から事前に
入札価格を知らされていて

ほぼその価格を示した

でも 偶然 来間建設が

ピッタリの数字を出してしまって

そちらに
決まってしまったんですね

赤塚は 自然保護派を装って

工事を反対して 着手を遅らせ

入札をやり直させる腹だったんだ

大熊は 東日本アーキテクトに
落札させて

以前の架空工事を
うやむやにした上で

また 私腹を肥やそうと
していたんですね

いつもの手口で
リベートを取っていたとしたら

どこかに必ず 裏帳簿があるはずだ

あっ あっ あっ あっ…

窓辺さん

高梨さんが呼んでます
うん

あ~ あ~

どうしました?

赤塚に 海に突き落とされたことを
千晶に話したら

飛び出していったんです

千晶を助けないと

ハハハッ どうしたんですか
そんな怖い顔して

まさか 蓑田さんを殺したのも

高梨君を殺そうとしたのも
あなたですか? ハハッ

もしかして
私まで殺そうっていうんですか?

とぼけないで! 分かってんのよ

全部 あなただったんでしょ!

私は
市議会議員で終わるつもりはない

いずれ国政に打って出るつもりだ

そのためには 大熊先生に

気に入って
もらわなければならない

こんなところで あなたごときに
つまずくなど もっての外

あなたは 「マムヤ」だ

死を選ぶしかない哀れな女だ

「マムヤ」のように
身を投げるんですよ

待て!

窓辺太郎 ちょうどいい
あんたにも死んでもらう

(パトカーのサイレン)

おい

千晶

(浩平)千晶 大丈夫か?

窓辺さんは?

窓辺さんが連絡をくれた

千晶のそばに ずっといろって

窓辺さん…

あっ 窓辺さ~ん

これ 令状です

それから
赤塚が 全部自供しました

裏帳簿のコピーと
写真も たくさん撮ったんです

東日本アーキテクトの社長と

現金の受け渡しの写真も
撮りました

頑張ってください

ありがとうございます

行くぞ
(査察官達)はい

ただ今より査察を行いますので

書類 コンピューターには
一切 手を触れないでください

いいですね

動くんじゃない!

それでは 皆さん
奥の方に移動してください

東京国税局査察部 窓辺です

またお会いしましたね

宮古島の赤塚が
全てを自供しました

証拠だ

私を誰だと思っている

この国をつくってきた
大熊雄之助だ

何にも手を打たず放っておけば

今後も世界中で自然がむしばまれ
環境が破壊され

この国も大変なことになっていく

バランスを保ち 環境を守り
開発を進め

国民の命と
この社会を守れるのは

この私だけだ

大熊先生 あなた様が
おっしゃっていることは

ごもっともかもしれませんが

しかし あなたは
自然のことも 他人のことも

何一つ
大切には思っちゃいませんね

全部 自分なんです

頭の中は
自分のことだけでございますね

いいですか?

何でもかんでも
金儲けに利用しようと

なさってるんじゃ
ございませんか?

何を言うか

いいか

私は 本来なら 国交大臣
環境大臣になるべき人間なんだ

国民のことを第一に考えている

この私に向かって
一介の役人風情が

分かったようなことを… 言うな!

自然保護にも開発にも
金がいるんだ

その金は 国民の皆さんが

汗を流して納めた
税金でございます

よもや お忘れでは?

税金は 私のような
すぐれた人間の判断で

有意義に使うためにある!

私は誰よりも

開発と自然保護の共存の大切さを
分かっている

私にしか
この国の開発はできんのだ

そのために 金を使う

何が悪い?

能書きはそこまでだな

よう 大熊
何が自然保護だ ええ

笑わせるんじゃねえよ

いいか 花一輪
大切にできないお前さん達に

自然保護を語る資格なんか
あるもんか

あなたはね

島の自然も 島の人達の笑顔も

未来も踏みにじって

ただ私腹を肥やすだけの
悪党じゃねえか

どうした?

何とか言ったらどうだ? ええ

しかしまあ

あなたも 昔から
そうだったわけじゃないでしょ

熱い思いを
胸いっぱいに膨らませて

政治家に
おなりになったんですよね?

それが
どこかで道を間違えてしまった

そして
大事なものをなくしましたね

大事なもの?

人を思いやる心だ

思いやる心

人間なんてのは 弱い生き物だから

ついつい自分がかわいくて

相手を思いやって

相手を理解する気持ちが
おろそかになってしまう

違いますか?

大熊先生

どうか 思いやる心を
取り戻してください

それが あなた様が
立ち直るための

第一歩じゃございませんか?

ただいま~ ハハハ ほれ~

宮古島から帰ってきたよ~

おかえり~
母ちゃん 会いたかったよ~

おかえんなさ~い

あっ おかえり 太郎兄ちゃん
おっ 秋男 帰ってきたのか

あ~ よかった
俺 反省したんだ

おばさんとか
太郎兄ちゃんの優しさに

全然気づかなくて
何か ごめんなさい

分かってくれたら いいんだよ
いいんだ いいんだ いいんだよ

さすが 秋男だね

よかった よかった
みんな仲良くが一番

まだまだ 先は長いんだから
そうだよ 母ちゃん

宮古島 よかったよ~
うん いつかね 移住しようね

う~ん それがさあ

やめようと思うんだよ 私
えっ! どうして?

だってさあ
トヨちゃんも タキちゃんもさ

私がいなくなると
寂しいって言うんだよ ねえ

あんなに親しくしてきたんだもの
ほっといちゃ悪いよ

ねっ
うん! 分かった

母ちゃん それでこそね
人を思いやる

母ちゃんのすばらしさだよ ねっ

うわ~ ありがとね~
あっ 母ちゃんね

これ 宮古島のお土産 はい
ありがとね~

これをね 食べて
ますます元気にね いておくれ

ありがとう
太郎兄ちゃん 俺…

お前は家出するっつって
堂々と出ていったじゃないか!

えっ ないの?
「ないの?」って…

い… いいの
ちょっと 思いやり…

思いやり どこいっちゃったんだよ
(トメ)いいの いいの

おい 太郎兄ちゃん!
思いやりは…

かわいそうだよ
やめな やめなさい

部長! 部長!

部長 こっち こっち 部長

えっ?
ちょっと 先 行ってください

部長

分かったよ

分かったから 今 行くよ

ただいま

ちょっと頼むわ これ 重いんだよ

部長 お体の具合いかがですか?
もう大丈夫だ

ご覧のとおり ピンピンしてるよ

結構です

窓辺な ありがとうな

滝山もな うかばれるよ
はい

ありがとう あっ それでな

これ 千晶さんから
預かってきたんだ お前さんにな

ゆっくり読んでくれ
はい

じゃあな

あっ 部長
これ お持ちになってください

これ 持っていくのかい?
はい おめでたいことですから

おめでたいことですから
そうかい じゃあ 分かった

持ってくよ うん 持ってくよ

おめでとうございました

(千晶)「窓辺さん お元気ですか」

「窓辺さんのおかげで 私は
真実を知ることができました」

「島の人達の思いやりに
気づくことができたのです」

「殻に閉じこもって」

「真っすぐにものを見ることが
できなくなっていた私を」

「窓辺さん 島の人達」

「そして
浩平さんが救ってくれました」

「あれから浩平さんは
ずっと私のそばにいてくれます」

「これからは 浩平さんと一緒に」

「島のために
何が一番なのかを考えて」

「頑張っていきます」

「窓辺さんも もし本当に」

「宮古島への移住を
考えてくださったときには」

「大歓迎です」

「きれいな宮古島の海が
待ってますよ~」

「追伸
私を助けてくれた窓辺さんのこと」

「一生忘れません 藤浪千晶」

うわ~ ああ~ あっ すみません

こちらこそ すいません
すいませんでした

あっ 統括官!

あっ 窓際 またお前か

あっ 奥様はどうなさいました?
やめろ

奥様 どこですか?
やめろ 傷に塩をすり込むな

で やっぱりダメだったんですか?

連れ帰ったのは おじゃがだけか~

返せ 私の女房を!
女房じゃないよ

君 誰?

フー ユー ミー

ギャー!

冬美ちゃん?
(冬美)何ですか! ハハ

コスプレ全開!

何だ コスプレツアーだったのか

そんなことより
統括官 窓際さん 今

手紙 読んで
ニヤニヤしてたんですよ

きっと女の人からですよ
貴様!

貴様はねえ 存在自体が
公然わいせつなんだよ

手紙を読んで
人前でニヤニヤしたら

もう刑事事件だ 冬美ちゃん

通報して 通報
はい!

あっ そばに来ないで 来ないで