<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼 #03【ギリギリで向き合う命】父の元に戻った梨花(永瀬莉子)に事件発生!…

出典:EPGの番組情報

<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼 #03【ギリギリで向き合う命】[字]

子どもたちにどう向き合えば正解なのか?父の元に戻った梨花(永瀬莉子)に事件発生!すれ違う親と子を一つに…さくら(真矢ミキ)がついに奔走する!

番組内容
ハチドリの家・ホーム長の多喜(山崎静代)は、入居中の片桐隼人(遠藤健慎)を連れて待望の住み込みで働ける工場の面接に行くことに。一方、雪乃(新川優愛)は、自らの意志で自宅に帰った梨花(永瀬莉子)が再び父親から暴力を受けているのではと心配するあまり、自宅前で待ち伏せし説得しようとするが……。子どもたちに熱心に向き合うスタッフを、かつての自分を見るように見守るさくら(真矢ミキ)だったが、ついにある行動に
番組内容2
でる。
出演者
真矢ミキ 
新川優愛 
山崎静代 
鶴見辰吾 
名取裕子 
ほか
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ)

【企画協力】
古賀誠一(オスカープロモーション)

【プロデューサー】
河角直樹(東海テレビ) 
中頭千廣(東海テレビ) 
浦井孝行(アップサイド) 
岸川正史(アップサイド)

【原作・脚本】
清水有生

【演出】
谷川功

【音楽】
富貴晴美

【主題歌】
「sign」lol-エルオーエル-(avex trax)

【協力】
オスカープロモーション
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
アップサイド
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!! 

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/io/oyakodon2020/

【公式ツイッター】
@tokaitv_dodra

【YouTube】
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 梨花
  2. 雪乃
  3. 隼人
  4. 阪巻
  5. 多喜
  6. 子供
  7. 靖子
  8. 源一
  9. 虐待
  10. 夏美
  11. 親子丼
  12. シェルター
  13. ハチドリ
  14. お父さん
  15. キャンプ
  16. 社長
  17. 雪乃先生
  18. 駄目
  19. 無理
  20. お母さん

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。





ABEMA



created by Rinker
ポニーキャニオン

(さくら)[子どもシェルター
ハチドリの家は

家庭や 社会で 居場所をなくした
子供たちが 暮らす家です]

(さくら)あれ? 朝子ちゃん。
肘を ここに…。

[ここには 子供たちの世話をする
色々な大人が います]

[例えば 食事の世話をする

おせっかいな 口やかましい
おばさん]

そういう手 使わない。

[例えば 子供の
やり場のない 怒りを

体 全体で 受け止める

昔 女子プロボクサーだった
ホーム長]

[例えば 野菜を育てることで

生きることの 意味や
自然に 感謝することを

子供たちに 教える
農家の おじさん]

(桃子)おはよう。 希望ちゃん。
(希望)おはようございます。

[例えば 無報酬で
この ハチドリの家を 主宰している

正義の弁護士。
子供たちは 彼女を

バナナの おばさんと呼ぶ]

(雪乃)おはよう。 梨花ちゃん。
やっぱり 少しだけでも

話したいんだ。
1分でも 2分でも いいから。

梨花ちゃん。 お願い。

[そして 虐待を受けている
子供のために 一生懸命だが…]

(雪乃)甘ったれんのも
いいかげんに しなさいよ。

[どうしても その思いが
空回りしてしまう 若き弁護士]

(雪乃)遅くなって すみませ…。

(源一)参ったなぁ。
(桃子)困ったわね。

(雪乃)何か あったんですか?
(桃子)えっ? ああ。

(源一)これだよ。

(雪乃)株が どうかしたんですか?

(多喜)一晩で 30万が パーよ。
(源一)読み 完全に 外れたわ。

(雪乃)何だ。
驚かさないでくださいよ。

子供たちに 何かあったのかと
思った。

そんな 株で 損したぐらいで。

(桃子)ぐらいで?

(雪乃)えっ!?
(桃子)冗談じゃないわよ。

こっちにとっては
死活問題よ。

「ぐらいで」なんて
言わないでいただきたいわ。

(雪乃)桃子先生まで。

(競馬中継の音声)
いけ。 いけ いけ いけ…。

(さくら)そうそう そうそう。
はいはいはい…。 はい。 はい。

もうー。
はっ!? えっ?

(雪乃)あんなんで
いいんですかね?

ミーティングなんて
ほったらかしで

株の話ばっかりですよ。
大暴落したって。

そんなことより
子供たちのことで

もっと やること
あるじゃないですか。

そっか。 大暴落か。
そりゃ 一大事だよね。

(雪乃)さくらさんまで。

いや。 私は 株なんか
やんないわよ。

これ 専門よ。
いや。 あの。 これ 音楽よ。

(雪乃)ふぅん。
だけど 大暴落は

この ハチドリの家にとっちゃ
一大事よ。

ここの維持費ね 桃子先生の投資で
何とかしてるのよ。

あっ。 ちょっと。
ここの お給料ね

すっごく 安いのよ。
だから 私はね

投資ぐらい やったって
いいと 思うのよ。 競馬も。

(雪乃)競馬?

あっ。 そう。
そう。 スタッフはね

やっぱね 経済的にも 精神的にも
豊かじゃないと

子供たちに 優しく
接することって できないのよ。

あっ。 そうだ。
雪乃先生。

恋人 いるんだっけ?
いませんよ そんなの。

駄目よ。 そんなんじゃ。
恋するぐらいじゃなきゃ

子供たちを 愛することは
できないわよ。 しなさい 恋を。

さくらさんは いるんですか?
誰か。

私?
恋してますか?

そう… そう…。

私だって 女ですからね

身近なとこに
すてきな人が 現れたら…。

(源一)すてきな人が
どうかしたの?

嫌だ!
何。 嫌だ。

身近でね。
何か いい感じですね。

やだ。 そういうんじゃない。

やだ。 私 こういうの
タイプじゃないから。

動かない 動かない。
(隼人)苦しい。

うわー。 いいじゃない。

(源一)せがれの お古だから
ちいと ちっちゃいけどな。

隼人。 似合ってるぞ。

(隼人)ちいとじゃねえんだ。
だいぶ 短えんだよ。

ぜいたく 言わないの。
(隼人)こんなだぞ。

≪(多喜)お待たせ。

(多喜)隼人君。 お待たせ。
(隼人)マジか。

よっ。 ご両人 お似合いよ。
デート 楽しんで。

(源一)頑張ってこいよ。
(多喜)はい。 行くよ。

隼人 よかったね。
(隼人)無理!

あんた 今日 いい日だね。
頑張れ。

(社長)片桐 隼人君ね。
少年院には 何で 入ったの?

(社長)何やらかした?

(隼人)うっ!?

(隼人)川で 溺れた子供を
助けて…。

(社長)えっ?

(隼人)その子の親から
金 もらったんす。

「ありがとう」って。
(社長)ほう。

(隼人)でも その金
俺の財布から 抜いたやつがいて。

半殺しに してやりました。
(社長)そう…。

(社長)かなり 特殊な
技術なんですよ。

うちは 狭い町工場だからね。
20人ぐらいかな。

(多喜)へぇ。

おかえり。
どうだった? うん?

(多喜)マジ 最悪です。
少年院 出た子でも

住み込みで
働かせてくれるとこだったのに。

(多喜)いきなり 3人も
ぼこぼこにしちゃったんですから。

源さんに借りた スーツ
汚されたのが

許せなかったのよ。 隼人。

(多喜)ホント バカなんだから。

(多喜)境界知能?

隼人の 少年院での記録を
読んでいて

知的障がいまでは いかないけど
それに近いっていう 意味だって。

隼人は 粗暴で キレやすくて

子供のころから
手のかかる子だったけど

あらためて 少年院で

精神科の お医者さんが
診断したら

字を書いたり 計算したりする力が
劣ってるらしいの。

で この本に出てくる
境界知能の子に

ケーキを 3等分するように
言ったんだけど

うまく 切れないらしいの。
こんな感じ?

で この前 みんなで
ギョーザ 作ったとき

私 隼人に 皮の生地を
10等分するように 言ったでしょ。

(朝子)《マジか》
(隼人)《よし》

そうでしたね。 何回やっても
うまく 切れなかったです。

今まで 隼人に
「バカだ」とか

「あんた 頭 悪い」とかで
片付けちゃったけど

そうじゃなくて 私たちは

隼人が 生まれつき 持ってる
障がいを

受け入れてあげるべきなんじゃ
ないかって。

確かに。 そうかもしれませんね。

≪(隼人)だから
どうしたっつってんだろうが。

ぶっ殺すぞ!

何 てめえ
俺を バカにしてんだよ。

何 笑ってんだよ?
就職 しくじったのが

そんなに 面白えか?
(みどり)ハハハ。

(隼人)調子 乗ってんじゃねえ。
(みどり)おい。 やんのか?

てめえ この野郎。 てめえだろ。
(隼人)やんのか?

(多喜)どうしたの? 隼人。
(隼人)うるせえな。 ばばあは

黙ってろよ! てめえのせいで
こうなってんじゃねえか。 あん?

(隼人)きめえんだよ!
デブ! この ドブスが!

ドブスだと?
聞き捨てならんな。

死ね。 てめえなんか…。

どうした?
殴らないのか?

くそ くだらねえ。

(多喜)大丈夫だよ。 私は ずっと
あんたの味方だからね。

♬~

(隼人)源ちゃんよ。
ちょっと 休もうぜ。

(源一)駄目 駄目。
もうちょっとだから 頑張れ。

(源一)ああ。 腰 痛え。

(隼人)あっちい。

はい。
(みどり)何 これ?

流しそうめん。
源さんたちが

近所の お寺で 竹 もらってきて
作ってくれたの。

(みどり)流しそうめん?
やっぱり 暑い日は これっしょ。

(夏美)ねえ?
これ どうやって 食べんの?

うち 初めて 見た。
(多喜)源さんが

そうめん 流してくれるから
みんなは流れてきた そうめんを

お箸で ゲットして 食べるの。
(夏美)ゲットね。

(みどり)めんどくせえ。

そうめんなんか
普通に 食えばいいじゃん。

めんどくさいから おいしいの。
(みどり)訳 分かんねえし。

(隼人)文句 言ってんじゃねえよ。
この くそあちい中

俺が 作ったんだからな。
(源一)嘘 嘘。 なあ? 拓真。

さあ みんな。
準備は いいかな?

(夏美)はーい。

源さん。 お願いします。
(源一)あいよ。

やだ。 取らなきゃ
食べれないっしょ。

♬~

はい。 源さん。
(源一)はい。 それ。

(隼人)取れねえよ。

(隼人)やだ。 俺 こっちで 食う。

♬~

(みどり)てめえ。 何 勝手に
上流 入ってんだよ?

(夏美)えっ? 何 言ってるか
分かんないんすけど。

(みどり)そんなに
食いたきゃ…。

もっと 食え! ほら。
(夏美)何すんだよ? てめえ。

(みどり)ふざけんじゃねえぞ。
この野郎。 おら! おら!

(夏美)この野郎。
やめろよ!

(みどり)てめえ!

(多喜)やめなさい。
(みどり)お前 どこ 行くんだよ?

(みどり)どこ 行くんだよ?
(夏美)んっ!

(みどり)ふざけんじゃねえぞ!
この野郎。

(一同)朝子ちゃん!? 朝子!?

いいかげんに しな。

(夏美)てめえ!

食べ物 無駄にすんじゃないわよ!

(みどり・夏美)うわ!? ヤバい!
こら!

(拓真)突然 あのときのことを
思い出してしまって…。

(拓真)眠れない日が あります。

あいつは
どうなってるんですか?

(多喜)お母さんは 病院で
意識が 戻らないままみたい。

死んでないんですね?
(多喜)うん。

もし 死ななかったら
僕は どうなるんですか?

(雪乃)《梨花ちゃん》

《どうしたの? この包帯。
梨花ちゃん》

(多喜)雪乃先生。
(雪乃)はい。

(多喜)どうなんでしょうか?
(雪乃)あのう。

(多喜)拓真君の親権は
この場合 どうなるんでしょうか?

上の空ね。

全然 拓真君に
向き合ってなくて。

雪乃先生 心配です。

やっぱり まだ 梨花ちゃんのこと
引きずってんのかしら?

梨花ちゃんが 学校 行くときと
帰ってくるとき 狙って

会いに行ってるらしいんですね。

夜は 塾まで
行ってるみたいです。

ホント?

それから 今まで
言わなかったんですけど

この前 梨花ちゃんの父親に
通報されて 警察に。

警察?

(拓真)バーン。

(雪乃)梨花ちゃん。

(雪乃)梨花ちゃん お願い。
少しでいいから 話をさせて。

その包帯 どうしたの?
(梨花)何でも ありません。

(雪乃)お父さんに
やられたんじゃないの?

(梨花)違います。
(雪乃)正直に話して。

どうして?
私は あなたの味方なの。

(梨花)放して!
(雪乃)梨花ちゃん。

梨花ちゃんの腕 見ました?
うん。

(雪乃)あの包帯は
絶対に 虐待です。

そうかもしれないわね。
(雪乃)ですよね。

だったら 早く あの父親から
引き離すべきです。

うん。 でも あの子の場合

ただ 引き離せばいいってことじゃ
ないと思うのよ。

さくらさんは
梨花ちゃんが 虐待されても

仕方ないって いうんですか?
そうじゃないわ。

じゃあ どうして あの子を
父親に 帰したんですか?

梨花ちゃんは 自分の意思で
お父さんの元に 戻ったのよ。

ねえ。 無理に 引き離しても

また お父さんのところへ
帰ろうとするわ。

それは あの子が
洗脳されているから。

だって 梨花ちゃんは
一生 あの お父さんと

向き合って 生きていかなきゃ
なんないのよ。

たとえ 無理やり 引き離しても
お互い 生きてるかぎり

親子であることは
変わりないんだから。

引き離す前にさ 私たちは
あの お父さんのことを もっと

知る必要が
あるんじゃないのかな?

それと 梨花ちゃんの
お母さんのことも。

そんな 甘いこと 言ってると

虐待で 殺される子が
後を絶たないと 思います。

いや。 雪乃さん。
私は

虐待されている 子供たちに
寄り添ってあげたいです。

ねえ? どうして?
どうして あなた そんなに

あの お父さんのこと 憎むの?

(阪巻)くそ。

何で こんなことに なるんだよ?
何でだ!

(梨花)ただいま。
(阪巻)遅い。 何やってた?

(梨花)ごめんなさい。
(阪巻)こっち 来い!

(梨花)ごめんなさい。

「阪巻 梨花の 両親は
梨花が 9歳のときに離婚」

「母は 勤めていた 証券会社の
同僚と 不倫関係になり

梨花を置いて
家を出たという」

≪(阪巻)出てこい!

「梨花の父 阪巻 利晴は
横浜市内の高校を 卒業後に

証券会社に 勤務した後

妻との離婚を きっかけに
独立して

トレーダーとして
成功を収めた」

「梨花を 男手一つで 育てた
阪巻は

小学生にして
東大 入学を 義務付けた」

「しかし 成績が 下がるたびに
梨花に

肉体的な虐待を 繰り返し

たまりかねた 梨花は
家を出て

ハチドリの家に 入った。
しかし…」

(梨花)《私は 父の おかげで
生きてこられたの》

「そう 言って
梨花は 父の元に 戻った」

歩きながらで いいから
話 させて。

どうしても 梨花ちゃんに
聞きたいことが あったの。

ねえ? 親子丼。

あなたが 初めて
ハチドリの家に 来たとき。

覚えてる?

《おなか すいたでしょ?》

(梨花)《親子丼?》

シェルターに やって来る子はね

あんまり 食べ物に
関心がないのよ。

親に ご飯 作ってもらったことが
ないから。

だから 親子丼なんて
見たことがない子が 多いんだ。

だけど あなたは
親子丼って 言ったわ。

何でかな?

(梨花)分かんない。
何となく 親子丼かなって。

そう。 何となくね。

それじゃあ。
あっ。 あと もう一つだけ。

小さいときの思い出
聞かせてほしいの。

お母さんとの 思い出?
(梨花)何も。

何か ないかな?
ほら。 家族 3人のこととか。

(梨花)ありません。

思い出した。
何?

母親に いつも たたかれてた。

びんた。 勉強しないと すぐに。
びんた?

あいつのことで 覚えてるの
それぐらい。

そう。

ねえ? さくらさん。
何?

シェルターに 来る子って

みんな 一生 虐待されてるの?
私みたいに。

母親 いなくなって
ほっとしたと 思ったら

次は 父親だもん。

みんな
そんなもんなのかなって。

あっ。 そうだ。
ありました。 家族の思い出。

小さいころ キャンプに行った。
キャンプ?

(梨花)お父さんが バーベキューで
肉 丸焦げにしちゃって。

キャンプファイアは
火が付かなくて。

何か 締まらない
キャンプだったな。

へぇ。 で お母さんは
何やってたの?

母親は…。

ごめん。
3人じゃなかった。

お父さんと 2人だった。
あいつは いなかった。

梨花ちゃん。

話 できて よかった。
ありがとう。

♬~

峰尾 靖子。

大五証券 勤務を経て
政大学 経済学部 教授に 就任。

東京大学 卒業後?
はぁ。 東大。

(靖子)お待たせして
ごめんなさい。

お忙しいところ お邪魔して
申し訳ありません。

(靖子)これから 講義があるの。
あんまり 時間が ないんだけど。

ああ。 私 子どもシェルター
ハチドリの家の…。 えー。

あのう。 すいません。
九十九さくらと 申します。

(靖子)子どもシェルター。
ああ。 聞いたことあるわ。

虐待された子供の
世話をするところでしたっけ。

よく ご存じで。

どうして 私に?
私は 経済専門で

福祉関係は 畑違いですよ。

梨花さんのことで 伺いました。
梨花の?

あなたの お子さんの。
あの子が シェルターに?

あっ。 今は お父さんのところに
帰ってます。

何が あったの?

お父さんからの 教育虐待です。

教育? 阪巻が?
ええ。

そんなはず ないわ。
だって 阪巻は…。

私には 関係ないわね。

だって 梨花の親権は
阪巻に あるんですから。

もちろんです。
でも あなたが 梨花さんの

お母さんであることに
変わりありませんから。

それで お話を…。

ごめんなさい。 これから
講義の 資料作りが あるの。

でしたら 講義が終わるころに
出直して…。

あの親子には 関わりたくないの。

お待ちいただいても
お話しできないわ。

分かりました。 じゃあ 一つだけ
お話 聞かせてください。

すぐに 終わります。

これ 先生の ご本。
『キッチンから見える 経済学』

素晴らしい本でした。

私のような 数字が
さっぱり 駄目な女でも

主婦目線で 分かりやすくて。
あのう。

あっ。 これ 雑誌の
インタビュー記事です。

ここで 先生 おっしゃってます。

「キッチンから 経済を見るって
言ってるけど

私 料理は さっぱりなんですよ」

「得意料理? そうね。
親子丼かな」

「卵を 二度に分けて
入れるのが コツなの」

私…。 私も 親子丼
得意なんですよ。

やっぱり 二度に分けて
入れます。

それが どうかしたの?

梨花さん ずっと 覚えてるんです。
お母さんの 親子丼。

初めて シェルターに来た日

泣きながら
あの子 親子丼 食べてました。

あのときの あの子

きっと お母さんのことを
思い出してたんじゃないでしょうか。

知りませんよ。 そんなこと。
そうですか。

お邪魔しました。

ああ。 雪乃先生。
ちょうどよかった。

梨花ちゃんのことで ちょっと。
(雪乃)はい。

(バイブレーターの音)
(雪乃)あっ。 すいません。 ちょっと。

(バイブレーターの音)

もしもし?
(せき)

(梨花)雪乃先生。
お願い。 助けて。

梨花ちゃん?
もしもし? 梨花ちゃん?

(非常ベル)
急いでください。

(雪乃)お願いします。
急いでください。

開いた。

阪巻さん!
阪巻さん! ねえ? 阪巻さん!

♬~

(雪乃)梨花ちゃん?
梨花ちゃん!

しっかりして。 梨花ちゃん。
起きて。

≪(ドアの開く音)

(真希)いらっしゃいませ。

(靖子)あのう。
2人とも 無事よ。

同じ病院に 運ばれたの。

だけど 阪巻さんは
深刻な後遺症が 残るみたい。

梨花は?

一週間も たてば
退院できるそうです。

そう。

(靖子)梨花が 私のこと
思い出してたなんて 嘘でしょ?

何で そう 思うの?

(靖子)だって 私は あの子に
無理やり 勉強やらせて

毎日のように
たたいてたのよ。

おまけに あの子を捨てて
出ていった。

憎んでるに 決まってるわよ。

そうね。 だから
どんなに 虐待されても

あの子は お父さんから
離れなかったのかもしれないわね。

(靖子)あの子を 一流の学校に
行かせたかったの。

阪巻は 学歴がなくて
会社で 苦労したから。

だから 絶対に 学歴で
つらい思いを させたくなかった。

(靖子)でも 今 思えば
梨花にとって 何が幸せなのか

私 何にも 分かってなかった。

さっき 教育虐待って 言ったら

そんなはずは ないって
言いかけたけど どうして?

(靖子)阪巻は 私の考えとは
正反対だったの。

子供は 自然の中で 育てて
自由に 遊ばせてやりたいって。

えっ? あの 阪巻さんが?

(靖子)だから あの人が
虐待なんて 考えられないわ。

(靖子)阪巻と 私は 梨花のことで
ケンカが 絶えなかった。

そんなとき 私の相談に
乗ってくれる人がいて

その人に 引かれて
私は うちを出たの。

(靖子)もっとも じきに
別れちゃったけど。

軽蔑する? 私を。

(靖子)どうして?

えっ? だって 私も
似たり寄ったりだから。

人を責める資格 ないわ。

私 母親失格でしたから。

子供と 向き合う仕事
してるくせに。

凸凹の 穴だらけよ。
私の人生は。

だから 子供と
向き合えるの。

教科書みたいな 人生なんか
くそ食らえ。

(靖子)面白いのね。 さくらさん。
ハハッ。

ねえ? ねっ。 何で
別れちゃったの? その男の人と。

何でかなぁ。

捨てられなかったんでしょ?
梨花ちゃんのこと。

違う?

♬~

一日たりとも あの子のこと
忘れたことは なかった。

♬~

(雪乃)梨花ちゃんの
これからのことなんだけど。

はい。

(雪乃)お父さんは
当分 入院したままに なるのね。

それで さくらさんや
桃子先生と 相談したんだけど…。

私 ここに いたいです。

駄目ですか?

あのね 梨花ちゃん。 ここは
2カ月しか いられないの。

だから あなたが
受験するころまでは

いることが できないのよ。
はい。

でね これは 例えばなんだけど

あなたの受験が 終わるまで

あなたの世話をしたいっていう
人がいたら どうする?

その人は 梨花ちゃんのためなら

どんなことでも したいって
言ってくれてるの。

その人って…。

もちろん 断っていいのよ。
そんな 簡単なものじゃないもん。

その人のせいで あなたが
どんなに 苦しんできたか

私 よく 分かってる。
その人も 分かってるわ。

だけど 一つだけ
知ってほしいこと あんの。

あなたが 苦しんだのと
同じぐらい

その人も 苦しい思いをして
生きてきたの。

あなたを見捨てたことを
ずっと 悔やんでたわ。

何が あっても あなたと
一緒に いるべきだったって。

いまさら あなたに 許されるとは
思ってないけど

あなたに 謝りたいって。

その人ね 私に 言ったの。

一日たりとも あなたのこと
忘れたことなかったって。

嘘。 そんなの 嘘よ。

だったら 何で
会いに来てくれなかったの?

いつだって 会えたじゃない。

そうね。 何で 会いに
来てくれなかったんだろうね?

いつだって 会えたのにね。

その答え 本人に会って
聞いてみない?

えっ?

(隼人)うわ!?
出た。 めんどくせえ。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

リハビリ 頑張れば

少しずつだけど 体 動かしたり
話ができるようになるそうですよ。

しばらくは つらいだろうけど
頑張ってくださいね。

梨花ちゃん 元気になって

ハチドリの家にいるから。
ねえ。 安心してね。

阪巻さん。 私ね
奥さんに 会ってきたんですよ。

聞きましたよ。
あなたは 梨花ちゃんを

自然の中で 伸び伸びと
育てたいと 思ってたって。

だけど 奥さんは いい学校に
入れたいって 教育熱心だった。

梨花ちゃんへの 体罰が
激しくて

あなたは それを止めて
夫婦ゲンカが絶えなかったそうね。

私 何で あなたが 梨花ちゃんに
あんなに 厳しくするのか

よく 分かりました。

阪巻さん。 あなた 梨花ちゃんを
東大に 入れて

自分たちを捨てて 出ていった
彼女を 見返したかった。

うん? 違う?

バカね。 無理しちゃって。
苦しかったでしょ。

梨花ちゃんね
ずっと 覚えてたんですよ。

あなたと キャンプに
行ったこと。

バーベキューが丸焦げで キャンプファイアの火が
付かなかったって

締まらない キャンプだったって。

難しいことかもしれないけど
そこから やり直してみませんか?

キャンプの日から。

3人で。

奥さんね 梨花ちゃんと
あなたを 待つそうですよ。

だから 早く 元気になってね。

♬~

(雪乃)梨花ちゃんたち
これから どうなるんでしょうか?

さあ。 3人で 越えなくちゃ
いけない 壁があるからね。

どうなるか?

(雪乃)さくらさんが
言ってたとおりですね。

うん?
(雪乃)無理やり 引き離しても

お互い 生きているかぎり
親子であることは変わらないって。

ハハッ。

(雪乃)駄目ですね 私。
何にも できなかった。

梨花ちゃんに 何にも。

そんなこと ないわ。 あなたが
あの子の命 助けたんじゃない?

何で あの子 あなたに
電話してきたのかしら?

あなたしか いなかったのよ。
あのときの彼女には。

(雪乃)私しか?

そうよ。 これからも しっかりと
お願いします。 雪乃先生。

ねえ? おなか すいたね。
ラーメン 食べて 帰ろう。

私 おごる。