35歳の少女#04 25年の眠りから覚めた娘は、心は10歳、体は35歳だった!成長する主人公が反抗期に!…

出典:EPGの番組情報

35歳の少女#04[解][字][デ]

25年の眠りから覚めた娘は、心は10歳、体は35歳だった!成長する主人公が反抗期に!「私はもう10歳じゃない!」

詳細情報
出演者
柴咲コウ、坂口健太郎、田中哲司、竜星涼、細田善彦、大友花恋、富田靖子、橋本愛、鈴木保奈美ほか
番組内容
望美(柴咲コウ)はなぜか母・多恵(鈴木保奈美)のことを鬱陶しく感じ始める。泥酔熱唱動画が社内で出回った妹・愛美(橋本愛)はプロジェクトをおろされ、早期退職を勧められた父・進次(田中哲司)は家族に打ち明けらず、問題は深まるばかり。そんな中、結人(坂口健太郎)が家庭教師に来ることに心躍る望美は勉強が捗り、中学の学習内容に進むことに。ある日中学生と意気投合し・・・心と体が噛み合わない望美に新たな問題が!
監督・演出
伊藤彰記
原作・脚本
遊川和彦
音楽
【音楽】平井真美子
【主題歌】King Gnu
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】大平太、諸田景子、田上リサ(AX-ON)
【制作協力】AX-ON
おしらせ
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ジャンル : 
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. ママ
  2. 望美
  3. 結人君
  4. パパ
  5. 教師
  6. ノゾミン
  7. 中学生
  8. ムカ
  9. 今日
  10. 大丈夫
  11. 今村
  12. 友達
  13. トンボ
  14. マジ
  15. 心配
  16. 藤子
  17. 本当
  18. ダメ
  19. 頑張
  20. 仕事

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(多恵のハミング:『とんぼのめがね』)

(ハミング)

(トイレの水洗音)
(ハミング)

(望美) 何 書いてるの? ママ。

日記よ。

へぇ~ いつから つけてるの?

望美が生まれた時から ず~っと。

ウソ? 見せて。

あ~。
望美の思い出 全部が

ママの宝物だから。

やだ~ 照れるな~。
ウフフ。

今日は 何て書いたの?

え~っと…。

「今日は望美が
オムライスを食べ過ぎて

お腹をこわしてしまって
大変だった」。

だって~ ママのオムライス
おいし過ぎるんだも~ん。

ほら もう おやすみ。

ママも寝るから。
うん。

ねぇ ママ トンボ 好きだよね?
かわいいから?

実はね

トンボって あることの象徴なの。

えっ? 何それ。

(目覚まし時計のアラーム)

おはよう。

何やってるの? ママ。

監視カメラ 外してるの
もう いらないでしょ?

あ… 手伝うよ!

いいから
早く 顔 洗ってらっしゃい。

今日は ごちそうだから。

好きだったでしょ? オムライス。

あっ うん…。

《何か 朝からヘビーだなと
思ってしまうのは なぜ?》

いただきます。

あ… うん おいしいよ。

そう…。

《何か もっと
喜んでほしい顔してるなぁ》

ん~ やっぱ…

かめばかむほど最高だな
ママのオムライスは。

そう?

(メッセージの受信音)

食事中 スマホ見るの やめなさい。

あっ うん… でも 結人君からで

「明日から 家庭教師よろしく」
だって。

ありがとうね ママ。

結人君に勉強 教えてもらうの
許してくれて。

ねぇ 望美。

ママ 今日 休みだから 久しぶりに
2人で どっか行こうか。

あ… うん… いいけど。

望美。

これ どう思う?

おそろいで。
あっ うん… いいんじゃん?

《え~?
ちょっと おばんくさくない?》

あぁ… おいしい。

ねぇ ママ
何で そんなに楽しそうなの?

望美が元気になったら

やりたいことが
いっぱいあったから。

こうして一緒に お茶するとか…。

いずれ旅行にも行きたいし。

そうなんだ…。

そうだ 望美 写真撮ろうか。

え… あぁ うん…。

はい。

(カメラのシャッター音)

あっ… もう1枚。

はい…。

はい チーズ。

《ちょっと
暑苦しいと思うのは なぜ?》

(愛美) 私の何がいけないわけ?
あぁ~‼

(広瀬結人)あ~ もう大丈夫か?
 オ~エっ…。

♪~   わたしは愛の難破船
(部長) ハァ…。

マズいよ… こんなの流れちゃ。

これは あの…。

何ていうか ちょっと
飲み過ぎてしまっただけで…。

取りあえず
今度のイベントチームからは

外れてくれるか?
ちょっと待ってください!

あれは私が必死にアイデア出して
やっとコンペに…。

先方が こんなの見たら
何て言うと思うんだ?

(ドアを閉める音)

(相沢) ほとぼりが冷めるまで
我慢しろって。

すぐ戻してくれるよう
頼んどくからさ 俺が。

あなたがやったの?
いやいや… まさか…。

じゃあ 他に誰がいるの?
(愛美) 私の何がいけないわけ?

あぁ~‼

あ~ もう大丈夫か?

あんたね?

(藤子) え? 何がですか?

とぼけんじゃないわよ。

お… 俺は
やめろって言ったんだよ…。

一体 どういうつもり?

だって…

目の前に
うるさい虫が飛んでたら

つぶしません?

ふざけんじゃないわよ!
この小娘が!

(藤子) 何すんのよ!
あ~ ちょちょ…!

ぶっ殺す!  (藤子) はぁ?
お前 ふざけんじゃねえよ!

(藤子) やめろよ!
(相沢) まぁまぁ 2人とも…!

(愛美) お前みたいなヤツ
一番 嫌いなんだよ!

(藤子) 私だって…!
(相沢) あ~…。

(殴る音)

(今村) ダメだよ~。

俺みたいに サッシの緩み
直してくれって頼まれても

面倒くさがらずに出掛ければ

リフォームの契約だって
取れるかもしれないだろ?

(仲野) まぁ…。

今村さん ちょっといいですか?
え? 何?

もしかして 次の支店長補佐になれ
とかいう話?

あっ いや…。

ハハハ…! 冗談だよ。

え? 今 何て言ったの?

ですから ここらで

早期退職 考えてみませんか?

いやいやいや ちょっと待ってよ!

俺 まだ 家のローン
あと10年あるし。

今なら退職金も
たくさん出ますし。

何で?

俺… 俺はまだ 会社に必要な
人間だと 思うけどな…。

今村さんみたいな
アナログ対応じゃなく

AIやSNSで 効率的に収益を
上げてくほうにシフトしないと

生き残って行けないんですよ
ハウスメーカーも。

(加奈) あっ…。
(サッシをたたく音)

ただいま。
(加奈) あっ おかえりなさい。

ねぇ ちょっと見てくれない?

サッシの立て付けが
悪くなっちゃって。

(今村) あ… うん。

何かあった? 元気ないけど。

いや… 別に。

達也は 相変わらずか?

ねぇ…。

100万 どうする?
え?

(達也)100万くれたら
出て来てやるよ

いやいやいや…
出せるわけないだろ こんな時に。

こんな時って?
な… 何でもないよ。

大体 何で いい若い男が
整形なんかする必要あるんだよ。

でも
それで 出て来てくれるなら…。

だからって…。

頼むよ もう…
今日は疲れてんだよ。

あ…。

あぁ…。
(鏡を置く音)

ねぇ デデ どうしよう。

今から 結人君と
2人きりになると思ったら

緊張しちゃって…。

(チャイム)
来た!

(チャイム)
あっ… ハッ…。

あぁ…。

(ノック)
はい!

望美 結人君 来てくれたよ。

あ… いらっしゃ~い。

じゃあ お願いします。
分かりました。

望美 何かあったら呼ぶのよ
ママ リビングで仕事してるから。

あっ うん 分かった。

じゃあ… 始めますか。

え? 何を?

勉強に決まってんだろ。
うん そうだよね。

えっと 今 どこまで進んだんだ?

あっ えっと… 今は

こんな感じなんだけどね。

お~ 6年のドリルもやったんだ。

結人君に教えてもらえるって
思ったら

この頃 勉強 進んじゃって。

じゃあ 今日は
ひと通り おさらいして

次からは 中学の問題に
トライしてみるか。

え~? ってことは

私 もう 中学生ってこと?
まぁな。

あっ じゃあ 英語もやるの?
もちろん。

おぉ!

オ~…
センキュー ベリー マッチ!

アイ… ア~イ…。
何だよ?

「頑張る」って何て言うの?
ドゥー マイ ベスト。

アイ ドゥー マイ ベスト!

1つ 確認しときたいんですけど。

何ですか?

あの子が どうしても勉強を
教えてもらいたいって言うから

来てもらいましたけど
あくまでも

家庭教師という立場を
忘れないでほしいんです。

娘に手を出したら
ぶっ殺すってことですか?

じゃあ 僕からも1つだけ。

娘さんは 眠っていた25年を
取り戻そうとしてるみたいに

頑張ってます。

もしかしたら 今
こっちの想像以上に

成長しているのかもしれません。

だから お母さんも
早く自立できるように

少し距離を置いて
応援してあげてもらえますか?

何ですか?

何だか 本物の教師みたいだから。

(学校のチャイム)

《そうか…

ここに通うはずだったんだ 私》

(中学生)
ねぇ ちょっと聞いてよ!

昨日さ ちょっと
帰り遅くなっただけで

めっちゃ怒られたんだけど
意味 分かんないよね?

それに いちいち どこ行くのって
しつこいんだよね うちの母親。

あとさ ごはんの時
スマホ見るなとか マジうざい!

あ~ うざい! それな!
子供扱いしないで

ほっといてくれっつうの!
分かる~!

(3人) え?

あった!
あっ これこれ!

やっぱ マズくないかな…。
そんなことないって マジ マジ。

だって うちらの学校
行くはずだったのに

病気で行けなかったんでしょ?
そうだよ 絶対 似合うって。

ほら 着てみよ!

ジャ~ン!
(2人) 似合うんですけど!

マジ?
(3人) マジ マジ!

買っちゃおうかな。
(3人) 買っちゃえ 買っちゃえ!

おいし~い! 初めて飲んだ!

アハハ…!
かわいいんですけど~。

ねぇ 何で最後に
「けど」って付けるの?

やだ かわいい~。
面白いんですけど!

面白いんですけど~。

そうだ ノゾミン こっちも飲む?
膝カックン!

イヤ~! ちょっと!

(着信音)

≪あれ? ノゾミンは?≫
(着信音)

もしもし?
 望美 今 どこにいるの?

あっ うん…。

本屋だよ
中学の参考書 買おうと思って。

 何時に帰って来るの?
あっ うん

もうすぐ帰るから じゃあね。

誰?
ママ。

何時に帰って来るの?だって。

そんなん分かんねえっつうの ね?
ホントだよね

そんなことより早くどっか行こう。
あっ そうしよ! プリは?

《何か みんなといると楽しい!》

(ドアの開閉音)
≪ただいま!≫

何やってたの 遅かったじゃない。

ねぇ 見て見て 似合う~?

ちょっと… それ どうしたの?
買っちゃった。

みんな全然 変じゃ ない
って言うから。

みんなって…。
あっ 新しい友達ができたんだ。

私が行くはずだった
中学校の子でさ。

あなた 中学生と遊んでたの?

楽しかった
ケータイの番号も交換したし。

望美。

やめなさい その子たちと会うの。
えっ 何で?

中学生が あなたを本当に
友達と思うわけないでしょ。

そんなことないよ
みんな とってもいい子だし。

そうやって 誰でもすぐに
信用するから心配なの。

それに中学生なんかと遊んでたら
周りに変に思われるし。

うるさいなぁ…。

え?

《あ~… 心の声が出てしまった》

ごめん…。

でも…
せっかく 友達できたのに

ママ そんなことばっか言うから。

(ドアが閉まる音)

≪庶務に行けって
言われたみたい≫

≪マズいでしょ~≫

≪クライアントの重役の娘に
ケガさせちゃあ≫

≪でも 何度 見ても
笑えるんだけど あの動画≫

≪本当はストーカーだったんだ≫

≪怖~≫
≪怖い フフ…!≫

(藤子) 痛い…。
≪あっ あぁ~≫

あぁ…。

何で 私がこんな目に遭わなきゃ
いけないわけ?

一番 頑張って来たのは
この私だっつうの!

うん そうだ! そうだ!

ちょっと 愚痴聞き代行!
もっと真剣に聞きなさいよ。

今日は恋人代行も
追加してあるんだから。

分かった 分かった…
まったく ひどい会社だな。

もうさ
いっそのこと辞めちゃえば?

マナちゃんなら 他に もっと
いい所 いくらでもあるし。

簡単に言わないでよ。

うちの会社に入るのに
どんだけ苦労したと思ってるの?

何で そんなに入りたかったの?
あそこに。

そりゃ… 業界ナンバーワンの
一流企業だし。

それに 親も喜ぶと思ったから…。

何だ そんな ありきたりな感じ?
悪かったわね。

本当はグラフィックデザイナー
目指してたけどさ

そんな簡単になれるわけないし…。

そんなこと言わずにさ
今から頑張ってみたら?

「ピンチはチャンス」っていうし。

無理よ…。

フリーで食べて行けるのなんて
ほんの ひと握りだし。

それに 彼も言ってくれたの。

必ず元の部署に戻してくれるって。

はぁ? それ信じてんの? お前。

彼は結局 私が必要なの。

いいかげんにしろよ。

お前は あの男とも会社とも
別れる勇気がないだけだろ?

何で そんなひどいこと
言われなきゃいけないの?

恋人なんだから
もっと優しくしてよ~。

(泣き声)
あ~ よしよしよし…。

マナちゃんは悪くない
悪くないよ 悪くない…。

つらいことがあったら
いつでも俺に言っていいから。

ねぇ ハグは いいんだっけ?

あ… うん。

う~…。
大丈夫 大丈夫 大丈夫。

きっと うまく行くから。

(泣き声)

ホントに?
うん。

キスはダメだから。
するわけないでしょ そんなこと。

今 しようとしたよね。
してないもん! してないもん…!

(泣き声)
してない… ごめん ごめん…。

(泣き声)
ごめん ごめん してないね。

(泣き声)
あ~ ごめん ごめん… うん。

みんなといると
すっごく楽しいのに

そんな子たちと付き合うなって
言うんですけど ママ。

あんまりデカい声出すと
聞こえるぞ。

大丈夫だよ 仕事 行ったから。

この頃 ママの顔見ると
イライラするんですけど~。

どうでもいいけどさぁ
さっきから

何かな そのしゃべり方は。

あぁ 中学生は
こんな感じみたいだからさ。

やめれば? 似合わないから。
そうだ!

望美が制服 着たの見る?
何なら 今 着てあげよっか。

いやいや 勘弁しろよ~。

ノリ悪いなぁ。

私が中学生になったら

自分もそうなるって
言ってくれたじゃん 結人君。

そうだけどさぁ。

じゃあ 中学生って
何すりゃいいんだよ。

結人君も中学の制服 着たら?
昔の持ってないの?

いやいや… それだけは
謹んで辞退させてもらいます。

(メッセージの受信音)

あっ あの子たちからだ。
おい まだ勉強中だぞ!

そうだ みんなに会ってよ
紹介するから。

(中学生) もしかして…
ノゾミンの彼氏さん?

そんなんじゃ ないよ!
ウッソ~ お似合いなんですけど!

ノゾミンのこと
どう思ってるんですか?

あぁ 気になる。
ごめん 悪いけど

仕事あるんで…。
え~ そんなこと言わないでよ!

やっぱり無理だわ このノリ…。

じゃあ
ノゾミンのこと よろしくな。

あんまり変なこと教えんなよ。
(3人) 分かってま~す。

ノゾミン 好きなんだ?
結人君のこと。

ちょっと やめてよ!
それより 何?

メールで頼みたいことがあるとか
言ってたけど。

あぁ… うん 実はさ…。

先輩にタバコ買って来いって
言われちゃって…。

ダメだよ 未成年なんだから。

うちらも そう言ったんだけどさ。
怖くて逆らえなくて…。

ねぇ ノゾミン
買って来てくれない?

無理だよ そんなの…。

大丈夫だよ
ノゾミンなら おばさん…。

未成年には見えないし。

え…。

こっち こっち… 早く早く。

サンキュー。

ノゾミンも吸う?

えっ? 先輩に渡すんじゃないの?

うん まぁ その前に
うちらも一服しようかなって。

(自転車のブレーキ音)
(警官) 何やってんだ 君たち!

心配するな。

ママには内緒にしとくからさ。
え?

だから パパを呼んだんだろ?

タバコだって あの子たちに
うまいこと言われて

買わされちゃったんだろ?

これからは ああいう連中とは
付き合わないようにしないとな。

さぁ 帰ろう
パパ 送ってやるから。

やだ。

おい… 何 言ってんだよ。

パパの家に行きたい。
え?

はじめまして。

あ…
すみません お邪魔しちゃって。

いえいえ 元気になられて
よかったですね。

ありがとうございます。
あ~ どうしよう…。

あっ お紅茶でいいかしら。
あ… うん。

望美 座って 座って。

ねぇ パパ 息子さんは?

えっと… 今日は ちょっと
具合が悪くて 寝てるんだっけ?

あ… そうなの ごめんなさいね。

(メッセージの受信音)

やだ! 達也から…。

よりによって こんな時に。
どうする?

取りあえず
いつものようにするしか…。

望美 こっち来い。
えっ 何…?

(今村) いいから 早く…
しゃがんで しゃがんで。

えっ ねぇ 何やってるの? パパ。

いろいろあって 俺たちの顔見るの
嫌がるんだよ あいつ。

無理に話そうとすると
暴れるからさ

こうして隠れてやってるわけ
言ってみれば 優しさだな。

親としての。

《いやいやいや
あり得ないんですけど…》

おい! 望美!

はじめまして 望美です。

あなたの義理のお姉ちゃんの。
は?

ねぇ こういう状況って
おかしいと思いません?

あっ そうか
あなた ニートさんだ。

この前 検索して知ったけど
本当にいるんだね そういう人。

ナメてんのか? お前。

(今村) おい やめろ 望美…。

達也は 体の具合が悪くて
仕事してないだけなの。

だからって 何で隠れるの?

いつまでも
部屋に閉じこもってないで

ちゃんと話そうって
言えばいいじゃん。

何だよ これ…。

あぁ… この女 使って
俺のこと丸め込もうとしてるわけ。

いやいやいや そんなんじゃ…。
だったら早く100万よこせよ!

ちょっと待てよ…
簡単に出せるわけないだろ?

そんな大金。
えっ 100万って何に使うの?

何かね
整形したいらしいの この子。

はぁ? どこ整形する必要あんの?
そこそこカッコいいのに。

あ~ うるっせぇな!
何なんだよ お前!

もう帰ろう 望美 なっ!

でも まだニートさんと
話したいんですけど…。

うるっせぇな! 早く帰れよ!
(今村) いいから! はい…。

おぉ… おっ…。

いや~
困ったもんだよ あいつにも。

望美と違って
血が つながってないからかな。

まぁ いずれ
ビシっと言うつもりだからさ。

心配しなくていいよ
ママには内緒にしとくから。

え?

パパ カッコ悪かったし。

(虫の鳴き声)

ただいま。

遅かったわね 何やってたの?

パパの家に行ってた。

何で そんなことするの?
どうせ また あの人に

何か買ってやるとか
言われたんでしょ?

あ~ 何か ムカつく…。

ちょっと 何? その口の利き方。

ママがパパを嫌いなのが
ムカつく。

パパがママのこと
怖がってるのも ムカつく。

向こうの家のことで いろいろ
言い訳するのも ムカつく。

みんな ムカつく!

(鉛筆を置く音)

ハァ…。

ねぇ デデ!

何で こんなに
イライラするんだろう?

全然 集中できないよ…。

(着信音)

もしもし。

(中学生) お願い!
ノゾミン 助けてくれないかな。

どうしたの?

どこ行くの?

ちょっと
友達が困ってるみたいだからさ。

ほっときなさい。

また昨日みたいに
騙されるだけだから。

えっ 何で知ってるの?

パパに電話したら
すぐ しゃべったわよ。

言ったでしょ?

向こうは望美のこと
友達だなんて思ってないって。

それでもいい…。

え?

生まれて初めて
助けてほしいって頼まれたのに

無視するなんて できないよ。

ママは心配なの。

あなたに また何かあったら…。

お願いだから
いつまでも子供扱いしないで!

私は もう10歳じゃ ないの!

(子供たち) おはようございます。

(教師) では 早速
ヤマダさん 読んでみようか。

はい。

(振動音)

もしもし?
 結人君

今から 一緒に来てくれないかな?
え?

友達が困ってるみたいだから
助けてあげたいんだけど

ママが また騙されるだけだって
言うの。

俺もママの言う通りだと思う。

え?

あいつら お前のこと
ナメてる感じだったし。

何で 普通の大人みたいなこと
言うの? 結人君まで。

とにかく やめとけ
切るぞ 仕事だから。

また 代行業?

あぁ 今日は授業参観代行。

何で そんなことやるの?
もう教師は やらないの?

え?

何で辞めちゃったの? 結人君なら
絶対いい先生だったはずなのに。

うるせぇな。

俺は もう二度と教師は
やんないって決めたんだよ。

もしもし 聞いてんのかよ?

話す声は聞こえるし
言葉は聞こえて来るのですが

話す人の心は
聞こえて来ないのです。

え?

 モモが 時間どろぼうに
騙されそうになった時

心の中で言った言葉。

私も今 そう思ったから。

(操作音)

(通話が切れた音)
おい…。

(教師) ありがとう。

え~ じゃあ 次は

教科書の43ページを
読んでもらおうかな。

え~ アオイさん。

ん? どうした?

教科書… 忘れました。

(子供たちの笑い声)

次からは気を付けような。

(教師) それじゃあ 代わりに…

サカモトさん 読んでみようか。
はい。

「ある秋のことでした。

2~3日 雨が降り続いた その間
ごんは外へも出られなく」…。

(教師) ちょっと待って…。
何?

(教師) えっ あの…
どうされたんですか?

何すんだよ!

(教師) えっ あの…。

すいません 授業 続けてください。

(教師) はい…。

(呼び出し音)

(音声ガイダンス)  留守番電話…。

何やってんだよ…。

(ペンケースを開ける音)

 あ… あ…。

(せき払い)

 それではママ この前聞いた

トンボの話を
聞かせていただけますか?

 え~? また~?

どうして   そんなに
トンボが好きなんですか?

トンボはね
前にしか進めないの

だから   勝利とか
絶対に逃げないことの象徴なの

へぇ~   そうなんだ

それ知ってから   ママ

これから家族に
どんなに つらいことや

苦しいことがあっても
絶対に諦めないで頑張ろう

…って そう決めたの

(今村)いやぁ…   いい話だな~

やだ   また泣いてるの? パパ
フフフ…

パパも   何があっても
みんなを守るからな

ホントに~?
おいおい   どういう意味だよ

(愛美)
マナちゃん   トンボ描いた

お~   上手だな~

ホントだ~

マナちゃん   将来
画家さんになったら?

ねぇ?   ママ

そうねぇ

♬~

♬~

《GPSさん

この辺にいるはずなんだけど…》

≪早く…
いいじゃん いいじゃん≫

お金 欲しいでしょ? 早く…。

ちょっと待った~!

えっと… 誰かな? この人は。

私は この子の友達です!

はぁ?

ねぇ 何で こんなことに
なっちゃったの?

パパ活のつもりだったのに

この人が無理やり
ホテル行こうって…。

ねぇ パパ活って…?

おじさんと話とか食事するだけで
お金もらえるの。

ウソ?
今は そんなものがあるの?

おい いつまで訳分かんない会話
続けてんだよ 行くぞ。

あっ! 警察だ!
えっ?

逃げて!
待て!

どけ! おい!
あっ ちょっと ダメ!

おい! ん…!

あぁ…!

何なんだよ ったく…。

あっ… え?
こうなったら

責任取れよ おばさん。
え? イヤ~! 待って 待って…!

いいから 来い!

助けて! ママ~!

≪その子を離しなさい!≫

何なんだよ 今度はババアかよ!

その汚い手を
娘から離せって言ってるの。

あ?

おい ふざけんな!

ママ!

ぶっ殺されたくなかったら
引っ込んでろ!

やだ やだ… イヤだ!
早く来いって。

やれるもんなら
やってみなさいよ。

う…。

しつこいんだよ!

(案内板にぶつかる音)
ちょっと! やめてよ!

やだ もう… やだ!

自分より先に この子を
死なせるわけにはいかないの。

そのためなら
殺されたって構わない。

何なんだよ ったく…。

頭おかしいよ 2人とも。

帰るわよ。

もう子供扱いしないで
ほしかったんじゃないの?

だったら 偉そうなことばかり
言ってないで

自分の行動に責任を持ったら?

別に助けてもらわなくても
私一人で何とかできたんだからね。

じゃ 勝手にしなさい。

ママも あなたのことは
一生 ほっとくから。

何よ いつも自分が
正しいような顔して。

ママは ひとのあらを探すのが
好きなだけじゃないの?

《あ~ 違う…

言いたいのは
こんなことじゃないのに》

ひとに頼らなくても
何でもできるからって

いっつも偉そうな顔しちゃってさ。

そのたびに こっちは
何か責められてる気がするの。

自信がなくなるの。

《何で こんなこと
言っちゃうんだろ》

それなのに 自分より先に
私を死なせるわけにはいかない

…とか カッコつけないで
ほしいんですけど。

あ~ ムカつく ムカつく
ムカつく!

ママの言うこと やること
全部 ムカつく!

何よ?

文句があるなら
言えばいいでしょ!

え?

ちょっと… どうしたの?

あることを思い出したから。

あることって?

あんたが寝たきりになって
5年くらい たった時

いつもみたいに
腕や脚をマッサージしてたら

ふと思ったの。

元気だったら 今頃
中学に行ってたんだなって。

…ってことは もう

私は 望美の反抗期を見ることは
できないんだなって。

そしたら
体中の力が抜けて来て…。

いっそのこと
あんたと死のうかと思った。

心電計の音

(多恵の声) でも その時

トンボが飛んで来たの。

まるで 諦めちゃダメだ
って言ってるみたいに。

そのおかげで 私は…

今 こうして

あんたの反抗期を見てる。

そうか…。

これが望美の反抗期か…。

♬~

(泣き声)

《卑怯だよ》

《そんなこと言われたら

何も言えないじゃん》

(泣き声)

(泣き声)

《何だか その時

今まで たまってた
胸のモヤモヤが消え

ママが 少しだけ小さく見えた》

(泣き声)

なるほど
反抗期が終わったわけだ。

結人君にも 電話で いろいろ
嫌なこと言って ごめんね。

おわびに おごるからさ
タピオカ飲みに行こう。

えっ いいのか?
それくらい お金 持ってるもん。

そうじゃなくて
留守電 聞いてねえのかよ。

え?

あれ?

あ… 昨日 大変だったから
チェックするの忘れてた。

だったら いいよ 聞かなくて。
聞く。

 大丈夫か?
どうなったか連絡しろ。

(発信音)

 今 どこなんだよ?
心配だから すぐ連絡しろ。

(発信音)

 電話くれないってことは
まだ怒ってんのか?

 謝るから連絡しろって。

(発信音)

 分かった…
今度 会ったら言うよ。

 俺が 何で教師を辞めたか。

 だから 連絡くれって。

(発信音)

教えて。

俺が初めて担任になった
4年生のクラスは

みんな いい子ばっかりで

いじめなんか
絶対 起きないって思ってた。

でも…

学力が劣ってる子が1人いて

彼のせいで
授業が進まなくなったら

クラスで浮くようになって。

心配だから

「何かあったら 先生に言え」って
声掛けたんだけど

「大丈夫」って言うから信じたんだ。

いや…

信じたかっただけかも…。

初めて 担任持ったせいで
毎日 ヘトヘトで

彼一人に
構ってる時間がなかったから…。

♬~

そしたら 突然
彼のお母さんから…。

「息子がマンションから
飛び降りた」って…。

ウソ…。

あの子は本当に いい子だった。

いっつも笑って

大っきな声で あいさつして

歌う時は 誰よりも
大っきな口開けて

運動会で転んでも
最後まで 一生懸命 走ってた。

なのに 俺は…。

彼を救ってやれなかった。

きっと 素晴らしい未来が
待ってたのに

それを奪ってしまった。

本当は

いじめがあるって
分かってたくせに…。

何もせずに逃げたんだ 俺は。

そばに… いてあげたかった。

え?

結人君が苦しんでる時に

一緒にいてあげたかった。

ごめんね。

もっと いいこと言いたいけど

まだ子供だからさ 私。

早く大人になって

あ~ 望美がいてくれて よかった
って思えるようになるから。

待っててね 結人君。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~