35歳の少女#05 望美(柴咲コウ)は急速な成長を見せ、子供時代を懐かしく感じ始めていた。多恵(鈴木保奈美)は…

出典:EPGの番組情報

35歳の少女#05[解][字][デ]

「25年ぶりに帰ってきた娘は、10歳の娘だった―」体は35歳の少女が、恋に大暴走!「先生、キスしよう?」初恋の人が出した答えは?

出演者
柴咲コウ、坂口健太郎、田中哲司、竜星涼、細田善彦、大友花恋、富田靖子、橋本愛、鈴木保奈美ほか
番組内容
望美(柴咲コウ)は急速な成長を見せ、子供時代を懐かしく感じ始めていた。多恵(鈴木保奈美)は家庭教師に訪れる結人(坂口健太郎)と“もう付き合っている”と望美にフライング交際宣言をされ心配する毎日。一方、達也(竜星涼)に手がつけられない状態が続く進次(田中哲司)の家では、加奈(富田靖子)が要求された整形費用100万円を達也に渡そうとしていた……。
監督・演出
猪股隆一
原作・脚本
遊川和彦
音楽
【音楽】平井真美子
【主題歌】「三文小説」King Gnu
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】大平太、諸田景子、田上リサ(AX-ON)
【制作協力】AX-ON
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  12. 今村
  13. 今日
  14. 先生
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(望美)
≪新婚さん いらっしゃ~い!≫

どうぞ~!

(多恵) あっ…。

(今村) なぁ… パパたち
もう 新婚じゃないんだけど。

いいじゃん!

将来 バラエティーもこなせる
アナウンサーになるんだから

望美。
はいはい 分かりました。

こんにちは 私 司会の今村望美と
アシスタントの…。

今村愛美です。
(拍手)

それでは お2人のなれ初めから
聞かせてください。

えっと 同じハウスメーカーに
勤めてまして…。

お~ いわゆる
社内恋愛ってやつですね。

それで 僕のほうが
ひと目ぼれしまして。

また いいかげんなこと…。

私のほうが
先に好きになったんでしょ?

えっ? そうなの?

ママ 早く結婚して
子供が欲しかったから

パパに
猛烈にアタックしたんだけど

全然 相手にされなくて…。
ウソ~!

ウソ~!
(今村) いやいや…。

今じゃ パパのほうが
ゾッコンだからさ。

じゃあ どうやって
パパを振り向かせたの? ママ。

それはね…。

(目覚まし時計のベル)

(目覚まし時計を止める音)

《何か… 懐かしい》

《ん? ちょっと待って》

《今 懐かしいって言った? 私》

ねぇ デデ。

何か不思議。

今までは 夢の中の自分が
本当の私だって思ってたのに…。

今は…

こっちのほうが
自分に近い気がする…。

こんな
おばさんじゃないけどね まだ。

ママ 小学生じゃないんだから
1人で起きられるよ もう。

とか言って 今日は結人君が勉強を
教えに来るからじゃないの?

何 言ってるの! そんなわけ
ないじゃございませんか。

ねぇ 私もコーヒー飲みたい。

《やっぱ 苦っ》

うん おいしい。

望美 昨日
夜中までスマホ見てなかった?

え? あっ うん…。

ネットのやり過ぎは
目に良くないから やめなさい。

だって 知りたいことが
後から後から 出て来るからさ。

(メールの受信音)

ママ 食事中はスマホ やめたら?

ねぇ ママ。

どうやって振り向かせたの?

パパのこと。
えっ 何の話?

結婚する前は
ママのほうが好きだったけど

相手にされなかったんでしょ?

忘れたわ そんな昔のこと。

え? 何それ。
いいから 早く食べなさい。

《大人って ずるい》

《すぐ ごまかす…》

いらっしゃい。

《でも この人は違う》

♬~

(広瀬結人) 何か付いてる?
ううん。

今日もカッコいいなって思って。
何だよ それ。

いらっしゃい。

お邪魔します。

さぁ 今日も
勉強 頑張りましょ! 先生。

う… うん…。

(ノートに書く音)

できた。
あぁ うん。

え~っと…。

どう? 合ってる?
あぁ。

すごいな 高校の問題
始めたばっかりなのに。

この頃 脳が 学びたい学びたい
って叫んでるんだよね。

初めて聴く音楽とか
知らない本とか

山のようにあるから どれから
手 付けていいか分かんなくて。

あっ じゃあ…。

これ 読んでみれば?

えっ どんな話なの?

夫に依存する結婚生活を
送っていた主人公のノラが

いろいろ つらい体験をした後

誰にも頼らずに生きて行く
決心をするんだ。

それまでは 女性が自立する話
なんてなかったから

家を出て行くラストが
すっごい感動的で。

ちょっと… 近いな。

いいじゃん
私たち 付き合ってるんだし。

は? 何だよ それ。

だって
この前 言ってくれたじゃん。

早く大人になって

あ~ 望美がいて よかったって
思ってもらえるようになるから

待っててね 結人君

分かった

あれは これから何があっても
ず~っと 一緒にいようね

…っていう意味だよね。
いやいや 何で そうなるんだよ。

えっ? 違うの?
いや あれは

お前の気持ちが うれしかったから
それに対する感謝っていうか…。

じゃあ
私のこと どう思ってるの?

え?

私は 結人君のことが好きだよ。

いや… 俺も好きだけどさぁ。
じゃあ いいじゃん。

そうだ ママに言っていい?
いや… それは ちょっと待てって。

何で?
それは ほら

お前はまだ 35歳の俺をちゃんと
分かってないかもしれないし…。

そんなことないよ
私は 今の結人君が好きだよ。

焦らないで 心も35歳になるまで
待ったほうがいいって。

そしたら お母さんたちも
納得してくれるし。

《何か 結人君も ごまかしてる》

え?

《…とは言っちゃマズいよなぁ》

(ノック)
≪入るわよ≫

そろそろ 休憩したら?
あぁ すいません…。

どうかした? 望美。
別に。

あぁ ママ 私
もう 高校の問題も解けるんだよ。

そう…。

そうだ 結人君
そろそろ パソコン教えてよ。

あぁ いいけど。
ねぇ ママ いいでしょ?

パソコンが欲しい。

まだ早いんじゃない?

無理して脳に負担かけたら
大変だし。

そうやって ひとのやる気
なくすようなこと言う…。

もう あっち行ってよ
勉強の邪魔だから。

(ドアが開く音)
≪時岡君≫

(相沢) 何やってんの?
(愛美) 防災備品のチェックですけど。

(相沢) 大変だね~。

何か手伝おうか?
何か用ですか?

もう… 困っちゃってんだよ~。

クリエイティブに
宣伝イメージ 作らせたら

クライアントに インパクトがない
って突き返されちゃって…。

すいません
私 もう 営業じゃないんで。

そんなこと言うなよ
約束したろ?

すぐ戻してもらえるよう
俺が頼んどくって。

本当に信じていいんだよね?

お前は
うちに欠かせない人間だって

上だって 分かってるって。

(愛美) いっそのこと
モノクロにしてみたら?

え?

そのほうが 見るほうも
想像力 湧いて 興味 引くんじゃ?

そういう発想なかったな…。

助かった ありがとう。

ちょっと待って。

ネクタイ 曲がってる。

あの子とは うまく行ってるの?

う~ん… でも まぁ

年の差があるから
いろいろ大変だよ じゃあね。

(ドアが閉まる音)

(ドアが開く音)
さぁ どうぞ どうぞ。

細かい仕上げは残ってますが
ついに完成しましたよ。

夢のマイホームが。
(母親) みんな

パパに お礼言わないと。
(子供たち) ありがとう パパ!

(父親) お前たちのために
頑張ったよ パパ。

(子供たち) パパ 大好き!
(母親) よかったね。

(父親)
テレビ 大きいの買わないとな。

(母親) あぁ ホントだね
すっごい大きいので見よう。

(父親) アハハハ…。
(振動音)

(振動音)

もしもし。
(支店長) 今村さん

考えてくれました?
早期退職の件。

あぁ… それなんだけど
何とかならないかな?

…と言いますと?

新居の下見に来て
喜んでるお客様 見たら

俺は まだまだ家を売りたいって
思ったんだよ だからさ…。

分かりました。
本当か?

ただ 東京にいられる保証は
ありませんから。

え?

ただいま。
(加奈) おかえりなさい。

おい どうかしたか?

別に…。

じゃ 何で こっち見ないんだよ。

どうしたんだよ? それ。

[ 大音量の音楽が聞こえている ]

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
明後日… 達也の誕生日に

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
100万 渡そうと思うの。
何だよ それ。

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
息子が整形してもいいのか お前。
じゃあ どうしろっていうの?

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
この前 望美さんに会ってから
荒れてるのよ あの子。

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
と… とにかく
何か いい方法 考えるから

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
それまで 金は渡すなよ いいな?
ちゃんと帰って来てよ。

[ 大音量の音楽が聞こえている ]
明後日の夜 お祝いするから。
分かってるよ。

《あ~
昨日 会ったばかりなのに

もう 結人君に会いたい》

《さっき
メールしたばっかりだし

あんまり しつこくするのもなぁ》

《キスかぁ…》

《こうか?》

《違うか… ん? こう?》

《ん? いや こうか?》

《あれ? ん…》

何してるの?

え…。

っていうか
入る時は ノックしてよね。

ママ 仕事 行って来るから。
いってらっしゃい。

望美。

結人君のことだけど…。
え?

あの人は あくまでも家庭教師だ
っていうこと忘れないでね。

何それ どういう意味?

あなたのことだから
彼を信じ過ぎて

裏切られるんじゃないかって
心配なの。

あなたは まだ
大人になりきってないんだし

あの人と付き合っ…。
ママ。

私 もう
結人君と付き合ってるから。

え?
心配しないで。

ママが考えてるようなことは
してないから。

でも お互いの心は
通じ合ってるし

将来的には 結婚も考えてるから。

何 言ってるの 望美。

早く行ったら? 仕事 遅れるよ。

えっ!?

すいません ちょっと来い…。

何で言っちゃうんだよ
そんなこと。

だって
ママが結人君の悪口 言うから。

それに 私 もう 結人君以外の人を
好きになるつもりないし。

お前は まだ若いから
そんなこと言うんだよ。

若くなんかないよ
顔と体は35歳だし。

いや そうだけど…。

もしかして この体だから嫌なの?

この顔だから
付き合いたくないの?

シ~っ! そんなわけないだろ。

じゃあ キスしよっか。

え?

いいじゃん 何か青春っぽいし
こういうシチュエーション。

いいかげんにしろよ。

俺 仕事あるから。

今日は 何の代行業?

恋人代行だけど。

いつまで続ける気? そんなこと。

私 もう 結人君に
他人のふりしてほしくない。

いつも
本当の結人君でいてほしい。

だから… 俺にも生活があんだよ。

また 先生やればいいじゃん。

言ったろ?
俺はもう 教師に戻る気ないって。

何で? まだ亡くなった子のこと
気にしてるから?

初めて担任した子が
そんなことになって

つらいのは分かるけど

いつまでも引きずってても
その子が喜ぶかな?

いろいろ面倒くさいんだよ
今の教師は。

親からのクレームがうるさくて
言いたいことも言えないし…。

《何か
また ごまかしてる この人》

庶務に行かされて
毎日 つまんない仕事してたら

この前 彼が仕事で困ったって
泣き付いて来たわけ。

しょうがないから
助けてやったら

やっぱり 私が必要だって
分かったみたいでさ。

ちらっと言ってたけど

例の小娘と
うまく行ってないのかも。

なるほどね~。
ちょっと 真面目に聞きなさいよ。

恋人代行!
あ~ ごめん ごめん…。

でね…。
なぁ

もう こんなことしないほうが
いいんじゃねえか?

は? 何よ いきなり。

会社や元彼に対するイライラを
金 払って 俺に愚痴っても

問題解決になんないし。

じゃあ どうしろっていうのよ…。

元々やりたかったグラフィックデザイナー
もう一回 目指してみるとかさ。

だから
そんな簡単に言わないでよ。

大丈夫だよ お前なら。

これだって すげぇセンスいいし。
え?

フリーでやってくのは
大変だって分かるけど

頑張ってみたら? 応援するから。

言っとくけど

今のは恋人代行じゃなくて
俺の本心だから。

えっ いや…。

ハグして。

えっ?
別にいいんでしょ? ハグまでは。

あぁ… うん。

うわぁ! ビックリした!

な… 何で ここにいんだよ?

もしかして 尾行したのか?

だって 恋人代行って言うから
気になっちゃって。

結人君が相手のこと
好きになったら嫌だし。

いや… そんなわけないだろ
仕事なんだから なぁ?

あ… 当たり前でしょ
私 まだ好きな人いるし。

そうなんだ どんな人なの?

ウソ… 会社の後輩に
取られちゃったんだ 元彼さん。

昔っから男運が悪いの 私は。

どういうこと?

初めて付き合った高校の先輩には
二股どころか 五股かけられたし。

大学で同じゼミだったヤツは
すぐ暴力 振るうDV野郎で。

社会人になって知り合った
取引先の男は

仮想通貨で大損して その借金
全部 肩代わりする羽目になって。

その後 付き合ったのが
今の上司ってこと?

やっと 運命の相手が
見つかったと思ったのに…。

私の何が不満なのよ…。

私はね セックスの時に

他の女の名前を
呼ばれたことがあるけど

付き合ってる男の親に
紹介されたことは 一度もないの!

えっと…。

悪いけど 俺 トイレ。

ごめんね マナちゃん。

えっ 何が?

マナちゃんが
つらい目に遭ってる時

相談に乗ってあげられなくて。
は?

これからは
いつでも 悩み聞くからさ。

2人きりの姉妹なんだし。
勝手なこと言わないでよ。

私が こんなことになったのだって
本はといえば…。

いや いい… 何でもない。

ハァ…。

お姉ちゃんこそ 何か悩みないの?
聞いてあげてもいいよ。

精神年齢は
私のほうが上なんだから。

私 結人君と付き合ってるの。

はぁ? 何それ。

…と思ってるのは
私だけだったんだけどね。

もうすぐ結人君も
好きになってくれるって信じてる。

高校生みたいに
純愛 語るのはいいけどさ

ママが反対するんじゃないの?

もう してる
でも そんなの気にしない。

私は 結人君と
一生 一緒にいたいから。

応援してくれる? マナちゃん。

やめといたほうが
いいんじゃない?

うまく行くとは思えないし。
何で?

何だかんだ言って 口がうまいから
結構 女騙してるかもしれないし

定収入ないみたいだから
お金で苦労しそうだし。

マナちゃんまで
結人君の悪口 言わないでよ。

お姉ちゃんは25年寝てたから
男ってものを分かってないのよ。

マナちゃんこそ
25年ぶりに会ったら

何で そんなになっちゃったの?

今のマナちゃん
全然 幸せそうじゃ ない。

昔 画家になりたいって
言ってたけど

今の仕事は
本当に やりたい仕事なの?

夢とか理想を いつまでも追ってる
わけにはいかないのよ こっちは。

お姉ちゃんみたいに
ガキじゃないんだから。

…とか言って 今 自分の気持ち
ごまかしたよね マナちゃん。

は? 何それ。
結局 マナちゃんだって

ずるい大人と 一緒じゃない。
いいかげんにしてよ!

何で あんたに そんなこと
言われなきゃいけないわけ?

何やってんだよ 2人とも。

悪いけど もう帰る。
え? おい…。

私も。
えっ おい だって1人に…。

(ドアの開閉音)
≪ただいま…≫

遅かったわね
今まで どこにいたの?

何? また説教?

ママは あなたが結人君のことを
好きだと思うことを

悪いと言ってるわけじゃ ないの。

もう少し 心が大人になるまで
待ったほうがいい

…って言ってるだけ。

結人君と同じこと言うんだね。

え?
マナちゃんにも反対された。

愛美と会ったの? あなた。

ママも 私ばっかり構ってないで
もう少し マナちゃんのこと

心配したほうが
いいんじゃないの?

(振動音)

(操作音)

望美か? どうした?

お待たせいたしました。

(今村) 何だ? 話って。

実はね 私 結人君と
付き合おうと思ってるの。

え? そうなのか?

ねぇ パパは賛成してくれるよね?

ママもマナちゃんも
反対するからさ

パパには応援してほしいの。

ごめん…。

それは無理だ。
えっ 何で?

パパは
結人君のこと よく知らないし…。

だったら 今度 会ってよ。

それどころじゃないんだよ!
パパは。

(今村) すいません お代わり!
(店員) はい。

え… ねぇ ちょっと
飲み過ぎじゃない? パパ。

いいだろ これぐらい…。

つらいことが いっぱいあるんだよ
俺にも。

何なの? それ。

ニートの息子さんのこと?
会社で何かあったの?

だったら 教えてよ 私にも。

それより
自分の心配したらどうだ?

男と付き合ってる場合じゃ
ないだろ まだ。

(グラスを置く音)
(今村) あぁ…。

私 小さい頃

パパみたいな人の
お嫁さんになるのが夢だった。

え?

寝る前に
いつも 本 読んでくれて

「おやすみ」って
優しく頭をなでてくれるパパが

大好きだった。

それなのに 何やってるの? パパ。

早く 昔のパパに戻ってよ!

あ…。

(ドアが閉まる音)

ただいま~。

(加奈) 飲んでるの?

ちょっとだけだよ…
今日は いろいろあってさ。

でも 100万のことなら決めたぞ
達也には渡さない。

そんなことしても
あいつのためにならないし。

もう遅いわよ。

え… どういう意味だ?

もしかして
もう渡しちゃったのか?

あなたが帰って来ないからでしょ
今まで どこにいたの?

ちょ… ちょっと
望美に相談あるって言われて…。

ほら あの子
今 難しい精神年齢で

多恵とも愛美とも
うまく行ってないみたいだから。

そう よく分かった。

結局 あなたは 私のことなんか
これっぽっちも愛してないのよ。

えぇ?

あなたは 向こうの家族のほうが
大切なのよ。

まだ 前の奥さんのことが
忘れられないのよ。

何 言ってんだよ そんなわけ…。

財布 出して。

え… 何で?

知ってるのよ
まだ 写真 持ってるの。

ウソ…。

しょせん あなたは

私と達也のことなんか
家族と思ってないのよ。

そんなことないって。

ケータイの待ち受けは
お前たちの写真だし…。

そういう…

そういう問題じゃ ない‼

おい… お~い!

あなたは
多恵さんに離婚されたから

私と結婚したのよ。

昔 お見合いした私と再会して

もう一つあったかもしれない
人生を

やり直せるかもしれないと
思って!

じゃなきゃ
バツイチで 子持ちの私と

一緒になるわけないでしょ!
そんなことないって。

ごまかさないで‼
あぁ~! あ~!

私と結婚して
がっかりしてるくせに…。

多恵さんと違って
何の面白みもない女だし

達也は あんな面倒くさい子に
育ったし!

おい やめろ…。

(達也) おい! 何やってんだよ!
うるせぇな!

うるさい! 出て行け!
2人とも出て行け!

危ねぇ おい! ちょっと…!

(ノートに書く音)

(着信音)

はい 広瀬です。

あ~ 結婚式代行ですか?

分かりました じゃあ
後で 詳細 メールしてください。

はい。

何で断らないの?

俺が そうしたいからだよ。

代行業が 何でいけないんだよ。

今は世界中 みんな
演じてるようなもんだろ?

いい父親とか いい母親とか
いい夫や いい妻や いい子供を!

じゃあ 何で
私と付き合っちゃいけないの?

それは…。

俺は…

もう少し自由に生きたいんだよ。

毎日 酒飲んで
ギャンブルやって

たくさんの女の子と
楽しくやれれば それでいい…。

いいかげんやめてよ ごまかすの。

結人君は 自分をさらけ出す
勇気がないだけじゃない!

私と付き合うことからも
教師に戻ることからも

逃げてるだけじゃない!

いつまで そんなことして
時間を無駄にするの?

卑怯だよ 結人君。

ちょ… ちょっと 何すんの?
いいだろ ママもいないし。

イヤ… やだやだ…!
何でだよ!

キスしようって言ってたろ?

やめてよ!
何で こんなことすんの?

イヤ…!

男と女が付き合うっていうのは

こういうことなんだよ!

お前は まだガキだから

好きだとか ずっと一緒にいるとか
言えばいいと思ってるけど

それだけで やって行けるほど
甘くないんだよ! 現実は!

経済的なこととか
家族の反対とか セックスとか

いろいろクリアしなきゃいけない
問題が山ほどあるから!

それなのに
卑怯だとか 逃げるなとか

ひとのことばっかり
責めてんじゃねえよ!

(ドアの開閉音)

ただいま…。

(電気をつける音)

どうしたの? 望美。

ママ 安心して。

え?

結人君とは別れたから。

(ドアが開く音)

≪どうぞ 新居の引き渡しの前に
中 ご確認ください≫

≪はい≫
≪はい≫

(今村)《何だこれ… 夢か?》

(仲野) おぉ~!?

あの これは 一体…。
(仲野) えっ いや あの…。

俺にはもう 帰る家がない…。

相沢さんは?

(藤子) 何か用ですか?

これじゃ 経費で落ちないって
注意しに来ただけだけど。

確か 部長の所じゃ…。

(部長) さすがだな 相沢。

モノクロにするってアイデアが
秀逸だよ。

正直 思い付いた時は 自分が
天才じゃないかと思いました。

(部長) でも ほっとしたよ
時岡が抜けた穴は

大きいと思ってたけどな。
ひどいなぁ 部長。

あんなヤツいなくたって
俺がいれば うちの部は…。

また 曲がってますよ。
え?

(領収書を机に置く音)

ありがとう。
こちらこそ。

え?

(ネクタイが締まる音)

ちょ… マナちゃん…。
(ネクタイが締まる音)

おかげで やっと
踏ん切りつきました 会社辞める。

マナちゃん マナちゃん…。

あなたの顔も
もう見たくないんで。

(相沢) あぁ あ~… あぁ…。

ハァ…。

じゃあ どうやって
パパを振り向かせたの? ママ。

それはね…。

ママがパパに

「付き合って 付き合って」
って言うばっかりで

パパの気持ちを全然 分かろうと
しなかったことに気付いたの

へぇ~

だから 自分は何も言わずに
パパの話を聞くことにしたの

そしたら パパが

おじいちゃんとおばあちゃんが
勧める縁談で

悩んでることが分かって…

その頃 パパのお家は
経済的に苦しかったから

お見合い相手と結婚したほうが
おじいちゃんたちも助かるし

そうなの? パパ

散々 苦労かけたし
親孝行したかったから

じゃあ
どうしてママと結婚したの?

話を聞いてもらってたら

パパにはママが必要だって
分かったんだよ

この人なら きっと
うちの親も大切にしてくれるし

すごいね ママ

望美も
いつか大好きな人ができる

そしたら その人の話を
たくさん聞いてあげなさい

そうすれば きっと
あなたが どんなに

相手の人のことを
大切に思ってるか

分かってくれるから。

♬~

♬~

(着信音)

広瀬です。

え… 恋人代行ですか?

いいっすよ。

何やってんだよ お前。

もしかして
恋人代行 頼んだのって…。

今日は よろしくお願いします。

ハァ…。

お客様

お望みは何でしょうか?

結人君の話が いっぱい聞きたい。

え?

私 いつも
言いたいことばっかり言って

結人君の気持ちを
全然 分かろうとしなかったから。

今日は モモになる。

知ってるでしょ?

モモの特技は
一切 何も言わずに

じ~っと相手の話を聞くことなの。

そうしたら 不思議と相手は

悩んでた問題の答えが
見つかったり

生きて行く勇気が
湧いて来たりするの。

結人君は 私に どうしてほしい?

私が眠ってる間
どんなことがあったの?

好きなものは何?

行きたい所はある?

あぁ… あ~ ごめん。

また こっちばっかり
しゃべってるね。

もう黙るから。

あっ ダメだ~ もう…。

何か言ってよ 我慢できないから。
無理。

お前の顔が おかしくて。
え~?

じゃあ モモになれないの?
しょうがねえよ。

『モモ』にも書いてあっただろ?

「本当に聞くことのできる人は
めったにいないものです」って。

あぁ…
じゃあ どうすればいいの?

ずっと行きたかった所が
あるんだけど…。

え?

ねぇ ここって…。

先生…。

ご無沙汰してます。

こちらこそ。

あの…

お参りさせてもらっても
いいでしょうか。

もちろんです。

学… 先生 来てくれたよ。

どうぞ。

学君 ごめんな。

何年も来なくて。

ごめんな。

君が苦しんでる時に

ちゃんと話を聞いてあげなくて。

それが 一番大切なのに…。

先生は あれから

いろんなことから逃げて来た。

自分をごまかして来た。

もう 夢や希望なんか持っても
意味ないって ヤケになってた。

でも…。

彼女に怒られたんだ。

それでいいのかって。

そんなことして
君が喜ぶのかって。

だから 俺…。

俺…。

先生が もう一回 教師やること
許してくれないかな 学君。

あ… ごめんね。

しゃべる気は なかったんだけど
つい おしゃべりで…。

あの… 私は 結人君の
小学校の同級生で

25年前に事故に遭って
それから ず~っと眠ってて。

でも 少し前に 目を覚ますことが
できたんだけど

その時
世界は すっかり変わってて

もう生きて行くのは無理だって
思ったの。

でも そんな私に

結人君が勇気を与えてくれた。

結人君のおかげで
どんなに つらくても

成長して大人になるんだって
思うことができた。

結人君が先生に戻ったら
きっと 私みたいに

たくさんの子を
救ってくれると思うんだ。

だから…

応援してくれないかな 学君。

お願いします!

♬~

♬~

もしもし 広瀬ですけど…。

もう 代行業 辞めるんで

登録から外してもらっても
いいですか?

すいません もう決めたんで。

失礼します。

(操作音)

さて どうしようか?

恋人代行は終わりだし。

キスでもしようか。

え?

あ… いいけど。

その前に もう一つ
行きたい所があるんだけど。

え?

(ドアの開閉音)
≪ただいま≫

お話があります。

(パソコンを閉じる音)

何ですか?

僕には

望美さんが必要です。

代行業も辞めて

もう一度 教師に戻ろうと
思ってます だから…。

交際を許してもらえませんか。

お願いします。

ママ。

私 25年眠ってたから
もう 時間を無駄にしたくないの。

これから
ずっと 結人君といたいの。

お願いします。

なら どっちか選びなさい 望美。

え?

ママか この人か。

ママには分かる。

今 この人と付き合っても
絶対に望美のためにならない。

何で そんなこと言えるの?

この人より
ずっと あなたを愛してるから。

そんなことないよ
結人君だって…。

たとえ この先
どんなことが起きようとも

ママは あなたと 一生離れない
死ぬまで そばにいる。

命を落としても構わない
でも この人は違う。

きっと あなたの元を逃げ出す。

ママみたいな覚悟がないから。

いや 僕は…。

ママは 望美が事故に遭ってから
ずっと自分を信じて やって来た。

周りに何と言われようと

それが
あなたのためになると信じて。

今でも同じよ。

たとえ あなたに嫌われようとも

反対することが

望美のためになると信じてる。

どうするの? 望美。

この人と ママと

どっちを選ぶ?

そんなの…

決められないよ。

あの お母さん…。
これは 私と娘の問題です。

卑怯だよ ママ。

ママは 自分しか信用してないから
そんなこと言うんだよ。

もう ひとを愛せなくなったから
そんなこと言うんだよ。

私は ママとは違う!

周りの人も 信じて生きて行く。

一生
一人の人を愛して 生きて行く。

じゃあ 出て行きなさい。

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分かった 荷物 取って来る。

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ママ。

長い間 お世話になりました。

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(ドアが閉まる音)

大丈夫か?

あっ うん… 行こうか。

大丈夫か?
あ…。

生まれて初めて
家を出て行くと思ったら

何か 膝がカクカクして ハハハ…。

望美。

好きだよ。

今 生まれて 一番不安だけど…。

一番 幸せ。

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