35歳の少女#06 望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)の元を離れた不安を隠しながら結人(坂口健太郎)との…

出典:EPGの番組情報

35歳の少女#06[解][字][デ]

「25年ぶりに帰ってきた娘は、10歳の娘だった―」初めてのプチ同棲にドキドキ。「みんな夢を叶えようよ!」少女の夢は周りを傷つけ・・・

出演者
柴咲コウ、坂口健太郎、田中哲司、竜星涼、細田善彦、大友花恋、富田靖子、橋本愛、鈴木保奈美ほか
番組内容
望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)の元を離れた不安を隠しながら結人(坂口健太郎)との「幼い同棲」を始める。交際を認めてもらおうと教師の職を探す結人は、アナウンサーを目指して張り切る望美に、現実の厳しさを伝えられないでいた。一方、会社を辞めた愛美(橋本愛)は夢だったデザイナーを目指すも前途多難。お酒のトラブルで会社をクビになった進次(田中哲司)は行き場をなくし、時岡家を訪ねるが多恵に一蹴され・・・
監督・演出
大谷太郎
原作・脚本
遊川和彦
音楽
【音楽】平井真美子
【主題歌】「三文小説」King Gnu
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】大平太、諸田景子、田上リサ(AX-ON)
【制作協力】AX-ON
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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ABEMA



(愛美の泣き声)

(望美) おっと!
私の かわいい妹が泣いています!

一体 何があったのでしょうか。

(多恵)
学校で いじめられたらしいの。

「チビ」 「ブス」って。
(泣き声)

しょうがないなぁ。
(泣き声)

お姉ちゃんが マナちゃんの将来を
占ってあげよう。

お~!
すっごい美人さんになると
出てるぞ~。

しかも
背も高くて スタイル抜群だ!

(愛美) ホント? お姉ちゃん。
うん! だから もう泣かないの。

コチョ コチョ コチョ…!
フフフ…!

(今村) ただいま~!
パパ おかえリンゴ~!

ちょっと また酔ってるの?

ん~ いいだろ? 少しぐらい。

今月は
珍しく 家が売れなくてさ~。

パパ いつも お仕事
ご苦労さマンボ~! フゥ~!

何だそれ マンボか?
イェ~イ!

後で 肩もんであげるね
お疲れさマンボ~!

ありがとう! 望美のおかげで
疲れが吹っ飛んだよ。

(愛美)
パパ! マナちゃんと お風呂!

お~ 分かった 分かった。

よし! じゃあ 今日もパパと
ブクブクしよ~う。

はい はい 行こ~う…。

ありがとう 望美。
えっ 何が?

あなたのおかげで
家族みんなが笑顔になったから。

やだ 照れるなぁ。

今日も わが家は
幸せ いっぱいです!

以上 今村望美がお伝えしました!

何で望美は そんなに
アナウンサーになりたいの?

それはね…。
うん。

あれ? やだ~ 停電?

(目覚まし時計のアラーム)

《ゲッ 何で
起こしてくれないの? ママ》

《…じゃ ない 結人君》

《そうか
初めて うち以外で寝たんだ》

私は ママとは違う!

一生 一人の人を愛して
生きて行く

じゃあ 出て行きなさい

《もう ママと暮らすことも
ないのかな…》

(広瀬結人) ん…。

大丈夫か?

えっ 何が?

ママのことが気になるんじゃ?

全然… そんなことないよ。

悪いな
朝 あんまり食わないから 俺。

全然 大丈夫
私も 料理 勉強するね。

《そうか ママが作った
サラダや目玉焼きも

食べられないんだ もう…》

で これからのことなんだけど…。

あ… うん。

末永く よろしくお願いします。

は? 何やってんの?

えっ だって
結婚しようってことでしょ?

いやいやいや…
その前に やることがあるだろ?

あっ ごめん そうだね。

えっと…

えっと… 一遍 その発想から
離れよっか。

だって
まだキッスもしてないよ 私たち。

そうだけど その前に

ママたちに認めてもらわないと
マズいんじゃないか?

俺たちが
真面目に付き合ってるって。

あ… そうか…。

俺 もう 代行業も辞めたし
小学校の面接 受けるから。

頑張ってね 結人君なら
すぐ採用してもらえるよ。

ならいいけど…。

じゃあ 望美も働かないとな。

あんまり焦んなくていいって
引っ越ししたばっかりなんだし。

大丈夫だよ
早くアナウンサーになりたいし。

え?
「え?」って?

いや まだアナウンサーに
なる気なんだと思って…。

えっ ダメ?
ダメじゃないけど

テレビ局に入るのは
難しいと思う。

大学出の新卒しか採らないから。

じゃあ
フリーのアナウンサーになる。

ん~ でも そういうのは
みんな 元はタレントとか

声優やってんだよなぁ。
えっ じゃあ

そういう事務所に行って
面接 受けて来る。

ん~
でも 望美はもう 35だしなぁ。

大丈夫だよ 気持ちは若いし

こっちの熱意と
やる気 伝えれば

分かってもらえるよ。
うん…。

ダメ?
ううん。

じゃあ… あれ買わないと。
え?

お~ 似合うじゃん!

まさに就活してる大学生って感じ。
ホント?

うん それにすれば?

あっ でも 結構 高いよ?

大丈夫だよ そんぐらい。

すいません これ ください。
ありがとうございます。

では サイズを確認させて
いただきますね。 はい。

失礼します。

≪ママ こっちがいいと思うな~≫
≪え~? ホント?≫

うん 似合ってる 似合ってる。
えっ 一回 こっち着たい。

え~? 絶対 紺がいいって!

≪えっ こっちがいい≫
≪ホント?≫

お子さんの保険は
たくさんあって 迷いますよね。

取りあえず

貯蓄重視型にするか
保障重視型にするか ですけど…。

(客) 時岡さんなら どうします?

確か 娘さん
いらっしゃるんですよね?

ええ…。

(客) 時岡さん?

あぁ ごめんなさい。

うちは 2人とも成人して
家を出たので

参考にならないかも。

あ… 私のお薦めは

バランスの取れたものに
することかな。

(愛美) 実は 一身上の都合で
会社を辞めまして

前に「何かあったら うちにおいで」
って言ってくださったのを

思い出して
たまたま近くにいるんで

お会いできないかなと思って…。
(通話が切れた音)

(愛美)これからは 営業じゃなくて
グラフィックデザイナー のほうで

頑張ろうかなと思って…。
(通話が切れた音)

こんな ご時世なのは
分かってますけど お話だけでも。

えっ 動画を見た…。

いや あれは あの 酔っぱらってて
自分でも よく覚えてなくて…。

(通話が切れた音)

何だよ! どいつもこいつも!

≪懲戒解雇だって≫

≪マズいだろ お客様に引き渡す
新居で酔いつぶれちゃ≫

≪昔は社長賞を
何度も取ったらしいけど

ああは なりたくないよな≫

≪そうですよねぇ≫

(今村) みんな!

これからも 頑張ってね。

(チャイム)

ただいま~!
何の用ですか?

うるさいなぁ… 用がないと
来ちゃいけないのかよ。

ここは 俺の家だぞ!
ちょっと!

ここも ここも ここも…

お前たちのために 隅から隅まで
全部 俺が考えて造ったんだよ。

また酔ってるの?

フッ…
お前だって 酔ってるじゃないか。

どんなに苦しくても諦めないで

25年 眠ってた娘を
目覚めさせた自分に。

俺は お前みたいに
自分に酔うとこがないんだよ。

だから
酒ぐらい飲んだっていいだろ。

この写真を撮った時は
世界で一番 幸せだったのに…。

俺の どこが
いけないっていうんだよ。

何で この年で
会社 クビになって

家も追い出されなきゃ
ならないんだよ…。

知りませんよ。

浮気でもしたんですか?

そんなんじゃないよ!

(加奈)あなたは
多恵さんに離婚されたから

私と結婚したのよ

こ… こうなったのは
誰のせいだと思ってんだよ。

20年前 お前に
別れるって言われた時から

俺の人生の歯車は
全部 狂ったんだよ!

あの時 望美の延命措置をやめよう
って言ったのだって

5年の看病で
ボロボロになってる お前を

救ってやりたかったからだろ?

言いたいことは それだけですか?

何だと?

気が済んだら帰ってください。

ここは
あなたのいる場所じゃないんで。

お前は いっつも そうだよ!

何でも
自分のやりたいようにやって

ひとの話
全然 聞かないんだから!

それが どれだけ周囲の人間を
傷つけてるか分かってるのか?

お前と一緒にいたら

望美だって どうなるか
心配なんだよ。

そういえば…
望美 どうしたんだよ。

おい 望美?

あの子なら 出て行きました。
えっ? 何で。

私より
結人君といたいそうです。

じゃあ 今 あいつの所に…。

ハハハハ…! そっか…。

ハハハハ…! そっか そっか…。

お前 あんなに勝ち誇ってたのに
結局 このザマか ハハハ…。

一体 何のために 25年
頑張ったんだよ ハハハ…!

言っときますけど
私は あなたみたいに

自分の選んだ人生に
後悔したことはありません。

あなたと結婚したのだって
離婚したのだって

望美のために 25年
諦めなかったのだって 何ひとつ。

(階段を上る音)

(電気を消す音)

《そうか…

私は 小学校 中退なんだ》

じゃあ 行って来る。

お~ カッコいい!

頑張ってね。
ああ。

私も 面接 受けられる事務所
探すからさ。

ああ…。

(面接官) 昔 一回
教師を辞められてますが…。

担任のクラスの子が
いじめを苦に自殺しまして。

当時は 若かったもんですから

そのショックから
どうしても 立ち直れなくて…。

進学率を上げることも大切ですが
それ以上に

子供 一人一人の自主性や
個性を大切にすることに

力を傾けるべきだと思っています。

今は
いろいろ大変な時代ですけど

毅然とした態度を
取るべきだと思います。

(広瀬の声)
教師が自信を持たないと

子供も ついて来てくれませんし。

(ドアが開く音)

ただいま。
おかえり…。

何やってんだよ。
あっ うん…

ご飯 炊こうとしたんだけど
うまく行かなくて。

この目盛りに合わせて
水 入れないと。

あぁ そうか…。

ごめん お腹すいてるよね?

いいよ ピザでも取ろう。

どうだった? 面接。

多分 全部ダメだな。
えっ 何で?

今は コンプライアンスの時代だから
俺みたいに

自分の意見 通そうとするヤツは
敬遠されんだよ。

大丈夫だよ! 結人君の良さを
分かってくれる学校が

絶対あるって。

そうだな…。

私も 明日も頑張るからさ。
うん。

もしかして 面接 行ったのか?
うん。

タレント事務所とか いろいろ。
どうだった? それで。

フリーのアナウンサーにも
年齢制限があって

28歳とか30歳までなんだって。

「心は まだ20です」って言っても
誰も分かってくれなくて…。

そうだ…。

これ。

え?

もしかして 合鍵?

必要だろ?

ありがとう!

おいおい… どこ行くんだよ。

生まれて初めて持ったから
うれしくて。

(鍵がしまる音)

あぁ しまる!

(鍵が開く音)

あっ 開いた! ハハ…。

グラフィックデザイナー に こだわらなければ
いろいろ あるんですが…。

そんなに おキレイなんだし。
(キーボードを打つ音)

それは 水商売でもやれ
ってことですか?

いや そういうわけじゃ…
ただ あなたの希望条件で探すと

ヒットするのは
こんなもんなんで。

ウソ…。

≪こんなのしか ないんですか!?≫

≪建築関係で探すと
こうなりますね≫

あなたの年齢なら。
いやいやいや…。

こう見えて 一流のハウスメーカーに
いたんですよ? 私。

え…?

俺は ビール。
はい。

…は やめて コーヒーで。

愛美は?
ビール。

いやいや やめとけって。

お互い 酒で
会社 クビになったんだし。

一緒にしないでよ
私は 自分から辞めたの。

ビールとコーヒーで。
かしこまりました。

なぁ ママは知ってるのか?

言えるわけないでしょ
出来の悪い生徒を見る

冷たい教師みたいな顔されるに
決まってるし。

確かに そんな顔してたなぁ…。
えっ 会ったの? あの人と。

家 追い出されて
行く所 なかったからさ。

そうだ よかったら お前の所に…。

うちは無理だから。
冷たいこと言うなよ~。

早く 仕事 見つけなきゃ
いけないし

パパと一緒に暮らしてる
暇なんかないの。

失礼します。

そういえば ママと離婚した時も

パパに ついて来て
くれなかったよな 愛美。

え?

あの時 6年生だっけ?

望美の看病で
ママに構ってもらえないのを

寂しがってたから てっきり

「パパと一緒に行く」
って言うと思ったのに。

別に 面倒くさかっただけよ
転校も したくなかったし。

(今村)
…とか言って 意地でもママを

振り向かせたかったんじゃ
ないのか?

実際 あれから 勉強も運動も
必死に頑張ってたもんな。

そんなこと言ってる暇あったら
自分の家の心配したらどうなの。

どうすんのよ
このまま向こうの人と別れる気?

そ… そんなわけないだろ?
(愛美) …とか言って

本当はママのこと
忘れられないんじゃないの?

な… 何 言ってんだよ。

(愛美) じゃあ ママと
向こうの奥さん どっちが好き?

はぁ? お前
そんなの決まってるだろ…。

(愛美) 向こうの奥さん?
あ… 当たり前だろ!

な~んか ウソっぽ~い。

(着信音)

もしもし。

(愛美) 私だけど。
あぁ どうした?

代行業の会社に電話したら
もう辞めたって聞いたから。

また 教師に戻ろうかと
思って 俺。

パパから聞いたけど
お姉ちゃんと暮らしてるの?

まぁな。

ねぇ マジで
お姉ちゃんと結婚する気?

いや まだ そこまでは…。
どうでもいいけど

傷つけて捨てるみたいなこと
やめてよね それでなくても

ひとのこと すぐ信じる
悪い癖あるから あの人。

もしもし? 聞いてる?

あっ いや…

何だかんだ 姉ちゃんのこと
心配してんだなと思って…。

やめてよ そんなんじゃないから。

なぁ うちに来ないか?

えっ?

マナちゃん! よく来てくれたね!

たまたま 近くにいたからさ…。

ほら 上がって 上がって。

いらっしゃい。

(ドアが閉まる音)

お邪魔しま~す。

えっ パパもマナちゃんも
仕事 探してるの?

パパはクビになったけど
私は自分から辞めたの。

昔からやりたかった グラフィックデザイナー
目指すんだよな? これから。

まぁね…
現実は甘くないと思うけど。

そんなこと言わないで
夢を叶えようよ。

私たち みんな一緒なんだからさ。
え? どういう意味?

結人君は教師 目指すし 私は…。

アナウンサーになる夢 諦めてないとか?
うん。

いやいやいや… 無理でしょ!

日本中のピチピチ女子大生が
パステルカラーのスーツ着て

キラッキラした
エントリーシート持って

ひと握りが採用される世界だよ?

大丈夫だよ。

夏目漱石が最初に小説 書いたのは
37歳だし

松本清張がデビューしたのは
42歳なんだよね。 うん。

いやいやいや…。

それより

お姉ちゃん 専業主婦にでも
なったほうがいいんじゃないの?

うん… でも 結人君は

ママたちに認めてもらうのが
先だって言うからさ。

…とか言って

お姉ちゃんと結婚するのに
ビビってるだけなんじゃないの?

結人君。
え? そうなの?

いやいや… そんなわけないだろ?

それに ママが2人のこと
許すわけないじゃない。

あの人は お姉ちゃんが
世界で一番大切で

他の人間が どうなろうが
どうでもいいんだから。

また そんなこと言う…。

ママはマナちゃんのこと
大好きだし

とっても心配してるよ。
何で そんなことが分かんのよ。

分かるよ 家族だから。

そうだ… マナちゃん
ママの所に帰ったら?

はぁ? 自分が出て行った
尻拭いさせる気?

そうじゃ ないよ ただ…。

ただ 何よ?

マナちゃんも 本当は

ママと暮らしたいんじゃないか
と思って。

はぁ? そんなわけないでしょ。

素直になったら?

ちゃんと話せば
誤解も解けると思うし。

そうだよ。

今 いろいろ大変なんだし
相談に乗ってもらえば?

いいかげんにしてよ 2人とも。

そっちのほうが
よっぽど大変なの 分かってる?

こんな おままごとみたいな生活
いつまでも続くわけないじゃない。

ちょっと待ってよ マナちゃん!
ほっといてよ!

おいおい…。
来るんじゃなかった もう…。

(ドアが閉まる音)

(振動音)

(頭をぶつける音)
痛っ… 痛った…!

パパ 大丈夫?
あ~…。

あぁ 望美か? どうした?

マナちゃんから

パパが 会社 クビになって
家も追い出されたって聞いたから。

ハハハ… 大げさなんだよ 愛美は。

ちょっと
夫婦ゲンカしただけだし。

新しい仕事だって
すぐ決まりそうだし。

でも 何で
そんなことになっちゃったの?

パパ とっても優しいし
昔は何度も 社長賞 取ったのに。

望美が眠ってる間に
年を取ったんだよ パパは。

そんなこと言わないでよ
ねぇ 今どこにいるの?

あ… いや…
パパのことは いいからさ。

ママのこと どうするんだ?
口では強がってたけど

望美が出て行って
寂しそうだったぞ ママ。

そうなんだ…。

お邪魔しま~す。

…というか ただいま~。

おい… どうしたんだよ これ!

(ドアが開く音)

達也 母さんは?

(達也)
あれから ずっと出て来ない。

じゃあ お前
どうしてんだ メシとか…。

適当に ピザとか頼んでるけど。

掃除とか洗濯とか
マジ 無理だから。

じゃあ どうすんだよ これ…。
それは こっちのセリフだよ!

何とかしろよ! この家の主だろ。

いや そんなこと言われても…。

いいから 説得しろよ
「早く出て来い」って。

あ… 分かった…。

なぁ 加奈 出て来てくれないか?

達也が心配してるぞ すごく。

俺も いろいろ反省してるしさ

だから何ていうか あれだ ほら…。
ちょちょ… 何やってんだよ!

だって 何て言っていいか
分からなくて…。

は? チッ…。

「愛してる」とか「一生 大事にする」
とか言えばいいだろ?

おふくろが こだわってんのは
そこなんだから。

そ… そうか。
ハァ…。

えっと… だから お前

俺が多恵のこと
今でも忘れられないとか

勘違いしてるみたいだけど…。

それは 何というか…。

(チャイム)
誰だよ! 今頃…。

(ドアが開く音)
あっ…。

出て来てくれたのか?

はい。
(インターホン:男性) 宅配便で~す。

今 開けま~す。

ん? 何か荷物が来るのかな?

通販で 毎日 何か買って
その時だけ出て来んだよ。

えぇ?
(ドアを開ける音)

(加奈) ご苦労さまで~す。
(男性) ありがとうございます。

なぁ ちょっと待てよ 加奈…。

(今村)
おい… それ 全部 買ったのか?

おい…!

ちなみに 支払いのほうは
どうなってるんだ?

もしかして 俺の家族カードで
払ってるのか?

いや… 参ったな。

なっ?

おい… お前まで無視するなよ!

(自転車の走行音)

(ドアの開閉音)

デデ…

みんなのことが心配だよ。

何で望美は そんなに
アナウンサーになりたいの?

それはね…。

うん。

あれ? やだ~ 停電?

あっ… フフ…

怖がりなんだから 望美は~

そ… そんなことないよ
ん?

そうだ!
肩 もんであげるね ママ

あっ… ありがとう

えっと 何で アナウンサーに
なりたいかっていうとね…

うん

これから いろんな人と会って

たくさん 話を聞いてみたいんだ
うん

そして
それを世界中の人に伝えるの

私たちが生きてる世界には

こんなステキな人が
いますよ~とか

こんなに頑張ってる人も
いますよ~って

ふ~ん

世界中の人と
友達になりたいし

世界中の人に
幸せになってほしいんだ 望美

そんなの無理だって
結人君は言うんだけど

そうなのかな?

そんなことない

ママは 素晴らしいと思う

ホント?

じゃあ アナウンサーになれるかなぁ
大きくなったら

ママは どんなことがあっても
応援するよ

望美のおかげで

うちの家族みたいに
世界中の人が笑顔になったら

ホントにステキだと思うから。

♬~

(ドアが開く音)

(ドアが閉まる音)

どこ行ってたんだよ。

豆腐 買って来た。
そんなに たくさん?

前みたいに ママたちと食べて

家族で力を合わせて頑張ろうって
言って来ようと思って。

やめたほうがいいんじゃねえか?

えっ 何で?

今 いろいろ言っても

みんな 素直に
聞いてくれないと思うし。

でも…

このまま 何もしないのは嫌なの。

私は結人君といて
こんなに幸せなのに

ママやパパやマナちゃんが
つらい思いしてるのが嫌なの。

家族を笑顔にしてあげたいの。

話があるの ママ。

(足音)

あなたが呼んだの?

うん。

なぁ 望美… 何だよ? 話って。

みんな 座って
豆腐 買って来たから食べよう。

えぇ?
ママ お皿と お箸 借りるね。

ちょっと… 何で そんなこと
しなきゃいけないのよ。

(食器棚の戸を閉める音)

お願いがあるからさ みんなに。
お願いって?

ねぇ ここで 3人で暮らしたら?

は? 何それ。

そうだよ… いきなり
そんなこと言われても。

だって パパとマナちゃんは
仕事なくなったり

家 追い出されたりして
ピンチだし

ママも この家に1人で
寂しそうだからさ。

3人で また ここで暮らして

お互いの悩み聞いたり
励まし合ったりすれば

25年前みたいに
家族が一つになって

どんなに つらいことがあっても
頑張って行けると思うんだよね。

何 言ってんの
そんなの無理に決まってるでしょ。

そうだよ…
ママが許すわけないし。

お願い ママ。

私が事故に遭う前のみんなに
戻ってほしいの。

あの頃の笑顔が 大好きだから。

(愛美) 聞くだけ無駄よ。

その人は お姉ちゃん以外
興味ないんだから。

また そんなこと言う…。

もっと素直になったら?
マナちゃん。

本当は
ママのことが大好きなんでしょ?

そうだよ パパは無理だけど
愛美は ママと住んだらどうだ。

(愛美)
何それ… 同情されてんの? 私。

ママも もう少し 優しくして
あげてよ マナちゃんに。

「帰っておいで」って。

そんなこと 今まで
何回も言ってるわよ。

電話やメールも 毎週してるけど

この子が
全然 返事して来ないだけで。

え… そうなの?

何よ… 全部 私が悪いわけ?

いっつも偉そうに
メールや留守電で

「ちゃんと食べなきゃダメよ」とか
「連絡 よこしなさい」って

命令してるだけじゃない。

あなたは 私が何をやっても
気に食わないんでしょ?

そうだよ ママは愛美のことを
本当に心配してるんだから…。

分かった 分かった 私が悪い
それでいいんでしょ?

それじゃあ お邪魔しました。
ちょっと待ってよ マナちゃん!

いつまで そうやって
ひねくれてる気だよ。

パパこそ
何で そんなに かばうのよ。

この人は お姉ちゃんを
心配することと

私やパパを寂しくさせる以外
何もして来なかったのよ?

いや それは…。

パパはママに
文句 言う資格ないし。

そんな情けないこと言わないでよ
パパも。

そうよ より戻したいんなら
向こうの家族と別れて

「もう一度 一緒に暮らそう」って
言えばいいじゃない。

だから
そんな簡単に行かないんだよ。

第一 ママが そんな気ないのは
分かってるし…。

どうなの? ママ。

しばらく
一緒に暮らすことだけでも

許してあげてよ。

分かった。

昔みたいに ここで

家族で暮らしましょう。

ウソでしょ?
本当に いいのか?

ありがとう ママ!

望美 もちろん あなたもよ。
え?

この間 「出て行け」と言ったのは
間違いだった。

結人君と一緒にいても

あなたのためになると
思えないから

一刻も早く 帰ってらっしゃい。

そんなことないよ 私は幸せだよ。

じゃあ 聞くけど

あなたと暮らして
結人君は今 幸せだと思う?

もちろん…。

(愛美) そうは見えなかったけど?

いろいろ言いたいこと
我慢してるみたいだったし。

どういう意味?

じゃあ
結人君は はっきり言った?

お姉ちゃんは
アナウンサーになれないって。

言うわけないじゃん
応援してくれてるし。

それは 傷つけちゃいけないと
思ってるからよ。

でも 現実は違う。

あなたが
アナウンサーになるのは

もう無理。

何で そんなこと言うの?
子供の頃

何があっても応援してくれる
って言ったじゃん! ママ。

それは あなたが
事故に遭う前の話でしょ?

そんな…。

パパも そう思う?

ああ… 残念だけど。

少しは現実を見たら? 望美。

そうよ 私たちが変わったとか
かわいそうとか

散々 言ってるけど…。

そもそも誰のせいで そんなことに
なったのかって話だし。

自分は大人になったような
気になって

家族のためとか言ってるけど

あなたは罪滅ぼししたくて

家族に 自分の願いを
押し付けてるだけなの。

(今村) まぁまぁ 2人とも…
望美も俺たちのことを

心配してくれてんだし…。
(愛美) 頼むから

もう これ以上
余計なこと しないでくれる?

25年前
お姉ちゃんが寄り道して

事故に遭っただけでも
迷惑なのに

目覚めてからも 自分だけが
純粋なままみたいな顔して…。

私たちに いろいろ嫌な思い
させてるの分かってる?

こんなことなら あの時
死んでくれればよかったのよ。

そうすれば 私たちだって

こんなことに
ならなかったんだから…。

ちょっと… 何すんのよ?

(今村) あ… ごめん…。

でも 今のは ちょっと
言い過ぎじゃ…。

そうよ 愛美 謝りなさい。

何よ… 私は みんなの本音を
代弁してあげてるだけでしょ?

分かった? お姉ちゃん
お姉ちゃんのおかげで

大好きだった家族は みんな
バラバラになっちゃったの。

もう 昔には絶対に戻れないの!

それなのに
幸せの天使みたいな顔して

こんなもの 買って来ないでよ!

(ドアが閉まる音)

(ドアの開閉音)

(今村) なぁ 望美…。

(ドアの開閉音)

(ドアが閉まる音)
望美?

(呼び出し音)

(音声ガイダンス)
ただ今 留守にしております。

何やってんだよ…。

(呼び出し音)

もしもし。

あの… 広瀬ですけど

望美は まだ そちらですか?

随分前に帰りましたけど。

え… あの まだ こっちには
帰って来てないんですけど

何か あったんでしょうか?

本人に聞いてください。

(通話が切れた音)

(操作音)
ハァ…。

ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ ハァ…。

どこ行ったんだよ…。

望美!

いたら 返事しろ!

望美!

ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

(着信音)

もしもし どこいんだよ? 今。

結人君。

何だよ?

私は アナウンサーに
なれると思う?

え…?

お願いだから 正直に言って。

それは…。

無理だと思う。

そっか。

やっぱり…
気 使ってたんだ 結人君。

それは…。
ねぇ

私…

25年前に死んだほうが
よかったのかな。

何 言ってんだよ…
そんなわけないだろ!

だって…

私のせいで 家族みんなが
不幸になってるから。

そんなことないって。

結人君を幸せにしてる?

[ サイレンが鳴っている ]
当たり前だろ。

[ サイレンが鳴っている ]
それも
気を使ってるんじゃないの?

[ サイレンが鳴っている ]
何 言ってんだよ そんなわけ…。

[ サイレンが鳴っている ]

[ サイレンが鳴っている ]
望美 どこにいんだよ?

[ サイレンが鳴っている ]

もしかして お前…。

おい! 望美!

私…

目覚めてから ず~っと
モモみたいに

時間どろぼうに 時間を盗まれたと
思ってたけど…。

本当は…。

私が みんなの時間を
盗んでたんだね。

昔は…

みんなを笑顔にすることが
できたのに…。

今は もう それができない…。

逆のことばっかり やってる…。

こんなことなら…

本当に死んだほうが
よかったのかも…。

(泣き声)

俺も 望美の願う通りになれば
素晴らしいと思う。

俺にできることがあれば
何でも やってやりたい。

望美に
アナウンサーになってほしいし

お前の家族にも
笑顔になってほしいし…。

お前が25年 眠ってたせいで
苦しむのも もう やめてほしい。

(はなをすする音)

でも…。

(はなをすする音)

どうすれば
お前を その苦しみから

救ってやれるか分かんない。

俺には 何にもできない。

けど 俺は…

これから 何があっても
お前のそばにいる。

どんなことがあっても 離れない。

結人君は

カメのカシオペイアだったんだ。

え?

絶望したモモに
言った言葉みたいだから 今の。

正確に言うと

カメは しゃべれないから

甲羅に文字が出るだけなんだよ。

そうだった。

ねぇ…

どんな文字だっけ?

「私が ついている」。

♬~

《そう 私たちは無力だ》

《でも

私には この人がいる》

《それだけで いい》

♬~

♬~

♬~