35歳の少女#07 望美(柴咲コウ)は喧嘩別れした家族が内心気になりつつも、これからは結人(坂口健太郎)のために…

出典:EPGの番組情報

35歳の少女#07[解][字][デ]

「みんなが無駄にしてきた時間を私に頂戴!」現代に目覚めた”眠り姫”が叫ぶ!25年間、あなたは何をしてきましたか?

出演者
柴咲コウ、坂口健太郎、田中哲司、竜星涼、細田善彦、大友花恋、富田靖子、橋本愛、鈴木保奈美ほか
番組内容
望美(柴咲コウ)は喧嘩別れした家族が内心気になりつつも、これからは結人(坂口健太郎)のために生きようと決める。一方今村家では、家庭内別居中の進次(田中哲司)が加奈(富田靖子)から離婚届を突きつけられた上、達也(竜星涼)が謎の大金を手にしていた…。夢を追う結人と愛美(橋本愛)はますます就活が難航。そんな中、望美は結人を支えるためアナウンサーの夢を諦め洋食屋でアルバイトを始めるとある客が・・・
監督・演出
伊藤彰記
原作・脚本
遊川和彦
音楽
【音楽】平井真美子
【主題歌】「三文小説」King Gnu
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】大平太、諸田景子、田上リサ(AX-ON)
【制作協力】AX-ON
おしらせ
TVerでライブ配信実施中!お出かけ先でも「35歳の少女」がリアルタイムで観られる!
https://bit.ly/309vnOF

twitter @shojo35 /  #三十五歳の少女
instagram @shojo35

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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(望美) あ~! すご~い!

パパ 望美たちのために

こんなステキな家を建ててくれた
今の心境は?

(今村) か… 感無量です。

(多恵) 泣かないでよ パパ。

ここで
ずっと みんなで暮らそうな。

分かった! そういう人としか
結婚しない 望美。

(愛美) マナちゃんも!

ウフフ…。
ママ

何で こんないい子なんだよ
うちの娘たちは…。

パパの子だからじゃない?

そんな うれしいこと言うなよ
ママまで。

ほら 早く写真 撮ったら?
あぁ そうだな。

じゃあ みんな そこ立って。
あっ は~い。

ねぇ パパとママって
ホント 仲いいよね。

ケンカとかしないの?
もちろん するわよ。

でも すぐ仲直りするから。

ウソ! どうやって?

それはね…。

(今村) じゃあ 行くぞ!
愛美 まばたき我慢しろよ。

写真 撮る時 いつも
目 つぶっちゃうから。

よし。

(セルフタイマーの電子音)

(セルフタイマーの電子音)
はい 新居!

(カメラのシャッター音)

(秒を刻む音)

《何で
まだ こんな夢 見るんだろ…》

(目覚まし時計を置く音)

《私は
この人さえ いればいいのに》

(広瀬結人) ん…。

痛った~…。

あっ ごめん ごめん
俺が落とした?

あぁ 大丈夫…。

俺も 早く仕事 決めて

もっと広いとこ引っ越して
ベッドも買わないとな。

焦らなくていいよ。

私は結人君と一緒なら
それでいいから。

何か ご機嫌だな。
だって

私はもう
昨日までの私じゃないから。

えっ 何で?

だって ほら…。

《35歳で
初めて男性と結ばれて

大人の女になったから》

《…とは 恥ずかしくて言えない》

今日から 結人君の夢を
全力で応援するからさ。

自分の信念を貫ける学校を
見つけて

子供たちを
い~っぱい幸せにしてあげてね。

いいのか?
アナウンサーになる夢は。

それはもう 無理みたいだからさ。

家族は?
え?

この前 ケンカしたんだろ?

(愛美)目覚めてからも

自分だけが
純粋なままみたいな顔して

私たちに いろいろ嫌な思い
させてるの 分かってる?

こんなことなら あの時
死んでくれればよかったのよ

豆腐パックが床に落ちた音

もういいの あの人たちのことは。
でも…。

そうだ! 今度 結人君のご両親に
会わせてくれない?

えっ?

結人君のお父さんとお母さんは
私にとって 家族も同然だからさ。

悪いけど あの人たちとは
縁 切ったから 俺。

えっ 何で?

それより 焦げてんぞ。

え?

あぁ!

あっ! あっ あっ あっ…。

うわっ!

私は 子供 一人一人の自主性や

個性を大切にしたいと
思っています。

今は いろいろ難しい時代ですが

教師は もっと 毅然とした態度を
取るべきじゃないでしょうか。

こちらが自信を持たないと

子供たちは
ついて来てくれませんし。

素晴らしい理想を
持ってらっしゃるし

おっしゃってることは
全て 正しいと思います。

ホントですか?

ただ…

そんなことを言ってたら

どこの学校も
採用してくれないと思いますよ。

35になるまで
昏睡状態だったから

学歴もないし 免許もないし
資格もないし

働いたこともないんです。

(店長) じゃあ これは?

私のことを
少しでも知ってもらおうと

もし 事故に遭わなかったら
やりたかったことを

書いてみました。
あぁ…。

中学校では放送部に入って
文化祭や体育祭を仕切る。

高校では たくさん友達をつくり
将来のことをいっぱい語り合う。

大学では
アナウンサーになるため

いろいろな国の言葉や歴史を
勉強する…。

あ~… もう結構です うん。

ダメですか?

(ドアが開く音)

いらっしゃいませ!
2名様ですか?

(男性) はい。
どうぞ こちらへ。

どうぞ。
(男性) ありがとうございます。

すぐ お冷やとお絞り
お持ちしますね。

はい。

(サントス)
望美さん! 笑顔ステキです。

オ~ サンキュー サントスさん!
これから いろいろ教えてね。

OKよ! OK!
OK~!

どれも おいしそうなんだよね。
ご注文は お決まりですか?

(女性) すいません ちょっと
待ってもらってもいいですか?

どうぞどうぞ ごゆっくり。
(男性) すいません。

≪ダメでしょ
そういうことしないの≫

ほら 残さないで食べなさい。

だって

ママが作ったオムライスのほうが
おいしいんだもん。

ダメよ そんなこと言っちゃ。
は~い…。

(母親) すいません… もう…。

(掃除機のスイッチを切る音)

ハァ…。

(着信音)

何ですか?

そんな あからさまに
嫌そうな声 出すなよ。

いや… 望美から
連絡あったかなと思って。

ありませんけど。

やっぱり… なぁ 大丈夫かな?

この前
かなり傷ついたみたいだし。

心配なら
連絡すればいいじゃないですか。

俺より
お前から電話したほうが…。

まさか もう
会わない気じゃないだろ?

何なら 2人で行くか
結人君の所に。

そんな暇があったら

ご自分の家族の心配したら
どうですか?

奥さんたちと
仲直りしてないんでしょ? まだ。

あぁ… いや それは…。

(通話が切れた音)

ハァ…。

なぁ 加奈… いつまで
こんなこと続ける気だよ。

いいかげん出て来てくれよ
達也も困ってるから…。

ビ… ビックリした!

もう 出て来てくれたんだ。

お前 これ…。

ちょっと待てよ!
どういうつもりだよ 一体…。

勘弁してくれよ!

俺が多恵のことを まだ好きとか
勘違いしてるみたいだけど

そんなことないから…。

(加奈) ≪写真は?≫
え?

(加奈) ≪まだ持ってるんでしょ?
多恵さんたちと撮った写真≫

あ… いや これは…

何ていうか…。

俺の人生の1ページっていうか…。

そんな 大した意味はない
っていうか…。

なぁ 達也!

母さんが離婚するとか
言ってるんだよ。

頼むから お前からも
何とか言ってくれよ!

(ドアが開く音)
あっ ビックリした!

出掛けてたのかよ?
(達也) 悪いかよ。

(今村) どこ行ってたんだ?

まさか 整形したんじゃ…。
(達也) そんなんじゃねえよ!

じゃあ 母さんからもらった
100万 どうしたんだよ?

できれば
少し貸してもらえないか?

母さんが いろいろ買ったせいで
支払いが大変で…。

ど… どうしたんだよ?
2倍になってるけど。

実の父親に渡された。

え? 会ったのか? お父さんに。

この家で
父親みたいな顔してるヤツが

どうしようもないから
頼みに行ったんだよ。

母親のこと 何とかしてくれって。

でも それが 何で…。

こっちが 金 せびりに来たと
勘違いしたみたいで

「これ持って帰ってくれ」だってよ。

結構
事業が成功してるらしいから

もっとマシな人間かと思ったら

偉そうで
ろくでもないヤツだった。

大丈夫か? 達也。

別に いいよ。

俺には 父親なんか
いないことが分かったし。

こうなったら

この金で
デッカいこと やってやる…。

え?

おい… 一体 何やる気だよ!

デッカいことって… おい!

(ドアが閉まる音)

ハァ…。

「いや~ どのデザインも
素晴らしいから

すぐにでも
来てほしいんですけどね~」。

だったら雇えよ 四の五の言わず!

≪じゃあ 終わったら
ごはん食べに行きますか?≫

(相沢) 今日 シチュー作ってよ。
(藤子) アハっ… あっ。

フフフ…。

(藤子) ん… ねぇ。

あっ… 就活ですか?

ん~ 大変ですねぇ。

(相沢) グラフィックデザイナー
やることにしたんだ?

夢って言ってたもんな。
うん まぁ…。

何なら 俺 知ってる
デザイン事務所 紹介しようか?

ご心配なく 来てほしいって所が
いくらでもあるんで。

ならいいけど…。

ね~え あれ 知らせないと…。

え?

あ~…。

式の日取り 決まったんだ 俺たち。

え?

よかったら いらしてください。

就活に お忙しいでしょうけど。

(藤子) ん… フフフ…。

ほら 打ち合わせに遅れちゃう。
あぁ うん。

じゃあね。

(藤子) 怖かった。
(相沢) あ~ いい子 いい子…。

ね~え デデ 私ったら
若奥様みたいじゃな~い?

「35歳だから
若奥様ではないと思うけど」。

余計なこと言わないの!
ひとが幸せに浸ってるのに。

《キャっ! 書いてしまった》

(ドアが開く音)
ただいま~。

あっ… あっ おかえり!

何やってんの?
あぁ ううん 別に。

あっ そうだ
私 洋食屋のバイト決まったよ。

結構 評判いいんだ
笑顔がステキだって。

よかったな。

結人君は どう?
いい学校あった?

すぐにでも採用したいって
言われたよ。

えっ よかったじゃん!

ただし
学校の方針に従ってくれるなら。

えっ… それで どうしたの?

もちろん 断った。

ダメか?

いいと思う… 大丈夫!

結人君の素晴らしさを
分かってくれる学校は必ずあるよ。

そうだな…。
うん。

お冷や いかがですか?

大丈夫です
ありがとうございます。

2人目 欲しいなら
早くしたほうがいいよ。

きつかったもん この子 産む時。

もう35だもんね 私たち。

この頃 体力 落ちて来たし…。

(ドアが開く音)

いらっしゃいませ!
何名様ですか…。

1人です。

ご注文は以上ですか?

何ですか?

結人君と結ばれたのね。

《うっ… 何で分かるのよ?》

私は変わったの。

結人君のために生きて行く喜びで
今は心が はち切れそうなの。

ママも パパと初めて結ばれた時
そんな気持ちになったでしょ?

覚えてないか そんなの。

もうすぐ 結人君と結婚して
子供を産むつもり。

これからは それが
私の家族になるんだから。

あなたは…。

焦っている。

身も心も35歳になったから。

え…?

そんなことしても
いいことなんて 一つもないわよ。

結人君が 今のあなたと
結婚するとは思えないし。

そんなわけない…。
結人君は もうすぐ

あなたの気持ちを
受け止めきれなくなる。

あなたが 重荷になる。

そうなる前に
帰ってらっしゃい 望美。

何よ…
全て お見通しみたいな顔して。

言っとくけど

私はもう ママの言いなりには
ならないから。

たとえ 結人君と別れても…。

絶対そんなことないけど
でも もし そうなっても

ママの所になんか
二度と帰らないから。

(電子音)

(機械音声)
ありがとうございました。

ハァ…。

ただいま。

おかえり ごはん すぐ出来るから。
あぁ…。

どうだった? 今日は。

ダメ。
そうか…。

ドンマイ ドンマイ。

取りあえず 今月の生活費。

ありがとう!

そんな喜ばなくても…。

だって… 主婦みたいだからさ。

ねぇ 結人君のご両親に会うの
やっぱり ダメかな?

言ったろ?
あの人たちには会いたくないって。

何で そんなに嫌がるの?

会っても不愉快になるだけだし。
どういうこと?

もう… いいだろ? その話は。

そんなこと言わないでよ。

結人君が もし
ご両親とケンカしてるなら

仲直りしてほしいし。

それとも…
私に会わせたくないとか?

はぁ? 何だよ それ…。

私みたいな 普通じゃない女と
付き合ってるって知ったら

何て言われるか
分からないもんね。

あ~ も~う…。

(チャイム)

《こ… これは…》

《資産家の御曹司だったのか
結人君…》

(門の解錠音)

(門を開ける音)

おかえりなさい 結人さん。
ただいま。

はじめまして… あの…

息子さんと
お付き合いさせていただいてる

時岡望美と申します!

あの…。

この人は ヘルパーさんだから。
え?

(階段を下りる音)
(広瀬依子) あら… いや~!

(依子) あ~ やっと帰って来た!

結君 この頃
メールもくれないんだから。

今 一緒に住んでる 時岡望美さん。

はじめまして
時岡望美と申します。

どういうこと?
一緒に住んでるって。

ママ 聞いてないわよ。
だから 知らせに来たんだろ。

(依子) それより 元気なの?

仕事は?
代行業とか まだやってんの?

それは…。

お母さん
結人さんは今 教師に戻るため

一生懸命 頑張ってます。

そんなの やめたら?
また 嫌~な思いするだけだし。

あっ! お家に帰って来れば
いいじゃない ねっ?

お金のことなら心配ないんだから。

結君? どこ行くの?

父さんにも 彼女 紹介しないと。

(広瀬尚志) 何しに来た?

今 一緒に暮らしてる
時岡望美さん。

はじめまして
よろしくお願いします。

結婚でもするつもりか?

うん まぁ…。

お前の母親みたいな女じゃ
ないだろうな?

あいつは 俺を殺そうとしてんだ。

ダメですよ ご主人
そんなこと言っちゃ。

あいつに言っとけ!

お前には
一銭も遺産は やらないって。

その人に言っといて。

そうやって
周りに不愉快な思いさせるの

やめたらって。
(尚志) あいつに言っといてくれ!

私の人生の選択で
唯一の間違いは

お前と結婚したことだ!

(依子)
それは こっちのセリフよ!

(尚志のせき込み)

…って言っといて。

散々 女 つくって

私が どれだけ苦労したか
分かってんの? ハァ…。

あ… あの…。

いいかげんにしろよ! 2人とも。

ちょっと 結君!
ねぇ 結君 もう帰っちゃうの?

あの… お邪魔しました。
(ドアを開ける音)

(ドアが閉まる音)
ごめんなさいね。

みっともないとこ
お見せしちゃって えっと…。

あっ 望美です。

あんな人 死ねばいいのよ。

(缶のふたを開ける音)

あぁ…。

ああ見えても
ガキの頃は仲良かったんだ。

いや… そういうふうに
見えてたんだ 俺には。

親父は官僚だから

国のために
一生懸命 働いてると思ってたし

母親は そんな夫に尽くす
良妻賢母って感じだったから。

でも

親父は外で 次々に愛人つくっちゃ
ばかみたいに 金 使ってたし

母親は 文句が言えなくて
そのストレスを発散するために

ガキの俺に
べったり 干渉するようになった。

そのくせ 2年前に
親父が脳梗塞で倒れたら

すっかり 形勢逆転して…。

長年の恨みを晴らすために
母親は介護をヘルパーに任せて

親父が死ぬのを祈りながら
毎日 贅沢三昧してるってわけ。

だったら どうやったら
仲直りしてもらえるか

2人で考えよう。
そんなの見つかるわけない…。

あ~‼
あっ ビックリした 何だよ…。

あった いい方法が。

え…。

何だよ? その怪しい目は。

おぉ…。

早く 子供つくろう?

はぁ?

孫の顔 見たら きっと喜んで

仲直りしてくれるよ
そう思わない?

そんなの できるわけないだろ?

何で?
私と結婚したくないってこと?

そうじゃなくて

もう あいつらとは
関わりたくないんだよ。

ダメだよ 自分の親を
そんなふうに言っちゃ。

お前だって この前

同じようなこと
言ってたじゃねえかよ。

家族なんて
どうでもいいみたいな。

そうだけどさ
でも 本当は結人君だって

2人に仲良くなって
ほしいんでしょ?

だから もう…
もう いいよ やめよう!

俺たちまでケンカしたら
ばかばかしいから。

(缶を置く音)
シャワー 浴びて来る。

(ドアの開閉音)

(秒を刻む音)

お待たせしました。

ごゆっくり どうぞ。

≪何回 言わせるんだよ!≫

お手元くれって言ってるんだよ
お手元。

おい 日本で働くんなら

日本語ぐらい
覚えてから来いよなぁ。

すみません。

大体よ あんたらが俺たちから
仕事 奪ってんの 分かってる?

それに 日本じゃ 昔から
謝る時は 土下座するんだよ。

地べたに膝ついて
頭 こすり付けんの 分かる?

お客様 大変 申し訳ありません。

私のほうから
きつく言っておきますので。

いいから いいから 早くしろよ

土下座!

じゃあ 一緒に謝ろう… なっ。

膝を床に…。

そんなことする必要ないよ!

(男性) あ? 何だよ お前。

サントスさんは お手元が箸だって
知らなかっただけでしょ?

わざわざ そんな難しい言葉
使わなきゃいいじゃないですか。

何だと?

それに 彼女は
誰よりも真面目に働いて

一生懸命
日本語も勉強してるんです。

それなのに 外国人ってだけで

何で そんなひどいこと
言うんですか?

もういいから あっち行こうか。

大体さ 日本人って
外国の人を差別したりしないし

誰に対しても思いやりのある
ステキな国民じゃなかったの?

すみません…。

いつの間に 相手の気持ちを
考えようとしないで

無視とか拒絶とか
するようになっちゃったの?

君ね いいかげんにしなさい!

店長も 何で 従業員のことを
守ろうとしないの?

ちょっと…。
サントスさんみたいに ねっ

頑張ってる人が 気持ち良く働ける
環境をつくるのが

上に立つ人の仕事でしょ?
ねぇ そうでしょ?

(話し声)

(終了のベル)

ありがとうございました。
よろしくお願いします。

あなたみたいなステキな方と
会えるとは思いませんでした。

すいませんけど 私のどこが
ステキって おっしゃるんですか?

顔? スタイル?
(男性) え…。

(終了のベル)

愛って何ですか?
は?

私は今まで 散々
男に尽くして来たわけですよ。

大学の時は散々 浮気されても

「愛してる」って男の言葉を
信じたし

社会人になったら 借金つくった
男の肩代わりしてやって

そのせいで
貯金もゼロになったし。

(終了のベル)

最近 やっといい男が見つかったと
思ったら ストーカー扱いされ

揚げ句に 後輩のばか女と
結婚するとか言ってるわけですよ。

だったら あいつらより
幸せになってやろうと思って

何が悪いんですか?

(終了のベル)

ねぇ 何で 私ばっかり

愛のない人生を
送らなきゃいけないわけ?

前世で 何か
ひどいことでもした…?

申し訳ありませんが
別室のほうに…。

(愛美)
ちょ… ちょっと離してよ!

私は どんなことがあっても
自分だけを愛してくれる人を

探してるだけでしょ?
無償の愛よ! 無償の愛!

あんたたちも

時間を無駄にしてるの
気が付いたら?

こんなとこで 本当の愛なんか
見つかんないから!

え? 何で ここにいんの 私。

あんたが酔っぱらって

「母親に電話しろ」って
騒いでるって。

婚活パーティーの人が
連絡して来たの。

全然 覚えてない…。

ちょっと… どうしたの? その足。

掃除してて

階段 下りようとして
ひねっただけ。

(コップを机に置く音)

もう年なんだし 気を付けたら?

頭でも打って 孤独死でもしたら
どうすんのよ?

何なら 私が住んであげても…。

うちに帰って来たら?
えっ?

仕事も見つからないし
お金もないんでしょ?

そんなんじゃないわよ
私は幸せになりたいだけ。

何 急に 優しいふりしてんのよ。

愛美…。
あっ 分かった。

お姉ちゃんが出てって寂しいから
代用品 求めてるんだ?

だったら お断りだから。

私は すぐステキな人 見つけて
結婚するから

この家に戻る気なんか
二度とないの。

待ちなさい。

何?

それで クビになったのか?
おかしいと思わない?

こっちは
正しいこと言っただけなのに。

今の世の中

正しいことを言えば言うほど
周りから浮いちゃうんだよ。

じゃあ
黙ってたほうがよかったの?

結人君が もし 同じような目に
遭ったら どうするの?

それは… う~ん…。

(着信音)

出れば?
(着信音)

(着信音)

何? マナちゃん。

ママが 明日 家に来てくれだって。

えっ? 何で?

知らないわよ そんなの。

私 行かない。

え?

もう ママと会いたくないし。

勝手にすれば?
私は伝えたからね。

(通話が切れた音)

ん…。

パパとママって
ホント 仲いいよね。

ケンカとかしないの?

もちろん するわよ。

でも すぐ仲直りするから。

ウソ! どうやって?

それはね…。

(カセットテープが絡まる音)

え…?

ハァ…。

♬~

♬~

(今村) ≪望美≫

パパも呼ばれたんだ。

なぁ 何の話か知ってるか?

♬~

もしかして
また すき焼き やる気か?

何か 悪い予感しか
しないんだけど…。

別に いいじゃない。

最後の晩餐なんだから。

え?
(コンロの火をつける音)

どういう意味よ それ。

ハァ…。

この家を売ることにしました。

な… 何でだよ!

望美も愛美も
帰って来る気ないみたいだし

1人で住むには 広過ぎるでしょ。

ちょっと待てよ! 25年前 俺が
どれだけ頑張って

この家を建てたと
思ってるんだよ!

名義は私のものだから
どうしようが勝手でしょ?

だからって こんな大事なこと

命令を伝える
司令官みたいな顔で言うなよ。

残ったローンのこと
心配してるんだったら

家を売ったお金で返すから
安心して。

そうやって ひとをばかにした
ような言い方 やめろって!

俺は お前の そういうところが
我慢できなくて 別れたんだし…。

誤解するようなこと言わないで
私たちが離婚したのは

あなたが 望美の看護から
逃げ出したせいでしょ?

また そうやって ひとのことを…。
いいかげんにしてよ 2人とも

みっともない。
はぁ?

俺は お前や望美が帰る家が
なくなるから怒ってるんだぞ?

恩着せがましいこと
言わないでよ!

パパは
自分が造ったマイホームが

他人の手に渡るのが
我慢できないだけでしょ?

じゃあ お前はママに賛成なのか?

私は パパとママが 昔

今みたいに しょっちゅう
ケンカするのを思い出して

うんざりしてるだけ。

どうせ ママが
こんなこと言い出したのだって

お姉ちゃんを結人君に取られて

自分が何のために生きてるか
分からなくなったからでしょ?

何 言ってるの?
(愛美) でも 自業自得だから。

結局 ママには愛がないのよ。

家族を自分の好きなように
したいだけなの。

だから みんな
ママから離れて行くの。

(愛美) お姉ちゃんも黙ってないで
何か言ったら?

こうなった原因をつくった
張本人なんだから。

ママ 一つだけ聞きたいんだけど。

何?

この家が出来た時

どんなことがあっても仲直りする
方法があるって言ったよね。

それって 何?

教えてよ。

忘れた。

え…?

そんなこと言った覚えもないし…。

ハァ… もういい…。

みんな 一体 何やってたの?
私が眠ってる間に。

(愛美) は? 何 言ってるの?

マナちゃんは 私ばっかり

ママに愛されてるみたいなこと
言ってるけどさ

だったら 私と代わる?

私は 中学にも高校にも大学にも
行ってないんだよ?

マナちゃんは
青春時代の思い出とか

いっぱいあるんでしょ?

パパやママが 年を取るのも
25年 ずっと見て来たんだよね?

パパも…

いつまでも未練たらしく
過去 振り返ってないで

未来に 目 向けたら?

私は小さい頃 いつも笑顔でいる
パパが大好きで

自分も他の人に

そうしてあげられるような人間に
なりたいって思ったんだよ。

それなのに いつまでも
昔の写真なんか持って

何やってるわけ?

ママが私のために

死ぬ気で看病してくれたことは
感謝してるけどさ

どうして もっと
パパやマナちゃんの気持ち

分かってあげなかったの?

つらい時や苦しい時は
意地 張らないで

甘えたり泣いたりすれば
よかったんだよ。

そうすれば パパもマナちゃんも
助けてくれたのに…。

みんな この前…
つらい思いしたのは

全部 私のせいみたいなこと
言ってたけどさ

25年 時間を
無駄にして来ただけじゃない!

『モモ』に出て来る
灰色の男って知ってる?

街の人から盗んだ時間で生きてて
大っ嫌いだったけど

今は灰色の男たちの
気持ちが分かる。

少しでいいからさ

みんなが無駄にした時間

私に ちょうだい!

(ドアの開閉音)

おかえり。

帰ってたんだ。
うん。

私 やる。

いいよ
それより 何だった? ママの話。

家 売るんだって。

え?

えっ… それで?
何て言ったんだよ お前。

別に 好きにすればって。

いいのかよ? それで。

私は 結人君さえいればいいから。

そうだ どうだった? 就活は。

決まったよ。

ウソ! よかったね!

言ったでしょ? 結人君のこと
分かってくれる学校は

必ずあるって。
違うんだよ。

え?

前に 面接 受けた学校が

自分の主張はしないって
約束してくれるなら

雇ってもいいって
言ってくれたから…。

何それ…。

えっ じゃあ 子供たちの個性を
大切にしたいっていう

結人君の理想は どうなるの?

それは…。

お願いだから
結人君だけは変わらないでいてよ。

そうやって 自分ばっかり
正しいみたいなこと言うなよ!

こっちは
お前のために妥協してんだぞ?

どういう意味?

いろいろ
生活のことだってあるし

結婚だって
仕事がなきゃ できないだろ?

結人君も
私を言い訳にするわけ?

いちいち 突っ掛かるなよ!
この頃 おかしいよ お前。

俺のため 俺のためって

プレッシャーかかるようなこと
ばっかり言って。

何 言ってんの? 私は結人君に
幸せになってほしいから…。

だったら
少しは 俺の気持ちも分かれよ。

愛さえあれば
どんなことでも乗り越えられる

…みたいなこと言うけど

現実は
そう簡単に行かないんだよ。

周りの人間が 自分の思い通りに
ならないからって

焦るの やめろって。

焦るわよ! 私 もう35なのよ。

しかも 25年 眠ってたのよ。

人生が80年としたら
人間は その3分の1の

24年くらい
寝てるっていうけど

私は もう それを
全部 使っちゃったのよ。

それなのに
何で焦るなとか言えるわけ?

焦るに決まってるじゃない!

もうすぐ40になって
50になって

おばあちゃんになっちゃうんだよ。

そっちこそ 私の気持ちなんか
全然 分かってないじゃない!

そうだな…。

え?

俺は お前の つらさを

分かってたような気に
なってたけど

所詮 そんなの無理なんだよ。

お前は俺のこと
過大評価してるみたいだけど

俺はもう 昔みたいに
自分の気持ちに

素直に生きることなんて
できないんだよ。

お前が望んでるような
戦争や差別のない世界なんて

絶対に やって来ないし

25年前のパパもママも
マナちゃんも俺も

もう戻って来ないんだよ!

いいかげん分かれよ! それぐらい
35になったんなら。

分かった。

何やってんだよ?

私は結人君と
幸せになりたかっただけなのに…。

ママにもパパにも
マナちゃんにも結人君にも

結人君のお母さんや
お父さんにだって

幸せになってほしかった
だけなのに…。

そんなの無理だ
必要ないって言うなら

これからは 一人で生きて行く。

もう 誰の幸せも祈らない。

みんなを
笑顔にしようとも思わない。

自分のためだけに生きて行く。

ちょっと待てよ。

今までは あなたさえいれば
よかったけど…。

今は あなたのそばに
一番いたくない。

♬~

♬~

《25年 眠って目が覚めたら

世界はステキになっていると
思ってたのに…》

♬~

《周りには 灰色の男しかいない》

(泣き声)

《私は…》

《一人だ》

(泣き声)

♬~

♬~

♬~