【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(3)「万引き一家」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(3)「万引き一家」[解][字]

老舗問屋・浅井家の女主人・スギ(若村麻由美)が万引きをしていると噂が立つ中、浅井家で殺人が起こる。結城新十郎(福士蒼汰)に調査の依頼が舞い込んでくる。

詳細情報
番組内容
老舗問屋・浅井家の女主人・スギ(若村麻由美)が万引きをしていると噂が立っていた。そんな中、浅井家の下男の死体が発見される。花田の息子・心平は浅井家の令嬢・キク(堀田真由)と婚約中で、ひょんなことから結城新十郎(福士蒼汰)に調査の依頼が舞い込んでくる。キクの友人である加納梨江(内田理央)も協力する中、半年前に起こった浅井家の元主人・権六の惨殺事件の容疑が庭師の梶谷にかかる…。
出演者
【出演】福士蒼汰,内田理央,矢本悠馬,中村靖日,小倉一郎,増田修一朗,田上晃吉,中島唱子,喜多乃愛,結城モエ,若村麻由美,堀田真由,矢島健一,神尾佑,入江甚儀,勝村政信,鶴見辰吾,稲森いずみ,高橋克典
原作・脚本
【原作】坂口安吾,【脚本】小松江里子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 梶谷
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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よくお似合いでございますよ。

では これと これも。
いつもありがとう存じます。

ああ あの帯も。
はい ただいま。

♬~

いつもありがとうございます。
ありがとうございます。

ありがとうございます。
ありがとうございます。

また是非 お越しくださいませ。
ありがとうございます。

(因果)万引きしてるらしいですよ

あの浅井家の女主人が。
(虎之介)ええ!

(お民)あんな大店の?
浅井家といやあ

文化文政の頃から代々続く

老舗の乾物問屋のだろ?

でも 何でだ?
金で困ってるはずもないのに。

誰であろうと 盗みはご法度。
とっ捕まえりゃいいじゃねえか。

それが どの店も訴えないんですよ。

大店と もめ事を起こしたくないから
泣き寝入りですかね。

ふ~ん…。
あ~。

(勝)今は そんな世の中さ。

金のあるやつとはケンカしねえで
むしろ 擦り寄る。

今に とんでもねえことになるぜ。

(鼻歌)

うん?

こんなとこで寝たら風邪ひくよ~。

あ~っ… あ~っ!

失礼します。
(福原)ああ… ちょ…

今日は呼んじょらんよ。
(虎之介)ああ まあまあ…。

(鮫島)周囲で犯行を目撃した者は
いないようだ。

(福原)物音は? (鮫島)それもない。
(虎之介)頭に大きな傷があるな。

ああ。 だが 周囲に血の跡がない。
どこからか運ばれてきたんだろう。

身元が分かりました!
何じゃち?

この浅井家の下男だと 番頭が。

浅井家?
はい。

ああ! あの万引きの!
万引き?

おかみさん こちら。
(スギ)ああ。

あ~ 今年の太田屋さんの昆布は
モノが悪いね…。

在庫を調べておくれ。
へい。

おかみさん。 はい。
お嬢さんが探偵を連れてこられました。

初めまして。 浅井キクと申します。

(梨江)キクさんとは
お花のお稽古が一緒で。

それで 今度の事件の相談を受けたのです。

名探偵さんだと伺っております。

アッハハハッ。
どうぞ 下手人を見つけてください。

まずは お話を聞かせてください。

はい。

実は 半年前
私の父も何者かに殺されて…。

うん?

ああ この事件か。
何だ?

ああ お前はまだ洋行中の身だったから
知らないだろうが

大層な騒ぎになった事件でな。

ここのご主人だったのか…。
(キク)はい…。

下手人は まだ見つかっておりません。
なのに また今度のような事件が…。

あっ キクさんは この浅井家に
恨みを持つ者の仕業ではないかと。

恐ろしいのです…。

(足音)

(心平)キクさん。
あっ 心平さん。

大丈夫かい?
ええ。

キクさんの許嫁の心平さんです。

何を勝手なことをしているのです。
警察に任せておけばいいものを。

お母様 このままでは
心平さんと祝言など挙げられません。

僕からも お願いします。
(花田)心平 お前まで何を…!

犯人は あの男に決まっています。

あの男とは?

庭師の梶谷です。
庭師?

権六様が殺されたあと
行方が分からなくなっているのです。

申し遅れました。
この家の主治医の花田と申します。

心平さんの父上です。

それで その梶谷という男が
権六さんを殺害したと思われる理由は?

奥様…。

梶谷は あろうことか

キクに言い寄っていたのです。

待ってたんですぜ お嬢さん。

あ… ちょ… 放しなさい!
俺の気持ちは分かってんでしょ。

ねえ! やめなさい。 誰か!
俺の気持ち分かってんでしょ ねえ。

放しなさい!
俺の気持ち分かってる…。

キクさん 大丈夫?
大丈夫ですか?

(スギ)そのことを知った夫の権六は

もう二度と そのようなことをさせぬと…。

梶谷!

(せきこみ)

この身の程 知らずが!
(せきこみ)

(スギ)恐らくは カッとなった梶谷が…
殺したのだと…。

あまりに むごい殺され方をしたので…

最後の別れに娘に
その顔を一目見させることもできずに…。

今回も やはり その庭師が怪しいのでは?

あっ。
飼っているんですか?

ええ。 父が どこからか もらってきて。

黒猫は 人に懐かないというのに。

昔 飼っていたことがある。

この一件 私も覚えてますよ。
浅井家のご主人だったんだね。

あまりに無残なので 葬式の時にも
顔を見られなかったそうですよ。

(因果)そのあと警察が捜査したんですが

犯人と思われる その庭師は
捕まっていません。

(虎之介)ですから
今回も その庭師の犯行ではないかと!

(勝)いやいや そう思わせようとする
誰かの仕業かもしれねえぞ。

でも どうして下男を?

万引き…。

(一同)えっ?

あれを回しだしました。
また始まりやがったな…。

女主人が引っ掛かってるのかも。

うん。 万引きの件を知られ
ゆすられてたのかもしれねえな。

世間に知れたら
こんな体裁の悪いことはない。

しかも 一人娘の婚儀の前だ。

さすが 勝先生!
見事な推理でございます!

うんうん。 フフフ…。
こっちも また始まっちまったねえ。

Something strange.

♬~

もうちょいと 上等な…。

かしこまりました。
今すぐお持ちいたします。

♬~

(2人)ありがとうございました!

またお越しくださいませ。
(2人)どうぞ ごひいきに。

あ~ 堂々としたもんだなあ。

いつも すみません。
今日は いかほどでしょうか。

うん。 後で代金を払ってくれるなら
万引きされる方も万々歳だ!

ハハハハハハッ。 (浅野のせきばらい)
あ~ すまん。

でも どうしてです?
ええ。

欲しいものなら
いくらでも買えるというのに。
おう。

この癖が始まったのは
半年前からなんです。

半年前というと?
お父様の権六さんが

亡くなられたあとということですか?
はい。

浅井家は 明治の世になると
ますます繁盛していました。

ですが その父が亡くなり
誰もが店が傾きだすのではないかと…。

(泣き声)
あなた…。

お父様…。

(泣き声)

(キク)ですが 母がそのあとを引き継ぎ
女あるじとして 采配を振りだしたのです。

かつお節は 先に仕分けしとくれ。
へい。 かしこまりました。

ご苦労さん。

はあ… 今年の小豆は値が張るねえ。

仕入れは慎重におやり。
へい。 かしこまりました。

(キク)おかげで店は安泰。 でも…。

(キク)母の心労は いかばかりかと…。

はあ…。

商いの決断をするのが 主の務め。

その一つ一つに
店の将来がかかっているのです。

そういえば 梨江殿も…。
(浅井)はい。

お父上の後を継いで
立派に商いの方をしていらっしゃいます。

では その心の重荷が
万引きの原因になっていると?

花田先生も そうおっしゃっていました。

(因果)なるほどねえ。

おいおい 分かってると思うが…。
記事にはしませんよ。

(お滝)怠けてないで こっち手伝ってよ。

お母様は
盗んだものは どうされているんです?

それは…。

おたか ここは もういいよ。

ご苦労さん。
はい 奥様。

♬~

はあ~。

♬~

(鈴の音)

(鳴き声)

(鳴き声)

蔵の中に並べているとはなあ。

さしずめ 戦利品を前に
悦に入っているんだろう。

うん。 我らには
金持ちのすることは分からないな。

金があり過ぎるのが
そもそもの悪因だ。

お金が悪いわけではありません。
使い方によっては お金は善にもなります。

使う人間の問題です。
気が強い。

tomboyだからな。
トムボーイ? じゃじゃ馬だ。

ああ。 ハハハッ…。
また そのようなことを。

すぐムキになる。

浅野 車を。
うん? どうしたのだ?

早くしなさい!

ええ。 私が心の病だと診断しました。

じゃあ やはり
店の主としての心労で?

(花田)それ以外 考えられません。

漢方のほかにも
西洋医学も学ばれたんですね。

はい。
西洋医学を学ぶのには

さぞかし お金がかかるんでしょう?
ええ。

貧しい私には
到底 賄えない額でした。

ですが 権六様が
救いの手を差し伸べてくださったのです。

あっ それで医師になってからは
浅井家の主治医に?

はい。

息子さんは キクさんと結婚したあとは
浅井家に婿として入るそうですね。

ええ。 今は そのために
別の問屋で修業をしております。

この医院を継がせようとは
思われなかったのですか?

そのつもりでした。 まさか
大恩あるお方の娘さんと結婚なんて…。

ですが 2人の気持ちが とても強くて…

最初は反対されていた権六様も
お認めになったので 私も…。

ちょっと失礼。
はっ?

結核肺労…。

労咳についての本ですね。
あ… はい。

先生も 今度の犯人も庭師の男だと?

はい。 そう思っています。

浅井家に出入りしていたので
私も知っていますが

実に陰湿な人物でした。

(鮫島)庭師だった梶谷の行方も
まだ分かっておりません。

身内のもんも縁を切っていて
行方が分からんち…。

(机をたたく音)
(速水)こんバカもんどもが!

結城新十郎が 浅井家から直接
こん事件の依頼を受けちょっとじゃ?

あいが犯人を見つけたら 警察として

こい以上の恥はなか!
(2人)はっ!

(ノック)
何じゃ!

失礼します!

あの夜 現場から慌てて走り去る男を
見たとの証言がありました!

ほいで!
痛っ。 その男の風体は!?

はい! いや… えっと…。

はよせい!
はい…!

既に調べはついちょっとじゃ。

あん夜 下男を殺したとは

貴様ではなかか?

万引きをネタに
女主人をゆすっていた下男を

花田医師が殺害。

それで間違えねえだろう。
その医師は 浅井家に恩があるからな。

いや~ でも 調べてみると

その奥方の癖は その店の者にとっては
実は 公然の秘密だったようです。

じゃあ 何か?
やはり 庭師の梶谷の犯行だと?

はい!
ふ~ん…。

フフフフフッ いやいやいや…。

はあ… おう 新十郎。
お前は どう思う?

やはり 奥方が怪しいと?

(お兼)新十郎様 お茶を… あ~!

これは! えっ!
新十郎様にと。

この差は… 何だ?

うわ~! あっ…。

生きているのか…。

お~ ホッホッ これは…。

庭師が使うはさみだ。
ああ。

この部屋で
キクさんと話していると いきなり…。

顔は見ましたか?

いいえ…。
私もです。

ですが 母が…。

騒ぎを聞きつけて この部屋に来る途中

庭を逃げていく後ろ姿を…
あれは 庭師の梶谷かと。

ほら見ろ 新十郎。 やはり梶谷だ。

いまだに この家を恨み
つきまとっているのだ。

よし。
このはさみ 私が警察で調べてきます。

お願いいたします。
ハッハ~。

キクさん…。

父と 母と…

みんなで撮った最後の写真です。

明治の世になって…

家族が こんなことになるなんて
夢にも思わなかった。

[ 回想 ] 新十郎 アメリカに行け。

♬~

新十郎さんは ご家族は?

答えたくないのでしたら…。
みんな死にました。

えっ…。

先の戊辰の戦で…。

♬~

<そのころ 我が家には 思いもかけない人が訪れていました>

西郷様 よくおいでくださりました。

近くまで用があいもして。

まあ くつろいでくれ。

本当に大出世なさって。
うん。

初めてお会いした頃は 薩摩から
出てきたばかりのお侍様でしたのに。

そん節は
お民さんには世話にないもした。

田舎もんの芋侍で
茶屋での遊び一つ知らん不作法もんで。

ホホッ。 おう 何だ?
そのころといや あっ 俺と知り合う前か。

いいえ そのあとです。
えっ…。

その前だったら よかったのにね。
そしたら 今頃 陸軍大将の奥様になって

ぜいたく放題
暮らしていたかもしれないのに。

何 言ってんだ…
誰が おめえなんかを…。 なあ?

♬~

う~ん…。

まさか… お会いできるとは…!

何だ おめえまで。
俺の前と随分 様子が違うじゃねえか。

えっ? そのようなことは…。

おはんも どうな?

よいのですか?

では…。

こんな うまいまんじゅうは
生まれて初めてでございます!

(西郷)そげな…。

いつも食べてるのにね。
(お糸)本当。

ただいま帰りました。

あっ お帰りなさい。

ちょうどいいところに帰ってきた。

こいつが洋行帰りの名探偵
結城新十郎だ。

ほう おはんが あんうわさの。
故郷は どこな?

言う必要があるのか。

♬~

ハッ… こいは失礼なことを聞いた。

こいからは どこの出など関係なか。

薩摩 長州以外でも 能力さえあれば
政府も優れた人材を登用するつもりじゃ。

♬~

時々 お前さんを見る目も
あんな時があるのは知っていたけど…。

うん…。 あいつは 幕臣の息子だ。

えっ?

戊辰の戦に 一人だけ生き残ったのだ。

親兄弟 親族は みんな
その 賊軍方について死んだ。

それじゃあ…。

うん…。

今の明治の世をつくった
西郷や俺を恨んでるだろうよ。

♬~

窓に庭ばさみを投げつけたのが
梶谷だとすれば

この辺りにいることは間違いない。

けれど 花田医師を見たって
言う者がいるんですよ?

逃げていく姿を見ただけで
殺害現場を見たわけではない。

だが… 犯人ではないなら
なぜ 花田医師は 何も語らないんだ?

あ~。

♬~

えっ?

息子さんに立ち会っていただいて
薬の仕入れの帳簿をお借りしました。

ある時期から

大量に朝鮮人参を仕入れていますよね。

♬~

私がやりました。

犯人は 私です。

まずは 一連の事件の犯行の動機です。

庭師の梶谷は キクさんに言い寄っていた。

だが それは 主である権六さんに
厳しくとがめられ 権六さんを殺害。

半年後 今度は 下男を殺し
そして 窓ガラスに はさみを投げつけた。

梶谷の 浅井家への強い恨みが
犯行の動機… と誰もが思った。

えっ 違うのか?

下男殺しについては
花田医師が自分がやったと言いました。

そんな…。
父が?

だとすると 梶谷は?
その前に

この事件の重要な鍵は…

万引きです。

どうして 奥方が万引きをしだしたのか。

それは 大店の後を引き継いだ
心労から来るものだと。

では どうして
蔵の中に その戦利品を並べていたのか。

そして この蔵に入ることができる人間は
なぜ 奥方一人だったのか?

それは… 蔵の中に

どうしても隠さなければならない
何かがあるからではないのか。

隠す?
蔵に 何かあるというんですか?

お父様の権六さんの遺体は
顔が潰されていたのですよね。

だから 娘のキクさんも ひつぎに入った
その顔は見てはいない。
ええ…。

そして ご主人が亡くなったあと
女主人となったスギさんの采配で

店は うまくいっていた。 だが

それは 本当に
スギさんの手腕だったのか?

どういうことだ?

もし 権六さんが
殺されていなかったとしたら?

は… はあ?

♬~

(せきこみ)

≪権六さんは 結核肺労
いわゆる労咳を患われていました。

花田医師の診察室には 労咳関係の本

その労咳に効くという
朝鮮人参がありました。

そして… 黒猫。

労咳は 黒猫を飼うと治るという
言い伝えがあります。

あっ そういえば聞いたことがある。

ここからは
私が勝手に描いた ただの推理です。

恐らく庭師の梶谷は 半年前

権六さんが結核肺労であることを見抜き
それを周囲に言いふらすと脅してきた。

旦那様のご病気が
労咳だと知られてもいいので?

何?
この大店は 食べ物商売。

世間に知られた日にゃ 何もかも…

終わりですよ。

ハハハハッ ハハハハハッ!

病を公にされたくない権六さんは

なんとか梶谷を説得しようとしたが
結局…。

殺害の後 顔を潰したあと

花田医師に 自分が殺されたことに
してほしいと頼んだ。

だとしたら
梶谷が見つからないはずだ。

そして…

自らは蔵に隠れ 暮らしだしたのです。

(せきこみ)

それは 全て

残り僅かな命が尽きる前に
家を守りたいという主としての思い

そして…

娘さんを守りたいという
父親の思いからです。

そして 母親のスギさんは

そんな夫の世話をするため
あえて万引きを繰り返し

蔵に一人で入る口実を作り
周囲の目をごまかした。

≪自分は 何と言われてもいい

夫を守るためならと…。

花田医師は 権六さんへの恩を返すために
協力したのです。

梶谷の死体を権六と偽り

下男殺しの罪をかぶせられても
真相は決して語らず

それどころか
罪を引き受けようとさえしていた。

全ては 自己犠牲…

self sacrifice.

それが 私が推理する
この事件の真相です。

うん? でも 下男が殺されたのは?

下男は 蔵の中のお宝を見ようとした
もしくは 盗もうと。

それで はしごを使って中をのぞいた。

うわ~!

あ~!

偶然の事故です。

その時 花田医師も
その場にいたのかもしれません。

権六さんの治療をするために。

しっかり。 奥様。
先生。

♬~

(虎之介)どうして その時
警察を呼ばなかったんだ?

呼べば 蔵の中を見せろと
言われるかもしれない。

権六さんが生きていることも 梶谷殺しも
全てが明るみに出れば 浅井家は終わる。

ですが…

まさか この蔵の中に 権六さんがいるとは
誰も思ってはいません。

以上が 依頼された事件の報告です。

ですが…。

これは…
頭の中で思い描いた ただの推理です。

警察に話すつもりもありません。

♬~

お父様… お母様!

(泣き声)

♬~

じゃあ 最後に本当のことを?

ああ。

自分が庭師の梶谷を殺害した犯人だという
手紙を書いて

警察に送ったそうだ。

(勝)花田医師は関わりがねえとな。

今更 こげな手紙を…

わしは知らんぞ。

(2人)えっ?
ですが

犯人が これで
ようやく分かったのでは…。

こんバカもんが。
死人から来た手紙など 誰が信じるか。

(2人)はあ…。

はあ~ 関係ないやつは 釈放してやれ。

大事なのは 自ら罪を犯したと認め
速やかに第一歩を踏み出すことじゃ。

…と西郷公もおっしゃっておる。

釈放じゃ。 出ろ。

<そして キクさんと心平さんの婚儀が 執り行われたのでございます>

大店にふさわしい立派な結婚式でした。

本当に きれいな花嫁さんで。

そりゃよかったな。

それと 女主人だったおば様は
後を継いだ若夫婦に店を任せて

ご実家に帰られたそうです。
ご主人の遺髪を持って。

これで ようやく蔵から出られたな…。
ええ。

♬~

新十郎。

アメリカに行け。

結城家代々の守り刀だ。

♬~

その命 大切にするのですよ。

♬~

父上…。

母上…。

♬~

で ご自分の方を向けて 顔を 生けて。
はい。

花を習いたいとは…。

これで うちに来る口実が
出来たってわけだな。

口実?

おめえ 本当に鈍いな。

ええ?
ただいま帰りました。

(虎之介)おおっ どこ行ってたんだよ。

これは これは。

あっ お帰りなさい。
あ… お帰りなさいませ。

あっ…。

笑いましたね?
笑っていません。

笑いました!
いや~ なかなか不器用だなと。

あっ!

アッハハッ。
や… やっぱり失礼な人です。

笑うなら ご自身でやってみてください。

さあ! さあ どうぞ。 新十郎さん?

今 習ったことを見せてください。
新十郎さん!

ほら!

(一同)人民の 人民による…。

(お滝 虎之介)りんかんかい?
リンカーンは言った!

暴力は 全てを打ち負かすが
その勝利は長続きしない!

♬~