【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(6)「稲妻は見たり」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(6)「稲妻は見たり」[解][字]

政府の要人である母里家で女中が行方不明に、その女中の幼なじみである勝家の女中・お兼(中島唱子)に依頼されて特命探偵・結城新十郎(福士蒼汰)が調査を開始する。

詳細情報
番組内容
全国で明治新政府に対する一揆が多発していた。とある激しい雷の晩に、政府の要人である母里家に子息・由也(鈴鹿央士)が帰宅。すると庭の井戸の方で何かが落ちる大きな水音がし、女中の三枝が行方不明となる。三枝の幼なじみである勝家の女中・お兼(中島唱子)の頼みを聞いて、結城新十郎(福士蒼汰)が調査を開始する。台所には母里家の家宝の皿が割れており、警部の鮫島と福原は三枝の投身自殺かと井戸をさらうが…。
出演者
【出演】福士蒼汰,内田理央,矢本悠馬,中村靖日,小倉一郎,増田修一朗,田上晃吉,中島唱子,喜多乃愛,結城モエ,鈴鹿央士,山崎銀之丞,大島宇三郎,勝村政信,篠井英介,鶴見辰吾,稲森いずみ,高橋克典
原作・脚本
【原作】坂口安吾,【脚本】伊藤靖朗

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 時田
  2. 若様
  3. お三枝
  4. 井戸
  5. お三枝さん
  6. 由也
  7. 三枝
  8. 雷鳴
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  12. 犯人
  13. 分家
  14. 本家
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  17. 使用人
  18. 新十郎
  19. 大久保
  20. 部屋

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(虎之介)先生~!
(勝)何だよ。

ほ… ほら! 国内各地の村々で暴動多発
焼き打ちもあったそうです。

(梨江)徴兵制や増税などへの不服 不満…。

(お民)随分大変ですね。
政府の方々ももめてらっしゃるのでしょ?

ああ。 大久保と西郷が仲たがいしてる。

その上
士族たちの怒りも どんどん高まってる。

それをどうするかで政府内も真っ二つだ。

<明治政府の雲行きは
悪くなる一方でしたが

そんな中…>

(雷鳴と戸をたたく音)

(戸をたたく音) (建夫)若様か?
(お千)お三枝は どうしたんだろうね。

(雷鳴)
(2人)ひ~っ!

(戸をたたく音)

あんた。
ええっ…。

(戸をたたく音)
あっ はい ただいま。

(由也)すまない。
いいえ 若様 遅くまでご苦労さまです。

ああ。
お三枝は…?

出てこなかったよ。

(物音)

何だ?
井戸でございますかな?

(雷鳴)
うわ~!

♬~

(鮫島)ここで聞いたんだな?
(建夫)はい そうです。

(鮫島)今日は呼んでおらんぞ。

(新十郎)ええ。 勝家から頼まれたので。

(お兼)お三枝は見つかりましたか?

(福原)何じゃ お主は。

この者は
勝家に住み込みの小野 兼と申します。

こちらで働く女中
浜野三枝の幼なじみです。

俺は探偵の泉山虎之介。
こっちは相棒の…。
福原さん

昨日からのことを教えていただけますか?
(福原)ああ。

え~ 昨日の晩から こん母里家の女中
浜野三枝 32歳が行方不明じゃが

昨晩0時過ぎ 母里家長男 由也が
学校のあと 友人宅に寄って帰宅し

そいを当家の使用人頭
横澤建夫が玄関で出迎えた。

そん直後 井戸の方で音がした。

音?
ええ。

あ~ 暗くて何も見えねえな。

我々が午前に井戸さらいしてみたが
何も出てこなかった。

じゃあ 音は何だったんですか?
(鮫島)何かを落とした音だろう。

人が落ちたと思わせようとした。

恐らくな。

(建夫)そのお皿は
客間に飾ってあったものでございます。

鍋島焼ね。 軽く500円はするわ。

ご… 500円!?

屋敷にいたのは 横澤夫妻と
女中のお三枝さんのみ。 はい そうです。

皿が割れたことに
誰も気付かなかったのか?

私ども夫婦は
お恥ずかしいながら 雷が嫌いで

昨日のような天気の日は
早めに部屋に籠もってしまうので…。

(時田)いや~ お許しを。
こんな大変な時に。

こちらは?
使用人の時田です。

こちらは
探偵の結城新十郎様だ。

話は伺いました。 まさが お三枝が…。

時田さん 昨晩は どちらに?

はい 昨日は 晩方から
久しぶりにお休みを頂いたもんで

友人の吉川っつうのど 酒飲んでました。

お三枝さんに何か おかしな様子などは
ありませんでしたか?

特段…。

このお屋敷 人が少ないですね。

はい。 旦那様と奥様は今
函館に長期の視察に出ておりまして。

惣領の由也様が
留守を預かっておられるんです。

一人で…?
はい。

申し訳ありません。
明日 若様は 試験がありますから

もう よろしいでしょうか。
いえ この家のことなので。

心配いりませんがら。
いや しかし。

さあ。

分がった。

すんません。 では失礼します。

ここが お三枝の部屋です。

きちんとしてるわね。

お三枝は
昔から とても真面目な子です。

同じ長屋に育って
実の妹みたいにかわいくて…

今でも 時々
うちのお屋敷に来てくれて…。

お兼さん。
あら お三枝 今日はお使い?

はい。
お茶でも飲んでいきなよ。

あら お三枝さん
ちょうどよかった おだんご食べましょ。

(2人)はい!

お三枝… どこにいるの…。

(泣き声)

(速水)つまり
そんお三枝っちゅう女中が

家宝の皿を盗み出そうとして
割ってしもうて 怖くなって

自分が井戸に落ちたかのように見せかけ
そんまま逃げ去ったと。

ええ。 そいが妥当かと。
貧乏女中の浅知恵ですかね。

(因果)そりゃあ 番町皿屋敷を装った
逃亡劇ということだな。

確かに。

(お滝)新十郎さん 今日ものぞいてる。

おい それ のぞいて
お三枝さんの行方が分かるのかよ。

あの~ こちらに
結城様いらっしゃいますでしょうか。

お千さん どうされました?

時田が いなくなったんです。

ここが時田の部屋でございます。

家からなくなったものなどは…。
いいえ 特には。

時田さんを最後に見たのは いつですか。

私が 昨晩 戸締まりをする時に
声をかけました。

女中に続き 使用人も行方不明って…
一体 何が起こってんだ?

いや~ さっぱり。

由也さんと時田さんは
東京の方ではありませんね?

お二人で話してる時 少しなまりが。

心配いりませんがら。
分がった。

若様も時田も 元は茨城の出でございます。
茨城の分家から来られたんで。

2人とも…。

由也さんは この母里家の
一人息子ではないのですか?

若様は 母里ご分家から こちらに
ご養子として 迎えられました。

そうなんですか。

時田は
そちらで若様に仕えておったのですが

昨年 暴動が起こりまして

戸長だった分家が
焼き打ちに遭いまして…。

そこで 若様のご両親は亡くなられました。

それで こちらのご本家のご当主様が
由也様を引き取られたんです。

お三枝さん。 時田さんと一緒に
茨城に行ったのかしら…。
何でだよ。

2人は恋仲だった。

はっ?
いえ 特に そういった間柄では…。

時田さんは お三枝さんを守るために
2人で茨城に逃げたのかもしれません。

まさに 恋の道行き…!

はあ…!

何 言ってんだ こいつ。
さあ。

今日は
薩摩のお二人のことが心配で来ました。

(西郷)そうでごわすか。

今は 士族も農民もいらだってる。

そんな中 この国家の柱石である
あなたと大久保公が たもとを分かてば

この国は また大きく揺らぐ。

おいたちは こん新しか世を作るため

これまでの武士の世を終わらせもした。
ああ。

じゃっどん
彼らに別ん生業を見つけろと言うても

そげん急には変われもはん。

武士として生き
武士として死にたかとでごわす。

じゃっどん 大久保は そんな彼らを
見捨てていこうとしちょいもす。

今は一刻も早く
この国を強くしなければならんのです!

人々のための政治をするためでは
なかったのですか!?

そんなものは どこにもない!

ハッハハハ…。

フッ 何だい。

勝先生な
いつでん人に恵まれちょいもすな。

何だ どういうことだい。

周りに面白か輩が集まってくる。

お前様は いつも時代の行き先を
示してくれちょっとでごわす。

いや 俺は ただ信じる道を
突っ走ってきただけなんだがな…。

おかげで おいも何をすべきか
ちと見えた気がしもす。

しばし 時をくいやんせ。

♬~

時田さんの その後の消息は。

分かりません。
そうですか。

時田は 茨城にいた頃から
ずっとそばにいてくれました。

時田以外 誰も信じられなくて…。

結城さんが羨ましいです。
私が?

ええ。 大勢のお仲間がいて。

お~! 俺も役に立つだろう。

アンビシャス。

新十郎さんは
どのような野心を抱いているのですか?

フフ…。

由也さん 2人は必ず捜し出します。

だから学問に精を出してください。

ありがとうございます。

あの 結城様。

お千さん。

お許しくださいまし。 実は
言いそびれていたことがございまして。

何でしょう?

2週間くらい前 時田とお三枝が

何だか深刻そうな話をしているのを
見たんです。

勘弁なんねえ?

(雷鳴)

(雷鳴)

♬~

もう少し こっちかしら。

何か 気にかかることでも?

勝さんとは どういう なれ初めで
一緒になられたんです?

やぶから棒に どうしたんです?

いえ 皆さん 大切な人と
どう結ばれるのかなって。

あの人はね 随分熱心でしたよ。

熱心?
ええ。

雨の日も雪の日も

私のお座敷が終わるまで
ず~っと外で待っててくれた。

どんな時も 隣を歩いてくれる。

それで この人と一緒になろうって思えた。

すてき…。

離れては駄目ってこと。

♬~

勘弁なんねえ?

♬~

Something strange.

(浅野)やはり私も茨城までお供を…。
平気です!

離れては駄目 離れては駄目
離れては駄目…。

大丈夫か?
えっ! ええ。

ええ。 お兼さんのためですもの。

とか言って えっ?
本当は新十郎と一緒にいたいだけだろ。

なっ!

いってえ…。

どうした?

いや 今 梨江殿が 俺の!
虎之介様の顔に蜂が止まったので

それをお嬢様がはたき落とした
さようでございますね。

そのとおり。

そうだよ。

(雷鳴)
あ~! あっ…。

行こう。
お… 俺 やっぱ行くのやめようかな!

ここまで来て 何 言ってるの。

俺 雷苦手なんだよ~。

あ~! ちょっと…。
早くしないと置いてくぞ。

ちょっと待って! うわ~! あっ!

おい そろそろ自分で持てよ。
嫌です。

雨が降る前に行きますよ。

その母里家の使用人 時田さんを
ご存じですか?

ああ よ~ぐ覚えています。

母里さんげのせがれ あれは
手ぇがつけられねえぐれえ乱暴もんで

いっつも時田ど もう一人 若え使用人が
尻拭いして回ってましたよ。

2人がかりで?

んだ。 まあ その若え方も
そん時の騒ぎで亡ぐなられたんです。

その若い人の名は。

高田… 与助でしたかな。

ありがとうございます。

由也殿 そんな乱暴者だったのか。

親も殺されて 心を入れ替えたのよ。

結局 お三枝さんも時田もいねえし
何の手がかりも…。

やっ…。

何だ おめえら。

この 薩長の犬めら!

や~!

うお~ うお~!

うわ~!
や~! うわっ。

待て! 私たちは 話を聞きに来たのだ。

話なんちゃ何にもねえよ。

おめえらに おらいのあんちゃん
おっ殺されたんだかんな!

♬~

下がりなさい! 許しませんよ!

や~!

え~い! やっ!

きゃっ!
梨江さん!

や~!

あ~!

チクショー。
ハッハッハッハ~!

この…! あ~!
うわ~!

大丈夫ですか。
はい。

その傘で あいつらと戦おうなんて
無鉄砲にも程があるぞ。

すみません…。

(雷鳴)
きゃっ! ああ!

もう… 早く宿に行こうぜ。
虎之介。 うん?

梨江さんを宿まで送り届けてくれ。
(梨江 虎之介)えっ。

私は まだ行くところがあります。
では 後ほど。

♬~

どなたさんですか。

♬~

戻りました。

茨城は どうだった。

現地の村を歩いていて 襲われました。

一揆の時 警察に兄弟を殺されたと…。

時田さんたちも見つからず。

そうか…。 そりゃあ…

大変だったなあ…。

いかがなさったのですか。

うん…。

西郷と俺は かつて

この江戸を戦火から守るため

分かり合えるまで
膝を突き合わせ話をした。 ええ。

俺は あいつの気心が分かる。

だから 会って話せば
必ず 策が見つかるはず…

なのだが…。

見つからないのですか?

そうだな…。

西郷は 人を大切にしすぎる。

大久保は
欧米に早く追いつこうと先を急ぐ。

どちらも正しい。

だが今 互いに信じられなくなっている。

疑いは いずれ互いへの憎しみに変わる。

そうなると難しいのさ。

人も… 国も…。

♬~

薩長の犬めら!

おめえらに おらいのあんちゃん
おっ殺されたんだかんな!

互いに信じられなくなっている。

不信…。

(雷鳴)

よし 始めろ。
(3人)へい。

ちょっと待ってください。

事件の犯人が分かりました。

は…。
(2人)犯人!?

まず 全ての謎の入り口は 割れた皿です。

皿は お三枝さんが割ったんだろ?
いいえ。

犯人が お三枝さんの失踪を
作り上げるために割ったのです。

失踪を作り上げる…?

犯人って…。

お三枝さんは あの雷の晩に殺されました。
この家の使用人 時田さんに。

時田!? 殺された!?

うそでしょう…。
本当です。

だが 時田は あの晩
吉川という男と飲んで明け方帰宅した。

お三枝が失踪した時刻に
この家にはいなかった。

ええ。
我々は そう 思い込まされたのです。

吉川さんは
酒を飲むと すぐに記憶をなくす。

時田さんは それを知っていて

雷嫌いのあなた方夫婦が
部屋に籠もりきりとなる雷の晩をねらい

吉川さんと飲みに出かけた。

じゃ 行っといで。

その後 時田さんは 吉川さんを泥酔させ

その場から抜け出し
母里家の裏手から侵入。

(悲鳴)

お三枝さんを殺した。

そして 死体は
時田さんの部屋の押し入れに隠した。

その後 皿を床に置いて 静かに割り
勝手口付近に置いた。

どうして そんなことを…。

これは 重大なことを隠すために
犯人たちが仕組んだ隠れみのなのです。

犯人たち? 1人じゃなかとか?

ええ。 そうですよね?

由也さん。

な… 何のことですか。

あなたも時田さんのお仲間です。

えっ どうして僕が
そんなことするんですか?

あの日 由也さんは 確かに学校で勉強をし
友人宅に寄って深夜に帰宅した。

わざと帰宅を遅らせて
戸をたたき玄関を開けさせる。

それを合図に時田さんは
大きな石を井戸に落とす。

これで 時田さんも由也さんも

お三枝さんの失踪した時に
家にいなかったことにしたのです。

そんな…。

そうですね 由也さん。

どうして僕が?

それは 君が 母里由也さんではなく
高田与助さんだからですよ。

た… 高田!?

何をおっしゃっているんです?

分家のことを知る住職に聞きましたが

分家の息子 母里由也さんは
手のつけようのない乱暴者だったと。

それ 本当に若様のことなんですか?

ええ その傍若無人な母里由也さんの
世話をしていたのが

時田さんと
高田与助さん あなたですよね。

こちら あなたのお母様にお借りしました。

どなたさんですか。

何ですか これ…。
どうして…。

時田さんは
暴動で由也さんが殺された時

あなたに 母里由也となって
本家に戻るように勧めた。

そして 本家と分家は分断して久しく
時田さんが身元を保証したため

誰も この成りすましを疑わなかった。

うそでございましょう? 若様。

しかし お三枝さんは 恐らく
何かの折に真実を知ってしまった。

それで 時田さんと2人して

お三枝さんが逃げたように見せかけ
殺しを企てた。

死体は どこにあるんですか。

鮫島さん
井戸を掘り返していただけますか?

しかし 井戸は既に一度…。
お願いします。

(お千)お三枝…。
(建夫)何ちゅうこった…。

一度 警察に井戸をさらわせて
何もないと確認させた上で

隠していた死体を落とし 埋めさせる。

これも時田さんの考えでしょう。

ならば どうして時田が死んでるんです。

distrust.

信じられなくなったのですね…

時田さんを。

何だ おめえ…。

稲光で気付きました。

井戸のそばに落ちていましたよ。

若様! うそだとおっしゃってください!

旦那様も 若様が跡を継いでくださって
本当に喜んでおられたんです。

怖かったんです…。

暴動のさなか…。

≪(悲鳴)

若様が…。
もう 手遅れだ。

何で…。

さんざん
わがまま勝手しまくった報いだ。

よ… す… け…。

若様…。

由也様は 息を引き取りました。

だけど すぐ本家から人が来ると聞き

このままでは きっと
由也様を見殺しにしたと責められる。

すると時田さんが…。

(時田)おめえが若様さ なれ。

本家の者達は
だ~れも若様の顔 知んねえ。

そうすれば 東京で学校さ 行ける。

今しかねえ。

ずっと東京へ行って勉強したかった。

それで 本家に来て
母里由也として暮らして…

みんな優しくて…

うそみたいに幸せでした。

でも いつバレるかと 怖かった。

そして お三枝さんが

時田さんの書いた手紙を読んで
気付いてしまった。

はい。

時田さんが
自分が なんとかするからと言って…。

殺したのだと知って 恐ろしくて…。

ならば 何で時田まで…。

自首しようとしたんです。

でも 駄目だと言って…
お三枝の体を井戸に落とそうと…。

それを止めようとして
時田さんが井戸に…。

時田さんの手紙です。

与助さんのお母様に
お金を送る際に送ったものです。

(時田)「与助は 東京の母里家で
みんなにかわいがられて

学校でも頑張っております。
どうかご心配なさらねえよう」。

うめえが? うめえ。
ほうが。

そんな時田さんを あなたは失った。

ごめんなさい…。

ごめんなさい。

ごめんなさい…。

ごめんなさい…。

由也様…。
(すすり泣き)

本当に… 申し訳ありませんでした。

♬~

与助さん。

これからも勉強 頑張ってください。

え… しかし…。

お三枝さん 時田さんは
戻りません。

彼らに償うために
生きてほしいんです。

稲妻は あなたを照らし出した。

誠の道を歩めと。

♬~

つまり 高田与助は
時田の犯した殺人を助け

あげく 時田と もみ合って
死なせてしもた。

しかし 与助は 殺しておりません。

勉学に励み
家のもんにも愛されちょって…。

歩ませてやりたいのです。 誠の道を。

わしは 何も聞かんかった。

(2人)えっ!

道を見つけるために 人は迷う。

「誠は天の道なり」。

西郷公…。

勝さん
おいは 鹿児島に帰ることにしもした。

おいが政府におると
無駄な いさかいが起こる。

そうかい。

大久保んこつも
何とぞ よろしゅう頼んもす。

あん男は
どうも体裁ばかりを気にしちょいもす。

ハッハハッ 全くだ。

じゃっどん 悪かもんじゃなかとでごわす。

こん新しか世には 必要な男でごわす。

大久保のことを 信じてるんだな。

はい。 おいは おいなりの
誠を通したかとでごわす。

じゃっで ここを去ることにしもした。

また お会いできること
願っておりますわ。

おいも そげん思っちょいもす。
お民さん。

ほいじゃ…。

勝先生 どうぞお達者で。

ああ。

西郷さん あんたもな。

はい。

結城どん
勝先生にも誠を尽くしてくいやんせ。

おはんには そいができるはずじゃ。

西郷さんは 鹿児島に帰るのだ。

もう一度 会えるかどうか…。

あまり こね過ぎちゃ駄目なのよね。
そうです。

お糸ちゃん 切るの大きいかな。
(お糸)かしこまりました。

焼けたわよ。

う~ん いい匂い。

おい! お兼さん帰ってきたぞ。

(お糸)お兼さん こっちです。

な… 何よ。

梨江殿たちが作ったんだぜ。
元気出してほしいって。

お兼さん どうか気を落とさずに。

この前 旦那様からビスケットっていうの
頂いてさ これがすっごい甘くてさ~。

へえ~ 食べてみたいなあ。

あっ 今度頂いたら
お三枝にも とっといてあげるよ。

本当ですか ありがとうございます!
やった~。

(すすり泣き)

ありがとうございます。

新十郎様のおかげで…
お三枝も浮かばれます…。

(すすり泣き)

あ~ 涙で しけてもいけねえや
食べようぜ!

(笑い声)
(お糸)さあ さあ さあ どうぞ。

はい。 頂きます。

♬~

おいしい。
(お糸)よかった!

よかった。

楽しそうね。

うん。 フッフッ。

(笑い声)

さてと。

西郷さんのいなくなった政府は
これから どうなるんです?

俺には分かんねえよ。

だが 天気と同じ
「雨降って地固まる」かもな。

何が? どう固まるんです?

いや 固まるもんは 固まるんだよ。

…で この話は これで おしまい。

♬~

新十郎さん。

あの… これ ありがとうございました。

♬~

これは そのまま持っていてください。

えっ…。

なあ まだビスケット…。

今 大事なところなの。
つくづく おめえは 間の悪いやつだな。

<おあとが よろしいようで>

毒殺だ。
大警視しか…。 バカもん!

キエ~!

私は 申します。

あなただ!

♬~