【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(7)「終局の一手」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【BS時代劇】明治開化 新十郎探偵帖(7)「終局の一手」[解][字]

薩摩出身の千頭津右衛門(大和田伸也)が大警視の速水星玄(勝村政信)と囲碁を打っている中、突然亡くなる。結城新十郎(福士蒼汰)たちが、現場に駆けつける。

詳細情報
番組内容
西郷隆盛(鶴見辰吾)が政権を去り、世間は士族たちの反乱の機運が高まり揺れていた。そんな中、大警視の速水星玄(勝村政信)と同郷で囲碁仲間の千頭津右衛門(大和田伸也)は、士族たちが食うや食わずの暮らしをしていることを憂え、西郷を追って薩摩に帰る事を告げる。しかしその直後、千頭は苦しみ出し変死してしまう。結城新十郎(福士蒼汰)たちが、現場に駆けつけるが、速水にも容疑がかかる…。
出演者
【出演】福士蒼汰,内田理央,矢本悠馬,中村靖日,小倉一郎,増田修一朗,田上晃吉,中島唱子,喜多乃愛,結城モエ,大和田伸也,田中美里,森下能幸,野添義弘,藤木孝,勝村政信,篠井英介,鶴見辰吾ほか
原作・脚本
【原作】坂口安吾,【脚本】小松江里子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 津右衛門
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(お民)<日本の
これからの たどるべき道を巡って

ついに明治政府は 分裂。

西郷さんは
鹿児島にお帰りになってしまいました>

<そして その後…>

(虎之介)ああ! とうとう侍が
刀まで持てなくなってしまったとは…。

(新十郎)廃刀令が出たのだ。
明治の世には 刀は もはや無用の長物だ。

俺は 剣術を教えて食っていたのだぞ。

これから どうすればいいのか…。

はあ~。
(梨江)ごちそうさまでした。

(虎之介)あっ 梨江殿だ。
冷たくて おいしかったわね。

きゃっ!
(浅野)おい! おい 何をするんだ。

泥棒!
あ~!

(虎之介)あ~! 待てい!

♬~

返してもらおうか。

警察に突き出してやる!

待ってくれ! それだけは…。

父上に何をする! 下がれ下郎!

げ… 下郎!?
一馬…。

ご容赦を… せがれは
何日も食べてはおりませんで。

私は 空腹など我慢できます。
一馬。

お見逃しくだされ。
このとおりでござる!

お手前 元は武家か…?

もう よいです。

明日は 我が身か…。

(速水)フッ。
フフフフフッ。

よ~し。 こいで どうじゃ。

はらっ そいで よかとか?

えっ? 当たりじゃろが。

そげん言われると…。

いや こいでよか。

ヘッヘッヘッヘッ。
薩摩で 共に過ごした頃のまんまじゃ。

熱くなっと 先が見えんごとなる。
ハッハッハッハッ…。

しもた 見落としちょった!

当たり当たりの ヘボ碁かなってな。
ハハハッ こげな手筋を見落とすとは。

ハハッ。 それで
よう警視庁の大警視が務まっておるの。

くそが~!
ハハハハハッ…。

そん悔しがる顔も あんころのまんまだ。
ハハハハハッ…。

おい 千代も見てみれ。

あなた お口が過ぎますよ。

まあのう こいつと おいの仲だ。

ああ。 奥方も
わしには気を遣わんでください。

あ… さあ どうぞ。

お~ 茶節か。 懐かしか料理じゃな。

あ~。 こん かつお節と みそん香りが
何とも言えん。

あ~。

おいは 決めた。

うん?
薩摩に帰る。

えっ?

西郷先生のもとに行く。

待て。
止めても無駄じゃ。

商いで成功した おいや
立派な官職を得た おはんは よかが

士族仲間の多くは
食うに食えん暮らしをしちょっとに。

見過ごすことなどできん。

そいは…。

千代も ついてくっと言っちょっで。

私も 覚悟はできています。

今まで蓄えた財産を持っせえ

おいは 西郷先生と共に 世の…。

あ… うっ!
おい どげんした。

あ…。 あなた?
あ…。

くっ…。

おい!

ああ…!

ああ… あ…。

あっ…。

くっ…。
(速水)津右衛門!

(千代)あなた。
ああ…。

津右衛門! おい 津右衛門!
あなた!

津右衛門! あなた!
おい 津右衛門!

あなた…!

これは…。
毒殺だ。

ないごて あいつを連れてきた。

(鮫島)はっ。
大警視殿のご友人殺害の事件。

(福原)最も頼りになる
あん男の力を借りて解決せんと。

バカもんが。 わしが ここにおるじゃろが。

しかし 大警視…。

おっ…!

申し訳ありません。

ご主人は 碁を打っていたのですか?

はい。 速水様と。

津右衛門は 名人の腕前じゃ。

そいで 時々訪れては
2人して楽しんじょった。

今日も打っちょったところ…。

何かを口にされたのですね。
(においを嗅ぐ音)

茶節を飲んだあと
急に苦しみだしたんじゃ。

茶節とは?
薩摩ん料理よ。

主人の大好物だったのです。
それで 日に一度は飲んでおりました。

では…
それに毒が盛られてたということか。

その時の様子を
詳しく聞かせてもらえますか?

はい…。 一口飲んだあと
速水様とお話ししていたのですが

急に苦しみだして…

ある方を指でさしながら
倒れ込んだのです…。

ある方とは?

わしが説明してやる。

ここに 津右衛門は座っちょった。

ほいで 苦しみながら のたうち回り…

こげんして… 指をさしながら
前んのめりに倒れ込み…。

その方向には 何が?

わしじゃ。

向かい合って座っちょったでな。

うん?

まさか お前ら!?
あ~。

落ち着いて。

(速水)おい! 何じゃ!
(鮫島)大丈夫です。

(すすり泣き)

西郷が 鹿児島に戻ったことで
不平士族たちが不穏な動きをしている。

このままでは
明治新政府の行く末も危うい。

(勝)まあ そうだろうよ。

西郷が立つことになれば
戊辰の戦乱に逆戻りとなる。

だから そうならぬように
なんとか食い止めていただけぬか。

あの 江戸城無血開城の時のように。

(勝)はあ~。

フッ この俺に任せてくれるなら
まあ 話もつけてこようさ。

ただ その際

西郷の言い分 全て のむことを
約束してくれればの話だが。

全てとは?

まずは 大久保卿 あんたを筆頭に
政府のお偉方の総退陣だ。

かっ…。 話にならん!

それでは お引き受けいたしかねる。

よりによって
こん わしを取り調べるとは!

申し訳ございません。
そういう決まりになっておりまして…。

まあ 第一発見者でもあられもすし

そいに
あん指のさす方には 大警視しか…。

バカもんが!
申し訳ございません!

形の上だけですので ご勘弁を!
近隣の聞き込みによりますと

津右衛門は 財産をひそかに
ために ため込んでいたとか。

ですので 金目当ての犯行っちゅうこと
でしょうか?

お前ら!
申し訳ございません!

退却!

早く行け!
あ~!

バカもんが!

あの茶節は ここで この者が作りました。

ですが…。
私じゃありません!
私は いつもどおり…。

大丈夫です。 あなたや千代さんを
疑ってるわけではありません。

茶節の材料を見せてください。

みそと かつお節を…。
はい。

(においを嗅ぐ音)

お借りします。

うん?
お… ちょ ちょ ちょ ちょ…。

毒の実か?
恐らく。

これをお借りできますか?
警察で調べてもらいます。

はい。
それと…

速水さん以外で
事件の当日 この家を訪れた者は?

はい その日は 朝から出入りが…。
誰です?

大工の棟梁の勘八と 士族の天鬼様
そのお二人です。

勘八棟梁は 賭け碁の賭け金を巡って
以前に 主人とは もめていて…。

そげな 高額な金を賭けてか?

どうせ 負け続けた借金を そいで勝って
帳消しにするつもりじゃっどが?

か… かまやしませんでしょう?

断る。

(千代)そのことで
あの日 また来られて…。

それで?

主人は会わずに追い返しました。

その時 天鬼様と会っていたのです。
そのお人は?

天鬼様は 旧幕臣でいらして
主人と同じ頃 山林業を始めたのです。

でも 商売をしくじって無一文に…。

では その人も金の無心を?
はい…。

貸してくれぬか?

このとおりだ!

(千代)
哀れに思っていたのでございます。

ともに 昔は侍同士。 自分が成功したのは
運がよかっただけだと。

ですが
もうお金を貸すことをやめたのです。

全てを畳んで
薩摩に帰るつもりでしたので。

(ホラ貝を吹く音)

何だ?
祈祷が始まったのでございます。

うちの裏山で志呂足という男が
怪しげな祈祷をしているのです。

(祈祷)

キエ~ッ!

当日ではありませんが
前日に その志呂足という男も うちに…。

よく来るんですか?

はい。 しょっちゅう来ては
祈祷料を寄こせと…。

ですが 薩摩に帰るので
もうやらぬと言うと…。

ああ? お石様のたたりがあるぞ!
キエ~ッ!

いやはや~
金の欲にまみれたやつばかりだな。

その男も怪しい。

ここで何をしちょっとじゃ?

あっ もう釈放されたのでございますか?
当たり前じゃろが!

こん事件は こんわしが自ら受け持つ!

親友の敵は こんわしが討つ。

津右衛門さんは 全財産を持って
薩摩へ戻るつもりだったと

お聞きしましたが。

えっ?

私がお話を…。

西郷公のもとへ行かれようと
していたのですか?

ああ…。

西郷公を尊敬し 慕っておった。

囲碁も… 西郷公に教えてもろたと…

そいが自慢じゃったんじゃ。

ずっと あの局面のままに?

はい。 主人の最後の一局ですから。

(福原)では 奥様
台所を案内していただけますか。

どいた どいた。

<ところが その翌日 容疑者の一人が殺されたのでございます>

すると 何かい? その殺された男ってのは
大工の勘八だったのかい。

ええ。 しかも 名前の挙がったほかの2人
天鬼と志呂足に殺されたんです。

(2人)え~っ?

(虎之介)周りにいた者たちが
その場で両名を取り押さえ

速水殿 じきじきに
取り調べをしておられるようで。

全て神のお告げだ。

そんお告げで 勘八を殺したとか?

あん男は
独り占めしようとしたんじゃなかか?

津右衛門の財産を。

津右衛門殺しも お前らの仕業じゃろ。

津右衛門を殺し 隠し財産を
3人で山分けしようとしたんじゃな。

キエ~ッ!

長屋のもんが証言しちょ。

勘八と激しく口論しちょったとな。

そんなもん持って どこへ行くんだ。

こんな夜更けに。

何か気付いたんだろう? 言え!

何も知らねえって言ってんだろうが!

さては 独り占めしようっていう魂胆か?

うるせえ! 何してやんだ!

待て!

♬~

裏切り者が~!
うわっ!

キエ~ッ!

こいで殺したな。

武士ん魂をこげなことに…!

そんなもの 今は何の役にも立たん。

薄汚い裏切り者を殺すくらいにしかな。

くそっ!

あの野郎 せっかくうまくいったのに
隠し場所さえ言えばいいものを。

ほいじゃ
津右衛門殺しも認めるんじゃな?

ああ!

…ということでございます!

何だ まるで見てきたみてえだな。

でも その件は
速水様のお預かりなんでしょ?

そうなんですが
事細かに教えてくれる者がおりまして…。

おおっ では!
(小声で)し~っ! バカ!

(小声で)では 志呂足が裏山で
毒草から毒薬を? うん。

フフフ…。

そいを 天鬼が来ちょった時に
勘八が台所から忍び込み

みそのつぼに入れちょったらしい。

よし。 これも新十郎殿に報告だ。
おう。

けど おかしいわね。
何がです?

じゃ 何で 津右衛門さんは
いまわの際に 指をさしたんです?

下手人が その3人なら 指さした方には
別の意味がありませんか?

何だよ。
お前も 何か分かってきたじゃねえか。

うん。 謎解きは ここからかもしれねえな。

Something strange.

Something strange.

指をさしたのは 財産の隠し場所を
教えたかったからに違いない。

あっちじゃ! くまなく探せ!
(一同)はっ!

2人は中を。 残りは庭を探せ!
(一同)はっ!

くまなくじゃ! くまなくじゃ!
(一同)はっ!

♬~

ここにもありま…! あれ 大警視?
こっちじゃ。

ここにもありません!

くそが~ 一体どこじゃ。 探せ 探せ!
はっ!

♬~

ここまで探して ないとなると
もう このうちにはないのでは?

そのようだな。

勝はおるか!
出てこい!

(お兼)主人は不在でございます!

(お糸)お帰りください。

お前らも たたき斬られたいのか。
(お兼)いえ~!

♬~

勝の妻でございます。

夫は あいにくと留守。

何の用でござんしょう?

何?

私が代わりにお聞きいたします。

もし それではならんと
おっしゃいますなら

どうぞ

私をお斬りくださいまし。

出直しだ。
言っとけ! また来るとな。

行け!

あ~!

はあ~ 怖かった…。
はあ~。

(荒い息遣い)

ハハハハハッ
女だけで かえってよかったな。

何 言ってんですか! 今に どうなるか!

安心しろ。
そん時は この身に代えて 守ってやらあ。

いつも肝心な時には いないくせに…!

さて 素振りでもするかな。 このところ
とんと 体が なまっちまっていかん。

♬~

これが シチウというものか。

うまっ!

ありがとうございます。

お待たせしました。
シチウといいます どうぞ。

大好評です。 おいしいって?
みんな言ってます。

♬~

はい。
いらん。

どうぞ 食べてみて。
お金は要らないのよ。

おいしい?
うん! お姉ちゃん ありがとう!

♬~

ここに 行き場のない子供たちのための
救護所を作ろうかと思っています。

救護所?
おなかをすかせた子供たちが

お金の心配をせずに いつでも
安心して食べられる場所があったらと。

「富を授かった者の務め」を
果たしている。

あ… そんな立派なものではないですが…。

私は この明治で起こる
いくつもの事件を見てきて

今の世を なんとかしたいと
思うようになったのです。

全ては
新十郎さん あなたと出会えたから。

女の身で こんなことお話しするのは
はしたないことかもしれません。

ですが 私は申します。

私は…。

えっ…。

♬~

気にすることはないですよ。

新十郎さんは ちゃんと考えておいでです。
梨江さんのことを。

でも その前に
やるべきことがあるんです。

郷へ帰る?
はい。

私にとって
隠された財産など どうでもよいこと。

今はただ
心静かに夫の冥福を祈りたいのです。

優しい夫でございました…。

事業がうまくいかず
食うや食わずの暮らしをしていた時でも

いつも あの薩摩弁で

「何も 大丈夫
おはんは心配せんでよか」と

豪快に笑って…。

ですが… ただ一つだけ 心残りが…。

そいは…。

夫は 西郷様のお力になりたいと

その志が かなわなかったことだけが
悔しいのです。

さぞや… 無念だったことと…。

(すすり泣き)

♬~

(ドアの開閉音)

(浅野)ありがとうございました。
助かりました。

(お滝)お役に立てて よかったです。
ありがとう存じます。

ほう~ この手が見られるとは。

囲碁を打たれるので?
少々。

この手を何と言うかご存じですか?

えっ?

♬~

今回の事件は 津右衛門さんを
殺害した犯人は 既に捕らえられました。

ですが 一つ疑問が残っています。

それは
津右衛門さんの財産の隠し場所です。

手がかりは
死の間際に ある方向を指さしていたこと。

dying message.

その指は 向かいに座っていた

速水大警視を指さしていたかのように
見えました。

ですが そうではなかった。 では 何か?

これです。

碁盤?

正確に言うと囲碁の手筋です。

速水大警視殿
事件当日の対局を覚えておられますか?

いや そいどころでは…。

では 局面を遡ってみます。
囲碁は 陣地を取り合う勝負。

相手の石は 周りを囲えば取ることができ
取った分だけ相手の陣地を減らせる。

つまり 黒が取った この5つの白い石は
もともとは盤上にあったもの。

では 一体どこにあったのか?

囲碁の上手な方が見立てるには

もとは…

このように並んでいたはずだと。

なるほど。

さて そこに黒が
5つの白い石を囲い 取りに動く。

お~っととと…
なぜ白は ここに置いて邪魔しない?

わざと 取らせたみたいだが…。

そのとおり。 まずは 捨て石で餌をまき

それに群がってきたところにとどめを刺す
終局の一手です。

黒は ここに置き 5つの白い石を取る。

白は 取られて空白となった

この場所に打つ。

すると 黒は 次の打つ手がなくなり

形勢は一気に逆転する。

この手法の名は…

「石の下」。

津右衛門さんは その死の間際

焼け付く喉の痛みで声も出せぬ中
どうしても伝えたいことがあった。

それが…。
とっさに指さした碁盤の手筋

「石の下」。

なぜなら そこに津右衛門さんの隠した
財産があるからです。

犯人の一人 囲碁をたしなんでいる勘八は
それに気付いた。

恐らく 津右衛門さん殺害後

隠し場所の手がかりはないかと
忍び込んできた時に

事件当日のままにしてあった碁盤を
見たのかもしれません。

それで独り占めしようとして
仲間に殺された。

では 隠していた財産は…?

この近くに目立つ石はありませんか?

あっ 裏山にあります。

志呂足が祭っていた大きな石が。

こちらです。

あ…。

♬~

どういうことだ。

中には何もない。
誰かが持って逃げたとじゃ。

♬~

薩摩に帰る。 西郷先生のもとに行く。

しかと引き受けたぞ。

速水様が?

もともとは あいつの打った手だ。

気付いたんだ その意味に。

石の下…。

もしそうなら 大警視が
盗みをしたということになるんだぞ。

証拠はない。 あの場所に財産があった
というのも単なる推理だ。 それに…

千代さんも訴えないだろう。

亡くなったご主人が
なんとしてもやろうとしていたことを

誰かが代わりにやってくれるとしたら。

おい!
まさか こうなることが分かっていて…。

あの「石の下」というメッセージは
速水さんに向けたものだ。

自分の志を成し遂げてほしいという。

それでは 速水殿は
西郷さんと行動を共にしようと?

(ドアが開く音)
(因果)大変だ!

また西日本で
士族たちの謀反が起こりやがった。

何!? また!?
電信で いち早く伝わりました。

こりゃあ 急いで書かないと。

熊本で起こった神風連の乱
福岡で起こった秋月の乱に続いて

今度は山口だ。

<時代がまた 大きく動こうとしていました>

さあ大変だ! また起きた!

またまた不平士族の謀反だよ!

<明治政府から
冷遇されてきた士族たちが

ついに不満を爆発させ
各地で立て続けに反乱を起こしたのです>

示し合わせていたんだろう。

じゃあ 立ち上がった侍たちが
向かう先は…。

西郷のいる薩摩だ。

先生! 私とて侍の端くれ
その気持ちが分かります!

侍は身分を失い 最後には刀まで奪われ
政府に全てを剥ぎ取られたのです!

新しい世をつくるためだ。

しかし だからといって
今の政府のやり方は むごすぎます!

乱を起こした者ばかりか

それに少しでも加担した者たちさえ
極刑に処するとは…!

今のままでは 侍は皆 死んでしまえと
言ってるようなもの!

今は 内乱だけは
どうあっても起こしちゃならねえんだ!

そんなことになりゃ
虎視眈々と この国を狙ってる

西洋列強が必ず乗り込んでくる
この国を奪いにな。

大久保も必死で
なんとかしようとしてる。

だが これ以上 この騒動が長引きゃあ…
無理かもしれん。

じゃ どうすればいいんです?

(勝)西郷次第だ。

ふんっ! や~!

♬~

どうした 新十郎。

お手合わせ お願いします。
おわっ…。

徳川の世を終わらせ
明治の世の大本をつくったのは…

西郷と…。

あなただ!

俺たちは 新しい国をつくりたかった。

身分など関係なく 誰もが自由で
幸せになれる国をつくろうとしたのだ。

それが これか!

その新しい世が 打ち破られていいのか!

その犠牲となって死に

誇りを失ってうつむく者が
多くいるというのに!

どうして何もせず!
この事態に手をこまねいている!?

ああっ!

俺だって
何でも お見通しってわけじゃねえ。

まさか
これほどの勢いで時代が動き出すとは…。

今の世に 武士は もう必要ねえんだ!

だが それを分からねえ者たちが
多すぎる!

おめえもアメリカ帰りなら

これから日本が どう進むべきか
見通しがつくだろうが!

あ~! うっ!

♬~

お前さん なんとかならないんですか?
先生!

さすがの俺も 今度ばかりは
西郷を説得する自信がない。

動きたくても動けねえんだよ。

鹿児島に行く。

西郷と会ってくる!

♬~

天を敬い 人を慈しみ愛する。
Something strange.

ええ?
チェックメイト。

この男 先生のお命を狙っておる!

こいつは政府ん密偵じゃ!

♬~