[新]二月の勝者 -絶対合格の教室ー#01[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]二月の勝者 -絶対合格の教室ー#01[解][字][デ]

中学受験界に舞い降りた最強で最悪の塾講師、黒木蔵人。過激な言動で常に周囲を圧倒する。現代の中学受験のリアルを描き、そこに見えてくる家族問題や教育問題に切り込む。

詳細情報
出演者
柳楽優弥 井上真央 加藤シゲアキ 池田鉄洋 瀧内公美 今井隆文 加治将樹 住田萌乃 寺川里奈 西田尚美 水橋研二 岸部一徳 ほか
番組内容
桜花ゼミナール吉祥寺校に、黒木(柳楽優弥)が新校長としてやって来る。入塾説明会に集まった親たちに、「覚悟の無い者はこの場を去れ」と受験の厳しさを突き付ける。多くの親たちがショックを受ける中、黒木は全員の第一志望合格を約束すると断言。
一方、今日から正式に桜花の講師となった佐倉(井上真央)。黒木は講師たちにも容赦ない言動で圧倒。そんな黒木に振り回されつつ、佐倉の塾講師としての日々が始まる。
監督・演出
【演出】鈴木勇馬
原作・脚本
【原作】
高瀬志帆「二月の勝者-絶対合格の教室-」
(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
【脚本】
成瀬活雄
音楽
【音楽】
小西康陽
【主題歌】
「沈丁花」DISH//
(ソニー・ミュージックレコ-ズ)
【テーマソング】
「未来へ」NEWS
(Johnny’s Entertainment Record)
制作
【プロデューサー】次屋尚、大塚英治
【企画プロデューサー】高明希
【制作協力】ケイファクトリー
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 佑星
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  3. サッカー
  4. 歌子
  5. 子供
  6. 黒木先生
  7. 中学受験
  8. 合格
  9. 頑張
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  11. 全員合格
  12. クラス
  13. 信二
  14. 年生
  15. お父さん
  16. マスター
  17. 一葉
  18. 御三家
  19. 今日
  20. 紗良

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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「遊びたい盛りの子供が
必死で頑張って来た この1年

友達との楽しい時間も
テレビもネットも我慢させ

模試は常にトップ10。

完璧な状態で
試験に挑んだはずだったのに

娘の受験番号は
ありませんでした」。

「中学受験に まさか
こんなにお金がかかるとは。

4年生から有名塾に通わせるため
教育ローンを組みました。

しかし 息子が不合格となった今

多額のローン返済と
むなしさだけが残り

私は時給のいい
深夜のバイトを始めました」。

「夫は 子供の受験に
反対こそしなかったものの

ほとんど われ関せずで
私に任せっ放し。

なのに 不合格と分かった途端

落ちたのは お前の
遺伝子のせいだと言われ

我慢の限界を超えました。

夫とは離婚を決意。

慰謝料と養育費を巡り訴訟中。

完全に家族は崩壊しました」。

ここに書かれているのは ネットの
掲示板に寄せられた実際の声。

中学受験に挑んで
無残に散った…。

悲痛な叫びです。

(黒木蔵人) 皆さん

覚悟は できていますか?

中学受験をする小学6年生は

関東で 全体の約2割。

そのうち 第一志望に
合格するのは

3割といわれています。

日本はこれから 欧米諸国のように
経済格差が広がり

搾取する側と される側が
より顕著に分かれて来るでしょう。

聡明な皆さんは 既にその危機感を
抱いているからこそ

お子様の将来を考え
今日 この場所にいるはずです。

中学受験は甘くはありません。

覚悟の決まらない方は この場を
去っていただいて結構です。

(ざわめき)

(白柳) まぁまぁまぁ…。

え~ ご存じない方も
いらっしゃるようですが

黒木先生は あの

合格実績日本一の塾
ルトワックで

数々の伝説を
打ち立てた

10年連続No.1講師。

(白柳の声)
毎年 多くのお子さんたちを

御三家をはじめ
難関校に合格させて来ました。

(ざわめき)

(白柳) 今年度から 黒木先生を

桜花ゼミナール吉祥寺校の
校長に お迎えしました。

私は この場でお約束します。

私が皆さんのお子様たちを

第一志望校に
全員合格させます。

全員合格!?
全員!?

受験の本番は2月。

私と一緒に ここにいる全員で

二月の勝者となりましょう。

(佐倉麻衣)
<ここは 私の居場所じゃ ない>

<この時は まだ
そう思っていた>

<この男は 入塾説明会の直前

講師たちの前で宣言した>

<「10分もあれば
この場の全員を

入塾希望者に変えてみせる」と>

<そして 宣言通りに
この男は やってのけた>

(三浦一葉)
あっ あの… あの 先生!
はい。

(一葉)
あの うちは6年からの入塾で

その… 遅くないんでしょうか。

普通は4年生から始めるって
伺ったんですけど

今からでも
受験に間に合うんでしょうか。

もちろんです。

私が責任を持って
志望校に合格させます。

まずは ぜひ
体験入塾をご検討ください。

ありがとうございます!

素晴らしい。

<私が このモンスターに
初めて出会ったのは

この2週間前の2月1日

受験本番の日>

<まだ研修中の私は

受験生の応援に駆り出された>
おはようございます。

♬~

(拓馬) 桜花の先生ですか!?
ん? あっ そうだけど えっと…。

木下です!
あっ 木下君。

これ 電車の中で見てたら
分かんなくなって。

湿度の求め方って
どうやってやるんだっけ!?

湿度… あっ 理科か…
どうだっけな。

ウソ!? 他の先生は?
他の先生いないの?

落ち着いて 木下君
今 調べるから ねっ。

どうしよう これ出たら
どうしよう どうしよ~う…。

どうしよう! どうしよう!
どうやってやるんだっけ!

空気1立方メートルに含まれる
水蒸気の量÷

同気温での飽和水蒸気量×100。

水蒸気の量÷飽和水蒸気量×100。

じゃ… じゃあ この
水溶液の濃さの問題。

溶けてるものの重さを
水溶液の重さで割って…。

そう それに100をかける。

うん…。

大丈夫。

この学校は水溶液は出るけど
水蒸気の問題は出ない。

ありがとうございます!

あの…。

さっきは
ありがとうございました。

桜花ゼミナールの方ですか?

はい。

でも まだ研修中で さっき…。

桜花のやることは
私には全く理解できません。

は?
研修中の講師を

応援に送り込んで 受験生を
パニックに陥れるなんて。

人類を覚醒させるための

新しい実験か何かですか?

♬~

(橘)全員合格!なんて あんなこと
言い切っていいのか? 熱っ!

(歌子) うちのピンチを
救ったんじゃないですか?

あ?
(歌子) だって 今年の進学実績

ボロボロでしょ
御三家は全滅だし

校長も飛ばされて
親は みんな動揺してたし。

でも あんな大ボラ吹いて

とばっちり食うのは
こっちなんだぞって話よ。

(白柳) え~ 改めて紹介します。

吉祥寺校の新校長
黒木蔵人先生です。

そして もう一人

頼もしい助っ人が!

研修中だった佐倉麻衣先生を

今日から 正式に講師として
お迎えすることになりました。

先生は公立中学で
教員の経験もある即戦力です!

いや そんな
ブランクがありますので…。

まぁまぁ ご謙遜。

それでは先生 ご挨拶を。

はい。

研修を終えまして
今日からお世話になります。

私は
塾講師の経験はありませんが

子供たちの合格のために
一生懸命…。

もう結構です。

時間と労力の無駄ですので。

え?

ここにいる全員のデータは
全て頭に入っています。

吉祥寺校が
なぜ御三家に
一人も合格者を出せなかったのか。

皆さんのスペックを見て
よ~く理解できました。

いや ホント助かりました。

黒木先生のおかげで
保護者の不安も

吹き飛んだんじゃありませんかね

あなたでしたか。

はい?

「私のモットーは 情熱です!」。

それが 何か。

先生は 講師の一生懸命や情熱が
合格に必要だとでも?

合格のために最も必要なのは

父親の経済力と

母親の狂気。

この後行うオープンテストは
うちの塾生だけではなく

他の塾生や入塾希望者も
参加します。

つまり 新規顧客 すなわち

金脈をゲットする
最大のチャンスです。

以上。

行きますよ 一緒に。
え?

新6年生の教室です。

はい…。

あっ。

あの生徒は?
えっ?

あの生徒は どうなりましたか?

木下君… ですね?

合格しました。

覚えてらっしゃったんですね。

あの時は どうなるかと…。

ありがとうございました。

そうですか 合格しましたか。

はい。

それは よかったですね。

あなたの犠牲にならずに済んで。

はじめまして
受験生となる皆さん。

私は 君たち全員を

第一志望校に合格させるために
やって来た

黒木蔵人です。

(理衣沙) 誰?
(紫) 全員合格?

(佳苗) マジで言ってんの?
(智弘) ホントかよ。

(順)
いいかげんなこと言う大人って
信用できないんですけど。

いいかげん?

君は Ωクラストップの

島津 順さん。

全員 受かるわけないじゃん
第一志望に。

それは
あり得ないという意味ですか?

あり得ないよ
落ちるヤツだって 絶対いるって。

何だよ こっち見んなよ。
はぁ? 何 あいつ。

なるほど。

三浦さん。

そのサッカーボール
ちょっと貸してくれますか。

(三浦佑星) えっ。

私が このボールを手から離します
どうなりますか?

(王羅)
床に落ちるに決まってんじゃん。

そうですか。

(華鈴) そんなの常識じゃん。
(真千音) 絶対 落ちるよ。

では こういう考えがあります。

ボールは床に落ちる時

必ず まず
この高さの半分まで落ちる。

この考えは正しいですか?
間違ってますか?

(花恋) 別に 正しいんじゃない?
あなたはΩクラスのエース

前田花恋さん。

(勇人) エースだって
ウケるんですけど。

では 前田さん
半分まで落ちた後

ボールは また
残りの高さの半分まで落ちる。

次に また その半分落ちる。

この考えは正しいですか?

そりゃ
落ちる時に そうなるっしょ。

絶対ですか?
絶対だよ。

でも 考えてみてください。

この半分落ちる半分落ちるを
繰り返して行くと

ボールは いつまでたっても

床に到着することができない。

つまり 床に落ちるのは不可能だ
ということになりませんか。

しかし 実際にやってみると…。

ボールは床に落ちました。

頭で考えただけでは
不可能だと思っていても

実際にやってみないと分からない。

やってみれば
可能なこともあるんです。

あり得ないなんてことはない。

不可能を可能にする。

それが中学受験です。

♬~

それではテストを始めます。

♬~

<このテストを基に
クラス分けが行われる>

<もちろん その基準は点数のみ>

<小学生には
シビアで過酷な競争だ>

♬~

(歌子) あぁ… 今年の子たちも…。

(木村) 出来が悪過ぎますねぇ。

あんなこと言った黒木先生も
現実 見たんじゃね?っつって…。

佐倉先生 どうでした?

あっ でも 黒木先生
「全員合格させる」って

子供たちにも。

えっ!?
(木村) ホントに!?

(歌子) ブレませんね あの人。

6年生の この時期に

こんなに
点数 取れないものなんですね。

この時期の正答率なんて
こんなものです。

それよりも重要なのは
新規入塾者の獲得です。

第一志望校 全員合格を 繰り返し
子供たちにも伝えることで

親をその気にさせるんです。

親 すなわち スポンサーです。

この時期の入塾希望者は まさに
ネギを背負ってやって来るカモ。

金のなる木です。

♬~

(三浦信二) 佑星 行け!
佑星 行け! そのまま行け!

(信二) シュート…!

(一葉) すっごい先生が
校長になったんだよ。

(信二) うん…
もう2歩 前なんだよなぁ。

(一葉) この塾に入ればね
必ず合格させてくれるって。

え? いや あれさ あと2歩手前で
シュート打ったらさ

シュートコース 広がるんだよ。
ねぇ ちょっと聞いて 聞いてる?

佑星
どうだった? 今日のテスト。

何かさ… 全然できなかった。

えっ?

でも あの先生 「全員合格させる」
とか言っちゃって。

ほら ほらね 聞いたでしょ?
(信二) あ~ ほら もう

佑星 今 軸足 やっぱ近かったろ
今 ここだったろ 足貸してみ。

もうちょい これぐらい そう…。
もう…。

(信二) あ~ いいね いいね
そしたらさ PKの時にさ…。

(歌子)
佐倉先生 ごはんしてかない?

行きつけの おいしいお店があるの
好き嫌いない?

ないです!
あっ 行こう。

あっ ここ?
(マスター) いらっしゃいませ~。

(歌子) しんちゃん 日替わり2つ。
(マスター) いつもありがとう あら

新しい先生?
あ… 佐倉です。

しんちゃんです どうぞ!

ん?

あ~ ほっといたほうがいいよ~。

今日は おひとり様ボウリングの
やけ投げだから。

やけ投げ?

おぉ~。

(歌子)
まぁ 今年も校長になり損ねたし

家に居場所もないし。

そうだったんですか…。

(マスター) はい お待ち!
いただきます。

(歌子) ここの日替わり定食
最高なのよ~。

ボウリング場の一角で

こんなおいしいごはんが
食べられるなんて

ある意味 隠れ家でしょう?

夕食が遅くなる
我々 塾講師にとっては

強い味方なのよね~。

ん~…。
聞いてる?

(灰谷 純) さようなら
気を付けて帰ってください。

灰谷先生!

ありがとうございました!
皆さん

御三家 合格
おめでとうございます。

本当に先生のおかげです
あの 妹のほうも

4年生のクラスに
入塾させていただきましたので。

そうですか!

また一緒に
頑張って行きましょうね。

(母親たち) はい!

黒木先生。

先生は
幾ら金を積まれたんですか?

幾ら積まれたら

ルトワックの子供たちを
裏切ることができるんですか。

裏切る?

6年になったら 黒木先生に
教えてもらえると思って

頑張って来た子供たちは
どうなるんですか。

うちの子供たちを見捨てて

どうして あんな二流の塾に
移籍したんですか?

でしたら その子たちに
言っておいてください。

「桜花に来るように」とね。

はぁ…。

「スポンサー」とか「カモ」とか

もっと違う言い方
できないんでしょうか。

ねぇ~。

「父親の経済力」とか
言ってたけど

今どき 一家の大黒柱が
父親とは限んないわけだし

まぁ 時代錯誤よね。

知ってる? 黒木が どうして
ルトワック辞めたか。

しんちゃん ボトル。
はいよ。

橘先生 まだいたんですか?
あいつさ

何か やらかしたって噂が
あんだよ。

これですか? それとも こっち?
(歌子) あんた いたんだ。

ええ しんちゃん ビール。
(マスター) はい。

絶対 尻尾つかんでやるんだ
乗っ取られて たまるかいって。

そういえばさ 佐倉先生
中学校の教師だったんだよね?

いわゆる ヤメセン?

ええ まぁ…。

何で学校辞めたの? もしかして
リアルしくじり先生とか?

(歌子) ちょっと 橘先生!

しんちゃん お会計
橘先生のおごりで。

(マスター) OK! 橘先生
いつもありがとう! 1兆円…。

あんたのこと一生 恨んでやる

<桜花ゼミナールでは

クラス分けは成績順に 上から

「Ω」 「A」 「R」の
3クラスに振り分けられる>

はぁ~ 俺 変わんね。

♬~

佐倉先生には新6年生の
Rクラスを担任していただきます。

Rクラスは
成績が最下位のクラスです。

気負わずに カリキュラム通りに
進めて行けば OKですから。

えっ…
私がいきなり受験学年ですか?

はい。

あの…。

白柳社長が
お決めになったんでしょうか?

いえ 私が決めたことです。

何か?

いえ…。

<6年 Ωクラスは

御三家を目指す 成績トップの9名>

<担任は橘先生>

いいか? 御三家に合格するのに
必要なのは とにかく

努力と情熱 そして…。

橘先生。
どうした 花恋。

情熱の話は もういいんで
早く授業 始めてください。

うむっ! その調子だ。

<Aクラスは12名>

<桜花ゼミナールのボリュームゾーン だ>

(智弘) クッソ~!

(歌子) 柴田さん。
(まるみ) はい。

(歌子) 上杉君。
(海斗) はい。

惜しい! 2人ともΩクラスまで
あと たったの5点だよ。

は~い みんな 次のクラス替えで
Ω目指して頑張ろう!

(子供たち) はい!

<そして

私が担任するRクラスは10名>

こんにちは。

漫画は
教室に持ち込み禁止ですよ。

(理衣沙) いいんですよ 先生
これ 歴史漫画なんで。

漫画が全てダメとは言わないけど
これ

史実無視の恋愛漫画ですよね。

(理衣沙) あれ
この人 漫画の知識ある人だよ。

残念!

(王羅) 先生!
はい。

テキスト 忘れました。
お前 またテキスト忘れたの?

(着信音)
あっ すみません。

電源は切っといてね はい。

はい みんな聞いてください。

今日は最初に これ
テスト やってもらいます。

(子供たち) は~い。

♬~

<高いお金を払って
塾に来てるのに

これがRクラスの現実>

♬~

(一葉) えっ 偏差値40なんて
あり得ないかと…。

佑星 学校の成績
クラスで1番なんです。

今の成績だったら
有名大学の付属中 狙えるって

周りから勧められて それで今回
体験入塾 申し込んだんです。

佑星 どうなんですか?
本当に見込みあるんでしょうか。

先生…。
えっと… あの えっと…。

それは…。

全く心配いりませんよ お母様。

黒木先生!

中学受験塾の子供たちは

5年生までに 小学校6年間で習う
全てのカリキュラムを

学習し終えています。

その子たちと同じテストを受け

偏差値40取れる子は
そうはいません。

ホントですか?
はい。

首都圏で中学受験するのは
6年生全体の約2割。

ほとんどが
成績上位の子供たちです。

その中での偏差値40ですから

6年生全体の中で 佑星さんは

かなり優秀と言えます。

なるほど… そうなんですね。

でも もし 夫に

塾で最下位だっていうことを
知られたら 何て言われるか。

ご心配でしたら
お父様も今度 ぜひ ご一緒に。

ありがとうございます!

(リフティングをする音)

先生。

あの… お母さん 来てたでしょ。

何か言ってた? 怒ってなかった?

ううん そんなことないよ。

お母さん言ってたけど 学校の成績
クラスで1番なんだってね。

あぁ… うん。

サッカー 好きなんだ?

ボール
いつも持って来てるでしょ。

お父さんが 「毎日いじってないと
感覚が狂っちゃう」って。

お父さんが?
うちのクラブのコーチなんだ。

へぇ~
だから そんなにうまいんだ。

勉強も サッカーみたいに
頑張れるといいね。

えっ?

はい。

三浦君
今 サッカーに夢中みたいで

受験と両立できるんでしょうか。

ん~ 両立は正直 難しいかもね
6年からの入塾だと。

やっぱ そうですよね。

まぁ 一度 しっかり話し合って
どう納得してもらうかだね。

あの子にも 親にも。

フゥ…。

どうした? 大丈夫?

あぁ…。

また何か言われたの?
あの校長に。

どうして 私は
採用されたんでしょうか。

ん?

採用面接の時

私は間違いなく落ちたものだと。

どういうこと?

白柳社長が

ニコニコしながら
聞いて来たんです。

勤めていた中学校で
何があったのかとか

何で辞めたのかとか

痛い所をズバズバと。

それで全部しゃべらされて。

いいんです いいんです
どうぞ ご心配なく

塾では
勉強だけ教えてくだされば

いいですからね

私は その…

正直 言うと

塾なら もっと子供と距離を
置けるものだと思っていて…。

そっかぁ 距離ね~。

(あおい) 佐倉先生!
はい。

(あおい) 先ほど 三浦佑星君の
お父様から電話があって

佐倉先生を電話に出せって
お怒りで…。

え?

お父様は何と?

(あおい)
サッカーを続けさせたいから
入塾を断りたいそうです。

それで 今 お父様とお母様が
こちらに向かわれてます。

私は ちょっと
お迎えに行って来ます。

来ましたか
カモがネギを背負って。

は?

あなたが何をして怒らせたのかは
知りませんが

これはチャンスですね。

え?

ここが勝負どころです。

ATMから
金を引き出せるかどうか。

何ですか ATMって。

父親のことです。

ちょっと待ってください。

私は お金のためだけに
入塾させようとするのは

間違ってると思います。

では あなたは このまま
辞めさせたほうがいいとでも?

そうは言ってません。

では あなたは
どうするべきだというんですか。

私は…。

分かりません。

(あおい)
三浦さんがいらっしゃいました。

あなた 息子にプレッシャー
かけたそうじゃないですか。

えっ…。

あなたですよ
息子が言いだしました。

サッカーと勉強
両方 頑張るのはキツい。

だからサッカーをやめたいってね。

サッカーをやめたい?
(信二) はい。

勉強も サッカーみたいに
頑張れるといいね

えっ?

おっしゃる通りです。

残念ながら サッカーとの両立は
難しいと思います。

はぁ… だから俺は言ったんだ。

佑星に中学受験は必要ない
金だってかかるし。

大体 小6の伸び盛りの時に
サッカーを中断させることが

どれだけ もったいないか
お前には分かんないんだよ。

試してみて 気が済んだろ。

偏差値40だぞ
俺たちが思ってたより

ずっと 平凡だ。
だから それは…。

そうですね。

おっしゃる通り

佑星さんは平凡な子ですね。

あぁ?

しかし 一つだけ言えるのは

凡人こそ 中学受験すべきだ
ということです。

何言ってんだよ。

佑星さんは サッカーのプロを
目指すことも視野に?

いやいや まさか そんな…。
可能性がないことはない。

これからの努力次第だ。

でしたら 中学受験でも
同じことが言えます。

佑星さんなら
これからの努力次第で

難関校に受かる可能性を
持っています。

いやいや… 偏差値40でしょ。

これじゃ サッカー続けてたほうが
十分 可能性がある。

でしたら その可能性を

今から拝見させていただいても
よろしいでしょうか?

リフティング?

もしも 私に勝てば

今まで通り
サッカー三昧の毎日が送れます。

やりますか?
別に俺 サッカー三昧とか…。

絶対 勝てよ! 佑星。

こいつに恥かかせてやれ。

うん…。

佐倉先生 合図をお願いします。

よ~い スタート!

(信二) よしよしよし…
よ~し よしよしよし。

いいよ いいよ。

佑星 リラックスな リラックス
リラックス。

OK OK OK…
いいよ いいぞ いいぞ~。

そうそうそう! よしよし…
佑星 負けんな!

いつも通り! いつも通り!
リラックス リラックス。

いいね いいね いいね いいね!

もうちょい 粘れ粘れ!

粘れ粘れ!
行ける 行ける 行ける…!

佑星 負けんな… 佑星 負けんな!

よしよし もうちょい 粘れ粘れ…
もうちょい もうちょい!

粘れ粘れ! 粘れ…。

行ける 行ける…!

(リフティングをする音)

お父さん。
(リフティングをする音)

(リフティングをする音)

よく粘りましたね
教室へ戻っていいですよ。

ありがとう。

うん…。

平凡ですね。

サッカーの話です。

プロを目指すどうこうの
実力じゃ ない。

あんたなぁ!

全国の小学生世代
サッカー選手登録者数

25万3745人。

2020年 プロになった選手は

全カテゴリーで
204人。

つまり 小学生時点で
将来 プロになれる確率は

0.08%。

それが どうした!

一方 中学受験の受験者数
首都圏で4万694人。

最難関御三家の合格者数
男女合わせて1643人。

つまり

御三家に受かる確率
およそ4%。

その他 名門私立まで入れれば
およそ10%。

スポーツや芸術 音楽など

才能がものをいう分野は
本当に厳しい。

それに比べて 勉強は格段に
努力のリターンが得やすい。

そして 今の佑星さんは

その10%に入る
可能性を持っています。

これが 凡人こそ
中学受験すべき理由です。

そんなものは詭弁だ!

だったら
高校受験すればいいじゃないか!

サッカーの強い
いい高校を目指せばいいんだ!

そもそも なぜ

小6でサッカーを
中断させたくないのに

高校入試でサッカーを中断することを
良しとするのでしょうか。

中学受験をすれば
15歳の伸び盛りに

部活を中断せずに打ち込めます。

大学の付属校なら
18歳での中断もなし。

なのに なぜ 小6という時期に
こだわるんでしょうか?

それは…。
お父様

今が決断の時です。

この桜花ゼミナールで

お子様の未来のために
共に頑張りませんか。

俺は知らん! 帰る!

あなた!

このまま帰してしまって
いいんですか?

いいんです。

(ドアが開く音)

佑星 どうしたの そんなとこで。

リフティングに負けちゃって

お父さん がっかりしてない?

(一葉) ≪そんなことないわよ
早く入って≫

(信二) 佑星。

今日 頑張ったな。

お父さん…。

佑星 お風呂 沸いてるから
先 入ってらっしゃい。

分かった。
(一葉) うん。

置いとくね。

あいつも いつの間にか

大人になってたんだな。

うん…。

あの先生が言ったように

今は中学受験をさせたほうが

佑星のために
なるのかもしれないな。

うん。

サッカーも勉強も

やるのは佑星だもんな。

そうね。

よし…。

風呂 入って来る。

(一葉)
さっき入ったばっかりでしょ
えっ? ちょっ…。

(信二) 佑星! 父さんも入るぞ!

フッ…。

(あおい) ありがとうございます!
失礼いたします。

佐倉先生! 三浦佑星君の
お母様から正式に

入塾の申し込みがありました!

えっ ホントですか?
(あおい) はい。

何か?

いえ…。

よかったです…。

よかった?

その言葉は 全員合格してから
言ってください。

桜花の塾生を全員合格させる

それが我々の仕事です。

佐倉先生。
うん。

俺 サッカーは中学に受かってから
頑張ることにしたんだ。

うん よく決意したね。

黒木先生がね
俺に言ってくれたんだ。

あっ…

この答案は 解こうと粘ったのが
よく分かる答案です

えっ

スポーツか何か 長い期間
取り組んで来たものが

あるんでしょう

粘って頑張った経験のある人は
受験でも強いですよ

黒木先生の言葉がね
俺 すっごく うれしかったんだ。

(佑星) それにね…。
うん。

お父さんは
俺が自分で決めたことを

応援するって
そう言ってくれたんだよ!

そっか…。

♬~

(足音)

黒木先生。

申し訳ありませんでした。

先生は あの子の気持ちを
大切に思って

あの子の将来のことを
考えていたんですね。

ンガ!

ンガ。

やはり原始人なんですね。
え?

あなたは
何から何まで間違ってます。

は?

ここは
子供の将来を売る場所です。

将来を売る?

我々の仕事は 教育者ではなく
サービス業です。

でも 佑星君のお父さんは
黒木先生の言葉に心を動かさ…。

私は ATMである父親の心を
揺さぶったまでです。

学校のまね事がしたいなら

学校に戻ったらいかがですか?

あぁ~。

(マスター) なるほど ATMねぇ。

(歌子) 何 感心しちゃってんのよ。

(紗良) ただいま! お腹ペコペコ。
(歌子) 紗良ちゃん おかえり。

あんた こんな時間!
バイトだし。

もうちょっと早く帰って来て!

だったら
お小遣い もっとちょうだい。

うちのATMは営業時間外です~。

すいません 騒がしくて。

これ うちの娘なの
うちら 奥に住んでんのよ。

紗良です。

娘さん?
嫁の連れ子なの。

ママは死んじゃったけどね。

ごゆっくり~。

紗良! ちょっと
まだ 話 終わってないよ!

(紗良) 知らな~い。
(マスター) 待ちなさい!

(紗良) たまちゃん お疲れ。
(球予) 紗良ちゃん おかえり。

(白柳の声)
そうですか 原始人ですか。

言葉が通じない それは面白い。

失礼します。

(ドアを開ける音)

(歌子) ちょっと悔しいけど
お見事だったわね 黒木先生。

そうですね。

私 逃げてたんです。

え?

どうしていいか分からなくって。

実は私 中学で
ダンス部の顧問をやってたんです。

(歌子) うん。

キャプテンやってた子が
学年成績トップの子で

名門私立大付属高の特待生推薦を
受けることになって

願ってもない
最高のチャンスだったんです。

(佐倉の声)
ところが 推薦入試の日が

部員たちが目指していた
ダンス大会の決勝日と

重なってしまって…。

(佐倉の声) 優勝するためには
ソロパートでの

彼女のパフォーマンスが
絶対 必要だったんです。

でも 私は
彼女に試験を受けさせた。

彼女のいない決勝戦は
ボロボロでした。

あんたのこと一生 恨んでやる

それでも 私は

それが彼女にとって
一番の選択だって信じてたんです。

だけど…。

不合格の通知が届きました。

えっ 推薦で不合格?
どういうこと?

彼女の答案用紙には

私への抗議の言葉だけが
びっしり書かれてあったんです。

あぁ… あらららら。

<あの時
どうすればよかったのか

今でも答えが見つからない>

<あの塾は
私の居場所じゃ ない>

<私は そう思っていた>

<なのに
いつの間にか もう一度

前を向こうとしている
自分がいる>

<あの塾で

何か見つけられそうな
気がしている>

<それにしても あの口の悪さ>

♬~

ムカつく!

♬~