二月の勝者 -絶対合格の教室ー#08[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

二月の勝者 -絶対合格の教室ー#08[解][字][デ]

中学受験界に舞い降りた最強で最悪の塾講師、黒木蔵人。過激な言動で常に周囲を圧倒する。現代の中学受験のリアルを描き、そこに見えてくる家族問題や教育問題に切り込む。

出演者
柳楽優弥 井上真央 加藤シゲアキ 池田鉄洋 瀧内公美 今井隆文 加治将樹 住田萌乃 寺川里奈 金子貴俊 遠藤久美子 馬淵英里何 岸部一徳 ほか
番組内容
桜花を飛び出して島津家へ駆けつけた黒木(柳楽優弥)と佐倉(井上真央)。家の中は家具や調度品が散乱していて、その中にただ一人座り込む順(羽村仁成)の父・弘(金子貴俊)の姿があった。弘が言うには順と優子は家を出て行ったと…。その後、優子は弘との離婚を口にし、順の家庭は中学受験どころではなくなってしまう。そんなある日、佐倉は校長室で倒れている黒木を発見する……。
監督・演出
【演出】山田信義
原作・脚本
【原作】
高瀬志帆「二月の勝者-絶対合格の教室-」
(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
【脚本】
成瀬活雄
音楽
【音楽】
小西康陽
【主題歌】
「沈丁花」DISH//
(ソニー・ミュージックレコ-ズ)
【テーマソング】
「未来へ」NEWS
(Johnny’s Entertainment Record)
制作
【プロデューサー】次屋尚、大塚英治
【企画プロデューサー】高明希
【制作協力】ケイファクトリー
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 黒木先生
  2. 受験
  3. 先生
  4. 島津
  5. パパ
  6. 優子
  7. 開成
  8. 学校
  9. 子供
  10. 大丈夫
  11. お願い
  12. 海斗
  13. ママ
  14. 佐倉先生
  15. 自分
  16. 失礼
  17. 無理
  18. 偏差値
  19. 成績
  20. 島津君

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(大きな物音)
(島津優子) やめてよ!

(島津 弘) うるさい!
(ガラスが割れる音)

(通話が切れた音)

(佐倉麻衣) 先生!

♬~

♬~ (サイレン)

♬~

(警察官) 親子ゲンカのようです
父親を聴取しましたんで

01からは以上です どうぞ。

(チャイム)

(インターホン:弘) 開いてるよ!

(黒木蔵人) 島津さん。

(弘) あんたたち

順の塾の…。

島津君…。

順君は。
(弘) ここにはいないよ。

えっ 順君 無事なんですか?

ケガは?
ケガも何も…。

息子も家内も出てったよ。

暴れるだけ暴れてね。

そうでしたか。

ひどい暴力だろ?

だから

私が警察を呼んでやったんだ。

(優子)お願い! もうやめて!

(優子)お願い! やめて!
うるさい!

(島津 順)ママ!

泣き声

うあ~!

順…

お前~‼

(順)あぁ~!

親に手を上げたな!

謝れ

謝らないなら

警察に通報するぞ‼

パパ…

何言ってんの?

謝れと言っているんだ

じゃなきゃ 警察を呼ぶ

お前がやったのは
それほどのことだ‼

操作音

本当に かけるぞ

やめて…

やめて パパ…

操作音

呼び出し音

はい 110番 警視庁です

事件ですか? 事故ですか?
ほら… ほら 謝るんだ!

もしもし?
どうされました?

もしもし?

順… 行こう

え?

こんな家…

出て行くわよ

(黒木の声)
息子が暴力を振るいましたと

父親のあなたが警察に通報したと。
そうだよ。

自分がやったことを
分からせてやるためにな。

島津さん。
何だよ。

説教でもしようってのか。

俺は 誰よりも
あいつの将来を考えてる。

なのに あいつは

受験ってものをナメてんだよ。

大体 受験ってのは

勉強ってのは

苦しさに耐えてやるものだろ。

俺は 自分のやり方で
大学に合格したんだ。

あなたは
その苦しさを乗り切った。

ご立派だ。

しかし あなたが
大学受験したのは18歳。

順さんは 今 12歳です。

40キロそこそこの体重で

10キロ近い
勉強道具を背負って

毎日 塾に通ってるんです。

こんな重たい荷物を
欠かさず背負ってたんだなと

ひと言 掛けてあげることは
できませんか?

はっ… 何を甘っちょろいことを。

(メッセージの受信音)

黒木先生。

我々は これで 失礼します。

♬~

♬~ (エレベーターの到着音)

♬~

(あおい) あっ 先生!

お疲れさまです。

今 お母様を相談室に
ご案内したところです。

ご様子は?

取りあえず
落ち着いてらっしゃいます。

島津君は?
(あおい) Ωの教室に。

教室?
勉強がしたいというので。

♬~

(ノック)

(優子) 先生…。

すいません
ご心配お掛けしまして。

いえ。

家まで来てくださったそうで

申し訳ありませんでした。

お父様とも
少しですがお話しできました。

うちは… もう無理です。

受験も

やめようと思います。

(ドアが開く音)

佐倉先生。

島津君。

大丈夫だった?

はい。

よかった。

あっ 今 何か
飲み物 持って来るね。

ありがとうございます。

(優子の声) 目が覚めました。

夫とは…

夫とは離婚を考えようと思います。

すいません。

面談も すっぽかしてしまって。
いえ。

すいません…。

今日は
いろんなことが あり過ぎて…。

お母様。

今日は

失礼します。

少しお休みになっていただいて

改めて
お話しさせていただけますか。

はい。

♬~

♬~

今後のことは
お2人が落ち着かれて

よく話し合ってからが
いいと思います。

はい。
(エレベーターの到着音)

では。

はぁ…。

失礼しました。

家庭への介入は
これ以上できないと

あなたに
そう言ったばかりでした。

いえ… 誰だって あの状況で

島津さんたちを放っておくこと
なんかできません。

いえ

全て 私の未熟さゆえの行動です。

明日も親御さんたちとの
面談があります。

引き続き よろしくお願いします。
はい。

島津さんとの面談は
様子を見て 私が段取ります。

はい。

(着信音)

失礼。

ごめん ごめん
約束 破っちゃったな。

少し取り込んでて。

今からそっちに行って
問題集 作るから。

おはよう。
(静子) おはよう。

早いのね 起きるの
ゆっくり眠れた?

うん ぐっすり。

へぇ~ いつも 新聞読んでるの?

ん? あぁ うん 常識じゃね?

あら 知的好奇心ってやつだ。

アハハ…! 偉い!

おはよう。
おはよう。

優子も ごはん食べよう。
うん。

おはよう 順。

うん。

(順) いただきます。

(静子) 順は

自慢の孫だよ。

あっ この豚汁 うめぇ!

(橘) そうでしたか…。

島津 大丈夫かなぁ。

(木村) あいつは何があっても
へこたれたりしないって

思いたいですけどね。

(朽木) ちょっと
今回ばかりは 重いですね。

(橘) そうだなぁ。

正直 このところ あいつ
成績 落ちてるんだよなぁ。

家庭の そういう事情も
影響してるのかもな。

どうにかしてやりたいとこだけど。

(歌子) それは正直 越権行為。

塾講師の我々が
入っちゃいけない領域

…というのが常識。

黒木先生の 今回の島津家介入は
やり過ぎだと思うよ。

それは 黒木先生もご自分で
分かっていらっしゃって…。

気にされていました。

でも 島津君本人を
守ってあげることは

私たちがやっていいこと

やるべきことだと 私は思います。

(子供たち)
おはようございま~す!

よ~し 来たぞ! 怪獣どもが。

よし 今日も あいつらのために
頑張んないとな おはよ~う!

(乃里香)
智弘の成績から考えると

正直 もう早実の受験は諦めて

野球の強豪校から
選び直したいと思ってます。

それで 英泉大一中なんですね。
はい。

強豪校といわれる中高一貫校は

高校入学時に全国から
有望な選手をスカウトして来ます。

いわゆるスポーツ推薦入学です。

その枠で入学した選手で
ほぼレギュラーは埋まり

それ以外の選手は万年補欠

球拾いとなる可能性もあります。

(乃里香) えぇ?
そこで

スポーツ推薦枠がなく

ナイター施設や
野球環境の整った

文武両道をうたっている学校の
リストを作ってみました。

(渡辺譲二)
このまま成績も振るわず

中途半端にお金のかかる
私立に行かせるくらいなら

留学という手も
ありかと思っています。

なるほど。

これは海外協定大学推薦制度を
運営する組織に

加盟している学校のリストです。

これまでの第一志望校を
目指しつつ

併願校として検討してみては
いかがでしょうか。

普段から英会話を使いこなす
太郎さんには

ジャストな選択かと。

(渡辺真麻) はい!

(佐倉の声) いつの間にあんな資料
作ってるんでしょうね。

うん。

親御さんたちが
どんなこと言いだしても

即時に応えて

しかも 柔軟 的確。
うん うん…。

それで その一人一人に合った
学校を一覧リストにして

提示するんです。

そりゃ 命懸けてるって感じだもん
この仕事に。

どこかの誰かと違って。

常に子供のこと見てるし
考えてるし

将来のことまで見据えてるし。

あっ 桐谷先生 メシ行きません?

(桐谷) 僕 ちょっと まだ
採点が追い付いてなくて。

あぁ そっか。

私はこれから本部で行われる
校長連絡会へ行って来ます。

15時からの田中さんとの
面談前には

戻ってまいりますので。
はい。

では。

(橘) そして 毛利!

それでは 今週の
小テストランキングの発表な!

1位!

前田花恋!
(花恋) よっしゃ。

(橘) 2位 直江樹里!
(樹里) やりぃ~。

(橘) 3位は 村上一真!
(一真) よっしゃ!

(橘) そして 4位は 本多華鈴!
(華鈴) やった!

(上杉海斗) 先生。
何だ 上杉海斗。

島津は 休みなんですか?

うん? うん…。

今 感染症 流行ってるからな。

みんなも体調 崩さないようにな。

そうだ
この際だから言っとくけど

健康管理というものも
立派な受験対策の一つだぞ。

この話 今月で3回目だよね。
ねぇ~。

(橘) 全ての努力がパ~…。

あっ…。

(せき込み)
(亜蘭) 大丈夫ですか?

現在の利休さんの偏差値は55。

志望されてる2つの学校とも

5から7ポイント 差があります。
(利一) はい。

お父様の先見の明の通り

有栖川は
とても将来性のある学校です。

よって2月1日 午前は
ご本人の志望校を受験し

午後は確実な併願校を受験。

白星を握った上で

中盤以降に全力で有栖川に
チャレンジするのはいかがでしょうか。

こちらをご覧ください。

学校選びのポイントは
偏差値だけではありません。

志望校の過去問に
目を通してみてください。

目指している学校が どんな
お子さんを欲しがっているのか

その試験問題を通して
知ることができます。

(英治) はい。

(頼子) お疲れさまです。
お疲れさまでした。

(キーボードを打つ音)

(メッセージの受信音)

そうか 急ぎだったな。

♬~

♬~ ハァ ハァ ハァ…。

♬~

♬~ (物音)

♬~

♬~ (プリンターのエラー音)

黒木先生!

どうしたんですか 大丈夫ですか!?

黒木先生!
しっかりしてください…。

先生!

ハァハァハァ…。

大丈夫ですか?

あなたに頼みがあります。

はい…。

その荷物を…

スターフィッシュに
運んでもらえますか。

いや そんなことより
今すぐ病院に…。

私のことは放っておいてください。
いや でも…。

荷物を…。
え?

早く!

はい…。

(呼び出し音)

出て…。
(呼び出し音)

(灰谷 純)
気を付けてね さようなら。
(振動音)

(振動音)

佐倉先生?
(振動音)

はい。

はい?

ええ すぐに行きます。

ありがとうございました。

よいしょ…。

♬~

灰谷先生!
あっ 佐倉先生。

急に すみませんでした。
いえ。

今 処置室で点滴されてます。
あぁ…。

(医師) 灰谷さん。
あっ。

ちゃんと
食事を取ってないようですね。

過労だと思いますが
明日 一日は休養を取るか

入院されて様子を見たほうが
いいと思います。

そうですか。

ありがとうございました。

≪じゃあ 行くよ≫

(一同) お~!

(ティアラ)
これ 私のだ 名前 書いてある。
(オカリナ) 私のも!

(ガイアママ)
あっ ガイアのあるじゃ~ん。

(ガイアママ) 私のもある~。
(せいら) え~ 手紙も入ってる。

(紗良) みんな よかったね
黒木先生からの贈り物。

(オカリナ)
うわ~ 黒ちゃん ありがとう!

相変わらずですね 黒木先生は。

誰にも頼らず

人知れず黙々と仕事を…。

私は そんな黒木先生を尊敬し

憧れてたんですが…。

離れてしまってからは

むしろ何も言ってくれない態度が
腹立たしく感じられて。

つい あおり立てるような
言い方をして

追い回してしまいました。

その揚げ句
あの人に招かれたのが

あの塾でした。

何なんでしょうね
スターフィッシュって。

笑い声

おんぶして
僕も 僕も

私は そのまま受け止めました。

そのまま?

最初は あんなリラックスしてて
優しい表情の黒木先生

見たことないって
思ってたんですけど…。

子供たちと接する時の
黒木先生は

桜花でも同じだなって…。

粘って頑張った経験のある人は
受験でも強いですよ

これ作ってるの
中学生なんですよ

花恋の席
まだ空けて待ってるよ

上杉さんは いつか あなたの
ライバルになるでしょう

二葉女子学院
いいじゃないですか

あの先生

言ってることも やってることも

全て 全部が

子供たちのためなんだなって

そう感じました。

あぁ…。

時間も遅いし 佐倉先生は
どうぞお帰りください。

私は もう少し様子を見てから。
いや そんな 申し訳…。

申し訳ありませんでした。
何してるんですか!

ダメじゃないですか
横になってないと。

私は もう大丈夫です
どうぞお引き取りください。

(看護師) ちょっと黒木さん!
何やってるんですか。

まだ点滴 終わってないですよね。

明日は…。

♬~

♬~

ん?

佐倉先生!?
あっ…。

あっ! おぉっ…。

♬~

佐倉先生 山本さんの面談
どうされます?

黒木先生 まだいらっしゃって
ないようですけど。

ん~…。

お部屋は
押さえたままにしてあります。

大丈夫です そのままで。

(あおい) 分かりました。

佳苗さんご自身が熱望されている
鈴蘭女子を

諦めるのは早過ぎます。

(織江) でも 先生

佳苗は一度も 偏差値が
届いたことがないんです。

これは あの子に家で解かせた
鈴蘭の過去問の結果です。

3年分やらせてみましたが

合格最低点を
一度もクリアできなくて。

(織江) 泣いている
あの子を見るのも限界です。

でも お母様

合格ラインまで
あと たったの10点です。

「たったの」って…。

その10点を超える
秘策があります。

この数年

出題されていない
単元を捨てて

頻出する単元を
固めるんです。

出題傾向に合わせて対策すれば

10点増は 十分可能です。

それは
ヤマを張れってことですか?

もっと堅実な手段です。
はい?

鈴蘭は12月の説明会で

志願者に 今年の出題傾向の
ヒントを出すと

明言しているんです。

これは 追い込みの勉強の際に
大きな手掛かりとなります。

それだけではありません。

鈴蘭女子は 第一志望の受験者を
優遇する制度があります。

そして

佳苗さんと同じ偏差値で
合格した生徒は

7人中 6人います。

このまま
鈴蘭女子を第一志望校として

頑張り屋の佳苗さんと
走らせていただけませんか。

先生…。

♬~

ありがとうございました。
失礼いたします。

はぁ~…。

(歌子) 佐倉先生!

初一人面談 お疲れさま。

はぁ…。
大丈夫?

はい。

黒木先生がいらっしゃらないんで
私なりに…。

えっ? 黒木先生 来てるわよ
随分前に。

えっ そうなんですか?

うん ほら。

♬~

(優子) ただいま。
(静子) おかえり!

どうだった? パートの面接。

うん 雇ってもらえそう。

よかったね!

(静子) アハハ…!

順。

(順) 何?

ちょっといいかな。

(優子) しばらくは… このまま
おばあちゃん家にいるけど

私たちは パパと離れて

2人で暮らすつもりなの。

パパと離れるっていうことは

収入もなくなるっていうことだし。

(優子)
開成は パパが決めた学校だし

受験をどうするのか

志望校をどうするのか

もう一度 考え直さないと
いけないと思うの。

受験をやめてもいいって

ママは思ってる。

あの…。

もう大丈夫なんですか?

あなたも
なかなかの勝負師ですね。

山本さんに ヤマを張れだなんて。

聞かれてたんですか?

私なりに 山本さんにお伝えしたい
最良の方針を

お話しさせていただきました。

まぁ

私も同じアドバイスを
したと思います。

今後の山本佳苗さんの学習経過を
しっかり見守ってあげてください。

はい。

上杉さん いらっしゃいました。

分かりました。

これは お母様のご希望という
ことで お間違いないでしょうか。

(上杉麻沙子)
と おっしゃいますと?

海斗さんの偏差値は
60に手が届く所まで来ています。

ですが こちらに書かれてある
偏差値は どれも50台半ば。

既に合格判定は
80%となっています。

そのことでしたら

うちは子供たちの向き不向きで
無理させない方針なんです。

海斗はスポーツが得意なので

勉強で無理させたくないと
思ってます。

そうでしたか。

それで 海斗さん本人の希望と
合致してないんですね。

本人の希望?

はい ご本人にも この面談用に
志望校を書いていただいてまして。

これです。

これは…。

本当に
海斗が書いたんでしょうか?

はい。

♬~

陸斗。

どうして開成の問題集を?

(上杉陸斗) あぁ…。

家にあったから
ちょっと面白そうだなと思って。

あっ… ごめん ごめん。

この文字は海斗だな。

あぁ… そうかも。

この添削は…。

黒木先生。

♬~

(平松)
森先生 これ 授業割りズレてる。

あっ はい。

(頼子) あっ 島津君。

(順) 黒木先生。

島津さん。

先生に お話があって来ました。

えっ 順が?

そう
ちょっと塾に行って来るって。

(ドアを閉める音)

先生。

僕は 受験をやめます。

それは お母様と話し合って
決めたんですか?

ううん 自分で決めました。

そうですか。

私立に行くことになったら
お金がかかる。

ママと2人で生活してくなら

そんなのは贅沢だし。

自分の意思で
そう決めたんですね。

うん。

先生。

最後に ちょっと
見てほしいものがあるんです。

受験やめるって言っときながら
何ですけど。

開成の問題 めっちゃ考えてたら
急に ひらめいたんだ。

7分の1って
循環小数だってこと思い出して

小数点以下は 1・4・2・8・5・7
って繰り返すじゃないですか。

だから 1番目から6番目の
半径は それぞれ

1m 4m 2m。

ってことは
1つの周期の道のりは

それぞれに 3.14をかけて。

だから 答えは…。

♬~

鮮やか。

やった! 超うれしい!

はなまる 久々に もらえたわ。

さすが島津さん
鮮やかな解法を見つけましたね。

♬~

やっぱ最高だよね 開成の問題…。

こんな問題 出す学校に
チャレンジしたかったなぁ。

♬~

黒木先生。

島津君のお母様がいらしてます。

はい。

もしも経済的に私立への進学が
難しいとお考えなら

学費の格安な国立や
都立の中高一貫校もあります。

そういった学校も
ご検討いただいてはどうかと

思うのですが。
先生。

だからもう 俺は やめるんだって。

私は

この子が決めたことなら

わが家は そういうことで。

最後に もう一つだけ提案させて
いただけないでしょうか。

(優子) はい。

これを見ていただけますか。

これは開成中学の募集要項です。

ここを見てください。

(優子) 奨学金制度…。

もちろん 開成中学の他にも

奨学金制度のある中学は
たくさんあります。

その多くは 優秀な成績の生徒を
集めるための特待生制度です。

ところが 開成の奨学金は
他とは大きく違います。

成績で選抜される
奨学金ではありません。

もちろん そもそも 入試で
合格する必要がありますが

奨学金には
別の選考基準があります。

えっ…。

その選考基準は…。

年間所得218万円以下

または 給与収入
400万円以下の世帯の子弟。

そして 奨学金希望者は

入試出願前の
11月中に行われる

個別面談を受けていただく
必要があります。

開成で学びたいにもかかわらず
経済的理由から

それを断念しようとしている
学生のための制度です。

先生 それって…。

はい もしも
経済的に不安をお持ちなら

こういった制度もある
というご紹介をしたまでです。

つまり 経済的理由は

順さんが開成受験を
諦める理由には

ならないということです。

受験をやめるのは

経済的な理由もありますが

それだけじゃないんです。

受験は そもそも主人が…。

父親が

無理やりやらせていただけで…。

無理やり?

そうなんですか? 順さん。

無理やりってわけじゃないよ
ママ。

本当は…

本当は

自分の力を試したい。

俺 開成 受験したい!

順…。

それが 正直な気持ちなのね。

うん。

♬~

先生。

はい。

先生を信頼して
この子を預けます。

♬~

(歌子) 本人が望んで その上で

お母様がOKしたんだったら
いいんじゃない。

別に その制度を知って
離婚を考え始めたわけじゃないし。

でも 中学受験がもとで…。

たまにね 中学受験のせいで
家庭が壊れた

…とか言う人いるけど
言わせてもらえば

元々 壊れてたものが
子供の受験きっかけで

はっきりしただけのことよ!

あっ むしろ 家庭を見つめ直す

いいきっかけに
なってるんじゃない?

…と 私は思うけどね。

私たちは 親や家族とは違う。

子供たちのその後の人生に
責任を負うわけじゃ ない。

というか 関わりたくても
なかなか そうはいかない。

黒木先生は

そのギリギリの所を
ちゃんと分かって

子供たちや その親御さんたちと
向き合ってると

信じてます。

そうね。

(ノック)
失礼します。

あの これ 召し上がってください。

紗良ちゃんのお父さんに頼んで
作ってもらったんです。

食べるだけは食べてください
お願いします。

ホント 体だけは
気を付けていただかないと。

みんな黒木先生を頼りにしてます。

子供たちも 親御さんも…。

私も。

♬~

♬~ (ドアが閉まる音)

♬~

(海斗) 何か久々じゃね?

(順) あっ お前か。

どうしたの?

神様に お願い事でもあるわけ?

お前さ ここの神様 侮るなよ。

え?

ここは 俺の守り神。

(海斗) 守り神?

(順) 俺 小っちゃい頃から
願い事があると

いつも ここでお願いしてたんだ。
そうなの?

じゃあ お願い事でもするか。
え?

合格祈願ってやつ。

何?

何? 何だよ。

俺の願い事
とっておきの秘密だけど

声に出して言うわ。
え?

(かしわ手)

神様 お願いします!

俺にも 開成を
チャレンジさせてください!

無理だって分かってる。

でも 俺も
一番上を目指してみたい!

島津みたいに
てっぺん目指してみたい!

ママは 絶対
許してくれないと思う 今は。

でも 黒木先生は
きっと応援してくれる!

そうだな。

じゃあ 俺も。
え?

(かしわ手)

開成合格!

俺も海斗も

開成合格 お願いします!

開成合格!

俺も島津も お願いします!

(2人) お願いします!

♬~

(順) ≪パパ≫

パパ。

お前…。

何だ こんな所で。

パパを待ってた。

ここに来ること
ママには言って来たのか。

ううん 絶対 行っちゃダメだって
言われてるから。

(舌打ち)

早く帰れ。

ここへ来る暇があるなら
勉強しろ。

俺は…。

開成を受験する。

パパのためじゃ ない
俺が受けたいから受けるんだ。

俺が自分の力で合格したら

パパが間違ってたって
ママに謝ってほしい。

それまで 俺

パパに謝るつもり ないから。

♬~

そうですか
はい よろしくお願いします。

失礼いたします。

島津さん 明日から
授業に復帰されるそうです。

そうですか。

♬~

♬~ (エレベーターの到着音)

♬~