[新]相棒 season 20 #1[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]相棒 season 20 #1[解][字]

相棒シリーズ20作目!開幕!!
ついに動き出す黒幕…!
自殺した重要人物!捕まる冠城亘!?
特命係が国家権力の闇に迫る!!

◇番組内容
初回拡大SP『復活』
IT長者・加西周明の殺害容疑で東京拘置所に拘禁されていた元・内閣情報調査室職員・柾庸子が突然自殺。内閣官房長官・鶴田翁助による口封じを疑った特命係は、真相を突き止めるべく捜査を開始するが…ついには、亘が逮捕される事態にーー!さらに、かつて追い詰めた元内閣官房長官・朱雀武比古が仮出所していた事実を知り、朱雀を師とあおぐ鶴田の暗躍があったのではないかと睨む特命係は朱雀を直撃するが…!?
◇出演者
水谷豊 反町隆史
森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか
【ゲスト】相島一之、遠山景織子、織田梨沙、本田博太郎、石丸幹二 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/aibouNow
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Instagram】https://www.instagram.com/aibougram_official

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 柾庸子
  2. 自殺
  3. 冠城
  4. 鶴田
  5. 鶴田翁助
  6. 庸子
  7. 朱雀
  8. 仮出所
  9. 刑務官
  10. 杉下
  11. 先生
  12. 加西周明
  13. 冠城亘
  14. 間違
  15. 口封
  16. エンパイヤ
  17. 官房長官
  18. 七平
  19. 情報
  20. 内調

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(鶴田翁助)この度の
内調職員の暴走は

法治国家たる我が日本国の土台を
揺るがしかねない

許しがたき暴挙。

「公僕たる彼女の立場から言って
厳罰に処すべきと考えます」

♬~

(杉下右京の声)
正真正銘の殺し屋を雇い入れて

加西周明殺害を実行した。

命じた人物がいるはずです。

(柾 庸子)
あなたたちに お話しする事は

何もありません。

(杉下の声)なるほど…。

♬~

♬~

(三門安吾)頂戴します。

機密費というのは

常に1億ほど
準備されているそうですね。

こうして使っても
明日の朝には元どおりです。

それにしても腹が立つ。

はっ?

ああ ハハッ…
いや 先生の事じゃありません。

あの2人…。

こうして 先生にお金を渡す度

あの小癪な面が思い浮かんで
ムカムカする。

いえ 私もね

こうして機密費から補填頂くのは
心苦しいんですが…。

(鶴田の声)
ずうずうしいったら ないね。

そもそも
機密費から補填する筋合いなんて

これっぽっちもないんだ。

(栗橋東一郎)
濡れ手に粟の6億円が

消えてしまったわけですから…。
フフッ…。

逃した魚が巨大なのはわかるが
いじましい。

しかし いろいろ役に立つからね。

目をつぶろう。

♬~(ジム内の音楽)

♬~

(息を吐く音)

♬~

(中郷都々子の声)
前 うちのボスに

小さい箱 渡してたでしょ?

(都々子の声)あれ 何?

(加西周明)えっ? あれかい?

(都々子)そう。 あ~れ!

何? あれ。

フッ… よく知ってんね。

アンテナ張り巡らせてるから。

疲れるだろ
そんなの巡らせてちゃ…。

あれはね…。

切り札さ。

♬~

(杉下の声)仮出所?

(冠城 亘)2018年ですから…
3年前ですね。

待ってくださいよ…
服役したのは 確か 2006年。

上告棄却で
懲役18年が確定しました。

ところが 12年の服役で
仮出所となったわけですね。

服役して6年経過すれば
仮出所の申請 できますからね。

確かに ルールはそうですが…。

まあ 申請したところで
そう簡単に認められませんが。

ええ。

ましてや
懲役期間の66パーセントしか

消化してない段階での
仮出所なんて

よっぽど 何かないと。
何か…。

(朱雀武比古)いいかね?
閣議に出席できるのは

首相と閣僚と官房副長官と
内閣法制局長官だけだ!

ですから その中に
犯人がいるんですよ。

♬~

(朱雀)ほら ほら よし。

ほら もっと食え。

(朱雀)おーい! ここだ ここ!

(馬のいななき)

♬~

忘れずにいてくれたとは 光栄だ。

君は随分 印象が変わったな。
えっ?

亀山くんだったよね 亀山薫。

うっとうしいほどに
熱血漢だった覚えがあるが

うん 随分 落ち着いた。
うん いい事だ。

いい年して 情熱たぎらせてるのは
う~ん… 気持ち悪い!

あの… あいにくですが

亀山じゃなくて冠城です。
まあ 「か」だけ合ってますけどね。

そうなの? 亀山くんは?

もう 警視庁を辞めました。

あら。 どこ行っちゃったの?

サルウィン共和国に。

サルウィン…!

(朱雀)僕の仮出所に不服でも?

裏口じゃないかって。
ん? なんだって? 裏口?

今 飛ぶ鳥を落とす勢いの
鶴田翁助内閣官房長官が

裏から手を回して

裏口入学ならぬ
裏口出所させたんじゃないかって。

こりゃまた 見かけによらず
失敬だね 君は。

まあ そう言ってるの
杉下ですけどね。

そうか。 君なら言いそうだ。

何しろ 正規の手続きでは

およそ実現不可能な
仮出所ですからねぇ。

何か特別な力が
働いたのではないか?

そう思った時 鶴田官房長官の顔が
思い浮かびました。

青は藍より出でて藍より青し!

鶴田翁助だよ。

(冠城の声)まあ 確かに
優秀なお弟子さんですね。

あなたの薫陶を受けて
今の自分がある。

感謝してもしきれない。

何かのインタビューで
おっしゃってましたよ。

ああ それから 罪は憎むけれども
人は憎まないとも。

そう。 そりゃ本心に違いない。

そんな鶴田官房長官の

恩返しの一つだったのではないか
と思いましてね。

仮出所がかね?

ええ。 あなたを一刻も早く
獄中から救い出そうと。

持てる権力 駆使して
離れ業 やってのけた。

2018年 鶴田翁助が
官房長官に就任してまもなく

あなたは仮出所しています。

決して偶然とは思えませんがね。

う~ん…。

フフフフ… 相変わらず 下衆い。

(朱雀の声)鶴田が機密費か何かで

僕の生活の面倒まで
見ているのではないか。

そうだろ?
下衆の勘繰りついでに。

そうなら
とんでもない公私混同だね。

しかし その公私混同が
いくらだってできてしまうのが…。

(朱雀の声)官房機密費ってやつだ。

先ほど あなたは 鶴田翁助を

出藍の誉れであると評しましたが

官房長官としても
あなた以上だと?

ん?

いや 僕も 官房長官としては

なかなかのものだったと
自負しているし

まあ どちらが上下と
単純に比較はできないが

ただ一つ これだけは言える。

彼は 私と違って

女で
しくじったりはしないだろう。

フフフフフ…!

(杉下の声)確かに 鶴田翁助は

愛人と目される柾庸子に
土壇場で救われていますからね。

土壇場で愛人に裏切られて

逮捕された朱雀武比古とは好対照。

あながち
的外れな見解とは言えませんね。

朱雀の愛人って 誰です?

片山女史ですよ。

(冠城の声)片山雛子?

おお… 趣味悪…。
(朱雀)おーい! ああ…!

ちょっと待った! 聞き忘れた。

ああ… 小野田くんは元気かい?
警察庁の小野田公顕。

僕が よろしく言っていたと
伝えてくれ。

ご存じありませんでしたか。

小野田官房長は亡くなりました。

死んだ? いつ?

2010年ですから
あなたの留守中ですね。

病気か何か?

スマホなど お持ちであれば
検索してみてください。

わかると思います。

そう… いやはや
やっぱり 服役していると

浦島太郎になるんだねえ…。

杉下右京に 今さら会う義理など
ないでしょうに

わざわざ お会いになって
何を お話しになったんです?

(朱雀)「心配するな!」

「君の事は褒めたたえておいた」

何か困った事があれば
遠慮なく言ってきなさい。

力になるから。

(鶴田)「そうおっしゃって頂けると
心丈夫です」

しかし
小野田公顕が死んでいたとは…。

(朱雀)「驚いた」

君 ほら… 小野田公顕を
尊敬してたじゃないか。

はい。 私の中では

最も理想とする
権力者の一人でした。

あまり気は進まないが
官房長官のご命令だ。

♬~(ジム内の音楽)

(足音)

(雷太)うるさいな…。

(ドアの閉まる音)

どうして急に?

さあ?
そうなったとしか言いようが…。

ああ すいません。
そちらに座って待っててください。

ああ…。

接見禁止?

今日になって
急にそんな事 言い出してさ。

このタイミングで
どういう事でしょうねぇ…。

気になるなら調べてよ。

ご自慢の国家権力 駆使して。

君さ 少しは反省してる?
自分のした事。

もちろん。

私もしてるから
あなたもしなさいって

庸子ちゃんに言おうと思って
来たんだから。

♬~

(森安伸治)イタッ…。
なんだよ…。

うわっ!

(森安)俺らも面会できなくなった。

嘘。 先輩 担当弁護士なんだから
会えるでしょ。

いくら接見禁止だって
弁護士まで排除できないもの。

(森安)接見禁止措置は関係ない。

俺らが面会できなくなったのは
おととい接見した時

当分 面会は無用って
本人から言い渡されたからだ。

(森安)我々の弁護に
何か ご不満でも?

いいえ。
ちょっと思うところあって。

庸子ちゃん そんな事 言ったの?
うん。

まあ クライアントの要望じゃ
仕方ないだろう。

柾庸子 どうかしました?

接見禁止措置は あなたの一存?
それとも 上層部からの?

まあ 予想どおりの反応でしたね。
ええ。

(階 真)言っとく。
警視庁の出る幕じゃないよ。

(小出茉梨)
ああ… いらっしゃいませ。

やあ… 君たちか。

これは どうも。
その節は。

常連なんだってね。
さっき 小手鞠から聞いたよ。

女将さん いつもの。
僕も お願いします。

はい 先生 どうぞ。

少々お待ちくださいね。

彼らはね 僕のとこでも
なかなかの常連なんだよ。

僕のとこっていうのは
官邸の官房長官室。

あらま そうですか。
ここは庶民の憩いの場ですから

先生には いらっしゃらなくて
結構ですよと申し上げてたのに。

うん 僕も政界を引退してから

ゆっくり来ようと
思ったんだけどね

それまで
この店が持つか不安でね。

はあ?
ハハハハ…! 嘘だ 嘘だ。

どうしても
我慢できなくなってしまったんだ。

長居なさらないでくださいね。

先生 それなりに お顔が
売れてらっしゃるんですから。

内閣官房長官なんていうのが
いたら

お客様 逃げちゃいます。

聞いたかい?
「なんてのが」呼ばわりだ。

ハハハハハ…!

♬~

小耳に挟んだんだが
柾庸子の事 調べてるんだって?

(茉梨)お待ちどおさま。

何が知りたい?

聞いたら
教えて頂けるのでしょうか?

僕は
大概の事は知っているからね。

手間が省けるんじゃないかな。

それじゃ お言葉に甘えて。

柾庸子に突然 接見禁止が出たのは
どうしてですか?

明日の朝 公表する手はずに
なっているんだが

多少のフライングは よかろう。

常連のよしみで教えてあげる。

柾庸子は死んだ。

死んだ?

自殺だ。

拘置所にとっては
とんでもない不始末だよ。

自殺したのは いつですか?

25日の未明と聞いている。

我々 その日 拘置所へ行ったら

急に 柾庸子が接見禁止になった
って聞いて…。

つまり すでに死亡して存在しない
未決拘禁者に対して

接見禁止を出した
という事ですね?

感心はしないが 面会希望者を

シャットアウトするための方便
という事で

一定の理解はしている。

明日の朝って事ですけど

なんで もっと早く
公表しなかったんですか?

この件について

速報で世間に伝える事に
どんな意味があるというんだ?

「自殺しました。 以上です」。
それじゃ 話にならんだろう。

公表にも それなりの配慮が
必要だという事だ。

多少は わかってもらえたかな?

やたら うたぐり深い
警察官の鑑のようなお二人さん。

♬~

(携帯電話の着信音)

嘘だろ…!

♬~

(出雲麗音)おはようございます!

見ました!?
(伊丹憲一)ああ。

(芹沢慶二)まさに 寝耳に水だよ。

(衣笠藤治)実況見分は
地検の刑事部がやったという事か。

(中園照生)はっ。 拘置所としても
騒ぎ立てたくないという思いで…。

(内村完爾)だからといって

身内を使うという了見が
気に入らん。

本来なら 我々に
報告があってしかるべきです。

警察が出動して
実況見分を行うべきだ。

それが…。

デュープロセス。

いかにも! 社会正義を担う者

公明正大かつ厳格であるべきです。

そう思わんか?
は… はあ…。

デュープロセスじゃ
社会は うまく回らない。

融通を利かせ合うのが
社会の知恵だ。

いい年して
なんでもかんでも噛みつくな。

(角田六郎)一切
悪びれる事もなかったようだが

ふと我に返ったら
死にたくもなるだろう。

先を考えたら 絶望的だもんな。

それなりの立場にいた人間ならば
なおさらだ。

いや 自殺を正当化しようなんて
これっぽっちも…。

罪を償わずして死ぬなんてのは
いかん。

とはいえ 心情的にはな…。

あっ そうだ。

彼女 どうしてるかな?

(呼び出し音)

もしもし?

気安く かけてくんじゃねえよ!

(電話が切れる音)
あっ…。

これは 失礼しました…。
どんな具合でした?

ああ…
ご自分で かけてみてください。

誰だよ? 誰にかけたんだ?

(青木年男)おはようございます。

おう おはよう。
おはようございます。

おはよう。

口封じだな。

えっ? 口封じって?

柾庸子ですよ。
死んだの ご存じでしょ?

いや だから 口封じって

柾庸子は自殺じゃなく
殺されたって事か?

ええ。

何か出たのかな?

ゆうべの今朝で何も出るか
馬鹿たれ!

だって お前
口封じって言うから…!

可能性を述べたまでだ!

貴様も
柾庸子の自殺を疑ってるから

死亡状況について情報ないかって
俺に頼んだんだろ?

でしょ?
自殺というのを

うのみにしていないのは
間違いありませんが

だからといって
口封じとまでは…。

何 弱気な事 言ってんですか。
杉下さんらしくもない。

彼女が生きてる限り 鶴田翁助は
枕を高くして眠れないんだから

手を回して 殺しちゃったに
決まってますよ。 フフフ…。

お前 物騒な事 軽々しく
しかも 楽しそうに言うな!

だって ワクワクしません?
こういう陰謀論。

あっ でも 僕は

この2人の気持ちを
代弁してるだけなので。

はい もう帰れ。

なんだよ! 見たくないのか?
何を?

集めろって言うから
集めてやった情報をだ。

だって お前
何も出なかったって…。

俺を見くびるな 冠城亘。

「口封じの情報は何も出なかった」
って言ったんだ。

逆に 自殺を裏付ける情報なら
あるぞ。

(キーボードを打つ音)

お前 地検のサーバー
ハッキングしてんのか?

東京地検刑事部の
ファイルサーバーだ。

ハッキングは やばいだろ…。

行政機関へのサイバー攻撃を
未然に防ぐため

我々は 日夜 戦っています。

システムの
セキュリティーホールを

発見するのも その一環。

こうして 今回は
地検刑事部のシステムに

致命的な脆弱性を
見つけた次第です。

(角田)詭弁を弄するな。

(青木)詭弁も駅弁も何も
ぶっちゃけ

データを盗み出したりしたら
やばいですけど

これは 単に のぞいてるだけ。

目くじら立てるほどの事じゃ…。

(青木)ああ そうさ
俺は のぞき魔さ。

でも その のぞき魔の
上前はねてる貴様らはなんだ?

僕の事を不当に非難するなら
もう見せない。

おっと…。

(鐘)

(柾 七平)都々子か?

(七平)なんだ?
その馬鹿みてえな格好。

都会の色に染まったの。

(七平)突然だ。

死んだから引き取りに来いって
連絡あってよ。

取るものも取りあえず
駆けつけたさ。

(都々子の声)会ったの?
庸子ちゃんに。

(七平の声)
ああ チラッとだけど…。

(七平)庸子…。

庸子…!

法務省の職員だかなんだかに

遺体のまま運ぶかって
聞かれたけどよ

費用 こっち持ちだって
言うじゃねえか。

馬鹿になんねえし

向こうで燃やしてもらって
お骨で持って帰ってきた。

和尚にお経上げてもらって

今 あの中で
兄貴と姉様と一緒に眠ってる。

(都々子)お葬式とかは?
(七平)んなもん…

人殺しの葬式なんか
誰も来ちゃくんねえ。

(都々子)推定無罪って知ってる?

裁判で刑が確定するまで
無罪なの。

だから まだ 庸子ちゃんは
人殺しじゃないの!

わかった?

さすがに 口封じっていうのは
勘繰りすぎ…。

まあ 確かに 自殺したって
不思議はないんだから。

むしろ それが自然…。

しかし 青木くんの言うように
柾庸子が生存している限り

鶴田翁助が枕を高くして眠れない
というのも事実。

あの鶴田なら
暗殺ぐらいやってのける。

まあ 実際
加西も そうしたわけだし…。

僕は 朱雀武比古の

「鶴田は 女でしくじらない」
というのを

女性を見る目がある
というのではなく

最初から 相手に全幅の信頼を
置くような事はしない

という意味に理解しました。

用心深い。
良く言えば。

猜疑心が強い。

その表現のほうが
しっくりきますね。

まあ どちらにしたって
必要とあらば 容赦なく消し去る。

それほど 残忍で
冷徹な人物だという事ですよ。

♬~

(解錠音)

♬~

(解錠音)

(鶴田の声)盗難に遭った?

(三門)盗難以外に
考えようがなく…。

(鶴田)大変な事だとは思いますが

なぜ あなたが血相を変えて
それを報告に来られたのか

そこを まず
説明して頂けますか?

盗まれたのは
加西周明からの預かり物です。

(三門)朱音静の買収に
動いていた頃でした。

これを うちで?

預かってよ。

拝見しても?
いいよ。

保管料 たんまり払うからさ~。

(三門の声)鍵を預かってほしいと。

ハハハハ…!

鍵?
(三門)その正体のわからない鍵が

もしも 官房長官の足を
引っ張るような代物であったら

一大事です。

まず お耳に入れて
ご判断を仰ぎたいと思いまして。

なるほど…。

やはり あなたは聡明だ。

どうでしょう?

この件 しばらく
私に預からせて頂けませんか?

君のほうから気安く連絡もらえて
感激したけど。

とりあえず 皮肉言わないと
気が済まないタイプ?

お願いとは?

調べてくれない?

部屋の鍵?

どこの部屋か探してほしいの。

なんで?
教えない。

なら お断り!

後悔するよ?

加西周明の持ち物なの。

はい?

それ以上は言えない。

最後のチャンス。

♬~

わかった。 もういいよ。

(操作音)

(栗橋)盗み出したのは

エンパイヤ・ロー・ガーデンの
元イソ弁 中郷都々子で

間違いないと思います。

朱音静買収の窓口やってた
弁護士だっけ?

(栗橋)加西周明 朱音静

双方の代理人として
動いていましたが

倫理規定違反を
あの2人から追及され

辞職しました。
(鶴田)うん…。

(鶴田)それはそうと

これ
防犯カメラの映像じゃないよね?

三門先生のオフィスには
防犯カメラはありません。

内調が 三門先生のオフィスに

隠しカメラを仕掛けてた
って聞いたら

先生 気を悪くするかな?

間違いなく。

ハハハハハ…!

いや だけど そのおかげで

こんなに早く
鍵泥棒が発見できたんだから

感謝されてもいいよねえ。

警察なんかより
ずーっと早かったと思うよ。

しかも
決定的瞬間まで押さえてさ。

(栗橋)隠しカメラの存在は
隠し通すべきかと。

隠しカメラだけに
隠しておかないとね。

ハハハハ…。

(2人の笑い声)

しかも 今

鍵は 中郷都々子の手元には
ないようなので。

えっ? どこにあるの?

♬~

何やら
良からぬ物体が接近中です。

…ん?

(杉下・冠城)おはようございます。

(大河内春樹)まもなく
エンパイヤ・ロー・ガーデンから

盗難届が出される。
何か言いたい事はあるか?

いえ 何も。

お前 エンパイヤ
よく知ってるよな?

まあ…。
遺恨もある。

はあ…
まあ なくはないですけどもね。

だからって… 見損ないました!

えっ?
詳しい話は 別室で聞く。

おとなしく同行しろ。

待ってください。
聞いていますと 冠城くんが

エンパイヤ・ロー・ガーデンから
何かを盗み出したと

疑われているようですが。
そのとおりです。

何を?

鍵だ! とぼけるな!

これな。

いつものように
詳しい事情も語らず

その鍵の部屋を突き止めたいから
何か手掛かりないか調べろって

傍若無人に渡された鍵が

まさかの盗品。

下手人は貴様。
恥を知れ 冠城亘!

鍵を君に渡したのが
冠城くんだったとして

それが どうして

彼が盗み出した事に
なるのでしょう?

動かぬ証拠があるからですよ。

(伊丹)冠城が鍵を盗み出す
決定的瞬間を捉えた映像です。

ちょっと… 嘘!?

それが持ち込まれた時
とても信じられなかった。

けれど 間違いなく 貴様だ。

それで 率先して
鍵を預かっている事を報告した。

悪く思うな。
僕は共犯者じゃない。

善意の第三者だからな。

悪ぶったり
調子にのったりするけど

根っこは正義感の塊だと
今日の今日まで思ってた!

見損ないました!
ちょ… ちょっと待ってください。

僕も見損ないましたね。

近頃 何やらコソコソ。

気にはなっていましたが
盗みとは 驚き桃の木。

一体 君の目的は なんですか?

言えるもんなら
言ってごらんなさい!

黙秘します。

黙秘? 結構。 当然の権利です。

先ほど
まもなく盗難届が出されると

おっしゃいましたが

わざわざ 先方から
予告があったという事ですか?

情報をよこしたのは 内調です。

加西周明に関する
一連の事件を受けて

エンパイヤ・ロー・ガーデンは
監視対象になっていたようです。

つまり 監視中に察知した
先方の動きを

事前に知らせてくれた
という事ですか?

現役警察官による
窃盗という恥ずべき行為

可及的速やかに対処すべし
という事でしょう。

善意で知らせてくれたの
でしょうかねぇ?

ご承知のとおり 内調は

トップの内閣情報官を筆頭に

警察庁からの出向者が多く

霞が関では 警察庁の出先機関と
いわれているぐらいですからね。

今回の情報提供が善意かどうかは
さておき

身内の不祥事を
しっかり鎮火しろという事だと

理解しています。

なるほど。

冠城亘の単独犯だとは
思えませんがね。

共犯 窃盗を教唆した人物が
いるはずです。

ごく身近にね。

しかし 正直
この件 ボヤで済ませたい。

大火事にならないように
身を慎んでください。

♬~

(青木)どこからどう見ても
冠城亘です。

フェイクの可能性は?
ディープフェイク。

(青木)真っ先に解析しましたが
フェイク判定は出ませんでした。

フェイクの判定ができない以上
本物となりますねぇ。

♬~

(栗橋)「たった今
官房長官のご指示どおり

エンパイヤ・ロー・ガーデンが
盗難届を出したようです」

そう…。

(鶴田)例の映像は?

「事前に 内密で
警視庁に提供致しました」

これで 盗まれた鍵も
速やかに戻るね。

しかし…

あの お嬢ちゃん弁護士

なんだって
こんなまねしたんだろうね?

♬~(店内の音楽)

♬~

1人?

…トイレ?

1人です。

1人となったら
個室に呼びつけるなんて

見た目と違って やばい人?

外で会うのが
はばかられたものですからね。

どうして?

用心に越した事ありません。

♬~

さすがに盗品と知っては
我々も動きようがありませんよ。

ばっちり映ってんの?

ええ。 あなたの犯行が。

用心したんだけどな…。

捕まえる? …よね?

場合によっては。

有無を言わさず
捕まえるつもりならば

1人で こんな所に
呼び出したりしませんよ。

抱かれれば見逃すとか?

はい?

そういうので融通利かす警察官
結構いるでしょ?

いいですか。

君は どこかのネジが1本
緩んでるような気がします。

外れてしまわないうちに
ぜひ メンテナンスをね。

なぜ 鍵を盗み出したのか

まずは それから
聞かせてもらえますか?

(都々子の声)前 うちのボスに

小さい箱 渡してたでしょ?

あれ 何?

えっ? あれかい?

(都々子)そう。 あ~れ!

何? あれ。

フッ… よく知ってんね。

アンテナ張り巡らせてるから。

疲れるだろ
そんなの巡らせてちゃ…。

あれはね…。

切り札さ。

(杉下の声)切り札ですか…。

それだけで 詳しく知らない。

詳しく知りたいから 頼んだの。

知って
どうするつもりなんです?

悪い事する奴って
誰の事も信用しないでしょ。

いつ裏切られるか わからないって
用心してるはず。

自分が いつでも裏切るから
相手もそうだと思うんだよね。

だから 「切り札」っていうのは

窮地に陥った時の
逆転の一手じゃないかって思って。

それって 蜜月状態にあった

鶴田翁助に
向けてのものじゃないかって!

相手は 時の権力者だもん。

丸腰で付き合うわけないよ
あの加西周明が…。

言い方を変えれば
加西の言う「切り札」とは

鶴田翁助の弱点である
可能性があると?

うん…。

仮に そうだとしたら

あなたは その切り札を
どうするつもりなんですか?

鶴田翁助との交渉に使う。

庸子ちゃんの おかしな行動の訳
知りたいの…。

鶴田なら
きっと 何か知ってると思う。

もう 本人に聞けないから…。

おかしな行動とは?

何もかも全て!

…ごめん。 落ち着く。

あんなに あっさり
殺人教唆を認めるなんて

思わなかった。

だって 実行犯の殺し屋すら
捕まってないんだから

その気になれば いくらだって
言い逃れできたはずだもん。

それをしようとしないなんて
庸子ちゃんらしくない。

罪を1人でかぶろうとしたのも
気に食わない。

一歩譲って

組織防衛のため
内調を守ろうとしてなら

まだ理解できなくもないけど…。

鶴田を守るためなんて
あり得ない。

あり得ませんか…。

『フォトス』とか一部で

庸子ちゃんと鶴田が
愛人関係にあったとか出てたけど

そんなウェットな関係じゃないよ。

肉体関係は
あったかもしれないけど

庸子ちゃん
男に溺れたりなんてしないもん。

身を挺して
男を守ったりなんてしない!

そういう女じゃないの。

そうですか。

で おかしな行動の最たるもんが
自殺…。

絶対にしない…。

言いきれますかねぇ?

捕らわれの身というのは
想像するよりも ずっと過酷です。

外にいた頃の精神力が
保てなくなっても

不思議ではありませんよ。

庸子ちゃんは
そんな柔じゃないの!

したたかで しぶといの!

物心ついた頃から ずっと一緒の
私が言うんだから間違いない!

しかし 事実 死んでいる。

仮に 自殺でないとするならば…。

殺されたんだよ。

♬~

(麗音)今 取り調べ中です。
勝手に入られちゃ困ります。

彼は 犯行を自供しましたか?

自供どころか ひと言も。

往生際が悪いですねぇ。

映像を見ました。
間違いなく君です。

君の犯行です。

ただちに罪を認めて
とっとと拘置所へ行きなさい!

そして 君は
君のすべき事をなさい!

♬~

万事休すか…。

わかりました。 俺がやりました。

調書 取ってください。 逮捕状も。

(益子桑栄)部長が
検察から取り寄せて

精査しろっていうんで
したけどさ。

それより… フッ…。

冠城亘 どうしちゃったのさ?

魔が差したとしか
思えませんねぇ。

♬~

♬~

♬~

よほどの事情通に取材したと
見受けられますねぇ。

広報課で入手したものでしょうか。

(社 美彌子)ええ。 発売は明日。

内調の仕業でしょうか。

間違いない。

メディアを使って
世論形成するのは常套手段。

子飼いのメディアもあるし。

(甲斐峯秋)そもそも
冠城くんが鍵泥棒なんてのは

にわかに信じられんのだがね。

(甲斐)今 君ら
何をたくらんでるんだ?

加西周明の件が
継続中なのは わかっています。

その最終目標が 内閣官房長官
鶴田翁助だという事も。

当然 冠城亘 逮捕送検も

その目標達成のための
行動ですよね?

…とすれば
相変わらず むちゃが過ぎる。

上司として命じる。

何をしてるのか言いたまえ。

嘘偽りなくね。

今回 向こうが仕掛けてきた
ディープフェイクにのっかって

柾庸子の死について
調査しているところです。

(美彌子)柾庸子の?

自殺というのは
どうも腑に落ちません。

(甲斐の声)冠城くんの映像を
僕も見たんだがね

あれも やはり
フェイクなのかね?

盗み出したのは 別人。

そして その詳細は ノーコメント。

(美彌子)だけど
フェイク判定は出なかったって…。

本物でない事は確かだけれども
見破れないフェイクという事で

ある人物を思い出しました。

(美彌子の声)鬼石美奈代…?

彼女の技術を
全面支援していたのは内調。

そして その背後には…

鶴田翁助がいる。

♬~

これが 懸案の鍵…。

先ほど うちのスタッフが
警視庁へ引き取りに。

お任せしたおかげで 無事に。

それにしても まさか犯人が…。

その件なんですが
実は 先生にお願いしたい事が。

なんでしょう?

なんなりと
おっしゃってください。

こうして戻りましたし
示談に応じては頂けませんか?

示談に?

先生には 包み隠さず
事情をお話ししましょう。

実は 警察庁のほうから
泣きつかれましてね。

このまま 奴が起訴になれば
警察の面目は丸潰れです。

そこで 私が骨を折る事で
なんとかできないか…。

被害者と加害者の間に
示談が成立していれば

あとは 私のひと押しで
不起訴処分を出させる事ができる。

(三門)不起訴となれば
無罪判決同様 前科はつきません。

あの男へのしっぺ返しとして
犯罪者の烙印を押してやる

せっかくのチャンスを
棒に振れとおっしゃるんですか。

どうか ここは
大局的に ご判断頂きたい。

♬~(ジム内の音楽)

(栗橋)「決行してくれ」

君のタイミングで構わない。

♬~

ああーっ!

ううっ あっ ああーっ…!

(刑務官)どうした!?
うあっ うあっ ああっ!

はあ…。 うっ おえっ…!

(解錠音)
(扉の開く音)

(刑務官)おい どうした?
ああっ… ああっ…!

(刑務官)大丈夫か?

(足音)

大丈夫ですか!?

もう少し もう少し!
もう着きますから!

もう少しだからな。

(ドアの開く音)
なんだよ うっさいな…。

(ドアの閉まる音)

(医師)ここは痛い?
ああ イタタタタタ…!

ああ…!
(医師)ここ 痛い?

うっ ああっ…!

(角田)しかし 何度読んでも
情け容赦ないよな。

どの記事ですか?

ん? いや 今日発売のこれだ。

甲斐峯秋も立つ瀬ないぞ…。

お お… お前!

脱走成功。
(角田)えっ…?

嘘。 嘘ですよ。

真に受けないでください。

(角田)だったら
どうやって戻ってきた?

う~ん… なんか
狐につままれたみたいにね…。

不起訴?

そういうふうに決定しました。

どうして?

理由は開示していません。

(杉下の声)
もう不起訴処分が出ましたか。

あとは 追い立てられるみたいに。

魂胆あってとは思ってたが
そんだけ がっかりするって事は

柾庸子の自殺について
潜入捜査のまね事してたか?

そもそもが無理筋の企て。

その上 これほど短いと
成果ゼロでしょうが

致し方ありませんね。

見くびってもらっちゃ困ります。

えっ… 収穫あったのか?
この俺が乗り込んだんですよ。

それは素晴らしい。
早速 聞きましょうか。

まあ どちらにしたって短期決戦
おまけに不自由な戦いですからね。

さて どうしたものかと
思案の末 思いついたのが

東京拘置所医務部病院。

ああ 拘置所内の医療施設だろ。
立派な総合病院だ。

まあ 何か 手掛かり
残ってやしないかと思いましてね。

あっ
もちろん 当てずっぽうですよ。

でも 下手な考え休むに似たり。

舎房で悶々としてたって
始まりませんからね。

君 前置きは結構。 先へ。

真夜中 仮病使って 病院に。

(冠城の声)病名不明。
点滴打って入院となりましてね。

まあ
いろいろ手こずりましたけど

医務室から失敬した道具で
脱出成功 捜索開始!

捜索って
そう簡単にはいかんだろ。

病院ったって普通の病院じゃない。
拘置所だぞ?

そのとおりでした。

♬~

(刑務官)誰だ? お前。 何してる!

(刑務官)コラッ! 待て!

(刑務官)
待てー! コラッ! 止まれ!

(非常ベル)
(刑務官)おい いたぞ こっちだ!

(非常ベル)
(刑務官)止まれ!

(冠城の声)捜索失敗。

都合良くいかないもんですね。

あっ!

ここからが冠城亘の真骨頂!

(冠城の声)図らずも
貴重な情報に出くわしたんです。

ああ… もってます 俺。

…てか いい加減にしろよ!

先週の夜に続いて今夜もか!
また自殺騒ぎかよ!

うっせぇわ!

なるほど。
先週の夜に自殺騒ぎ。

先週っていや
柾庸子の自殺した日だろ?

そのとおり。

柾庸子は
病院に運ばれてましたか…。

そこ 気になりますよね。

この写真を見る限り

柾庸子は 蘇生の見込みは
なかったと思われますがねぇ。

見込みあったら

悠長に こんな現場写真
撮ってませんよね。

つまり
先週の真夜中の騒ぎというのは

柾庸子の遺体を運び込んだ時の事
でしょうかね。

遺体搬出までの間
病院に安置したんじゃないか?

もし そうだとしても

患者の安眠を妨害するほどの
騒ぎになりますかね?

遺体の運び込みとなれば

むしろ 静かに粛々と行われて
しかるべきかと。

そんな状況で 看護師が慌ただしく
廊下 走ったりしませんよね?

確かにな。

走るって状況は
自殺を図ったが

まだ息がある段階で
運び込まれてこそだ。

命を繋ぎ留めるのに
一刻を争うから

騒ぎにもなる。

そう考えると
この写真とは矛盾しますねぇ。

不可解ですねぇ…。

♬~

うん…。

(チャイム)

どうします?

なんか見えますか?

いいえ。
しかし ギンギンに冷えています。

冷えてる?
部屋ですよ。

おお… すごい冷気。

冷房を効かせているのでしょうが

しかし まだ 冷房を入れるような
季節ではありませんからねぇ。

おや… ご在宅でしょうか。

うわあ 寒い…!

ごめんくださーい。

やはり 留守でしょうかねぇ。

鍵 掛け忘れの上
冷房 消し忘れ…。

ええ。 消し忘れにしても
温度低すぎですね この冷え方は。

おやおや。

♬~

中郷さん。

中郷さん…。

♬~

♬~

〈それぞれ
抽選で10名様にプレゼント〉

〈詳しくは番組ホームページへ〉

〈特命係の引き返せない闘い〉

背後には 鶴田翁助がいる。

(甲斐)たたき潰せ。
完膚なきまでにだ!

〈反撃の切り札は
殺されたIT長者〉

これが ラストチャンス…。

〈今夜のストーリーの関連作を
振り返るなら TELASAで〉