相棒 season 20 #3[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 20 #3[解][字]

第3話「復活~最終決戦」
長き戦いがついに終わる…。
仮想世界で蘇る…死者たちの復讐!
特命係が驚愕の真相に迫る!!

◇番組内容
第3話
特命係は青木が仕込んだ入り口から、IT長者・加西周明が遺したVR空間に入ることに成功。その頃、取り調べを受けていた内閣情報官・栗橋は、柾庸子の自殺について頑なに黙秘を貫いていた。右京は庸子の一件こそ、すべての“黒幕”内閣官房長官・鶴田翁助の弱点に違いないと確信。しかし鶴田は、栗橋にかわる内閣情報官のポストに驚愕の人事を発表!はたして特命係は“国家権力の闇”鶴田翁助を追い詰められるのか!?
◇出演者
水谷豊 反町隆史
川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三、小野了、片桐竜次、仲間由紀恵、石坂浩二
【ゲスト】相島一之、遠山景織子、石丸幹二 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Twitter】https://twitter.com/aibouNow
【Instagram】https://www.instagram.com/aibougram_official

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 加西
  2. 柾庸子
  3. 鶴田
  4. 鶴田翁助
  5. 青木
  6. 部屋
  7. 官房長官
  8. 合鍵
  9. 課長
  10. 彼女
  11. 中郷都
  12. お前
  13. 加西周明
  14. 栗橋
  15. 自殺
  16. 本当
  17. ノイズ
  18. 仕掛
  19. 出頭
  20. 人事

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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よく来たな 加西周明の館へ。

(ノイズ)

この館は 誰も拒まない。

♬~

(鐘)

♬~

ようこそ お待ちしておりました。

主人は ただ今 大広間です。

お客様は
ワインセラーでお待ちを。

ご案内します。

♬~

(杉下右京)
まさに加西周明の館。

(冠城 亘)自己顕示欲の塊。
加西らしいですね。

おい 青木。

どうでもいいけど 俺たちの格好
間抜けすぎねえか?

忍び込んだわけでもなく 普通に
門から入っただけだもんな。

(青木年男)
ごちゃごちゃ言うな。

(青木)俺は 忍法だって使えるぞ!
それっ!

そういう悪ノリ
感心しませんねぇ。

(青木)いや まだだ。
ここからが本番。

(杉下の声)
僕はね 冠城くん

青木くんの優秀さに
正直 脱帽! なんですよ。

アバター同様に
データサンプルがあれば

こんな事ぐらい
で き る!

青木年男をなめるな。

降参です。 元へ。
どうにも落ち着きません。

(青木)勝った!

(青木)フフフッ ハッハッハッ…。

早いとこ行きましょう。
執事が待ちくたびれてます。

(青木)ほっときゃ 一生 ああだ。

ノンプレーヤーキャラクターは
切ないなあ。

さあ どうぞ こちらへ。

♬~

(鐘)

(青木)おっ…!

(3人)ああ…!

♬~

久しぶりのごちそうだ!

アハハハッ…!

(青木)ここは どこだ?
真っ暗だ…。

どちらにしても
俺たちゃ 今夜の食材らしい。

僕とした事が
すっかり油断していました。

くだらない仕掛けしやがって…。

リセットします?
そんな事より

音声まで自在に変えられるとは
驚きでした。

携帯電話の通話が

本人の声そのものを
送ってるんじゃなくて

サンプリングされた よく似た音声を
合成して使ってるの

ご存じでしょう?
それを応用してみました。

(伊丹憲一)
東京拘置所付近の救急病院に

柾庸子が運び込まれた形跡はない。

しかし
あなたの手下の鷲見三乘は

近くのERに移送したと
担当検事に話してるんです。

(芹沢慶二)それも
法務省職員を騙ってね。

奴が単独で そんな事
できるはずありませんよね?

(出雲麗音)鷲見三乘は
あなたの指図で動いた。

栗橋内閣情報官!

(伊丹)「元」内閣情報官だ。

完黙ですか…。

関与は間違いないのに
一切 語らないって事は…。

鶴田翁助のウィークポイント
だからでしょうね。

(伊丹)事前の辞表提出からも
わかるとおり

栗橋は 覚悟を決めて
取り調べに臨んでいたんだけど

鷲見三乘には
その覚悟がなかった。

(芹沢)耐えられずに
ゲロっちゃうのを恐れたか…。

だったら 殺されちゃうかも。
それこそ口封じ。

可能性はゼロではないでしょうが
いくら 鶴田翁助といえども

そうそう 人殺しの手配を
命じられるような人物は

擁していないでしょうからねぇ。

(麗音)じゃあ…。

ほとぼりが冷めるまで
手元に置いて守る…

いや 安全地帯へ避難させるほうが
いいですかねぇ。

高飛び?

高飛びなら
アメリカ 韓国以外ですね。

まあ この2カ国とは

犯罪人引き渡し条約 結んでるから
避けるかも… です。

ええ 高飛びなど
その最たるものですねぇ。

♬~

(鷲見三乘)
得意な事ですか?

(鶴田翁助)
パソコンでも 料理でも

自動車整備でも なんでも。

人より ちょっと抜きん出ているな
と思うような事 ないかね?

♬~『エリーゼのために』

子供の頃 スパルタで。

今でも キーボード
暇潰しにやったり。

よし! 君を
音楽系レクリエーションスタッフとして

どこかの大使か領事に
採用させよう。

(甲斐峯秋)いやはや 驚いたよ…。
矢も盾もたまらずね。

これは… 一体
どう考えればいいんだね?

まっ… まあ 座りたまえ。

(内村完爾)これも
官房長官の攻撃なのか?

(中園照生)探ってみましたが
そういう事ではないようです。

(内村)あり得ん人事だ。
彼女はロシアと通じていた。

(中園)その疑惑については

レイプ被害の告白と共に
彼女自ら 葬り去りましたから。

本当は 彼女はロシアのスパイと
情を通じていた。

こういう不正義は許せん。
いやいや…

部長の憤りは ごもっとも。
ただ 今は

「自ら身を挺して ロシアのスパイから
情報を得ていた愛国者」

という評価のほうが…。

他にも 閣僚に
反対の意見があったろう。

(中園)いやあ
今の鶴田官房長官なら

反対意見を抑え込むなど
わけないかと。

(社 美彌子)
あちこちで大騒ぎね。

そりゃそうでしょ
まさか 課長が…。

こうして
記事になっているからには

すでに打診があり 承諾なさった
という事でしょうかねぇ。

ええ。

失礼ながら 課長には
デリケートな過去がある。

そんな課長を
内調のトップに据えるなんて

相当の力業。

鶴田翁助が 権力誇示のために
やった可能性が高い。

確かに 鶴田官房長官じゃなきゃ
できない人事だと思う。

…とはいえ 鶴田も 伊達や酔狂で
こんな事しないでしょ。

あなたを内調トップに
据えたからといって

嫌がらせにも何もなりません。
つまり

甲斐さんに仕掛けてきたような
攻撃ではない。

論功行賞。

課長への
ご褒美の人事じゃないかと。

実は
僕が 例の鍵をレスキューした件

瞬く間に
向こうに知れてしまいましたが

なるほど…
課長ならばと思いましてね。

一方で 課長は

我々にも 向こうに関する
有益な情報をもたらしてくれる。

もしかして 課長って
二重スパイ?

聞かれて 「はい そうです」って
答えるスパイもいないでしょ。

この人事を見る限り
課長は 我々を売る事で

鶴田翁助の信頼を
勝ち得たのではないか

という疑惑が…。

うん… 目のつけどころが
杉下さんらしい。

我々…
鶴田翁助 追い詰めますよ。

どうぞ。 邪魔はしないわ。

協力も
できないかもしれないけど。

鶴田翁助が失脚すれば

この人事も白紙に戻る可能性が
あるんじゃありませんかねぇ。

そんな茶番にはさせないわ。

二重スパイ 確定ですかね?

もちろん 可能性はありますねぇ。

入った。
よし…。

♬~

遅かったじゃないか…。

(ノイズ)

まあ 好きに くつろいでくれ。

♬~

(ノイズ)

遅かったじゃないか…。

(ノイズ)

まあ 好きに くつろいでくれ。

(扉の開く音)

(扉の閉まる音)

(足音)

(鶴田)お前…!

(柾 庸子)鶴田官房長官

あなたのおかげで
生き返る事ができて

とても感謝しています。

(加西周明)
そりゃ不公平だな。

俺なんて
殺されたまんまだぜ。

(三門安吾)こ… これは!?

っていうか

俺の事 殺したの
あんただよな?

私は 命令に従っただけ。

誰の命令だよ。

内調トップの
栗橋東一郎に決まってるでしょ。

私は 宮仕えの身なの。

で その栗橋に命令したのが…

鶴田翁助 お前だよな。

(加西)ひっでえ話だ まったく。

長年 持ちつ持たれつ お前とは
うまくやってきたのにさ。

(庸子)調子に乗るからよ。

(加西)っていうか
あんたの自殺はフェイクだろ。

全て お見通しだぜ。

なぜかって?

そりゃ 殺されて 悔しくて
成仏できずに

ずーっと漂ってるからさ。

浮遊霊ってやつ?
ウハハハハッ!

あんた 自殺したと見せかけて
実は生きてる。

別人に生まれ変わってね。

もちろん そんなふざけたまねして
世間を欺いたのは お前だ

鶴田翁助。

昔 小野田公顕が

日本にはない
証人保護プログラムを

力ずくで起動させた。

死んだと見せかけて
別人に生まれ変わらせて

そいつを守ろうとしたんだ。

お前も 今回
それをしようとしたわけさ。

俺殺しの罪を全部
ひっかぶってくれた代わりに

柾庸子に
自由と新しい人生を提供した。

もちろん そんな事
簡単に できやしない。

だからこそ
お前は やろうとしたんだ。

己の権力 誇示するために。

それで柾庸子も救えりゃ
一石二鳥だもんな。

茶番は やめろ!

(鶴田)お前らがやってるのは
わかってるぞ!

杉下右京 冠城亘!
(三門)官房長官!

落ち着いてください。

こいつらは
あの2人が操ってるんだ。

ふざけたまねを…!

(三門)しかし どうやって
入り込んだものか?

(鶴田)わかりませんが…

そうじゃなきゃ
説明できんでしょう。

(鶴田)あそこの加西とは
まるで違う。

意思を持って しゃべってる。

お待ちください。
調べてみます。

待ってろ。 お前らの化けの皮を
剥がしてやるからな。

(加西)その前に お前の化けの皮
剥がしてやるよ 鶴田翁助。

殺された恨み
晴らさでおくべきか~。

恨めしや~!
アハハハッ…!

遅かったじゃないか…。

(ノイズ)
まあ 好きに くつろいでくれ。

(扉の開く音)

我々は ご覧のとおり ここに。
2人を操ったりしてませんよ。

ええ。 私は私。

フンッ… あり得ない。

どうして?

2人とも死人だからだよ。

確かにな!
俺は浮遊霊だからな。

ハハハハハッ…!

でも 私は違う。
死人じゃないわ。

加西殺しの罪を
一人でかぶる代わりに

別人にして 自由にしてくれる
っていうから 取引しただけ。

そんな事 できっこないと
思ったけど

「俺は鶴田翁助だぞ」って言葉に

残りの人生
賭けてみる気になった。

この先 何十年も
刑務所暮らしするぐらいならって。

(加西)ほら見ろ! やっぱりだ。

(庸子)たとえ失敗したって
私は大した事ないし。

刑務所暮らしは一緒だし。

失敗で多大な損害被るのは
鶴田官房長官のほうだもの。

私が官房長官の愛人だって噂も
都合良かった。

罪をかぶる上では
世間が納得しやすいものね。

(加西)こいつは驚いたね…。

そんな
ドライな取引があったなんて

お釈迦様でも気がつくめえ
ってやつか。

(庸子)そのあとは
指示どおりにしただけ。

内調が抱き込んだ刑務官から
こっそり渡されたカプセル飲んだら

仮死状態。 苦しかったわ。

正直 謀られたって思ったわ。

だまされて
始末されちゃうんだって。

(加西)だろう? 悪党さ。

こんな信用ならねえ奴は
他に いねえからな。

そう思って 当然。
(鶴田)うるさい 黙れ!

結果的に 取り越し苦労だったけど
その時は 本当に そう思った。

死にそうなまま
拘置所の病院に運ばれて

移送されて 外へ出て。
そしたら

独居房と寸分違わないように
こしらえたっていう部屋

連れてかれて
自殺遺体のまね事して。

それから
潰れてまもない病院の霊安室で

死に化粧で七平おじさんと対面。

何年ぶりだったかしら…。

もちろん 感動の再会ってわけには
いかないわ。

何しろ 私は死体だもの。

あとは 用意してくれたホテルに
潜伏してたら

「これが新しい君だよ」って
戸籍謄本とパスポートくれた。

その瞬間
私の新しい人生が始まったの。

世迷言は やめろ!

(鶴田)お前は死んだ!

自殺したんだーっ!
(携帯電話の着信音)

はい。 どうだった?

…何?

わかった。

また必要あれば 連絡する。

バックドアが
仕込まれているようです。

遠隔操作で
館に侵入しているんです。

奴らだな…。

跳ねっ返りの あの2人に

青木という
サイバーセキュリティの捜査官が

いつも協力している。

だとしたら
間違いありませんね。

あと一人 協力者がいるはずだ。

突き止めてやる…!

せっかくだから
音楽でもどうだい?

(スイッチを押す音)

(加西の声)「ねえねえ 官房長官」

「もう 日本でも とっくに
国民監視が始まってるって

本当かい?」

(鶴田の声)「ああ?
なんだよ やぶから棒に」

(加西の声)
「アメリカのNSAばりに

スマホの会話 メールのやり取り

もう ありとあらゆる
プライベート情報を

盗み見てるっていうじゃないの」

(加西)その陣頭指揮 執ってんのが
官房長官 あんたでさ…。

ああ~! まあ 飲め。

(加西の笑い声)

(加西)彼らが

海底の光ファイバーケーブルに
盗聴器 仕掛けたのまねして

通信会社の
光ファイバーケーブルに

盗聴器 仕掛けてるんでしょ?

やばいよね。

(加西)全部 非合法活動だもんな。

(鶴田)全ては安全保障のためだ。

きれい事だけじゃ
国家運営はできん。

(加西)ああ~ 認めた!

アハハハハッ!

はあ…。

(加西)監視社会なんて
真っ平ごめんだ!

(鶴田)くだらん!

素敵な音楽じゃなくて
ごめんね~。

でも 懐かしい会話だろ?
官房長官。

この会話 表沙汰になったら
結構やばくね?

世間に知られたら アウト。

はっ…! そっか。

俺 消されちゃったの
本当は これか!

知りすぎた男って事か!
アハハハッ!

さえずってろ。

(鶴田)それより お前は誰だ?

何度 言わせるんですか。
私は私です。

どうするのがいいでしょう?

館を消去すべきかと。
所詮はバーチャル。

なんか相談してるな きっと。

(青木)館をぶち壊す気だろ。
やれるもんなら やってみろ!

ああ 大至急だ。 頼む。

うん。 もし そうならば
躊躇なく実行しろ。

(鶴田)この俺を
あんまりなめてると

泣きを見るよ。

(加西)そりゃ
こっちのセリフだなあ。

(鶴田)お前 どっちにしたって
警察関係者だろ。

さっき 小野田公顕に言及したのが
その証拠だ。

語るに落ちたってとこだな。

浮遊霊だから
なんでも お見通しだよ!

…なんてのは
もう たくさんだよ。

そこまで見抜かれちゃ
おしまいか…。

♬~

(青木)僕は善良な人間なので

とても 加西周明なんて
演じられるわけないから

こういう
ややこしい事になったわけで…。

ああ… お初にお目にかかります。

青木年男か。

ハハハ… 結構 有名人…。

で お前は強情だな。

ずっと それで通すつもりか?

よかろう。

提案だが
そろそろ お開きにしないか?

こんな茶番劇。

望むところですねぇ。

様々
お聞きしたい事がありますので

警視庁まで出頭願えますか?

出頭か…。

少し考えさせてくれないか?

結構。 お考えください。

(ノック)
入れ。

失礼します。 遅くなりました。

そろそろ いかがでしょう?
結論を。

(鶴田)うん… ならば言おう。

出頭など御免被るね。

君らの馬鹿げた妄想には
付き合いきれん。

さっきの聞いても
まだ 妄想と言い張りますか?

あんなものは空しい。

やってくれ。

なんだ? これ。

(青木)ウイルスでも
仕込みやがったな!

データが破壊されてる。

♬~

全ては
空しく露と消える運命だよ。

大丈夫。 ソフト丸ごと
コピーしてあるから

いくらでも 館を復元できる。

この世界 バックアップが基本よ。

(エラー音)

あれ…?
どうした?

フォルダごと消えて
こ… こんなファイルが…。

「あまり舐めていると
泣きを見るよ」

どうやら
ハッキングされたようですねぇ。

ハハハハハ…。

ハハハハハハハ…!
ハハハハハハハ…!

アハハハハハ…!

♬~

(伊丹)鶴田官房長官。

なんだ? 君ら。

(伊丹)お忍びのところ
恐縮なんですけど

柾庸子について ちょっと
お話お伺いしたいんですが。

(芹沢)立ち話もなんなんで
ご同行願えたらと。

自殺に見せかけて逃がした事は
わかってます。

こんな掟破り
さすがに見逃せませんよ。

妄想に付き合っているほど
私は暇ではない。

妄想なんかじゃありません。
本人の証言です。

元柾庸子は 今 パリにいますね?
別人として。

ネットで話しましたよ。
全て聞きました。

お前は誰だ?

何度 言わせるんですか。
私は私です。

♬~

復元は不能なようですね。

器物損壊で引っ張りますか。

これ 館にもありましたねぇ。

ずっと思っていたのですが

あの館は これほどの広さが
あるのでしょうかねぇ?

さあ… くまなく調べたわけじゃ
ないから…。

けど 仮想空間だし いくらだって
広くできるんじゃありません?

確かに 中心部は
館の実態を反映していますが

その先 こんなふうに

四方八方に
通路や部屋があったようには

思えないんですがねぇ…。

隠し扉でも あったかも。

まあ 消滅しちゃった今となっては
確かめようありませんけどね。

いや あるかもしれません。

♬~

手ぶら?

手ぶらです。

時の官房長官を
逮捕状で連行するのは

忍びないものですからねぇ。

敬意を払って
自らの出頭を勧めに参りました。

殺人教唆の罪を
かぶってもらう代わりに

脱獄ばかりか
別人の戸籍まで与えるなんて

大罪です。

明るみに出れば
あなた 一発で失脚です。

僕はね

いささか 感情の起伏が
激しいところがあってね…。

杉下右京! ぶち殺してやる!

…とか。

冠城亘め! 死ねばいいのに!

割と 日常的に
口をついてしまうたちなんだ。

まあ 常に戦場にいる気分
だからかもしれない。

…が 悪い癖。 反省はしている。

僕の そんな乱暴な物言い

近しい人間は
みんな知っているよ。

栗橋くんなんかにも
気に入らない奴を指して

「あいつ 消し去りたいねえ」なんて
しょっちゅうだったよ。

言うまでもないが
そんなの本気じゃない。

それを本気にするようなら
そっちが悪い。

ましてや 実行に移すなど
言語道断。

つまり
忖度によって殺人が行われたと?

これからは口を慎もう。

そうだ。 わら人形に五寸釘で
気を紛らわす事にする。

いちいち本気にして
殺す馬鹿がいるようじゃ

危なっかしくて
めったな事 言えないからね。

殺人教唆の柾庸子を
不正に救出した事は

申し開きできませんよ。

だから 僕は
そんな事を命じた覚えは…。

ああ~! そうだ! ハハハッ!

思い出した。

確かに 栗橋くんに

魔が差した彼女を
なんとか助けてあげたいねって

言った事はある。

それにしても

真に受けた栗橋くんも やるねえ。

まさか 柾庸子が生きていたとは。

褒めちゃいかんが

さすが 内調のトップだった
だけの事はある。

仕事のできる男だったからねえ。

しかし…

どうやって柾庸子を発見した?

中郷都々子殺しの犯人が
何者かに殺害された事

それが 柾庸子生存を考える
きっかけでした。

具体的には 合鍵と冷房です。

合鍵と冷房?

中郷都々子殺しの犯人
のちに判明しましたが

加西周明も殺した
プロの殺し屋です。

ああ… 女だてらにねえ
恐ろしい。

恐らく 合鍵を所持していました。

しかし 犯行後

戸締まりをする事なく
部屋を後にしたばかりか

なぜか その部屋は

冷房で
強烈に冷やされていました。

最初は 犯行時刻をごまかすための
冷房と思われたんですが

一方で せっかく合鍵あるのに
戸締まりしないなんて

なんか チグハグで。

ええ。 そこで思い当たったのが
柾庸子だったんですよ。

というと?

柾庸子も
合鍵を所持していました。

2人 年の離れた姉妹のような
関係でしたからね。

合鍵持ってても
不思議じゃありません。

殺し屋の女は 犯行後

部屋で見つけた合鍵を使って
しっかりと戸締まりをして

逃走したんですよ。

もちろん
途中で合鍵は捨てたでしょう。

部屋の冷房なども
かけちゃいません。

冷房入れたのは
自分の合鍵で部屋を訪れて

無残な遺体となっていた
中郷都々子を見つけた

柾庸子でした。

その時 柾庸子は

すでに
この世に存在しない人間でした。

万が一にも 生存の痕跡を
残すわけにはいかなかった。

本当ならば 遺体を発見した時
すぐに通報すればよかった。

遺体も適切に処理されますから。
ええ。

でも 匿名での通報でさえ

彼女にとって
リスクが大きすぎる。

外界との不用意な接触は
御法度でした。

ほんの些細な事から露見する恐れ
ありますから。

部屋を冷却するというのは
柾庸子にとって苦肉の策。

発見までの間

少しでも遺体が傷むのを
遅らせるためでした。

そうするのが
彼女には精いっぱいだった。

玄関に鍵をかけずに
立ち去ったのも

一刻も早く発見してほしいという
気持ちの表れでした。

馬鹿だねえ…。

はい?

外界との接触が
御法度にもかかわらず

余計なまねするから
結局 こうして露見しちまう。

一種の 虫の知らせでは
ありませんかねぇ…。

何?

日本を離れる前
ひと目 会いたくて

マンションを訪れたと
言っていましたから

無論
部屋を訪ねるつもりなどなく

ただ 遠くから
ひと目だけでもと…。

ところが マンションの前で
殺し屋の女と出くわし

嫌な予感がして

中郷都々子の部屋を
訪ねたんですよ。

部屋のベッドで

あたかも自殺したように
死んでいた中郷都々子を見て

柾庸子は すぐに
殺されたとわかったそうです。

なぜ?

理由は明快でした。

(庸子)
「都々子は自殺なんてしない」

「そんな 柔じゃない」

「したたかで しぶとい子なの」

あとは 彼女も持っていた
ホットラインで

殺し屋の女を呼び出し

中郷都々子の敵をとった。

(スタンガンの放電音)
うわあーっ!

♬~

うっ… ううっ…!

(首を絞める音)
うっ… うわあ…! ああ…!

♬~

(杉下の声)そして
自分のホットラインは回収し

栗橋東一郎とのだけを残して
用意していた合鍵や

加西殺しを示すためにこしらえた
献立表の冊子など

様々な手掛かりを
仕込んだわけですよ。

栗橋への復讐か…。

大切な中郷都々子を
殺されたんですからね。

浅はかなまねを…。

せっかくの新しい人生
棒に振るとはね。

それなりに苦労して
手に入れたものを…。

(足音)

♬~

加西周明殺害の教唆に
殺し屋殺し。

2人殺したら極刑も視野に入る
っていうのに ペラペラと。

そのご心配には及びません。
うん?

柾庸子も 自らの命を懸けるほどの
覚悟はありませんよ。

だから ペラペラ

しゃべりやすいように
してあげました。

(階 真)わかりました。

こっちも コケにされて
黙ってられませんから。

最大限の減刑を実現できる形で
起訴します。

約束ですよ。

そっちこそ

官房長官を起訴できるだけの
証言と証拠

しっかり取ってくださいよ。

大物は…

私 大好物ですから。

野心あふれる青年検事
頼もしい限りです。

いいか? 何度も言わせるな。

みんな 勝手に 俺の気持ちを
推し量って やった事だ。

俺に責任はない!

みんな どうして
そんな事するかって?

俺が権力を掌握してるからだよ。

生殺与奪の権は
この手にあるんだ!

みんな 俺の顔色をうかがう。

機嫌が良ければホッとして
悪けりゃおびえる。

俺は そういう存在だ!

わかったか?

わかったら とっとと消えろ!

出頭頂けませんか?

これ以上 俺に盾突いたら…!

あいつら殺したいなって
誰かに ささやきますか?

出ていけ! 今すぐだ!

あとひとつだけ。

シャラップ!!

館のオーディオの音声
あれが世間に出たら

国民は怒り心頭だと思いますよ。

柾庸子の件と相まって
お立場が相当危うくなるのでは?

ハハハハハハ…!

あれは露と消えた!

…と思ったんですけどね。
ありました。

何!?

(加西の声)「通信会社の
光ファイバーケーブルに

盗聴器 仕掛けてるんでしょ?」

「やばいよね」

(加西の声)
「全部 非合法活動だもんな」

(鶴田の声)
「全ては安全保障のためだ」

「きれい事だけじゃ
国家運営はできん」

(加西の声)「ああ~ 認めた!
アハハッ!」

どうして それが…。

あの部屋に
館の見取り図があったのですが

実は あれ
見取り図なんかではなく

二次元コードでした。

♬~

読み取ったら

しっかり 音声データ
保存されてるページに

たどり着きました。

何しろ切り札ですからねぇ。

バックアップのつもりでしょうが

実に
へそ曲がりの加西周明らしい。

柾庸子の件も含め
この音声データが公表されたら

まあ 大騒ぎでしょうね。

もしも 静かで安全な場所を
ご所望でしたら

ぜひ 出頭を。

ああ…!
(手をたたく音)

大事な事を言い忘れていました。

手本にしているつもりかも
しれませんが

あなたは 小野田公顕の足元にも
及びませんよ。

思い上がるのも ほどほどに。

あなたが小野田公顕を語るなど

むしずが走る。

(ドアの開閉音)

(記者)来たぞ!
(記者)官房長官!

(記者)官房長官
ひと言 お願いします!

(記者)加西周明殺害を命じたのは
本当ですか?

♬~

こんな事で俺は負けないぞ。

俺を誰だと思ってる?

鶴田翁助だ!

正真正銘の権力者だー!

うわああーーっ!

ああ…!
(荒い息遣い)

まだ いらっしゃいましたか。
大変失礼を。

なんだい?

補充です。

♬~

♬~

(角田六郎)
おい! 鶴田翁助が出頭したぞ!

意外と殊勝なとこありますね。

他に居場所のない事に
気づいたのではありませんか?

♬~

(美彌子)この度
内閣情報官を拝命致しました

社美彌子でございます。

重責に身の引き締まる思いです。

ご承知のとおり

内閣情報調査室では
不祥事が重なり

職員ばかりか
トップまでもが逮捕されるという

未曽有の事態に
見舞われております。

そんな中
私に まず課せられた使命は

腐敗を追及し 不正をただし
組織を立て直す事だと

心得ております。

鑓鞍兵衛…。

(甲斐)鶴田翁助の失脚で
閣僚たちから

内閣情報官人事を白紙に戻すべき
だという声が上がったのをね

鑓鞍先生が説き伏せたらしい。

「今こそ 女性のトップが
求められている」。

「とやかく言う連中がいるが
彼女の愛国心は本物だ」。

「国家のためには
体を張る女性だよ」って。

鑓鞍先生を抱き込んでいましたか。

ああ 抜け目ないね 彼女は。

侮れない存在だ。

承知しています。

♬~

官房長…。

えっ?
(甲斐)どうした? 杉下。

あっ いえ。 なんでもありません。

あれ? 今
「官房長」って言いました?

君の聞き間違いですよ。

僕の見間違いでしょうから。

♬~

(麗音)どなたなんですか?
(芹沢)元特命。 第三の男。

(陣川公平)殺人容疑!?

(鴫野大輔)俺が犯人だって
疑ってるんだ。

状況から言えば 非常に疑わしいと
言わざるを得ません。

信じてるんですか?
(陣川)ああ~! もういいです!

鴫野の身の潔白は
俺が晴らします!

〈第1話から第3話まで
一気に見るなら TELASAで〉