相棒 season 20 #7[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 20 #7[解][字]

第7話「かわおとこ」
少年を溺れさせたのは川に棲む謎の生物!?
多発する水難事故とのつながりは…?
特命係が衝撃の真実を解き明かす!

◇番組内容
辻浦千夏が目を離した隙に息子・悠太が川で溺れ、意識不明の重体となる事故が発生。特命係が捜査に乗り出すと、悠太が溺れた川で魚が大量死する事態が起きていた。さらに、4カ月前にも近くのガラス工場の社員が事故死していたことが判明。そんな中、悠太の姉・百花が「弟を淵へと引きずり込んだのは、川に棲む妖怪“川男”に違いない」と主張するがー果たして、川男の正体とは!?そして、2つの事故とどう関わっているのか…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介 ほか
【ゲスト】黒坂真美、米村莉子 ほか
◇スタッフ
【脚本】山本むつみ
【監督】守下敏行
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Twitter】https://twitter.com/aibouNow
【Instagram】https://www.instagram.com/aibougram_official

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 川男
  2. 荻野
  3. 悠太
  4. 百花
  5. 高部
  6. 子供
  7. 妖怪
  8. 事故
  9. ママ
  10. 本当
  11. お母さん
  12. 城西エレクトロニクス
  13. 冠城
  14. 上流
  15. 千夏
  16. 溺死
  17. カ月前
  18. 右京
  19. 写真
  20. 有害物質

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(辻浦悠太)はい。
(辻浦千夏)ん?

ママにくれるの?

うん。 ママは頑張ってるから。

おいで。

ありがとう 悠太。
フフフフ…。

(2人の笑い声)

コチョコチョ コチョコチョ…。
(悠太)アハハハハ…!

ああ~ いい風。

気持ちいいね。

気持ちいいね。

♬~

悠太?

悠太?

(千夏)悠太!

悠太!

悠太 どこにいるの?

ねえ 悠太!

(冠城 亘)こちらのお店

きっと 右京さんにも
気に入って頂けるかと。

(杉下右京)味は確かですか?

保証します。

生春巻きが絶品のお店で。

(辻浦百花)返してよ!
ん?

(百花)どこに隠したの?
早く返して!

(安田秀人)
知らないって言ってるだろ!

嘘つき! ろくでなし!

ちょっと来いよ。
(百花)離して!

その子 どこ 連れていくんです?
乱暴は いけませんねぇ。

はあ? ほっといてくれよ。
こいつは 俺の娘だ。

違うよ! パパじゃない。

嘘つくなって。
嘘じゃない。

…と 言ってますけど?

どういう事か
説明して頂けますか?

だから 別れたんだよ。
離婚したの。

離婚ですか。
親権はないけど 親は親だろ。

お前なあ…。 あれ?

おい 百花!

もういい!
(安田)ちょっと待てよ。

本当の親子のようですね。
いらぬおせっかいでしたかねぇ。

「今月15日

奥武蔵野町で行方不明になった
4歳の男の子が

今朝早く 武蔵野川沿いで
発見されました」

(角田六郎)おお。
川で いなくなった子

見つかったか。
ええ。

釣りに来た人が
流木の陰で発見したそうです。

(アナウンサー)
「意識不明の重体という事です」

意識不明か…。

なんとか
持ち直してくれたらいいがな。

幼い子の こういった事故は
やりきれませんねぇ。

保護者が目を離した隙に…。

まあ 溺れてる事に
気づかないものですかね?

子供は静かに溺れると
いいますからねぇ。

暴れたり
助けを求めたりする事なく

ふっと 沈んでしまう事も
あるそうですよ。

右京さん これ。

(角田)ああ? 親のせいって…。

子供の生き死にが
かかってるって時に

バッシングする奴らの
気が知れねえな。

寄ってたかって
石を投げつけるみたいに…。

もう個人情報特定されて
写真まで上がってますね。

あっ 冠城くん。

この子…。

あっ 昨日のですね。

どこに隠したの? 早く返して!

ただの親子喧嘩じゃなかった…。

ひょっとして
父親が連れ出したとか?

何か事情がありそうですねぇ。

君 今日 暇ですか?

ええ 暇ですよ。
僕も暇です。

♬~

悠太くんがいなくなったの
どの辺りですかね?

ちょっと聞いてみますか。
ええ。

ちょっといいですか?
なんです?

あっ あんたたち 会社の人?

会社?

城西エレクトロニクスから
来たんじゃないの?

いえいえ 我々 ちょっと
川の事を尋ねようと。

(和久井倫世)ああ…
それじゃあ 水質調査で?

役所の人なんでしょ?

それに準ずる所の者では
ありますが ご心配なく。

城西エレクトロニクスとは
全く関係ありません。

じゃあ 聞いてます?
また魚が死んだ事。

いや それは まだ。

3年前 工場排水の汚染のせいで
魚が大量死したでしょ。

行政の検査が入って

有害物質は
流せないようにしたはずなのに

また これだもの。

確かに これは問題ですね。

役所が動かないなら

こっちは こっちで
水質を調べるけど。

トラブルが続きますねぇ。
水難事故も起きたばかりで。

かわいそうにね 悠太くん。
元気になるといいけど。

お母さんと はぐれたの
どの辺りですか?

そうねえ…。

(倫世)あっ この辺かしらね。

ここから
少し上流に行った辺りですね。

穏やかに見えても
川は危ないから。

4カ月前にも
1人 亡くなったしね。

おや そうでしたか。

この先のガラス工場の
若い社員さんで…。

確か…
荻野さんっていったかしら。

倫世さん その話は あんまり…。

いいじゃないの。

結局 事故だったって
警察発表があったんだから。

釣りしてて 足 滑らせたんでしょ。

なるほど。

事故だと思わなかった人も
いたわけですね。

ちょっと物騒な噂が流れただけよ。

また魚の死骸が上がり始めた時で

城西エレクトロニクスと
もめてたりしたから

なんか関係があるんじゃないか
って。

(女性)だけどさ

川に子供 連れてきたら
親が目を離しちゃ 絶対駄目よ。

よしなさいよ そういう言い方。

だって…。

あそこのお母さん
保育園のお迎え時間は守らないし

晩ご飯も
子供だけで食べてたみたいで。

何か起きなきゃいいけどって
気にしてたのよ。

そしたら 川で居眠りしてた
っていうんだもの。

(百花)違うよ!

適当な事 言わないで。

悠太は…

川男に引っ張られたんだよ!

川男?

何も知らないくせに
変な事 言わないで!

(女性)悪気で言ったわけじゃ…。

あっ… 追いかけますか?

いや ここは ひとまず…。

川男というのは なんでしょう?

さあ さっぱり。

あの子 ちょっと変わってるの。

うちの子が言ってたもの。
学校でも浮いてるって。

(倫世)よしなよ。
だって…。

♬~

(千夏)悠太。

お願い。

目を覚まして。

(冠城の声)百花ちゃんのお母さん

あんまり
よく思われてないようですね。

子供を2人抱えて
仕事に追われているのですから

まだ地域に
溶け込めていないのでしょうねぇ。

4カ月前の水死事故っていうのも
気になりますね。

物騒な噂って…。

城西エレクトロニクス。

あの会社に消されたとか?

地元警察は 事件性なしと
判断したようですがね。

ここ… この辺りですね。

(高部行人)ああ びっくりした。

ああ…
驚かせて申し訳ありません。

そこで何を?

(高部)えっ…
ああ いや あの…。

あっ 「笹沼硝子」。

では 水難事故に遭われた
荻野さんのご供養で?

(高部)えっ?

ああ まあ そうなんです。

ここで亡くなられたんですか?

ええ。 ここ 淵になってまして

浅瀬から来ると
急にガクッて深くなるんです。

気をつけるように言えばよかった。

かわいそうな事をした。

親しくされていたんですね
荻野さんと。

同じ部署の上司と部下です。

えっ? あの… なんですか?

あっ お引き留めして申し訳ない。
ああ いえ。

部下思いの いい上司ですね。

事故から4カ月…。

そう簡単には
忘れられませんよねぇ。

この辺ですかね?
悠太くんが姿を消したのは。

あっ いましたよ。

百花ちゃん。

こんにちは。

なんですか?

君が困ってるんじゃないかと
思って。

別に。

ひとつ 教えてください。

川男というのは
お父さんの事ですか?

あれ?

昨日の人?

はい。 昨日の2人組です。

パパは
悠太と暮らしたがってたけど

ママは パパが悠太と私に会うの
すごく嫌がってたの。

この前も喧嘩してて…。

(千夏)何度も同じ事
言わせないで。

子供たちには会わないで。

ママ なんで怒ってるの?
(百花)シッ。

いい加減にしてよ!
養育費も払えないくせに。

何よ ろくでなし!

ああ それでか。

嘘つき! ろくでなし!

お父さんが 内緒で

悠太くんを連れ出したと
思ったんだね。

でも 違ってた。

パパが連れ出してたなら
よかったのに。

では 川男というのは
誰の事ですか?

君の知り合いの人?

川にいる人。

この川に すみついてる妖怪
っていうか…。

河童の事?

違うよ。
川男は背が高くて色が黒いの。

知ってます?
いいえ。

この川にいるの。
私 見たんだから。

引っ越してきてすぐ
悠太と2人で川に来た時に。

そうだ。

どんな姿をしていたか
描いてもらえますか?

うん。
冠城くん 描くものを。

これ 影かなんか?

もういいよ。

どうせ信じないくせに。

山に山男がいるとしたら

川に川男がいても
不思議はありませんよ。

河童の伝説は
日本各地にありますが

伝わっている姿形は様々です。

君が見た川男も

河童に近い種の
未確認生物かもしれませんよ。

いると思う? 川男。

はい。 君が見たのですから。

お母さんは見てないの?

見てない。

話したけど信じてくれなかった。

そうですか。

では もし また川男が現れたり
目撃情報が入ったりした時には

すぐに連絡をください。

僕も
川男に会ってみたいですからね。

ああ ただし
1人で行動しては いけませんよ。

川は危険ですからね。
すぐ 僕たちを呼んでください。

はい。

おじさん 妖怪ハンター?

まあ 似たような仕事ですよ。

妖怪ハンターねえ…。

まあ 確かに 魑魅魍魎のごとき
犯罪を相手にしてますからね。

どちらかといえば
妖怪に近いのは 右京さん。

どういう意味です?
いえいえ 深い意味は…。

しかし 川男って なんですかね?

子供の想像力が生み出した
モンスターってとこですかね?

冠城くん あれ。

笹沼硝子って ここか…。

案外 大きいですね。

もっと小さな

ガラス細工の工場かと
思ってましたがね。

産業用のガラスを
作っているようですねぇ。

(車の走行音)

ちょっと話を聞いてみましょうか。
ええ。

すみません。
ちょっとよろしいですか?

(笹沼敏夫)なんでしょう?

こちらの社員の方が

以前 水難事故に遭われたと
伺ったのですが。

ああ 荻野の事で?
保険会社の方ですか?

いえ。 実は 先日
川で溺れた男の子の家族と

いささかご縁がありまして
その事を。

それは ご心配でしょう。

しかし 荻野の事は

そのお子さんの事故とは
関係ないのでは?

もちろんです。
失礼ですが あなたは?

あっ 笹沼です。

それじゃあ 社長さん?
はい。

荻野の事は 本当に残念でした。

真面目で優秀な社員でしたから。

そのようですねぇ。

高部さんも
同じようにおっしゃっていました。

高部をご存じで?

はい。
先ほど お目にかかりました。

荻野さんの亡くなった川で

供養されているところに
ばったり。

荻野の…。

今日が月命日なのですか?

ああ いや…
亡くなったのは15日です。

高部には 早く吹っ切れって
言ってるんですよ。

不慮の事故なんだから。

事件という噂もあったとか。

馬鹿馬鹿しい。

住民と この先の
城西エレクトロニクスの間で

トラブルがあったんで

何か勘違いした人が
いるんでしょう。

ガラスの製造にも
大量の水を使いますよねぇ。

やはり
川には流してらっしゃるのでは?

いや。 うちは 廃液は
あのタンクに貯蔵してるんです。

廃液を?
ああ。

定期的に専門業者が回収し

有害物質を取り除いたところで
水を再利用するんです。

なるほど。 それなら
川を汚す心配はありませんね。

ええ。 環境保全は
企業の使命ですからね。 ハハ…。

あっ… よろしいでしょうか?
あっ 突然すみませんでした。

いいえ。

あっ… もうひとつだけ。
はい。

川男 ご存じですか?

なんですか? これ。
いえ 結構です。

お忙しいところ
すみませんでした。

♬~

荻野さんの事故のほうは
何か わかりましたか?

死因は溺死
間違いないようです。

解剖所見によると

肺に残った水の成分が
河川水と合致。

頭部に外傷はありますが

状況から見て
ここで転倒した際に頭を打ち

意識を失って溺死した事故と
判断されます。

なるほど。
右京さんのほうは?

わかりましたよ 川男が何者か。

(キーを打つ音)

なんです?

『倭訓栞』。

江戸時代後期の国語辞典ですねぇ。

ほら ここ。

「かむをとこ」?

川男。

「高山の流の大川に居るもの」

「長甚だ高く色甚だ黒し」

「美濃などにて
夜網に往きて逢いたる者多し」

百花ちゃんが説明してくれたのは
これですね。

やはり妖怪…。
でも 聞いた事ありませんね。

マイナーな妖怪なんですよ。

文献を当たってみましたが

他に記載されているものは
ありませんでした。

あの子 これ 読んだんですかね?

それはないでしょうから

そちら方面に詳しい版元を
当たってみたところ これが。

『妖怪図鑑』。

著者の妖怪の好みが
とてもマニアックでしてね…。

ああ…。

そっくりですね。

川男は 恐らく
この本で知ったのでしょうね。

(青木年男)お二人で
のんきに読書ですか?

人に頼み事をしておいて。

城西エレクトロニクス
何か出てきましたか?

何も。

3年前 工場排水による汚染が
問題になりましたが

有害物質の除去と

指定物質の基準値以下への削減を
徹底した結果

以降 定期的な水質検査で
基準値を超えた事は一度もない。

以上。
わかりました。 どうもありがとう。

関係なさそうですね ひとまず。

ひとまずとは なんだ? 冠城亘。

ひとまず程度の事ならば
人に頼まず 自分で調べるがいい。

まあまあ。
適材適所の役割分担って事で。

僕を便利使いするなと
何度 言えば…。

あとは
百花ちゃんの連絡を待つばかり。

川男の新しい情報が入ると
いいのですがねぇ。

(青木)川男?

これ。

なんだ? この黒いやつは。

右京さん 百花ちゃんの話
本気で信じてます?

君 彼女が嘘をついているとでも?

嘘というか 子供の思い込み?

この絵も その本を
まねしただけのようですしね。

いるはずないですよ
川にすむ妖怪なんて。

妖怪? フフフフ…。

ゴーストバスターでも
始めるんですか?

妖怪や妖精の類いが
人を水中に引き込むという話は

世界中に たくさんありますよ。

例えば 日本では 河童や川姫。

中国では河伯
ライン川にはローレライ

英国のランカシャーには
緑の歯のジェニー…。

どれも伝説でしょ。
実在するわけじゃない。

しかし コティングリー妖精事件の
ような事も ありますからねぇ。

なんですか?
そのコティングリーって。

イギリス北部の小さな村です。

100年前 その村で

エルシーとフランシスという
2人の少女が

妖精の写真を撮ったんですよ。

写真は5枚ありました。

『シャーロック・ホームズ』の作者
アーサー・コナン・ドイルが

その写真を本物と認めた事で

妖精の実在を巡って
大論争が巻き起こりましてね…。

それ 有名な詐欺事件でしょ。
詐欺?

2人は ばあさんになってから

写真は 絵に描いた妖精を

ピンで止めて撮った偽物だと
告白した。

幼稚なトリックに
だまされるとは

100年前とはいえ 笑止千万。

君 それ…。
(携帯電話の着信音)

失礼。
(携帯電話の着信音)

(携帯電話の着信音)

杉下です。
百花ちゃん こんにちは。

そうですか! すぐに伺います。

(男性)ごちそうさま。
(倫世)はい。 どうもありがとね。

お待たせ。

あれ? あなたたち
水質調査で来たんじゃなかった?

ええ。 川の事を 多角的に
ちょっと調べてるもので。

おばさん
川男を見た話をしてあげて。

あっ… うん うん うん…。

先月の事なんだけどね

夕方 自転車で
川沿いを通ってた時に

風もないのに変だなと思って
見たら

黒くて 背の高い人影が
見えたのよ。

先月の何日だったか
覚えていますか?

確か 五十日で… 15日だったかな。

15日ですか…。

川の どの辺りで?

前に 私が見たのと
同じ場所なの。

川男は そこにいるんだよ。
一緒に来て。

わかりました。 行きましょう。

おばさん どうもありがとう。
うん!

お忙しいところ どうも。

あの… 今の話なんだけど

私が見たの
ただの釣り人だと思うのよ。

えっ?
でも 今 川男を見たって…。

あの子が あちこち
聞いて回ってるもんだから

ふびんになっちゃって つい…。

なるほど。 そういう事でしたか…。

おばさんが見たのは
あの辺りだって。

荻野さんが溺死した場所ですね。
ええ。

こっちだよ!
はいはい。

早く!

君も ここで川男を見たのですね?
うん。

私 悠太と一緒に
向こうのほうにいたの。

(泣き声)

悠太… 見て。

あそこに誰かいるよ。

(悠太)だあれ?
(百花)川男だ…。

夕暮れで
人が黒っぽく見えたんじゃない?

違う! 本当に真っ黒い人だった。

悠太は 川男に引っ張られて
ここで溺れたんだよ。

早く目を覚ませばいいのに。
そしたら 全部 わかるのに…。

悠太くんが溺れた場所は
特定されてませんでしたよね?

ええ。 この淵かもしれませんねぇ。

浅瀬から来ると 急に深くなって

荻野さんも
足を滑らせたそうですから。

…おや。

変わった靴跡ですね。

(百花)大きい! 川男の足跡かな?

他にも何か見つかるかも!

右京さん
これ 釣り用の靴の跡ですよ。

川釣りには このフェルトの靴底が
滑らなくていいんです。

ほうほうほう…。

この小さな丸い点々は なんです?

靴底に
ピンを打ったんでしょうけど

よりグリップを利かせるために。
なるほど。

自分でネジを打てば 安上がりだし
すり減った時の補修にもなる。

君 詳しいですね。
釣りが趣味なのですか?

渓流釣りを少々。
それは初耳ですね。

食堂の奥さんが見たのは

やはり
ただの釣り人だったんですよ。

(百花)おじさん!
これ なんだろう?

フタか。 なんだ…。
あっ…!

ちょっと見せてもらえますか?

冠城くん このフタ。

ええ。 見覚えありますね。

特別なフタなの?
はい。

川男の持ち物かもしれません。
本当に!?

何してるの!
(百花)ママ…。

川には近寄らないでって
あれほど言ったでしょ!

でも…。

川男とか 馬鹿みたいな事 言って
ママを これ以上 困らせないで!

お母さん これには訳が…。

子供に近づかないでください。

話す事は何もありませんから。
書きたいなら 勝手に書けば?

百花 いらっしゃい。

我々 マスコミ…。
百花 早く来なさい!

(千夏)百花!

百花ちゃんに
何を言ったんです?

川男は 僕たちが捕まえるから
安心してくださいと。

いいんですか? そんな約束して。
ええ。

黒くて 背の高い川男

釣り用の靴跡

採水ボトルのキャップ

魚の異常死 水死した荻野さん…。

これらが 皆
ひとつに繋がっているとしたら?

全て 繋がってる…?

♬~

まさか… 荻野か!?

♬~

やはり いらっしゃいましたね。

驚かせてばかりで
申し訳ありませんね。

あっ… あの あなたは…?

警視庁の杉下です。

早く来てくれて 助かりました。

ひと晩中 川に浸からされちゃ
たまりませんからね。

あの… えっ… どういう事です?

あなたたちも魚の事を調べに?

申し訳ない。
あれは お芝居だったんですよ。

(倫世)ねえねえ
ちょっと聞いてよ。

また 魚が
たくさん浮いてたそうよ

あそこの淵で。

亡くなった人も出てるし
あの淵 なんかあるんじゃないの?

笹沼硝子の人が来たら
あの話を振ってくださいと

食堂の女将さんに
頼んであったんです。

有害物質だかなんだか
知らないけどさ

本当 気味悪いわよねえ。

私のさ 子供の頃なんて
本当 きれいな川だったのよ。

相手の客は 俺。

川男の正体は

高部さん あなたですね。

最初から不思議でした。

月命日でもないのに
なぜ 川に来ていたのか?

あの日 あなたは
荻野さんの供養ではなく

意識不明で発見された悠太くんが
助かるように

祈っていたのではありませんか?

そう… 事故の責任を感じて。

妙な一致に気づいたんですよ。

悠太くんがいなくなったのが
今月の15日。

荻野さんが亡くなったのが
4カ月前の15日。

食堂の女将さんが
怪しい人影を見たのが

やはり 15日。

同じ日に 同じ地点で

川に入って する事が
あるとしたら…

水質検査のために
水をくむ事ではありませんかね?

魚の異常死の話が気になって

急きょ
調べに来たんじゃありません?

このバッグの中

これと同じような黒いウェーダー
入ってるんじゃありませんか?

夕暮れ時に 雑草越しに見える
黒いウェーダー姿のあなたが

子供の目には
妖怪のように映ったのでしょう。

悠太くんは あなたを追って

淵に はまったのでは
ありませんか?

(高部の声)
あの日 ここで採水してる時に

小さな子が 遠目に私を見つけて
走ってきました。

川男だ!

♬~

(高部の声)それから
母親が子供を呼ぶ声が聞こえて…。

(千夏)悠太!

子供が川に入るなんて
思わなかったんですよ。

母親が呼び戻して
止めるだろうって…。

(高部の声)でも…。

♬~

かわいそうな事をしました…。

なぜ 川の水 調べてたんですか?

ここでは 廃液をタンクにためて
川に流してないんですよね?

あ… あの… いや それは…。

土壌汚染の可能性… ですね。

タンクから廃液が漏れて
地中に染み込めば

地下の帯水層を通って
目の前の川にも流れ込むでしょう。

最近 起きた 魚の異常死
汚染の発生源は 笹沼硝子だった。

違いますか?

半年前 うちの会社で

貯水タンクの破損事故が
起きました。

あの 修理はしたんですけど…。

(荻野義彦)
魚が異常死しています!

川の汚染源は
うちじゃないですか?

土壌の調査 お願いします!

そんな…
深刻になるような話じゃないさ。

タンクの修理も済んだし
しばらく様子を見てみよう。

なあ? 高部くん。

おい 荻野 いいから黙ってろ。

町の連中は

城西エレクトロニクスを
疑ってるんだ。

好都合じゃないか。

(高部の声)私も同調しました。
社長に にらまれたくなくて…。

見過ごすんですか?

万が一 健康被害が出たら
どうするんです?

しかしな… 汚染源が
うちと決まったわけじゃないし。

社長の言うとおり
もう少し 様子見ようや。 なあ?

(高部)そのあと 荻野は1人で
ひそかに川の水を調べ始めて…。

あの淵が

定期的に水質検査をする場所
だったんですね?

ええ。 他にも2カ所。

あの淵より上流と下流
3カ所 調べてました。

1人でやらせたりしなければ
溺れる事はなかった。

私は 荻野が残したデータが
無駄にならないように

こっそり 水質調査を
続ける事にしたんです。

高部さん あなたは 二度
見て見ぬふりをしたのですねぇ。

荻野さんの死にも
悠太くんが溺れた事にも

直接 手を下してはいません。

ですが
悲劇を止める機会がありながら

何もしなかった あなたに
罪がないとは言えませんよ。

はい…。

せめて
ピンを打った靴を履いてれば…。

あの辺りの川底 かなり滑ります。

ピンスパイクなら
転倒は防げたかもしれない。

いや 打ってたはずですが…。

高部さん
見てくださいよ これ ちょっと。

ピン 自分で打ったんですよ。

(高部の声)ソールにネジを打って
グリップを利かせる方法

教えてくれたの 荻野なんです。

それでも滑った…
何度も入ってる川で。

これまで調べた水質データ
全て見せてもらえますか?

あっ… はい。

荻野さんの命を奪ったのは
川ではないかもしれません。

ああ… この間の…。

ちょっと よろしいですか?
なんでしょう?

荻野さんが亡くなった日の夕方
どこにいらしたか

教えて頂けませんか?

なんなんですか? あなた方。

警視庁の杉下です。
冠城です。

警察…?

何を調べてらっしゃるか
わかりませんがね

4カ月前の事なんて
覚えちゃいませんよ。

川の上流の この辺りに
行っていたんじゃ?

だから 覚えてないって!
この近くには

城西エレクトロニクスの
防犯カメラが設置されてます。

住民と ひと悶着ありましたからね
用心のために。

荻野さんが亡くなった日の映像に
あなたの車が映っていたんです。

だったら その辺り
車で走ったかもしれませんね。

では 思い出してもらえるように
僕の推測をお話ししましょう。

亡くなった荻野さんが
川の汚染を調べていた事は

ご存じですね?

あっ… いや…。

あの日 あなたは

荻野さんが採水している
上流の この地点に

車で向かったのでは?

何度も同じ事を言わせるなよ!
今すぐ そんな事をやめろ。

じゃなかったら お前はクビだ!

(杉下の声)そこで

あなたと荻野さんは
言い争いになり

口論は
やがて つかみ合いに変わった。

絶対に許さんからな!

止められるもんなら
止めてみろよ!

この野郎…!

(杉下の声)
遺体の頭部にあった傷は

恐らく
その時に できたのでしょう。

(笹沼)ああっ! ああーっ!

あなたは
荻野さんの顔を川に押しつけ

溺死させた。

そういう事ではありませんかね?
心外ですね。

車が映っていたぐらいで

私が殺したような話を
でっち上げるとは。

確かに 今のは半ば想像です。

ですが 荻野さんが溺死したのは
あの深い淵ではなく

もっと上流である事は
確かなんですよ。

あなたの工場の廃液に含まれる
有害物質 テトロエデンが

この工場の下流の川からのみ
検出されてます。

特に 荻野さんが溺死したとされる
淵の辺りで顕著でした。

しかし 解剖所見によると
荻野さんの肺に残ってた水に

テトロエデンは
全く含まれていません。

つまり 何者かが

上流で溺死した荻野さんを
淵まで運んで

水難事故に見せかけようと
したわけですよ。 ええ…。

恐らく あなたが。

馬鹿馬鹿しい! 失礼する!

なんだ? 君たちは。

(伊丹憲一)
4カ月前の水難事故の件で

お話 伺わせてください。

(芹沢慶二)改めて
聞き込みをかけたところ

あの日 上流の川辺で

言い争う声を聞いた
という証言が取れまして。

いい加減にしてくれ。
俺は 何も知らない!

(伊丹)あっ 詳しい話は
場所を変えて お伺いします。

どうぞ。
さあ。

てめえ 警察に
何 しゃべったんだ オラッ…!

(出雲麗音)高部さんからは
改めて お話を伺いますので。

(笹沼)クソ…!

(伊丹)あとは こちらで。

笹沼の車から検出された血痕

荻野さんのDNA型と
一致したそうです。

そうですか…。
タンクの破損事故のほうは?

高部さんを始め 複数の社員から
証言が取れたそうです。

では 土壌汚染の責任も
厳しく問われる事になりますねぇ。

皮肉なものですよ。

垂れ流した有害物質が
証拠となって

4カ月前の犯行が暴かれるなんて。

百花ちゃーん!
おじさん!

川男の正体がわかりましたよ。

えっ!?

高部さん…。

ママ。

(千夏)あの人 謝りに来たんです。

危ないから
近づいちゃいけないって

私が… 私が声かけて
止めるべきでした。

♬~

本当に申し訳ない事を…
申し訳ない事をしました…!

あの人が止めてくれてたら…。

私が 悠太を
ずっと抱きしめてさえいれば

悠太は…。

荻野さんの事件さえ
早く解決していれば

悠太くんが事故に遭う事も
なかったはずです。

警察の人間として おわびします。

♬~

真相を解明できたのは

百花ちゃんが 川男の話を
してくれたからなんです。

君のおかげだ。 ありがとう。

(千夏)私 駄目な母親ですね…。

百花の話を ちゃんと聞いてれば

もっと早く 事情が
わかったかもしれないのに…。

♬~

ごめんなさい…。

(百花)
私が一緒に行けばよかったの。

百花…?

私 宿題あるから川には行けない
って言ったけど

あの日 本当は
家でゲームして遊んでただけ。

悠太の面倒見るの
嫌になっちゃって…。

ママが昼も夜も働いて
疲れてる事 知ってたのに…。

宿題あるなんて嘘ついて
ごめんなさい。

嘘ついてた事 ずっと言えなくて
ごめんなさい!

(百花のすすり泣き)

百花のせいじゃないよ!

百花は なんにも悪くない。

悠太が元気になるの
ママと一緒に待ってようね。

フフッ… 泣かないで。

♬~

ずっと苦しんでいたんですね。

弟が溺れたのも
お母さんが責められるのも

自分のせいだと。
ええ…。

悠太くんは

川男に連れていかれたのだと
言い続けていたのは

百花ちゃん自身が

そう信じようと
していたからでしょうねぇ。

そう思えたら
少しは救われるか…。

それもあるでしょうが

お母さんを守りたかったのだと
思いますよ。

悪いのは川男
お母さんは悪くないと…。

うん…。

(小出茉梨)川男って
川にすむ妖怪の事ですか?

女将さん ご存じですか?

ええ。 以前に
お客様から伺った事があって。

で 出たんですか? その川男。

ええ。
ただし 正体は人間でしたけどね。

なんだ…。

やっぱり いないですよね
妖怪なんて。

どうでしょう?

あっ そうだ。
君に話し忘れていた事が…。

例のコティングリー妖精事件の
顛末ですが

あれには まだ 続きがあるんです。

妖精写真は偽物だと
本人たちが告白したんですよね?

しかし こうも言ったんですよ。

妖精を見たのは 本当の事。

大人たちが
誰も信じてくれなかったから

写真を細工して見せたのだと。

子供にしか見えないものって
確かに ありますもんね。

僕たちの目には見えなくとも

それが この世に存在していないと
断定する事など

誰にも できないんですよ。

ええ。

(益子桑栄)
死後50年近く経ってるぞ。

(新島敏夫)1週間ほど前から

社長の様子が変だったんです。
人形劇ですか…。

大学時代も親しくされてたとか。

(藤島健司)時効だと
書いてありましたが?

ある仮説を立てれば
全て説明がつくんですよ。