ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔 [新](1)[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔 [新](1)[字]

舘ひろし主演、大人のための本格ドラマ。保護司とは、罪を犯した人たちの立ち直りを支える存在。矛盾に満ち閉塞した現代において、「生き直す」ことを問いかける物語。

詳細情報
番組内容
保護司・深谷善輔(舘ひろし)は、ある重大事件で服役していた小山結子(浅丘ルリ子)の担当になった。出所と同時に「ヒャッホー」と叫ぶ彼女に驚くが、高齢でも生活保護を受けず働くと言われ、協力雇用主である洋食屋で雇ってもらうことに。娘の美晴(蓮佛美沙子)とも数年ぶりに同居をはじめるが、美晴は父が保護司であることに困惑する。善輔は結子の娘の小山香苗(真矢ミキ)を訪ね、彼女の母への憎しみを知ることとなり…。
出演者
【出演】舘ひろし,蓮佛美沙子,青柳翔,小越勇輝,村田雄浩,濱田マリ,寺泉憲,不破万作,池田努,飯沼千恵子,時任勇気,前田航基,濱津隆之,泉谷しげる,真矢ミキ,浅丘ルリ子
原作・脚本
【作】久松真一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 美晴
  2. 保護司
  3. お父さん
  4. 小山
  5. ハア
  6. 先生
  7. 古澤君
  8. 更生
  9. 佐山
  10. 家族
  11. 松川
  12. 人間
  13. 大丈夫
  14. お願い
  15. 頑張
  16. 仕事
  17. 自分
  18. 本当
  19. 無理
  20. フフ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(佐山)佐藤さんという保護司の先生が
担当されていたんですが

入院されたんですよ。
それで しばらく保護観察は

無理だということになりまして
お願いできませんか?

(善輔)私が?
はい。

この人…。

やはり ご存じですか。

はい。

深谷先生。
保護司になられて まだ8か月で

ご心配かとは思いますが
私と佐藤先生が面接した結果

本人は非常に反省しています。

模範囚ですし 大丈夫だと思います。

(ドアの開閉音)

323番 私物を確認しなさい。

(結子)はい。

(刑務官)よく頑張ったわね。

ここを出ても
その反省の気持ちを忘れずに

頑張りなさい。

(刑務官)323番 返事は?

(刑務官)323番!

323番は もうおしまいです。

♬~

遅いなあ。

(ドアが開く音)

あ…。

大丈夫ですか?

ヒャッホ~!

あ~ あ~…!

ハア ハア…。

あの 小山結子さんですよね?

どちらさまですか?

あっ 保護司です。
保護司の深谷といいます。

結構です。

いえ いえ… あの
そういうんじゃなくて。

あの ちょっ…。

小山さんの刑期が満了になるのは
半年後です。

その間は 保護観察期間ということで
保護観察官の私と

保護司の深谷先生が
サポートすることになります。

以前にも ご説明したとおりです。

面倒くさいわねえ。

あっ… 深谷善輔です。

よろしくお願いします。

(電車の走行音)

どうぞ。
すいません 狭いうちで。

これからは ここで
あるいは 小山さんのアパートで

月に2回ほど
面接をすることになります。

お一人?

えっ あ はい。

妻が昨年亡くなりまして。

あっ… すいません。
一人で食事作るのは大変で。

妻がどんなに頑張ってくれてたか
身にしみてます。

食べることは大事よ。
健康が第一。

そうですよね。
え~っと…。

小山さん 体調はいかがですか?

刑務所の食事知ってる?
どれだけ まずいか。

あ 知りません。

あ… そうですか。 そうですよね。

でも大丈夫。 栄養はちゃんと
考えられてるのよね。

生かさず殺さず。

出てこられて
お気持ちは いかがですか?

最高です。

保護司が急に変わって
驚かれてると思います。

私も頑張ります。
よろしくお願いします。

私 まだよく分からないのよね。

なぜ 保護司の先生がつくんですか?

私を見張るため?

いや 見張りじゃありません。

小山さんの これからのサポートを
させていただくためです。

うそ。 見張りでしょ。

いや 仮釈放となると
いろんな困難なことがあります。

そのサポートをさせていただきたいと
思ってます。

更生のためにも。

更生?

更生 更生 更生。

ねえ 教えてよ。

自分の息子を殺した私の
何が更生なの?

すいません。

はい。
(佐山)困ったことになりました。

さっき 北川珠美さんから
引受人をやめたいと電話がありました。

え? (佐山)今になってご主人が
反対されたとか。

小山さんが 以前勤めていた
レストランの方ですが。

やっぱり他人ですと どうしても。
そうですか…。

しかし こうなると
入居予定のアパートには入れません。

(佐山)それで こちらで調整できたのは
更生保護施設の陽気会です。

更生保護施設でしたら 私は…。

(佐山)深谷先生 このまま
小山さんを担当していただけますか?

更生保護施設には 施設長がいますが
保護司が度々変わるのは

よくありませんので
ご無理を言いますが。

分かりました。

この更生保護施設でお世話になれるのは
最長で半年です。

住まいは その間に
なんとか探しましょう。

珠ちゃんは悪くない 当然よ。

気持ちを切り替えましょう。

明日は 生活保護の
手続きに行きましょう。

私 働く。

私 死ぬまで 働くから。

え… ちょっと待ってください。

今から その… 小山さんの年齢で
働くのは 難しいと思います。

これ以上 税金のお世話には
もうなりたくない。

いや 生活保護は
恥ずかしいことじゃありませんよ。

国民の当然の権利です。
ですから明日…。

私は働くって言ってるでしょう。

私は死ぬまで働くの。

小山さん…。
私は そうするしかないの。

♬~

[ 回想 ] 私は 死ぬまで働くの。

そうするしかないの。

しょうがないな~。 いくよ~。
それ~!

ヒャッホ~!

ねえ 教えてよ。
自分の息子を殺した私の

何が更生なの?

♬~

(電車の走行音)

(美晴)ただいま~!

お父さ~ん。

お父さ~ん!

何これ…?

美晴!

美晴。

美晴 帰ってきたか?

(手を洗う音)
美晴!

(ため息)

お父さん 説明して。

おお 美晴。 え… 何だよ。

信じらんない。 お母さん亡くなって
まだ一年だっていうのに。

え ちょっと待て 何だよ?

そういう人がいるなら
いるって言ってよ!

え?
お邪魔しました。

ちょっと待て 美晴!
違うんだ そうじゃない!

お父さん ほら 保護司だからさあ。
保護司?

いや 保護司。 だから その
対象者が 来てたんだよ。

お父さんが担当する対象者が
ここに来て 時々面接するんだよ。

お父さん 保護司やってるの?

8か月前からな。

いや だから これは何でもない。
何にもないの。

え 何だ そういうこと!?
バカみたい。

保護司のことメールで送ったけど
見てなかったか?

ああ 見てない。 バタバタしてたから。

見てないって …ったく。

(冷蔵庫を開ける音)
お帰り 美晴。 うわっ とっと…。

ただいま。

(缶ビールを開ける音)
ああ~…。

フフ…。

ああ~。
あ~ うまい!

でも 本当に帰ってきてよかったのか?

お父さん一人ほっとけないでしょ
娘としては。

そうか。

でも 何年ぶりかなあ うちに住むなんて。

就職して うち出て以来だから
8年ぶりか。

その漬物 お父さん漬けたんだ。

お父さんが!?
うん。

おいしい。 びっくり!
へへ…。

お父さん 本当にずっと
自分で食事作ってんの?

まあ 年金暮らしに
外食は厳しいからな。

変。

変?

変。 何かが違う。

お母さん亡くなって お父さん一人で
やるしかなかったにしても

お父さん 何かイメージ違う。

お父さん…。

お父さん 変わるしかないんだよ。

生き直せるか。

お父さん?
ん?

うまいなあ。

うまいねえ。

文芸部から週刊誌へ異動だって?
ん。

うちに帰ってくるために
無理させたか。

大丈夫 仕事は仕事だから。

無理せず 美晴は美晴の人生
生きていいんだぞ。

俺は なんとかするから。
自分の幸せのために生きていいんだよ。

それ 慰めてるつもり?

それ言うなら
もっと早く言ってほしかったな。

私 お父さん許さないよ。

あの時 お父さん
何にも言ってくれなかったじゃない。

私が離婚した時。
何にもしてくれなかった。

岡嶋に捨てられるように離婚したのに
言葉一つかけてくれなかった。

美晴…。

フッ… あ~…。

ごめん。 こんなこと
言うつもりじゃなかったんだけど。

ごめん。

ハア ハア ハア…。

すいません 遅くなりました!

(ざわつき)

あの… 第一文芸部から来ました
深谷美晴です。

(ざわつき)

深谷です!

(恵美)懲役さんは そこ。
チョウエキ?

(久保)シャバから塀の中へ ようこそ。

(智子)やるよ。
はい。

(黒田)泉田より前園美穂を
追った方がいいんじゃないすか?

(智子)理由は?
(黒田)いや~ 泉田俊之は

衆議院議員ですから慎重でしょ。
でも不倫相手の美穂は

浮かれていて深く考えていない。
その美穂を追ってれば

泉田が現れると思うんですよ。
(智子)分かった それでいって。

ほかには?
タレコミなんですが

近所にいる若い男が もしかしたら
少年Bなんじゃないかって。

(かよこ)少年B!? いたんですか?

(脇田)今どこにいるか
皆目分からないからなあ。

これ もし本当だったら いけますよ!

(智子)恵美ちゃん かよこ 確認して。
(2人)はい。

あ~ かよこ 写真用意しろ。
はい。

いいでしょうか。
どうした? 文学少女。

あの… 少年Bは もう一般人です。
その人を どうして追うんでしょうか?

どういうこと?
彼は彼で今 必死に頑張ってるはずです。

そこに私たちが行って
かき乱すようなことをして

いいんでしょうか?
何言ってんだ?

人をえぐるとか 不倫とか

それが仕事として
力を尽くすことですか?

面白いから。
面白い…?

うん そう。
それだけで やっていいんですか?

人間が この世界で一番面白い。
人間ほど愚かで滑稽で

すばらしいものはない。
だから人は求める。 だから書く。

え でも だからって…。
(記者)編集長!

ありがとう。
強盗殺人か…。

久保 深谷と行って。

え 私!?
はい。

(カメラのシャッター音)

え?
強盗殺人事件です。

文芸部じゃ
こんな現場見ることないでしょ。

これが 現実です。
殺された人間がいる。 殺した人間がいる。

分かった 見なくていい。

あっ ご… ごめんなさい!

(浩二郎)美晴!?

浩二郎先輩 どうしたんですか!?

それは こっちのせりふだよ。

あ そっか。

何で こんなとこにいんだよ。
あ 今 「週刊アトラス」で…。

「アトラス」!? うそだろ。

谷さん。
ああ。

今度 連絡する。
あ…。

♬~

生活保護は どうしても 嫌みたいで。

働きたいそうです。
(佐山)働きたい…。

厳しいと思いますが
協力雇用主を探してみます。

よろしくお願いします。

いろんな対象者がいます。

裏切る者 逃げる者
そして ちゃんと更生する者。

誰一人として 同じ人間はいません。

深谷先生 大変ご苦労だと思いますが
よろしくお願いいたします。

いや~ その人はねえ。
ダメでしょうか?

うちは協力雇用主だけど
さすがに その人はね。

本人 本当にやる気なんですが…。
でも79歳でしょ?

79歳じゃ ちょっと うちじゃあねえ…。

そうおっしゃらずに なんとか。

いや~ そう言われましてもね
やっぱ勘弁してほしい。 ごめんね。

すいません。
本当に 誠実な方なんで…。

え 捕まったんですか?
ああ。

前があったんだよ。
強盗や傷害で もう4回目。

バカなやつだよ。
前っていうのは その

前科ってことですか?
再犯率は約4割。

一度 罪を犯したやつの 2人に1人が
また塀の向こうに たたき込まれる。

再犯率4割…。

はあ~…。

美晴。 はい。
お前 離婚したんだって?

ああ… ごめん
同窓会で尚美たちが言ってたからさ。

ラグビー部の同窓会
全然来てなかっただろ。

みんな心配してたぞ 美晴大丈夫かって。

あ… 大丈夫です。
もう 忘れましたから。

フフ…。

熱!

雄藏さん。

先生!

いつも 公園の掃除 お疲れさまです。
いや~ うまそうだ!

今日も先生の手作りですか?
はい。 頂きます。

うまい!
アハハ そうですか よかった!

先生は 奥さんが亡くなられてから
料理始めたんでしょ?

すごいなあ フフ。
最近は 料理が息抜きでして。

結構 気分転換になりますよ。
先生 大変ですか?

あっ コーヒーいかがですか?

あ~ しみるな~! フフ。

人生の大半が 塀の向こうにいたから
私 何にも知らなくて。

コーヒーが こんなにおいしいなんて。
先生に教えられました。

うれしいですね。
お代わり まだありますから。

ありがとうございます。

美晴!
え? あ お嬢さんですか?

あ はい。

美晴 こちら澤井さん。
澤井雄藏さん。

澤井といいます。 深谷先生には
大変お世話になっております。

そうですか。 先生に こんなすてきな
お嬢さんがおられたんですか。

美晴 美晴!

♬~

美晴 美晴!

お帰り。

ったく ああいう態度はないだろ~。

あの人も お父さんが担当してる人?
前にな。

もう 保護観察期間は終わったんだよ。

つまり前科者でしょ?
再犯率4割なんだよ

知ってるよね? お父さん。

何した人?
うん? ん~ それは言えない。

どうして?
保護司には守秘義務があってさ。

家族にも言えないの?

言えない。

人生の大半が塀の向こう
みたいなこと言ってたじゃない。

何したの? 人殺したの?

じゃなきゃ 人生の大半が刑務所って
ないよね?

そうじゃない 違うよ。

でも 言えないんだ。

え だって その人たち
ここにも来るんでしょ?

元犯罪者が来て 何やった人かも
分かんないなんて 怖いよ!

すまん。
はあ…。

分かんないなあ。

お父さん。
お父さん 前は冷めた人だったでしょ?

何だか熱い。 何かが違う。

教師を退職して 今
保護司をさせてもらってる。

それだけだよ。

まだまだ 手探りだけどな。

美晴!
迷惑かけて ごめんな。

保護司ってことは
娘より他人が大事なんだね。

♬~

あ~…!

ハア ハア ハア…。

ハア ハア ハア…。

(寛治)あの人だろうが なあ?
さすがにさあ…。

我が子殺しだろうよ。
うちらみたいなね 協力雇用主でも

ビビっちゃうわけよ。
そうか…。

≪おい! (大きな物音)
≪何だよ!

何だ 何だ…?

≪ふざけんなよ てめえ!
≪おい じじい!

はあ ったく…。

(古澤)あ? やめちまえよ じじい。 おい!
古澤君 古澤君!

古澤君 古澤君…。

(寛治)何やってんだ こら!

ちょっと待ちなさい! 古澤君!

(古澤)あいつが悪いんだろ。

ぶつかってきたのに
何も言わねえんだから。

職人ってのは
そういうもんなんだよ お前。

唯行 我慢しろよ お前。

お前 あとひとつきもしたらよ
保護観察がよ…。

保護観察が終わるんだろ?
とにかく面倒起こすな。 な?

古澤君 今まで頑張ってきた…。

分かったっつってんだよ。

こっち向け こら。 おら!
ああ!

古澤君 言いたいことがあるなら
言ってくれよ。

みこしなんか作ってても
つまんねえんだよ。

何だと!? お前。

こんな古くさいもん
令和に要らねえだろ。

(寛治)こら こら こら… 唯行 こら!
ああ!?

(古澤)こんなもんよ…!

(松川)祭りを何だと思ってる!

祭りは命だ!

みこしは 神様なんだよ!

松川。

寛治も ちょっといいか?

おお…。

今の仕事を ずっとやれって
言ってるんじゃないんだよ。

将来 自分の好きな仕事を
見つければいい。

でも 古澤君。

君が今頑張ってるのは 被害者に対する
君なりの思いがあるからだと

僕は信じてる。

今は辛抱しなさい。

でも先生 俺には居場所がないんですよ。

居場所か…。

(友里)辛抱しなさい。 フッ 先生みたい。

え? 友里ちゃん 俺 そう言ったか?

(松川)言ったよ。

やっぱり教師だな お前は。
フフ。

その現実を目の当たりにしてなお

先生は
エゴを捨て切ることができなかった。

以上を踏まえて 本文をもう一度。

「必要なことは
みんな一口ずつ書いてある中に

お嬢さんの名前だけは
何処にも見えません。

私は 仕舞まで読んですぐ
Kが わざと回避したのだという事に…」。

(チャイム)

<俺はごく普通の 至って ごく普通の
サラリーマン教師だった。

変化があったのは
あと数年で定年という時。

高校にラグビー部が出来て

顧問を頼まれた時だった>

<高校時代 ラグビー部だったことが
よみがえった。

何も教えられないが 胸が躍った>

教師生活の最後は
大好きなラグビー部の顧問。

もう満足だったろう。

それがまだ分からん。
何でいきなり保護司なんだ?

たまたま 頼まれただけだよ。

町内会長にか。

頼まれても ず~っと断ってただろ。

平本か?

まさか あいつがな。

まさかな。

(松川)元ラグビー部員が
強盗致傷の一味 なんてよ。

♬~

平本…。

♬~

すいませんでした。

もしもし。
あの人の働き場所 探してたろ。

雇ってくれるとこ 見つけたぞ。

本当か!?
(松川)ああ みこしの後輩。

清河にある 洋食キッチンだ。

松川…。

すてきなお店ですねえ。

こいつが
脱サラして始めた店なんだけどよ。

人手が足りないみたいでな。

(小声で)足りてます。
ん?

(小声で)もうかってないし。
一平。

(一平)大丈夫です。
みこしの大先輩に頼まれたら

嫌とは言えないですから。

無理ならいいよ。

汚いわねえ。

小山さん。
汚いお店は 大体 ダメなのよね。

ふざけないでください。
うちは きれいにしてます。

無理にとは言いません
ただ もし 試験的にも

雇っていただけたら
国からの支援もあります。

できましたら よろしくお願いします。

(松川)一平 大丈夫だな?

はい。

ありがとうございます。

(佐山)
仕事が決まったのは よかったですが

更生保護施設を出たあとの
住まいを どうするかですねえ。

どなたか
力を貸してくれたらいいんですが。

娘さん どうなんでしょうか?

取りつく島もありません。
生活が厳しそうで

母親との同居が難しいのも
あるでしょうね。

(佐山)ただ一人の家族なんですが。

♬~

(自転車のベル)

♬~

お願いします。
いらっしゃいませ。 袋は要りますか?

あ 結構です。

110円です。

ちょっ… ちょっと あんた あんた!
ああ… 何やってる!

ちょっと待って…!
やめて やめて!

小山さん。
(香苗)はい…。 何か?

深谷と申します。

こういう者です。

保護司?
ええ。

お母さん 出てこられまして
私が担当してます。

小山さん。
観察官の人に言ったはずです

私は身元引受人になんか
なりません。

いえ 今日は その話じゃありません。

ただ もし小山さんが
お母さんに 会いたいとしたら

お母さん 出てこられましたから
会うことができます。

会う!? あの人と?

はい ただ一人のご家族ですから
もし…。

バカ言わないで!
あの人が何したか分かる?

あの人が何を…。

家族なんかじゃない
家族なんかじゃない。

家族なんかじゃない!

ああ…。

二度と来るな!

(勢いよくドアを閉める音)

あの人のせいで
私は離婚されて 家を追い出されて

子供も取られて。

こんな名前…。

こんな名前 捨てたくて…。

(ネームプレートを投げる音)

♬~

私には家族なんていません。

二度と来ないでください。

♬~

<一切 何一つ
罪を犯したことのない人間が

どれくらい いるのだろう。

罪を犯した者
被害を受け泣いている者。

不寛容 自己責任 分断 格差。

この社会で笑い続けている人は
どれほどいるのか>

♬~

もしもし。

人を殺した人間には
もう働く資格はないのかしら?

そのお母さんはな
生きる目的がないんじゃないか?

生きる目的?

一体 何して刑務所にいたんですか?
何人殺したんですか?

あ~!
そんな事件起こしたやつらが

簡単に変われると思うか?
自分を 変えたい。

行け! 平本 行け!
私に洋服を送りつけて。

絶縁状ね。

(泣き声)

♬~