ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔(3)[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔(3)[字]

舘ひろし主演、大人のための本格ドラマ。保護司とは、罪を犯した人たちの立ち直りを支える存在。矛盾に満ち閉塞した現代において、「生き直す」ことを問いかける物語。

詳細情報
番組内容
息子に厳しく接する庄司(田中偉登)の父親と出会った善輔(舘ひろし)は、何をすべきか深く悩む。さらに結子(浅丘ルリ子)の新しい仕事探しもうまくいかない。そんな中、結子を解雇したはずの一平(村田雄浩)が善輔を訪ねる。庄司に善輔は、介護施設で働き通信制の高校に通うことを提案。ところが、庄司の父親は激怒するのだった。一方、香苗(真矢ミキ)は死なせた息子の月命日にも来ない結子にさらに失望を覚える。
出演者
【出演】舘ひろし,蓮佛美沙子,青柳翔,小越勇輝,村田雄浩,濱田マリ,寺泉憲,不破万作,池田努,飯沼千恵子,時任勇気,濱津隆之,脇知弘,笛木優子,田中偉登,泉谷しげる,真矢ミキ,浅丘ルリ子
原作・脚本
【作】久松真一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 小山
  2. 先生
  3. お願い
  4. 一生懸命
  5. 一平
  6. 庄司
  7. 雄藏
  8. 本当
  9. 家族
  10. 庄司君
  11. 深谷
  12. 息子
  13. 大丈夫
  14. パトカー
  15. 清美
  16. 問題
  17. サイレン
  18. 香苗
  19. 仕事
  20. 自分

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(善輔)小山結子さんですよね?
(結子)どちらさまですか?

保護司の深谷といいます。

自分の息子を殺した私の
何が更生なの?

(九條)そのお母さんはな
生きる目的が ないんじゃないか?

(香苗)私には家族なんていません。
二度と来ないでください。

(一平)ちょっと 何やってる!
ちょっと待って…!

あれが あなたの 一生懸命なの?

これからは
原則 月2回 私と面接をします。

(庄司)もうしません。 許してください。

(美奈子)
先生 助けてください! 庄司が…!

うわ~!
(美奈子)庄司!

ああ!
庄司君…! ああ…!

庄司君!
(和之)警察を呼べ!

こいつを訴える。
こいつを 刑務所に入れてくれ!

お父さん 落ち着いてください!

庄司君も…。
ああ…。

ごめんなさい ごめんなさい…。

(和之)受験の失敗は 誰のせいでもない!
お前のせいだ!

努力不足を人のせいにするな!
あげく 詐欺師だと!?

ふざけるな!
(庄司)ごめんなさい! ごめんなさい!

(庄司の泣き声)

私は 高校の教師をしていました。

今思えば 生徒はみんな それぞれです。

努力しても 結果が出ない子も
確かにいました。

それに 庄司君は まだ17歳です。

間違いもあるし 踏み外すこともあります。

そんなものは
努力しないやつの言い訳だ!

みんな 頑張ってるんだ!
俺もそうしてきた。

今も 必死だ!

こんなやつ
刑務所に入れてください!

(庄司)ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい!

ごめんなさい…。
庄司君…。

僕を… 少年院に入れてください。

お願いします…。

♬~

起きてたのか。

(美晴)眠れないよ 心配で。

ああ~…。

これが保護司の仕事なの?

もう~ 定年後は
ゆっくりしてほしいから

そのために帰ってきたのに。

はあ~…。

少年院に入りたい…。

もしかすると あの父親から
離れたくて 殴ったのかもしれません。

(佐山)面接の付き添いには
お母さん 一人だったので

父親には 会えなかったんです。

家裁の調査官からは
家庭に問題がとは 聞いていたんですが。

いや~ まさか そこまでとは…。

どうでしょう。
彼の環境として 自宅でいいのか。

ほかは 難しいですね。

少年で 両親そろってますし
自宅がありますし。

庄司君。

さあ 食べよう。

頂きま~す。

頂きます。

あ 粉チーズは? いいです。
ああ そう。

でも おいしいです。

よかった。

よく来てくれたね。

そうだ これ食べたら

君を 連れていきたいとこがあるんだけど
いいかな?

はい。

雄藏さん!

(雄藏)あっ 先生!

仕事ないって
探すのが あなたの仕事じゃないの?

今 探してますから。
だから 早くして…!

小山さん? 小山さん!?

はい どうも。
頂きます。 どうぞ。

苦っ!

少年よ よ~く聞け。

先生のコーヒーはな 最初は苦いが
そのコクと うまみにな

次第に引かれる。
飲めば飲むほどにな。

苦っ! 先生…。

失敗ですね これ。
ええ!?

いや 苦い…
苦いです。 確かに。

ハハ…。
先生…。

はい 深谷です。

えっ? ハローワーク?

小山さんが倒れた!?

小山さん 大丈夫ですか?

もう 大丈夫だから。
病院 行きませんか?

大丈夫。 ただの めまいだから。

働きたいからって
無理しないでください。

いつか 限界が来ますよ。

それは その時のこと。

[ 回想 ] そのお母さんはな 生きる目的が
ないんじゃないか?

シャバには出てきたが
生きる意味を失ってる。

<働くことが生きる目的とは思えない。
だとしたら なぜ…>

(黒田)
深谷 深谷。 8050問題 どうなった?

あ はい。

引きこもりって
子供の問題じゃなかったんですね。

引きこもってる人が
100万人以上いるなんて

知りませんでした。
で 40歳以上の引きこもりの原因は

職場になじめなかった
就活がうまくいかなかった

人間関係の問題 病気。

まさに 今の社会の問題を
映し出してると思います。

(恵美)その40を過ぎた
大人の引きこもりを

70代 80代の親が面倒を見る。
壮絶なんだよね。

(脇田)今 追っている 小山結子は
引きこもりの息子を殺した。

(久保)それも
表層の一部ですよね。 奥は深い。

令和になってから なおさら。
嫌な事件。

なぜ こんなことが起こるのかな?
(黒田)深谷。

まずは8050問題の 根を掘れ。
表層ではなく 深い部分の外堀を固めろ。

はい。
(智子)じゃあ 仕事 戻って。

(一同)はい。

小山結子 どうなった?

更生保護施設に入ったことは
ネタとして入ってるんですが

それが どこなのか 今探ってます。

確か 娘がいたよな。
はい。 家族も悲惨ですよ。

被害者の姉でありながら
かつ 加害者の娘。 どんな心境かしら。

当たってみて。
(黒田)はい。

(通知音)

「そう。 すごいわね。
がんばらないとね!」

(通知音)
(史織)「合唱コンクール がんばる。

優勝して全国大会に出る」。

「うん! がんばって!」

(通知音)

♬~

(矢崎)小山さん。

すいません。

誰?
え…?

小山さんさ 友達いないみたいだから
誰かな~ と思ってね。

ほら 小山さん 自分のこと
全然しゃべらないじゃない。

この辺の人じゃないよね?
昔 何やってたの?

あ いや…
全然 冗談だから 冗談。

すいません。

(寛治)九條先生に会ったのか?
うん。 元気そうだったよ~。

年 いったがな。
(松川)懐かしいな 九條先生か。

いや あの人に ラグビーの
面白さとつらさを たたき込まれた!

なあ キャプテン!
フフフ そうだったな。

いい時代だった。

いや 熱血体育教師に
俺も しごかれたぜ!

けど あの九條先生も
保護司ってのは奇遇だな。

なあ。
いや 31年だって。 びっくりしたよ~。

もう 退任だけどな。
31年か すげえな~。

いろんな人が 保護司やってんだな。
知らなかったよ。

けど 高齢化もあって
どんどん減ってんだよ。

(友里)保護司って
ボランティアなんでしょ?

今の時代 それって難しいよね。

そこだよ そこ。
ボランティアだよ?

やらねえだろ 普通。
善輔や九條先生みたいによ

もの好きならともかくよ。 ハハハハ。

あんな難しい ばあさんもいるしな~。
なあ~ ハハハ…。

で どうだ? 仕事決まったのか?

いや。
(店のドアが開く音)

あ こんにちは。
(松川)おお 一平。

先日は 失礼しました。
深谷です。

あ… そのことは もう…。

あの… ちょっと いいですか?

あ… どうぞ どうぞ。
すいません。

(一平)小山さんですが…。

あの…。

もう一度 うちで
働いてもらえませんでしょうか?

え!?

(松川)何言ってんだ?

星野さん どういうことでしょうか?

虫のいい話だと思ってます
追い出しておいて…。

うちのやつも ひどいこと 言いましたし。
いえいえ それは違います。

小山さん 失礼なことしました。
なのに どうして?

一生懸命じゃ なかったんです。

あのスープは 一生懸命じゃなかった。
適当でした。

手を抜いた。 それを 見抜いたんです
小山さんは。

あれが あなたの 一生懸命なの?

(一平)最近 やる気が起きないんです。

早期退職で会社辞めて
料理が好きで あの店始めました。

なんとかなると 思ってたんです。
でも オープンして2年

よかったのは最初だけで…。
最近 全然 客が来ないんですよね。

諦めっていうか
もう 適当でいいかって…。

ダメだったら 店閉めればいい。
そう思ってました。

全然 一生懸命じゃありませんでした。

おっしゃることは 何となく…
何となく 分かりますが。

それと これ… というか
小山さんをもう一度というのは。

そうだよ。

あのおばさんが やったことは ひどいよ。
無理するな。

無理じゃないんです。
(松川)どういうことだよ?

小山さんが 最初に来た時
言ったんです。

この店 汚いわねって。

それが きれいになってたんです。

窓の桟も 窓ガラスも トイレも
どこもかしこも。

ほんっとに きれいに。

客に見える所に
ビールケースがありました。

あのケースを 裏に運んでくれてた。

あの細い体で?

そのことに あとから気付いて
驚きました。

一生懸命。
それが 小山さんだと思うんです。

<思いがけない 展開だった>

よろしくお願いします。

(一平)いや こちらこそ
よろしくお願いします。

あの 無理言って すいません。
いえいえ…。

いつ死んでも おかしくない
老いぼれです。

料理のプロでもないけど
あと少し頑張ります。

よろしくお願いいたします。

あら? その染み。

そんな染み付けて
お客様の前に出るつもり!?

え…。
ねえ ちょっと

重曹ある?
(清美)え… いや あったかな?

(一平)いや… どうかな?
こっち来て。 重曹もないの?

いや~…。

大丈夫ですか?
はい。 あ いや…。

(エプロンを洗う音)

(雄藏)ああ ついでに
雑草も抜いてくれ。

はい。

あのよ。 雑草っていうのはよ
根 残しちゃダメなんだよ。

ああ… はい。
草 なめちゃいけないよ。

すぐ生えてくっから。 はい。
うん。

ああ~ 腰が入ってねんだよ ほら。
よいしょ~。

ハハハ… そうだよ。
フフフフ。 そうそうそう。

できんじゃんよ~。

フフ… あ 先生!

たこ焼き 買ってきました!
いつもどうも。

うまっ! なあ 少年。
はい。

フフフ。
あ…。

大丈夫? よし 立とうか。
せ~の よいしょ!

あ~ すみませ~ん。
ありがとうございます。

気を付けてね。
ありがとう。

ハハ…。

優しい いい子ですね。

はい。

小山さん。
はい。

味見してもらえますか?
あ…。

うん いいんじゃない?
ありがとうございます。

ねえ 何でプロじゃない人に聞くのよ。

うん…。

ほれ。

あ おいしい。
うん。

一生懸命な人に
プロもアマもないんだなって。

おかげで 俺の気持ちも変わったよ。

(清美)小山さん
誰のために 一生懸命なんだろ。

ありがとうございました。
(清美)ありがとうございました。

またお越しを
お待ちしております。

お疲れさまでした。
はあ~。

ねえ。 観葉植物
置いてみたらどうかしら?

あ それと
テーブルクロス かけてみたら?

雰囲気が変わると思うわよ。
ああ そうですね。

小山さん。 はい?
小山さんは

どなたに お料理
作ってたんですか?

フレンチのお店
手伝ってたんですよね?

その時 お料理されてたんですか?

私は ただのアルバイト。 私は…

家族のためにしか
作ったことないわ。

(一平)はあ~ ご家族に。

そっか ご家族のために。
ご家族 幸せだったでしょうね。

こき使われる時間は もうおしまい。
お疲れさまでした。

(2人)お疲れさま…。

(バイクの走行音)

きゃ~!
(刃物で斬りつける音)

(パトカーのサイレン)
(浩二郎)現在2人組の犯人は

バイクに乗って墨田区方向に逃走中。

はい。 被害者は 背中を肩から
けさ懸けに 切られた刀傷があり

意識がない状態で
病院に搬送されました。

被害額は 約2, 000万だそうです。
はい。

(パトカーを 強くたたく音)

(ラジオ)「昨夜11時半ごろ 江戸川区東葛西の
パチンコ店の 景品交換所に

刃物を持った2人組が押し入り
従業員に 大けがをさせた上

現金 およそ2, 000万円を奪って逃走…」。

東葛西だってよ~ 近いな。

(ラジオ)「警視庁によりますと 従業員は
日本刀のようなもので斬られて 重傷で

押し入った2人は
バイクで逃走したということです」。

日本刀ですって…。
(ラジオ)「警視庁は 強盗傷害事件として

逃げた2人…」
(ラジオを消す音)

先輩。

おお。
大丈夫ですか?

すごい疲れてるみたい。

ずっと 泊まり込みでな。
上が 少し休めって。

あ コーヒーです。

ありがとう。

(缶を開ける音)

信じられるか? 日本刀だぞ。
それで人を切って金奪うってよ。

ニュースで見て びっくりしました。
それで 大変なんですね。

思うんだ。 おやじなら
どうするかなって いつも。

お父さん?

弱い人間を守れ。
悪には きぜんと立ち向かえ。

おやじは そう言い続けた。

お父さんは…?

死んだ。 殺された。

交番勤務をしてて 襲われた。

犯人 何て言ったと思う?

警官なら 誰でもよかった。
この世の中が 嫌になった。

それで おやじは殺されたんだ。

知らなかった…。 いつですか?

高3の時。
それで 警察に入って…。

何をしようと 死んだ人は帰ってこない。

おやじは 帰ってこない。

犯人がムショを出て
罪を償ったとしても

残された 犯罪被害者は
この胸かきむしって生きてるんだ!

俺は 罪を犯したやつを
塀の向こうに送り込む。

この手で。

お年寄りの介護施設
アルバイトがあるんだよ。

でも僕は お年寄りは…。
分かってる。

だからこそ。

家庭裁判所の調査で 君は
特殊詐欺のボスに こう言われたと。

「年寄りは 金をため込んでる。
その金を外に出して

俺たちは経済を回すんだ。
だから いいことをしてるんだ」って。

あの時は 何も考えてなくて…。

はい。 お願いします。

はい。

じゃあ 行きましょうか。
はい。

階段 気を付けてください。
はい。

(刑事)
警察です。 署までご同行願えますか。

連中の言うことは 全くの詭弁。
ただの ごまかしだ。

それに君は
洗脳されていたのかもしれない。

しかし 君がお年寄りを
だましたのは事実だ。

だから僕は…
無理です。 できません。

雄藏さんが言ってた
庄司は いい子だって。

優しい子だ いい子だって。
何度も。

過去は消せないよ。
でも 何より君には 未来がある。

君も 生き直してみないか?

通信制の高校。
ここだったら アルバイトしながら

高卒の資格を取ることもできる。

そしたら 大学へ行くこともできる。

いつか お年寄りのために

君にしかできない 何かが
できるんじゃないかな。

♬~

お待たせいたしました。
お待たせしました。

すいません。

時間ですので
お先に失礼いたします。

ええ~ この忙しい時に…。

(一平)
少し残業していただけませんか?

あ… あの 門限がありますので
ごめんなさい。

すいません! お会計。
あ はい。

≪(パトカーのサイレン)

(自転車のベル)

佐山観察官も 了承してくれました。
よかったですね~。

頭おかしいんじゃないの?
そういう言い方 やめましょうよ。

せっかく
一平さんが お店の上の部屋を

貸してくれるってことに
なったんですから。

一度 追い出した人が
そこまで変わるかしら。

お客さん 増えたそうですね。

小山さんのことを
みんなが認めてくれたんですよ。

こんな 私の何をよ。

私は やることをやってるだけ。
嫌われたって 全然平気。

小山さん。
どうして嫌われるんですか?

月命日ですね。

お墓参り 行かれますか?

行かない。

もし一人が不安なら
ご一緒しますよ。

ほっといて。

お店の上で 便利で
ここに住んでたんですけど

どうも手狭で 引っ越しまして。
で ここ 空いたんで

小山さん どうかなって。

本当に いいんですか?
はい。

小山さん いいじゃないですか。
下は お店だし。

私を こき使うつもりね。

いやいや…。
いや… ばれたか フフフ。

ちゃんと お給料 頂きますから。
もちろんですよ。 少ないですけど。

(清美)これ… うちで余ってたお布団
使ってくださいね。

それから お店が休みの日は
下のキッチン 使ってください。

ありがとうございます。

でも… あんまり
優しくしないで…。

小山さん… すいません。

一生懸命なんでしょ?

そういう人には
ちゃんと応える。 感謝をする。

それが当たり前でしょ。

言いたいこと言うのね。

誰かと一緒。
ちょっ… 清美。

たまには いいわよ。

すいません…。 小山さん。

(清美)口紅?

♬~

≪(パトカーのサイレン)

[ 回想 ] あれが殺人者の娘だ。
あの人が息子を殺したのよ。

(足音)

香苗さん?

あ… 珠ちゃん!?

(珠美)香苗さん ごめんなさい。

(道雄)「自分には 父親はいません。
もう二度と このような手紙は

よこさないでください。
その方とは これまで同様

一切 関わりたくありません。
連絡等 一切 ご無用に願います」。

(チャイム)

は~い!

あっ 雄藏さん。 先生 あんまん。
どうぞ。

いや~ あんまん いいですね!
どうぞ こちらへ。

(雄藏)お邪魔します。

今 お茶いれます。

あ どうも。

じゃあ 頂きます。

うまいですね~。
そうですか よかった。

先生 私ね 保護観察期間が終わって
4か月になります。

そうですか もう そんなに。

先生の初めての対象者で
よかったです。

4か月ですか…。
先生のおかげです。

こんなに長い間
何もしなかったことはありません。

いや… 私は別に 何も。

雄藏さんが 頑張ってくれてるからです。

でも 本当は いまだに
したいと思う時があります。

スーパーや お店で
商品の前に立つと ムラムラと…。

雄藏さん…。
そこで 必死に足ふんばって

耐えるんです。 ダメだ やめろ。
いや やっちまえ…。

そんな せめぎ合いが
今でもあります。

雄藏さん。
いや やってません。

本当です!
神に誓って やってません!

先生 信じてくださいよ。
やってませんよ。

今は昔と違うんです。

昔は 塀の中の方が楽でした。

世間に つまはじきされて
たった一人で…。

でも ふと気付いたんです。
塀の中には何もない。 夢がない。

でも 外の世界は違う。
夢がある。 未来がある。

その未来は 自分で変えられる。

先生のように 笑顔でいれば…。
そう思ったんです。

私?
はい。 先生のように

笑顔で 人のために尽くす。
そうすれば 運命は変わる。

私は 違います。

先生の その笑顔に救われて
私は頑張ってるんです。

私は そんな人間じゃありません。
本当です。

自分のことしか
考えてこなかった人間です。

先生の笑顔 いいですよ。
ほっこりする。 本当です。

先生が 公園の掃除を
勧めてくれたでしょ。

初めは つまんねえな
めんどくせえなと思ってました。

でも ある日 ご苦労さまって
声をかけてくれる人がいて。

こっちが にっこり笑う。
そうすると 向こうも笑う。

先生が 教えてくれたんです。

笑顔でいれば 希望に変わる。
人生が変わる。

だから 先生

息子に 会えませんか?

私 決めたんです。 息子に会うために
もう二度と悪さはせん。

罪は犯さないと。

そうすれば きっと 神様が
息子に会わせてくれる。

違いますか? 先生。
会えませんか?

会えます。 必ず 会えます。

そうですよね! 会えますよね!

はい 必ず。
私からも お願いしてみます。

ありがとうございます!
ありがとうございます!

♬~

(歓声)

(拍手)

(啓一)先生 ありがとうございました!
(部員たち)ありがとうございました!

やったな! よかった!

(啓一)
先生 ウィングで本当によかったです!

(裁判長)主文 被告人を
懲役2年6月に処する。

未決勾留日数中
90日を その刑に算入する。

(ざわめき)

♬~

(庄司)田坂さん どうぞ。

(田坂)うう…。
あっ ごめんなさい 苦しかったですか?

すいません。
焦らず ゆっくりと。 大丈夫。

はい。

田坂さん もう一回
食べてみましょうか。

おいしい。
よかった。

庄司 ちょっと来い。

お帰り。

ケアハウスなんて やめろ。

お前のやる仕事じゃない。

これも やめろ。
通信制の高校だ?

やめろ!

アメリカに行け。

アメリカに行って やり直せ。

あっちは お前のことは知らない。
向こうでリセットしてこい。

お願いします。

お願いします
この高校に行かせてください!

お願いします! お願いします!

お願いします! お願いします!

行かせてください! お願いします!

(近づいてくる パトカーのサイレン)

嫌…!

≪(パトカーのサイレン)

(鍵を閉める音)

(荒い息遣い)

[ 回想 ] あれが殺人者の娘だ。
あの人が息子を殺したのよ。

殺人者の娘。 人殺しの娘。
人殺しの家族。

人殺し…!

(荒い息遣い)

♬~

(珠美)ごめんなさい。
結子さんの身元引受人 断っちゃって…。

(香苗)え?
仮釈放の日になって夫が

やっぱりやめろ。 関わったら あとで
何が起こるか 分からないからって…。

本当に ごめんなさい。

待って… 珠ちゃんが
身元引受人 やろうとしてくれたの?

結子さんには 私も父も
お世話になったから。

珠ちゃんが…。
ごめんなさいね。

ううん。 でも 全部断ったんです。
アパートの保証人も。

今 どうしてるんだろう?

香苗さん 知ってます?

私は… 引受人 断ったから。

いいのよ あんな人なんか どうだって。

ねえ 見て。
あの人が来た形跡は どこにもない。

出所したら
その日に真っ先に来るでしょ。

でも 今日は月命日だから
もしかしたら

結子さんに会えるかなって
そう思って…。

ありがとう。

お父さんより下手だな。
ちょっと 貸してごらん。

うるさい。 いい やるから。
いやいや ちょっと

危ないからさ。
邪魔だって…。

やだやだ やだやだ。 電話 電話。

あ もしもし 深谷です。

どちら様ですか?

もしもし? どちら様ですか?

小山結子の名前で検索したの
そしたら…。

本当に当事者に取材するんですか?

来た。 (カメラのシャッター音)
小山結子だ。

庄司君が?
もし 事件を起こしたりしたら

少年院にということも…。

須藤 保さんですね。
少し お話聞かせていただけませんか。

何のことでしょうか?
母は どこで 何をしていますか?

おばあちゃん おばあちゃん!
生きて 生まれ変わる。

みんな それで必死なんだ。

♬~

今夜は…