ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔(7)[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔(7)[字]

舘ひろし主演、大人のための本格ドラマ。保護司とは、罪を犯した人たちの立ち直りを支える存在。矛盾に満ち閉塞した現代において、「生き直す」ことを問いかける物語。

詳細情報
番組内容
いなくなった結子(浅丘ルリ子)を探しながら、善輔(舘ひろし)は不安がよぎる。結子を見つけだした美晴(蓮佛美沙子)は、同時に週刊アトラスの取材姿勢に怒りを感じるのだった。そんな中、善輔はある重大事件を起こした平本(小越勇輝)の担当を依頼される。平本は高校時代の教え子だった。彼が起こした事件を止めさせることができたのではと後悔する善輔は、彼の担当を引き受けるのだった。一方、結子の身に異変が起こり…。
出演者
【出演】舘ひろし,蓮佛美沙子,青柳翔,小越勇輝,村田雄浩,濱田マリ,寺泉憲,不破万作,池田努,飯沼千恵子,時任勇気,濱津隆之,笛木優子,平澤宏々路,真矢ミキ,浅丘ルリ子
原作・脚本
【作】久松真一,【脚本】大内月彦

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 小山
  2. 平本
  3. ママ
  4. 美晴
  5. 深谷
  6. 先生
  7. 息子
  8. 回想
  9. 自分
  10. お父さん
  11. 刑務所
  12. 啓一
  13. ラグビー
  14. 史織
  15. 事件
  16. ラグビー部
  17. 家族
  18. 頑張
  19. 小山結子
  20. 大学

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(善輔)平本 出てくるんですか?

私に担当させてください。

(結子)史織ちゃんでしょ…?

(史織)この間の電話
やっぱりおばあちゃんだったんだね。

そうよ。
でもね もう私に会いに来ちゃダメ!

(美晴)今日がダメなら明日
明日がダメならあさって。

小山さんと話せるまで
あの人たちは何度も何度も来ます。

それが 週刊誌の仕事ですから。

えっ!? 小山さんがいなくなった!?

♬~

(一平)小山さん! ハア ハア…。

(清美)小山さ~ん! ハア…。

どこにもいない!

小山さん どこ行っちゃったんだろう!

ねえ 私たちが 冷たくしたから?

私のせいだよ…。 大丈夫だよ。
私が悪いんだよ…。 清美! 清美!

深谷さん…。

何か その後 連絡は?
いいえ 何も…。

あ 美晴! どうだ?

お父さん!
小山さん うちの記者と一緒らしい。

えっ!? どういうことだよ!

(脇田)小山結子さんですよね。
あ… はい。

あの事件の時も
取材させていただきました。

「週刊アトラス」です。

お話 聞かせていただけませんか。

(カメラのシャッター音)

そう 分かったわ。

でも 一つお願いがあるの。

お願い?

ありがとうございました。

♬~

あのお店 事件の前に
お勤めされてたところですよね?

ちゃんとお連れしましたので
次は 我々の番です。

話を聞くために わざわざ こんな所へ?

(脇田)ええ。
人も少なくて 結構 穴場なんですよ。

(久保)
それに 週刊誌には写真が必要なんで

絵になる場所が大事なんですよ。

そう。 で?

(シャッター音)

小山さん。
あなたは あの事件の裁判で

一度も涙を流しませんでしたね。

会社を辞めてから 息子さんは
ずっと引きこもりだった。

その上 長らく続いたご主人からのDV。

あの事件には 今の日本を象徴する
たくさんの要素が

あふれていると思います。
けれど 小山さんは何も語らなかった。

ただ 息子さんを刺したとしか
お話しされませんでした。

なぜなんでしょう?

ほかに何を話せばいいの?

何かを話せば 息子は生き返るの?

小山さん!

ハア ハア…。 美晴ちゃん!
深谷!

どうしてここが?

編集長が きっと
いつものここだって…。

いつものここだって…
きっついな~。

美晴ちゃん ごめんなさい。
捕まっちゃった。

小山さん
こっちこそ本当に ごめんなさい。

何だお前 知り合いだったのか?
え どういうこと?

どういうことでもいいです。
小山さん 帰りましょう。

美晴ちゃん ありがとう。 大丈夫よ。

逃げても みんなに迷惑をかけるから
もう逃げないことに決めたの。

小山さん…。

深谷 邪魔するな!

(ボイスレコーダーのスイッチを入れる音)

刑務所をお出になってから
ご家族には お会いになりましたか?

確か 娘さんがいらっしゃいましたよね?

ええ。

裁判での 娘さんの証言は
なかなか衝撃的でした。

お母様の小山さんには

息子さんへの殺意があったと
そう証言されてましたね。

脇田さん! その娘さんには
お会いになりましたか?

会ってません。
どうして?

私は あの子の弟を刺したんです。

あの子から弟を奪ったんです。
会う資格なんかありません。

なるほど…。

あなたの出所後の身元引受人が
娘さんじゃなかったのは

それが理由ですか?

息子さんへの思いが…。

全部 私の罪です!

どんなに時間が過ぎても

刑務所から出てきても 何も変わらない!

あの子の
息が止まる音が 耳から離れない。

気が付くと
あの子が 息をする音が聞こえる…。

いいえ! 違う 違う…。

それは 私の息なの。

そしたら また突然
あの子の 息が止まる音が…。

止まらないで 止まらないで…。

ずっと… ずっと それ…。

小山さん!

それは 亡くなった息子さんに対する
贖罪ですか?

贖罪… 違う。

それは 私と息子の 隆史との 最後の会話。

ずっと続く会話 何の意味もない…。

小山さん もういい
もういいです!

脇田さんも やめてください!

♬~

(香苗)もしもし。
(珠美)香苗さん?

結子さんが うちの店に来てたみたいなの。

会えないかな。

分かりました。 明日。

史織…。

(香苗)もうここへは来ない約束でしょ。

(史織)そんなこと どうでもいい…。

ママ いつまでこんな生活
続けるつもりなの?

おばあちゃんが死ぬまで?

おばあちゃんが死んだら ママはまた
私たちと一緒に暮らしてくれるの?

史織…。

おばあちゃんは
私に もう会いに来ないでって…。

ほら ごらんなさい。
ママとおんなじだった!

ママとおんなじ 悲しい顔してた。

当たり前でしょ。 あの人のせいで

ママは
あなたたちと暮らせなくなったのよ。

罪を犯した あの人のせいで…。

誰よりも あの人がそれを
一番分かってるから…。

ママ! おばあちゃんは
刑務所 出てきて働いてるんだよ?

おばあちゃんのことを
助けてくれてる人がいるの。

なのに私たちは何にもしてない!

あの人たちは家族じゃないから!

マスコミに追い回されることもないから!

忘れたの? 史織。 毎日毎日
マイクを向けられた時のことを。

お父さんはそのせいで
仕事を辞めさせられそうになった。

だからママは離婚して 家を出たの…。

あなたたちを守るために。

分かってるよ…。

そう思ってたよ ずっと!

だから我慢してきた。 けど… けど!

みんな悲しい顔してる!

いつまでたっても…。

いつまでたっても幸せになれない!

ママが出ていってから
お父さんは一度も笑わなくなった。

正人も笑わなくなった。

ずっと部屋にこもって
出てこないんだよ あの子!

(お湯が沸く音)

ママ… お父さんはママを待ってる。

正人もママを待ってる。
私も… ママを待ってる。

帰ってきて!
おばあちゃんと一緒に。

ごめんね 史織。 ママ…。

ママは おばあちゃんが許せないの。

ママ!
(すすり泣き)

おばあちゃんの娘の自分が…

許せないの…。

ママ… ママ…。

(2人の泣き声)

小山さん! よかった!

小山さん!
ごめんなさい。 ごめんなさい!

大丈夫ですか?
はい。 私の方こそ

ご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした。

とんでもないです…。

お疲れでしょうから
今夜は うちに泊まってください。

一平さんも清美さんも それがいいって。

美晴 ありがとうな。
あ ううん。

小山さん 本当にごめんなさい。

美晴ちゃん。
私の方こそ ご迷惑をかけました。

ありがとう。

少し 2人にしてくれるか。

うん。 小山さん

お父さんが失礼なこと言ったら
いつでも呼んでね。 おい 美晴…。

ありがとう そうする。
アハハ!

小山さんまで 何ですか それ~。

小山さん…。

教えてください
小山さんのことを。

あなたは 自分の命を絶とうと決めて
刑務所から出てきた。

あの時 大声で叫んだのは

これで 死ねると
そう思ったからですか?

そうよ 刑務所じゃ死ねないの。

監視が厳しいし
そうさせないようにしてるから。

どうして死のうと?

私のしたことは
永遠に消えないから。

私に更生なんてない。

私にできることは 一つだけ…。

隆史の命日まで
自分をいじめて いじめて

人に嫌われて 嫌われて 消える。

それだけ。

隆史さんの命日に 消える?

だから私は いつも着飾ってた。

できるだけ きれいな格好で 働く。

休まずに働く。
それが… それだけが 私にできること。

違う。

違うと思います。
深谷さん…。

あなたにできることは
そんなことじゃない。

どうして そこまで言うの?

小山さんを 信じてるからです。

私の 何をよ…。

小山さんの これからを。

私の これから?

そんなものは ないわ。

優しそうなお顔ね。

え?

美晴ちゃんのお母さん。

優しい… 優しいお母さんでした。

そう。 よかったわね。

お母さんも お父さんも 優しくて。

父は そうでもありません。

優しいわよ。

そうじゃないんですよ。

今はそう見えるかもしれませんけど
ちょっと前までは

「万葉集」とかラグビーとか
自分のことばっかりで。

母は苦労したと思います。

ちょっと 聞いてくださいよ!

私が離婚した時とか 全然 何にも
声かけてくれなかったんですよ!?

夫の浮気で離婚したのに
「あ そっか」だけで。

(缶を開ける音)

だから 父が保護司なんて
いまだに理解できません。

小山さん 父
随分 迷惑かけてるんじゃないですか?

あんな人はいないわ。

ど… どっちの意味で?

さあ どっちでしょう。

(2人の笑い声)

(松川)おっ いらっしゃい。

よう。
(友里)いらっしゃい。

(雄藏)先生!
雄藏さん 珍しいですね。

先生。 ここ ここ!

あ… はい。

じゃ どうぞ。

ここのコーヒー
まあまあ うまいんですよ。

まあまあ? とてもおいしいです。
でしょ。

先生。 あの そちらさんは?

え? あ… 小山結子さん。

ユイコ… すてきな名前ですねえ!

あ 私は…。
前科者でしょ。 え!?

深谷さんを 先生って呼ぶ人は
みんなそう。

前科者 対象者。

いや まいったなあ。

それが分かるってことは
あなたも…?

ちょっと 雄藏さん。

お紅茶 ちょうだい。
(友里)はい。

コーヒーじゃないんですか?
勝手でしょ?

そうですよね 勝手ですよね。

あ すいません。

はい 深谷です。 あ はい。

はい 分かりました。 伺います はい。

私 ちょっと出ますので
ここにいてください。

すいません。

あ 松川。
ん?

いろいろあって 一人にしたくないんだ。
出ようとしたら 引き止めてほしい。

何かあったら連絡してくれ。
分かった。

あの人が頑張ってくれそうだぜ。

結子さん すてきなお洋服ですねえ。
いや~ ものすごいすてき。

似合ってます。

(ボイスレコーダー)「全部私です。 私の罪です。
どんなに時間が過ぎても

刑務所から出てきても
何も変わらない!

あの子の 息が止まる音が
耳から離れない…。

気が付くと
あの子が 息をする音が聞こえる…。

いや 違う… それは 私の息なの。

そしたら また突然
あの子の 息が止まる音…。

止まらないで 止まらないで…。
ずっと それだけ…」。

「小山さん!」

(脇田)
「それは 亡くなった息子さんに対する

贖罪ですか?」
「贖罪… 違う。

それは 私と息子の
隆史との 最後の会話。

ずっと続く会話
何の意味もない…」。

以上です。

(かよこ)すご~い…。
これ小山結子の肉声でしょ?

(恵美)これ いけますよ!

でも 深谷さんが
小山結子と知り合いだったとはな~。

深谷の家に 小山結子は
何度も出入りしてたんですよ。

なのにあいつは…。

深谷さんは?

(智子)辞めるって。
(一同)えっ!?

(智子)今朝一番に届けに来た。
みんなが来る前にね。

やっぱ 文芸部は 腰が弱いなあ。

きれい事すぎるんです
あいつ。

編集長 いいんですか? このままで。
せっかくのネタなのに。

はい 何でしょうか。

あなた
小山さんの真意を聞いたことある?

(智子)なぜ我が子を殺したのか。
なぜ ひと言も言い訳しないのか。

それが どういう意味を持つのか。

8050問題とは何か。

なぜ 40も過ぎた人間が引きこもって
親が面倒見てんのか。

そんなことを知りたいと思わないの?

(智子)小山結子の言葉の中に

大事なことが
あるかもしれないじゃない。

日本の この大きな問題を解決する

キーワードが
あるかもしれないじゃないの。

それを私たちは引き出したい。

うそだ。

ごめん うそついた。

うちの雑誌が売れればいい。
それだけ それだけよ。

でもそれは
社会のみんなが知りたいこと。

それを伝える。 その手伝いをしてほしい。

最後くらい ちゃんと仕事しなさいよ。

それが ちゃんとした仕事なら
できなくていいと思います。

(智子)深谷!

役に立たなくて 申し訳ありません。
失礼します。

(佐山)刑務官から聞きました。

平本君に ずっと手紙を送ってきてる
高校の教師がいた。

はい。 1年の時 私が担任でした。

平本は どんなことにも
あまりやる気を見せない生徒でした。

そんな平本に
ある日 何気なく言ったんです。

ラグビーやってみないかって。

回想 平本
体小さいけど よくやりますよ。

けど ミスが多すぎる。

ウイング…。 もしかすると
ウイングがいいんじゃないのかな?

あいつ 足も速いし。 どうかな?

ウイングかあ。

あるかもしれませんね。
平本!

(啓一)はい!

お前 ウイングやってみないか。
足が速いから いけると思うぞ。

ねえ 監督。

あ… はい。

平本は 目覚めたかのように力をつけ
ラグビーに のめり込んでいきました。

特に私は 生徒のことを考える教師では
ありませんでした。

サラリーマン教師というか
自分本位で…。

それが ラグビーを始めてから

どんどん やる気を見せていく
平本と触れ合っているうちに

私自身が 変わっていったんです。

[ 回想 ] 相手をイメージしろ!
イメージして ステップ踏め!

はい!

それで 彼が3年の時…。

[ 回想 ]
(アナウンサー)トライ! やりました!

曙高校 東京都予選 初のベスト8です!

(歓声)

平本のラグビーに対する熱意が
クラブ全体に伝わった結果でした。

そしたら…。

回想 え? 本当ですか!?

臨海大学から推薦が来た。
臨海といえば 大学選手権の常連だ。

そこから来たんだよ。

いや~ 見てる人は見てる。 よかったな。

(啓一)先生のおかげです。
俺は何もしてないよ。

ずっと見守ってくれて
アドバイスくれて…。

そんな先生 初めてです。

俺は知ってる。
お前が誰よりも早く練習に来てたこと。

ほかの連中が帰ったあとも
一人残って 走り込んでいたこと。

頑張ったのはお前だ 平本。
だから 推薦文は俺が書く。

ありがとうございます。

どうした?

でも…。

義理のおやじが
大学なんて許してくれるかどうか…。

(治郎)大学?

金もねえのに そんなとこ必要ないよ!

あいつは卒業したら
外出て働きゃいいんだよ。

でも おとうさん あの 啓一君は

これ 特待生ですので
学費はタダになります。

それと ラグビー部の寮に入りますので
その費用も無料です。

ですから 啓一君を なんとか
大学に行かせてやってください。

お願いします。

(佐山)義理の父親に遠慮して
家では居場所がなかった…。

家にいられない。

だから いつまでもグラウンドに…。

回想 あんた…。

(舌打ち)
しょうがねえな~。

ありがとうございます!

やっと家を出て 平本は大学で

伸び伸びと
ラグビーをやってると思ってました。

ところが…。

半年後 信じられない電話が
かかってきました。

[ 回想 ]
(啓一)下級生は奴隷です。 ゴミです。

もう嫌だ。 限界です。 やめたい!

平本…。 いや つらいと思う。

でもな ほかの下級生も
みんな耐えてるんだよ。

大学は厳しいんだよ 高校の時とは違う。

高校の時は楽しかったんです ラグビーが。

でも今は…。

そうか。
でもな平本 その厳しさがあるから

臨海は 全国で勝ててるんじゃないのか?

まだ半年だろ? 今 我慢して頑張れば

お前なら
絶対すぐに 試合メンバーになれる。

そしたら 大学選手権で活躍して

卒業したら 社会人
プロのチームにいくこともできる。

高校とは違うんだよ。

今は歯を食いしばって頑張れ!

今 辛抱すれば 必ず報われる。

先生…。
頑張れ。

彼のことを 何も分かっていませんでした。

平本が ラグビー部を…
大学を辞めたと聞いたのは

あの事件のあとでした。

(佐山)そうでしたか。

裁判で 初めて知りました。

平本が受けていたのは
しごきを超えた いじめ 虐待。

楽しいはずの寮生活で…。

[ 回想 ] おい。
(顔を蹴る音)

おはよう 平本。

平本を妬む先輩
同じポジションを争う先輩に

意味もなく 夜中にたたき起こされたり

トイレで 何時間も正座させられたり…。

そう 平本を潰そうと…。

でも あの時 私は

平本に
ただ頑張れとしか言わなかった…。

あの時
もっと きちんと話を聞いていれば…。

♬~

3年前に 妻が すい臓がんで
入院しました。

奥さんが…。

まあ なんとか 手術は無事に終えて
2か月ぶりに退院し

あとは自宅で様子を見る
そんな毎日でした。

あの日も。

回想 先生。
おう 平本。

(啓一)相談したいことがあるんです。
どうした? 言ってみろ。

(啓一)直接会って話したいんです。

ああ じゃあ 明日?

(啓一)
それじゃ 間に合わないんです!

先生 今すぐ会えませんか!?
学校で待ってますから。

分かった 5時には行けると思う。

うん じゃ。

(人が倒れる音)

かおり! かおり!

大丈夫だからな。
かおり! 大丈夫 大丈夫。

♬~

(アナウンス)「電源が入っていないため
かかりません。

おかけになった電話は 電波の…」。

そのあとです 平本が事件を起こしたのは。

あの時 平本は
私に何を話したかったのか。

ずっと そればかり考えてきました。

保護司になられたのは
平本君のため… ですか?

たまたま 声をかけていただいて…。

でも 確かに
平本のことがあったからかもしれません。

(松川)いらっしゃい。
迎えに来ました~。

あ 雄藏さん。
美晴さん。

あの もうお帰りになるんですか?

もう少し お話ししたかったです
結子さん。

結子さん?

あなたには 夢があるわけね。
息子さんに会うという夢が。

はい。

かなうといいわね。

(珠美)お店に これが…。

それで電話を?

読んであげて。

「香苗 あなたには
本当に迷惑をかけました。

ごめんなさい。

でも香苗。 あなたは少しでも
1ミリでも 幸せになってください。

母」。

(珠美)あと もう一つ…。

ありがとう 頂きます。

[ 回想 ] あなたには 夢があるわけね。
息子さんに会うという夢が。

はい。

かなうといいわね。

あ 仕事辞めました。
小山さんのおかげです。

えっ そうなの?

もう あんなとこにいる自分が
恥ずかしくて。

私のことで 辞めたのね!?

そうですよ。
だから 責任取ってくださいね。

何よ それ…。

私の長~い人生 責任取ってください。

美晴ちゃん。
お願いします! フフ…。

あっ…。

ちょっとすいません。

もしもし 浩二郎先輩? はい…。

先輩!
(浩二郎)よう。

仕事終わって 近くにいたもんだからさ。
ほい。 これ たこ焼き。

そうじゃなくて… その頭!

これな いろいろ思うとこがあってさ。
え?

美晴! どうした? お客さん?

君!

あ 上がりましょ 上がりましょ。

その節は 失礼しました。

須藤君のことですか?
はい。

犯人でもない彼に
随分失礼なことをしました。

彼は出所してから
ずっと真面目に働いていました。

生きる目的を見つけて。

その彼の人生を
あなた方警察は 突然奪ったんです。

申し訳ありません。

どうぞ。

その頭は それで?

こんなことで許されるとは
思ってませんが

自分にできることの一つです。

本当に 申し訳ありませんでした。

須藤君は 職場を解雇され
住んでるアパートも追い出されました。

犯人かもしれないと
うわさされたからです。

あなた方のせいで。

軽率な判断だったと思います。

本当に彼は どんなに時間がたっても
自分の犯した罪は消えない

そのことは 彼 十分理解していました。

あの時 あの刑事さんが言わなくても。

あの言葉は
私が佐々木さんに言った言葉です。

刑務所に1年いようが 15年いようが

罪は軽くならない
無くなるはずがないって…。

佐々木さんは昔 父の部下でした。

私の父は警官で
事件に巻き込まれて殺されました。

高3の時です。

そうでしたか…。

突然 父がいなくなった現実を

家族はいつまでも
受け入れられませんでした。

捕まった犯人は
数年で刑務所を出てきて

保護観察になり
保護司がつきました。

でも 私の家族は 自分たちだけで

ずっと 父をなくした毎日に
向き合ってきました。

警察官になったのは
お父さんのことが…?

はい。

この国は 元犯罪者は守るけど

俺たちのような
犯罪被害者 遺族は守ってくれません。

前科者が再犯しないように
保護司が活動するのは分かります。

でも 俺たちのような遺族には 何も…。

それは 私も…。

あっ… ごめん あの

たこ焼き 冷めちゃうなと思って。
ああ…。

せっかくだから みんなで食べようよ。

すみません ご挨拶が遅れました。

谷と申します。

谷 浩二郎って 慶明大のラグビー部?

はい。 ラグビー部でした。

いやっ だからか どっかで…。

いや 見てましたよ!

娘がラグビー部の
マネージャーさせてもらって

3年の時 大学選手権で準優勝!

いやいや あ… あの時 確か

フルバックで
キャプテンだったでしょう!?

いや すごいな~!

いや~。
あざっす…。

お父さん 高校の時
ラグビー部だったんです。

言ってたな お父さんの影響で
ついマネージャーになったって。

惜しかったね~ あの時のノックオン。

あれさえなきゃさ。
僕はね あの年は慶明が

大学日本一になると
絶対になると思ってました。

あざっす!
これ 小山さんにも食べてもらうね。

ああ…。 飲み物は? ビール?

ビールでしょ!? ね!
はい 頂きます。

あいつね 母親に似て 気が強いですから。
ビール ビール。

ビール…。

お父さん! うん?
小山さんが…!

どうした!?

小山さん! 小山さん!
小山さん! (せきこみ)

お父さん 救急車!
分かった!

小山さん!

急性の心筋梗塞です。

冠動脈インターベンションという
治療をします。

ご家族に ご連絡できますか?

家族に…。

深谷です。 お母さんが倒れました。

急性の心筋梗塞です。
これから治療が始まります。

今 先生に代わります。

♬~

お母さんに会ってあげてくれませんか?

許さない…。 傷害致死なんかじゃない。
あの人には殺意があったんです。

人間ですから 間違いはあります。

その間違いの
やり直しはできないんでしょうか。

生き直すことは できないんでしょうか。

先生は何も分かってない。

お前に会って 話を聞いてれば…。

私は自分のことが
分からない…。

♬~