<土ドラ>顔だけ先生 #05【死にたいって思っちゃダメですか?】[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
<土ドラ>顔だけ先生 #05【死にたいって思っちゃダメですか?】[字]
遠藤(神尾楓珠)の過去を知った亀高(貫地谷しほり)が思わぬ(秘)行動に出る!?死にたいと書いた生徒は誰なのか?そんな中、遠藤が人を撃つ動画が流出し、学園はパニックに!!
番組内容
生徒の間で拡散されているという動画。
―海外の戦場らしき場所で兵士を銃で撃つ一人の男。とどめの一発を浴びせた男がゴーグルを外すと…遠藤(神尾楓珠)そのものだった!遠藤は元傭兵だとか殺し屋だとか噂も広まっている。亀高(貫地谷しほり)が遠藤に真偽を確かめるも、否定も肯定も出来ないと言う。
そんな中、生徒が書いたアンケートに「〇にたい」と書かれた紙が紛れているのが見つかる。
番組内容2
〇は塗り潰されていて判別できないが、これが「死にたい」だったら大問題だ!!亀高は早速生徒の筆跡を調べ始めるが…。
自由過ぎる非常識講師の意外な過去が今夜明らかに…!?
出演者
神尾楓珠
貫地谷しほり
三浦涼介
笠原秀幸
阿部華也子和田聰宏
/
八嶋智人【2年B組】
長谷川慎
矢吹奈子
櫻井海音
綱啓永
小宮璃央
景井ひな
三浦りょう太(※りょう太のりょうは、けものへんに寮のうかんむりなし)
石井礼美
前川佑
あかせあかり
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ)【脚本】
秋山竜平【音楽】
木村秀彬【主題歌】
崎山蒼志「風来」(ソニー・ミュージックレーベルズ)【演出】
原桂之介【プロデュース】
後藤勝利(東海テレビ)
中頭千廣(東海テレビ)
池田禎子(スイッチ)【制作】
東海テレビ
スイッチ
ご案内
【公式サイト】
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ドラマ – 国内ドラマ
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迷惑だって言ってま~すぅ!
ごめんなさい。
怒鳴る以外の方法を取れば
よかったかもなって思って。
(中村)誰でも間違えることある。
間違ったら ちゃんと謝る。
GOGO!
マッスル~!
(中村)ああいうやつが 今の時代の
教師に適してるのかもな。
(早坂)
えっ これ 実際の戦場ですか?
(亀高)何で
こんな映像 見せるんですか?
(藤嶋)この後です 大事なのは。
(藤嶋)これ。 これ これ これ。
ほら。
(中村)あっ。
え… 遠藤先生!?
(小畑)似てますね。
いや
似てるなんてもんじゃないだろ。
遠藤先生にしか見えない。
(藤嶋)ですよね。
ディープフェイクかな。
(中村)何だそれ?
(藤嶋)AIを使って
別の顔を置き換える技術です。
(中村)何のために?
(藤嶋)いや 知りませんよ。
遠藤先生じゃなくて
ラチャ君かもって
教えてあげた方が
いいんじゃないの?
こんなシーン どの作品でも
見たことないんだよね。
体格だって ラチャ様なら
もっと がっしりしてるはず。
まあ 好きなアイドルに似てるから
遠藤先生を採用したなんて
バレるの まずいか。
じゃなくて!
(藤嶋)亀高先生。
えっ?
どうします?
どうするって?
いや この動画 もう
生徒の間で広まってるんですよ。
え~…。
≪お疲れさまです。
噂をすれば。
遠藤先生
確認したいことがあるんですけど。
何でしょう?
この動画のことなんですけど。
ああ よく撮れてますよね。
えっ? これ 遠藤先生なの?
どうでしょう。
フェイク動画ですよね?
ではないですね。
えっ?
本物だっていうんですか?
それは 何をもって
本物とするかによりますけど。
えっ じゃあ
前科があるっていうことですか?
戦場では
犯罪にならないですよね。
(中村)どう見ても 本人だもんな。
AIの仕業とは思えない。
中村先生
それ どこまで本気で言ってます?
まあ 過去は どうあれ
私は 遠藤先生の味方です。
小畑先生 ややこしくしないで!
遠藤先生も はっきり
ちゃんと言ってくださいよ。
じゃないと 戦場で
人を撃ったことがある人に
なっちゃいますよ?
否定は できないんですよね。
何ですか? それ。
教頭が知ったら 卒倒もんだな。
頭痛い。
≪(川相の笑い声)
噂をすれば パート2。
動画のことは 教頭には しーっ…。
(小畑)いいんですか?
事を荒立てたくないから。
分かりました。
了解です。
(瓜田)
どうも お世話になっております。
うつぎ出版の瓜田です。
(川相)それで?
今日は 何? 新しい教材?
(瓜田)
あ~… を 開発するために
生徒さんに アンケートを
先日 お願いしてまして。
回収に伺いました。
(小畑)あっ はい。
遠藤先生に集めてもらって。
持ってきました。
おっ 珍しく気が利きますね。
雨でも降るんじゃないの…。
≪(雷鳴)
(小畑)キャッ!
すいません。
いえ。
(川相)アンケート
ご協力させていただきました。
(瓜田)ありがとうございます。
(川相)また いいの よろしくね。
(中村)何だよ。
他の先生に聞かれたら
まずい話か?
これ 読んでほしいんです。
えっ 俺に?
(小畑)はい。
困るよ そんな急に…。
いや まあ
気持ちは 受け止めるけど。
(中村)んっ? 保健だより?
(小畑)ここ
何て書いてあると思いますか?
あっ うん…。
これ あれだな。
「たい」が助動詞で
消してある部分が
語幹だとしたら
「ぬ」で終わる動詞の活用形だな。
(小畑)はい。
だから ○○したいっていう
希望願望が書かれてるんだよ。
はい。
(中村)「ぬ」で終わる動詞は
古語を除けば 1つ…。
(小畑)1つというと?
死ぬ… 「死にたい」
そう書いた可能性が高いな。
やっぱり。
何で
こういうの見つけちゃうかな?
すいません。
いいえ
見つけてくれて よかったです。
危うく 生徒のSOSを
見逃すところでした。
問題は すぐに報告するのが
大事だよな。
(せきばらい)
(藤嶋)でも これ
わざわざ ぐちゃぐちゃっと
塗りつぶされてますよ。
(川相)そのとおりですよ。
自ら 思いとどまったってことじゃ
ありませんか?
まったく 全然 何にも
問題じゃない。
一度は 書いたということが
重要なんです。
へぇ~。
(小畑)誰が書いたんですかね?
ね~。
(早坂)2年生全員
1人ずつ面談して 確認しますか?
(川相)確認って? どうやって?
何か悩み事がないか聞くんです。
悩みのない生徒なんて
いますかね?
いや だから
それを聞き出すんですよ。
生徒の悩みを聞くのは
大事だけど
それだと ちょっと
時間がかかり過ぎるかな。
(中村)誰が書いたかなんて
はっきりさせる必要あるか?
中村先生のおっしゃるとおり。
ここは 穏便に。
(中村)ホームルームで
その紙を 全員に見せて
バカなことは 考えるな
って言ってやれば 済む話だ。
穏便に~!
そんな下手に刺激して
追い詰めることになったら
どうするんですか?
(中村)う~ん…。
(小畑)遠藤先生は…。
はい?
遠藤先生は どう思います?
それ ホントに 「死にたい」って
書かれてたんですかね?
えっ?
他に どんな可能性があるんだよ。
例えば…。
(小畑)「芋にたい」?
お芋を煮たやつを食べたいな
っていう意思表示の可能性も…。
ふざけないで!
真面目に向き合う気がないなら
帰ってください。
失礼しました。
(藤嶋)ホントに帰ったよ。
とにかく 今は
誰が書いたのか 突き止めないと。
(今日子)別に怒ってないし。
(凛空)誰が どう見ても
怒ってんじゃん。
(今日子)怒ってないのに 怒ってる
って言ってくるから怒ってるよ 今は。
(凛空)めんどくさいな。
いいよ。
(今日子)めんどくさいって何?
ねえ 逃げんの?
(凛空)んっ?
(今日子)逃げんの? って。
(凛空)かか… 帰るんです。
もう 小野寺なんて大嫌い! に
なっちゃうよ~。
(今日子)はぁ? 最悪。
(凛空)バーカ!
(今日子)ちょっと 遠藤先生。
何ですか?
何か 声 掛けませんか? 普通。
ああ…。
さようなら。 また あした。
えっ… そうじゃなくて!
見たでしょ? ケンカしてたの。
見ました。
(今日子)あいつ 昨日 愛佳と
デートしてたんです。
聞かなきゃ駄目ですか?
聞いてください。
別にいいんですよ。
あいつが誰とデートしようと。
私たち
付き合ってるわけじゃないですし。
でも 嘘つくのが 腹立つんです。
デートなんかしてないって言い張って。
聞かなきゃ駄目ですか?
聞いてください。
っていうか 先生から
注意してやってくださいよ。
嘘つくのは よくないって。
愛佳も愛佳だよ。
坂本と別れたと思ったら
もう次の男子と。
先生?
あっ 終わりました?
えっ?
要望どおり お話は 聞きました。
さようなら。 また あした。
ちょっと。
まだ ありますか?
いや ないですけど…。
さようなら。
ちょっとでも 信頼しかけてた
自分が恥ずかしい。
遠藤先生はなぁ ホント
何考えてるか分かんないからな。
何にも考えてないでしょ。
その場その場で
気の向くまま 動いてるだけ。
そうかな。
何?
早坂ちゃん あいつの味方なの?
そんなこと言って
小畑ちゃんが ときめいちゃってる
気持ち 分からなくないんでしょ?
全然 分かんない。
意味 分かんない。 顔だけでしょ。
う~ん…。
何か悪いことしてる気分になるな。
んっ?
小テストの筆跡と見比べて
誰が書いたか探すなんて
本来 なしでしょ。
背に腹は代えられませんよ。
見つかったとしてさ…。
誰が書いたか 分かったとして
どうすりゃいいんだろう。
何が できるんだろう。
何でもするよ。
生徒を守るためなら。
あっ…。
(川相)どきなさい どきなさい!
もう勘弁してくれよ~!
(川相)どういうことですか?
何があったんですか?
(川相)さっき 生徒たちが
バスの中で噂してたんですよ。
遠藤先生が
元 傭兵だとか 殺し屋だとか。
尾ひれ付いてる。
(川相)こんなことが
外部に漏れたら… いや
理事長の耳に入ったら…。
まあ それは さておいて。
さておかないでよ~!
このメッセージを書いたかもしれない
生徒を見つけたんです。
えっ そうなの?
筆跡が似てると思われる生徒が
3人。
3人!?
1人目は 糸井 綿音さん。
ちょっと不真面目な印象のある
グループの1人ですが
素行が悪いというほどでは
ないですし
問題を抱えているようには
見えません。
(綿音)えっ 何?
遠藤って ヨウヘイって名前なの?
そういうことじゃないから
傭兵って。
よく笑う生徒です。
糸井さんが
これを書いたとは思えません。
俺は
赤羽君が怪しいと思ってます。
どんな生徒ですか?
(藤嶋)陸上部のエースです。
今度の大会で いい成績が
残せるんじゃないかと
期待されてます。
共明の中本が棄権してくれれば
優勝できるのにな。
遠藤に殺してもらおうかな。
何か心当たりがあるんですか?
ほら この間の壮行会で
全校生徒の前で…。
(潤平)
《精いっぱい頑張りますので
皆さん
応援… しないでください》
《プレッシャーになるから
応援しないで》
(小畑)
相当 追い込まれてましたね。
俺は 山路 美子が心配だな。
(川相)3人目の候補ですか。
とても真面目な生徒です。
ただ 1人でいることが多いのが
気になります。
(由希)ってか ホントなのかな?
遠藤の噂。
(蓮)動画は 本物だけど
あれ 撃たれた人たち
死んでないらしいよ。
(佑太)いや 逆じゃない?
あの動画は フェイクだけど
人を撃ったことあるのは
ホントだって聞いたけど。
確かに 友達と一緒にいる姿
あんまり見ませんね。
今 授業で 漱石の『こころ』を
やってるんだけど
この間 感想を発表させたんだよ。
そしたら…。
《話し相手のいるKは
恵まれてると思います》
《朝から放課後まで
誰とも話さずというか 話せずに
毎日を過ごすことの つらさは
たぶん ここにいる皆さんには
想像できないでしょうけど
それはそれは つらいもので…》
《だったら 友達つくればいいじゃん
って思うかもしれませんけど
じゃあ 友達になってくれますか
って話で
それは 無理ですよね。
そうですよね…》
《って思いました》
(中村)教室が
とんでもない空気になった。
じゃあ 糸井さんは 除いて
赤羽君と山路さんの
どちらかが…。
これを書いたんだと思います。
いいですか?
最悪の事態は 困りますよ。
困るって そんな自分本位な。
学校のためですよ。
ひいては 生徒のためです。
お願いしますよ 亀高先生。
学年主任として
何とかしてください。
はい。
あと 遠藤先生の件も。
えっ!?
あの変な噂のことですよ。
学年主任なんですから
ホントに ちゃんとしてください。
(川相)あ~ もう!
あ~ もう や~だ!
ズドン!
と 一発 撃ってから
次の弾を発射するまでに
20秒から30秒かかるのが
火縄銃の弱点です。
そこで 織田 信長 考えました。
鉄砲隊を3列に並ばせよ。
1列目が撃っている間に
2列目は 次に備えよ。
この作戦によって 火縄銃を実戦で
使うことに成功した信長は
見事 長篠の戦いに勝利しました。
これ 今では
ほとんどが否定されていて…。
(生徒たちの話し声)
ちょっといいですか?
(チャイム)
(生徒たちの話し声)
これ どういうこと?
みんな 自由にしてていい
って言われました。
それって…。
遠藤先生です。
だよね。
(今日子)戦国時代じゃ
ないんだからって言ってました。
(舞)ズドン!
うっ…。
ズドン!
(綿音)うっ…。
テンポ。
(舞)遅い 遅い。
(舞)蟹江。
(凛空)はい。
ズドン!
(凛空)うわっ! 何じゃこりゃ!
(舞)ついでに 山路。
ズドン!
いや ノリ悪っ。
さすが 地味子。
早く元に戻しなさい。
机 元に戻して。
傭兵とか殺し屋は あれだけど
拳銃は ホントに
持ってるらしいよ。
へぇ~ そうなんだ。
大丈夫なの?
そんな秘密 握っちゃって。
撃ち殺されるかもよ。
(翼)ヤバッ 死ぬ。
何 言ってんだ!
(中村)死ぬとか殺すとか
軽々しく口にしていい言葉じゃ
ないだろ。
そんなことも分かんないのか。
(翼)すいません。
(愛佳)すいません。
みんなも 変な噂に
振り回されないように。 いい?
お疲れさまです。
お疲れさまです。
遠藤先生は
悩みとかあるんですか?
悩みですか?
思い付いたら お伝えします。
ないんだ。
毎日 楽しそうですもんね。
亀高先生は 毎日 つらそうですね。
そりゃあ
楽しいばっかりじゃないですよ。
生徒の悩みに 真剣に向き合う
っていうのは そういうことです。
お芋を煮たいって書いた
生徒の話ですか?
赤羽君か山路さんだと思います。
2人とも それを書いたかも
しれない理由を抱えていて
気付けなかった。
理由ですか。
遠藤先生も 2人のこと
気に掛けてあげてください。
ホントに その2人の
どっちかなんですかね?
他の誰かっていう可能性は
ないんですか?
どうして そう思うんですか?
理由は…。
ないかもしれません。
えっ?
なきゃ駄目ですか? 理由。
何となく そう思っただけっていう。
何となくって
生徒の命の話をしてるんですよ?
はい。 僕もです。
だったら もっと一緒に
真剣に考えてくださいよ。
う~ん…。
考えれば
どうにかなるってものでも
ないと思うんですよね。
はい?
考え過ぎて ドツボにはまることも
ありますし
むしろ 考えるのをやめた方が
いいと思うんです。
でも 考えるなって言われると
かえって
考えちゃったりもしますから
どうしたものかと
考えたりはしてますが…。
いいかげんにしてください。
何なの あいつ。
適当なこと言って
引っかき回して。
(早坂)確かに。
ねえ ちょっと。
ちゃんと聞いてよ。
あ~ 違う 違う。
今 ちょっと
遠藤先生について調べててさ。
えっ?
遠藤先生って
謎が多過ぎるでしょ。
もうちょっと
プライベートが垣間見えれば
あんな現実味のない噂
すぐ収まると思うんだよね。
確かに。 で 何か分かったの?
遠藤先生のSNS 見たんだけど
どれも始めたのは ここ最近
この学校に来る
ちょっと前なんだよね。
何も分からなかったと。
そうなんだけど むしろ
過去に 興味 湧いちゃって
本腰 入れて リサーチした結果
今は もう
つながりのないであろう
地元の同級生と思しき
アカウントを幾つか発見しました。
すごい。 どうやって?
聞かない方がいい。
たぶん 引くから。
んっ?
あっ 法律は 犯してないからね。
へぇ~…。
で その中の1人と
今夜 会うことになったんだけど
一緒に行く?
(生徒)さようなら。
さようなら。
(凛空)先生!
さようなら。 また あした。
(凛空)えっ? あっ ちょちょ…
ちょっと ちょっと ちょっと。
何でしょう?
昨日 小野寺と話してましたよね?
あいつ 何か言ってました?
蟹江君が 三条さんとデートしたのに
してないと言い張ってることに
腹を立てていました。
誤解なんですよ。
ホントに デートじゃないんです。
そうですか。 では。
あっ ちょ… ちょっと!
何でしょう?
先生からも
小野寺に言ってくれない?
誤解だって。
なぜ 僕から?
あいつ 遠藤先生のこと
わりと気に入ってるみたいだし
先生から言ってくれれば
納得するんじゃないかと思って。
小野寺さん
嘘は よくないって言ってました。
えっ?
自分では 本当のことを
言ってるつもりでも
実は 嘘だったり
するかもしれませんね。
はい?
(脇本)
あっ その前に… いいっすか?
ああ どうぞ どうぞ。
(脇本)すいません お代わり。
(脇本)めちゃくちゃ覚えてますよ
遠藤のことは。
やっぱり 高校のときから
悪目立ちしてたんですか?
いや むしろ 基本的には
その他大勢の中の1人
ってタイプでしたよ あいつは。
そうなんですか?
それなのに
よく覚えてるんですか?
はい。 キレたら ヤバいやつ
っていう印象が強かったんで。
えっ?
(脇本)っていっても
1回だけですけどね
キレたとこ 見たのは。
野球部だったんですけど
監督が鬼みたいに厳しくて
部員みんな
陰で 悪口 言ってたんですよ。
なんですけど 遠藤だけは
全然 何の不満も言わずに
1人で 練習 頑張ってて
そこは わりと
リスペクトしてたんです。
なんですけど
2年の終わりごろだったかな。
(監督)
《おい! 野球部員 やめろ!》
(脇本)ちょっとしたミスで
監督に 罵声 浴びせられて
そしたら 突然…。
(部員たち)
《止めろ 止めろ 止めろ!》
(脇本)ずっと蓄積してきたものが
あったんでしょうね。
それが 爆発しちゃった
って感じでした。
何か 想像つかないです。
びっくりだな。
(脇本)いや でも 本当に
あ然としたのは その後です。
1分くらいかな。
みんなで止めてたんですけど
何事もなかったかのように
練習に戻ったんですよ。
《ばっちこーい》
《ばっちこーい!》
(脇本)もう 俺らも監督も
何も言えなくなっちゃって。
その1回だけです。
あいつがキレたのは。
(早坂)それ 余計 怖いですよね。
(脇本)そうなんすよ。
あっ すいません。 あっ…。
ミックスウインナー1つ。
すいません。
怖いっすよね。
あんまり
手掛かりにならなかったな。
というか 逆に
えたいの知れなさが
増してしまいました。
何の問題もなさそうな生徒が
急に爆発することって
あるんだね。
(早坂)んっ?
あっ… 赤羽君も山路さんも
わりと ほら
不満を口にしたりして
周りの人に知らせてるけど。
糸井さんだけは
そういうのないよね。
そうだね。
彼女なのかな。
ハァ…。
しゃべり過ぎだよ
余計なことを べらべらと。
過去は 消したんだ。
(今日子たちの話し声)
(今日子)何それ?
(佑太)ああ 大輔の机
いいかげん 片付けるって。
(手を合わせる音)
(舞)成仏してね 市川。
(今日子)
いや 市川 死んでないから。
(舞)あっ そっか。 ハハハッ。
ちょっと違うか。
(蓮)
なあ。 さすがに それは ないわ。
(舞)だよね。 ごめん。
(今日子)反省。
(蓮)行こうぜ。
(佑太)おう。
♬~
≪(戸の開く音)
あ~ ごめんね。 待った?
座って 座って。
ちょっと話したいなと思って
糸井さんと。
学校 楽しい?
はい。
何か悩みとかある?
ありません。
1つも? 小さい悩みもない?
はい。
そう。
じゃあ 悩みがあったとして
相談できる相手は いる?
一人で抱え込まないで
誰かに話すと
楽になることもあったりするから。
悩んでません。
これ 誰が書いたか
心当たりある?
遠藤先生は
人を殺したことがあるって
本当ですか?
えっ?
頼んだら 殺してもらえますかね?
誰を?
私をです。
遠藤先生は
人を殺したりなんてしてない。
遠藤先生が そう言ったんですか?
普通に考えて
そんなわけないでしょ。
普通じゃないじゃないですか
遠藤先生は。
どうして死にたいの?
どうして?
糸井さんが そう思う理由を
知りたい。 教えてほしい。
理由?
そんなの 私だって知りたい。
普通に生きてるだけで
死にたいんです。
別に 何も 不幸なことなんて
なくても… ないのに
死にたいんです。
友達と話してて 笑うテンポが
ちょっと ずれたときとか
この子の こういうところ
ちょっと嫌いだなって
思っちゃったときとか
死にたくなるんです。
理由なんてないんです。
どうしたらいいですか? 先生。
教えてください。
(戸の開閉音)
♬~
(川相)
まあ よかったじゃないですか。
取りあえず 誰が書いたか
分かったわけですから。
その生徒を 重点的に
見張ってればいいんです。
見張るって そんな…
犯罪者じゃないんですから。
見守りましょう。
これでいいですか?
(中村)理由らしい理由もないのに
死にたくなる。
分かんねえな。
若いやつは そうなのか?
雨模様って どんな天気のことだと
思いますか?
はぁ?
(藤嶋)雨でしょ? それが何?
雨模様っていうのは 本来
雨が降りだしそうな
様子のことです。
まだ降ってないときに
使うんです。
でも 半数近くの人が
藤嶋先生みたいに
間違って使ってます。
だから 何ですか。
(小畑)言葉の意味とか解釈って
どんどん
変わっていくじゃないですか。
だから
彼女にとっての 「死にたい」は
私たちが思ってる意味と
違うんじゃないかなって。
(中村)バカ言うな。
「死」という言葉の重さが
そう簡単に変わってたまるか。
でも そう思いたいよね。
(川相)とにかく 学校内で
自殺なんて 絶対に駄目です。
学校の外なら いいんですか?
そういうこと言ってないでしょ~。
もう 顔だけ君みたいなこと
言わないでよ。
あっ そうだ!
屋上 大丈夫ですか?
鍵かかってます?
はい。 あのメッセージ 見つけて すぐ
確認…。
(中村)亀高先生。
(川相)いやいや いやいや…。
(中村)鍵。
(川相)いや そんな そんなこと…。
そんなことあったんかい~!
(中村)ホントは 駄目だからな。
廊下は 走っちゃ駄目だからな。
♬~
ごきげんよう。
あれっ?
どうしたんですか? 皆さん。
(藤嶋)何してんだ お前。
お茶ですけど?
(川相)ハァ ハァ ハァ…。
い… 糸井さんは?
いませんでした。
(川相)よかった~…。
学校にいる間は
われわれが絶対に守りますからね。
いいですか?
(早坂)はい。
(川相)ハァ ハァ ハァ…。
どうぞ。
ハァ ハァ…。
熱っ!
ゆっくり味わってくださいね。
信長だったら 殺してますけどね。
何で そんなに のんきなんですか。
ひどいですね。
僕なりに 色々 考えてるんですよ。
何を?
それは…。
内緒です。
≪ねえ 帰ろう。
帰ろう 帰ろう 帰ろう 帰ろう。
(凛空)だからさ…。
(今日子)聞いたよ 愛佳から。
私の誕生日プレゼント選ぶの
手伝ってもらってたんでしょ。
えっ じゃあ…。
でも 許さない。
(凛空)はぁ?
嘘ついたことが許せない。
2人で出掛けたこと自体も
隠そうとしたじゃん 最初。
それは だから サプライズのためじゃん。
(今日子)知らない。
許さない。
え~っ!?
♬~
♬~
≪(瓜田)あの~。
あっ どうも。
お世話になっております。
あっ これ アンケートに
ご協力いただいたお礼を
お渡しするの 忘れてまして。
あ~。
あっ
粗品のボールペンなんですけど。
わざわざ どうも。
いえいえ こちらこそ。
ありがとうございました。
では 失礼します。
あの…。
はい。
遠藤先生と
お知り合いなんですか?
えっ?
先日 いらっしゃったとき
そんな気がしたので。
実は… はい。
遠藤先生って
どういう人なんですか?
教えてください。
(瓜田)遠藤君とは 以前
同じ会社で働いてました。
そうだったんですか。
(瓜田)亀高先生は
仕事で急いでるときに
電車が 人身事故で止まったら
どう思いますか?
学校に連絡しなくちゃ。
そうですよね。
会社を辞める直前の遠藤君は
違いました。
(アナウンス)《4番線到着予定の
電車を ご利用のお客さまに
お知らせいたします》
(瓜田)《おはよう》
(アナウンス)
《ただ今 1つ前の駅で
人身事故が発生したため…》
(瓜田)《どうした?》
(アナウンス)
《運行を停止しております》
(瓜田)《遠藤君?》
(アナウンス)《お急ぎのところ
ご迷惑をお掛けいたします》
《しばらく お待ちください》
《ごめんなさい》
《電車 止めてしまった》
(瓜田)自分が 線路に飛び込んだ。
彼は そう思い込んでいました。
何も言えなかった。
私と彼が勤めていた会社は
いわゆる
ブラック企業だったんです。
給料を得るために 命を削る
傭兵みたいな職場で疲弊して
自分自身を殺そうとするほどに
追い詰められていた。
あの日
2人で何時間も橋の上にいて
その後
一緒に退職届を出しました。
それ以来
連絡は 取ってませんでした。
会ってしまったら
つらかったときの記憶を
思い出す気がして。
だから 先日も
とっさに 知らないふりを
したんだと思います。
(戸の開閉音)
どうしました?
先生は
人を殺したことがありますか?
人を殺したことがあるように
見えますか?
分かりません。
そうですか。
先生は
私を殺せますか?
殺してくれませんか?
どうして否定しないんですか?
拒否しないんですか?
殺すというのが
言葉そのままの意味なのか
それとも 何かの比喩なのか
考えていました。
比喩ではないです。
殺してほしいんです。
糸井さん。
そこに 銃は ありません。
えっ?
遠藤先生 あなたを撃ちます。
おもちゃですよ それ。
もし これが本物だったら
どうなると思う? 糸井さん。
人が死ぬって どういうことか
真剣に考えたことある?
私が 引き金を引けば
遠藤先生は 死にます。
警察が来て 私は 逮捕されて
ニュースになって
学校は 休みになって
教頭は 迷惑がって
生徒は 喜んで
血まみれになった部屋は
掃除されて
それだけ。
しばらくしたら また元通り。
人が1人 死んだところで
何も変わらない。
何が言いたいんですか?
私は あなたのために
遠藤先生を殺します。
あなたが死ぬ代わりに
遠藤先生に死んでもらいます。
あなたを死なせないために
あなたに生き続けてもらうために
遠藤先生を殺します。
意味 分かんない。
意味 分かんないのは こっちだよ。
どうして死にたいなんて言うの?
ホントは そんなこと思ってないのに。
思ってます。
思ってない。
思ってます。
思ってない! 思ってるはずない。
だって ここに来たのは
殺してほしいなんて言うのは
ホントは
死にたくないからでしょ。
違います。
死にたくないのに
死にたいって思っちゃうから
助けてほしいんでしょ。
違う。
私は 助けたい。
糸井さんを助けたい。
先生は 全然 分かってない!
じゃあ 教えてよ。
分かりたいんだよ
糸井さんの気持ちを。
私じゃ 分かってあげられないか。
ごめん。
私だって分かんない。
分かんないんだよ。
できた~。
考え過ぎですよ 2人とも。
僕は やっぱり
「芋にたい」なんですよね。
さあ 行きましょうか。
ほら 行きますよ。
僕は 芋煮が食べたいです。
そう思ったのは
糸井さんのおかげです。
糸井さんの書いた字が
「芋にたい」に見えたので
僕は 芋煮が食べたいんです。
何を言ってるの?
あっ ただの芋煮じゃないですよ。
ここのグラウンドのど真ん中に
どーんと7mの巨大な鍋を
設置します。
ショベルカーを使って まぜて
お客さんも たくさん呼んで
ギネス記録を更新する芋煮会が
したいんです。
そのために まずは
園芸部と一緒に
芋を育てるところから始めます。
そこの畑を もっと広げて
大量に収穫できるように
するつもりです。
巨大な鍋の製作は
町工場に就職した市川君に
お願いしてます。
あっ そうだ。
ショベルカーとクレーンの免許も
取らなくては。
やること いっぱいだなぁ。
どうですか? 糸井さん。
楽しそうでしょう。
よく分かんないです。
僕は 楽しいです。
世界一の芋煮会がしたいと
思いながら 生きるのが楽しい。
糸井さんも
そうしてみたら どうですか?
芋煮会じゃなくても
何か やりたいこととか
目標を探してみるっていうのは
どう?
そしたら 死にたいなんて
思わなくなるかもしれない。
思わないのは
無理じゃないですか?
えっ?
だって
どんなことも 思おうとして
思ってるわけじゃないですよね。
自然と
思っちゃうものじゃないですか。
いいんですよ。
「死にたい」
って言うのも 書くのも
糸井さんの自由です。
死にたいと思いながら 生きる。
それでいいんじゃないでしょうか。
♬~
全部
糸井さんのためだったんですね。
急に 席替えしたり
屋上で お茶したり
何か意図があって
やってたんですか?
これ 本物だと思います?
偽物だと思います?
偽物でしょ。
ちょっと…。
何か聞きました? 僕のこと。
別に何も。 どうしてですか?
間違った情報が広まってるなら
訂正しようかと。
よく言うよ。
だったら あの変な噂を
先に訂正してください。
否定できないんですよね あれは。
バン!
うっ…。
瓜田さんから 伝言です。
《また会えて よかった。
元気そうで よかった》
《…と 伝えておいてください》
そうですか。
お疲れさまでした。 また あした。
また あした。
(戸の閉まる音)
お~!
やはり プロは 違いますね。
(大輔)これ 見積書です。
サイズがサイズなんで
とんでもない金額になってます。
3, 000万円。
安いくらいです。
ケチらずにいきましょう。
10年計画ですから。
はい。
あっ じゃあ 今日は
取りあえず 設計の代金を。
5, 000円…。
まだ見習いなんで
かなり安くしときましたけど
先生が プロだ
って言ってくれるんだったら
正規の金額でも…。
やっぱり サトイモですよね 基本は。
はい?
でも ジャガイモとか
サツマイモっていうのも
なしではないかな。
まあ 他の野菜も入れますけど
やっぱり 主役は 芋なんで…。
(大輔)いやいや ちょ…。
現実逃避しないで
お金 払ってください。
えっ 何の話ですか?
(大輔)いや お金の話です。
何で 帰ろうとしてるんですか?
♬~
(銃声)
「過去は 消したんだ」
(銃声)
♬(音楽)
♬~
あの動画 映画研究部の
作品の一部だったってこと?
映研の宣伝戦略に
まんまと踊らされたね。
まったく 人騒がせな。
(早坂)和製ラチャ様
ついに スクリーンデビューか。
デビューって 部活の映画でしょ。
ますます
ファンが増えちゃうかもね。
え~っ!?
≪(ドアの開く音)
≪(今日子)先生。
どうしたの?
(今日子)聞いてよ。
蟹江が
私へのプレゼント選ぶために
愛佳と2人で出掛けたのが
どうしても許せないんだけど。
別にいいんじゃない?
えっ?
許せないって思いながら
それでも 好きだから 一緒にいる。
いつか 許すために
今は 許さない。
それでいいんだよ。
そんな ややこしい言い方
しなくたって。
んっ?
それは ただの焼きもち。
焼きもち…。
いやいや いやいや…。
いや… ねえ 焼きもち。
(綿音)10年計画?
(大輔)って言ってるけど
今日 5, 000円も
持ってない人だからな~。
もっと かかるかも。
(綿音)20年とか?
(大輔)50年とか。
(綿音)ふ~ん。
(小畑)mostを置いてください。
坂本君 聞いてますか?
(佑太)はい。 はい。
(小畑)聞いてますか?
(佑太)はい。
(小畑)じゃあ これ読んでみようか。
(佑太)はい。 え~… レスズ。
リスティ。
(笑い声)
よく分かったな。
♬~