【BS時代劇】剣樹抄~光圀公と俺~(2)「明暦の放火犯」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【BS時代劇】剣樹抄~光圀公と俺~(2)「明暦の放火犯」[解][字]

明暦の大火の犯人・氷ノ介(加藤シゲアキ)の仲間・渡辺(駿河太郎)。光圀(山本耕史)は渡辺と関係ある女将・勝山(三村里江)が営む風呂屋・紀伊国屋に身分を隠し潜入。

詳細情報
番組内容
明暦の大火の火付けの首領・氷ノ介(加藤シゲアキ)が犯行前に浪人・渡辺(駿河太郎)と会っていた。場所は人気の女将・勝山(三村里江)が営む風呂屋・紀伊国屋。光圀(山本耕史)は了助(黒川想矢)ら拾人衆を潜入させるが氷ノ介は元より渡辺も姿を現さない。しかし町人に扮し紀伊国屋に出向いた光圀は、勝山と渡辺が繋がっている事を確信。実際、渡辺は火付けの一味だった。が、今では氷ノ介の非情さが怖くなって来ていた。
出演者
【出演】山本耕史,松本穂香,黒川想矢,福田転球,内村遥,山本裕子,金恒那,川口和空,藤原颯音,黒澤諒,宮本大誠,しかまる,山﨑雄介,志水透哉,寄川歌太,三村里江,駿河太郎,西村まさ彦,加藤シゲアキほか
原作・脚本
【原作】冲方丁,【脚本】吉澤智子
音楽
【音楽】兼松衆,PYG

ジャンル :
ドラマ – 時代劇
ドラマ – 国内ドラマ
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 勝山
  2. 渡辺
  3. 兄上
  4. 父上
  5. 了助
  6. お前
  7. 拾人衆
  8. 江戸
  9. 浪人
  10. お勝
  11. 人間
  12. 風呂屋
  13. 中山
  14. 悪党
  15. 光圀
  16. 世継
  17. 旦那様
  18. お主
  19. ハハハハ
  20. フッ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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♬~

(日下)う~ん そっくりだ。

あの僅かな間で よう覚えておるものだ。

♬~

(巳助)出来ました!
ようやった。

(罔両子)
しかし 随分 美しい男でございますな。

(中山)何を申される?
こやつは 希代の悪党ですぞ。

(悲鳴)
(氷ノ介)ハハハハハハ ハハハハ…。

よい眺めだ。 首尾よく燃え広がったのう。

<徳川の世になって 50年余り。

ここ 江戸において
人命を最も奪う災いは

戦ではなく 大火事であった。

後に 水戸の黄門様と呼ばれることになる
徳川光圀は

異能の技を持つ隠密集団
拾人衆を率い

江戸の民を守るべく
人知れず奔走していた>

<光圀の父 徳川頼房が
水戸から江戸の藩邸に戻ってきた>

(頼房)
して この絵地図を持っていた浪人も

この男に殺されて
手がかりをなくしたと?

不覚でございました。

しかし この男 必ず私が…。
お前は 奉行所の役人ではない!

出過ぎたまねをするな。

では なぜ父上は 拾人衆を
私にお任せになったのでございますか?

江戸の安寧を守るためではないのですか!?
拾人衆は

あくまで 公方様をお助けする隠密じゃ!

江戸の町を守ることは

公方様をお守りすることと
同じではござりませぬか。

悪党に手をこまねいていては

それこそ 徳川の名に
傷をつけるのではありませんか?

くどい!

父上!

父上!

(頼房)いま一度 申しつける。

水戸家の世継ぎは 光圀 お前じゃ。

よいな?
(頼重)はっ!

げせませぬ!

父上 なにゆえ 兄上ではなく
私が世継ぎなのですか?

決まったことだ。
体の弱い者に 家は任せられぬ。

しかし 兄上のご病気は
もう治っております!

兄上の方が
私より ずっと世継ぎに ふさわしい…!

(頼房)くどい!

父上 お待ちください!

父上! 父上!

<その後 光圀の兄 頼重は

水戸徳川家を継ぐことなく
讃岐高松藩の当主となった。

その兄から 手紙が届いた>

(泰姫)兄上様は 何と?

近々 当屋敷においでくださるそうじゃ。
泰にも会いたいと。

私も お会いしとうございます。

ほかには?

「父上と仲ようやっているか。
短気は起こしてないか。

父上と いさかいは起こさぬと
兄に誓うたことを忘れるでない」と。

どう返事をしたものか。

父上と また 拾人衆の務めを巡り
やり合うてしまった。

わしは
どうしても この手で捕まえたいのだ。

あの大火事で江戸を焼き 民を苦しめ
そなたを病の身とした悪党が許せぬ。

フッ… 旦那様が怒るのは
人のためばかりですね。

お優しい。

(吽慶)これで どうだ?

(巳助)あっ いたいた。
(韋駄天)おっ 了助だ。

おっ すげえ。

軸足に腰をのせるようにすると
より振れるようになる。

(棒を振る音)

おわっ 音が変わった!

なぜ戻ってきた?

(了助)分からない。

でも…。

でも 人になれるかも… しれない。

鬼河童から人に。 ここにいたらか?

≪(足音)

手がかりをつかんだと?

(中山)はっ! 随分前に
この片腕の男を見たという大工を

日下が見つけました。

怪しき浪人と話していたとのことで
その者の面体を巳助に描かせました。

場所は? 神田佐柄木町にある
丹前風呂の紀伊国屋です。

紀伊国屋といえば
人気の風呂屋と聞きますが。

はい。
近頃 江戸では 一番人気でございます。

勝山という女将が
それは いい女だと評判で。

女の話は聞いておらぬ。

まずは この浪人が 何者か探ってまいれ。
はっ!

♬~

いらっしゃ~い!
いらっしゃいませ!

<このころ
家に風呂があるのは 大名くらいで

武士も町人も風呂屋に通っていた。

身分の上下なく人が交わる風呂屋は
くつろぎの場であり

時には もめ事の場でもあった>

ここは 俺の場所だ!
うわっ!

ここは 薄汚い町奴の貸し切りか?
何を? 何回言や 分かるんだ…!

まあまあ まあまあ…!

(勝山)あ~ら あら
随分 威勢のいいのが集まったね。

よしとくれよ こんな足元の滑る所で!

ここは あたしが仕切る紀伊国屋風呂だ。

六さん そんなに 一人で
丸ごと貸し切りたいってんなら

きっちり 貸し切り料 払っとくれ。
ちょいと値が張るよ。

勝山 勘弁してくんなよ!

(笑い声)
違えねえ!

お主には勝てぬわ。 後で 一献傾けようぞ。

よいか?
あっ 日下様! ご無沙汰じゃないですか。

この浪人を知らぬか?

大火事の前に
風呂屋の裏で話していたというのだが…。

見てませんね。
こんな男前見たら 忘れやしません。

では こちらは? 分からぬか?

お~ こいつ 渡辺じゃねえか?
渡辺様?

ああ そうだ! そうだ!

渡辺忠四郎。 札つきの浪人者さ。

けど 近頃見ねえな。
3日にあげず来てたのに…。 なあ!

おう。 勝山が袖にしたんじゃないか?
いい仲かと思ってたのに。

何言ってんだい!
(笑い声)

渡辺忠四郎。 はて…。

♬~

(花火の音)

♬~

こたびの務めは
この浪人 渡辺忠四郎を捜し出すことだ。

♬~

いらっしゃいませ。

<風呂屋の奉公人には 子供も多く

怪しまれず内情を探るのには
拾人衆は うってつけであった>

お客さん 何かお忘れじゃ…。
女 何を…!?

あら いい男! 初めて見る顔だね!

これは すまない。 2人分だ。

評判の勝山とは お前さんのことか?

さようでございます。
フフ がっかりさせちまいましたか?

え~っと…。
谷 左馬之助だ。

左馬之助様。 いや 評判以上だ。
フッ ありがとう存じます。

ああ… また こちらのお方は
肩に えらく力が入って!

そ… そんなことないわ! ん~…。
お名前は?

ん? なが…。 駒込八郎だ。

あっ 駒込様。
お腰のものは どうぞ こちらへ。

どうぞ ごゆっくり。

又兵衛さん ぬか袋 間に合ってるかい?
ああ。

水野様 お湯は 足りてますか?
ああ かたじけない。

客の顔を 皆 覚えているのか。

(中山)混んできましたが
渡辺らしき男は 来ませんね。

悪いけど ほかのお客さんが…。
詰めてもらえます?

ああ… 酒と なんぞ 肴を頼む。

まあ こんなに!? ああ じゃあ…!

わしはよい。 のぼせたようでな。
ああ…。

左馬之助様
今 お水をお持ちいたしますね。

ありがたい。 駒込様も?
ん… うん 頼む。

フッ 承知いたしました。

客の名も 一度で。

大したものだ。

風呂の周囲を くまなく調べましたが
一向に…。

ご苦労。 やはり この隻腕の男を見た者は
おらぬようですな。

渡辺の姿も
この半年 見た者はおりません。

妙だな。

勝山は 渡辺の絵を見て

その名が浮かばず
しばらく考えたと申したな? はい。

一度 会うただけで
客の顔と名前を覚える勝山が

常連の渡辺を思い出せず 言いよどむのは
おかしいとは思わぬか?

風呂屋ではなく 勝山を張るのだ。
渡辺は 必ず会いに来る。

はっ! はっ!

いらっしゃいませ!
いらっしゃい!

あっ いらっしゃい。
あら 随分とお久しぶりじゃないですか。

(亀一)「ちょいと もう どこのお風呂に
浮気なさったんです?」。

松本様。
「松本様」。

あ~!
勝山だ。

お~ 勝山だ!

いい女だな!
すてき~!

いい女だね~。

ああ たまんねえな!

あっ ちょいと お前さん。
へい。

それが終わったら
裏のまき きれいに片しておくんねえ。

どっから見ても 日本一
それが紀伊国屋風呂だからね。
へい。

♬~

あんた 勝山さんが好きなのかい?
違う…。

見てりゃ 分かるよ。
じ~っと 勝山さんばっかり見て。

朝から晩まで ず~っとだよ ず~っと。
知ってんだから! ハハ…。

おや? 何だか 顔が赤くなってきたよ。
あ~ 大変だ! 真っ赤だよ!

こ~ら! 子供を からかうんじゃないよ!
困ってんじゃないか。

はい。

働き者の手だ。 ご苦労さん。

(鎌田)氷ノ介様がお見えだ。

渡辺殿 変わりは?

(渡辺)何もございません。
そうか。

ここは 間もなく引き払う。
徳川が動き出した。

えっ?
その前に お主が隠しておる2千両を

置いていってもらわねばならぬ。

吉祥寺を焼いた折 お主が勝手に
松前屋の蔵から盗んだ2千両だ。

あ… あれは 隠していたわけではなく

お役に立てる時が来ればと
今日まで ひそかに…。

それは 殊勝な。

2日後 ここへ持ってくるのだ。 よいな。
は… はい!

おう。
ああ いらっしゃい 六さん。

今日も暑かったね。
商売上がったりだ。

よし じゃあ 今夜 一杯おごってあげる。
本当かい? ありがてえ!

よっ 弁天様。
ハハハハ…。

ああ ご苦労さん。 よく働くね。

少し 休みな。
(2人)はい。

まこと 勝山は
いいおなごにございますな。

ハハハハ…。

お主に そこまで言わせる勝山は
大したものだな。

もう よいぞ。
(2人)はい。

じゃあ
今夜も ゆっくりしていってくださいね。

駒ちゃんも。
(笑い声)

(小声で)
下手だな お前。 ジロジロ見過ぎだって。

何で あの人を疑うんだ?

そんなこと
俺たちが考えることじゃないんだよ。

お役目だろ?

どこかで勝山と渡辺は
つながっているはずなのだ。

どこかで…。

(泰姫)旦那様。
泰。

(村岡)泰姫様は ずっと
若殿様をお待ちしていたのでござります。

歌を詠んでいたら
眠れなくなっただけでございます。

泰は 歌の名人だからのう。

こちらに参ってから
歌を詠むのが より楽しくなりました。

そういうたら 近頃
京におられた頃より ようお詠みで。

旦那様が歌をお好きだからです。

宮中では つい技巧にとらわれ

歌を詠むのが
何やら苦しゅうなっておりました。

ですが 旦那様のおそばにいると
心から歌が湧いてくるようで…。

兄上様に 文のお返事は?

書きあぐねておった。

いっそ 歌でも送るかのう。

それは 私の詠んだ…。

さすが 泰だ。
よい歌ゆえ 覚えてしもうた。

片枝だけ咲いた梅の花かもしれぬな。
わしの想いは…。

優しい ご兄弟ゆえ 気遣いし過ぎて
すれ違う想いになってしまっては

惜しいことです。

(鎌田)勝山は どこだ!

お客様 まずは そちらで
お履物を脱いでくださいまし。

お前が 勝山か? 渡辺は どこだ?

渡辺様?
さあね… 近頃 とんとお見限りだよ。

渡辺がお前と ねんごろなのは
分かってんだ。 言え!

(ざわめき)

渡辺の仲間が来た。

≪(亀一)「渡辺の仲間が来た」。

(韋駄天)亀一だ。 知らせてくる。

勝手に動くなよ!

どうなすったんです? お侍様。
渡辺が姿を くらませた。

金を持ち逃げしたんだ。
見つけなきゃ 俺が殺される!

何のことだい? 知ったこっちゃないね!

なめやがって このアマが!

さあ 言え! 言え!
(悲鳴)

(鎌田)このアマが!
やめろ!

バカ…。
きいや~!

(悲鳴)
了助! 大丈夫かい?

あんたのせいだよ!
何してるんだ!

(どなり声)

何すんだ!

帰れ!

あっ よかった。 目が覚めたかい?

あたしんちだよ。
狭くて 悪いね。

帰る。
今夜は もう遅いよ。 泊まっていきな。

でも…。

あんた
滑って 頭をしたたかに打ったんだ。

何かあったら心配だよ。 ねっ。

俺 転んだだけで 何も…。

そんなことないさ! 私のために
大人の浪人に打ちかかってくれた。

うれしかったよ。 優しいんだね。

お務めだから…。

アハハハ…! 浪人の相手まで
奉公人の務めに入っちゃないよ。

ああ 何か 食べるかい?

俺 恵んでもらうのは ありがたいけど…。

居心地悪いかい?
フフ あたしも おんなじ性分さ。

だけど 人に甘えていい時は
人生に何度かある。

いいかい? 懸命に生きてりゃ

神様みたいに優しい誰かが
手を差し伸べてくれることがある。

その手を離しちゃいけないよ。

まあ もう二度と あたしにゃ
そんな神様は 現れないだろうけどね。

♬~

(勝山)禅の言葉さ。

何もかも諦めて あたしは あたしから
逃げられないって悟った時に

あたしって花が咲くのさ。

花…。

ハハ… ごめん。
分かんなくていいよ こんな話。

俺は 花のこと よく分かんねえけど

勝山さんの咲かせる花は
きっと 優しくて きれいだ。

了助 あんた きっと いい男になるよ。
俺は いい人間になりたい。

そうさね。

さあ ぐっすり 寝ておいき。

お休み。

いい子だ。 いい子だ。

♬~

(風呂桶が落ちる音)

♬~

どこかで勝山と渡辺は
つながっているはずなのだ。

どこかで…。

♬~

勝山の家で 何か分かったか?

何でもよい。 何か
手がかりになるようなものはなかったか?

家紋のついた小物や男物の着物とか。

一切放下 一切却来。

そう言ってた。

一切放下 一切却来。

なぜ勝山は そのような…。

了助 拾人衆の務めは つらいか?

けど 悪い人間になりそうだ。

ならば 拾人衆は やめても構わぬ。

お前が よい人間になることの方が
大事じゃ。

(鳩)ここでの務めは 今日でしまいだって。
え~!

本当かい?
うん。

残念でした。
あ~あ 何も分かんなかったな。

うん。
はい。 ありがとう。

いいかい? 懸命に生きてりゃ

神様みたいに優しい誰かが
手を差し伸べてくれることがある。

その手を離しちゃいけないよ。

わしは お前を信じる。

人を信ずるのに 身分は関わりない。

お前が よい人間になることの方が
大事じゃ。

♬~

剣が強い者は いくらでもおります。

しかし 悪を憎む心だけで
あそこまで強うなれる者は 少ない。

拾人衆におれば 了助のためにもなると
思うたのですが…。

「人になれるのではないか」と
言うておりました。

ここに… 光圀様のもとにおれば。

人に?

鬼河童のままではならぬと
思うたのでは。

はあ はあ はあ はあ…。

いかがした?
風呂桶が…!

風呂桶?

桶の底が二重になってて… はあ…

文のやり取りをしてる!

か… 勝山さんが…。
文?

俺 言えなくて…。

字も読めないから… ごめんなさい。

(せきこみ)

よう話してくれた 了助。

お勝 この金を持って 逃げよう。

兄上 私のことには構わず
早くお逃げくださいませ!

追っ手に見つかれば 無事では済みませぬ。

お勝は どうするのだ?

それに… この文は 一体?

私は 吉原に行きます。

何を言う?

お前のために 必死で金を盗んだんだ。

俺の借金のせいで
お前が吉原に身を売ったとあっては

死んだ父 母に合わす顔がない。

頼む。 汚れた金でも 金は金だ。

なあ 受け取ってくれ!

渡辺家がお取り潰しになってから
一家離散して

どんなに つらくとも 悪事には
手を染めずに 歯を食いしばってきた。

私は 私を捨てても 私でいたいのです。

12のお前を捨てて逃げてから
俺は 兄らしいことは 何一つできなんだ。

借金を背負わせてしもうただけで…。

それより 逃げて 生きてくださいませ!

私を「お勝」と
まことの名で呼んでくれるのは

もう 兄上しか…。

お勝…。
はい。

≪見つけたぞ!

逃げて!
お勝 こっちだ!

兄上 逃げて!
ああ…。

ハハハハハハハハ…。

兄妹の絆とは 美しきものよのう。

お勝!

あ… 兄上!

氷ノ介様…。

あっ 兄上! 兄上!

(泣き声)

金は どこだ?

♬~

光圀様 上!
やあっ!

ああ!

光圀?

(中山)召し捕れ! 逃がすな!
おら!

勝山さん!
(勝山)兄上…。

か…。

(泣き声)

悪党め 許せねえ!

きいや~!
ああっ!

下がっておれ!

了助!

了助!

♬~

決して許さぬ。 そなたのようなやつは!

これは これは… 暑苦しき男よ。

♬~

消えた…。

渡辺とは兄妹であったか。

俺…。

そういうことでございましたか。

兄は 自分のこしらえた借金で
私が吉原に売られるのを忍びなく思い

盗みを…。

駄目な兄でございます。
情けない兄でございます!

それでも 12の私を知っているのは
兄だけ。

幸せだった幼い私を覚えているのは…

兄だけなんでございます。

♬~

金なら お堂にございます。

(中山)探せ!
はっ!

♬~

申し訳ございません。 少しだけ。

何があっても 俺は…
俺は勝山さん いい人間だと思う!

「いい女」とは よく言われるけど

「いい人間」って言われたのは 初めてだ。

ありがとう。

♬~

「金はいらず。 苦界にても咲く花あり」。

「苦界にても咲く花」。

勝山さん! 勝山さん!

兄妹か…。

♬~

まあ 梅の実!

ああ。 何か青梅を歌に詠み 兄上に
返事を書こうと思うていたところだ。

どうしたのじゃ?

兄上様よりお文が。
この梅の実を添えて 届きました。

兄上も これをもとに歌を詠んでくれと。

ハッ フフ… おんなじことをお考えに?

泰は 梅の花が一番好きでございます。

冬の寒さに耐えて
春一番に咲いてくれる

強くて 優しくて
美しい花だと思いまする。

そうか。

さあ 兄上に よい歌を詠まねば。

文になり 歌になり

いろは48文字は
時に 何ものにも勝る宝となりますね。

♬~

そう そこを丸く。

♬~

違う。

ここは このように。

はい。

♬~

幾度も書き連ねるうちに うまくなる。

励め。

ありがとう… ございます。

♬~

水戸徳川の世継ぎか…。

氷ノ介のねらいは 何か?

ただの仏師とは思えぬ。

人には 口にできぬ過去の1つや2つ
あるものでございますな。

殺そうと思ったのです。 錦 氷ノ介を。
俺 吽慶さんには 生きててほしい。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~