[終]ラジエーションハウスⅡ #11【最終回!旅立ちの愛しき人…蘇る記憶】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[終]ラジエーションハウスⅡ #11【最終回!旅立ちの愛しき人…蘇る記憶】[字][解][デ]

感動の最終回!幼い頃の約束を果たし、放射線科で共に働く唯織と杏。しかし、杏は当時の記憶を失ったままで…。旅立つ杏へ思いを伝えるため、唯織は約束の場所へ走る!

番組内容
唯織(窪田正孝)と杏(本田翼)は、小学校の同級生だった郷田一平(工藤阿須加)との再会を果たす。唯織との記憶を失っていた杏は、唯織が同級生だったという一平の言葉で、過去の記憶を思い起こそうとする。杏の記憶がよみがえるかと思われたその時、一平は突然意識を失って倒れて…。
頭部CT検査の結果、一平の左中大脳動脈に血栓閉塞が見つかる。その時、一平が甘春総合病院で眼科や皮膚科、消化器内科など、いくつもの科を
番組内容2
受診していることが発覚。杏たちは、何か別の病気が隠れている可能性を考えて追加の検査を行うことに。
軒下(浜野謙太)は、各科の担当医に、急患のためオーダーを受けていた検査が遅れることを説明し、頭を下げた。それに対し、脳外科ばかり優先されている、と反発する医師たち。というのも、院長の灰島(髙嶋政宏)が今年度の収支データをもとに来年度の予算を決めると発表したためだった。
一平の病室を訪れる唯織。
番組内容3
そこで一平は、唯織の存在を忘れていた杏のことに触れる。杏は、転校する唯織を駅まで見送りに行った帰りに事故に遭い、そこで兄を失っていたのだ。
「唯織はね、世界一のカメラマンになって、私のお手伝いをするの」。幼い頃に結んだ杏との約束。夢をかなえて今この場にいる喜びを分かち合いたい。しかし自分を思い出すということは、杏にとって記憶にふたをしたつらい思い出も一緒に思い出すことになる――唯織の選択は…。
出演者
窪田正孝 
本田翼 
広瀬アリス 
浜野謙太 
丸山智己 
矢野聖人
 ・ 
山口紗弥加
 ・ 
遠藤憲一
 ・ 
鈴木伸之 
八嶋智人 
髙嶋政宏 
浅野和之
 ・ 
和久井映見 

スタッフ
【原作】
『ラジエーションハウス』
(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ GJ/集英社) 

【脚本】
大北はるか 

【音楽】
服部隆之 

【主題歌】
MAN WITH A MISSION『Remember Me』
(ソニー・ミュージックレコーズ) 

【企画】
中野利幸 

【プロデュース】
草ヶ谷大輔 

【演出】
相沢秀幸 

【制作著作】
フジテレビジョン
スタッフ2
※「隆」の字は、「生」の上に横棒が入る旧字体が正式表記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 郷田
  2. 甘春先生
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  10. 一平君
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  12. 疾患
  13. 小野寺
  14. 医師
  15. 灰島
  16. ファブリー病
  17. ホント
  18. 今日
  19. 仕事
  20. 紗良

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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[ここに 一つのホームがある]

[そこは 旅立ちの場所であり
そして

帰ってくる場所だ]

(杏)《唯織!》
(唯織)《杏ちゃん!》

[この2人にとっても]

肉まん!?

《杏ちゃん
もしかして思い出した~!?》

一平君?
郷田さん?

一平君!? 一平君!
ストレッチャーお願いします 誰か!

すぐに頭部CTを。
(悠木)はい。

急ぎましょう。

これは 左中大脳動脈の血栓閉塞。

すぐに血栓を
回収する必要があります。

脳外に連絡して血管造影の準備を。
(悠木)はい。

(小野寺)おいおい おいおい。
どうなってんだ? これ。

ねえ 郷田 一平さん
眼科に皮膚科

消化器内科 腎臓内科
他にも いろんな科を受診してる。

全身疾患だらけ。

何か 別の病気が
隠れてるかもしれませんね。

おい 軒下 急患だ。
検査枠の調整 頼むな。

えっ!?

≪(浜松)検査が遅れるって…
冗談じゃないんだよ。

こっちだって急いでるんだよ!

あなたたちは いつも そうやって
脳外の患者ばかり優先する。

決して そんなつもりは…。
(浜松)だったら まず

消化器内科からだろ?
(里美)先生たち

いつも以上に
ピリついてません?

(看護師)灰島院長が打ち出した
新しい方針のせいよ。

(灰島)
《来年度の予算配分なんですが

今年の各科の収支データに基づいて
決定いたします》

《収益の少ない科は
その分 予算を削りますんで

そのつもりで》

(里美)今や どこの科も
ライバルってわけですね。

(もめる声)

頭以外にも
体に不調があるんですか?

うん そうなんだよ。

手と足がしびれたり

変な湿疹が出たり
視界が濁ったり。

いろんな科の先生に
診てもらったんだけど

いまいち原因が分かんなくて。

なるほど。

あっ そういえば 甘春のやつ

お前のこと すっかり
忘れてたみたいだったけど…。

どうしてだ?

フフッ いや…。

あっ まあ あいつも
お前が転校してから

色々あったしな。

お兄さんのこととかですよね。
そうそう。

確か 転校するお前を
駅まで見送りに行った帰り道に

事故に遭って。

えっ?
あのケンカっ早かった甘春が

それ以来 人が変わったみたいに
おとなしくなっちゃってさ。

《そんな》

《杏ちゃんは
あの日の帰り道に…》

あの 杏ちゃんに

僕が同級生だってこと
黙っててもらってもいいですか?

えっ 何でだよ。
お… お願いします。

ああ…。

《やっぱり僕は
杏ちゃんにとって

思い出したくない思い出》

《忘れられていて
当然だったんだ》

♬~

郷田さんを他の科に?

(渋谷)もう われわれ脳外に
できることはないからね。

でもまだ なぜ あんなに
全身に疾患があるのか

原因が分かってないですよね?

放射線科医の甘春先生に

何で そんなこと
言われなきゃならないの。

専門外の疾患についてまで
調べてる暇ないんだよ。

五十嵐さん
一平君の件なんですけど。

一平君?
他の科に

移っていただくことになりました。

そうですか。
一平君って 郷田さんのこと?

知り合いなの?
そうなんです。

小学校のときの同級生で。

そういえば 一平君…。

五十嵐さん!

五十嵐さんも同級生だって
一平君が。

肉まんが どうとか。

確かに昔 肉まんみたいな男の子が
いたような…。

(軒下)
そういや お前 あれだろ? お前。

(威能)昔 太ってたんですよね?

(悠木)に… 肉まんって
五十嵐のことなんだろ?

えっ!?

僕じゃありません。

たぶん 郷田さん
勘違いしてるんだと思います。

そうですよね 私と五十嵐さんが
同級生なはずありませんもんね。

あっ では 失礼します。

何で お前 言わないんだよ。

(悠木)せっかく向こうが
思い出すチャンスだったのに。

僕は 今

こうやって
一緒に働けてるだけで十分です。

(鏑木)《ワシントンの
ピレス教授のもとに

留学されたいそうですね》

《これでいいんだ》

《これで》

紗良ちゃん?
そう 6歳。

娘には心配かけたくないからさ

俺は 仕事で
出張に行ってることになってるんだ。

早く元気になって退院しないとな。

よいしょ。

どんどん どんどん
薬 増えていって

ホント 俺の体
どうなってんだろうな。

一平君…。

ハァ…。

さっきさ 先生たちがもめてるの
聞こえちゃって。

えっ?

頭の治療が終わったら
今度は どの科の先生が

俺の主治医になるかでもめてて
押し付け合い。

まあ でも仕方ないよな。

俺みたいな患者
珍しいんだろうし。

ごめんね
不安な思いさせちゃって。

んっ… ゲホッ。

一平君? 一平君!
一平君! 一平君!

(西島)ねぇ 知ってた?
(吉田)ん?

シャンプーのとき
地肌を意外とゴシゴシしちゃってるって。

してないよ。
あ… 泡立てるときは?

ホントだ。
ほら!

だから 泡の「メリット」
泡?

(娘)泡?
泡!

<最初から泡なら 地肌と髪を
こすらず やさしい>

<コンディショナーも
泡で すっとなじんで ヌルつかないから…>

さっぱり~!

(2人)パパ ナイス!
えっ?

これからは最初から泡で洗おう。「メリット ザ マイルド」

これは 気管支ぜんそく。

(悠木)呼吸器官にも
疾患があるってことですか?

どうして こんなに
体のあちこちに?

≪(巣鴨)甘春先生。

この患者のオーダーを出すよう

うちの科の連中に指図したのは
あなたですね?

あっ…。 郷田さんは
他にも全身に疾患があって

念のため 詳しい検査を…。

余計なことは
しないでいただきたい!

(威能)まあまあ 先生
そんなに声を荒らげなくても。

CTは 以前にも撮影して
異常はありませんでした。

ですが 発作時にしか出ない
所見があるかも…。

放射線科医のあなたは
画像を読影するのが仕事でしょ。

迷惑です。

(渚)この間の会議での件
やり過ぎなんじゃない?

科同士で売り上げを競わせて…。

病院がバラバラになるだけよ。

一介の医師であるあなたに
何が分かるんですか。

(小野寺)郷田さんの病気の原因
分かったのか?

いや まだです。
そっか。

(裕乃)甘春先生
どうされたんですか?

郷田 一平さんの件ですが あさって
退院することになりました。

退院?
(悠木)でも

病気の原因
まだ分かってないんですよね?

どの先生方も
もう できることはないと。

さじを投げたってわけか。
(軒下)郷田さん どうなるんだよ。

また違う病院で
原因を一から探すことになるかと。

そんな…。

では 失礼します。

郷田さんの病気は
一個一個バラバラに見ても

答えは見つからないと思います。
えっ?

点ではなく線で見ないと。
線で。

各科の先生たちから
情報を集めれば

何かヒントが
得られるかもしれません。

(たまき)でも どうやって?

うちの病院
各科の仲 最高に悪いけど。

(悠木)とても協力し合うとは
思えませんよね。

(たまき)うん。

だから必要なんじゃないですか?

ドクターズ・ドクター。

「医者を導く医者」です。

(小野寺)なるほどな。

全ての分野の病気を診断する
放射線科医なら

それができるってわけだ。

じゃあ 甘春先生が
各科の先生をまとめて

郷田さんの治療方針を
導いてくだされば。

(渋谷)
《放射線科医の甘春先生に

何で そんなこと
言われなきゃならないの》

《放射線科医のあなたは
画像を読影するのが仕事でしょ》

私には 無理だと思います。

(田中・裕乃)えっ?
どこの科の先生も

私より 経験も知識も豊富で

私が まとめるなんて そんなこと
できるとは思えません。

失礼します。

甘春先生
どうしちゃったんですかね。

あんなに簡単に諦めるなんて。

自信をなくしてるのかも。

放射線科の地位は
他の科に比べて低いままだし。

ピレス教授のいるアメリカとは
違うってことか。

(裕乃)だから 甘春先生
ワシントンに留学を…。

えっ? えっ 今 何て言いました?
ワシントン?

(悠木)えっ 甘春先生
ワシントンに留学すんの?

広瀬? えっ?

(裕乃)いや その いや別に。
なっ 何ていうんですか…。

おい 五十嵐ぃ!
お前 このままでいいのかよ。

ねえねえ もしかしたらさ

一緒に働けなくなっちゃうかも
しんないよ。 えっ。

おい。

杏ちゃん 昔 僕に言ったんです。
(たまき)ん?

「どんな病気も見つける
お医者さんになりたい」って。

えっ?

もし その夢をかなえるために
行くんだとしたら

僕に止めることなんかできません。

≪(辻村)やっぱり留学するのか。

甘春は じゅうぶん
すごいと思うよ。

1人で この病院の
全部の科の読影をしてさ。

いいえ。

《ヘビースモーカー。
それこそが色眼鏡だったんです》

《えっ?》
《エコーにしましょう》

(辻村)《エコー?》
《まだ10代ですから なるべく

被ばくは避けるべきかと》
《一つだけ あるかもしれません》

《赤ちゃんを救える方法》

いつも助けてもらってばかりで。

今 診ている患者さんの病気も
全然 検討がつかないんです。

行かないかぎり
変われないと思っています。

(裕乃)お疲れさまです。
あっ お疲れさまです。

ホントに すいません。

えっ?

実は 今日 甘春先生が
留学されるかもしれないこと

つい うっかり
みんなに話してしまったんです。

あの 鏑木先生と
お話ししてるところ

聞いてしまって。

ホントに申し訳ありません。

そんな 気にしないでください。
それを言うためだけに わざわざ?

失礼します。

あの!

郷田 一平さんのこと
諦めないでほしいんです。

えっ?
今の病院の状況を考えれば

難しいことなんだって
分かってます。 でも…。

昔の夢だけは
忘れないでください。

夢?

どんな病気も見つける
お医者さんに

なりたかったんですよね?
どうして それを…。

甘春先生が抱いた夢に憧れて
その夢を応援したくて

ずっと頑張ってきた人も
いるんです。

えっ…。

♬~

♬~

心臓?
痛みがあるとか

何か症状ってありますか?

いや 特には。

えっ 何? 俺 心臓まで悪いの?

あっ いやいや 念のために
聞いてみたかっただけです。

あっ… そう。

結局 原因は
何も分からないままだな。

(裕乃)《昔の夢だけは
忘れないでください》

《私ね お医者さんになるんだ。
パパみたいに

どんな病気も見つける
お医者さん》

先生… あれ?

思い出したんです 昔の夢を。

えっ?

私は 郷田さんのこと
諦めかけていました。

でも
諦めちゃいけなかったんです。

♬~

郷田さんの合同カンファ?

あしたの午前10時から
行いたいと思います。

脳外科の先生方の
お力添えをいただきたいんです。

その患者なら
もう退院することに決まったろ。

本当の原因は
分からないままです!

余計なことは
しないでいただきたい。

呼吸器内科の先生方の力を
貸してください。 お願いします。

こんなことして うちの腎臓内科に
何のメリットが?

お願いします。

うちの眼科以外にも しつこく
声を掛けてるそうですね。

はっきり言って迷惑です。

(渋谷)仕事の邪魔。
脳外 巻き込まないで。

あっ…。

(浜松)
それどころじゃないんです。

予算の獲得に忙しいの
ご存じでしょ。

(高輪)
協力できません。 失礼します。

(巣鴨)そんな無駄なカンファ
参加しません。

(悠木)甘春先生 大丈夫ですかね。

(たまき)まさか あそこまで

先生たちが
協力的じゃないなんてね。

♬~

(秒針の進む音)

(里美)そろそろ退院のお支度
お願いします。

(一平)分かりました。

パパ お仕事お疲れさま。
早く帰ってきてね。

(女性)紗良 パパ帰ってきたら
どこ行きたい?

(紗良)遊園地!

(秒針の進む音)

≪(ドアの開く音)
≪(田中)さあさあ… こちらへ。

ホントに例の論文
今日中に手に入るの?

もちろんでございます。
お忙しい渋谷先生の頼みでしたら。

(田中)真ん中ですよ
渋谷先生 真ん中です ハハハッ。

≪(ドアの開く音)
≪(悠木)どうぞ どうぞ。

3D画像も?
これから作ってくれるわけ?

もちろんです。
先生方の頼みとあらば。

誠心誠意 美しい画像を
作らせていただきます。

さあ どうぞ。
≪(ドアの開く音)

≪(高輪)いやいやいや 冗談だろ。
≪(たまき)本気です。

目の前の患者1人
大事にできない医師のオーダーは

今後 一切
後回しにさせていただきます。

こちらへどうぞ。
(高輪)ハァ…。

≪(ドアの開く音)
≪(巣鴨)君たちは医者を脅す気か。

それがラジエーションハウスの
新しいルールなんです。

文句があるなら
技師長に言ってください。

一番前です どうぞ。
≪(ドアの開く音)

≪(小野寺)どうぞ どうぞ。
≪(浜松)いや~。

さっきのエコーは傑作だったね。
(小野寺)ありがとうございます。

あの症例は 学会でも
発表できるレベルだよ。

(小野寺)ですよね! 何かあったら
また呼んでくださいね。

皆さんも どうぞどうぞ。

先生 郷田さんの
これまでのデータ

全部まとめてあります。

お願いします。

♬~

はい。

では
郷田 一平さんの症状について

整理していきたいと思います。

まずは 脳神経外科の渋谷先生。

昨日 左中大脳動脈の
血栓閉塞に対して

血栓回収を行った方です。

よし 行こうか。

≪(ノック)

(医師)灰島院長 大変です。

最初に現れた症状は手足のしびれ。

(代々木)
それから低汗症 腹痛 発疹。

腎障害や気管支ぜんそく。
(高輪)ホントに全身だな。

症状が一度にではなく
順次に出現するのが特徴か。

原因は いったい…。
各科の先生方

それぞれの疾患が生じる
原因として考えられるものを

全て入力してください。

(話し合う声)

(キーボードを打つ音)

代謝異常。

どの疾患にも
考えられる原因として

代謝異常があげられます。
それが原因で

ここまで全身にわたって
症状が現れたケースなど

経験がないぞ。

≪(ドアの開く音)

私の許可なく 皆さん ここで
いったい何をなさってるんですか?

1人の患者のために

こんなにも大勢の医師が
寄ってたかって。

早く仕事に戻りなさい!

甘春先生

いいかげんにしてください!

(たまき)古い画像の整理してたら
郷田さんの胸部CT見つけた。

やっぱり。
ん? 何?

≪(足音)

(威能)あれ?
(小野寺)甘春先生 カンファは?

途中で灰島院長がいらして。

またか。

甘春先生 ちょっと
これ見てもらってもいいですか?

はい。
郷田さんの古い胸部CTです。

最新のものと重ね合わせたのが
これです。

左心室が肥大してる。

それって
郷田さん 心臓にも疾患が?

このまま原因が分からずに
肥大化が進行すれば

命に関わります。

(悠木)何かカンファで 少しでも
分かったことないんですか?

どの疾患も 代謝異常の場合に
生じるということくらいしか。

代謝異常。
はい。

でも どの先生方も
そんなケース 経験がないって。

そっか。

(たまき)
えっ? 何か分かったの?

先生 郷田さんの心臓の検査
させてもらってもいいですか?

(一平)今度は心臓って
どういうことだよ?

俺 まさか
死んじゃうような病気なのか?

まずは きちんと検査しましょう。
大丈夫。

どんな病気であっても
私が寄り添います。

甘春…。

(裕乃)今から何を?
T1マッピングです。

心臓の中を色分けして
うつし出すことができるんです。

これなら 郷田さんの左心室が
肥大した原因が

分かるかもしれません。

(巣鴨)いましたか?
(看護師)いえ

こちらには いませんでした。
(灰島)どうかされましたか?

(巣鴨)今日 退院する予定の
郷田さんの姿が見当たらなくて。

えっ? いいから
あなた早く仕事戻りなさい。

これ以上
売り上げを落とすつもりですか。

いいから早く戻りなさい!

(田中)お願いします。

(たまき)やっぱり すごいわね。

赤は血液 緑は心筋を表します。

(悠木)
この緑の中にある青いのは?

脂肪沈着です。 郷田さんの
左心室が肥大したのは

これが原因です。

進行すれば いずれ心不全に。

ちょっと すいません。

どうした? 五十嵐。

郷田さんの脳血管に生じた
血栓閉塞も

この脂肪沈着が
原因かもしれません。

(軒下)郷田さんの病気って
いったい何なんだよ。

これは おそらく
ファブリー病です。

ファブリー病?
(小野寺)何だよ そのファブリー病って。

非常にまれな代謝異常症です。

これが原因で手足の痛み
皮膚 目 腎臓 心臓

様々な部位に症状が現れます。

だから 郷田さんは
体のあちこちに疾患が?

それから もう一つ。

ファブリー病は
X連鎖の遺伝性疾患。

つまり…。

お子さんが女の子の場合
遺伝します。

《紗良ちゃん?》
《そう 6歳》

(灰島)その患者を
今すぐ他の病院に転院させなさい。

(灰島)患者に対し 希少性の高い
遺伝性疾患だと診断することは

様々な責任を伴います。

もし
その後の治療方針を誤れば

患者の命をも奪いかねない。

それに われわれは
その患者の子供 そのまた子供と

未来の家族にまで
責任を持つ必要があるんですよ。

その覚悟が あなた方には
おありなんですか?

責任なら 私が取ります。

郷田さんは これまで
いろんな科を渡り歩いてきました。

そのたびに
診察する医師が代わり

誰に相談すればいいかも
分からず

とても不安だったと思います。

この状況で
また違う病院に行けというのは

あまりにも酷です。

郷田さんに一番必要なのは

しっかりと診断を下し
寄り添える医師です。

ですが あなたには無理ですよね。
えっ?

聞けば ワシントンに
留学されたいそうじゃないですか。

たった一人の患者のために

ご自分の将来を
棒に振るおつもりなんですか?

確かに1人では無理です。

でも チームなら
できるんじゃないですか?

僕らがファブリー病に
気付くことができたのは

各科の先生たちが真剣に診断し

その情報を
共有してくれたからです。

科と科が協力し合わないかぎり
救えない命があります。

院長 郷田さんや
そのご家族のために

甘春病院に ファブリー病の
診療チームを作ってもらえませんか?

(灰島)診療チーム?
ええ。

(灰島)また君はバカなことを。

たった一人の患者のために

そんな大勢の医師の労力を
割けるはずがないだろ!

そんな余裕
この病院には もうないんだよ。

≪(足音)

(渚)やっぱり 灰島ちゃんが
守ろうとしていたものは

この病院だったのね。

大森先生。

あなたが 売り上げ売り上げと

お金のことばかり
口にしていたのは

この病院が もし経営難で破綻し
なくなれば

たった一人の患者どころか

何百人 何千人という患者を
救えなくなるかもしれない。

それを防ごうと
必死に頑張ってくれているのよね。

時には 嫌われ役を買って出て。

でも あなたが
やろうとしていることと

五十嵐君たちの
やろうとしていることは

そう変わらないわ。

今 目の前の たった一人の患者を
救うために 診療チームができれば

将来 同じ疾患を持つ
何百人 何千人という患者を

救うことができるかもしれない。

それって やり方は
違うかもしれないけど

目指すところは
きっと同じでしょ。

不器用で血が苦手で。

それでも誰よりも努力して

あなたが医師になったのは
どうして?

何のために

この病院を
守ろうとしてくれてるの?

何と言われようと 私には
この病院を守る責任があるんです。

♬~

ごめん 結局
何の力にもなれなくて。

あっ… いやいや
ファブリー病だっけ?

疑いのある病気が
分かっただけでも十分だよ。

これから ゆっくり
治療してくれる病院 探すよ。

実はね もう一つ
伝えなきゃならないことがあるの。

ファブリー病は
遺伝性の病気なの。

えっ?

だから 紗良ちゃんにも。

そ… そんな。

でも 早期に発見して
適切な治療を行えば

症状の進行を
抑えることができるから。

だから
新しい病院が見つかり次第

紗良ちゃんも
一緒に検査を受けてほしいの。

紗良にも
こんなつらい思いさせんのか。

いろんな医者から
さじ投げられて。

病院まで追い出されて。

なあ 新しい病院ってどこだよ?

そんなの本当に見つかんのかよ。

≪(灰島)
見つける必要はありません。

灰島院長。

郷田さん 退院は
まだ少し先にしていただけますか。

えっ?

これは?

あなたのための診療チームを
作りました。

われわれが 郷田さんのことや
未来のご家族のことまで

責任を持って
寄り添ってまいります。

だから
安心して治療を受けてください。

あなたのことは
この病院が守ります。

♬~

はい。

ありがとうございます!

(一平)ありがとうございます!
ありがとうございます。

パパ!

よいしょ。

もう お仕事 終わったの?

何でパジャマなの?

パパね まだ一つ
お仕事があるんだ。

えっ?

病気を倒すお仕事。

でも大丈夫 一緒に闘ってくれる
最高の仲間を見つけたから。

だから…。

紗良も頑張ろうな。

うん!

おいで。

(灰島)
今回だけは 彼らに負けました。

(鏑木)結局 最後に
人を巻きこみ動かすのは

誰かの熱意。

この病院の地下には どうやら

マグマのように熱い連中が
眠っているようですね。

フフッ そのようですね。

(笑い声)

♬~

♬~

≪(鏑木)留学の件
どうすることにしました?

鏑木先生。

郷田さんの診断も
無事つきましたし

他の先生方にも
ご協力いただけるようですから

遠慮せず行ってきたらどうです?

ご安心ください
あなたが留守の間 この読影室は

放射線科医 鏑木 安富が
お守りいたします。

♬~

お疲れ~。
お疲れさまです。

お疲れさま。
お疲れさまです。

「えっ!
甘春先生がワシントンに?」

「そうですよ
正式に行くことにしたみたいで」

「じゃあ 五十嵐のやつ
また甘春先生とお別れか」

「今度は いつ会えるのかしらね」

(軒下)「向こうで
イケメン外国人と結婚してさ

永久就職しちまうかもな!」

「向こうに行ってしまったら

気持ちなんか
伝えられなくなりますからね」

「じゃあ!
今日がラストチャンスですね」

「甘春先生 午後の便で
たつみたいですし ワシントンに」

午後の便? 今日!?

「おっ 五十嵐…」

「まだいたのか」

「甘春なら
さっき歩いて帰ってったよ」

行かなきゃ。

ああまで言わないと
動きださないなんて。

ホントに手のかかるやつらだな。
(たまき)よかったの? これで。

いつまでも進展がないと
こっちが困りますからね。

そろそろ同じフィールドに
上がってきてもらわないと

倒しがいがありませんから。
(たまき)言うねえ。

にしても お前らよ
芝居 下手くそだな。

かみ過ぎて
せりふ一番短くされた人に

言われたくありませんよ。

♬~

《世界一のカメラマンになって
私のお手伝いをするの》

《分かった?》
《うん!》

肉まん…。

≪甘春先生!

五十嵐さん!?

ええ あの… ちょっ すみません。

えっと えっと…。

りゅ りゅ 留学されるって
聞きました 今日。

今日?

遠くに行かれる前に

1個だけ どうしても
伝えておきたいことがあります。

はい。

好きです。

僕は…。

放射線科医として働くあなたが

大好きです。

あっ…。

だから 先生が

どんな病気も見つけられる
医者になれるよう

遠くから

ずっと応援してます。

応援してます!

あれ? えっ?

留学するのは本当です。

でも 今日じゃありません。

あれ?

あれ? 今日…。

色々準備もありますので
留学は まだ先になると思います。

でも ありがとうございます。

頑張ります!

はい!

では いきますね。

お疲れさまです すいません何か。
気を付けて。

♬~

(風の吹く音)

あの! あっ と… と…。

この女の子って…。

おさ 幼なじみです。
ずっと昔からの。

あっ 甘春先生じゃ
あっ ありません。

五十嵐さん。
はい。

一つだけ伺っていいですか?
どうぞ。

五十嵐さんの夢は 何ですか?

それは…。

どんな病気も 写し出す
世界一のカメラマンになることです。

《世界一のカメラマンになって
私のお手伝いをするの》

《分かった?》
《うん》

《唯織です 覚えてませんか?》

《僕は
あなたとの約束 守るために

あなたに 会いにきました》

あれ?

あれ? どうしました?

どっ どうしました?
これ… すいません。

≪(ノック)
(渚)はい。

甘春先生 どうしたの?

私のせいでした。
えっ?

五十嵐さんが ずっと技師の仕事に
こだわり続けていたのは。

あんな昔に交わした約束
覚えていて。

私が
あんなことさえ言わなければ

彼は 今ごろ医師として
もっと もっと…!

私が彼の可能性を…。

それは違うわ。

えっ?

あなたとの約束があったから

五十嵐君は
これまで頑張ってこられたのよ。

あなたとの約束があったから
誰よりも大きく成長できた。

今の五十嵐君があるのは
他でもない

甘春先生 あなたのおかげよ。

頑張れ 杏ちゃん。

(小野寺)
留学に行く日 決まったのか?

はい 準備ができ次第
たつことになりました。

(小野寺)そっか。

あのよ いつでも戻ってこいな。

甘春先生の帰る場所
ホームは ここなんだからよ。

はい。

[ここに 一つのホームがある]

(裕乃)甘春先生 お疲れさまです。

(たまき)お疲れさま。
(悠木たち)お疲れさまです。

[そこは 旅立ちの場所であり
そして

帰ってくる場所だ]

[この2人にとっても]

先生 画像
見てもらってもいいですか?

はい。
これです。

(悠木)結局 あの2人って
どうなったんですか?

五十嵐さん的には
告白したつもりらしいですけど。

甘春先生的には そうとは

みじんも感じてないみたい
ですけどね。

えっ どういうことですか?

ホント あの2人 意味分かんない。

まあ いいじゃねえか。
あんなのもありだ。 ハハハッ。

奇麗な画像ですね。

いや…。

(田中)ここ ここ ここです。
ここ真ん中ですからね。

はいはいはい 大きい人はね
後ろ行ってくださいよ。

ああ… 辻村先生。
(辻村)撮りますよ。

そういえば…。

私も五十嵐さんに
伝えたいことがあります。

えっ?

好きです。

技師として働く五十嵐さんが。

ああ… ハハハ。

はい。
フフッ。

んだよ! そっちかよ。
(田中)まあまあ…。

きますよ きますよ きますよ。
はい せーの…。

イェイ。
(シャッター音)

[ここに 一枚の写真がある]

「島の人たちを苦しめてる病気が
何なのか

それを探しだして見つけるのが
技師である僕の仕事ですから」

「甘春先生がいる美澄島で

原因不明の感染症が
まん延してるらしい」

「72時間が経過すると
生存率が急激に低下する」

「五十嵐さんなら どうしますか?」

「もし大切な人が…」

「もう助からないって言われたら」