「アンラッキーガール!」#3【史上最悪の採用面接!知られざる秘密の過去】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「アンラッキーガール!」#3【史上最悪の採用面接!知られざる秘密の過去】[字][デ]
24時間365日トラブル連発で大暴れするアンラッキーコメディ!世界一不運な3人を待ち受ける「大凶日」!?最凶ガールズは最強タッグで幸せをつかめるのか?
出演者
福良幸…福原遥朝倉香…若月佑美
桜田卓海…板垣瑞生二石紗菜…長井短
藤良男…岐洲匠
三田亜子…新井舞良
○
語り…バカリズム福良重流…丸山智己
○
綾波樹…高梨臨指宿恵徳…生瀬勝久
番組内容
樹(高梨臨)と香(若月佑美)が「蓮」を訪れると、幸(福原遥)が働いていた。幸は、くじ売り場の修繕費を弁償するため、「蓮」でアルバイトを始めたのだった。指宿(生瀬勝久)は、樹の仕事運を占う。すると、“人生の落とし穴”を暗示する不吉な結果が。樹が重流(丸山智己)から紹介された会社の面接に向かうと、卓海(板垣瑞生)が面接官として現れる。史上最悪の面接は、度重なる不運で思いがけない方向へと向かい…!?
監督・演出
【監督】
吉田卓功
原作・脚本
【脚本】
伊達さん(大人のカフェ)
音楽
眞鍋昭大
宗形勇輝
【主題歌】
「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」福原遥
制作
【琉球風水監修】
シウマ
【チーフプロデューサー】
沼田賢治
【プロデューサー】
中山喬詞
櫻井雄一
番組ホームページ
https://www.ytv.co.jp/unluckygirl/
番組SNS
【Twitter】@unlucky_ytv
【Instagram】@unlucky_ytv
【LINE ID】https://lin.ee/1OD5cuDジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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キーワード出現数ベスト20
- 面接
- 指宿
- 重流
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- 良男
- 廣井
- 今日
- 結婚
- 大丈夫
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- 会社
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- 合コン
- 本当
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- バイト
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♬~
(バカリズム)<大人が…
全力疾走しています>
(重流)おまたせ。
<史上最悪の合コンには
続きがあったのです>
(重流)おまたせ。
さっきはビックリした。
まさか ね…
合コンで再会するとは…。
(樹)こっちのセリフ。
(重流)いや~ すいません。
遅くなっちゃって。
新宿の地下道って なんで
あんな分かりづらいんですかね
澤本重流です
<彼が再会を果たしたのは
娘の幸だけではなかったのです>
5年ぶりか…。
聞いたよ。
会社 やめたんだって?
5年もあれば 色々変わるから。
で 何?話って。
あ~ その…う~ん…。
あの さっきの…
あの 参加してた子なんだけど。
気になる子でもいた?
いやいや
そういうことじゃなくて。あの…。
もう 何?
いや だから あの その…。
(携帯の着信音)
あ ちょっとごめん。
(携帯の着信音)
(携帯の着信音)
もしもし…
あ~ 分かった 落ち着いて。
今からそっちに行くから。
ね。近くまで来たら連絡する。
ごめん ちょっとトラブル。
また落ち着いたら会おう。
え?…うん。
<その合コンは 重流にとって
とても奇妙な合コンでした>
どうすっかな…。
悪いね 今日も。
こっちこそ…こないだは ごめん。
知り合いに 廣井さんっていう
「キュリオスライト」の
企画部長がいる。
今 広告業界で
一番 勢いのある会社だよ。
新しい才能を欲しがってる。
職歴や肩書きより
ちゃんと人間を見てくれる人だよ。
ほら ずっと
企画職やりたがってたろ?
前の代理店でも
希望が通らなくて
総務に配属になったって
ずっと愚痴ってたからさ。
まあ 今更 俺に言われても…
って感じか。
そうだね…。
ごめん。忘れて。
まあ そうだけど…。
(重流)え?
せっかく用意してもらったんだし
もらうだけ もらっとこうかな。
お おう。そうか。
ありがとう。
おう。
まあ もし…読んでみて
よかったら 話だけでも。
聞くだけ 聞いてみようかな。
うん。いいと思う。
<そして 重流は今日も
幸のことを話すことが
できませんでした>
あっ!
♬~
(幸)
はい…はい。すいませんでした。
はい 失礼します。
(亜子)大丈夫ですか?
200万円の弁償だって…。
うっそ。やば。
亜子ちゃん…今月のシフトって
減らしてもらえたり…。
私も今月
たくさん入りたいんですよ~。
先月いっぱい遊んじゃったんです。
あ~。
それは入った方がいいね…うん。
<こうして 福良 幸の
世界で一番「ついていない」…
副業バイトの面接が始まります>
(面接官)
福良さんは
シフト どれくらい入れます?
そうですね…短期に集中して
働かせていただきたいと
思ってます。
(電車の通過音)
(電車の通過音)
頑張りますので
よろしくお願いします!
…します。
あの 聞こえてます…?
あ 大丈夫ですよ。
え?
(面接官)次の人は…田島さんね。
シフトは どんな感じ?
(田島)
はい 土日以外なら いつでも…。
(面接官)土日?
あの あの…
2時から面接の予定の福良です。
あの…もう着いてはいるんですよ。
着いてはいるんですけど あの…
この建物 入口どこですか?
入口です…。
これは その…
さっき 工事現場に
落っこちてしまいまして…フフフ。
<幸は 全ての面接に
落ちてしまいました>
♬~
<別に 命を落とした訳じゃ
ないのだから大丈夫だと
自分に言い聞かせます>
<相対性ラッキー理論です>
♬~
あれ?
リップ…。
<リップは…
落としたかもしれません>
(良男)いらっしゃいませ。
来てたんだ。
(香)ああ…うん。
指宿さんに お礼しに。
お礼?
(指宿)彼氏と別れられたのは
君の意志だろ。
俺は吉方位を占っただけだ。
まあ 別れて正解だったと思うよ。
ご注文 お伺いします。
え?
あの…しばらく ここで
働かせてもらうことになりました。
どうして?
くじ売り場の修繕費 幸ちゃんが
弁償しないといけないんだって。
あれやっぱ 弁償になったんだ。
はい。
バイトしないと
やっていけないので。
ここまでついてない奴を
引き取るなんて
思ったより この店も情が深いな。
(良男)いや そういうのじゃ
ないんですけど。
その判断が
命取りにならなきゃいいが。
やめてくださいよ。
てか ここ
どれぐらいもらえるの?
(良男)
全然ですよ。
こんなにお客さん いないんだし。
そういうとこ
ちゃんと検討しないとダメだよ。
あ いや…。
検討しすぎて 仕事が見つからない
奴よりマシだけどな。
それ どういう意味ですか。
コーヒーおかわり。
あ…はい ただいま。
あ そうだ。
あんたの仕事運 占ってやろうか。
結構です。
超お手軽 易占い。
お手軽でも結構です。
易占い?
興味示さないで!
(指宿)説明しよう。使用するのは
八面体のサイコロ2個と
六面体のサイコロ1個のみ。
同時に手の中でサイコロを振って
その目を読むことで占う。
これは…水山蹇の初爻。
暗示する意味は…
人生の落とし穴。
ウザ…。
ありか無しかで言ったら…
すごく無しだ。
残念でした~。次の仕事先
実はもう ほぼ決まってますので。
え!ついに見つかったんですか?
長い戦いの日々も
もうすぐ終わり。
どうだかな。
まあ 自分にとって大事な事は何か
見失わないことだ。
遠くの幸せ目指して走っても
たどり着く前に…死んじまうぞ。
廣井さんと話してきたよ。
向こうも興味持ってくれてた。
ありがとう。良かった~。
面接で会えるの
楽しみにしてるって。
ん?
で 今日はどうしても
話しておかなきゃ…。
あ~ ちょっと待って。面接って?
(重流)ああ…はい。
あ…ああ そっか。これは
がっつり審査とかある感じか。
うん。
あ そっかそっか…そうだよね~。
何百人か受けるって言ってたかな。
ああ…。
<これは 何が何でも幸運を
掴みたい そんな彼女たちの話>
頑張れ!
ありがとう。
なんとかなるって。
ありがとう。
絶対 大丈夫!
うん!
うん。そう。気合いがあれば
絶対なんとかなる!
よし!
よし。廣井さんも
めちゃくちゃ会いたがってたし。
<命をすり減らす 面接の話>
受かりそうな気がしてきた。
そうだよ その意気だ!
頑張る!
よし 頑張ろう。頑張ろう!
よし!その意気だ。気合い入れて
いこう。君なら絶対なんとかなる。
よし!うん!
俺だって 結婚してたんだから
君と付き合ってるとき。
ええ~っ!?
(重流)え?
♬~
ああ ああ いや いや…
ちょ ちょっと待って
どういうこと?
落ち着こう
うん 分かる 分かるよ…。
いやいや 分かんない。
わ わ 分かんない 分かんない
分かる 分かるよ…
分かんないのが分かるよ
っていうね。
えっ 結婚…結婚って
結婚!?
結婚…してました
ごめん。
ああ…ちょ ちょっと
本当 落ち着いて。
落ち着いて はぁ…。
うん 落ち着こう うん。
娘も いる。
娘!?
娘…。
ごめんなさい!
家族持ちでした。
いや ちょっと待ってよ。
あっ でも 今は離婚してるよ。
だけど その時は…。
本当に…
黙ってて 申し訳なかった。
えっ あ いや じゃあ…
つまり 私たちは その…
ふ…ふ…。
ふ…
り り…不倫 ん 不倫 ん。
不倫…。
ああ…不倫かぁ。
はぁ…。
で その娘っていうのがね…。
いやいや もういい もう…。
5年前の話だし やめよう
昔のことだよ。
あ いや これは
ちゃんと話しといたほうがいい…。
いいよ もう!
もう キャパオーバーだから。
あ だけど その娘ってのが…。
もう やめて!
これ以上…
嫌な思い出にしたくないの。
聞きたくない。
はぁ…。
あぁ~。
(通知音)
♬~
ふぅ~…。
♬~
(ドアの開く音)
あれ?あなた…。
(卓海)えっ!
(坪井)知り合い?
はい まあ…。
ここで働いてるの?
まだ働き始めた
ばっかりですけど。
意外…。
はい じゃあ面接を始めましょう。
まずは 自己紹介と
何で このイベントに
興味を持ったのか
それぞれ 簡潔に お答えください。
あ すいません。
(坪井)はい。
イベントって
何のイベントですか?
えっ いや…
このイベントですが?
♬~
えっ…。
ああ もしかして
別の面接じゃないっすか?
ここ…バイトの面接?
はい ここ俺 先週から働いてて。
会場 間違えちゃった…。
ですよね~ 何か変だと思った。
どうしよう…。
かまぼこ よっぽど
好きなのかと思って フッ…。
やばい 場所 場所…。
(携帯の着信音)
こんな時に…もう!
どこですか?
えっとA棟の12階の…。
ここB棟ですよ。
えっ?
うんうん…初めて来た人
よく間違えるんです。
ほら B棟のほうが
でかいから。
どうしよう…遅刻しちゃう。
何時ですか?
11時。
ん~…今から1階まで戻ると
間に合わないですね。
あ 3階にA棟とB棟の
連絡通路があるんです。
あ でも道が入り組んでて
初めての人には分かりづらいかも。
そっちのほうが早い?
もう行ったほうが いいかな?
そうだ…
業務用エレベーターだ…。
えっ?
あなたは
業務用エレベーターを使って
地下1階まで降りてください。
ボイラー室はA B繋がってるんで
その間をダッシュしてもらって
あなたは A棟のエレベーターで
14階まで あがってください。
いいですね?14階以上しか
とまらないエレベ―タ―です。
12階だよ?
うん 12階に とまる
エレベーターは
1階から色々なお客さんが
来るので時間を くうんですよ。
だから あなたは 14階まで
グイーンと あがってもらって
そっから 非常階段で
2階分 降りてください。
いいですね?2階分です。
そのほうが確実だ。
全速力で走れば
間に合いますよ。
大丈夫。
本当に…バイト?
時間がありません
急ぎましょう!
♬~
あの…ありがとう。
僕にできるのは
ここまでです。
幸運を祈ってます…。
♬~
うっ!あ あっ…。
♬~
(指宿)
遠くの幸せ 目指して走っても
たどり着く前に…
死んじまうぞ
うう…。
♬~
♬~
はぁ はぁ…。
♬~
わぁ!あ~ あ~ あ~!
いったぁ…。
<綾波 樹は…
自分が 今どこにいるのか
分かりません>
<叶わなかった重流との結婚。
その後 流されるまま
仕事をするだけの毎日に
嫌気がさし 会社を辞職>
<しかし 自由を手に入れたはずの
彼女に待ち受けていたのは
想像以上に 過酷な日々でした>
<それでも 彼女は…
手を 伸ばします>
♬~
部屋…。
部屋は…。
(携帯の着信音)
あっ…。
(携帯の着信音)
何で イケザワ…。
んっ!
1204…。
ああ…。
♬~
もう…始まってますか?
(廣井)いえ これからですよ。
良かった~ 良かった~。
(廣井)あ あの~…。
はい。
(廣井)
そちら…に お座りください。
廣井さん!?
どうぞ!
すいません!
<面接が…始まりました>
(良男)あの…これ
新メニューのクッキーです。
(指宿)ん?
幸さんの提案で。
もし良かったら 指宿さんも
食べてみてください。
いらない。
えっ?
何だ この顔…気持ち悪ぃ。
あの…白目はラムネで
黒目はチョコで作りました。
そんな情報いらない。
こんなの売れないよ
占うまでもない。
そんな…ラムネもチョコも
買い込んじゃいましたよ。
(良男)幸さん…さっきから
何してるんですか?
ああ…リップって どうして
こんなに すぐ消えるんですかね?
あ~…リップ。
こないだ失くして
買い替えたばっかりなんですけど。
見つからない時は
何をやっても見つからないもんだ。
ああ…はい。
今年の初め 初詣で
おみくじ引いたんですよ。
急に 何の話ですか?
おみくじって
「失くしたもの」っていう意味で
「失せ物」っていう欄
あるじゃないですか。
そこに「出ず」って
書いてあったんです。
だから 今年なくした物は
たぶん見つからないと思います…。
だったら出てくるだろ。
えっ?
(指宿)
ん?何にも知らないんだな。
「でず」と書いて「いず」と読むんだ。
いず?
(指宿)いず。
昔の言葉で
出てくるという意味だ。
えっ そうなんですか?
あ…やった…。
♬~
おみくじって…
なんか ちょっと 良いかもですね。
フフッ。
どうしたの?
う~ん…。
ケーキなんて 久しぶりに食べた。
私も。
色々 懐かしい…。
何か あったの?
面接 全然ダメだったけど
あなたの 元彼に会ったよ。
え…。
彼のこと 色々言ってごめん。
今日 助けてもらったの。
どういうこと?
面接 受けた
会社のビルで働いてた。
ビルの中で迷って
会場に行けなくて。
そしたら 近道 教えてくれたの。
ちゃんと働いてたよ。
そう…。
扉 取ったんだ。
うん。また誰か
入ってると思うと怖くて。
いいんじゃない。さっぱりした。
リセットして 色々考えたいの。
本当は お金があったら
旅とか行きたいんだけど。
旅か~ したいね~。
どこ行こっかね。
ねっ。
あ…香ちゃんって今 何歳?
31。
そっか…。
その頃 私も前の人と別れた。
そうなんだ。
結婚するのも
ありかな~って思ったけど
ダメだったね~。
いいこと ないかな~。
幸ちゃんも 言ってたじゃん。
明日は いいことあるって。
明日は…きっと…
筋肉痛かな。
何それ。
<時間は 前にしか進みません>
<たとえ その先に
つらい結果が
待ち受けていたとしても…>
まあ いっか。
つ~…。
<今 確かなものは
筋肉痛だけです>
(携帯の着信音)
はい。
♬~
あの…樹さん
今 どこ見てます?
気にしないで。どこも見てない。
はい。
♬~
2人は 何してんの?
新メニューの
開発をしていまして。
楽しそう。
あの フォーチュンクッキーって
知ってます?
ああ 中に…あれ あの~。
おみくじ。
あ~ はいはい…。
…を書いてます。
(良男)地味に めんどいです。
でも お客さんが
楽しんでくれるかな~って。
大吉 多めにしてね。
はい。凶とかは 無しにします。
凶のも作ってますよ。
え?
あったほうが 面白くないですか。
お客さんの 心の余裕次第かな。
よしっ…生地は できたんで
あとは おみくじ中に入れて
焼くだけで…。
え 待って!おみくじは普通
焼いたあとに
入れるんじゃないの?
え?
おみくじごと オーブンってことは
ないと思うよ。
あ そっか…。
でも…この形
どうやって作るんですかね。
レシピとか見ながら
作りなさいよ~。
あ はい…。
えっ 生地
ダマになってんじゃ~ん。
あ…もう ちょっと貸して。
♬~
すごい…すごいです 樹さん!
いらっしゃいませ~。
おっ。
ついに ここで働くか。
違います。
指宿さん 見てください。
樹さんが作ったんです。
フォーチュンクッキー。
へぇ~ アイスコーヒー。
はい!
学生の頃
ケーキ屋さんで バイトしてたの。
そうだったんですね。だから…。
小さい お店でね
ご主人と奥さんが
2人でやってて。
人手 足りないから ずっと
ここで働いてって言われてた。
そこで 決めときゃ
こんなことに ならなかったな。
本当 そう。
でも その頃の私は
広告の仕事したかったから。
さっき その
ケーキ屋さんから電話きた。
(おばさん)うちの人 具合悪くて
お店 畳むことにしたの
そうなの?
(おばさん)
私たちも もう年だから
あ…私 手伝いに行くよ
(おばさん)いや 悪いわよ。
樹ちゃんの
仕事もあるでしょ
大丈夫。今は比較的
勤務時間も融通きくし
もう そこで ずっと働こうかな~
って よぎっちゃった。
いいじゃないか。
何か 気になります?
結局 一緒だなって。
自分が 傷つかないほうに
流されてるだけ。
一度 そっちを選ぶと 次からは
そういう選択肢を
取りやすくなる。
バカだよね。そういうのが嫌で
会社やめたのに。
バカで いいじゃないか。
生きやすく生きて 何が悪いんだ。
みんな…傷つくのは 嫌ですよ。
せっかくだから
開けてみたら どうだ。
え…。
この先 どうなるか。
俺は 凶に賭ける。
最低。
凶 少ないですよ。
そうなのか。詐欺だな。
はい。
♬~
(通知音)
え…。
繰り上げ合格!?
え…面接ですか?
そんなの あるの?
どうしよう どうしよう…。
良かったじゃないですか!
そうだよね。良かったんだよね?
はい!
良かったです!
ハハッ!
<こうして 樹の面接の話は
まだ 終わらないのでした>
もしもし?どしたの?
ストール?うん あるよ。
今度でいいって言ってたじゃん。
今日?
おう いや~ほらさ
ずっと 置きっ放しってのもさ
悪いなと思って。
あとほら 近況とかも
聞きたいし。うん。
近況って?
近況は 近況だよ。
あの ほら お友達2人とは
仲良くやってんのか?
友達?
ほら あの
こないだの ご…合コンに
来てた…ほら あの
背が高くてさ 髪をクルクルって
巻いた子。
あの 派手な感じの子とか。
いや どういう質問?
とにかく 今日うちいないから
どうしても欲しかったら
仕事先まで 取り来て。
ごめん もう行かないと。切るよ。
♬~
アイスティーです。
板に ついてきたね。
ありがとうございます。
旅行ですか?
そう!いつか行こうと思って。
想像するのは 自由だから。
ですね。
あ 幸ちゃん
行きたいところある?
え~ どこですかね?
伊香保!
今日 2次審査の
プレゼンらしいです。
ああ…。
ごめんね ちょっと追い込みで。
ううん 全然。私も
それ試食したら 帰るから。
すいません。わざわざ
来てもらっちゃって。
あっ…てか 今日 指宿さんは?
あ…指宿さんは
調べものがあるとか言って
断られちゃいました。
ふ~ん…謎だよね あの人。
弁護士なんでしょ?
なんで あんなに
占いに詳しいんだろ。
いっそ もう出禁にしたら~?
えっ…それ コーラ?
ああ コーラ 余ったんで
角煮でも煮ようかなって。
ああ いいね!角煮かぁ。
よし 16時になったら出よう。
ん?
樹さん 何時からですか?
17時。あ~ ギリだな~。
え!?ちょ ちょちょっと!
あの時計 止まってない!?
え!?
え!?だってだってだって…。
16時40分!?
あと20分しかない!
さっきまで動いてたんですけど。
どうしよう あ~ どうしよう…。
あ…ねえ 場所は?
無理!間に合わない!
もう なんで こうなるの!?
樹さん!
樹さん 樹さん
落ち着いてください!
もう終わりだよ!
まだ何か
やれることが あるはずです。
そうだ…!
(幸・香)え?
欠席は…ひとりですかね。
それでは2次審査です。
え~ おのおの自由に
考えてきてもらった企画を
それぞれ
プレゼンしていただきます。
(ドアが開く音)
(卓海)失礼します!
桜田卓海と申します。
廣井春人さんって…。
私ですが。
ちょっと ご相談が…。
(卓海)失礼します!
桜田卓海と申します。
廣井春人さんって…。
私ですが。
ちょっと ご相談が…。
私の提案する企画はですね。
やはり その~
リモートワークという業態を
うまく利用した新しいサービスも。
視野に入れておりまして。
なるほど。つまり
あえてのリモートでの
プレゼンであると。
はい。
え…これ?止まってる?
止まってる?これ。
え…止まりました?
止まってんだけど…。
勘弁してよぉ…クッソ!
[ 小声 ]聴こえちゃいますよ。
聞こえてますか~?お~い!
聞こえてるか~!おい。
なんだろ…どうしましょう。
あ 幸さん Wi-Fiが棚に!
Wi-Fi…。
廣井さ~ん。廣井さ~ん。
うわっ!
(良男)そっちじゃなくて!
泡立ってる!
なんか泡立ってるよ!
それ こないだ買ったラムネです!
あっ クッキー。
今クッキーなんか
どうでもいいでしょ!
うわわ!うわ!わ~!
ああああ!!
ごめんなさい!
ごめんなさい ごめんなさい!
(良男)やば!
ああ あの あの!ス スマホで
つなぎ直しましょう!
(携帯の着信音)
イケザワぁ~~!!
ありがとうございました。
失礼します。
あの…ごめんなさい。
ごめんなさい。
私のせいで。
あなたのせいじゃないよ。
そもそもは 時間こまめにチェック
してなかった私のせいだから。
ごめんね。元彼くんにまで
お願いさせちゃって。
いやあ…疲れたぁ。
温泉 行きて~。
お腹すいた~。
じゃあ これ 食べます?
大丈夫?今「凶」って出たら
私すぐに死ねる精神状態だけど。
その時は…全力で止めます。
お願いね。
はい…。
♬~
え 空?なんで?
あ…生地 余っちゃって
1つだけ空のが あったかも。
なに それ?
引き強。
これ…私 どう思えばいいの?
じゃあ これから次第で
吉にも凶にもなるってことですね。
うん。
あ じゃあ 私も引いてみます。
じゃあ 私も。
はい。
じゃあ いきますよ。
(幸・樹・香)せ~の…。
幸さん。
これって幸さんの
じゃないですか?
あ!
リップ…出ず…!
いず?
あ…伊豆は?旅行。
伊豆ね。いいね。
ね!
そっちの「いず」じゃなくて…。
<樹の面接の話が幕を閉じようと
しています。そして…>
ごめんください。すいません。
いらっしゃいませ。
あっ!おお 幸。
お父さん ちょっと待ってて。
ごめんください。すいません。
いらっしゃいませ。
あっ!おお 幸。
お父さん ちょっと待ってて。
(重流)あ 悪いな。
娘が大変お世話に
なっております。わたくし
父親の澤本重流と
申します。あ!澤本というのは
ちょっと色々 事情がございまして
ちょっと ごめんなさい
名刺きらしちゃってて…あ!
あ…の…!かっ…。
はい お父さん。
う…う…。
え?
ちょっちょっと ちょっと
お父さん ストール…。
ねえ あの人…こないだの。
あ そっか…。
あ…話せば
長くなるんですけど。
樹さん…?
お父…さん?
あ…はい…あの…。
どうしたの?
樹さん…今 どこ見てます?
樹さん?ちょっと…。
お~い お~い。
樹さん!
えい!え?
この間は驚かせて ごめん。
俺たちのことは
幸には黙っててくれないか。
あの子を…傷つけたくないんだ。
私が傷つくとは思わなかった?
ごめん。
面接の話 くれて ありがとう。
<筋肉痛が治りかけてきました>
♬~
♬~
(紗菜)うわ…。
(落ちる音)
♬~
(紗菜)無傷。ラッキー。
♬~
どんな人生なんだろ。
(携帯の着信音)
はい もしもし。
(良男)幸さん…実は…。
♬~
え!?
喫茶店が…潰れた…?
<これは…何が何でも幸運を
掴みたい。そんな彼女たちの話>
♬~
これは…。
♬~
<こうして 福良 幸の
世界で一番「ついていない」
1日が始まります>
♬~
♬~
♬~
♬~