「アンラッキーガール!」#9【最終章!大凶日目前…怒涛の不運が襲来!!】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「アンラッキーガール!」#9【最終章!大凶日目前…怒涛の不運が襲来!!】[字][デ]
24時間365日トラブル連発で大暴れするアンラッキーコメディ!世界一不運な3人を待ち受ける「大凶日」!?最凶ガールズは最強タッグで幸せをつかめるのか?
出演者
福良幸…福原遥朝倉香…若月佑美
桜田卓海…板垣瑞生二石紗菜…長井短
藤良男…岐洲匠
三田亜子…新井舞良
○
語り…バカリズム福良涼子…中島ひろ子
福良重流…丸山智己
○
綾波樹…高梨臨指宿恵徳…生瀬勝久
番組内容
大凶日まで、あと一週間。幸(福原遥)の身の回りには、これまで以上に不運が起こるようになっていた。一方、香(若月佑美)は、卓海(板垣瑞生)と復縁。幸は祝福しつつも、幸せそうな香に少し距離を感じてしまっていた。そんな中、重流(丸山智己)と樹(高梨臨)が以前から知り合いだったことを偶然知ってしまい、幸と樹の関係までぎくしゃくするように…。大凶日を目前に、運命がアンラッキーガール3人を引き離す!?
監督・演出
【監督】
スミス
原作・脚本
【脚本】
伊達さん(大人のカフェ)
音楽
眞鍋昭大
宗形勇輝
【主題歌】
「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」福原遥
制作
【琉球風水監修】
シウマ
【チーフプロデューサー】
沼田賢治
【プロデューサー】
中山喬詞
櫻井雄一
番組ホームページ
https://www.ytv.co.jp/unluckygirl/
番組SNS
【Twitter】@unlucky_ytv
【Instagram】@unlucky_ytv
【LINE ID】https://lin.ee/1OD5cuDジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 大丈夫
- 涼子
- 良男
- スタッフ
- 携帯
- 水漏
- 大凶日
- 今日
- 指宿
- 紗菜
- 卓海
- 本当
- お父さん
- バイブ音
- ピッ
- 自分
- 不運
- 連絡
- フフッ
- 失礼
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(福良 幸)えっ…。
(バカリズム)<仕事場が…
なくなっていきます>
なんで!?
(キャスター)
気象情報をお伝えします。
今年の冬は
例年にない
異常気象が続いています。
しばらくは 不安定な天気が
続く見込みですので
お出かけの方は くれぐれも
傘のご準備をお願いいたします。
気象台は 大雨による土砂災害や
低い土地の浸水
強風などに 十分注意するとともに
暴風や高波に…。
え?
(ピッ!ピッ!)
(ピッ!ピッ!ピッ!)
(物が落ちた音)
<ここ数日の不運の量が
度を超えています>
<指宿に言われた大凶日まで
あと1週間>
<福良 幸は 一体どうなって
しまうのでしょうか>
痛ぁ…。
<一番不安になるのは
どこかが なんとなく痛い時です>
(雨音)
どうぞ。
(樹)やむかなぁ。
通り雨やばくなかった?
はい。
どうですかね?
(良男)あ~ まただ。
はぁ~ 水漏れ。最近 雨降ると
必ずなるんですよね。
(水漏れの音)
私 業者さんに連絡しましょうか?
(水漏れの音)
いえ もう大丈夫です。
(水漏れの音)
(水漏れの音)
そんなことより 幸さん
今ちょっといいですか?
はい…。
(良男)お座りください。
すいません。
実は 年内で
お店を閉めることになりました。
え!?
さっき 本店から正式に連絡が。
あ 私 いない方が良かった?
いえ。営業時間中に
こんな話してる方がおかしいので。
うん それは本当にそう。
あの~ それって
私の人件費とかが
原因なんですかね。
いえ。ここへの移転費も
回収できず
赤字が ただかさんでいく
ばっかりだったので
時間の問題でした。
今更
何かできることなかったのかよ
とか思ったりしてます。
ごめんね。長居するくせに
頼むのドリンクばっかりで。
こんなページあったんだ。
カレーとかある。
良男さんは
これから どうするんですか?
雇ってくれる 別のお店探します。
今度は ちゃんと
喫茶店の店員やろうかなって。
コーヒーとかの
勉強とかもしながら。
そうですか…。
頑張ってくださいね。
はい。なので…
幸さんも 来年は
次のバイト先
探してください。
今月分までの給料は
ちゃんと出ますので。
はい…。
今まで ありがとうございました。
(指宿)やっぱりな。
遅かれ早かれ
そうなるとは思ってた。
さすがですね。
(指宿)顔見りゃ分かる。
引っ越しの荷物
まだ開けてないのに
もう出ないといけなく
なっちゃいました。
(ピッ!)
(キャスター)
ゴールドアドカンパニーへ
送りつけられた脅迫文ですが
警察は厳戒態勢で 犯人グループの
特定を急いでいます。
捜査関係者によりますと…。
物騒なニュースが多いな。
どんな感じだ。
はい…。
あまりにも アンラッキーの数が
多すぎて 心が折れそうです…。
不運と不運の間のインターバルが
だんだん なくなってきて…。
心が回復するのを
待ってくれないっていうか。
分かる。
樹さんもですか?
あと1社 面接落ちたら
ついに…100社です。
そんなに面接受けたんですか!?
大凶日って…思ってたより
きついですね。
ねえ…。
まだ大凶日じゃないからな。
(水漏れの音)
これはまだ 序の口だ。
(水漏れの音)
そういうこと言わないでよ。
(水漏れの音)
(水漏れの音)
香さん 卓海さんとお付き合い
することになりましたね。
そうみたいね。
最近 道ゆくカップルが全員
香さん達に見えてくるんですよね。
幸ちゃん そういうこと
言い出したら もう終わりだよ。
え?
ヘヘヘ…何でだろう。
なんか最近
不運なことが多すぎて…。
大丈夫。女子は闇落ちするたびに
強くなる生き物だから。
なんですか それ。
明けない夜はないって 信じよう。
信じましょう。
あ~ やっぱり
今そういう言葉聞くと
ウッとくるって言うか。
すいません。
私 ちょっとお先に
失礼します。
え?
<一番不安になるのは
どこかが
なんとなく痛い時です>
はい カット!
はい カット!
OK!
では すいません。
現場移動します。お願いしま~す。
<一方 その頃…>
(スタッフ)アハハ…ってか聞いた?
(スタッフ)え 何?
(スタッフ)今日ヘルプで入ってる
朝倉さんの話。
(スタッフ)結構 男癖悪いって
評判だよね。
(スタッフ)だよね。
ちなみに さっきの見た?
(スタッフ)見た 見た 見た!
(スタッフ)ヤバくなかった?
(スタッフ)めっちゃ距離近い!
(スタッフ)
次のツアー切られるんだって。
(スタッフ)え マジで?
いや~ 怖い怖い怖い。
<香は香で 全く
穏やかではありませんでした>
(香)また クビになりそう。
(卓海)マジで?
昔の人付き合いが
後々に響いてて…。
(美希)昔…あの子に
彼氏 寝取られたの
彼女がいることも それがあなた
だってことも知らなかった
嘘つくなよ!
ちなみに このこと あんたの
前の会社にチクったの私だから。
今も業界内で
悪い噂 流してま~す!
全部 自分が
蒔いた種なんだけどね…。
まっ 良い種だって
きっと蒔いてるよ。
それが活きる事も きっとくる。
♬~
(通知音)
<そして ついに…>
♬~
えっ…!!
<それは…やってきました>
お母さん…。
(福良涼子)
元気そうで安心した。
も~う
全然帰ってきてくれないんだもん。
(重流)おい 飯にするぞ。
(涼子)できた?よいしょ。
ちょっとちょっと貸して。
貸して 手貸して よいしょ。
あ~ 痛い痛い…。
あら すごいできたね。
ギックリ腰ならそうって言ってよ。
嘘はついてないだろ。
おおごとじゃなくて良かったけど。
おおごとよ。今はね
歩くのだって大変なんだから。
うっ…熱っ!
まあでもね 期せずしてこうやって
みんなで集まれたわけだから。
「怪我の功名」
とでもいいますか…ね。
「禍 転じて福となす」なんて。
急須とって。
あっ 風呂沸かそうかな。
風呂 風呂。
幸!
ん?
この映画嫌いだったよね。
え?まだ持ってたんだ。
子どもの頃 見せるとさ
ピーピー泣いてね。
泣くよ。
(涼子)あの頃は賑やかだったね。
今夜も賑やか。
帰れる時は
帰ってくるようにする。
よろしく。
ちょくちょく帰ってくるように。
はいはい。
洗剤 使いすぎじゃない?
ちょっとで いいんだからね。
分かってるよ。
(涼子)あっそ。
ねえ…。
(涼子)ん?
賑やかな方がいいんだったらさ…。
どうして
離婚なんかしたのかって?
あ…そうじゃないけど。
(涼子)あの人は…
自由に
飛び回っていたい人なのよ。
大空を自由に飛び回る
ハエ…みたいな人。
ハエなんだ。
嫌味も入るよ そりゃあ。
<母 涼子は…
娘の幸から見ても
不運な人生を送ってきました>
<高校生の頃…
不慮の事故で 両親が他界。
借金を返すために
将来を嘱望されていた音楽の道も
断念しました。
そこに…重流が現れたのです。
重流は 孤独な涼子に
寂しい思いをさせないよう
福良の姓を
名乗ることにしました>
(涼子)
ま 結局…
浮気などなど されましたけど。
息子にも
先立たれるなど しましたけど。
本当うちの男勢は…。
(涼子)フフフッ…だから
幸は健やかに生きるように。
うん。
よろしく。
あ ねぇ 高校の時のさ
アルバムってどこにある?
あ~…。
<涼子の笑顔を見て
幸の沈んだ心は
少しだけ軽くなるのでした>
じゃあ お母さんのさ
高校時代…。
<本当の試練が このあと
やって来ることも知らずに…>
(携帯のバイブ音)
お父さ~ん?
(携帯のバイブ音)
電話…。
(携帯のバイブ音)
(携帯のバイブ音)
<それは
幸の知らない頃の 樹でした>
(携帯のバイブ音)
えっ…。
<これは 幸運になることを
決して諦めない彼女たちに
容赦無く降りかかる
もっとも恐ろしい…厄災の話>
♬~
(良男)幸さん?
幸さ~ん?
幸さん!
ああ…あっ ごめんなさい。
もう…聞いててくださいよ。
あ…なんですか?
これ
奥の荷物 整理してたら
出てきたんですけど
多分 前に店長が
買ったやつなんですよね。
くじ?これ
去年のですね。
どうも~。
(良男)いらっしゃいませ。
あ…いらっしゃいませ。
ねぇ 知ってる?
紗菜さん
仕事やめるみたいだよ。
え?
あ ああ…そうなんですね。
引っ越すんだって。
しばらく会えなくなっちゃうかも
しれないから
1回みんなで集まらない?
送別会ってことで。
あ…そうですね。
いつがいいか聞いてみる。
あの 樹さん…。
なに?
私のお父さんと
どういう関係ですか?
それは…どういう質問?
こないだ偶然…
お父さんのスマホを
見ちゃったんです。
そこに 樹さんのアイコンが…
だから 私たちが会う前から
お父さんと知り合いだったんじゃ
ないかなって…。
どうして…
言ってくれなかったんですかね?
そっか…。
じゃあ もう
隠しても しょうがないね。
え?
浮気相手。
ずっとね 彼と付き合ってるの。
フッ…不倫ってやつかな。
今も関係は継続中。
そんな…。
どうして今まで…。
ごめんなさいね。
でも自分から
言うことでもないでしょ?
お母さんは…
お父さんの浮気のせいで
ずっと苦しんでたんです。
そうね。
だから あなたには
言わないほうが良いかと思ったの。
でも…あなたのお父さんは
彼女と別れて私との人生を選んだ。
それは紛れもない事実だから。
ずっと騙してたってことですか!
だって しょうがないじゃない。
秘め事っていうのは
隠してるから秘め事って言うのよ。
そんな人だとは
思いませんでした!
重流と内緒にしよ~って
約束してたのに。
来ないでください。
でも こうなっちゃったら もう…。
しょうがないよねぇ?
バール!?
幸ちゃん…
さよなら。
いや~!!
幸ちゃん。幸ちゃん!
幸ちゃん!
どうしたの?
<幸は 父親とのことを
樹に聞くことが
できませんでした>
いや…何でもないです。
<聞いてしまったら…全部
壊れてしまう 気がしたからです>
♬~
<幸は今 途方もなく
孤独を感じています>
ご無沙汰してます。
<彼は…>
(紺野)
悪いな。急に連絡しちゃって。
<樹が前に働いていた会社の
上司です>
(紺野)戻って こないか。
えっ?
うちの総務部
こないだ また人が減ったんだ。
いや…分かってる。
綾波が 企画職やりたくて
うちの会社やめたっていうのは。
振り出しに戻るって
そういう感じも
するかもしれないけど…
あくまでも 選択肢の1つとして
考えといてくれ。
ありがとうございます。
でも…実は今
一社 面接の結果待ちでして。
(通知音)
あぁ…すいません。
♬~
大丈夫?
あ…あ はい。
あっ だから…
その面接の結果…
待ってからの返事でも
いいですか?
もちろん!
俺たちは いつでも歓迎だよ。
あ…また ご連絡します。
<樹は 考えます。
夢に しがみつくのが 果たして
幸せなことなのだろうか と>
(紗菜)
なんか すいません。
急遽 企画していただいちゃって。
おめでとう~ 紗菜さん。
フフッ…
香さんたちにも
会いたかったな~。
今日 来るって言ってたんだけど…
どうしたんだろ?
香さん 卓海さんと
付き合うことになったの。
え~!そうなんだ~!
紗菜さんには会いたいって
言ってたんだけどね。
うん。まあ ちょくちょく
日本に帰って来るとは
思いますんで
そしたら また会いましょう!
ええ!?ちょ ちょっと待って。
外国 行っちゃうの?
え 言ってませんでしたっけ?
ううん…初耳。
えっ?
え えっ どうして急に。
(紗菜)ん~。
どうせラッキーなら
でかめの舵 切って
自分を試してみたくなったと
いいますか。
言うことが違うわ。
いや不安ですけどね。
でも まあ なにが起きても
無理やりラッキーなほうに
持ってくぞ~って
そんな気構えです。
尊敬。
いやいや…。
(良男)なんか…
勇気 出るなあ。
ん?
(良男)ん?
ああ…
ここ もう閉めちゃうんだって。
ああ!そうなんですね~。
でも…紗菜ちゃん 頑張ってね。
ありがとう。
(良男)じゃあ 乾杯しますか!
うん うん。
(良男)
泡 無くなっちゃいましたし。
そうだね。じゃあ…かんぱ~い。
(良男)かんぱい!
(紗菜)かんぱ~い。
ありがとうございます。
♬~
香ちゃん
何かあったのかなあ…。
片付けますね。
あ 私もやるよ。
ああ…大丈夫です。
幸ちゃん 大丈夫?
えっ?
ずっと顔色 悪いから。
ほとんど飲んでなかったし。
ああ…いや大丈夫です。
何か あった?
いや 何も。
ちょっと何?気になる。
いやいや…何も。
洗剤つけすぎじゃない?
ちょっとで いいんだよ?
それ…こないだ
お母さんにも言われました。
♬~
幸ちゃん 今日 変だよ。
いや 言いたくないなら 別に…。
言いたく…ないです。
言いたくないことも あります。
樹さんも
私に言いたくないこと
ありますよね。
えっ…。
すいません。あっ…。
うわ~幸さん…。
すいません。今 片付けます。
(良男)手伝いますよ。
ごめんなさい。
お疲れ様でした。
幸ちゃん。
え 待っててくれたんですか?
ごめん。
あ あの
今日は ほんとに
ありがとうございました。
じゃあ また。
あ 待って。
ごめん。
もしかして
お父さんから 何か…。
あの ほんとに
私 大丈夫ですから。
今日は ちょっと…すいません。
失礼します。
(亜子)お疲れ様です。
亜子ちゃん これって…。
聞いてないですか?
ここのお店 なくなるみたいです。
え…。
私も 昨日
知ったばっかりなんですけど。
着信 入ってたかも…。
幸さん すいません。
この後 ここ
お任せしちゃっていいですか?
え?
お葬式…したくて。
お葬式?
飼ってた インコが
今朝 死んじゃったんですよ。
イ インコ?
あ…うん。もちろん。
それは…。
ありがとうございます!
せ~の。
はい。
<幸は 思いました。
もう何も考えない方が
楽なのかもしれないと>
<どこへ行っても
この気持ちは
晴れないのでは ないかと>
♬~
あの…買えるだけ全部ください。
うそ~。
てか なんで無くなってんのここ。
ちょっと
香さん 大丈夫ですか?
あ…これ まあ 色々あった。
大凶日 やばくない?
フフッ…幸ちゃんは?
大丈夫そう?
え?いや ちょっと 幸ちゃん?
大丈夫?
はい。
いや~大変だった~。
人生初 松葉杖。フフフ…。
たっくんと 2人で歩いてたの。
そしたら
自転車が ぶつかってきて。
(ベルの音)
それだけだったら
大したこと なかったんだけど。
よけた先に 工事現場があって。
こんな深いやつ。
2人で真っ逆さま。
ええっ…。
フフフ…。
大変だったんですね。
紗菜ちゃんの会
行きたかったな~。
ごめんなさい…。
私 勝手に香さんは
幸せなのかなって
思っちゃってて。
だったら 良かったんだけど。
なんか 大凶日が近づくにつれて
気分が 落ちちゃって。
明日…だもんね。
まあ 樹さんと3人で
乗り越えよう。
あ…。
あの…香さんに ちょっと
聞いてほしいことが
あるんですけど。
<幸は 言えなかった樹の話を
香に 打ち明けました>
で 樹さんは なんて?
まだ 怖くて話せてないんです。
そっか。
どうして 今までずっと
隠してたのかな~って。
聞いてみるしかないよ。
話してみよう。
私も 一緒に ついていくから。
あの こないだの
お話なんですけど
今夜 時間あったりしますか?
はい。じゃあ また夜に
こないだの お店で。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
樹さんも
私に言いたくないこと
ありますよね
(通知音)
♬~
<しかし…
忘れては いけません>
<今日が 大凶日の
前日だということを…>
あ…。
遅れそう?
いや このまま進めば
多分 ギリギリには…。
そっか。
(警備員)すいません。
階段の方を ご利用ください。
うわ…急だなあ。
急ぎましょう。
あ ちょっ…。
あ…ごめん。
いや 違います。
大丈夫だから!先 行って…。
はい…。
どうしよっかな。おっ…。
あ…分かる 分かるよ。
私が 全体の速度
落としてるんだけど。
いやいや…。
でも あの 大丈夫だから。
行けるから。先 行って!
あ…最悪 私は
いなくても いいわけだし。
あの 幸ちゃんだけ
行っていいから。
あの 電話しましょう。
ちょっと遅れるなら
大丈夫だと。
♬~
(携帯のバイブ音)
さっきの カフェか…。
行って帰って 7分。
♬~
あれ?
遅かったかな。
(携帯の着信音)
あ 樹さんです。
あ もしもし 樹さん。
本当 ごめん 幸ちゃん。
今 向かってる。
いえ あの 私も今…。
樹さん 今日
どんな格好してます?
え?あ…。
黒のニットに
紺のスーツだけど。
あの…今 私 後ろにいます!
えっ?誰もいないよ。
あれ?
はい。
後ろ 向いてみてください。
(溝口)この度は ご成約
ありがとうございます。
振り向いてるけど。
(溝口)あ…そうですね。
あ いや あの…
もっと右です 右。
もっと?
もっと 後ろです。
えっ…どこ?
あ…ちょっと。
(溝口)失礼いたします。
ちょっと 樹さん!
(電話の切れた音)
えっ あ…。
樹さん!あの こっちです!
あ…。
私は いいから。先に行って。
すいません 行ってきます。
樹さん!
私の来た意味…。
もう よろしいですか?
大変 失礼しました。
幸ちゃん。
香さん すいません。
あの…人違いでした。
えっ?
私…帰った方が いいかな?
えっ…いや いや いや。
(携帯の着信音)
あっ。
(携帯の着信音)
樹さん。
あっ…もしもし?
良かった~ 繋がった。
すいません。
あの…気づかなくて。
幸ちゃん 今 どこにいる?
最初の待ち合わせ場所?
あっ いや…。
ここ…どこだろ?
なんか 目印になるもん無い?
目印…。
あっ!あの…ギプスつけて
松葉杖ついてる香さんがいます。
あっ!…分かった!いた。
みつかりました?
私の来た意味…。
あっ でも…
樹さん どこにいます?
あのさ…。
幸ちゃん
今日 変な格好で来てる?
変な格好?
あの…オレンジとピンクの
ボーダー着てますけど…。
嘘…あっ!
(充電切れの音)
樹さん?
なんだって?
なんか みつかった
みたいなんですけど…。
<2人は結局…会うことが
できませんでした>
(卓海)最初から
電話で話せば よかったのに。
できれば 会って話したくて…。
あんなに 会えそうで
会えないことって あるんだね。
(指宿)会える時は会える。
会えない時は
何をやっても会えない。
そこまでして
何の話 したかったんですか。
あっ いや…どうしても
聞きたいことがあったんです。
本当は今も
聞くのが怖いんですけど。
つらい時こそ 信じるしかない。
占いを好きな奴に限って
意外と こっちの意見を
聞かなかったりする。
まあ それだけ
信じるということは難しい。
保証がないから。
指宿さん…。
ありとあらゆる厄災の中で
一番 恐ろしいのは
人が人を疑う心だ。
それは人を…孤独という
深い暗闇の中に突き落とす。
(一同)うわっ!
(卓海)て…停電!?
(良男)ブレーカー
ちょっと見てきます。
あと数時間で 大凶日だね。
あっ…不安になってたって
しょうがないよ。
明るく行こう。
いや さすがに
こんな暗いとさ…。
彼の言う通りだ。
(卓海)えっ…ええっ!
どんな状況でも
諦めなければ 明かりは つく。
(良男)すいません。
(卓海)ありがとう。
あの…指宿さん。
(指宿)んっ?
占ってもらっても いいですか?
開運を導く技…
それが 琉球風水だ。
(指宿の声)
説明しよう。地理学を基本とし
その土地の状況に合わせて
住み良い環境をつくるために
考案された技だ。
住んでいる土地の状況に応じて
開運のための提案をする。
私たちは どうしたら
大凶日を乗り越えることが
できますか?
琉球風水の基本的な考えは
行動を起こすことが
開運を呼ぶ ということだ。
行動を…起こす。
流れを変えるトリガーは
身近な所にこそ 転がっている。
変化を恐れず
希望を捨てさえしなければ…
動かないものも 必ず動く。
♬~
大丈夫?
うん。
大丈夫?
大丈夫だって。
大丈夫なの これ?
大丈夫。フフッ…。
♬~
あっ そうだ。
幸ちゃん…うち 来る?
できれば 樹さんも呼んで。
確かに!
そのほうが俺たちも安心だし。
あっ…すいません。
私…ちょっと
寄りたい所があって。
寄りたいとこ?
はい。なんで…
何か お互いあったら
連絡しましょう。
分かった。
もちろん。
香さん。今日は…
本当に ありがとうございました。
ううん。…じゃあ。
じゃあ。
気をつけてね。
香さんも。
うん。
じゃあ。
♬~
(りんの音)
(涼子)どうしたの
急に押しかけてきちゃって。
あっ いや…お母さんが
ちょくちょく
顔出せって言うから。
<幸は 言えませんでした。
自分の身に何かあれば
会うのも これで最後に
なってしまうかも しれないと>
変なの!まあ 良いけど。
お母さんってさ…。
(涼子)んっ?
今までの人生
幸せだな~って 思う?
ええっ?
何 そのヘビーな質問。
あ…いや なんとなく。
ええ~ 私ね~…
ついてないこと
ばっかりだったからな~。
そっか…。
でも
ついてるな~って 思うことも
いっぱいあったから。
えっ?
いい思い出だけを
頭の中で繋げてみると
いい人生っぽくなるよ。
どういうこと?
ええ~ あの
アレよ だから…。
ディレクターズカット版。
えっ ディレクターズカット版?
でも そう考えると
今度は ついてなかった思い出も
なんだか こう…かわいく
思えてくる気がするっていうの。
う~ん カットするのが
ちょっと 勿体ないな~って。
何で?
なんでだろうね…
う~ん。今までの
アンラッキーたちが こう…
自分を応援してくれてるような
気がした…うん 分かる?
分かんない。
まあ 要は…概ね幸せってこと!
フフッ…何その まとめ方。
あなただって あるでしょ?
嬉しかったこととか。
うん。…小4の時。
アハッ…ずいぶん 遡るね。
お兄ちゃんと
遊園地 行ってね。そんときに
ストラップ 買ってくれたの。
あれは嬉しかった。
はい はい…。
あのUFOキャッチャーで
当たったやつだ!
うん。
でも 結局…お兄ちゃんの
お葬式で なくしちゃったから
それも アンラッキーな
思い出なんだけどね。
それが いつか見つかって
また ラッキーって!
ポジティブだね~。
それくらいの気持ちで
やんなさいってことよ!
うん。
♬~
じゃあ…そろそろ 私 帰るね。
泊まって いかないの?
明日 早いんだよ。
ごめんね 急に。
(涼子)じゃあ 何しに?
また 来る。
幸?
♬~
(紺野)本当に 後悔してない?
はい。…やれるだけのことは
やりましたから。
そうか。
総務に戻ったら
改革するぐらいの
つもりで 頑張ります!
相変わらずだな~。
人事には 俺から話しておくよ。
♬~
すいません
あの…すぐ戻ります。
♬~
幸ちゃん!
♬~
幸ちゃん!
<2人は…>
樹さん?
幸ちゃん ごめん。
私…ちゃんと話したい。
あっ…。
<2人は…また 会うことが
できませんでした>
<そして…>
<大凶日です!>
(時計の鐘の音)
<福良 幸にとって
史上最悪となる
ついていなさすぎる1日が
どこか…よく分からない
場所から 始まります>
えっ…。
♬~