[終]和田家の男たち #8[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[終]和田家の男たち #8[字]
【脚本・大石静による異色のホームドラマ、最終回!】「一緒にいたいんです」息子×相葉雅紀、父×佐々木蔵之介、祖父×段田安則…男だらけのマスコミ一家が描く結末とは!?
◇番組内容
ついに母・りえ(小池栄子)の死の真相にたどり着いた優(相葉雅紀)と、父・秀平(佐々木蔵之介)。26年前、りえを殺したのは、国土開発大臣の清宮だったことが判明!真実を報道しようと動き出す秀平だったが、祖父・寛(段田安則)は、秀平が窮地に立たされる可能性を危惧し、強く反対する。そんな中、時を同じくして和田家の男たちそれぞれの恋も新たな展開を見せ…!?
マスコミ一家が織り成す異色のホームドラマ、ついに完結!
◇出演者
相葉雅紀、佐々木蔵之介、段田安則
小池栄子、正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、石川恋、駒木根隆介、岡部たかし、宮澤美保、潤浩
【ゲスト】高橋光臣、草刈民代
◇脚本
大石静、田中眞一
◇監督
深川栄洋
◇音楽
ワンミュージック【主題歌】Peach&Apricot『Watching Over You』(ワーナーミュージック・ジャパン)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】中川慎子(テレビ朝日)
【プロデューサー】残間理央(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)、布施等(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/wadake/
☆Twitter
https://twitter.com/wadake_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/wadake_tvasahi/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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- 清宮
- 亜蓮
- 和田
- 三ツ村
- 今日
- 秀平
- 一緒
- 滝口
- 文子
- 本当
- お父さん
- 一同
- 小説
- インタビュー
- お願い
- フロンティアニュース
- 印田
- 結婚
- 国民
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(和田 優)〈今 注目の
若き政治家 清宮恭介は
過去に5人も人を殺している〉
〈その一人は 僕の母だ〉
〈父は 母の死の真相に
ついに行き着いた〉
(和田 寛)その秘書は よく
カメラの前で話してくれたな。
すごかったよ お父さんの説得。
(優の声)語ってくれたら
清宮から あなたを守るって…。
(寛の声)だけど 証言だけでは
証拠にならないぞ。
(和田秀平の声)わかってます。
でも 反響があれば
清宮のイメージは変わるし
社会的な制裁を受けるでしょう。
議員辞職に持ち込めたら…。
そこまでやれたら
りえさんの敵を取った事に
なるのか?
そういう事ではありません。
これは
国民の知る権利の問題です。
5人の命を奪った清宮が
なんの裁きも受けないまま
国民の代表として国会に立ち
大臣にまでなっている。
その事を国民に知らせるために
やりたいんです。
テレビ局が使用している電波は
公共のもので 国民の財産だ。
その電波を
個人的な感情で使っていないと
言いきれるんだな?
言いきれます。
僕も 清宮が
日本を背負う これからの政治家
なんて言われてるのは
おかしいと思うし
議員辞職して当然だとも思う。
今の清宮には
総理の後ろ盾がある。
だから
そう簡単にはいかないはずだ。
政府と与党は
周辺の事を調べ上げ
確証もない秘書の証言を
公共の電波にのせ
電波を私物化し
清宮の名誉を傷つけた上に
国民を不安に陥れたと
逆襲してくるのは間違いない。
矢面に立たされるのは秀平だ!
『フロンティアニュース』も
終わるかもしれない…。
そんな…。
秀平は
秘書を守るつもりだろうが
局は 秀平を守らない。
最悪の場合 そういう流れも
あるかもしれません。
でも やってみる価値は
あると思います。
視聴者は
そんなに愚かではありませんよ。
この事件は
司法の独立が侵されている事を
示しています。
マスコミは そういう事を
国民に伝えるのが仕事でしょう。
公共の電波だから何もできない
という考えは間違いです。
これが 和田秀平の
個人的な復讐ではないって事も
世の中は
きっと わかってくれます。
じゃあ やれ。
テレビ報道を
馬鹿にしておったが
さすが 私の息子だ。
信じた道を行け。
ただ…
私より先に死なんでくれよ。
♬~
(秀平の声)
もし 俺がつまずいたら
『週刊アスタ』で
引き取ってくれないかな
このネタ。
えっ?
5人も殺してるんだよ 清宮。
その話 知らなかったから
驚きだけど…。
金銭授受疑惑より
週刊誌的だろ?
そうだけど…。
秀平さんがやりきれなかった事を
私がやりきれるかしら…。
でも やりたいだろ?
読まないで。
でも やってもいいわ。
話が早くていいな。
(文子)そういうとこ 好き?
好き。
大好き。
おう。
清宮の秘書のインタビュー
撮りました。
(せき込み)
あの行方くらましてる奴か?
はい。
一貫して 無実を訴えてます。
清宮はクロです。
やっ…!
大スクープじゃないか!
金銭授受疑惑の真相
『フロンティアニュース』で
やってもいいですね?
社長賞ものだぞ これは。
いつ流す?
あさっての予算委員会の場で
清宮は 必死に釈明するはずです。
なので その前に。
明日か…。
清宮に対応させる暇を与えません。
よーし…!
昨日 清宮の秘書の
インタビューが撮れた。
清宮は
議員辞職に追い込まれるだろう。
そんなの
よく撮れましたね!
えっ それ
今 見せてもらえないですか?
Vの編集は 俺がやる。
珍しいですね 和田さん自ら
編集なさるなんて…。
証言者のリスクヘッジのためだ。
♬~(音楽)
それは何?
マスク。 亜蓮さんの。
亜蓮の? ちょっ ちょっ
ちょっ ちょっと…。
あっ 眼鏡か! いいねえ!
寛さんのマスク見て
「私のも作って」って
言われたから…。
乙女だね 亜蓮さんって。
気の強い乙女で大変だよ。
ハハッ…。
本当に お父さんも寛さんも
気の強い人 好きだよね。
秀平は
あの週刊誌と付き合ってんの?
だと思うよ。
あの人 色っぽいもん。
亜蓮は サバサバ系だけど
週刊誌は色っぽいなあ。
お父さんって
フェロモン系が好きなのかな?
あんたの あの栗まんじゅうは
フェロモン系だった。
ああ…。
でも 志麻ちゃんは
サバサバ系ですよ。
本命は 志麻ちゃんなの?
フフッ…。
♬~
あんたのお母さんは
サバサバしてて
色っぽくもあり…
いい女だった。
(和田りえ)
清宮幹事長の親族の企業に
安東銀行から多額の不正融資が
行われている事は事実なんです。
裏も取れました…。
(たたきつける音)
(りえ)特捜も すでに 水面下で
動き始めているという情報が
私のところにも入ってきてます。
一人で動くのは あんたの勝手だ。
だが 秀平は巻き込まないでくれ。
でも お父様なら
私がやろうとしている事の価値を
一番わかってくださると
思ってました。
あんたの仕事は 芯を食ってる。
だからこそ
親としては恐ろしいんだ。
新聞人としては?
私なら
あんたと一緒に突っ込んでいい。
だが 秀平は
報道局に配属されて まだ2年だ。
ここでつまずいて 見るべき景色が
見られないようでは困るんだよ。
あんたも
親だから わかるだろう。
…わかりました。
秀平さんは巻き込みません。
りえさんを殺したのは私かなと
何度も考えたよ。
それでも お母さんは
やりたいようにやる人
だったんでしょ?
だったら
寛さんのせいじゃないよ。
♬~
(ノック)
(智子)入ります。 お疲れさまです。
(柴崎 保)「26年前
清宮は 4人もの命を
交通事故で奪いました」
「その真実にたどり着いた
女性記者を
突き落とし 殺しました」
「私は その現場にいました」
「女性記者が死ぬ瞬間を
見てしまいました…」
(エレベーターの到着音)
おお…。
…なんだよ?
和田さんが編集してるVの中身
滝口さん
本当に知らないんですか?
知らないですよね。 今 普通に
帰ろうとしてましたから。
和田さんの事になると
全然駄目だな 君。
(智子)あのVは
金銭授受疑惑ではありません…。
…何してるんですか?
朝ご飯だけど… カツにしてくれ。
えっ…?
今日は 和田家の関ヶ原だ。
負ければ 首をはねられる。
寛さん 寝ぼけてません…?
ぼけてない。
今日は 『フロンティアニュース』で
清宮を告発する日だろ。
勝たねばならない。
あっ そうか… それで カツ…。
お肉あったかな?
ハムカツでもいい。
♬~
おはよう。 朝からカツなの?
今日は 関ヶ原なんでしょ。
負けたら 首が飛ぶんでしょ。
負けてはならないから カツ。
大仰なところが
親父に似てきたね。
(一同)いただきます。
ソース。
目の前にありますよ。
ああ。
目の前になかった事が
なかったでしょ。
ハムカツなんて
学生の時 居酒屋で
食べて以来じゃないかな?
今日の放送の中身だけど
上は どのくらい知ってるの?
上には言ってません。
部下にも言ってません。
大変な事になるな それは。
26年前の清宮の殺人については
証言以外 証拠はありません。
それをやると言ったところで
誰も認めませんから。
一人で やりきれるのか?
みんな 金銭授受疑惑の
スクープだと思ってますから
巻き込めないです。
頑張れよ。
そんな事 言われたの
初めてですね。
親だからな。
いつだって思ってんだよ。
(はなをすする音)
どうしたの? 目。
寛さんとお父さんの話に
ちょっと ぐっときちゃって…。
(はなをすする音)
♬~
♬~
(亜蓮)ごめんなさいね
お待たせしちゃって。
最後の患者さんがね
長引いちゃって…。
あっ! …これ?
そうです。
かわいい~。
どうぞ。
ありがとう。
(店員)いらっしゃいませ。
私もね 同じものを。
(店員)かしこまりました。
はあ…。
どうしたんですか?
(水を飲む音)
はあ…。
あ… あの
寛さんと喧嘩したとか?
うちでは ご機嫌でしたけどね。
ご機嫌かもしれないけど
私のお願いは
ずーっとスルーなのよ。
亜蓮さんのお願い
スルーなんですか?
そう。 ずーっとスルー。
全くスルー。
ああ…。
ちなみに
どういったお願いなんですか?
うちで一緒に暮らしたいとか?
いや~ それはないわ。
全然ない。
そうですよね…。
私ね
ウェディングドレスが着たいの。
いいじゃないですか!
スラッとしてて
絶対 似合うと思います。
でしょ!
一緒に記念写真でも撮りたいと
思ってたんだけど
「そんな気恥ずかしい事は
できない」とかって
寛さんが言うのよ。
ああ 言いそう。
あの人は 2度目の結婚だから
どうでもいいのかもしれないけど
私は 初めてなのよ。
まあね 一生結婚するつもりなんて
なかったから
こんな気持ちになるなんて
思ってもみなかったんだけど。
人ってね 変わるのよね。
あの 僕が
記念写真でも撮ったら?
って言うのは できるんですけど
寛さんが 嫌だって言ったら
説得できるかどうか
わかんないんですよ 頑固だから。
どうしても着たいの!
どうしてもですか?
どうしても着たいの!
やってみます。
…本当?
はい。
やった! ありがとう!
(優の声)「女性は なぜ
ウェディングドレスを着たいのか?」
♬~
〈これって ネットの私物化?〉
〈ネットは
公共の電波と違うか…〉
何してんの?
ああ。 あ… あの
ご飯… ご飯できました。
うん。
寛さんは
亜蓮さんと結婚式しないの?
今さら そんなもの…。
(せき払い)
でも 僕 ウェディングドレス着た
亜蓮さん見たいな。
一緒に写真でも撮ればいいのに。
亜蓮に頼まれたな?
芝居が下手すぎる。
♬~
もう 写真ぐらい撮ってよ~。
僕 寛さん説得するって
言っちゃったんだよ。
亜蓮の奴…。
あっ。 亜蓮さんの事
怒んないでよ。
怒るわけないだろう。
私は 亜蓮には弱いんだから。
そうだよね。 だったらさ
ウェディングドレス着て
写真ぐらい撮ってよ。
わかった。 撮ろう。
へっ?
しかし
写真館などに行くのは嫌だ。
じゃあ 家でやればいいよ。
家ならいい。
本当に? 明日になって
気が変わったりしないでよ。
あの 結婚写真 撮りますって
言ってください。
なんだ? それ。
今 動画撮って
亜蓮さんに送るんで。
はい どうぞ。
和田寛
亜蓮と結婚写真を撮ります。
アイ ラブ ユー。
やった! やった!
アイ ラブ ユー やった!
(足音)
(棚田)ちょっといいかな。
今日だけは やりたいように
やらせてください。
(棚田)いや 申し訳ない。
ちょっと 外で話そう。
すまん。
これ 配って。
(スタッフ)はい。
これから 今日の
『フロンティアニュース』の構成を
全て変える。
これを聞いているスタッフは
全員 手を止めて
サブに集まってくれ。
じっとり見んなよ!
V 作ってこい。
はい。
(テレビ)「♬~(音楽)」
(水谷内 毬・但木 陽一郎)
「こんばんは」
(但木)
「『フロンティアニュース』です」
(毬・但木)「こんばんは」
「『フロンティアニュース』です」
「今日のトップニュースです」
「探査機“はばたき"が
小惑星で採取した試料から
新鉱物を発見しました」
新鉱物 発見…?
トップニュースじゃないのか。
次かな?
(毬)「依然として
木材倉庫の延焼は続いており
周辺の住宅近くまで
炎が近づく可能性があります」
「周辺にお住まいの方は
引き続きご注意ください」
「次は 天気予報です」
「今日も寒かったですね」
もう終わっちゃう…。
(毬)「明日は
どうなんでしょうか?」
負けたな。
♬~
(滝口)放送 終わりました。
♬~
お疲れさん。
すみませんでした。
なんで謝るんだよ。
滝口は滝口で
信じた道を行ったんだろ。
滝口から見たら テロみたいに
見えたかもしれないけど
俺は俺で
ギリッギリ仲間に迷惑をかけず
隠された真実を放送して
視聴者の知る権利に
応えたかったんだよなあ…。
だけど 滝口に止められた。
(滝口)すみません。
口で言っても
和田さんを止められるとは
思わなかったので。
長く一緒に やってきたから
滝口の気持ちもわかるし
怒ってないよ。
和田さんが 局を…
去る事は 阻止したかったんです。
(滝口)今回
異動になったとしても
また ニュースに
帰ってきてほしかったんです!
(滝口)それで 局長に言いました。
(滝口)それは
井上も同じ気持ちです。
♬~
わかってるよ。
♬~
これは 清宮の
金銭授受疑惑だけを編集した
柴崎さんのインタビューだ。
局長に話はつけてあるから
これだけは やってくれ。
そしたら
柴崎さんの安全も守られる。
最初っから これだけなら
よかったのに…。
まあ そう言うな。
頼んだぞ。
♬~
おかえりなさい。
ただいま。
何してるの?
そろそろ
帰ってくる頃かなと思って…。
それで 出てきたの?
うん…。
こういう時は そっとしておくのが
大人の対応だろ。
わかってないな。
フフッ…。
そうだよね。
わかってないよね 僕。
まあ いいけどさ。
♬~
(優の声)
「その子供が産声をあげた時
英虞湾台風が
瀬戸内海を横断していた」
♬~
(カップを置く音)
おはようございます。
おはよう。
早いですね。
ああ…。
(ドアの開く音)
新聞 取ってきましたよ。
おお…。
♬~
今日 退職願 出しますんで。
そうか…。 お疲れさん。
♬~
うん。
うん。
(チャイム)
宅配便かな? 早いな。
今 行きます!
(ドアの開閉音)
亜蓮がうるさいんで
今度 写真 撮るんだ。
なんの写真ですか?
ウェディングドレス。
今さらですか?
今さらだろ?
私は 嫌だと言ったんだけどさ…。
嫌ですよね。
嫌なんだけど
亜蓮が優を巻き込んでさ
そういう流れに
なっちゃったんだよ。
そうですか。 じゃあ どうぞ。
(ドアの開く音)
お父さん!
ねえ 岸さんから…。
誕生日か?
いえ。
(文子の声)
「勤続27年 お疲れ様でした」
「27本のバラを送ります」
「あなたは
最高のテレビマンでした」
「文子」
やるな~! 週刊誌。
「週刊誌」じゃなくて 岸文子。
そうそう 文子。 岸文子!
また泣きそうだ…。
ハハハハ…。
ハハハ…。
(すすり泣き)
♬~
(文子)これ 91じゃなくて
19でしょう。 何やってんのよ!
(呼び出し音)
(文子)「はい」
ああ… 今朝 お花 ありがとう。
嬉しかった。
(文子)それ もう
メールもらいましたけど。
ああ…
直接 お礼 言いたかったから。
(文子)わざわざ どうも。
今 退職願 出してきた。
残念です 私も。
でも あとは引き受けました。
今度の日曜 親父が
奥さんと 結婚写真 撮るんだけど
一緒に撮らない?
それは あの…
プロポーズですか?
いや プロポーズは
電話でしないよ。
そういうのは
会って するもんでしょ?
ああ… 違うんですか。
でも それ 私 オッケーです。
ええっ!?
ああ じゃあ…
日曜日に改めて。
あっ 日曜は 竹内まりやの
取材があって無理なんです。
あっ 無理なんだ。
ああ… じゃあ また連絡する。
待ってますぅ~。
はい。
山崎 このキャプションやり直し。
3分で10個出して。
(キーボードを打つ音)
(携帯電話の着信音)
はい。
(印田吾郎)「和田さん
成島フーズのタイアップ記事
今週分は どうですか?」
あれ?
まだ送ってませんでしたっけ?
すみません 今 えっと… はい。
今 送ります。
はい。 今 送りました。
はい どうも。 確認します。
(キーボードを打つ音)
(印田)三ツ村さん
和田さんから来た記事
読みました?
(三ツ村翔星)えっ?
(印田)間違いだと思うんですけど
なんか 小説みたいなの
送ってきたんですよね。
(三ツ村)小説?
(印田)出だしだけなんですけど
ちょっといい感じなんです。
(三ツ村)なんすか
「ちょっといい感じ」って…。
(印田)ちょっと
読んでみてください。
小説かよ…。
「その子供が産声をあげた時
英虞湾台風が
瀬戸内海を横断していた」
「港では
三人の子の父となった誠介が…」
(男性)手のひらにのせて
お互いの横に置きます。
(男性)取って 自分の正面に…。
(男性)お点前ちょうだい致します。
(さと美・優)
お点前ちょうだい致します。
茶わんを取って
手のひらにのせて
感謝します。
2回 回して。
頂きます。
♬~
(男性)最後 拭います。
で 茶わんを元に戻し…。
(さと美の声)
和田さんの小説の事で
三ツ村さんと印田さんが
今日一日
ずっと盛り上がってましたよ。
あれ 間違えて
送っちゃったんだよ。
みんな 見てるんだ。
恥ずかしいな…。
フフッ。 私も読みました。
えっ? ああ…。
(さと美)和田さんは
あれを どういうつもりで
書いてるんですか?
今までは ぼんやりと
凪のような人生を生きてきた僕が
お父さんと寛さんと
一緒に暮らし出したら
いきなり
激しい人生になっちゃって。
そういう劇的な感じ
書きたいなと思って。
(さと美)ふ~ん。 フィクションに
挑戦したくなったんだ。
私って 見る目あったかも。
将来 芥川賞作家とかに
なっちゃったりして。
そんな…。
あれは
自分のために書いてるだけで
外に向かって書いてないから。
うわあ~! へえ~。
和田さんの奥ゆかしいとこ 好き。
♬~
(シャンパンを注ぐ音)
いやあ 早く始めなきゃ
酔っ払っちゃうな。
何を始めるんだよ。
写真 撮るだけだろ。
まあまあまあ そうですけど。
じゃあ じゃあ じゃあ
いきますよ!
何 いくんだよ…。
どうぞ!
♬~(音楽)
(拍手)
♬~
ウェディングドレスを着る機会を
作ってくれて ありがとう。
君と結婚できて よかった。
♬~
親の こういうのを目の前で見るの
気恥ずかしいな。
寛さん かっこいいよ!
アメリカ映画みたい。
(亜蓮)本当 寛さんは素敵。
上の世代のほうが激しいな。
和田さんは
こういう激しい世代の事を
書きたかったみたいですよ。
そういう事か あの小説。
♬~
(三ツ村)はい チーズ!
(シャッター音)
(さと美)ちょっと
寛さん 硬いですよ!
あんたらが
ジロジロ見るからだろ。
また 人のせいにして。
(三ツ村)じゃあ もう一回
いきますよ。 はい チーズ!
(リップロール)
プルプルって なんなんだよ…。
(チャイム)
あっ ちょっと待って…!
ああ もう…! はいはい。
(さと美)笑って 笑って。
ちょっと くすぐるから…。
(三ツ村)いきましょう。
はい チーズ!
(文子)
ご結婚おめでとうございます。
ウェディングケーキ頂いた。
あっ…。
インタビューの時間が
変更になったので
ケーキをお届けに来ました。
なんだ 来られたんじゃん。
だから インタビューの時間が
遅くなったんです。
また すぐ戻ります。
妻の亜蓮です。
(亜蓮)はじめまして。
『週刊アスタ』の岸でございます。
よろしくお願い致します。
息子と付き合ってます。
ハハハハ…!
そうなんです。 私も遠からず
ウェディングドレスを着たいと
思っております。
今日も一緒にどうかって
誘ったんですけど
仕事が忙しいからって
断られたんですよ。
すみません 私は これで。
あっ じゃあ あの みんなで
記念写真だけ撮りませんか?
岸さんも一緒に。
えっ! じゃあ それだけ
参加していこうかしら。
ぜひ ぜひ。
じゃあ 僕らも…。
(三ツ村)じゃあ 皆さん
ギューッと集まってください。
はーい。
(三ツ村)はい いきますよ。
はい チーズ!
(シャッター音)
(三ツ村)はい もう一枚いきます。
よしよし…。
おお~!
秀平の彼女は気が利くな。
こういう事は
やたら 気が回るんですよ。
だから 編集長になれたんです。
さっき言ってたけど
お父さんも結婚するの?
ああ…。
お父さんが幸せになったら
お母さん 喜ぶよ!
そうだ そうだ。
りえさんも喜ぶよ。
さあ ケーキ入刀 いきましょう。
うん。 よし。
いきますよ。
ケーキ入刀!
(拍手)
(一同)おお~!
(三ツ村)そのまま目線ください。
ありがとうございます。
素敵です!
ありがとうございます!
♬~
あっ…。
何やってるの? 優くん。
グチャグチャに
なっちゃうじゃない。
結婚式の時 ケーキ切るでしょ?
うん。
それは こんなに大きい
ウェディングケーキでしょ。
お母さんと僕の結婚式だよ これ。
お母さんと優くんは
結婚できないの。
どうして?
ん~?
優くんには
もっと かわいい子がいるよ。
フフフ…。
〈お母さんの事件を
26年 追い続けて
お父さんは力尽きたけど…〉
〈また きっと
幸せになると思うよ〉
〈応援してあげてね〉
お父さん。
この先 どうするんだって
俺に聞きたいでしょ?
50の息子に そんな事 聞けるか。
無礼だろ。
お誘いは
それなりにあるけど
この年から組織に属するのは
きついんで
しばらく フラフラしています。
コメンテーターとか
あちこちから誘われてるだろ?
それは やりません。
元々 裏方だもんね。
いざとなったら
『週刊アスタ』の編集長に
食わせてもらいます。
おお… それがいいな!
(2人の笑い声)
亜蓮も 私より金持ってるしな。
(2人の笑い声)
女は頼もしいよ。
(優の声)Buzz Topic Japanの
和田と申します。
清宮さんに
お会いしたいのですが…。
今 先生は どなたとも
お会いになりません。
そこを なんとか
ならないでしょうか?
お引き取りください。
会いたいなら
アポを取ってから来てください。
(恭介)先生 今日は
本当にありがとうございました。
頑張ってね。
はい。 もったいないです。
清宮さん!
♬~
《僕は あなたの犯した罪を
知っています》
《権力が覆い隠そうとしても
僕は だまされない!!》
ありがとうございました。
♬~
〈清宮を前にして
僕は声が出なかった〉
〈一体 何をしに来たんだろう〉
(但木)「清宮恭介国土開発大臣の
元秘書のインタビューを
お送りします」
「これは『フロンティアニュース』の
独自取材によるものです」
「千葉のトンネル事故の
あとの事です」
〈数日後
母の事件の部分を除いた
柴崎さんのインタビューが
放送された〉
(記者)何か 一言ください!
〈世論の盛り上がりによって
秘書の柴崎さんの名誉は守られ
起訴も免れた〉
〈清宮は大臣を辞任したが
議員辞職はしていない〉
あれ? 早いな。
えっ?
三ツ村さんに
呼ばれたんでしょう?
今 和田さんに電話かけてた
ところだったんですよ~。
ああ ごめん…。 気づかなかった。
いや いいです いいです。
こちらも
お願いしたい事があって。
お願いしたい事?
僕もあるんだけど…。
凍頂烏龍茶 飲みます?
うん… よくわかんないけど
頂きます。
(三ツ村)バズとぴも
このままだと
立ち行かなくなると思って
新しい道を
模索していたんですけど
和田さんの小説を読んだ時に
これだ! って思いました。
ぜひ うちで連載させてください。
えっ…!?
僕は 普段
小説とかは読まないんですけど
これは本当に面白かったです。
上の世代を
描いているようですけど
今 流行りの少年冒険譚のような
ワクワク感があって
若い世代にもウケると思いました。
本当ですか?
あの… 実は 僕も
今日 そのお願いに来たんです。
本当に思った事は
フィクションでしか表現し得ない
って事に気づいたので…。
この小説
書かせて頂けないでしょうか?
じゃあ 契約成立ですか?
はい。
ハハッ… おお~!
間違って送ったのは
怪我の功名でしたね。
(三ツ村)タイトル どうしますか?
(印田)ああっ うーん…。
えーっと… あっ…。
『熱狂する男たち』って どうかな?
(印田)ああ…!
(三ツ村)おおっ…! 了解です。
(さと美)いつもの連載も
このまま お願いします。
はい 頑張ります。
これが その
なんとか烏龍茶ですか?
(さと美)凍頂烏龍茶です。
では
『熱狂する男たち』に… 乾杯!
(一同)乾杯!
♬~
♬~
この箸 いいな。
忘れちゃったんですか?
岸さんからもらったんですよ
京都のお土産で。
そうだっけ?
大丈夫かな?
そういえば お父さん
岸さんと いつ結婚するの?
もう 届は出したよ。
(優・寛)ええっ!?
なんで そういう事を
家族に報告しないんだ!
いいじゃないですか
別居結婚なんだから。
お父さんも!?
あんたと私と
一緒にいたいんだよ。
そっか…!
一緒にいたいんです。
(一同の笑い声)
暇だったらさ お父さん
ネットニュースの記者やれば?
俺が こたつ記者?
記者じゃなかったら…。
うーん… あっ!
ウェブメディアを
立ち上げるとか どう?
寛さんと2人で。
私を誰だと思ってるんだ!
寛さんの過激な意見
すごく面白いし
みんな 読むと思うけどな。
ウェブなんて…。
私は活字の人間だ!
ウェブだって活字だよ。
あっ そうなの? そうか…。
俺たちに その提案は ない。
2人でメディア立ち上げたら
絶対当たると思うけどなあ。
あっ 「和田家」とか どう?
(寛・秀平)絶対ない!
(サインをする音)
はい どうぞ。
(女性)ありがとうございます。
応援してます。 大ファンです。
ありがとうございます。
(女性)お願いします。
ありがとうございます。
(女性)かわいく書いてください。
あっ はい。
はい どうぞ。
(女性)ありがとうございます。
握手してください。
すみません。 コロナ禍なので
握手は ご遠慮ください。
(女性)すみません。
すみません。
お願いします。
はい。
おいおい おいおい… 秀平!
登録者数120万 超えちゃったぞ。
わかってますよ。
それより
カルネ食品の表示偽装の記事
どうなりました?
今 裏取り中だ。
これが いければ
スクープだけど
いい加減な事は
できないからな。
間に合わなかったら
差し替えますからね。
わかってるよ。
でも 読者を裏切るわけには
いかないからな。
ただいま~。
(秀平・寛)おかえり。
ああ… 疲れた…。
ご苦労さん。
お疲れ。
ああ ご飯作んなきゃ…。
だったら 今日は なんか取ろう。
疲れたのに無理する事ないよ。
大丈夫 大丈夫。
鍋ぐらいだったら できるから。
ちょっと着替えてくるね。
うん。
♬~
(一同)いただきます。
あっ また 春菊入れただろ。
俺 嫌いなんだよね。
繊維だから
食べたほうがいいんだけどな。
嫌いなの。
譲らないところが
寛さんそっくりだね。
嫌だなあ 自分に似てくる息子。
豆腐 取れない!
ああ… お玉 そこにありますよ。
ああっ 自分でやる!
自分でやるから 手を出すな!
こんなに気難しく
なってないよな? 俺 まだ。
いや 何を張り合ってるんですか
もう…。
あっ そうだ!
「和田家」の登録者数
120万 超えたぞ。
僕のほうも 70万部 超えました。
2作目が勝負だからな。
わかってるよ そんな事。
大丈夫だよ。
この子には才能がある。
すごいなあ…。
(一同)和田家の男たち!
(一同)和田家の男たち!
(一同)和田家の男たち!
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