恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~#02[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~#02[解][字][デ]

主演・杉咲花!勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生×強面だけど根は純粋な不良少年。ある日、出会った運命の二人!笑って、泣けて、時々ハッとする、新世代ラブコメディー!

出演者
杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之、田辺桃子、細田佳央太、生見愛瑠、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、濱田祐太郎、ファーストサマーウイカ、戸塚純貴、古川雄大、岸谷五朗
番組内容
ユキコは、ひょんなことでヤンキーの森生と一緒に映画館に行くことに。ぎこちない2人の映画初体験は予想外の胸キュンに満ちていてまるでデートのよう!一方、森生に想いを寄せるハチ子は、ユキコに嫉妬心を募らせる。映画の帰り道に現れたハチ子の心無い言葉によって森生との間に再び壁を感じたユキコは、「私の気持ちなんてわかるワケないんだよ!」と、森生に言い放ってしまい……。2人の恋に前途多難な道のりが立ちはだかる!
監督・演出
【演出】 内田秀実
原作・脚本
【原作】 「ヤンキー君と白杖ガール」
        うおやま(KADOKAWA)
【脚本】 松田裕子
音楽
【主題歌】 JUJU「こたえあわせ」
         (ソニー・ミュージックレーベルズ)
【音楽】 得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】 
 加藤正俊
【プロデューサー】  
 森雅弘
 小田玲奈
 鈴木香織(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. ユキコ
  2. 黒川
  3. 森生
  4. 今日
  5. 虹町
  6. 白杖
  7. ゾンビ
  8. ハチ子
  9. 映画
  10. 音声ガイド
  11. 気持
  12. 大丈夫
  13. 普通
  14. バス
  15. ポップコーン
  16. 世界
  17. 青野
  18. 一緒
  19. 映画見
  20. 花男

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(赤座ユキコ) フゥ…。

<シャンプーのボトルに

ギザギザがあるのは
ご存じだろうか?>

<これは 触っただけで

シャンプーとコンディショナーが
区別できるようになっていて

目が不自由な私でも
間違えなくて済む>

<…のだが>

≪お父さ~ん!≫

(赤座誠二) どうした どうした?
≪これ シャンプーじゃないじゃん≫

≪ボトル詰め替える時
間違えたでしょ≫

いやいやいや そんなことない
ちゃんと…。

あ~…。
≪入んなくていいから!≫

<ただ 人間の失敗は
どうすることもできない>

また やっちゃったみたい。

<私の名前は赤座ユキコ>

<光は感じる 色はぼんやり
分かるぐらいの弱視>

<最近 変なヤツに懐かれた>

離せってば!

(黒川森生)うっ!

アネキと呼ばせてください
嫌です

なぜ 私に会いたいと?

あっ 恋!

…かも

バカじゃないの?

字 デカ過ぎだし

ユキコさんは普通の世界で
生きてるじゃないっすか

普通?

私が?

<あいつに どこか
ペースを乱されている

今日この頃だったりする>

いや にやけてないし。

(橙野 茜) いらっしゃい!
おう ハチ子 今日も元気そうだな。

(橙野ハチ子)何か機嫌いいじゃん。
分かる?

さすが俺の妹分。
妹って… 同い年だし。

(草介) テンション高ぇな。

(花男) あの子と
デートの約束でもしたのかな?

まさか
ユキコさんとデートなんて

想像しただけで罰が当たるわ。

(茜) もしかして
この間 言ってた?

杖 持ってるっていう?

「白い杖」って書いて
「白杖」な。

白杖と点字ブロックってやつが
ユキコさん守ってくれてんだよ。

発明してくれた人
マジありがとう。

(花男)
森生が こんな浮かれポンチに
なってんの 初めて見るわ。

でも大変でしょ そういう人と
一緒にいると いろいろ。

だよな… ユキコさんに

迷惑掛けねえようにしねぇとな。
えっ?

ユキコさん めちゃくちゃ
ちゃんとしてっから。

そこじゃないし…。

(小声で)
その子 そんなにかわいいの?

えっ?
あっ そうだ!

ねぇ 森生! 何か 獅子王が

あんたと決着つけたがってるって
聞いたけど。

あっ ヤッベェ
あいつのこと忘れてた。

♬~

(赤座イズミ) おしょうゆ
10時のとこにあるよ。

あっ ありがとう。

じゃあ 行って来るなぁ。

お父さん 今日 何の撮影?

え? 今日は犬の撮影だよ~。

いいなぁ 犬。

じゃ 一緒に来るか?
今日 休みだろ?

残念 今日は空ちゃんと
映画見に行くんだ。

あ~ そっか…
あれ? メガネ どこやった?

頭の上でしょ。

えっ?

ユキコ ナイスアシスト
サンキュー。

勘弁してよ いっつもいっつも。

いってきま~す。
(イズミ:ユキコ) いってらっしゃい。

(ドアが閉まる音)

ユキコ 映画館さ

空ちゃんと2人で
ホントに大丈夫?

大丈夫 席の予約も
音声ガイドの準備も完璧。

シネコンだよね?
トイレの場所とか…。

確認したし
分かんなかったら聞くから。

そう?
うん バッチリ。

ユキコさ~ん!
ん?

おはようございます! 黒川っす。

おはよう。
学校まで送らせてください。

黒川 今日は全国的に祝日だ。

えっ?

じゃあ 学校 休みじゃないすか。
そういうこと。

なのに 学校行くなんて
ユキコさん 勉強熱心っすね。

違う 今日は映画見に行くんだよ。

ま… まさ… まさか デートとか?

いや まさか!
そんな相手いないし!

学校の友達と。

そうっすか。
うん。

いいっすね 映画。

あっ でも

ユキコさん デカいスクリーンなら
見えるんすね。

いや 音声ガイドっていうのが
あるんだよ。

オ… オンセイガイド?

♬~

私 芸人の濱田祐太郎です。

僕は生まれつき
目が悪くて

ほとんど
見えてないんです。

音声ガイドというのは

目の不自由な人が
映画を楽しめるサービスのことで

スマホのアプリを使います。

どんな風景で

そこに何が映っていて

登場人物は
どんな表情してるかなんて

音声で補ってくれると

イメージできて楽しめるんです。

ちなみに僕は
友達と実写版の『アラジン』を

見に行ったことが
あるんですが

字幕版の『アラジン』
だったんです。

だから 何にも
分かりませんでした。

まぁ どっちか迷たら
笑といてください。

なるほど
便利なもんがあるんすね。

(着信音)

もしもし 空ちゃん?

(空:かすれた声で) ユキコ…。

どうしたの? その声。

風邪ひいたみたい…。

熱っぽいし。
えっ 大丈夫?

ごめん 映画 無理だわ。

いいよ いいよ。

チケット? もう全然大丈夫だから
気にしないで。

うん じゃあ お大事にね。

どうしたんすか?
友達 風邪ひいて

映画行けなくなっちゃったから
家 帰る。

じゃあ 俺と一緒に
行きませんか? 映画。

は? 何で黒川と一緒に?

俺 全然 暇なんで。

あっ けど
花男たちとの約束があった。

けど そんなの
あってないようなもんなんで。

いや そういう問題じゃないし。
じゃあ どういう問題っすか?

今日は空ちゃんと2人で

映画見に行く予定だったわけで

黒川と出掛けるとか…。

そんなに嫌っすか?

いや 男子と2人とか…。

けど せっかく
ここまで出て来たんだし。

まぁ それは…。

チケット もったいないっすよね?

うん まぁ 確かに…。

まぁ 映画見に行くだけなら
そんな深く考えることもないか。

やった~!

♬~

えっ… ゾンビ映画っすか?
大好きなんだよね。

特に この監督のはハズレが
ないから ほとんど全部見てて。

楽しみだなぁ。

へぇ~。

やっぱ 映画ってのは
デートの定番…。

デートじゃないから。
サーセン。

ん… いい匂い。

何か売店で買って来ます?

そうだな。

いらっしゃいませ
ご注文をどうぞ。

ユキコさん 何にします?

《こういうとこだと
メニューは見えないし

「読んで」って頼むのも
申し訳なくて

いつも どこにでもありそうな
定番を頼むことにしてる》

《たまには冒険もしたいけど》

私 オレンジジュースで…。
あ~ どうしよっかな~。

アイスコーヒー? いや

でも このオリジナルスムージー ってのも
気になるしな。

スムージーって何味?

バナナと野菜とブルーベリーっす。

でも 野菜は苦いから
外すとして…。

私 バナナにしよっかな。

え~ じゃあ 俺 ブルーベリー。

いや でも
酸っぱいかもしんないし…。

《久しぶりに冒険できた》

《心の中でお礼を言うよ 黒川》

《多分 絶対
全くの無意識だろうけど》

うん バナナにします。
マネすんなよ。

気が合うってことじゃないですか。

あっ つまみも食いてぇなぁ。

ドーナツ チュ… チュロス?

えっ チュロスって何すか?

う~ん… ギザギザした
揚げパンみたいなやつ。

へぇ~ それも うまそうっすね。

私 チュロスで。

えっ ユキコさん
決めんの早いっすね。

え~ じゃあ 俺 どうしよっかな。

あっ ポップコーンください。
(店員) はい。

(ハチ子) ≪おはよう≫

(茜) 「おはよう」じゃないよ
何時だと思ってんの?

暇そうだね。

今のところ
手伝ってもらう必要ないわ。

分かった。

ちょいちょい! たまには
実家にでも顔出して来たら?

「ハチ子 どうしてる?」って
お兄ちゃんから

うるさく聞かれてんだから。
うざっ。

あぁ? 態度の悪い居候からは
家賃取るよ。

えっ?

(草介) ち~っす!
(茜) いらっしゃい!

何だ あんたらか。
ちょっと 茜さん!

常連に向かって
ひどいじゃないっすか なぁ?

デカい口 たたくんなら
たまってるツケ 払いなさいよ。

大変申し訳ございませんでした。

森生は?
それがさ ドタキャンされちゃって。

映画見に行くんだってよ。

誰と?
あっ 例の白杖の子と?

(花男:草介) イエス!

(小声で) ウソでしょ。
(草介) 見てくださいよ これ。

めっちゃ浮かれたスタンプ
送られて来たし。

(茜) えっ! こりゃ浮かれてんな。

(草介) ねっ ヤバいでしょ これ。
(茜) ヤバい! ハハハ…。

あっ 実家帰る気になった?

まさか 用事思い出したから。

おい ハチ子。

お前 もしかして 森生のこと…。

んなわけないじゃん。

あった あった!
ここっすよ ユキコさん。

黒川 声が大きい
みんなに見られる。

サーセン。

ユキコさんも どうぞ
ポップコーン

ここ置いとくんで。

ありがと。

けど 遠慮しとく。

あれ? 嫌いでしたか?

いや 大好きだよ。

ただ コロコロした
小っちゃい食べ物は

こぼしても見えないから
外では食べない。

すいません。

俺は何て気が利かねえんだ。

気持ちだけ もらっとくよ。

はい。

(スクリーン)♪~

《ちょっ… やっぱ
ヤンキーは手が早いのか?》

《ん?》

《これは…》

これなら
こぼさず食べられません?

《お久しぶりのポップコーン!》

《うっま~!》

《ポップコーンって
こんなに うまかったっけ?》

♬~

ん…。

《クッソ~ もっと食べたい》

《こぼさないで
手っ取り早く食べられる

いい方法ないかな?》

《あっ そうだ!》

《これは もしかして いわゆる

「あ~ん」じゃねえか?》

《ユキコさん 積極的っす》

《えっ?
「あ~ん」は幻だったのか?》

《いかんいかん
つい ポップコーン に目がくらんで

キャラじゃないことを
しようとしてしまった》

《反省 反省》

《幻だ 幻を見ていたに違いない》

《落ち着くんだ》

《えっ どういうこと?》

《えっ 何?》

《何 何 何? えっ?》

《まさか… ヤ… ヤバい

俺 まだ心の準備が…》

《けど ユキコさん

ここは お任せします》

お返しだ。

どうも。

(音声ガイド)
ゾンビが首元を食いちぎる。

血しぶきが飛び散る。

転がる肉片。

《やっぱ 最高だな》

(スクリーン:うめき声)

うっ…。

《今の 黒川だよな?》

《ビビり過ぎだろ》

《まさか
こんな怖えぇ映画だったとは》

《きっと ユキコさんも…》

ユキコさん 大丈夫ですよ

俺がついてますから。

(スクリーン:叫び声)

《大丈夫じゃないのは黒川だろ》

《…ったく チキンだな》

面白かった~! この監督の

『ゾンビ オブ レジェンド』シリーズ も最高だから
全世界の人に見てほしい。

でも 残念ながら シーズン1の
音声ガイドが付いてないの。

もう 早く付けてほしい。

ちなみに音声ガイドって
怖くないんすか?

ん~ 内容はリアルだけど
口調は冷静だから こわ面白いよ。

「ゾンビが首元を食いちぎる」
「血しぶきが飛び散る」みたいな。

それじゃ 目つぶってたって
怖いじゃないっすか。

怖くて 目つぶってたのか?

まさか
俺を誰だと思ってるんすか?

人呼んで 「虹町を牛耳る
黒ヒョウのモリ」っすよ。

出た 「人呼んで」。
ユキコさん 分かってないっすよね。

わっ!
うわ~ びっくりした!

やっぱ チキンじゃん。
もう… やめてくださいよ。

あっ そうだ
パンフレット買ってもいい?

あっ あっちっす。

ありがとう。

何か 喉渇きません?

ビビり過ぎたからな。
違いますよ!

あっ 自販機
ユキコさん 何か飲みます?

うん。

ミルクティーあるか?

ありますよ 俺 買います。
いい 自分で買う。

けど どこに何があるか
分かるんすか?

全然。
じゃあ 俺が買いますよ。

運試しだよ。
えっ?

見えると 飲みたいものを
選んで押すじゃん?

はい。

でも 見えないと

何を選んで押したか
分かんないから

出て来るまでドキドキする。

飲みたいものが出たらアタリ
出なかったらハズレ。

いいっすね ユキコさんに そんな
ギャンブラー精神があったなんて。

ステキです。

♬~

う~ん どれにしようかな。

ミルクティーは

これ!
あ~ そこじゃ ない!

言うな 運試しじゃなくなるだろ。

そうでした サーセン。

ん~… こっち?

あ~!

黒川!
サーセン。

目 つぶってて。
はい。

ん~…。

ミルクティー 来い!

黒。

ってことは コーヒーか…。

クッソ~ 隣だったのに。

え~ 惜しい。

けど これはこれでアタリですよ。

何で?

応募券のシールが付いてますから。

何か当たるの?

鬼ジャンっす。

オニジャン?

「鬼かっこいいジャンパー
鬼ジャン」っす。

えっ ダサっ。

めちゃくちゃ
かっこいいんですって。

黒川 お前 センス悪いだろ?

いやいや 俺 トレンディーっすよ。

ハハっ ウケる。

ハハハ… ウケますね。
ハハハ…。

もういいよ これあげる。

えっ いいんすか?
うん。

そしたら 私
もう一回 運試しできるし。

あざっす やった~!

じゃあ ユキコさん。
(小銭を入れる音)

う~ん…
今度こそ ミルクティーは

これ。
あ~…。

黒川 言うなって!

サーセン。

うんま~!
うんめぇ!

けど ミルクティー出なくて
残念でしたね。

まぁ これもおいしいから
結果オーライ。

あと1枚で応募できる。

もし そのコーヒーが出たら
また黒川にあげてもいいけど。

いいんすか?
後悔しても知りませんよ。

ご心配なく。

あっ そうだ。

あの… もし連絡いただけたら
すぐ取りに行くんで

連絡先 交換してくれませんか?

えっ?
まだ聞いてなかったんで。

うん。

別に いいけど。

はい。

(ハチ子) 森生!

お~ ハチ子じゃん。
通り掛かったら見えたから。

ユキコさん…。

ユキコさん
セーターに付いちゃってます!

あ… うん 気にしないで。

ハチ子
タオルか何か持ってねえか?

ハンカチだったら。
ちょっと それ貸してくれ。

ユキコさん
俺 ハンカチぬらして来るんで。

いいよ 少しぐらい全然平気だし。

いや 大切なセーターっすから。

なぁ ハチ子 ユキコさんの
暇つぶし しといてくれ。

えっ?
えっ?

ユキコさん こいつ ハチ子
俺の中学時代のダチで

妹みたいなヤツなんで。
だから 同い年だってば!

頼んだ!

はじめまして 赤座ユキコです。

森生から話は聞いてます。

森生と映画 見て来たんですよね?

はい。

映画… 見えるんですか?

私は音声ガイドってやつで…。

ふ~ん。

そうなんだ。

あっ。

私が…。

すみません。

これが白杖?

森生 中学の時

私がいじめられてるとこ
助けてくれたんですよね。

え?

あいつ ああ見えて

目の前に困ってる人がいると
放っておけないから。

だから あなたのことも
放っておけないのかも。

私も これ持ちたいなぁ。

は?

そしたら 森生
私のこと ほっとけなくなって

ずっと一緒にいてくれるかも。

もしかして 白杖?

普通じゃなくなっちゃうって
ことでしょ?

そんなの 絶対やだよ!

泣き声

クラクション
ユキコ 危ない!

衝突音
あぁ…

緋山君? 緋山君!

じゃあ 持てば?

えっ?

持ってみればいいじゃん 白杖。

お待たせしました~!

何?
ハンカチ ぬらして来たんで。

えっ やめて。

すぐ取れますから。
いいってば。

こういうのは
すぐに取ったほうがいいですよ。

やめろってば!

私 困ってないし。

えっ?

白杖だって

同情されたくて
持ってるわけじゃないから。

同情? どういうことっすか?

私の気持ちなんて
分かるわけないんだよ!

♬~

あ~…。

お姉ちゃん。
ん?

明日 学校まで
送ってってもらいたいんだけど。

珍しいね ユキコのほうから
頼んで来るなんて。

雨の予報でもないのに。

何かあった?

いつもの道 通りたくないんだ。

どうして?

明日もいたら 会いたくないから。

あっ あのヤンキー?

うん。

あいつ しつこいし
うっとうしいからさ。

そっか 分かった。

♬~

いる?

ううん いないよ。

そっか。

♬~

今日って平日だよな?

(空) じゃあ 黒ヒョウとは
もう会わないの?

やっぱり あいつとは
住む世界が違うんだよ。

そうかな?

もったいないと思うけど。

もう あいつの話は おしまい。

(空) え~!

ユキコも久々に
恋できると思ったのになぁ。

(綾香) イズミ
妹の恋を邪魔する小姑みたい。

そんなんじゃないよ。

私だって ユキコに
恋愛はしてほしいけど

相手が悪いってだけで。

そう? あのヤンキー君
実はいい子って感じしたじゃん。

いやいや 人は見た目が9割って
いうでしょ。

人柄や性格が
見た目に出るんだって。

それ 彼がヤンキーってだけで
言ってない?

だって あの顔の傷 見たでしょ?

どうせ ケンカか何かで
つけられたんだよ。

そんなヤツ
ユキコには ふさわしくない。

(茶尾) ありがとうございました!

(茶尾) ユキコちゃん

彼氏からのメール待ち?

時間見てただけです。
(茶尾) えっ!

白黒反転で
字 デッカくして見てんだね。

はい。

これなら
愛のメールもビシっと伝わるね。

愛…。

恋愛って
しなきゃいけないんですかね?

う~ん…。

してもしなくても
楽しければいいんじゃない?

≪店長!≫
は~い 今 行く!

じゃあね ユキコちゃん
ごゆっくり。

チャオ~。

どうも お姉さん 黒川っす。

私 あなたの
お姉さんじゃないけど。

今日 ユキコさん
どうしたんす…。

どうしたんですか?

昨日も何か変だったし。

ユキコは元気だよ。

けど 今日
学校行ってないっすよね?

行ってるよ
ここ通ってないだけで。

えっ?

あの子
あなたに会いたくないんだって。

だから
ここを避けて行ったんだよ。

えっ?

あのね

ユキコは あなたとは違うの。

俺がヤンキーだからっすよね?

そうじゃなくて。

ユキコは 見えない世界にいるの。

それは分かってます。

何を?

ユキコさんが弱視だってことは…。
悪いけど

何回か会っただけで 「分かる」とか
簡単に言わないでくれるかな。

分かるわけないよね?

あの子が
どんな思いで生きて来たか。

あなたなんかに
ユキコの気持ちは分からない。

私の気持ちなんて
分かるわけないんだよ!

ユキコさんにも
そう言われちゃいました。

俺 何か失礼なこと
しちゃったみたいで。

はぁ… やっぱり。

そんなことだろうと思った。

もう ここで ユキコを待つのは
やめてくれるかな?

ここにいられると
あの子 1人で学校行けないから。

分かってくれたよね?

はい。

(獅子王) 捜させてんじゃねえよ。

今 そんな気分じゃねえんだけど。

決着つけさせろ。

♬~

どうした? 森生。

こんなもんじゃねえだろ。

本気出せよ!

俺らの因縁の対決も
これで最後なんだぞ。

それが何だっていうんだよ。

7年前 中坊だった森生に
ナイフを向けて

その顔に傷をつけたのが
貴様との始まりだったよな。

今日まで俺が 事あるごとに
勝負を挑んで来たのは

何でだったか分かるか?

はぁ…。

今 他のことで頭いっぱいで
ケンカどころじゃねえんだよ。

「ケンカどころ」だと?

俺はな!

この傷 つけちまった
あの日から ずっと…

ずっと 貴様の…。

ずっと 何だよ?

なのに 最後の最後が
こんなクソみてぇな勝負とか…。

いつも言ってただろうが。

目つぶってても
勝てるんじゃねえのか!?

♬~

(空) ユキコ ホントに

もう 黒ヒョウとは
会わないつもりなのかな。

(青野) 赤座さんって

何で 「私には恋なんて」的な
感じなの?

そっか 青野は知らないんだっけ。

えっ 何を?

ユキコ 中学の頃までは

日常生活ができるぐらい
見えてたじゃん。

(青野) うん。

その頃は好きな人がいたんだって。

(青野) へぇ~。

♬~

♬~

いいよ いいよ!
頑張って~!

(ユキコ:イズミ)やった~!

緋山君 すごいね!
ねっ!

(空の声) 相手は ずっとユキコの
ヒーローだった幼なじみで

いつか告白して 付き合えたら
って思ってたけど

目の病気が進行して

今ぐらいまで
見えなくなっちゃって。

何これ

もしかして 白杖?

(誠二)ああ 持ったほうが
いいんじゃないか?

そのほうが ほら
街歩く時 安心だろ?

やだよ
どうして?

だって…

普通じゃなくなっちゃうって
ことでしょ?

何で 「私は見えません」って
みんなに宣伝しながら

歩かなきゃいけないの?

そんなの 絶対やだよ!

あ…
ユキコ! ユキコ 違うよ!

♬~

泣き声

(青野の声) 白杖を持つことと
好きな人の話 関係あるの?

あるよ!

白杖持ったら
今までとは違っちゃう。

恋愛だってって…
私だって最初は そう思ったよ。

持ち始めると

「何で もっと早く
持たなかったんだろう」

…ってなるけど。

そっか…。

僕は最初から 持つのが
当たり前だったからなぁ。

どうして そんなに抵抗あるの?
恥ずかしいとか?

それは すごくデカい。

でも それだけじゃ ない。

白杖持つって

視覚障がい者の自分を
認めるってことだからね。

なるほど。

(空の声) だから ユキコ

しばらくは
白杖持たなかったんだって。

(空の声) 好きな人の
サッカーの大事な試合の日も

家の人に内緒で
1人で出掛けて…。

♬~

クラクション

急ブレーキ音
(緋山)ユキコ 危ない!

衝突音

(緋山)あぁ… うぅ… あぁ…

(空の声) 彼 足をケガして

試合に出られなく
なっちゃったんだって。

私…

白杖持つ

ユキコ…

(空の声) それで白杖を持つ自分を
受け入れたけど…。

緋山君 今日の公式戦で
復帰するんでしょ?

行かなくていいの?
うん

引っ越したら
もう会えないかもよ?

うん… それでいい

(空の声) それっきり
その人とは会ってないし

恋とか そういう気持ちには
フタをしちゃったみたい。

黒ヒョウは そんなフタ

ぶっ壊してくれると
思ったんだけどなぁ。

視覚障がい者だって
恋はできるのに。

(空) そう!
うん。

あんなことや
こんなことだって…。

青野。

ホント ひと言 多い。
(青野) どこが?

会いたいなら素直に
会いたいって言えばいいのに。

それが簡単にできないのが
ユキコなんだよなぁ。

ユキコさんは普通の世界で
生きてるじゃないっすか

あいつ あなたのことも
放っておけないのかも

私の気持ちなんて
分かるわけないんだよ!

(誠二) うわっ うわっ!
やっちまった…。

何? どうしたの?

撮影に行く日にち間違えて
新幹線のチケット取ってた。

えっ 大丈夫なの?

まぁ… 何とかなるだろ。

もう ホント お父さんって
無計画っていうかさ

いっつも
行き当たりばったりだよね。

返す言葉もございません。

うちは お父さん以外
みんな 慎重派なのに。

いやいや。

ユキコは お父さんに似てるだろ。

えっ?
いや 私は何事も計画的に…。

いやいや
子供の頃のこと思い出してみろ。

高いとこ上がったのはいいけど
下りられなくて大騒ぎしたり

チョウチョウ追っ掛けて走ってったら
知らないとこ行っちゃってたり。

まぁ 確かに。

ほっとくと
何するか分かんないって

涼子さん
いつもハラハラしてたぞ。

前は失敗なんて
怖くなかったんだろうな。

今は ちゃんと考えてからじゃ
なきゃ 行動できないよ。

でも この前は
そうじゃなかっただろ。

この前?

慌てて 家 飛び出して行っただろ。

白杖持つのも忘れて。

分かんないけど 行って来る!

あ~ 待て待て! 白杖

あっ ありがとう

ああいうユキコ
久しぶりだったな。

(黄多) 日本政府は
憲法の制定を進めて行きます。

では 憲法は…。

《そういえば
あいつと関わってから

思ってもいない
想定外のことばかりだった》

バカじゃないの?

《びっくりさせられたり…》

ユキコさんは普通の世界で
生きてるじゃないっすか

普通?

私が?

《考えたこともないようなことを
言われたり…》

あ~!

黒川!

《でも あいつと一緒にいると
いつも

普通じゃなくて 楽しかった》

(自販機から飲み物が出て来る音)

ユキコさんに そんな
ギャンブラー 精神があったなんて

ステキです

もし そのコーヒーが出たら
また黒川にあげてもいいけど

《もし あのコーヒーが出たら…》

♬~

(飲み物が出て来る音)

出た。

黒川!

黒川!

いないか…。

《そういえば 私
黒川のこと何にも知らない》

《連絡先も どこに住んでるかも》

《どこに行けば会えるんだ?》

俺を誰だと思ってるんすか?

人呼んで 「虹町を牛耳る
黒ヒョウのモリ」っすよ

虹町だ。

(機械音声)
ご用件をお話しください。

虹町までの行き方。

15時46分に
出発するバスがあります。

乗車時間は15分です。

バスで15分か…。

《バスに1人で乗ったことないし
虹町も行ったことない》

《たどり着けなかったら?
迷ったら?》

《そもそも 行ったって
会えるとは限らない》

《でも…》

♬~

《花咲病院行きの虹町で降りる》

《花咲病院行きの虹町…》
(カメラのシャッター音)

♬~

(運転手) 花咲病院行きです。

あっ ごめんなさい すみません。
(女性) ごめんなさい。

《確か ICカードの機械は
ステップを上がって右》

(電子音)

あの すいません
ここ空いてますよ。

ありがとうございます。

(車内アナウンス)
次は大葉台 次は大葉台。

えっ?
(学生) 水曜 水曜 行ける行ける。

(学生) じゃあ 行こう。
(学生) え~ どこ行こう?

あの すみません。
はい。

このバスって
虹町 行きますよね?

虹町?
虹町 このバス 止まるっけ?

いや 通らない気がする。

でも 花咲病院行きなんですよね?
(学生) はい。

(学生) あっ 虹町って
南駅経由じゃない?

えっ?
あっ そうだ。

終点は同じだけど
経由が全然違うんです。

そんなトラップがあったとは…。

(チャイム)

…って ここ どこだ?

はぁ… タクシーで帰るか。

♬~

全然来ない…。

お姉ちゃんには頼れないしなぁ。

はぁ…。

おい そこのあんた! 白い杖の!

あっ
もしかして タクシーですか?

いや。

この辺 タクシーなんか
めったに来ねえぞ。

そうなんですか。

何か困ってんのか?

あっ いや… 大丈夫です。

あんた 森生の知り合いだろ?

えっ?

俺は金沢獅子王。

あいつとは腐れ縁で。

人呼んで

「南の金獅子 北の黒ヒョウ」って
いわれてて。

あっ それ聞いたことあります!

じゃあ あなたが金獅子さん?

ああ そうだ。

すっごく助かりました
絶望してたんで。

虹町のバス停でいいのか?

はい バス停まで行けば何とか…。

なんねえだろうなぁ。

え?

森生ん家 そっから結構あるぞ。

なぜ 私が あいつの家に行くと?

虹町っていやぁ そうだろ。

こういうこと よくあんのか?

いや 初めてです。

1人でバスに乗るのも初めてで…。

そんなに急用なのか?

いや…。

急用っていうか…。

あんた

森生のこと好きなんだな。

えっ?

いや まさか。

そんなんじゃないです。

こっちだ。
はい。

あっ!

痛ってぇ!

あ~…。

黒川?

黒川 どうした!?

えっ?

えっ ユキコさん!?

獅子王?
おめぇ 何で ここにいんだよ。

お前こそ 目隠しなんかして
何やってたんだよ。

いや これは…。
目隠し?

あっ。

もしかして…。

いや…。

ちょっとでも ユキコさんの気持ち
分かりたくて。

痛ってぇ~!

(森生の声) やってみたら
すげぇ怖えぇし 不安だし。

よし!

あ~ あった

熱っ!

(森生の声) あ~ 俺 ホントに

ユキコさんのこと
分かってなかったんだなって。

あっ でも すげぇ発見もあって。

外歩いてたらヘリが飛んでて。

「あ そうだ」って思って
目つぶってみたんです。

(森生の声) そしたら

プロペラの音って
すっげぇ高ぇとこで響いてて…。

プロペラ音

(森生の声)俺が この目で見て来た
世界なんて ちっぽけで

世界は もっと ずっと
広いんだなって。

今まで 何げなく目で見てても
気付かなかったことが

きっと たくさんあるんすよね。

それに気付けて
何か うれしかったんです。

ユキコさんの気持ち
少しだけ分かった気がして。

自販機を運試しみたいで面白い
って言ったユキコさんの気持ち

こんな感じだったりしません?

黒川は すごいな。

えっ?

そんなこと 見える人は
なかなか気付かないよ。

私も見える時は気付かなかった。

だから

白杖を持った時は
自信が持てなかった。

でも…

生きてるとさ
日常っていうのはあって。

悔しいこととか
悲しいことだけじゃなくて

うれしいことも
楽しいこともある。

今日だって バスに1人で乗れた。

ちょっと失敗したけど

乗ってたお客さんとか
獅子王さんが助けてくれて

ここまで来れた。

すっごくうれしい。

あっ そういや どうして ここに?

会いたいから来た。

今日 黒川に会いたかった。

あの… 今のって告白ですか?

はっ? えっ?

いやいやいや… 違うよ。

いや 私は「会いたいから来た」って
言っただけだよね?

それって 好きってことじゃ…?
いや 違う 違う。

ほら これ…
これ 渡したかっただけ。

えっ? 鬼ジャンの?

うん ほら あの
あげるって約束したじゃん。

たまたま出たから。

覚えててくれたんすか?

うん まぁ…。

うれしいっす。

ユキコさんが会いに来てくれて…。

俺 今日 ユキコさんに会えて
うれしいです。

♬~

あっ そうだ
せっかく会えたんだし

よかったら
これから映画見ませんか?

えっ?

ユキコさん はい これ どうぞ。

ポップコーン?
そう。

ユキコさんの好きなポップコーン を
出してくれって森生に頼まれて

パフェにしてみた。

いただきます。

ん~ うまっ!

よかった。

ユキコさ~ん お待たせしました。

あっ まだ全然 準備不足ですけど。

何が?

映画『ゾンビ オブ レジェンド Part1』。

(草介:花男) イェ~イ!
ん? ん? ん?

Part1だけ 音声ガイド付いてない
って言ってたんで

せんえつながら この黒川森生

音声ガイドを
やらせていただきます。

それでは スタート!

薄暗い倉庫みたいな場所ですね。

がれきとかが落ちてます
たくさん。

その奥のほうですかね。

奥のほう… あっ さらに奥に
さらに奥に行きます。

作業着を着た男の人が

何かに覆いかぶさってますね。

あれ? 女? 女の人か。

女の人に覆いかぶさってる
作業着の男の人が…。

あ~! ゾンビ!
びっくりした!

ゾンビ!

顔中 血だらけのゾンビがいます。

あ~ ゾンビ!
1・2・3・4・5・6・7・8…。

ゾンビ… ゾンビが9体…
あっ 窓ガラスを割りました!

(花男) 何言ってっか
分かんねえんだよ もう。

じゃあ ここで大丈夫。

えっ 家まで送りますよ。

でも もう すぐそこだし。

えっ?

ん?

お姉さん…。

お姉さん?

お姉さんが… 目の前にいます。

♬~