恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~#07[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~#07[解][字][デ]

主演・杉咲花!勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生×強面だけど根は純粋な不良少年。ある日、出会った運命の二人!笑って、泣けて、時々ハッとする、新世代ラブコメディー!

出演者
杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之、田辺桃子、細田佳央太、生見愛瑠、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、濱田祐太郎、ファーストサマーウイカ、戸塚純貴、古川雄大、岸谷五朗
【ゲスト】 小関裕太
番組内容
ユキコは森生と獅子王を自宅に招いて、イズミの誕生日会を開こうと企画する。当日、準備のために赤座家に訪れた森生と2人きりいい雰囲気になるユキコだが…出張が延期になった父が突然帰宅するハプニングが発生!彼氏と父親が想定外に鉢合わせる緊急事態に襲われる。イズミも帰宅し、史上最高に気まずい中で誕生日会がスタート!ユキコを巡って森生と張り合う誠二は、まさかの獅子王と意気投合し…!?誕生日会は予想外の展開へ!
監督・演出
【演出】 狩山俊輔
原作・脚本
【原作】 「ヤンキー君と白杖ガール」
        うおやま(KADOKAWA)
【脚本】 松田裕子
音楽
【主題歌】 JUJU「こたえあわせ」
         (ソニー・ミュージックレーベルズ)
【音楽】 得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】 
 加藤正俊
【プロデューサー】  
 森雅弘
 小田玲奈
 鈴木香織(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. ユキコ
  2. 獅子王
  3. お父さん
  4. 森生
  5. 黒川
  6. 誠二
  7. イズミ
  8. 今日
  9. 花男
  10. 黒川君
  11. 無理
  12. お姉ちゃん
  13. ダメ
  14. ハァ
  15. フフフ
  16. ホント
  17. マジ
  18. 大丈夫
  19. ヤバ
  20. 自分

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(赤座ユキコ) 離せってば!
(黒川森生) うっ!

ユキコさん 俺の声 届きますか?

(赤座イズミ) 獅子王さんにも
思い人がいらっしゃるとか?

好き 黒川のことが。

好きです!

♬~

ユキコさ~ん!

ユキコさん あの…。

んっ。

こういうの ハズいと思ってたけど
いいっすね。

だね。
はい!

♬~

あのさ 黒川。
はい。

もう敬語じゃなくてもよくない?

いや 俺 ユキコさんのこと
尊敬してるんで。

でも 付き合ってるわけだしさ。

ちょっと言ってみてよ。

えっ 何をですか?
名前とか。

分かりました。

ユキコ…。

…さん。
えっ?

いや 無理っす。

何でよ!
分からないけど無理です。

いや 言うだけだから。

1回 1回だけ 言って。

無理です 行きましょう。

何でよ~。

じゃあ 敬語やめてみて。

はい。
いや 「はい」って言ってるじゃん。

サーセン。

♬~

(黄多) 視覚障がい者の就業支援を
している会社の方が

来週 就職相談会に
来てくれま~す。

(空) えっ そういうの苦手。
もう そんな時期か…。

(青野)
2人とも まだ決まってないの?

えっ?
青野君 もう決まってるの?

うん 専攻科に進んで

マッサージや鍼灸を勉強して
資格取ろうと思ってるんだ。

へぇ~。
うわっ 先越されてる~。

空ちゃん。

ちなみに 僕
共働き希望だから よろしくね。

何で私に言う?

将来的なことは早めから
話しておいたほうがいいでしょ。

必要ないで~す。
いやいや…!

この間
いい感じの雰囲気だったじゃん!

気のせいだよ。

(小声で) ツンデレか。

(黄多) そうそう
この相談会の担当の人がね

なんと イケメンなのよ~。

イケメン!?
うん。

マジか… ヤバい

急に興味出て来た。
(黄多) でしょ?

えっ 空ちゃん
イケメンって分かるの?

(空) うん 雰囲気とか声とかで。

そっか… 声だけで
セクシーさが分かるのと同じか。

…って ダメだよ イケメンは!

先生 担当の緋山さんが来る日は
もう楽しみで楽しみで…。

ヒヤマ?
(空) ヤダ 先生! 乙女。

白杖の方 信号 青になりましたよ。

あっ ありがとうございます。

(男性) ≪緋山さん!≫

お待たせしました!

(緋山) じゃあ 行きましょうか。
お願いします。

あ~ もう どうしよう。

就職相談会 どうしたいのか
全然分かんない。

私も。

夢と現実か…。

そう簡単には行かないよね。
だよね。

(茶尾) ユキコちゃん 空ちゃん
チャオ~。

店長 お疲れさまです。
(空) こんにちは!

何 何? 夢と現実のはざまで
悩んでたりするの?

(空) えっ…。
店長 耳いいですね。

でも いいんじゃない?
若いうちは悩むのも大事だからさ。

ですよね。
そうそう。

ただ 僕が大人として1つ
言ってあげられるとしたら…

夢さえあれば何でもできる。

ガールズ ビー アンビシャス!

頑張ってね! チャオ~。

はい。

(橙野ハチ子) へぇ~
明日 ユキコちゃん家 行くんだ。

ああ。
(花男) えっ!

もしかして 2人きり?

(花男:草介) キャ~!

違ぇよ! ユキコさんの
お姉さんの誕生日会。

獅子王も来るし。
(橙野 茜) 何で獅子王が?

獅子王とお姉さん ジムが一緒で
いい感じらしいんすよ。

サプライズ的に呼んで
ユキコさんが喜ばせようって。

(花男:草介) へぇ~。

(ハチ子) ユキコちゃん家
お父さんもいるんだよね?

ああ… けど お父さん
明日は仕事で泊まりらしい。

(草介) マジかよ。

ってことは やっぱり…

チャ~ンス。

えっ 何が?

分かってるくせに。

あっ やっ…
そういうんじゃねえよ!

で 森生
お泊まりセットは用意したのか?

えっ? いや。

(茜) 森生。

「転ばぬ先の杖」だよ。

う~ん…。

こっちっす…。

こっちっす!

右曲がります。

♬~

ユキコさん 危ない!
(銃声)

うっ!

うぅ…。

ユキコさん 大丈夫ですか?

黒川…。

♬~

えっ?

ハァ… よかった~ 生きてた!

ん? だったら
キスしたかっただろうが。

続き続き。

(チャイム)

いらっしゃい。

今日は お招きいただきまして
誠に おめでとうございます。

フフフ…。

何それ かしこまり過ぎ。

えっ マジっすか?
うん。

あっ これ 茜さんとこの
唐揚げとポップコーンパフェと

あと その他もろもろっす。
ありがとう。

ユキコさん家 家中
めちゃくちゃキレイっすね。

使った物は元に戻すのが
うちのルールなんだ。

場所変わると
私 分からなくなっちゃうからさ。

そうなんすね。
うん。

家の中も工夫されてんすね。

あっ そうだ
獅子王さん 何時頃来るって?

あっ もうすぐ来るはずです。

そっか。

じゃあ お姉ちゃんと獅子王さんは
隣同士に座ってもらおう。

けど イズミさん マジで
獅子王のこと気に入ってんすか?

絶対 そうだよ
今日 夢でも見たし。

夢?
うん お誕生日会で

お姉ちゃんと獅子王さんが
うまく行く夢。

へぇ~。

あっ そういや ユキコさん

夢って どういうふうに
見えてんすか?

視覚障がい者は
どんな夢を見るのか。

私 芸人の
濱田祐太郎です。

僕は生まれつき
目が悪くて

ほとんど
見えていないんです。

視覚障がい者も
もちろん 夢を見ます。

前見えていた人の場合

見えていた時の夢を見ることが

多いそうなんですが…。

普段 僕はボイスコミック
っていうものを読んでいるので…。

生まれつき見えない人は

音声の夢を
見ることが多いようです。

他にも 手で触れた感覚や

においの感覚を夢で見る

…という人もいるそうです。

実際に体験した記憶や感覚

あるいは想像で夢を見る。

それは 見える人と同じ
ということのようですね。

ちなみに僕も

どんな夢を見てたのかは
覚えてないんですけど

目が覚める瞬間に

「焼き肉って飲み物?」

…って聞きながら
起きたことがあります。

僕は どんな夢を
見てたんでしょうか。

まぁ どっちか迷ったら
笑ってください。

へぇ~ そういうもんなんすね。
うん。

あっ そういや
俺の夢 最悪でした。

どんな夢?

何か ユキコさんのことを
俺がかばって

拳銃で撃たれて死んじゃう夢っす。

ちょっと そんな不吉な夢
見ないでよ。

サーセン
すげぇ怖えぇし 痛ぇし…。

けど…。

あっ そうだ ネットで
バルーン買ったんだけどさ

ちょっと
手伝ってもらってもいい?

あっ はい! どこ行くんすか?

私の部屋。
部屋?

俺も行きます。

♬~

ここがユキコさんの部屋…。

ユキコさんの机。

ユキコさんのベッド。

ユキコさんの風船。

風船なんて やっぱ
ユキコさん 女の子っすね。

いや これがバルーンなんだって。

はい。
あっ そうっすか サーセン。

途中までやったんだけど
全然終わらなくてさ。

(バルーンが割れる音)
うわ~!

ユキコさん 大丈夫ですか?

うん。

♬~

(チャイム)

あ…。

獅子王さんかな?

あっ いらっしゃい。

(獅子王)
本日は お招きいただきまして
ありがとうございます。

どうぞ 入ってください。

お邪魔します。
はい。

おう。
おう… おめぇ 早かったんだな。

えっ? そうか?

あっ 真っすぐです。
はい。

獅子王さん バルーンを壁に
飾ってもらってもいいですか?

はい は~い。
これを

この辺に お願いします。
(チャイム)

ん? 誰だろ?

ユキコさん
知らないおじさんが立ってます。

おじさん?
はい。

(ボタンを押す音)
はい。

(赤座誠二)
ユキコ 鍵忘れちゃった

開けて~。
えっ お父さん!?

おと…。
おと…。

お父さん 今日 撮影で
青森泊まるんじゃなかった?

クライアントの都合で
急きょ 延期になっちゃって。

(ボタンを押す音)
どうしよう!?

お父さんに どうやって
あいさつすれば… 検索 検索。

っていうか 待って!
今日 黒川たちが来ること

お父さんに言ってないの!
マズいじゃないっすか!

森生 取りあえず隠れよう。

ユキコさん どっか隠れる場所って…。
えっ? 隠れる場所?

(チャイム)

はい はい はい!

「はい」じゃなくて
どうしたの?

ちょっと待って!
お風呂場 お風呂場 お風呂場…。

ドアの 右の… 手前の 手前の!

ちょっ 森生 森生… 靴 靴 靴…!

靴 靴 靴…。
はい はい はい…。

サンキュー。
ごめんね お願い。

(誠二) ≪どうした?≫

おかえり。
ハハハ… ただいま。

ここにいれば安全だろ。

いや 待て。

そこのドアが開いたら一発だぞ。

マズいじゃねえか!

荷物置いたほうがいいよ。
はい~。

お~ 準備万端じゃないか。
うん。

飾り付けの途中か。
あっ そうなの。

お父さん ちょっと
手伝ってもらってもいい?

もっと見えないとこ…。

じゃあ お願い。 ここね。
そう ありがとう。

「HAPPY BIRTHDAY」ね。
ちょっと お願いね。

≪ユキコ ユキコ≫
ん? はい。

ちょっと
「A」取ってくれる? 「A」。

「A」?
うん 「A」。

「A」 「A」…。
この辺からだろうなぁ。

バランスが大事だから これ。

はい。
はい ありがとう。

こう来て こう…。
そうだね ありがとね。

≪ユキコ ユキコ≫
ん? はい。

「A」の次は「P」でしょ。 「P」?
ちょっと取って 「P」 ほら。

ち… 近いだろ。

フタが開いてたらバレんだろうが。

シ~…。

声がデカい。

そうだった。

ったく…。
ハァ ハァ…。

あぁ…。

(誠二) はい 出来た~!

早かったね ありがとう。

イズミ
何時頃 帰って来るのかな?

もうすぐ帰って来るんじゃない?

そうか。

じゃあさ
まだちょっと時間あるよな?

ん~? そうかな?

サプライズだから そん時は
パ~ンって行きたいからさ。

汗かいちゃったから

流して来る。
うん。

「流して」? えっ お風呂?
ウソでしょ!?

(誠二) どの入浴剤にするかな?
待って待って待って…!

お父さん お父さん…。

ちょっとだけだから
すぐ温まったら出るから。

ヤバい ヤバい…。

もう脱ぐよ。
ダメなの。

今 ちょっと… 待って待って!
お父さん お願い!

今 ダメだから ホントに。
あれ?

一回 一回…。
何だ? これ。

ダメなの ダメなの!
そこは ちょっと…。

待って待って!
あれ?

あれ?

お父さん やめて!
よっ! 何だ これ!

(誠二) あぁ…!

お邪魔してます!
お邪魔しております!

何これ!
お父さん ごめん 黒川たちが…。

痛ててて…!
(誠二) 誰!? 何!?

ただいま~!
≪あ~!≫

えっ ちょっと…。
(誠二) ≪どうなってんの これ≫

あれ? お父さん!?
イズミ!

えっ 何でいるの? どうしたの?

あぁ!

(森生:獅子王)
すいませんでした!

ちょっと! 黒川…。
うん うん。

えっ… 獅子王さん!?

えっ? どういう状況?

だから 何これ!?

夢? 夢?
手貸してもらっていいですか?

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(ユキコ:森生:獅子王)
♪~ ハッピー バースデー ディア

♪~ お姉ちゃん
(森生:獅子王)♪~ イズミさん

(ユキコ:森生:獅子王)
♪~ ハッピー バースデー トゥ ユー

お誕生日おめでとう!

ありがとう!

誕生日 おめ…。
おめでとうございます!

おめでとう。
おめでとうございます。

ありがとう! フフフ…。

いろいろあったけど
お姉ちゃんのお祝いってことで。

うん。

え~っと つまり

君たちは

お父さんのいない隙に

若いもんだけで
誕生日会をしようとした。

そういうわけだね?
いや そういうわけじゃないよ。

お父さんさ 出張だったからさ。

そうだよ
お父さんの目を盗んでなんて

ねぇ?
うん! うん うん…。

あっ あの お父さん
あらためて ごあいさつ…。

俺は君のお父さんではないが
ないが。

サーセン。

あの じゃあ お名前は?

(せき払い)

赤座誠二だが。

誠二さん。
は?

黒川森生です ユキコさんと
お付き合いさせてもらってます。

よく話はしてるよね。

そうだったか?

で?

その 何か下向いてる君は?

金沢獅子王です。

森生とは同じ職場で働いてます。

イズミさんとはジムが一緒で。

獅子王さんが来てくださるなんて
びっくりしました。

(獅子王) 森生に誘われまして。

このような めでたい日に
ずうずうしくお邪魔してしまって。

おめでとうございます。

あぁ どうも。

おめでとう。

うれしいです フフフ…。
フフフ…。

あっ 獅子王さん 飲みましょう。

はい。

カンパ~イ。

あれ? 黒川君 お酒飲めないの?

いや… 酒飲んじゃうと

ユキコさんに何かあった時
助けらんないんで。

もし何かあったとしても
家の中だし 大丈夫だよ。

いや でも ユキコさん一人だけ

仲間外れにするわけには
いかないっすよ。

いいよ いいよ
未成年 私だけなんだし。

いや そういうわけには…。

黒川君 優しい!

(獅子王) そうだ。

森生 あれ。

あっ そうだ イズミさん
プレゼント持って来たんです。

え~!

そんな 気 使ってくれなくて
よかったのに~。

はい。
何? ちょっと…。

獅子王と俺からです。

何?
いっぱい入ってる。

えっ?

ん?
まだ入ってる。

えっ?

(獅子王) 何だ? これ。
違うんです。

えっ どういうこと?
これ 「転んだ杖」ってやつで…。

黒川 何出したの?

「転ばぬ先の杖」。

万が一の時のために
準備して来たのか。

お泊まりセットを…。

えっ?

花男のヤツ…。

歯ブラシでしょ
カミソリでしょ

勝負パンツでしょ マウスウォ…
ちょっ ちょっ ちょっ…!

何 何 何?
何だよ これ いらねえよ

いるだろ! 勝負パンツだぞ!

いらねえだろ 普通に考えて…
(花男)鬼だぞ!

ヤダ…。

えっ 違うんです ユキコさん!

マムシドリンク…。

な な… 何だ これ!

喜んでくれてっかなぁ マムシ。

えっ? お前 そんなの入れたの?

うん。

気が利くじゃねえか! ハハハ…!

鬼マムシ!

鬼!
鬼!

(誠二) マムシドリンクか~。

これ!

気に入ってもらえるか
分かんないんですけど…。

ありがとうございます!

開けてもいいですか?
もちろん。

何?

えっ!
ん?

え~ ステキ!

わっ いい香り~。
え~ どれどれ?

これ!
ホント いい匂い!

お姉ちゃん よかったね。

うん!
よかった。

ありがとうございます。

さぁ イズミ 金沢君
今日は飲もう!

はい!
(誠二:イズミ) うん。

どうぞ どうぞ。

黒川 ホント 飲んでね。

いえ 全然! 水 好きなんで。

(誠二) カンパ~イ!

(一同) カンパ~イ!

(誠二) そうか
ボクシングやってるから

そんなにガタイがいいのか。

体動かしてないと
落ち着かないんすよね。

ガチっとしてるほうが
頼りがいがあっていいよな。

そうですか!
うん。

マッチ棒みたいに
ヒョロっとしてるのは

ちょっとなぁ…。

俺のこと?
お父さん 何か食べる?

あれ? 酒ないな
金沢君 まだ飲めるだろ?

はい!
(誠二) なぁ うん。

俺 何か嫌われてるみたいだな。

森生 俺に任せろ。

えっ?

あ~! ハハハ…。
この日本酒が

また うまいんだよ これ。

森生 こう見えて 力 強いんすよ。

この辺りじゃ 俺の相手になるのは
森生ぐらいしかいなくて。

そうなんすよ!

勝負 五分五分で。

そう。

人呼んで「南の金獅子」。
「北の黒ヒョウ」。

金獅子? ステキ…。

黒より金のほうが輝きがあって
お父さんは好きだな。

飲もう 金獅子。
あっ はい!

イズミ ポテト取って来て。

はいはい…。

(誠二) はい こっち。
(獅子王) 失礼します。

お父さん… この酒

ヤバいっすね!
だろ?

えっ 今 獅子王
「お父さん」って言いましたよ。

えっ?
俺は お父さんですけど何か?

えっ だって さっき…。

黒川に意地悪過ぎるんだけど。

まぁ 黒川君
結構やらかしちゃったからね。

そうだけどさ…。

そうだ!

ユキコクイズをやろう!

は?
えっ?

君が どれだけユキコのことを
知っているのか

父親として知っておきたい。

分かりました お願いします!

ちょちょっ… 黒川
付き合ってくれなくていいから。

面白そうじゃない。
第1問!

ユキコが好きなスイーツは
何でしょう?

はい! ポップコーン!
ブッブ~!

当たり!
えっ プリンだろ?

この前まではね。
黒川君と映画見に行ってから

ポップコーンブーム来てるって
言ってたもんね!

そうなんですか?
うん。

じゃあ 次 次。

第2問
ユキコが見たいゾンビ映画は?

はい!
『フライングデッド パート2』!

ブッブ~!
ピンポン ピンポ~ン!

えっ!
『ゾンビ オブ レジェンド』 のパート1に

音声ガイドが
付いてないからって…。

それ この前 黒川君が
自分で音声ガイド付けて

見せてくれたんだよね。
下手くそ過ぎましたけど。

でも すっごく面白かった。
ホントですか?

う~… うぅ~…。

第3問。

ユキコの子供の頃の夢は?

えっと…

花屋!
ブ~!

正解は

お父さんのお嫁さんでした~。

えっ 違うよ。
えっ?

言ってただろ? 幼稚園の頃。
言ってないよ そんなこと。

「そんなこと」って…。

幼稚園の時 将来の夢って絵
描いたのは覚えてるけど…。

それで描いた…。
それは違う 絶対。

えっ?

何描いたかは思い出せないけど
それではない。

うん 絶対違うね。

第4問。
はい!

ユキコの初恋の人は?

えっと… 黒川森生。

ブ~!
えっ?

大ハズレ 正解は

幼なじみの緋山君で~す。

えっ? ヒヤマ?
お父さん マジでやめて!

緋山はサッカー部のヒーローで

みんなの人気者だった… なっ?
ねぇ いつの話 してんの!?

えっ 初恋っすか?

昔の話だから。

そうっすよね。
うん。

じゃあ 次は

森生クイズ 行きま~す!

は? お前 急に何だよ。
獅子王さん?

(獅子王) だって
ユキコさんクイズがあるなら

森生クイズもないと!

いや… お前 マジ飲み過ぎだろ。

じぇんじぇん。

かわいい…。

行きま~す! 第1問。

森生のあだ名は何でしょう?

「黒ヒョウのモリ」!
ユキコさん 正解!

じゃあ 第2問。

森生の欲しいものは
何でしょう?

鬼ジャン!
(獅子王) 正解!

すげぇ! ユキコさん 俺のこと
よく分かってくれてるんすね。

たまたまだ。

じゃあ 第3問!

森生は顔の ある場所に
ホクロがあります。

さて それは どこでしょう?

お前 どけよ! 邪魔だって!
(獅子王) どこだ?

(獅子王) どこだ? どこだ?
デカいんだよ!

(獅子王) どこだ?
そんなの クイズになってねえだろ!

(獅子王) そう?
ああ。

じゃあ あらためまして

第3問!

えっと… じゃあ…。

森生は顔に傷があります。

これは誰がつけた傷でしょう?

えっ?
獅子王

マジで お前 飲み過ぎだって。

分かんないすか?
分かんないっすよね!

フフフ…。

正解は 自分で~す!

えぇ?

自分なんです。

黒川 ホントなの?

あっ はい 俺が中学の頃の話っす。

ちょっとしたケンカで。

(獅子王) 全面的に俺が悪い。

俺 その日

自分の問題でイラついてたから

つい カッとなって…。

その後 ケンカでボコボコにして
チャラにしただろ。

いや! 俺は どこにも
傷痕ひとつ残ってない!

一生 チャラにはなんねえだろ!

いや もういいっつってんだろ。

だって 森生は…。

この傷のせいで

生きづらい思いをして来た
っていうのに

俺は何の償いもできてなくて…。

店に雇ってくれた。

(獅子王)
あれは関係ない 貴様の力だ。

公私の区別はつけてる。

今まで ずっと俺は

「勝負」って名目で

森生の様子を見に行くこと
ぐらいしかできなかった。

えっ?

今まで散々
勝負勝負って言ってたのって…。

(獅子王) いっそのこと
もっと責められたり

恨まれてれば

楽だったのに…。

森生…。

幸せになってくれ。

それが俺の夢だ。

♬~

まぁ…

あれだ。

(誠二) 若気の至りってやつは

多かれ少なかれ
誰にだってあるもんだ。

その傷を忘れないで

ずっと背負って生きてるヤツ

俺は嫌いじゃないぞ。

お父さん…。

♬~

(小声で) かわいい。

あ…。

ヤバい 膝…。

♬~

獅子王さんも苦しんでたんだね。

バカっすよね
そんな気にすることねえのに。

そういや ユキコさんの夢って
何なんすか?

夢か…。

見えなくなってから
将来のこととか

あんま考えたことなかったな。

もう進路のこととかも
決めなきゃなんだけどね。

いいじゃないっすか
夢なんて 言うだけタダっすから。

そっか。
はい。

う~ん…。

そうだな…。

あ…。

1つあるかも。

何すか?

顔が見たい。

顔?
うん。

黒川の顔。

ホクロ どこにあるか知らないし。

ウソ ウソ
そんなの無理に決まってるしね。

♬~

ここです ホクロ。

ここ?

はい。

♬~

ここにあるんだ。

はい。

何か 照れますね。

あっ それ…。

えっ?

あっ あっ… これ 酒だ!

うぅ…。

えっ? 黒川!?
えっ どうしよう!

お~い 黒川!

お酒飲めなかったんだね。

獅子王さん 大丈夫ですか?
はい 寝て復活したんで。

さっきは みっともないところ
お見せしちゃって

すいませんでした。
いえ 全然。

じゃあ 失礼します。

黒川のこと
よろしくお願いします。

はい。
おやすみなさい。

気を付けて。
おやすみなさい。

ユキコ。
ん?

獅子王さん 呼んでくれて
ありがとね。

フフっ よかった 喜んでもらえて。

フフフ…。

どうだった? どうだった?
何が?

あっ お父さん 起きてたの?
うん。

今日 飲み過ぎだよ。
お姉ちゃん 座って。

ん?
えっ?

何これ。

えっ?

家の鍵じゃない?
えっ?

♬~

♬~

はぁ…。

(振動音)

もしもし?
あっ よかった あの

獅子王さん 鍵 忘れてませんか?

えっ?

イズミさん!

あっ 獅子王さん。

すいません
わざわざ出て来てもらっちゃって。

いえ! お家に入れなかったら
大変ですから。

全然 気が付かなくて。

これですよね?

はい。

あっ…。
あっ…。

♬~

イズミさん?

限界です。

えっ?
いや…。

今日 獅子王さんの

いろんな顔を知れて もう…

気持ちが あふれちゃって。

♬~

好きなんです。

獅子王さんのことが。

♬~

ごめんなさい。

イズミさんは
とてもステキな女性です。

でも…。

でも…

思い人さんには かなわない

…ですよね。

いえ そういうことではなくて…。

いいんです。

はっきり言ってもらったほうが。

♬~

イズミさん。

自分は

普通じゃないんです。

どういう意味ですか?

俺の思い人は…

男なんです。

♬~

いってらっしゃい…。

お姉ちゃん 大丈夫?

まだ二日酔い?

うん まぁ ね…。

もう 気を付けてよ。

(ドアが開く音)

はぁ…。
(ドアが閉まる音)

あぁ… 頭 痛ぇ!

(茜) 水飲みな 水。
(においを嗅ぐ音)

じゃあ 役に立たなかったのかよ
お泊まりセット。

当たりめぇだろ
てめぇら 余計なことしやがって。

(花男)
ヘリンボーンって いいよな~。

(ハチ子) はぁ?
知らないでしょ そんなの。

(花男) いや いいよね ヘリンね。
うるさいな。

ここ アーガイルチェックのほうが
いいと思うけどね 俺は。

ハチ子 何やってんだ?
勉強だって。

(茜) 洋服の仕事したいから
専門学校 行きたいんだって。

へぇ~。

あの子も ちゃんと夢に向かって
進もうとしてるんだと思うと…。

泣けて来ちゃってさ。

(泣き声)

そっか… ハチ子が夢かぁ。

(泣き声)

いやいや…。

(振動音)

ん?
(振動音)

(振動音)

えっ?
(振動音)

もしもし お父さん?

(誠二)
ユキコ 今から出て来れないか?

黒川君と一緒に。

お父さん 何すかね?

分かんない。

もしかして怒られるとか…。

大丈夫だよ 行こ。

はい。

♬~

お父さん?

(誠二) ≪おっ 来たか~≫

どうも。

呼び出しちゃって悪かったね。

いえ。
どうしたの?

2人に見せたいもんがあってな。

えっ?

これだ!

お… 俺の顔じゃないですか!
ハハハ…。

やめてくださいよ!
こんなデケェの 恥ずかしい。

ユキコ
ちょっと近づいて見てみろ。

ん?

ユキコ ホクロ 見えるか?

うん。

ぼんやりだけど見える。

そうか!
うん。

昨日 「見たい」って言ってただろ?

えっ ちょっと お父さん
聞いてたの?

あっ… あ~ ちょっと…。

盗み聞き。

すまん。

フフっ。

おかげで 夢がかなった。

ありがとう。

うん。

あっ じゃあ ついでに

お父さんの夢の話を
してもいいか?

えっ?

これだ。

ユキコが自立する日が来たら
その時 渡そうと思ってるんだが

ちょっと先出しってことで。

ユキコさんに見せたい写真?

どういうこと?

ユキコ 座って。

ん?

♬~

♬~

実はな…。

ユキコが
今ぐらい見えなくなった時

写真は全部
捨てようと思ったんだ。

ユキコは
もう見られないんだからって。

けど なかなか
捨てられなくてなぁ。

一枚一枚 思い出があるし

ユキコだってホントは
見たいだろうしって思うと…。

で ふと思い出したんだ
昔見た映画の中に

脳に直接 映像を送るって話が
あったんだ。

それだと 目が見えなくたって
脳に直接届くんだ。

それができたら

ユキコも
見られるようになるだろ?

だから

いつか そういう技術が
できる日のために

写真は取っておこうって
決めたんだ。

でも…

そんなの無理なんじゃない?

そう思うだろ?

けどな ユキコ

お父さんが子供の頃は

テレビ電話なんて
SF映画の世界の話だったんだ。

それが今はどうだ。

スマホで簡単に
誰だってできるようになった。

だから

この話が現実になる可能性は
ゼロじゃ ない。

そう思わないか?

できますよ きっと。

そう思うか?
はい。

だって ロボットとか
すげぇもん発明してる人

たくさんいるじゃないですか。
そうだよな!

はい できます!

それができたら ユキコ…。

このアルバムも

黒川君の顔だって

はっきり見えるぞ。

うん。

というわけで 君たちは
あそこに立ってください。

(ユキコ:森生) えっ?
アルバムに2人の写真も入れてやる。

お父さん…。
そのために ここに呼んだんだ。

お父さん それって もしかして

俺のこと認めてくれた
ってことですか?

君に「お父さん」と呼ばれる
筋合いはない。

えっ ちょっと…。
えっ まだダメですか?

当たり前だろ!
お父さん。

つまんないこと言ってないで
早くユキコを誘導して。

も~う…。
はい!

どうぞ。

はい 行くよ~。

はい チーズ。

(カメラのシャッター音)
はいはい…。

ちょっと その
にらむの やめてよ。

♬~

♬~

俺の思い人は

男なんです

あの 獅子王さん。

はい。

私 獅子王さんのこと

「推し」だと思って
見守ってもいいですか?

えっ? 「推し」ですか?

はい。

だって
獅子王さんと恋をするには

私 生まれ変わらないと
無理じゃないですか。

でも 諦めるのも無理そうだし

友達っていうのも何か違うし…。

推しだったら
しっくり来るんです。

私は ただ

獅子王さんの幸せを
近くで応援していたいんです。

推しの幸せは

夢ですから。

引かないんですか?

いや…
そうですよね 引きますよね。

「推し」とか急に言われたら…。

あっ いえ

イズミさんじゃなくて
俺のことです。

えっ? 獅子王さんを?

どうしてですか?

♬~

獅子王さん

その笑顔

最高のファンサです!

ファンサって何ですか?

えっ!
ファンサ 知らないんですか?

はい。

フフフフ…。

もう 知らなくていいです。
はい。

うん… よし。

おはよう。
おはよう。

ユキコ おはよう。
おはよう。

ん~! いい匂い。

パンケーキ。
パンケーキ?

ベーコンエッグを添えて。
お~ おいしそう!

ユキコ。
ん?

今日 就職相談会だっけ?
うん。

どうしたいとか決めたの?

まだ。

でも…。

「でも」?

何だ?

将来に夢を持ちたいなって。

そうか。

うん。

♬~

こっちっす…。

こっちっす!

右曲がります。

♬~

ユキコさん 今度こそ 俺

生きて ユキコさん 守るんで!

えっ?

えっ?

黒川 ごめん。

ユキコさ~ん‼

ハァ ハァ ハァ…。

よかった…。

もう夢 怖えぇっす。

私が黒川を
見捨てるわけないじゃん。

そうっすよね。
うん。

(男性) ユキコ?

えっ?

やっぱり ユキコだ。

もしかして

緋山君?

そうだよ。

ユキコの初恋の人は?

幼なじみの緋山君で~す