[新]コントが始まる#01[解][字][デ]【これは、全ての世代の「アナタ」へ届ける群像劇】…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]コントが始まる#01[解][字][デ]【これは、全ての世代の「アナタ」へ届ける群像劇】

コント「水のトラブル」。
売れないコントトリオによる一本のコントから幕を開け、ワケあり姉妹の人生と交差する!?一度でも夢を志した事のある全ての人へ送る群像劇!

出演者
菅田将暉、有村架純、仲野太賀、古川琴音、小野莉奈、米倉れいあ / 明日海りお、松田ゆう姫、鈴木浩介 / 神木隆之介
番組内容
コント「水のトラブル」。
土曜よる10時。時計がその時刻をさすと、物語は1本のコントから幕を開ける。ステージ上には春斗(菅田将暉)、潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)のコントトリオ:マクベス。売れない芸人である彼らの一本の取り留めのないコント。…しかし、そのコントは里穂子(有村架純)、つむぎ(古川琴音)のワケあり姉妹の人生と交わる、あるきっかけに…!?今、時代に突き刺す稀代の群像劇が開幕する。
監督・演出
【演出】猪股隆一
原作・脚本
【脚本】金子茂樹
音楽
【音楽】松本晃彦
【主題歌】あいみょん「愛を知るまでは」
制作
【プロデューサー】福井雄太、松山雅則
【制作協力】トータルメディアコミュニケーション
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

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キーワード出現数ベスト20

  1. 潤平
  2. メロンソーダ
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  10. 中浜
  11. お前
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  13. 自分
  14. 無理
  15. 面白
  16. トラブル
  17. 時間
  18. 名前
  19. お前たち
  20. 真壁

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(高岩春斗)
コント 「水のトラブル」。

「ラーメンショップ湯海」
ここで間違いないな。

ガラガラガラ。
(潤平) へ~い いらっしゃい!

(朝吹瞬太) こちらへ どうぞ。

あの 先ほど お電話いただいた
「水のトラブル777」の

池山と申しますが。
あ~ 業者さんか! ご苦労さん。

早速ですが
何かお困りでしょうか?

あんたんところは
本当に どんなトラブルでも

対応してくれんのか?
もちろんです。

水回りのことでしたら
トイレ 水道 風呂場 雨漏り

何でもお受けするのが
わが社のモットーでございます。

無理だよ。
はい?

池山さんじゃ無理だって言ったの。

自慢じゃありませんが

今までお断りした依頼は
一件もございません。

フフフ…。

ちょっと困ったことになっててさ。
どうされましたか?

こいつが触ると

水が全部
メロンソーダになっちゃうのよ。

はい? メロンソーダ?

そこのコップの水
飲んでみてくれよ。

メロンソーダです。

ハハハハ… なっ?

俺がコップに注いだ水を
こいつがテーブルに運ぶ間に

メロンソーダになっちゃうのよ!

えっ これ本当に
最初は水だったんですか?

せっかくラーメン作っても
こいつが運んでる間に

スープが全部 メロンソーダだよ!

蛇口ひねれば メロンソーダ

トイレの掃除でもしてろっつって
やらせたら 今度は

便器の水が アハハ…!

メロンソーダだ~。
飲んだの?

あっ! 変わってます。
何がですか?

ほら 「水」の文字が。
えっ?

「メロンソーダのトラブル777」。

文字の「水」まで
変わっちまうのか!

あっ えっ
ちょっと待ってください これ

池山の「池」まで
メロンソーダになってますね。

おぉ~
池も水で出来てるもんな~!

店長さん 何で そんな
うれしそうなんですか?

じゃあ これも変わるのか?

どういうことですか?
俺の名前も

水に関連する文字が
入ってんだよ。

あっ 変わりました。
すげぇ~! 見てよ~!

「メロンソーダ メロンソーダ
メロンソーダ太郎」?

さて問題です メロンソーダに
変わってしまった漢字3文字は

一体 何でしょうか?

(中浜つむぎ)
どこが そんなに面白いの?

(中浜里穂子)
別に面白いと思ってないよ。

ただ好きなだけ。

(つむぎ) 芸人って面白いから
好きになるんじゃないんだ?

そんな単純な話じゃないんだって。

(つむぎ) 見た目がタイプとか?
それはない。

3人の中に1人ぐらいは
いるんでしょ?

だから そういうことじゃ
ないんだって。

じゃあ
何で そんなにハマってんの?

え? ハマってるかなぁ。

だって暇さえあれば
その芸人の動画 見てるよね。

芸人って言うのやめて
「マクベス」さんだから。

「マクベス」… シェイクスピアの?

う~ん…
それとは関係ないらしいけどね。

どういうきっかけで
ファンになったの?

毎週 うちの店に集まって
ネタ作りしてるのよ。

それで向こうから
売り込まれたわけだ。

ううん こっちが一方的に
興味 持っただけ。

じゃあ どうやって「マクベス」って
名前が分かったの?

オーダー取りに行った時に
たまたま聞こえて来たの。

え~?

<私は
1つだけウソをついている>

<たまたまグループ名が
聞こえて来たなんてウソだ>

言うでしょ。

言うか… むしろ結構 言うか。

<話は1年前にさかのぼる>

<3人が初めて
店にやって来たのは

店がオープンして3日目の

三日月の夜だった>

(来店のチャイム)

いらっしゃいませ 何名様ですか。
何人に見えます?

はい?
えっ 霊感 強いのかな?

やめとけよ。
あっ 3人で。

かしこまりました。

<それから3人は
毎週 決まった時間に

来店するようになった>

お願いします お姉さ~ん。
ピンポンあんだから

ピンポンで呼べよ。
何か偉そうで 嫌じゃん。

お決まりでしょうか?

お姉さんって呼ばれるほうが
よっぽどねぇ 偉そうですよね。

いえ どちらで呼んでいただいても
構いません。

ほら じゃあ
ホットコーヒー 3つください。

はい メニュー お下げいたします。

潤平 これのこと
「ピンポン」って呼んでんの?

じゃ 何て言うの?
ブザーでしょ。

いや ブザーは 「ブ~」だろ。

ウソでしょ お前
音の違いだと思ってんの?

「呼び出しベル」って書いてある。
ほら お前も間違ってんじゃん。

え~ でも ベルって言われても
あんまピンと来ないな。

だろ? 「ベル押して」っつって
瞬時に通じるか?

じゃ やっぱブザーでしょ。
だから

ブザーは もっと こう
ガッて こう

胸ぐら つかんで来るような
バ~って こう。

<それからというもの

家の近所で3人の姿を
見掛けることが多くなった>

「名前?」。
「あっ 変わりました」。

「すげぇ 見てよ~」。

潤平 今のとこ
もうちょっと あの 驚こうか。

<そして 驚いたことに…>

♬~

<3人が隣のマンションの
同じ階で

共同生活をしていることを
知った>

≪パンチ パンチ パンチ
お前 左も使えよ≫

<私は次第に 3人に対する興味を
抑えられなくなって行った>

<この人たちは 何という名前の
お笑いグループなんだろうか>

<3人を探すのは
至難の業だった>

<大手のお笑い事務所から
順に調べて行ったが

一向に見つからず

ミュージシャンが多く在籍する
事務所のホームページの片隅に

3人の姿を見つけたのは

探し始めて1週間後>

「マクベス」…。

「マクベス」っていうんだ。

ハハハ… アハハ…。

ハハ…。

<ようやく探し当てた
達成感からなのか

浪費した時間の
むなしさからなのか

しばらく泣いた>

(泣き声)

<泣いたのは
会社を辞めた日以来

1年ぶりのことだった>

(泣き声)

(光代) 中浜さん。
はい。

(光代) 最近 顔色いいよね。
えっ そうですか?

すぐ辞めちゃうんじゃないかって
心配だったから。

いえ 辞めませんよ
家 家賃 高いんですから。

(凛奈) えっ 幾らですか?
(呼び出しベル)

(凛奈) あっ 私 行きます。
凛奈ちゃん 大丈夫 私 行きます。

<当初は なじめなかった
バイト生活も

週に一度 マクベスに会えると思うと
前向きになれた>

お決まりでしょうか?
はい。

えっ。

ここって…。

(穴井) どうですか~?

(穴井) まぁ 築年数は
かなり行っちゃってますけど…。

<自分でも さすがに
行き過ぎかとは思ったが

彼らの隣の部屋の
内見までしてしまった>

≪何で お前 大丈夫なの?≫
(瞬太:潤平) ≪ハハハ…!≫

<引っ越すことを
何とか思いとどまった

自分の勇気は褒めてあげたい>

<この半年で

マクベスは私の人生の
一部になりつつあった>

<3人を
陰ながら応援することが

今の自分の心の支えに
なっているのだと

最近 気付いた>

<そして 今日

初めて彼らのライブを生で見る>

<もし私が見に来ていることを
知ったら

一体どんな顔をするだろうか>

♪~

マクベスって芸人のポスターって
前からありましたっけ?

(良枝) ん? ずっと張ってあるよ
どうして?

いや うちのお姉ちゃんが
今日 見に行くって。

(うらら) どうして?

好きみたいです。

そんな人いるんだ。

うちでマクベスに会ったこと
なかったっけ?

えっ? ここに来るんですか?

瞬太って金髪の子が
よく来てくれんの。

今日 ライブ終わったら飲みに来る
って言ってたから紹介する。

いや… 別に私は
興味ないんですけど。

(潤平) 思いとどまってくれて
よかったわ~。

さぁ こっちへ来て
一緒に飲まないか?

引っ越し祝いのシャンパンが
冷えてるんだ。

ありがとうございます。
キャ~!

お前 どっから入って来てんだよ!

そういうとこだぞ!
アハっ…。

(拍手)
(まばらな拍手と笑い)

え~ 本日はマクベス単独ライブ
vol.14

『月の満ち欠け』に
ご来場いただきまして

誠に ありがとうございます。

もし 皆さん お時間があれば
お手元のアンケート用紙に

感想などをお書きいただけると
うれしいです。

最後に
大事なお知らせがあります。

え~ 次回の6月の
単独ライブをもちまして

マクベス
解散することになりました。

≪えっ? えっ やだ≫
≪えっ?≫

≪やめちゃうの?≫
≪解散? えっ ウソでしょ?≫

<私は この先

何を支えに
生きて行けばいいんだろうか>

≪中浜さん?≫

ハッ…。

どうして名前を?

ファミレスの名札。

あ~…。

瞬太が よく中浜さんのことを
話題にするんですよ。

えっ どんな話題ですか?

今日は機嫌が良さそうだったとか
声に張りがあったとか

まぁ ホント
そういう しょうもないこと。

俺たち 一緒に住んでるんで。
あっ そうなんですか。

びっくりしました。

俺たちのこと
認識してくれてるなんて

思ってなかったから。

見に来たら ご迷惑かなとは
思ったんですけど。

全然 迷惑だなんて…
みんな喜んでましたよ。

どうして解散しちゃうんですか?

あ~… まぁ

約束だからね。
約束?

そう 10年前の。

<僕たち3人が出会ったのは

12年前にさかのぼる>

<同じ高校の同級生で

最初にお笑いをやろうと
言いだしたのは潤平だった>

(潤平) 春斗~!

文化祭のライブ 出ようぜ。

何か楽器でもできんの?

お笑いだよ!
あぁ?

コントやろう コント!

ネタ どうすんだよ。

春斗なら書ける。

無理だよ 書いたことないし。

ちょちょちょちょ…!

去年の舞台の台本も
書けたんだから

コントも絶対 イケるって!

いや… 無理だよ。

<コントは初めてだったが

全く自信がないわけでは
なかった>

<前年の文化祭で

『ロミオとジュリエット』を
あいのり風にアレンジした

作演出の舞台が
その年のグランプリに選ばれ

自分で言うのも何だが
爆笑の渦だった>

(拍手)

(潤平) おい! おい!

あ…。

コント 「屋上」。

<記念すべき人生初のコントを
台無しにしてくれたのは

同じクラスの瞬太だった>

(潤平) うっ うっ…。
おいおいおい… 何してるんだ。

<瞬太は大阪で行われた
『ぷよぷよ』の全国大会で優勝し

一躍 時の人となった>

あいつ何なん? マジ 腹立つわ。
ハハハ…!

何 笑ってんだよ。
いや あり得なくない?

日本一 『ぷよぷよ』強いのに
俺たちにゲーマーだったこと

黙ってるって 頭おかしいだろ。

瞬太ってさ いつも
おいしいとこ持ってくよな。

去年の舞台も ちょい役なのに
一番 笑い取ってたもんな。

でも100万は やり過ぎだろ!

ハハハ…。
(真壁) ≪おい お前ら≫

(真壁) コント 見たぞ。
あっ ごめん。

今 辛辣な意見 聞けるほど
心の余裕ねえわ。

めちゃくちゃ面白かったよ。

見くびってたわ。

何? 皮肉?

(真壁) よく出来てたよ。

全部 自分たちで考えたのか?

大まかなことは 春斗が書いて

細かいとこは やりながら2人で。

あぁ… そうか。

お前たち
ああいうの向いてんだな。

<普段は怒られてばかりだった
真壁先生の言葉は

何よりも うれしかった>

(潤平) すいません
麻婆丼と餃子くださ~い。

まだ食うの?
当ったりめぇだろ。

お前 こんなんじゃ
全然 許してねえかんな。

俺 何も悪いことしてないし。
じゃ 何で ずっと黙ってたんだよ。

えっ 聞かれなかったから。
だって知らねえもん。

お前が
『ぷよぷよ』日本一うまいなんて

お前から聞かなきゃ
知らねえもん!

俺だって まさか
優勝できると思ってなかったよ。

真壁から聞いたんだけどさ

大学 行かないの?
うん 行かない。

ゲームだけで
食って行けそうなんだ?

うん… まぁ 今のところは。
マジうらやましいわ。

潤平が思ってるほど
簡単な世界じゃないと思うけどね。

とはいえゲームじゃん
練習するったってゲームじゃん。

それで金もらえるって ズルくね?

春斗は? 普通に進学?

あぁ~。

俺も大学行くのやめようと思って。

分かるわ
こういうヤツが身近にいると

真面目に働くの
ばからしくなるな。

行かないで どうすんの?

うん…。

真剣にコントやろうと思って。

えっ?

2人でコント考えんのも
楽しかったし。

少ない客の前だったけど

「あぁ これだな」って
思っちゃったんだよね。

春斗なら 絶対イケるよ。

お前 見てねえくせに言うなよ。

見てないけど 何となく分かる。

あの真壁が絶賛だからなぁ。

大学時代 落研の部長をやってた
あの真壁がだぞ。

副部長ね。
どっちだっていいんだよ!

潤平。

俺と一緒に やってくんない?

マジで。

やりなよ。
お前 黙ってろ。

相方 お前しか考えられないわ。

(店員) はい お先に麻婆丼。

いいよ。

2人で天下 取ろうぜ。

ダサっ。
(潤平:春斗) ハハハ…!

<2011年 6月19日

俺と潤平 2人のマクベスは

こうして誕生した>
ダサくねえだろ。

おじさん 待って!

もう生きてても
何もいいことがないんだ。

どうしても死ぬっていうなら
そのマンションちょうだい!

えっ?

<コントの道は
想像以上に甘くなかった>

<5年たっても鳴かず飛ばずの
低空飛行の日々が続いた>

<人生の厳しさを
味わっていたのは

瞬太も同じだった>

俺さ

プロゲーマー
引退しようと思ってんだよね。

どうして?

若い子に 全然
歯が立たなくなって来てさ。

「若い子たち」って まだ23だろ。

いや もう 思った以上に
シビアな世界だったよね。

甘くなかった。
ふ~ん。

じゃあ お疲れの乾杯すっか。

すげぇ うれしそうじゃん。
ハハハ…!

お前は もっと
苦労したほうがいいんだよ!

してるわ!
絶対 潤平より苦労してるわ。

あっ ごめんな。

『ぷよぷよ』 思い出すだろ?

ハハハハハ…!
これから どうすんの?

全然 何も決まってない。
取りあえず バイトしろ。

バイト? あっ したい!
してみたい バイト。

トイレに
バイト募集の張り紙あったぞ。

あっ へぇ~ いい店だもんね ここ
雇ってもらえるかな?

無理だろ。
じゃあ…。

マクベス 入る?

え?

いいの?
うん。

おいおいおい…
おい! おい! 春斗。

えっ 冗談だろ?

瞬太が入ったほうが
もっと面白くなる。

俺も そう思ってた。

えっ 俺と2人じゃ不満なの?
そうじゃねえよ。

そうじゃねえけど…。
(肩をたたく音)

何か変えなきゃダメだって
潤平だって思ってんだろ?

お前ら 本気?

俺は いつでも本気だよ。
軽いんだよ 発言が。

お前の全発言が。
じゃ 乾杯しちゃう?

ちょっと待て…。

お前さ コント ナメてんだろ。
いやいや… ほら

今日やった屋上のコントだって

絶対 3人でやったほうが
面白いから。

言っとくけど

俺たち 作り込まれたコント
やってっから

アドリブなんか入れようもんなら
即破門だかんな 覚えとけよ。

分かりました サブリーダー。
誰がサブリーダーだよ!

リーダーとか ねえから!
はい 乾杯!

乾杯!
乾杯…。

<潤平と瞬太
この2人がそろえば

どんなに苦しい状況でも
軽々 突破できると思えた>

<3人でのリスタートを
是が非でも成功させようと

共同生活を始めることにした>

「自殺?」。
「早まるんじゃ ない」。

<甘えが出ないようにと
毎週 必ず新作を作り

ネタ合わせをすることを
自分たちに課した>

≪以上です
ありがとうございました≫

(潤平) ありがとうございました!

(ディレクター) 本当に これ
面白いと思ってやってんの?

はい お疲れさま。

せっかく こっち来たんだからさ

おいしいラーメン屋
寄って帰ろうぜ。

昨日もラーメン食ったろ。
腹へってねえわ。

大丈夫 任せて。

(潤平) うんめぇ~!
でしょ? でしょ?

<すぐに結果は出なかったが

一緒に戦う仲間が増えたことは
心強かった>

あぁ…。

≪おい! こっちにもあるぞ!≫
はい…。

♬~

えっ?

大丈夫っすか?

うるさい…。

こんな所で寝てたら危ないっすよ。

うるせぇなぁ
おめぇたちのほうが危ねぇんだよ。

<中浜さんに初めて会ったのは
1年半前>

<ファミレスで会うよりも
ずっと前だ>

これ 水! よかったら どうぞ。

(ビールが噴き出す音)
うわっ!

クソ 腹立つなぁ。

お前たちの…
施しは受けねえんだよ。

霊感 強いんですか?

あ?

いや 俺一人しかいないのに
「お前たち」って言うから。

お前たちは お前たちだろ。

えっ 今 何人に見えてるの?

3人。

えっ?

えっ えっ それは 何?
背後霊的なものが見えてんの?

あっ それとも 俺 普段3人で
活動してて 一緒に住んでんすよ。

そいつらの生き霊が…。
あ~…。

お前たちは そうやって
いっつも ばかにして来るよなぁ。

ばかにして来る?

そうだろ そうじゃねえかよ。

だけど もう その手に
乗らないことに決めました!

乗らないで どうするの?

だから辞めてやったんだよ。
何を?

会社に決まってんだろ。

お前たちは
辞めると思ってなかったんだろ?

家 近いの? もう帰ったほうが
いいと思うけど。

家は ここだよ。

私たちの家に勝手に入るな。

何で主語が全部 複数形なの?

うるさい!

早く家から出て行けよ!

あぁ はいはいはい…。

ほら…。
はいはい。

お姉さんも
早く帰ったほうがいいよ。

何で私に妹がいるって
知ってんだ?

いや そういう意味で
言ったんじゃないから。

おう… 来い。
えっ?

おい お前…。
来い? いい いい…。

あぁ?

おい… 逃げんのか?

俺たちは帰ります
明日も早いんで。

それが身のためだ。

(ベンチに座る音)

早く帰んなね。

ハァ…。

ん?

<翌朝

置いて行ったミネラルウオーターの
ペットボトルの中に

メロンソーダが入っていた>

<彼女がやったことなのか
どうかも含めて

いまだ謎である>

あれ? こんなとこ
ファミレスあったっけ。

新しく出来たんじゃん?

(来店のチャイム)

いらっしゃいませ 何名様ですか。
何人に見えます?

はい?
えっ 霊感 強いのかな?

やめとけよ。
あっ 3人で。

<彼女は
覚えていないようだった>

奥の席でもいいですか?
はい ご案内いたします。

じゃ 俺 ホットコーヒー 1つ。
じゃ 俺も。

メロンソーダ 1つください。
メロンソーダ お1つ。

<念のため メロンソーダを
注文してみたが

全く無反応だった>

以上で よろしいですか?
ごめんなさい やっぱり

メロンソーダ やめて
ホットコーヒーでお願いします。

何の時間だよ。
かしこまりました。

ねぇ 春斗 知ってた?
ん?

中浜さん 隣のマンションに
住んでんだって。

誰? ナカハマさんって。

あの ほら 深夜にいつもいる
ファミレスの店員さん。

あぁ あの人?
ナカハマさんで いいんだよね?

チュウハマさんの可能性ある?
ねえよ。

多分だけど妹と住んでる。
へぇ~。

ホントに姉ちゃんなんだ。

(ドアが開く音)

あれ? 今日 実家に
泊まって来るんじゃなかったの?

あぁ…。

ちょっと
2人に話したいことあって。

何?
えっ なっちゃんと結婚?

約束したじゃん
マクベス 組んだ時。

「あの約束 忘れてねえだろうな」
って親父がさ。

約束って 何?

俺も春斗も 両親 説得するのに
約束したんだよ。

10年やっても売れなかったら
きっぱり やめるって。

そうなの?

俺も この前 実家帰った時
似たようなこと言われたわ。

「結成10年まで
あと2か月と3週間だぞ」って。

青のり あるよ。
ちょうだい。

親父も母さんも

俺のことなんて最初から
諦めてたかと思ってたのに

その約束だけは
しっかり覚えてんだよな。

みんな待ってんだよ。

俺たち解散するの。
いや みんなってことはないよ。

ちゃんと応援してくれてる人も
いるじゃん。

瞬太だって 焼き鳥屋の
社員になんないかって

誘われてんだろ?
はぁ? 何それ 初耳なんだけど。

いや すぐには行かないよ。

大将が 「いつでも待ってるよ」って
言ってくれてるだけ。

はぁ~? 信じらんないんだけど。
何でよ?

大将 俺たちが飲みに行った時は
「応援してる」って言うくせに

矛盾してんじゃん。

いや 応援してくれてる気持ちは
ウソじゃ ないよ。

そんなの口だけで
やってることは真逆だろ?

瞬太に お笑いの道 諦めさせて

自分ところの
社員にしたいんだろ?

こんだけ売れてないんだから
周りが心配して当然だろ。

何で 大将の肩 持つんだよ。

今まで散々
大将の世話になって来てんのに

そんな言い方ねえだろ
っつってんだよ。

いや 俺だって感謝してるし
大好きだったけど

裏で そんなことやられたら
ショックだろ。

信頼してた分だけ
裏切られたって思うの当然だろ。

春斗は どうするつもりだったの?
何が?

10年たっても 約束 無視して
続けるつもりだったの?

青のりは?
なかった。

(缶を置く音)

ハァ… いや そもそもの話だよ。

俺たちがした約束って
10年たっても売れなかったら

解散って話だろ?

誰が どう見ても売れてねえだろ。
じゃあ 売れるって何だよ?

そりゃ バイトなんかしなくても

お笑いの金だけで
生活できるってことだろ。

バイトしながら売れてるヤツらは
ひと組もいないのか?

じゃあ マクベスで
売れてる実感あんのか?

ねえよ! 今は ねえけど

自分たちで 売れたって思えれば

周りなんか気にせずに
続ければいいんじゃねえの?

それが 無理やり続ける
言い訳にしか聞こえねえんだわ!

じゃあ もう
このまま終わっていいんだ?

潤平は とっとと解散したいんだ?
したいわけないだろ!

でも 実家の酒屋のこともあるし

奈津美は
結婚したい空気 出して来るし…。

どっかで踏ん切りつけなきゃ
しょうがねえだろ?

やっぱ 解散したいんじゃん。

そうは言ってねえだろ。
認めろよ!

じゃあ 次のオーディションで
決めればいいじゃん。

はぁ?

オーディションに受かったら
続ける。

落ちたら まぁ 解散する。

(缶を置く音)

もう それって
解散しに行くようなもんだろ。

受かろうよ
受かればいいんでしょ。

バカか? 俺たちみたいな無名が

深夜のレギュラーなんて
取れると思うか?

だって 無名の芸人を抜擢するのが
売りの番組なんでしょ?

いやいやいや…。

覚えてねえの?

あそこの作家とディレクター
俺たちを こき下ろしたんだぞ?

それぐらい瀬戸際なんだよ。

分かったよ。

もう 腹くくって やるしかねえな。

あっ ねぇ 風呂で食わないで
っつったよね?

以上です。

ありがとうございました。
ありがとうございました。

はい お疲れさん 次。

<結果は 散々だった>

<オーディションに落ちるのは
誰の目にも明らかだった>

ねぇ 腹へったからさ
ラーメン食って帰ろうぜ。

珍しく 反対意見 出ませんねぇ。

<車は高速に入り ひたすら
西に向かって走り続けたが

俺も潤平も
行く先は聞かなかった>

♬~

♬~

<福岡に着いたのは 東京を出て
18時間後のことだった>

えっと バリカタ 替え玉で。

(店員)
バリカタ お1つでよかと?

3つとも バリカタ。
はい。

あいよ バリカタ 3つ!

<3人そろって
3回ずつ替え玉をした>

あぁ…。
いや めっちゃおいしかった!

ずっと来たかったんだよ この店。

やっぱ とんこつ最強だわ。

お前 去年 札幌で
「味噌最強」っつっただろ。

ハハ…。

明日の単独ライブ 間に合うかな?

自分で連れて来といて
何 言ってんだよ。

そろそろ出ないとダメかもな。
帰りの運転 頼むわ。

えっ 俺?
いやいや 無理でしょ 死ぬよ。

でもさ 交通費 考えたら

このラーメン 1杯5000円分ぐらい
行くんじゃないの?

帰りの高速代とガソリン代
入れたら もっとだろうな。

いやいやいや…
値段じゃないでしょ この1杯は。

だな。

間違いないわ。

解散するか。

フッ… フフフ…。

えっ?

ハハハ…。
いやいや。

はぁ?
(潤平:瞬太) ハハハ…!

ハハハ…!
笑うとこじゃねえし。

違う… 何?
おい。

それさ ラーメン食べ終わってから
言おうって決めてたの?

そんなわけねえだろ。
(潤平:瞬太) ハハハ…!

いや あの…

ためてる時の顔な…。
顔な。

いや 車ん中でもさ
何度かさ 言おうとしてたでしょ。

何を?
「何を」じゃねえよ。

でさ 何か ずっと
言いたそうにしてるのにさ

なかなか言わないなと
思ってたらさ

今 言ったから
あっ 今 言うんだと思ってさ。

ハハハ…!
ハハハ…!

ハァ ハァ…。
ハハハ…!

お前ってさ

大事な発言する時

いっつも
ラーメン食い終わった後なのな。

たまたまだろ お前 腹立つな!

ハハハハ…!

俺のこと 誘った時も
そうだったろ?

始める時も 終わる時も

ラーメン食い終わった後って
何だよ。

それが 一番おもしれぇよ。

(潤平の泣き声)

10年前の伏線回収
してんじゃねえよ。

(潤平の泣き声)

フッ…。

「水のトラブル」のさ

ラス前のセリフ
ちょっと変えたいんだけど。

聞いてる?

♬~

<開演の2時間前に 何とか到着>

湯川?
(潤平) そう! 湯川!

「お湯」に「川」で 湯川!
あとは下の名前だ。

「湯川 何とか太郎」
ってことですよね。

そう でも最後の1文字
当たんないと思うけどね。

ん~ 当てたいな!

(潤平) おい おい 卑怯だぞ!

食品衛生責任者のプレート探すな。
あ~ もうちょい右。

教えんな 教えんな。
あっ あった!

<ほとんど寝ずに ボロボロの
状態でやったライブは

近年で一番の出来だった>

アハハ…。
あっ 正解!

なっ 変な名前だろ?

どうして解散しちゃうんですか?

あ~… まぁ

約束だからね。
約束?

そう 10年前の。

俺も潤平も
家族と約束しちゃったんだよね。

10年やって
売れなかったら解散って。

そうなんですか。

せっかく見に来てくれたのに
申し訳ないけど。

いえ…。

最後の単独ライブも
必ず行きます。

ありがとうございます。

でも まぁ 無理せずで。

お疲れさまでした。

お気を付けて。

あの…。

1つだけ聞いてもいいですか?

ずっと
気になってたことがあって。

1年半ぐらい前だと
思うんですけど

まだファミレスも
全然 オープンする前に

公園で中浜さんと ちょっとだけ
話したことがあって。

えっ?

ベロベロに酔っぱらってたから
覚えてないですよね?

お疲れ~。
(操作音)

(良枝) 瞬太 疲れたから
今日は来ないって。

(つむぎ) あっ そうですか。
ずっと泣いてたわ。

えっ どうしてですか?

マクベスに入ってから 今日が
一番楽しいライブだったんだって。

それで泣くんですか?

変な子でしょ?
でも いいヤツなのよ。

(うらら) 氷 お願い。
はい。

やっぱり
覚えてなかったんですね。

誰かに話し掛けられた記憶は
かすかにあるんですけど

あとは何も。

その時に コンビニで買った水を

置いてったんですけど…。
お代 お支払いします。

いらない… そういうことが
言いたいんじゃないから。

いやいや でも。
いや 聞いて… 聞いて。

翌朝 公園に行ったら

ベンチに
ペットボトルの水が残ってて。

中身が
メロンソーダになってたんです。

メロンソーダに?
いや すげぇ不思議でさ。

そもそも 中浜さんがやったこと
なのかどうかも含めて

ずっと謎だったんです。

多分ですけど…

多分ですけど 私です。

いや 絶対 私です
うん 間違いない。

心当たり あるんですか?

私 会社辞めた日だったんです
あの日。

あぁ 「辞めてやった」って
言ってました。

そこそこ有名な食品メーカーで

最初に担当したのが
よく駄菓子屋さんに置いてある

その…
粉末のジュースだったんです。

あぁ~ そういうこと!

あっ じゃ あれは水の中に
粉末を入れただけなんだ。

はい。

デスクの荷物
全部 持って帰って来たんで

恐らく カバンに
入ってたのかなって思います。

すげぇスッキリしました
ずっと謎だったんで。

おかげで ネタも1つ出来たし。

もしかして
「水のトラブル」のコントって…。

そうそう… あれが きっかけ。

触った水がメロンソーダに
なっちゃう人がいたら

面白いかなと思って。

本当に…

本当に申し訳ございませんでした。

いや そんな謝らないで
むしろ感謝してるんで。

マクベスが解散するのも
私のせいかもしれません。

えっ? どういうこと?

あんまり 誰にも
言ってなかったんですけど

私 多分 疫病神なんです。

え… 何で?

ホントに昔からなんですけど

好きになった雑誌が
翌月 廃刊になったり

気に入ったアパレルブランドが
数日後に横領事件で倒産したり

働いてた食品メーカーも

入社の内定が出た次の日に
株価が暴落したり。

案の定 私が辞めた次の日から
株価は右肩上がりで。

考え過ぎだって。

いや…
今日も そうじゃないですか。

初めてライブに来たと思ったら
解散するって。

そう思わせてしまったとしたら
申し訳ないです。

でも どう考えても
中浜さんのせいじゃないでしょ。

いえ…。

私が何かを好きになったり
接触したりすると

不幸なことが起こるんです
残念なことですけど。

そんなこと言ったらさ
俺だって そうだよ?

潤平と瞬太を
この道に誘ったのも俺だし

ネタ書いてんのも俺だし。

で 10年間 連れ回して
結局 売れず解散。

でしょ?

こんな疫病神 いないよ。

それは… 違うと思います。

間違いないよ。

俺が誘ってなきゃ もっと
順風満帆な人生だったはずなの。

あいつらの人生
狂わしちゃったんだよ。

お2人は絶対に そんなこと
思ってないと思います。

いや 悪いけど

中浜さんには あいつらのこと
分からないでしょ。

気休めで
そんなこと言わないでほしいな。

私は…。

私は

週に一度 お店でお見掛けすること
しかありませんでしたけど

あの時間は

3人で過ごしてる あの時間は

後悔するような時間には
見えませんでした。

むしろ こっちが嫉妬するぐらい
輝いて見えました。

楽しそうに見えました。

1年半前に会社を辞めてから

しばらく立ち直れませんでした。

廃人のように生きてました。

でも マクベスの
おさん方と出会い

存在を知り…。

いつしかマクベスは
私の人生の支えになりました!

まだ ぽっと出の
新米ファンですが

残り2か月も
全力で応援して行きますので

どうぞよろしくお願いします。

(はなをすする音)

あぁ…。

大丈夫ですか?

いやぁ
昨日から ずっと寝てなくて…。

弱ってるんでね。

あいつらに 申し訳なくて…。

(はなをすする音)

(泣き声)

「水のトラブル777」に
電話しましょうか?

ハッ…。

♬~

すいません 調子に乗りました。

♬~

やっぱり 中浜さんは

疫病神かもしれないっすね。

えっ!

ベンチに置いてった
メロンソーダが

コントに悪用されて

湯川海太郎を

絶望させるんですから。

ハハハ…。

あれが始まりだとは
思いませんでした。

(春斗:里穂子) <あれが

私たちの始まりだったとは

思いませんでした>

♬~

(潤平) 看板もメニューも全部
メロンソーダになっちまうし

メロンソーダが
直ったと思ったら

レモンスカッシュに
なっちまうし!

うちの店は もう終わりだ…。

味のねえ水が飲みてぇよ。

なぁ 池山さんよ。

あんた よく そんなのんきに
ラーメンなんか食ってられるな。

来た時に申し上げましたよね。

今までお断りした依頼は
一件もないと。

じゃあ この窮地を救える
っていうのかよ?

もちろんです。

じゃあ いつまでもラーメンなんか
食ってねえで 言えよ!

私 大事な話は

ラーメンを食べた後に言うと
決めてるんです。