【ドラマ10】半径5メートル(3)「私はこれを捨てられません」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【ドラマ10】半径5メートル(3)「私はこれを捨てられません」[解][字]

風未香(芳根京子)の実家で両親が家の断捨離をめぐって大げんかに。宝子(永作博美)は「これだけは捨てられない」ものについて記事を書こうと言い、風未香を連れまわす。

番組内容
風未香(芳根京子)が書いたカリスマミニマリストの記事を読んだ実家の母・祥子(いしのようこ)が物を捨てまくるようになった。長年家族で囲んできたダイニングテーブルまで捨ててしまい、父・和彦(小林隆)は激怒、大喧嘩(げんか)となる。そんな中、宝子(永作博美)は「私はこれを捨てられません」というテーマで記事を書こうと言い出し、絵本作家・いずみようじ(塚本晋也)の家などあちこちに風未香を連れ回す。
出演者
【出演】芳根京子,毎熊克哉,真飛聖,山田真歩,小林隆,いしのようこ,塚本晋也,北村有起哉,尾美としのり,永作博美
原作・脚本
【作】橋部敦子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. テーブル
  2. 宝子
  3. 丸山
  4. 風未香
  5. フーミン
  6. 記事
  7. ホント
  8. 海老原
  9. お父さん
  10. 椅子
  11. 必要
  12. 無人島
  13. 絵本
  14. 自分
  15. 本当
  16. お母さん
  17. ダメ
  18. 離婚
  19. 運命
  20. 企画

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(丸山)フーミン。
(風未香)はい。

フーミン担当の
カリスマミニマリスト 舞子

ネット版のクリック数 上がってるよ。
はい。 ありがとうございます。 お~。

「私は捨てる勇気を持つうちに

夫が必要でないことに気付き
捨てました。

人生変えたいなら まず捨てる」。

(ますみ)夫を捨てて人生激変。

一気にカリスマか~。
はい。

(海老原)でもね
いくらカリスマが現れても

片づけられるようになる人は
なかなか増えないわよね。

耳が痛い。 ねぇ フーミン。

…はい。
えっ!

ちょっと 自分で このネタやっといて
実践してないの?

あっ でも 母から
物を捨てられるようになったって

連絡がありましたよ。
お母さんじゃなくて。

私ですよね。 それがまだ…。

(海老原)せっかく
独り立ちしてやった記事なのに?

わっ! 宝子さん知ったら何て言うかな。
えっ。

あっ 宝子さん 休暇いつまでです?
今日から来るよ。

…やべえのか?

♬~

(丸山)でもさ このカリスマ
夫を捨てるって すごいね。

物と同列ってどうよ。

あっ そのあと 初めて
片づけの本を出したら売れたんですよ。

私 離婚ネタやっていいですか?
どんな?

死後離婚です。
死後離婚?

離婚したくても言えなかった妻が
夫が死んだあとに離婚して

同じ墓に入らない。
うわっ。 たまんねえよな。

じゃあ どっちがマシです?

生きてるうちに
いきなり離婚を突きつけられるのと

奥さんの恨みつらみを何も知らないまま
死んだあとに バッサリ切り捨てられるの。

(丸山)嫌だよ どっちも。

(宝子)おはよう。
(亜希)あっ おはよう。

♬~

よし。

で やってもいいですか? 死後離婚。

あ~… 個人的には嫌だけど
企画としては オッケー。

ありがとうございます。

(海老原)離婚ネタね。 私はまだ無理かな。
え?

あっ 私ね バツイチなの。
男として 夫やってた時期があったから。

ああ… そうなんですね。

で フーミン 次の企画どうする?
はい。 あの~

住まいの次は 食に関することがいいかな
って思ってます。

私はこれを捨てられません。

(丸山)おかえり。
(風未香 ますみ 海老原)おかえりなさい。

「私はこれを捨てられません」って
どういうこと?

絶対に手放したくない物を取材する。
あ~ なるほどね。

カリスマミニマリストの
物を捨てまくるネタのあとに

捨てられませんってネタか。

うん いいんじゃない?
どう? フーミン。 宝子さんと。

えっ… はい。

じゃあ そういうことで
宝子さん よろしく。

物を捨てるネタやって どうだった?
えっ どうだったっていうのは…。

フーミン 書いてたよね?

うん。 「私たちは今まで 本当に必要な物を
選んできたのだろうか。

本当は必要ないと分かっているのに

手元に置いてしまった物は
ないだろうか。

まずは コンビニで
『お箸をつけますか?』と聞かれたら

『いりません』と答えることから始めるのは
どうでしょうか」。

本当に必要な物ねえ。
…はい。

ふ~ん。

えっ …で?

♬~

もしもし お母さん?

(祥子)元気?
うん。 あれから進んだ? 片づけ。

順調よ。
そっか。

ああ それでね 風未香の荷物も
整理しようかと思って。

いろいろ置いてあるでしょ。
ずっと とってある絵本とか。

あっ ねぇ お願い。
それ 絶対に捨てないで。

すぐに帰ってこないと
全部捨てちゃうからね。

帰るから。 お願いだから触んないで。

(山辺)おかえり。
あっ シ~ッ!

うん? えっ?
(たたく音)

(小声で)電話。

誰かいるの?
ん? あ~ えっと まだ会社。

そう。
じゃ また連絡するね。 じゃあね は~い。

お母さんだったから。
ああ ごめん。

(ますみ)
「オバハンライター オークション」?

何ですか? これ。

(亜希)これって
宝子さんが持ってきた椅子よね?

じゃあ 宝子さんの企画ってことですか?
いや 何も聞いてないけど。

編集長は?
聞いてない。 えっ。

宝子さん 何たくらんでるのかしら。
さあ。

あっ 宝子さん 見てる見てる。
(ますみ)あっ ホントだ。

(海老原)何で こっち来ないの?

…にしても どういう椅子だとか
何の説明もないですね。

何か古いってことだけ分かりますけど。
(丸山)入札する人いるのかな。

私は雰囲気あって 結構好きだけどな。

ただいま。

え!? 何これ。
おかえり。

あの… テーブルは?
ああ やめちゃった。

やめちゃった… え? どういうこと?
お母さん!

≪(和彦)ただいま。
お父さん 大変! ねぇ。

おう 風未香 どうした?
見て。

あれ? テーブルどうした?
やめたんだって。

えっ… どういうことだ?

売ったのよ。
売った!?

おい どこに売ったんだ?

リサイクルショップで
2, 000円ももらえたのよ。

ふざけるな!
いくらしたと思ってる。

しかたないじゃないの もう。
あんな古いテーブルなんだから。

俺に黙って勝手なことするな!

…勝手?

勝手だろ!
私が?

ねぇねぇ… 何で売ったの?

だって もう あんな大きなテーブル
必要ないでしょ。

…必要ないってことあるか!
どならないでよ。

もう 風未香も恵梨香も
家を出たんだから。

これから メシ どこで食うんだよ。

だったら 小さくてかわいいの
買えばいいじゃない。 待てよ。

メシってのは ちゃんとしたテーブルで
食うもんなんだよ。

風未香たちだって
正月になったら帰ってくるだろ。

その時はどうすんだ。
そうだよね。

ってか 20年以上使ってたテーブルなのに
ちょっと ひどくない?

27年だ!
ごめん。

この家にいる時間が一番長いのは
私なのよ。

快適な空間にして何がいけないの?

俺は絶対許さないからな!
探してくる!

ああ ちょちょちょ…
ねぇねぇ どうすんの?

あんたの記事のおかげね。

うっ… ああ マジありえねえ。

というわけで 我が家は最悪です。

それはもめるよね。
自分のじゃない物まで捨てちゃったら。

物を捨てすぎてさ
離婚する夫婦も多いらしいよ。

離婚!? マジやめて下さいよ~。
で 何が最悪なの?

ですから 私の記事が原因で
母が物を捨てることに はまっちゃって

何でもかんでも
捨てちゃったってことです。 はぁ…。

「私の記事が原因で」?
はい。

それ 本当にフーミンの記事が
原因なのかな?

え?

(ドアの開く音)
えっ。

おう お疲れ。 あの 合鍵渡したけど
来る時は知らせてって言いましたよね?

お~ 今日 カレーか。
聞いてねえし。

ああ…。
食べます? 食べる。

はい。 今日 昼 食ってなくてさ。
あっ ホントですか。

うん うまっ。
フフッ。

このお皿
実家から持ってきたやつなんです。

あのテーブルで
みんなで食べてたのにな。

お母さん 何で処分しちゃったんだろ。

(ノック)

≪フーミン!

やっべえ… 何で宝子さんが うちに?
すぐ帰ってもらうから。

≪カレーの匂い 外までするよ~。

は~い!

どうして…。
私はこれが捨てられません。 フーミン編。

いや あの 今ちょっと…。
カレー食べてるから?

山辺さんと。

別に構わないよ。
いやいや いやいや…。

(ドアの開く音)
あっ お邪魔しま~す。

どうぞ。
…ごめん。

何これ。

それは 前にもらったやつで
今はもらってません。 とっとくの?

はい。 必要な時がくるかもしれないので。
キャンプとか。

最後にキャンプ行ったの いつ?
…小学生の時です。

ふ~ん。

あ~。
あ~っ あ~っ!

これは?
…仕事の資料です。

たまっていく一方なんですけど
宝子さん どうしてます?

たまらない。
捨ててるってことですか?

また使うかもしれないじゃないですか。
使うかもって これ 情報古くない? あ…。

うわっ 本もたくさんある。
絵本は絶対に捨てられません。

おっ いずみようじか。
はい 宝物なんで。

フーミンさ

捨てることは すばらしいみたいな
提灯記事 書いてたよね。

提灯記事… ですか?
物を捨てると人生変わるみたいな。

…はい。
でも 自分では やらない。

だって どれも まだ使えるし。
どれもこれも捨てられない。

じゃあさ 一つだけなら選べる?

…捨てられる物 一つですか?

逆。 捨てられない物。
捨てられない物?

もし 無人島に行くとして

この中から たった一つだけ
物を持っていけるとしたら

はい 何持っていく?
えっ えっ… 一つだけ?

えっ えっ…。
一つ…。 あ~…。

フフッ…。
人は物に数えない。

あっ すいません。

着てる衣類も 物に数えなくていい。
はい。

食事は魚釣り。
えっ。 じゃあ 一つだけ選んどいて。

えっ…。
お邪魔しました。

あの~。
何のお構いもしませんで。

(ドアの開閉音)

何で山辺さんのこと
バレちゃったんだろ。

宝子さん
カレー食べたかったんじゃない?

そこ?

ここ? よいしょ… ここ?

ホントに無人島連れてこられるかと
思いましたよ。

無人島だよ。
はい?

…ここが無人島ってことですか?
うん 何もないでしょ?

確かに。
で 何持ってきたの?

私はこれです。 何しろ 宝物なんで。

う~ん。

あっ 母です。
ちょっと待った。

えっ?
物は一つだけ。 言ったでしょ?

スマホと絵本 はい どっちにする?

…絵本です。
はい。

あ~…。
預かりました。

あっ。
(蛇口をひねる音)

あっ 水は飲んでいいから。
はい。

魚は どうやって釣るんですか?
魚? 後で来る。

宝子さん 何持ってきたんですか?
私?

ジャン! 寝袋ちゃん。

はぁ。 あっ ああ~っ ああ…。

寝るんですか?
はい。

(ため息)

♬~

(丸山)「この椅子は
ミラノの家具デザイナーが

1921年に 恋人だけのために作った

世界に一つだけの椅子である」。

(ますみ)100年前ですね。
(丸山)俺 惹かれるわ。

ミラノ 気になりますよね。
そこじゃなくてさ ねっ

恋人だけのために作った
世界に一つだけってとこ。

えっ ロマンチストだったの?
何?

じゃあ いくらなら買いますか?
う~ん そうだな…。

もともと タダですよね?
だって 恋人のために作ったんだから。

えっ それ言う?
家具デザイナーが作ったのに

売り物じゃないってとこに
価値があるわけだからさ。

あ~ 今 何時だろ。

(チャイム)

ん?
到着かな。

丸山デスク。
出前で~す。

は~い。

ジャジャ~ン。

えっ 焼き魚だけですか?
うん 無人島って設定なんでしょ。

そう 無人島の設定だから。
だから 魚。

だから 無人島の設定だから。
明日の朝まで ここだっけ?

うん 明日の朝まで無人島っていう
設定なんだけど。

あっ 俺? あっ しゃべるなってことね。

(小声で)無人島だから。
(小声で)じゃあね。 頑張って。

はぁ… 宝子さん。

宝子さん!
な~に~よ。

眠れません。
う~ん

私も この寝袋なかったら
眠れなかっただろうな。

あの…
これ 何のためにやってるんですか?

記事を書くこと以外 何があるの?

そうですよね。

つまり その 捨てる物を選べないなら

捨てられない物を選んでみよう
ってことですか?

物を選ぶって言うけどさ…。
はい?

選べんのかな?
本当に大切な物って。

…どういう意味ですか?

まだ朝じゃないよね。

はぁ…。

やっぱ スルーかよ。 あ~。

あの そろそろ行き先ぐらい
教えて下さいよ。

ここだよ。
えっ。

えっ… ここ 何ですか?

(ノック)

(ドアを開ける音)

失礼しま~す。 調子どうですか?

(ようじ)宝子ちゃん 描けないんだよ。
差し入れ 持ってきましたよ

ようじさん!
…ようじさん?

見て。 表紙だけは できてんだよ。
すてきじゃないですか!

えっ えっ… これって…。

あ~ どうしよう…
あ~ 困ったな。 ダメだ! ダメだ ダメ!

あ~ ダメだ ダメだ! できない!
あ~ 困った! あ~ できない!

あ~ 困った!
あ~ できない できない…。

あ~ どうしようかな。
ホント困ったな。 もう できないな。

ようじさん!
あ~ できない! アボカド食べます?

えっ… あれ? こちらは?

あっ 「女性LIFE」の編集者で
フーミンです。

あの ようじさんの大ファンなんです。
はい。 あの…

私 先生の作品が大好きで
特に「すぅとまぁ」が宝物なんですが。

「すぅとまぁ」なら 原画あるよ。
見る?

はい!
えっと…。

(倒す音)
あっ…。

大丈夫ですか?

あっ…。

♬~

(丸山)何 何?
「この椅子を手にした者は

必ず『運命の人』と出会い 結ばれる」。

欲しい。
(丸山 海老原)えっ。

だって 運命の人ですよ。
絶対会ってみたいじゃないですか。

「赤い糸
手繰り寄せたい運命の人」。

ちょっと待って。 夫は運命の人じゃない
っていう前提は どういうこと?

そうだよ。 夫が運命の人だったり
するんじゃないの?

え~。
(丸山 海老原)え~って…。

え~…。

描けた~!

お疲れさまです!
お疲れさまです!

いや~ 永遠に描けないままかと思ったよ。

もう いつも それ言ってません?

もう大丈夫 もう大丈夫。 えっと…。

あっ すいません。
あの 「女性LIFE」の前田と申します。

あなたのおかげで この子と会えた。
そして この絵が描けた。

ハグしていい?
はい。 光栄です。

ありがとう! ありがとう ありがとう…。

ごめん。 1週間 風呂入ってなかった。

ああ… あっ お疲れさまでした。
お疲れさまでした。

はい。
わ~い! いっただきま~す。

うん! かたさ 最高!
さすが宝子ちゃん。

ありがとうございます!

あっ 僕さ アボカドさえあれば
生きていけるの。

あっ ホントにお好きなんですね。

ねぇ ようじさん。 もし 無人島に
何か一つだけ持っていけるとしたら

何を持っていく?

う~ん…。

思い浮かんだら言うよ。

はい。

宝子さんが言ってた

本当に必要な物を
選べるのかっていう意味

何となく分かりました。

いずみ先生にとって
必要だったアイデアは

たまたま
目の前に転がってきた物だったんです。

確かに 自分から選びに行ったわけじゃ
ないもんね。

はい。
(丸山)あるよね。

欲しい物があってさ
必死になって探しても見つからなくて

諦めた途端に
偶然 それを売ってる店の前 通るとか。

おはよう。 (丸山 海老原)おはよう。
(風未香 ますみ)おはようございます。

宝子さん。 あの…

物を捨てることが全てじゃない
っていうことは よく分かりました。

なのに ミニマリストを
持ち上げる記事にしたことが

まずかったんでしょうか。

私 まずいなんて言ったっけ?

いや まずいとは言ってないですけど…。

何で 物って捨てられないんだろうね。
え…?

何で テーブル捨てた捨てないで
そんなにもめるんだろうね。 ねっ。

(ドアベル)
(店員)いらっしゃいませ。

(和彦)どうだ 見つかりそうか?
全然ダメ。 かすりもしない。

はぁ… まあ そりゃそうだよな。

(ため息)

あれから
お母さんと電話で話したんだけどさ。

何て言ってた?
どこに売ったか

お父さんが しつこく
何度も聞いてくるって言ってた。

いくら聞いても
どうしても教えてくれない。

なんとか取り戻したくて 片っ端から
リサイクルショップを回ってるんだ。

(店員)お待たせしました。

あのテーブルはな 結婚して
初めてのボーナスで買ったんだよ。

そうだったんだ。

ダイニングテーブルだけは
一生物の高いやつをって思ってさ。

あのころは
狭くて古いアパートだったから

やたら
ダイニングテーブルが大きく感じて。

でも いつか このダイニングテーブルが
似合うような家に

住むんだって決めたんだ。

その願いが ちゃんと かなって…。

あのテーブルは ただの物じゃないんだ。

俺が家族を守ってきた証しなんだよ。

あのテーブルには
家族の歴史が刻まれてる。

そう思ってたのは 俺だけなのか?
ううん そんなわけないじゃん。 だって

私だって あのテーブルがなくなったの
すごいショックだし。

♬~

(ため息)

♬~

お母さん?
あっ おかえり。

どうしたの?
今晩 泊めてくれる?

…うん。

お父さんと けんかしたの?
もう やんなっちゃう。

テーブルがないと不便だとか何だとか
ず~っと言ってる。

あのテーブル お父さんが
どういう思いで買ったか聞いたよ。

高いテーブル買って自己満足なんでしょ。

そんな言い方…。

私は ああいうテーブルがいいなんて
ひと言も言ってない。

ねぇ そういうこと言う?

お父さんが家族のことを思って
買ったテーブルでしょ。

お父さん お父さんって

お母さんの気持ちは どうなるのよ?
…え?

あのテーブルは
最初から気に入らなかったの。

えっ…。

えっ そのこと お父さんは?
言ってない。

ずっと黙ってたってこと?
黙ってたんじゃないわよ。

言えなかったの。

でも そういうの もう卒業したいから。

風未香も恵梨香も独り立ちしたし

お母さんだって 自分のやりたいこと
思いっきり やりたい。

えっ やりたいことって?

お母さんだって
やりたいことぐらいあるわよ。

(丸山)うわっ 呪われてる?

どうしたの?
これ 見て下さいよ。

(亜希)「この椅子を手にした者で

五年以上 生存した者はいない」?

俺 ダメだ。
そういう話 聞いちゃったら無理。

私も無理です。
入札 取り消します。

私も気に入らないけど 宝子さんに
完全に遊ばれてません? 私たち。

だよな~。 あっ コーヒー飲む人。
(3人)は~い。

(ますみ)呪い~!
(海老原)やめなさい…。

そういうの ホントにやめて。

どうしよう 山辺さん。
何?

まさか お母さん
ホントに離婚する気じゃ…。

そうか?
そうですよ。

お父さん テーブル捨てられただけで
もう あんなにショックなのに

離婚なんてことになったら
もっと ちっちゃくなっちゃう。

ち… ちっちゃくなっちゃう?

シュンって… ギュッ ギュッて
ちっちゃくなる感じするじゃないですか。

ああ…。 でも お父さんのために
テーブル探すんだろ?

はい。 でも お母さんは そもそも
あのテーブルが嫌いだったわけで。

板挟みか。

フーミン。
は~い。

出かけるよ。
あっ 私のカバン! 何で?

行ってきます。
今度は どこ行くんですか?

来てくれて ありがとう!
いえ。

新作の原画が完成したから
読んでもらいたくてさ。

もう出来上がったんですか?

これがね 最後のページ。
この木 何だか分かる?

えっ もしかして アボカドですか?

そう! ここにもあるんだよ。
えっ。

え~っと どこだっけな。
そうそう そうそう… ヘヘヘ。

まだ ちっちゃいけど
いい感じでしょ。 へえ~。

えっ これ
絵本を描くために買ってきたんですか?

この僕が わざわざ買いに行くと思う?

もともと 別の木が植えてあったんだけど
枯らしちゃって

その植木鉢に
アボカドの種を捨てたんだよ~ん。

えっ それで あんなになったんですか?

そういうこと。
へえ~。

捨てられたはずの種は
そのまま そこで成長した。

そして それは いずれ
絵本に登場することとなる。

そう 偶然に見えて
ホントは 全て必然なんだ。

これ 読んでみて。

ありがとうございます。

あの…
私 こんな ぐちゃぐちゃな場所で

先生の作品が生まれたって
ちょっと驚いたんですけど

でも こういう場所だから
生まれたんですね。

読んでみて。

♬~

あ~ ますますファンになっちゃいました。
ふ~ん。

何か おなか すいてきました。
何か食べませんか?

そうだね。
そしたら 調べます。

あっ。
ん? どうした?

あの… リサイクルショップ
いっぱい検索してたから

広告に上がってて。

ごはん どうしましょうかね。 見て。
え?

テーブル 探してるんでしょ?
はい。

いずみようじが言ってたでしょ。
偶然に見えて 全てが必然だって。

…はい!

あっ。

あっ! これです! うわっ マジやべえ!
これ 実家のテーブルです!

あった!

よし。
(押す音)

あっ…
ソールドアウトになっちゃいました。

交渉すれば?
交渉?

これを買った人にとっては
まだ何の思い入れもない

ただの物かもしれない。

…はい!

じゃあ どうも ありがとうございました。

ありがとうございました。
ご苦労さまでした。

♬~

結局 全員 入札取り消しか。
これって 全部うそだったってこと?

オバハンライター オークション。
人は何に惹かれて 物を買うのか。

なるほどねえ。 いろいろあるわよね。

マスミンなんてさ
運命の人に反応したからね。

ほら… 順番も…。

これ… これ何? これ。
いいから。

恋人のためって言って
随分 高値つけたんでしょ。

いや でもね さすがに
五年生存の話 聞いちゃったら もうダメ。

そりゃそうよね。
で フーミンの方は どう?

「私はこれを捨てられません」の記事は
いけそう?

もう少しです。
(丸山)そうか そうか。 へえ~。

(ノック)
風未香。

≪は~い!

あっ わざわざ ごめん。
何? 見せたい物って。

入って。

俺のテーブル! どうしたの? これ。

リサイクルショップで売られてるの
見つけたの。

よく見つけたな~。

私たちのところに
戻りたかったのかもしれないね。

え? ヘヘヘ…。

(ノック)
どうぞ!

(ドアの開閉音)

何これ… どういうこと?

私が買い戻したの。

うちには置かないわよ。
置けないよ。

また売られたら たまんないもんな。

何… 2人で私を説得しようっていうの?
そうじゃなくて

お父さんとお母さんに
見てもらいたい物があって。

(祥子)何を?
(和彦)どうした?

いいから しゃがんで。 テーブルの裏。

(祥子)えっ。

これか。

(祥子)あ~ 懐かしい。
(和彦)ああ。

ず~っと忘れてたけど。

これって 恵梨香が描いたんだよね?
(2人)ううん 風未香。

えっ 私? えっ… 何だ? これ。

ほら 風未香が大好きだった絵本の。

「すぅとまぁ」の…。
(2人)すぅ。

ええっ! これが すぅ?

(祥子)そりゃ あなた
まだ幼稚園 上がる前だもの。

(和彦)風未香が
見て見てって呼びに来るから

こうやって テーブルの下に寝っ転がって。

よく一緒に見たわよね。
ああ。 100回は見たな。

(笑い声)

よかった。
うん?

このテーブルに お父さんとお母さんの
同じ思い出が残ってて

ホントによかった。

こっちが すぅで こっちが まぁ。

そうそう 懐かしいな。
うん。 ウフフフ。

ねぇ お母さん。
うん?

ほかにも いっぱいあるよね。
よかった思い出。

もちろんよ。

食事をしたり 宿題をしたり
絵本を読んだり。

ず~っと このテーブルと一緒だった。

ねぇ お母さん。
うん?

このテーブル捨てたあとさ
ホントに気持ち スッキリした?

捨てちゃえば 気持ちも一緒に
きれいさっぱりなの?

フフッ…。

このテーブルを捨てたのはね

お父さんへの復讐なの。

復讐?

あなた このテーブル買ってきた時
一人で勝手に買ったでしょ。

私には私の 思い描いてた
マイホームっていうのがあって…。

でも それは このテーブルじゃない。

本当はね 一緒に選びたかったの。

…え?

私の気持ちも大切にしてほしかった。

♬~

俺が テーブル捨てられて怒ったのは

怖かったからかもな。

怖い?

何だか 自分とテーブルが
同じように思えてな。

実は会社でも もう用済みって
思われてるんじゃないかって

感じることが多くて…。

このテーブルも
うちでの役割は終わったけど

また別の家で
新しく始まるんじゃないかな。

お父さんだって
会社だけじゃない何かを始められるよ。

…そうだな。

そうだよな。 ハハハ…。

ありがとう 風未香。

もう これで
テーブルにしがみつくのは よすよ。

えっ… 本当にいいの?
ああ。

ああ…。

でも 私も
ずっと言いたかったこと言えたし

もう テーブル捨てるのなんて
どっちでもよくなっちゃったし。

えっ… ウフフ…。

じゃあ このテーブルさあ 私がもらう。

(2人)えっ。

ああ。
もちろん。

(和彦)いいんじゃないかな。
やった。

<物を捨てるのは 簡単じゃない。

物には いろいろな感情が
刻まれているからだ。

もし 物を捨てたら
その感情も消え去るのだろうか?

多分 消えない>

やりたかったことって これだったの?

そうよ。

マット もう一枚 買うか。

一人で買いに行かないでよ。

うん 一緒にな。

<特に嫌な感情は

なかったことにすればするほど
大きくなっていく。

だから しっかり向き合うことが
大切かもしれない>

♬~

(足音)

(亜希)宝子さん。
はい。

ホントは どうなの?
何が?

その椅子。
全部うそだったってことになってるけど。

さすが編集長。
(笑い声)

で?

最後の「死ぬ」ってとこ以外は
全部ホント。

何それ。
えっ どこで手に入れたの?

ようじさんに もらった。
ああ。

仕事場にずっと置いてあって
あの椅子いいですねって言ったら くれた。

椅子のストーリーは そのあとで聞いた。

ストーリー聞いてから欲しがる人には
あげなさそう。 ああ 多分ね。

…それで どう? 前田さん。

随分と手をかけて
育ててくれてるみたいだけど。

私が?
手をかけてないとは言わせない。

う~ん…。

まあ 昔の私のこともあるしね。

休暇どうだった? 進展あった?

うん 順調。

じゃあ。

よっ。

♬~

次の企画
カリスマミニマリストの舞子さんの

内面に迫った企画をやりたいです。

っていうと?
この前の記事は

とにかく物を捨てれば
幸運が舞い込むっていう表面的な内容で

舞子さんが夫を捨てるまでの葛藤には
触れていませんでした。

きっと
ものすごい葛藤があったと思います。

読者の皆さんも そういうところが
一番知りたいんじゃないかなって。

そういう部分を掘り下げた記事を
書きたいです。 なるほど。

彼女から じっくり話が聞ければ
面白い記事になりそうだ。

はい。

宝子さん よろしくお願いします。

えっ。
いいってことですよね。

…やだ。
よろしくお願いします。

(丸山)コーヒー飲む人。
(海老原 ますみ 風未香)は~い!

はい はい!
(ますみ)今日は何ですか?

(丸山)何にしようか…。

ブルーマウンテンはどうかな?
(ますみ)ふぅ~!

今回の企画は
子どもたちのSNS事情について。

「マツボックリさんに会いたい」。

マツボックリとして会ってきてくれない?
なりすましのなりすましってことですか?

マツボックリさん?

パパ 私に もう会いたくないのかな。

会いたいに決まってるじゃない。

自分が自分でいることが大事。