【ドラマ10】半径5メートル(8)▽野良犬は野垂(た)れ死ぬしかないってか?[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【ドラマ10】半径5メートル(8)▽野良犬は野垂(た)れ死ぬしかないってか?[解][字]

風未香(芳根京子)は立ち寄った喫茶店で、中学時代の塾の恩師・阿南(須藤理彩)と偶然再会。彼女が昔も今もバイトをしていると知り、就職氷河期について取材を始める。

番組内容
ある日、風未香(芳根京子)は宝子(永作博美)と立ち寄った喫茶店で、中学時代の塾の恩師・阿南(須藤理彩)がバイトをしているところに出くわす。阿南のおかげで勉強が好きになったと感謝してきた風未香だったが、実は阿南は就職氷河期世代で、当時もアルバイトの身だったと知る。氷河期世代のおかれた現状が気になった風未香は、SNSで積極的に発信する氷河期世代のインフルエンサー、須川(渡辺真起子)を取材する。
出演者
【出演】芳根京子,毎熊克哉,真飛聖,山田真歩,北村有起哉,尾美としのり,永作博美,須藤理彩,渡辺真起子
原作・脚本
【作】藤平久子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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(風未香)ああ… もう!

キツイ… キツッ。

宝子さん 遅くなってすみません。
あれ? シオンちゃんは?

(宝子)急に具合悪くなって
来れなくなったって。 今さっき。

はい。
え~ またですか?

だって ドタキャン 2回目ですよね?
う~ん。 取材したくないのかな。

だって メールで取材の申し込みした時
了解ですって すぐに返信くれたんですよ。

ネットの世界と現実と
分けてる人 多いからね。

よし じゃあ 行くね。
ちょちょちょ… 宝子さん。

何? 何? 何よ?
聞いて… 聞いて下さい 聞いて下さい。

私 今 ここまで走ってきたんですよ。
だから 1杯だけ。 ねっ。

ねっ 1杯だけ おつきあいして下さい。
あなた 最近 強引ね!

(店員)いらっしゃいませ。
ご注文 お決まりですか?

えっと ミルクティーのアイスで。
はい。 アイスミルクティーですね。

かしこまりました。

ん?
おごりだからね。

どうしたの?
いや…。

ど… どうしましょうかね。
シオンちゃんの代わり 必要ですよね。

う~ん。
今から…。

そう来るならばというところですかね。
探すにしても…。

あの…。
はい。

阿南先生ですよね?
(凛)えっ?

私 中学の時 塾でお世話になった
前田です。 前田風未香です。

えっ! 風未香ちゃん?
はい。

うわ~ 阿南先生 全然変わってない!
風未香ちゃん すっかり大人になって。

まさか こんなとこで
また 阿南先生と会えるなんて…。

「先生」やめて。
塾の講師 アルバイトだったんだから。

あっ そうなんですか?
そうよ。

すぐ アイスミルクティーお持ちしますね。
お願いします。

私 中学の時 けがで入院して

1か月 学校休んだら
全然 勉強ついていけなくなっちゃって

塾に通うことになったんです。
ほう。 で… その時の先生なんです。

あ~。

阿南先生のおかげで
全教科 平均点とれたんですよね。

へえ~。
その日の帰りに 頑張ったご褒美って

肉まん おごってくれたんですよ!
肉まん!

それが ホントにおいしくて。

思えば あれから勉強が楽しくなって
本も好きになったような。

恩人じゃん。
そうなんですよ。

でも
阿南先生がアルバイトだったなんて…。

…就職できなかったんじゃないかな。
え?

あの年頃は 就職氷河期だったろうから。

就職氷河期…。

♬~

「バブル崩壊後 長引く不況で
社会全体が就職難だった時代に

社会人になった世代のことを
就職氷河期世代という」。

今の30代後半から50代前半の世代…。

野良犬…?

(ドアの開く音)
(山辺)ただいま。

おかえり。
(山辺)いや~ 久々に疲れたわ。

お疲れさま。

俺 学生時代にヨーロッパ放浪してたって
話したよな。

うん。 あちこち旅してたんだよね?
そうそう。

そん時 知り合ったヤツがさ

東京でスペイン料理の店を開くって
案内が来たんだけど。 へえ~。

週末 一緒に行かない?

行く! 行きたい!
ホント? うん!

オッケー。 じゃあ 連絡しとく。
うわ~ スペイン料理か。

えっ スペイン料理って何?
パエリア。

パエリアね。 ふんふんふん。
パエリアなんて久しく食べてないな。

楽しみ~。
何? 今度は野良犬の記事書くの?

違う。 この人は
氷河期世代のシングル女性なの。

社会から見捨てられた
野良犬世代だって。

へえ~。 わっ フォロワー すごっ。
そうそうそう。

3年前に 8年間働いた会社から
雇い止めにあって 今も係争中なんだって。

う~ん。 この世代は今も
フリーターの人 ゴロゴロいるからな。

それで 就職氷河期世代では

非正規 無職って人が
400万人もいるらしいですよ。

(丸山)
あの時代は ホント大変だったからね。

100社 受けて 100社 落ちた人もいたしな。
100社!

(海老原)そうよ。 新卒でつまずくと
なかなか 後で就職できなかったんだから。

私の大学の友達なんて 氷河期を避けて
いったん大学院に行ったんだけど

それでも就職できなかった。
え~。

(ますみ)正社員になれないまま
今に至ってる人って

結構 大勢いますよね。
うん。

企業も非正規の方が都合がいいしね。

娘の学校も 非常勤の先生が多いです。
あっ そう。

ハローワークの職員でさえ
非正規が多いからね。

はい 1, 000円 ありがとう。
は~い。

正社員だからといって
優秀とは限らないけどね。

出た 宝子さん。 切れ味 鋭すぎ。
イエ~イ。

(丸山)国もさ ようやく
「人生再設計第一世代」とか呼んで

支援してるみたいだけど。
(宝子 ますみ)人生再設計…。

それって 人生やり直せってことですよね。

っていうか
時間は巻き戻んないですからね

特に女性は…。
生活が安定しないから

結婚や出産もできないって女性も
多いみたいですよ。

社会の都合で
いろんな可能性を潰されちゃった人は

多いかもしれないわね。
あっ 企画1本できたんじゃない?

あっ 昨日 氷河期世代のシングル女性の
SNSを見つけたんですけど

かなりのフォロワーがいて…。
インフルエンサーってこと?

はい。 取材させてもらえないか
交渉してみます。

いい感じじゃない! やるねえ フーミン。

「前田と申します」。

前田 ちょっといい?
うん。

この前 言ってた
知り合いのスペイン料理屋。

うわっ!
うわっ おっしゃれ~! おいしそ~う!

明日さ 7時でいい?
うん 大丈夫。

じゃあ 予約しとく。
ありがとう。

いい感じじゃ~ん。
フーミン やるねえ。

いや 別に そんなんじゃないですって。

阿南先生?
ああ 風未香ちゃん。

お勤め この近くなの?
はい。 いつも ここ通るんです。

先生は あのお店 長いんですか?
まだ2か月ぐらいかな。

その前は派遣で働いてたんだけどね。

派遣?
うん。

どこの派遣会社ですか?
パトワってところ。

ああ そうなんですね。

先生って 氷河期世代なんですよね?
ああ… そういわれてるわね。

私も就職しなかったな。
そうなんですか?

うん。 まだ独身だし 自由でいいわよ。
ああ…。

いろんな仕事 経験できたし…
塾のバイトもね。

それで私も 先生と出会えたんですもんね。
そうね。

あのころは…
勉強が分かんないだけじゃなくて

自分の居場所がなくて
学校に行くのが嫌でした。

でも 先生は 分かるまで
とことんつきあって 教えてくれて。

覚えてますか? 私 一度
もういいですって 途中で音を上げたら

先生が どんなに時間がかかってもいい
遅れてもいいから

絶対に立ち止まっちゃいけないって。

私 そんなこと言った?
言いましたよ~。

私 あの言葉で頑張れたんです。

先生は 絶対に
誰のことも置き去りにしなかった。

誰のことも置き去りにしない…。
はい。

そっか…
私 誰かの役に立ててたのね。

じゃあ 私 こっちだから。
私 こっちなので ここでお別れですね。

お仕事 頑張ってね。
ありがとうございます。

♬~

回想 ジャ~ン!
風未香ちゃんにご褒美。

やった!
はい どうぞ。

よく頑張りました。 かんぱ~い。

うん おいしい! おいしい?
うん!

みんなには内緒…。
うん。

新橋市民法律事務所… ここですね。
ふ~ん。

野良犬さん 本名 何だっけ?
あっ えっと…。

(恵美子)「女性LIFE」さん?
はい。

私 野良犬です。
あっ…。

本名は須川恵美子。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします。
お願いします。

こちら 金崎先生は
労働問題がご専門なんです。

3年前に雇い止めにあったっていう
私のつぶやきを見つけて下さって

今 一緒に戦って下さってるんです。

(金崎)氷河期時代の女性って
頑張っても 社会から否定され続けて

自己肯定感が低くなってしまっている方が
多いんです。 そうなんですね。

ですから
一人で悩んでいる方を見つけたら

こちらから必要な情報を
発信するようにしてるんです。

私 8年間 会社に尽くしてきたんです。

その間 非正規だっていうことが理由で
会社の備品も使わせてもらえなくて

毎日 水筒持参で会社に通ってたんです。
ひどいですね。

社員の男に飲みに誘われて 断ったら
非正規のくせに生意気だって言われて。

ひどすぎますね。
(恵美子)でしょう?

それだけじゃないんですよ。

社員がやりたがらない仕事
全部こっちに回されて

8年間で昇給されたの たったの50円!
えっ ひどい…。

その上 契約期間を更新されず
突然 社員証を返却しろって言われて。

ひどい…。

私は
パソコンでもコピー機でもないから!

私は人間だから!
そうですよね!

不当な対応を
このまま受け入れるべきではないです。

須川さん とことん戦いましょうね。

もちろんです。 絶対に このままじゃ
済まさないんだから!

何か ほかにご質問などありますか?

はい。 えっと…

須川さんが今 一番望んでいることは何か
教えて頂けますか?

…謝ってほしい。

それは 会社に対して
ということですか?

違う。 全日本国民に謝ってほしい。

えっと… それは どういう…。

私たちを捨て駒にして回ってる世の中で
ぬくぬくと生きている人たち全員

土下座させたい!

っていうか
怒るのは当然なんですけど…。

須川恵美子さん?
はい。

私 ちょっと途中から
圧倒されちゃって…。 そう?

最後の言葉なんて
ちょっと強烈でしたよね…。

弁護士の先生 氷河期世代は
自己肯定感が低いって言ってましたけど

全然低くないっていうか…。
低い方がよかった?

いや… そういうわけじゃないですけど。

ふ~ん。 じゃあ ちょっと出るね。
どこ行くんですか?

千葉県。
千葉?

オバハンライターの企画 アポとれたから。
じゃあ お疲れさん。

お疲れさまでした。
ああ…。

今日のフーミンの取材見てて
思ったんだけど。
はい。

フーミンの合いの手
ひと事な感じがした。

何でだろう? 何でかな~。

何でだろうね。

ひと事…。

♬~

(海老原)はい お裾分け。
あっ ありがとうございます。

(海老原)お茶にする?
はい。

マスミン もう一個ね。
(ますみ)は~い。

取材 無事に終わったの?
はい。

これから記事を書くんですけど…。
けど?

野良犬さんのように
表に出て主張してる人だけじゃなくて

声を上げられずに
一人で悩んでる人の声も

取り上げるべきだなって思うんですよね。

そうね。 そういう人の方が
圧倒的に多いんだろうしね。

だったら 雇い止めとか派遣切りのあった
会社を調べて

そこにいた人たちを見つけて
取材してみる。

あ~ そうですね。

(ますみ)はい。
ありがとうございます。

う~んと…。

パトワ…。

[ 回想 ] どこの派遣会社ですか?
パトワってところ。

あっ…。

解雇…?

風未香ちゃん?

私 パトワのこと調べたんです。

2か月前 パトワの大口取り引き先の
業績が悪化して

大規模な派遣切りがあったっていう
記事を見て…。

何で そんなこと調べたりしたの?
あっ…。

私 今 ここで仕事してるんです。

EIDENSHA… 「女性LIFE」?
はい。

へえ~。 風未香ちゃん
雑誌の編集者さんなんだ。 すごい。

いえ。 もう ドジばっかりで…。

入社して2年は スクープとか追いかける
一折っていう部署にいたんですけど

やらかしちゃって…。

今は 二折っていうところにいて。
二折?

はい。 二折は あの~
身近な問題を取り上げるんです。

それで 今は 氷河期世代の方々の現状
っていうのを取材していて

ホントに大変な時代だったんだなって
思ったんです。

確かに 大学4年の時には
履歴書はバカみたいにたくさん書いたし

不採用通知も飽きるほど受け取った。

でも しかたがなかったって思ってる。
しかたがなかった?

うん。 周りのみんなも そうだったし

そういう時代に当たっちゃったんだから
しかたがない でしょ?

自分たちだけが割を食ったとは
思わないんですか?

私の周りには
ちゃんと就職した人もいるのよ。

親にも 高望みするから
就職できなかったって言われたし。

きっと 私に問題があったのね。

そんなことないです。
先生は ほかの先生より

子どもたちの気持ちに
寄り添ってくれていました。

先生みたいに頑張ってる人が
仕事を奪われるなんて

世の中がおかしいんだと思います。

あの… 派遣会社のこと
弁護士に相談してみませんか?

…えっ?

本来 もらえるはずだったお給料を
取り戻せるかもしれません。

ありがとう。 でも 私はいいの。

え?
もう終わったことだし

非正規とはいえ お世話になった会社と
けんかしたくないもの。

けんかじゃないです。

これは 正当な主張だと思います。

非正規雇用の問題に詳しい
弁護士の先生がいらっしゃって

私 紹介できます。

一度 お話ししてみませんか。

うん 分かった。

ホントですか?
うん。

あ~ ごめんね。
もうそろそろ いいかな?

ちょっと 買い物して帰りたくて。
すいません お時間とっちゃって。

ううん。
あっ 私 払います。

そんな…
元教え子におごってもらうなんて。

いろいろ お話も伺ったし
経費で落とせますから。

そう。 はい。
ありがとう。

よいしょ。

ありがとうございました。

弁護士の先生とアポとれたら
連絡しますね。

ありがとう。 それじゃ。
はい。

やべえ…。

(着信音)

はぁ… マジか。

(ため息)

(山辺)怒ってるよな。

まあ 一応 楽しみにしてたからね。

だよなぁ… 俺も。

まあ 山辺さん悪くないんだし
怒っても しかたないね。

じゃあさ 来週末に もう一回…。
ああ… いいよ。

期待すると疲れちゃうからさ。
…はい。

(電子レンジの音)

よいしょ。 アチチ…。

(ため息)

こういうことなんだろうな。
何が?

誰も悪くないから 怒ってもしかたがない。

報われないと思うから
何も期待したくない…。

誰の話?
派遣切りされた氷河期世代の女性。

ああ…。

会社には お世話になったし
自分にも悪いところがあったと思うから

派遣切りされても しかたない?

しかたなくは ないんじゃない?

…だよね。
うん。

「須川さんが今 一番望んでいることは何か
教えて頂けますか?」。

(入力する音)
(恵美子)「…謝ってほしい」。

「それは 会社に対して
ということですか?」。

(恵美子)
「違う。 全日本国民に謝ってほしい」。

「それは どういう…」。

(恵美子)
「私たちを捨て駒にして回ってる世の中で
ぬくぬくと生きている人たち全員

土下座させたい!」。

♬~

(パソコンを閉じる音)

おかえりなさい。

あれ? 取材だっけ?

あっ はい あの…
阿南先生と例の法律事務所に。

ああ… 行ってらっしゃい。
行ってきま~す。

(呼び出し音)

それじゃ お疲れさまでした。
お疲れさまです。

(呼び出し音)

やっぱり つながらないです。

こういうこと よくあるんですよ。

法律事務所って
普通は身構えちゃうものだから。

♬~

先生。 お茶でいいですか?

ありがとう。

あっ あと…
肉まんも買ってきちゃった。

あの…
また押しかけて すいません。

いいのよ。
すっぽかした私が悪いんだから。

あっ…
やっぱり すっぽかしたんですね。

…ごめんね。

どうしてか… 教えてもらえますか?

あの… 怒ってるわけじゃないんです
ホントに。

もともと 先生は乗り気じゃなかったのに
私が強引だったんですよね…。

やっぱり… 事を荒だてたくなかった
っていうことですか?

…それもあるけど。

風未香ちゃんにね…。

会いたくなかったの。

えっ…。
ごめんね。

えっと…。

ど… どうしてだろう?

ねぇ。 どうしてだろうね。

例えば… 名刺 かな。

名刺?

私… 名刺なんて持ってないから。

名刺どころか 何の肩書もないの。

でもね 資格は たくさん持ってるのよ。

本当は 安定した仕事に就きたかったから。

でも ぜ~んぶ無駄だったのかな。

安い時給で 目いっぱい働いて
生活に追われて…。

気が付いたら こんな年になっちゃって。

何の肩書も持てないまま
孤独な中年になった私の前に

元教え子が現れた。

最初はね すっごくうれしかったの。

ただのバイト講師だった私のことを
覚えてくれてて。

でも 立派な会社の名刺出されて

お茶代 払ってくれて…。

「経費で落とせますから」なんて言われて

弁護士 紹介してあげる
助けてあげるって…。

自分が惨めだったの。

風未香ちゃん ドジして
別の部署に回されたって言ってたでしょ。

私には 失敗するチャンスもなかった。

すみません 私…。
謝らないで。

あなたは 何にも悪くないでしょ?

もう行くね。

これからね 別のバイトに行くの。

この間 買い物して帰るって言ったのは
うそで ホントはアルバイト。

どうぞ。
ありがと。

(丸山)何かあったんですかね?
何かあったんでしょうね。

(お菓子を揺らす音)
はい どうぞ。

…今は大丈夫です。
うん はい。

(小声で)何かあったのね?
(小声で)さあ…。

はい 「女性LIFE」 二折…。

え? 前田ですか。

フーミン 須川さんって人。
すごい けんまくだけど。

前田さん。 あなたがまとめたコメント
見たんだけど これ どういうこと?

と いいますと…。

あなた 私に聞いたよね?
えっと…。

私が今 一番何を望んでるかって。
…はい 確かに。

それ ここにないじゃない。

はい… すみません
そこは カットしました。

どうして?

須川さんの発言に あの…

ぬくぬくと生きている全ての人に
土下座させたいという発言が

少し過激だったので。

だから 勝手に切ったの?

私の言ってることが
骨抜きになってるとは思わない?

私はね わざと過激に発言してるの!

…わざとですか?

わざとよ! 分からない?
共感も同情もいらない!

私はね 真剣に怒ってる。
だから うるさくほえる野良犬なのよ。

当たり障りのないことだけ
書かれたんじゃ

怒りなんか伝わらないし
何も変えられない!

私たちはね
やり直すチャンスが欲しいの。

こんなことするんじゃ
私のことなんて もう載せないで!

あっ あの 須川さん…。

(電話の切れる音)

切ったとこ
フーミンが質問した答えのところ?

そうです。

うん。 「須川さんが今
一番望んでいることは何ですか?」。

そこです。

何で この質問したの?

メッセージ性を強めて
読者の共感を得たいと思ったからです。

ふ~ん。 で 何で切ったの?

返ってきた答えが…
さすがに被害者意識が強すぎて

読者の共感を得にくいかもって
思ったんです。

それは… 読者の共感じゃなくて
フーミンの共感でしょ?

えっ… 何ですか?

痛たた… 宝子さん 痛い! 痛い!

何で? 何で? 痛い! 痛いです!

うるさい! 静かにして。

…って言われて黙ってられる?
痛いって叫んでるのに。

なかったことにされそうな時に。

♬~

ごめんね。

♬~

フーミンが見てきた半径5メートルと

彼女が見てきた半径5メートルは 違う。

踏まれ方も 踏まれた数も

全然違う。

♬~

[ 回想 ] 私たちはね
やり直すチャンスが欲しいの。

私には 失敗するチャンスもなかった。

♬~

自分が惨めだったの。

♬~

(ため息)

(亜希)このインフルエンサーの取材って

宝子さんも同行したんでしょ?
した。

記事にするか しないか
ちゃんと話し合わないといけないけど

先方も
相当ヒートアップしてるみたいだから

ついてってくれる?
了解。

前田さん 大丈夫?

大丈夫でしょ。

あの 私…

黙って頑張ってる
じっと我慢してる人の方が偉いって…

心のどこかに
そういう発想があったんだと思います。

それで
私の強気な発言が気に入らなかった?

…はい。

声にならない人の声を拾いたい
大切にしたい…。

その一方で 叫んでいる人には
距離を置いてしまって…。

その叫び声の中の気持ちを
聞き取ろうとはしていませんでした。

本当にすみませんでした。

もう一度 きちんと 須川さんの気持ちを
書かせて頂けませんか?

それと これも一緒に…。

オバハンライター企画というのが
ありまして

「人気インフルエンサーの素行を調査」。
え…?

「氷河期世代 辛口発言インフルエンサー

『野良犬は野垂れ死にってか?』の高校時代
実は 内気女子だった」。

人前で話すと赤面し
地味で無口で目立つのが嫌いで

合唱祭は 毎年 欠席…。
それ どこ情報よ?

千葉県に行って 須川さんの
高校の同級生に取材してきました。

勝手に?
はい。

あの… あっ オーケストラ部の樋口さんが
よろしくねって言ってました。

その取材内容も
一緒に掲載してもよろしいでしょうか?

内気だった須川さんが なぜ

「野良犬」として
ほえなければならなかったのか。

そこを 多くの皆さんに
知ってほしいと思いました。

私が 今みたいに強くなったのは
何度も理不尽な目に遭って

声を上げなきゃ
押し潰されちゃいそうだったから。

同級生の方が
こうも おっしゃってました。

昔から正義感は強かったって。

須川さん
自分のためだけじゃないんですよね。

これから また氷河期が来た時に

若い人に 自分たちと同じ思いを
させたくないんだって。

もう一度 挑戦してみる?

いいんですか?

…うん。

ありがとうございます。

よろしくお願いします。

よろしくお願いします!

♬~

<日本全国民に謝罪してほしい…
就職氷河期世代の女性が言った言葉だ。

就職浪人 雇い止め 派遣切り…

不当な扱いに対して もがきながら
果敢に戦っている人がいる…。

全ては自分のせいだと 必死に耐えながら
葛藤し続けている人もいる…。

その戦いは その忍耐は…

就職氷河期から20年たった今も
続いている…>

お疲れさまでした。
お疲れさまです。

(着信音)

「阿南先生。
来週の『女性LIFE』 読んで下さい。

先生は これからもずっと私の先生です」。

♬~

よいしょ。

♬~

<この先も
就職氷河期は到来するだろう。

一度 チャンスを逃せば

取り戻せない社会のままであっては
いけない…。

努力が報われない世の中であっては
いけない…>

♬~

<誰のことも置き去りにしない
世の中であってほしい…>

(ますみ)
「人気イラストレーター 岸野マル」。

ええっ?
シオンちゃんってオヤジだったの!?

宝子さん 取材に来ないの不審に思って
いろいろ調べちゃったんだって。

取材 受けたくないんじゃなくて
受けれなかったんですね。

もう これだけで 今週は大スクープだよ。

(海老原)そのアプリがすごいわよね。
(着信音)

(丸山)マスミン マスミン
ちょっと アプリ探して。

あぁ…。

♬~

何ですか?

差し入れ。

(泣き声)

そんなにうれしいの?
はい! いただきます。

よし もう一個 おまけだい。 はい どうぞ。
(泣き声)

差し入れ 買ってきたよ~。
(丸山)おっ。

(ますみ)何ですか?
に~くま~ん。

(丸山)いいね!

♬~

知って得する子育てお助けアプリ。

浅田 航に新恋人?

あのアプリが大切なことは
私が一番よく分かっています!

どうせ都合のいいように解釈して
決めつけられるんでしょうから。

私に書かせて頂けませんか?

そのモヤモヤを見逃さないことが
大事だって。

フーミンにしか見つけられない真実が
あるかもよ。