【土曜ドラマ】ひきこもり先生(4)「戦場」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】ひきこもり先生(4)「戦場」[解][字]

いじめゼロ、不登校ゼロを方針に掲げる梅谷中学校に、教育委員会の聞き取り調査が入ることになった。陽平は、この学校にいじめはないと証言する様、校長に迫られる。

番組内容
同級生にいじめられて登校するのが辛くなった生徒に陽平(佐藤二朗)が言った「無理して学校に来なくていい」という言葉が波紋を呼び、学校を休む生徒が続出。いじめゼロ、不登校ゼロを方針に掲げる榊校長(高橋克典)は、教育委員会の聞き取り調査を受ける陽平に「この学校にはいじめがない」と証言するように迫る。生徒の将来のためと説得された陽平は、教育委員会にうそをついてしまい、それを苦に再び家にひきこもってしまう。
出演者
【出演】佐藤二朗,鈴木保奈美,佐久間由衣,玉置玲央,室井滋,白石加代子,高橋克典,半海一晃,吉田美佳子
原作・脚本
【原案】菱田信也,【脚本】梶本恵美
音楽
【音楽】haruka nakamura

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 学校
  2. 先生
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  12. 陽平
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  14. ヨーダ君
  15. 伊藤和斗
  16. 磯崎
  17. 奥山君
  18. 今日
  19. 上嶋氏
  20. 長期欠席

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(陽平)うい~。
(笑い声)

♬~

(5歳のゆい)お父さん。

ああ~ ああ~ ああ~!

ああ~! ああ~!

クッソ… はあ~。

(榊)伊藤和斗が? 長期欠席してる?

お互いに握手して 問題は解決した。

(田代)伊藤。 山田。 ほら 握手。

(榊)そういうことじゃなかったの?

申し訳ありません。

(吉川)あの~ うちのクラスも
先週から休み始めた生徒がいまして…。

(好美)うちも… 2人。

(菅原)長期欠席 4人ですか。

どういうことなの? 田代君。

いえ…

上嶋先生の
例の問題発言のせいで…。

苦しい時は…

学校なんか…

来なくたっていいんだ!

(榊)「学校なんか来なくてもいい」ですか。
ハハ…。

(智子)上嶋先生が
学校なんか来なくていいって言うのを

聞いてた生徒たちが
SNSに投稿したらしいんです。

(後藤)一部の保護者からも
問い合わせがありまして

お叱りを受けました。

不登校をなくすための
STEPルームのはずですよね 深野先生。

(祥子)はい。 すみません。

まっ 言っちゃったもんは
しかたがないよね。

とにかく 皆さん 対処する。

分かってますね?

(チャイム)
はあ~。

(チャイム)

(なつき)先生。
はい?

学校って 無理して来なくていいって
ほんとですか?

え?
私 学校 ほんとに気持ち悪いんです。

でも休めないんです。

ごめんなさい。
まず 担任の先生に相談してくれる?

♬~

(中野)ヤキトリ
何であんなこと言ったの?

(征二)学校なんか来なくていいなんて
やばいよ。

うん。 でもね

あの時は 本当に そう思ったんだ。

(奈々)私 うれしかったけど。
(小川)僕も。

(ちひろ)先生は 何で
私たちのこと分かるの?

僕は 11年 ひきこもりだった。

38歳から ついこの前まで。

(恭子)11年間も?
11年も ひきこもりだったの?

うん。 人と会うのも 話すのも

怖かった。
(千夏)苦しかった?

うん。
(田所)一番苦しかったことって?

一番苦しかったこと…。

何だった?
(高橋)しんどかったことは?

(小川)つらかったことは?

うん…。

ヤキトリ 言わなくていいって。
俺 聞きたい。

(奈々)バカ 聞くな。

それは
大切な人を… 一番大切な人を

傷つけてしまったこと。

僕には ひきこもる前
5歳の娘がいてね

ゆいっていうんだけど。

僕は ゆいを傷つけてしまった。

俺も。

私も。

俺が不登校になってから
父さんが母さんを殴るようになった。

(葵)私のせいで
お母さん 病気になっちゃった。

うん。

(恭子)娘さんには会ってるの?

いや。
(ちひろ)え? 何で会わないの?

僕に… 会う資格が… ない。

そんなの関係ないじゃん。

会えばいい。
(征二)そうだよ。

向こうは会いたいと思ってる きっと。

♬~

ありがとう。

(生徒たちの話し声)

(弘志)来た。 マジで来た。
行くか。

(寺山)校長は
不登校ゼロ いじめゼロって掲げた手前

こんな状況 引っ込みがつかないんですよ。

(藍子)先生方のご苦労は お察しします。

ですが 長期欠席し始めた子供たち
その保護者と

早急に
コミュニケーション取っていただいて…。

磯崎さん それって 私たち担任には
放課後にしかできないんです。

(吉川)正直 不登校生徒だけに
関わってられないんですよ 僕たち。

彼ら 言ってみれば
楽してるだけでしょ。

(寺山)私たちとしては
学校に来ている子を優先したいんです。

子供たちって あんなに話すんですね。

私 担任なのに
子供たち あんまり話してくれなくて。

子供たち 好きで不登校してたんじゃない。

あんなに自分を責めてるなんて
知らなかった。

ごめんなさい。

上嶋先生も… 苦しかったんですね。

僕は 今も 娘を苦しめています。

(順子)ああ 磯崎ちゃん。

ちょっといい?
はい。

何か…。

(順子)あなたが担当してる梅谷中学
榊君のところ。

元ひきこもりの人が
非常勤で 不登校支援やってんだって?

ええ そうです。
学校なんかいらないって

なかなか革命的なこと言う
先生らしいじゃないの。

あ いえ あの 彼が言ったのは
そういうことじゃなくて つまり…。

あなたさ 知ってるかな。

不登校の生徒はね
無理にね 学校に戻さなくてもいいの。

これ 文科省の方針なの。

大人がね
適切な学びを与えることさえできればね。

そうですね。

でもさあ それじゃ 一体
何のために学校があるんだかねえ。

まっ 私ら公務員は
お上の言いつけに従うしかないけどね。

よろしく頼むわね。
はい。 うん。

お疲れさま。 失礼します。
はい。

世の中のゆがみって
結局 子供たちに行っちゃう。

子供たちは
声も上げられずに苦しんでた。

学校には行かなくてもいい… か。

ちょっと こっち向いて。

何? な な… 何すか?
今度こっち。

何すか。 な… 何をしてるんすか?

剥がしちゃダメ そのまま。

ああ~。 え? どういう…。
ハハハハ はっ。 何を…?

おやすみなさ~い。

磯崎さん 忘れ物。
ああ~。

え?

え?

ゆい…。

ゆいちゃん?

何やってんの。

追いかけなさいよ。 ほら 追いかけて!
ヤキトリ!

あの子 前にも店の前に来てるの見た。

ゆいが? 何で来たんだろう。

何で来たんだろう。 何だ これ。

何で隠れるのよ。

だって 合わせる顔がない… ない。

そんな顔でも 見たくて来たんでしょう?
え?

あの子が どんな気持ちで
店の前に来たと思う?

会いたいからに決まってるでしょう!

ヤキトリ!

♬~

(奥山)ああ!

警察の取り調べでは
奥山は 何と?

(田代)はい。
「別に 理由とか そういうのはない」と。

(菅原)校長先生。
あの握手で収めた いじめの件

主導していたのは 奥山だったそうですね。

我が校に いじめはない。

教頭先生 軽々しく そんなことを
口にしてもらっては困りますな。

はっ。

磯崎さん
奥山のケアを よろしくお願いします。

分かりました。

奥山。 奥山。
来た。

ちょちょちょ 来た来た来た。

お前ら 持て。 お前ら 持て。

わは~ はあ~!
ハハハハ!

(弘志たちの笑い声)

奥山君!

奥山君 大丈夫?

おっ やべ やべ。 行け行けいけ。

クソ…。

奥山君。

奥山君 ねえ。

よかったら 話さない?

もう関係ねえ。

俺 転校する。

え?

気持ち悪いんだよ!

この学校… 気持ち悪い。

♬~

(ビック)ありがとうございました。
(客)ありがとうございます。

♬~

(長嶺)依田さん。 ごめんね。
遅くなったね。

それにしても うれしいよ。

依田さんが 私のこと
訪ねてきてくれるなんてさ。

(依田)な… 長嶺さん。

はた… 働けるとこ
探してくんないかな。 え?

(誰かの携帯の着信音)
そろそろ働いてもいいかなと思って。

そっか。
それじゃ ちょっと向こうで話そうか。

できっこないって思ってる。

無理だって思ってんでしょ。
そんなこと思ってないよ。 うそだ!

俺だって働ける。
俺だって働ける。

俺だって働ける。
依田さん…。 俺だって…。

ああ! あっ!

(長嶺)依田さん! 依田さん!
(救急隊員)開けてください!

依田さん 依田さん!
(救急隊員)開けてください!

ちょっと そちらでお待ちください。
(長嶺)あ はい はい。

(アナウンサー)「新型のコロナウイルスによると
見られる肺炎。 中国政府は…」。

中国の方
大変なことになってるみたいですね。

ええ。

これ サービスです。

どうしたの? 珍しいねえ。

あの~ 僕 明日 娘に会うんです。

そうですか。 よかったねえ。
はい。

陽平さん。
はい?

よかったねえ。
はい。

え~…。

え~。 え~っと

「今まで悪かった 今まで悪かった 今は…
今は働いてる 今は働いてる。

ずっと愛している ずっと愛している。

ずっと愛している。
ゆいのことを ずっと愛している。

愛している。 ずっと愛してる」。

(階段を下りる音)

じゃあ。

(美津子)ゆいちゃんに よろしく。
うん。

行ってらっしゃい。

♬~

みんな。

今日から 伊藤和斗君が
STEPルームに参加します。

よろしくね。

(和斗)堀田。
(奈々)何?

悪かった。

いいよ もう。

うん。

和斗君 よく来たね。

うん。 何か 休んでたら

学校 来たくなった。

うん。

俺 高校も行ってみるよ。

そう。

(榊)私にとって
今が大事な時だということは

分かってるよね? 田代先生。

はい それは重々。

(榊)奥山が警察沙汰を起こして
転校していったのも

伊藤和斗が長期欠席していたのも…。

いじめとは関係ありません。

教育改革を公約に掲げておられる
前川市長が 私に期待しているのは

あくまで いじめゼロ 不登校ゼロだよ。

はい。

私は
榊校長が教育長に就任されることが

子供の教育のために必要不可欠だと
心から信じておりますから。

フッ そんなことはいい。

問題は…。

(ノック)
(榊)どうぞ。

おお 上嶋先生 お疲れさまです。
まあまあまあ お掛けください。

いや~ 大変ですなあ。

ああ そういえば 子供たちの間で
だいぶ話題になってるようですね。

何でも 「学校なんか来なくてもいい」と
おっしゃったとか。

はい。
ハハ。

子供というのは純粋です。

先生の言葉を真に受けて
長期欠席者が 今日までに6人。

これからも まだ増えるかもしれない。

そのまま 学校に来れなくなってしまう
生徒がいるとしましょう。

その子は 中卒ということになりますよね。

上嶋先生は
中卒者と 大学を卒業した者との

生涯賃金の差を ご存じですか?

いえ 知りません。

8, 000万円です。

それだけじゃない。 雇用の機会や条件が
非常に厳しいものになる。

これが 我々の社会の現実です。

たったひと言が
子供たちの将来や人生を左右してしまう。

あの… 僕は…。
上嶋先生。

実はね 今日 このあと
教育委員会の

いじめについての聞き取り調査が
ありましてね

委員会の方から 先生に 是非
話を聞きたいと言ってきてる。

僕に?

ええ。

伊藤和斗が 奥山博喜から
いじめを受けていたか。

どうです?

それは… いじめはありました。

フフッ。

それでは その伊藤和斗は

堀田奈々を いじめていたかどうか。

それは…。

それは…。

いじめの加害者となると

伊藤は それこそ 重い十字架を背負って
生きていかなければならない。

高校進学にも大きく関わるでしょう。

あなたのひと言が
彼のこれからを決めてしまう。

そんな…。

いや 考えてください。

伊藤も奥山も
いじめの加害者だったのは 過去の話だ。

今更 掘り起こして
誰のためになるのか。

勇気ある撤退。

時には 逃げることも
必要なんじゃないでしょうかね。

失礼します。

どうぞ。

お座りください。

どうぞ。

ふ~ん。 あなたが上嶋先生?

はい。

案外普通なのねえ。

もっと ぶっ飛んでんのかと思ってたけど。

ええ?
あなたって

元ひきこもりの ご体験から

子供たちの気持ちを よ~く理解できるし
寄り添うこともできる

うってつけの先生ってとこかしら?

いや あの~…。

それで
この学校に いじめはある? ない?

梅谷中学に いじめはありますか?

どっちなのかしら。

い… いじめは…。
(せきばらい)

いじめは…
うちの学校に いじめは…。

(生徒たちの笑い声)

ありません。

分かりました。
いじめは ないということですね。

はい。
ありがとうございました。

(チャイム)
(校内アナウンス)「下校の時間になりました。

学校に残っている生徒の皆さんは
速やかに帰宅してください。

下校の時間になりました。

学校に残っている生徒の皆さんは
速やかに帰宅してください」。

(チャイム)

(陽平の荒い息)

お…。

しん… 大きくなった。

身長… が… 随分 大きく… 大きく
なった。

し… 後ろから 何番目
身長 何番目くらい…。

あの… 大きく… ごめん 大きく…。
はあ~。

(ゆい)ほかに言うことないの?

私 ずっと待ってたんだよ。

ずっと待ってた。

ごめん あの… ごめん あの~

ふ… うそを…
学校で うそをついて…。

私のこと ちゃんと見てくれないんだね。

ゆいに…。

会う…

ごめん 会う資格が… な… なくて…。

う… ああ… うそを… 今日… ついて…。

どうでもいい。

どうでもいい!

(目覚まし時計のベル)
ああ~!

(目覚まし時計のベル)
うう…。 あっ あっ あっ あっ。

(目覚まし時計のベル)
うう~! うう… ああ~!

う~ん… う~ん。

(美津子)陽平!

はあっ。 ああ!

あんた 大丈夫?

ああ! 学校行かなきゃ。

ふ~! がっ… うう~。

先生。
うん?

ヤキトリ もう3日も来てないけど
まさか ひきこもっちゃったの?

(田所)ヤキトリ 何で休んでるの?

(征二)何で休んでるか
先生 知らないの?

校長先生に うそつかされたって聞いた。

ヤキトリ それで落ち込んで来れないって。

それって ほんとなの?

それは…。

ごめんなさい 言えません。

何で言えないの?
何で?

学校の先生方の事情があるから。

♬~

私たち 何で学校来れなくなったのかな。

学校行こうとしても…

起きられなくなった。

俺 何でか分かんないけど 吐いた。

僕 教室に入れなかった。

体がガチガチになって…。
俺も。

何か いっぱい涙出てきて…。

体が動かなくなって。

みんな 学校 気持ち悪かったんだな。

気持ち悪くても 俺
毎日学校来てた。

(ちひろ)
お母さんは 毎日 学校行けって言うし…。

すごく 苦しかった。

気持ち悪い…。

ほんと 気持ち悪い。

♬~

学校なんかいらない!

先生も親も みんないらない!

うわ~! ああ~!

ああ~!

ああ! ああ!

ああ! ああ~! チキショー!

ああ~!

≪ああ~! ああ~!

本人はつらいと思います ほんとに。

一度外に出られたのに
もう一度ひきこもる。

一度出られたのに
また戻ってしまった。

苦しいんです。

≪(陽平の叫び声)

陽平さんが どんな気持ちで
毎日学校に通っていたか。

はた目には分からなかったですよね。

彼にとっては 戦場に行くようなもの。

戦場…。

ひきこもっていた人にとっては
それぐらいのことなんです。

私 そんな上嶋さんを

守ることもサポートすることも
できませんでした。

それは 誰にとっても
簡単なことではないです。

ヨーダ君。

また ひきこもっちゃったよ。

また あの11年が 始まるよ~。

ヨーダ君。

何で返事しないの?

「ヨーダ君」。

「声が…」。

聞きたいなあ。

君の…

声が… 聞きたいなあ。

♬~

君の… 声が聞きたいなあ~。

♬~

≪(依田)上嶋氏。

ヨーダ君… 来てくれたの。

何やってんの。

何やってんの?

何やってんの? 何やってんの?

何やってんの。

これ… また咲くの?

毎年 何で咲くんだろ。

上嶋氏。

俺さ…。

あと半年だって。

半年? 何が? 半年?

俺…

死ぬんだ。

すい臓やられてて…。

余命宣告ってやつ。

上嶋氏。

すごいよ ほんとに。

ひきこもりが先生なんてさ。

上嶋氏。

時間があるじゃない。

♬~

先生。

2年の吉村なつきです。

吉村なつきさん。

学校 ほんとに気持ち悪いんです。
でも休めないんです。

入っていいですか?

ええ。

私 あれからもずっと
学校に来てます。

中1の時 みゆちゃんって子がいたんです。

みゆちゃんのお弁当
ゴミ箱に捨てられたり

教室にばらまかれたり 毎日。

みゆちゃん 何も言えなくて。

先生も見て見ぬふりで。

私も… 何も言ってあげられなくて…。

それからずっと苦しいんです。

毎朝 吐いたり 体が動かなくなったり

学校休みたいけど
でも休めなくて…。

私がおかしいの?

みんな平気そうなのに。

私がおかしいから
学校が気持ち悪いの?

あなたは おかしくなんかない。

あなたは 全然おかしくなんかない。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめん ごめん。

私 上嶋先生が
学校に来なくていいって言ってくれた時

救われた気がしました。

もしもし ちひろさん?

先生 みんなに話したいことがあるの。

もしもし 中野君?

上嶋先生のこと ちゃんと話したいから
明日 学校に来てくれる?

ほんと? ありがとう。

じゃ また明日。

上嶋先生は 体調を崩されて
学校に来られなくなってます。

先生が体調を崩されたのは

「この学校に いじめはない」と
言ったからです。

いじめ… あるよな。
うん。

上嶋先生が
いじめはないと言ったのは

学校の都合上 言わされたのではないかと
先生は思ってます。

私も 学校の都合を考えて
みんなに本当のことが言えなかった。

ダメな先生だよね。

ごめんなさい。

ヤキトリ 今 何してるかな。

バカだな あいつ。

つらいよね きっと。

かわいそう ヤキトリ。

≪(生徒たち)ヤキトリ! 先生!
先生! ヤキトリ!

≪(中野)あのさあ
みんなで考えたんだけどさ

ヤキトリ ずっとそこいていいよ!

≪(和斗)俺たちもつらかったから

先生も 学校来なきゃいけないなんて
思わなくたっていいんだ!

(生徒たち)ヤキトリ! 先生!
(奈々)ヤキトリ 大丈夫?

(生徒たち)先生! 先生!
ヤキトリ! ヤキトリ 大丈夫?

ど…。

(生徒たち)先生! ヤキトリ 大丈夫?

(田所)先生 ごはん食べてる?
(中野)ヤキトリ しんどかったよね。

ヤキトリ!
でも ヤキトリいないと さみしい!

来たら死んじゃうから 来るな!
来ないで!

ヤキトリ 学校来なくたっていいんだ。
ヤキトリ! 絶対来るな!

ありがとう!
先生 ありがとう!

先生 ありがとう!
先生 ありがとう!

無理しなくていいから!

(生徒たち)ありがとう!
ありがとう! ありがとう!

来なくていいよ! ヤキトリ!
来なくていい! ありがとう!

来なくていいよ 先生!
ありがとう! ありがとう!

♬~

上嶋先生!

一緒に行こう。

一緒に行きたいの。

♬~

上嶋さん。

校長先生 ご心配をおかけして
すいませんでした。

大丈夫なんですか?

無理しないでくださいね。

いえ します。 無理をします。

しなくちゃいけないんです。

僕は もう逃げません。

僕は 子供たちのために戻ってきました。

学校を 子供たちが
安心していられるところにしたいんです。

♬~

俺は
人を育てられるような器じゃないんだよ!

全国一斉休校だぞ。
ヤキトリ 卒業式 できないの?

ほんの一歩だけ STEPルームから出て

みんなと一緒の卒業式に
出てみてほしいんだ。

今夜「有田P」がお送りする笑いは…。