【土曜ドラマ】ひきこもり先生 [終](5)「できる、できる、できる」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】ひきこもり先生 [終](5)「できる、できる、できる」[解][字]

陽平(佐藤二朗)は梅谷中学校を本当のことが言える学校に変えようと奮闘。そんな中コロナの影響で全国一斉休校の要請が出され、校長(高橋克典)はある決断を迫られる。

番組内容
ひきこもっていた陽平(佐藤二朗)は、不登校クラスの生徒たちの励ましで学校に復帰する。陽平は梅谷中学校を本当のことが言える学校に変えようと奮闘するが、いじめが発覚することを恐れる榊校長(高橋克典)は陽平に圧力をかける。卒業式が近づき、不登校クラスの生徒たちは、不登校クラス独自の卒業式をやりたいと祥子(佐久間由衣)に訴える。その矢先に、コロナの影響で全国一斉休校の要請があり、校長は決断を迫られる。
出演者
【出演】佐藤二朗,鈴木保奈美,佐久間由衣,玉置玲央,室井滋,白石加代子,高橋克典,半海一晃,吉田美佳子
原作・脚本
【原案】菱田信也,【脚本】梶本恵美
音楽
【音楽】haruka nakamura

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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(菅原)受験する生徒の対応については
そういうことで。

では ほかになければ これで。

(机にぶつかる音)
(陽平)あの あっ すいません あっ あの。

あの~ あっ すいません。
僕 ちょっ 学校 勝手に休んでしまい

ほんとに ごめん… すいませんでした。
ええ~ 僕 あの~

分かったんです。
あの… 子供たちが

何で… 苦しくなるか。

本当のことが言えないと

心が…

心が あの~

ハア ハア 苦しくなるんです。

僕 いじめが…

いじめがあるのに…

あるって… 言えませんでした。

僕は あの~ 学校を…

本当のことが
言える… ところにしたいんです。

(田代)本音を言うだけじゃ
学校は回りませんよ。

(祥子)でも!
それって大事なことだと思います。

そうじゃありませんか?

学校に いじめはある。

そうですよね 永田先生。
(智子)えっ? 私?

(榊)分かった。

それでは
先生方に 本音で答えてもらおう。

クラスに いじめはあるかな?

あるという人は挙手して。

(榊)どうかな?

上嶋先生。

…と いうことです。

ええ~…。

あ あ あ あの あの…。
は? 何か?

あの 僕 あの… 梅谷中学… あの…

いじめ あります。
え?

あ あの… 僕 あの うそをつきました。

うちの学校 いじめあるんです。
ああ…。

聞き取り やり直してもらえませんか?

そういうことは 非公式でお伺いすること
できないんですよね。

いや でも 僕がうそをついたことを…。
学校通していただけますか。 いや…。

♬~

えっ?
教育委員会へ 1人で行ったんですか?

全然取り合ってもらえませんでした。

(藍子)そりゃそうよ。
あっちは ガチガチのお役所だもん。

むちゃして体調崩したらどうするの!

ごめんなさい。
はあ もう。

何で 校長は
あそこまで いじめを隠すんでしょうね。

え?

いいから。

教育長は
市長の後ろ盾があればなれるの。

榊校長は めちゃくちゃ教育長になりたい。
だから

現市長が掲げる
いじめゼロ 不登校ゼロは 絶対なの。

そんなことで?

学校は子供たちのためにあるのに。

はあ~。

でもね みんな 校長のそれに
乗っかっちゃってるのよね。

私も

祥子先生も。

子供たちのための学校か。

僕 何をしたらいいですか?

話を聞いてくれる人。
味方になってくれる人。

そういう人がいれば…。

はあ~。 でも 全然人数が足りてない。

話を聞く 味方になってくれる人が
もっとたくさん必要なのよ。

味方…。

分かりました。

(机にぶつかる音)
机が… 少し… 大丈夫です。

味方になります! 僕は 味方になります!

あなたの… おはようございます!

やばい やばい ちょっと。

僕は あなたの味方になります!

(田代)一体 何を考えてるんでしょう。

(菅原)とにかく 校門ではやめさせます。
地域の目がありますから。

任せる。

あなたの味方になりま~す。
(菅原)上嶋先生!

上嶋先生。
上嶋先生。

あっ あの… おはようございます。

ちょっと
校門の前でやるのは目立ちすぎですよ。

いやいや いやいや
あの あの あのですね

僕は 目立ちたいんです。 生徒たちに…。

あっち。 目立ちすぎ。
いや だから 僕は目立ちたいんです。

ちょっと 何する…。
おはよう 行きなさい。

(奈々)こんなの持ってても
話しに来る子いないよ。

(ちひろ)でも ちょっとうれしいかも。

ほんと?
(中野)俺たち 味方なんていなかったし。

(なつき)話せなくても
「あっ この先生 何か違う」って。

ちょっといいかな。

卒業式のことなんだけど。

3年生は 元のクラスで卒業。

1~2年生は元のクラスで
3年生を見送ることになるんだけど…。

どうかな。

元のクラス… 行けない。

(奈々)どうせ不登校だったし
卒業式なんか出なくていい。

(和斗)卒業式 出られるかなあ 俺。

(征二)ずっと 学校来てなかったしね。

(ちひろ)私も…。

みんな

もし STEPルームで卒業式ができたら
出られる?

(恭子)できたらいいね。
そしたら 俺 出られるわ。 なあ。

うん。 分かった。

STEPルームで 卒業式
やってみようか。

じゃあさ 私 卒業式のあと
みんなとやりたいことがある。

何? それ。

私たちさ 遠足も修学旅行も
どこにも行ってないじゃん。

うん。
(田所)俺 運動会もやってない。

どうせビリだけど。
ハハハハ 確かに。

みんなでさ 遊園地に行ってみない?

昔 1回だけ連れてってもらった
どりーむ遊園地。

そこに みんなと行きたい。

(千夏)卒業遠足だね。
(小川)ハハハ すげえ。

行こう。

楽しみ。
楽しそう。

♬~

味方になります。 さようなら。

僕は あなたの味方になります。
味方に…。

いたっ。 ビックリした。

ゆいちゃん。

(ゆい)バカみたい。
ああ~ ハハ。

あれでも一生懸命やってるのよ。

違くて。

こんなとこまで来た私が。

看板なんかしょって… おかしいでしょ?

初めは 「先生なんて絶対やらない
できない」って言ってたのに。

ひきこもったことで
大事な人を傷つけてしまったって。

今でも自分を責め続けてるの。

だから 生徒たちのことも

一生懸命にならずには
いられないんじゃないかな。

う~ん。
たとえ 学校に来られなくても

子供たちは 自分なりに成長しています。

全体の卒業式に出られない子たちにも
巣立ちの場を用意してあげたいんです。

私は そうは思わないんだよ。

卒業式は
子供たちのものであると同時に

来賓や保護者に
教育の成果をお披露目する

重要な場でもあるんだ。

それは 卒業式に
市長が出席されるからですか?

不登校ゼロの政策を掲げている市長に
いいところを見せたいから

校長は そんなこと
おっしゃってるんじゃないですか?

深野君!

君の人事評価をするのは この私だ。

これからも
学校で仕事をするつもりがあるのなら

分かってるね?

はい OKです。

君たちは いつか社会に出ます。

その社会はね
制度というもので成り立ってる。

君たちが社会で生きていくには
制度に合わせていく力が必要です。

学校というものは

みんなが
周りに合わせていく力をつけるための

練習の場です。

もし 君たちが大人になって

周りに合わせることができなかったら
どうなる?

(榊)例えば ここに
1人の大人がいるとしよう。

その人には子供もいる。

だが その人が 自分の部屋に閉じこもり
一歩も外に出られなくなる。

親が そんなことになってしまったら
その子は どうなると思う?

(榊)つらいよねえ。
悲しいよねえ。

自分も傷つくが
大切な家族も傷つけてしまう。

私は 皆さんに

そんな大人になってほしくないんです。

校長 マジ 腹立つ。

いや そのとおりなんだ。
僕は…。

ヤキトリ。
俺たちはヤキトリの味方だから。

そうだよ。
私も。

へこむなよ。

(順子)不登校ゼロ
いじめゼロっていうのは

間違ってないわよねえ。
でも 榊校長のやり方には問題があります。

でもね 磯崎ちゃん。
問題ってのは どこにでも…。

私には 見過ごすことのできない問題です。
はあ~。

はあ~。

でもね 磯崎ちゃん。

榊君を校長にしたのは
この私なのよ。

あんた 分かってる?
分かってます。

仕事 やりにくくなるわよ。

子供たちの苦しみの根っこを
取り除きたいんです。

(長嶺)ハハハ。 じゃ 行こうか。

(依田)俺の好きなものは…。

上嶋陽平。

そこの おっさんです。

(笑い声)

俺は 高校1年のある日

突然 満員電車に乗れなくなって

それで… ふ…

不登校になりました。

親父は 引きずってでも
俺を学校に連れていこうとした。

でも そのうち
自分の部屋からも出られなくなって…。

16から… 今 3… 今 38。

ずっと…

ひきこもりです。

同級生が大学を卒業する頃
親父に言われたんだ。

「お前のことは 生まれてこなかったものと
思って諦める。

生活の面倒だけは見てやるから
親子の縁は切れたと思え」って。

おい。
生徒たち 動揺してるんじゃないのか?

もう少し お願いします。

何が言いたいかというと…。

俺は もうすぐ… 死ぬ。

(依田)ず~っと ひきこもってて

働くことも 結婚することもできなくて

自分の部屋で人生のほとんどを過ごして
死ぬ!

でも みんな 死ぬんです。

君も 君も 君も 君も 君も 君も。

死なない人間なんていないんです!

(榊)もうやめさせろ!
校長先生!

最後まで言わせてやってください。

だから… だから

ちゃんと働いて
世の中の役に立つ人間になってください。

な~んてな。

そこのスーツ着て偉そうなお前。

そうだよ。
お前 俺のこと見下してるだろ。

お前は 誰かに指図して
思いどおりに動かして。

そんなことで 自分を
立派だ 成功してるとか思ってんだろ。

でもな 俺は お前なんかの
思いどおりにはならないんだ!

誰の思いどおりにもなったことないんだ!

お前なんかより ずっと自由だったんだ!

ざまあみろ! アハハハハ!

ア~ハハハ ハ ハ…。

ア~ハハハハ。

俺だって…

俺だって…。

俺だって 何かできたはずなんだ~。

(依田の泣き声)

(長嶺)依田君 よくやったね。

(依田の号泣)

♬~

(順子)あなたの学校の ひきこもり先生
この間 ここに来たわよ。

「梅谷中学に いじめは… ある」って。

アッハッ。 それは見解の違いですねえ。

いや 彼は まあ…
独特な人物でもあるし。

うん そう。 見解の違い… なのね? うん。

フフッ ねえ あなた
新人教師だった頃のこと 覚えてる?

はあ?

あなたの担任のクラスが 学級崩壊して

保護者や管理職から
毎日責めたてられて あなた

教室から 逃げ出したわよね。 フフ。

私ね あの時

あなた 教師辞めるって思ってた。

なのにねえ こんなに出世して
いつの間にか 市長の大のお気に入り。

次の教育長になるんじゃないかって?

まっ 幸い 市長からは
高い評価を頂いています。

フフフ。 まあ それもねえ
私から言わせれば

見解の違いなんだけどね。

高橋。

ちょっと面白いわよ。

「僕… いじめが… あるのに…

いじめがあるのに…

あるって言えませんでした」。

(榊)「先生方に 本音で答えてもらおう。

クラスに いじめはあるかな?

あるという人は挙手して。

どうかな?

上嶋先生 …と いうことです」。

ひきょうですよ。

そうね。 でも あなたも
少し無理し過ぎたんじゃないのかしら。

私は 私の教育理念に従って
市長の政策を…。

残念だけど あなたの人事評価をするのは
私たち 教育委員会だから。

市長にも この件については
詳しく報告させてもらうわ。

STEPルームで卒業式を行いたいんです。
許可していただけないでしょうか。

もう一度 考え直してもらえませんか?

好きにしなさい。
え?

関係ないんだ。 もう関係ない。

校長先生?

私は STEPルームを受け持つまで
自分のことばかり考えてました。

でも今は…

子供たち一人一人の思いを
感じたい 理解したい。

そんなふうに思えるようになったんです。

それって 子供たちのおかげなんです。

校長先生

教育って… 人を育てるって

そういうことじゃないんですか?

(榊)どうだっていい。

俺はな…

俺は ただ 上に行きたかっただけだ。

大体…

俺は 人を育てられるような
器じゃないんだよ!

苦しかったんですね。 ずっと

苦しかったんですね 校長先生は。

僕は
初めて校長先生にお会いした時から

すごく苦しそうだなって思ってました。

僕と同じぐらい… 苦しそうだなって。

本当のことを言ってくれて

ありがとうございます。

ほんとに?
ここでできんの?

卒業式 やれるんだね?

うん!
よかったわね~。

(拍手)

私 卒業式って 初めて。

あ 俺も。
マジ?

あっ じゃあ そのあと遠足行かない?
卒業遠足。

あっ そうだよ。 どりーむ遊園地。

うん 行こう。

(小川)ハハ すげえ 遠足だ。

あの~ あっ あっ あの~

あっ あの~ その~
卒業式のことなんだけど…。

卒業式 STEPルームだけじゃなく

みんなと一緒の卒業式に
参加するっていうのは どうだろ。

ヤキトリ 何言ってんの。

うん。 無理にっていうんじゃないんだ。

どうするかは
みんなが一人一人 決めたらいい。

僕は… うん みんなに言った。

どうしてもしんどい時は

そのしんどい場所から
苦しい状況から

逃げたっていい。

だって 一番大切なのは
君たちの… 命だからね。

逃げることで 救われることも… ある。

でも…

逃げたまま
ずっと 生きていくわけにはいかない。

だから…

ほんのちょっとだけ
ほんの一歩だけ…。

STEPルームから出て

みんなと…。 (せきばらい)
みんなと一緒の卒業式に

出てみてほしいんだ。

俺… やってみるよ。

うん… 僕も。

分かった。

(ちひろ)私も…
私も 卒業式… 出てみる。

私も…。

俺… 無理かも。

(高橋)え? 何で? 出ようよ。

あ… じゃあ みんなで そのあと
遊園地に遠足に行こう。

卒業式のあと み~んなで!

よし じゃあ 決まり!

俺 祥子先生とジェットコースター乗る。
祥子先生 乗れるか分かんない。

先生 先生
ジェットコースター 乗れますか?

(笑い声)

何ですか?
いいから。

ストップ。
はい?

ねえ ヤキトリ。
はい。

おお。

♬~

一歩踏み出すのは 生徒たちだけじゃない。

♬~

もう 自分のこと…
許していいから。

責めないでいいから。

私…

ちゃんと育ったよ。

♬~

お父さん。

私の卒業式にも来てくれる?

は… ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。

♬~

ありがとう。

(美津子)陽平。
うん?

何?

あんたは
私の自慢の息子だよ。

何だよ それ。

あんたを産んで…

本当によかった。

ありがとね。

僕も…

母さんの息子で… よかったよ。

♬~

(頼子)あんた テレビ見てみな。

あれ? リモコンは?

あ… ちょっと…。
(スイッチの音)

「全国全ての小学校 中学校
高等学校 特別支援学校について

来週3月2日から 春休みまで
臨時休業を行うよう要請します」。

(頼子)大変なことになったじゃん。

(田代)一体どういうことだよ。
(智子)試験はどうなるの?

(吉村)それどころじゃねえだろ。
(菅原)ええ~ 各担任は

新学期への移行を踏まえた
体制を取ってください。

(多数の電話が鳴っている)
こちらも 何も聞いてないんですよ。

だから あの
指示を出せる状況じゃないんですよ。

はい すいません 今 検討中です。

来週の月曜から この春休みまで

この梅谷中学も休校になります。

みんなは 学校に来ることができないの。

春休みまでって…
卒業式 どうなんの?

それは まだ どうなるか分からない。

ヤキトリ 卒業式 できないの?

(中野)ヤキトリ どうなんだよ。

ヤキトリ どうしたの?
何でしゃべんないの?

先生?
(なつき)先生…。

みんな 気を付けて帰ってね。

(智子)納得できません。
中学校の卒業式は

生徒たちにとっては
一生に一回のものなんですよ?

(吉川)そうは言っても
学校から感染者出したら まずいでしょ。

(後藤)
地域の人たちの目ってのもあるしねえ。

今 大事なのは リスクを避けることだ。

ウイルス感染を防ぐ観点から
生徒は一切 学校に入れない。

どういうことですか?
卒業式は中止にする。

卒業証書は各家庭に郵送してください。

子供たちの気持ちはどうなるんですか?

これは気持ちの問題じゃない。

子供の命の問題だ。

生徒たちの健康を守るために
リスクを最小化する。

校長としての決断だ。
受け入れてほしい。

(拍手)

やってられませんよ!

≪へ~い かんぱ~い!

磯崎さん。

もう 焼きとり 売り切れたんで。
ああ。

何なんだろうね。

満員電車も走ってるのに
何で子供たちばっかり。

どうして いつも 子供たちにだけ
しわ寄せが行くの?

ほんと 悔しい。 手も足も出ない。

ヤキトリ

一斉休校が決まってから
何も話さないね。

帰るね。

あの~。
≪(客)親父 ビール!

は~い。

すいません。
ううん。 じゃあ。

親父 ビール。
お代わり!

今… 今行きます。

はあ~ 本当だったら 今日が卒業式か。

子供たち どうしてるかしらね。

(メールの着信音)

…と 誰かな?

征二君。

卒業遠足…。

あ…。

(征二)やっぱ 閉まってるね。

(中野)うん。 だから言ったじゃん。

(なつき)どうする?

開かない?
うん。

(小川)何で学校なんか来たんだよ。
(高橋)それな。

俺 これ持ってきた。

(小川)何それ。

卒業式のやつ。

賞状?

すごっ。
卒業式 やる?

ええ? やり方 分かんないし。
(田所)出たこともないし。

祥子先生
うん? 私たち 卒業式やるの。

手伝って。

うん 分かった。

おお~。
(生徒たちの笑い声)

じゃあ 始めるね。

卒業証書授与。

伊藤和斗。
はい。

「あなたは 中学校の課程を卒業したことを
証します。

令和2年3月13日
梅谷中学校校長 榊 徹三」。

伊藤君 おめでとう。

(拍手)

(田代)校長。
何だ?

大変です。 STEPルームの生徒たちが…。

(ため息)

坂本征二!
はい。

おめでとう。

(拍手)

堀田奈々。

はい。

奈々ちゃん おめでとう。

(拍手)

(榊)さっ もういいだろう。
すぐに帰宅させなさい。

深野先生 卒業式は なしでと
言ったはずですよね。

どうして…
私たちは 卒業式 できないんですか?

永田先生 どうして?

そりゃあ… そう決まっちゃったから。

(和斗)僕たちは決められなかったよね。
僕たちの卒業式なのに。

(榊)君たちのためだ。

大人が 責任を持って
決めなきゃいけなかったんだよ。

さあ みんな 帰ろう。 ねっ 帰ろう。

皆さんも…。
先生。

ちひろちゃん。

(小声で)どうして 門が閉まってるの?

「どうして 門が閉まってるの?」って
ちひろちゃん 言ってます。

(中野)不登校してた時は
学校に来いって言ってたのに…。

今は来るなって 変だよね。

(葵)そうだよ。
言ってること違うし。

何で入れないの?

せっかく…。
ん?

(小声で)せっかく 学校が楽しいって…。

「せっかく 学校が楽しいって
思えるようになったのに」って。

この子たち
学校が好きになり始めてたんです。

私たち 何やってんだろう。

こんなんで 本当にいいんですか?

(智子)私だって…
これでいいとは思ってないよ。

いい格好すんなよ。

(後藤)みんなやってることなんだ。
全国一斉休校だぞ。

(田代)そうだよ。 国の要請なんだ。
どうしようもないだろ!

やめないか!

あの… あの~。

あ… こう… こうちょ… あの ちょっ…。

ちょっとごめんなさい 遠い。
ごめんなさい ちょっと あの~。

あっ すいません あの…。
校長先生 あの~。

僕… ですね 今… 今まで

いろんなことを あの~ 諦めてました。

一斉休校もですね
偉い人たちが決めたことだから

しかたないっていう感じで…。

あの ひ ひ ひ…
ひきこもりになった時も

もう全部諦めて… 全部諦めて

いいい… いろんなこと
「できない」って諦めて

それで あの~

1人でいることを 選んでいた
…とと 思います。

でも 君たちは…

「できる」と思った。

諦めないで 「できる」と思った。

自分たちで… 卒業式を…
できると思った。

君たちは…

すごい。

もう… 諦めるのをやめませんか。

校長先生。 僕は この学校で

子供たちに…
子供たちに教えてもらったんです。

「できる」と思っていい。
「できる」を選んでいい。

できる。 できる。 できる!

できる。 できる。 できる。

大丈夫。 できる! できる。

できる。 できる。

あの~ 子供たちに教えてもらったんです。

大人がそんなじゃ…。

子供は いつまでたっても
しんどいままなんだよ。

奈々ちゃん…。

私たちのために…。

まず大人が幸せになってよ!

♬~

校長先生。

鍵を…

持ってきなさい。

♬~

♬~

うっ ああ~。

ああ…。

フッ。

♬~

♬~