イチケイのカラス #03【竹野内豊×黒木華!型破りの裁判官が真実を裁く!】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

イチケイのカラス #03【竹野内豊×黒木華!型破りの裁判官が真実を裁く!】[字][解][デ]

型破りのクセ者裁判官×堅物エリート裁判官!凸凹バディが法廷をとびだし真実を裁くリーガルドラマ▽伝説の裁判官が大暴走!凶悪事件に隠された悲しい真実とは…

ご案内
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番組内容
ガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)が、市役所の職員・野上哲司を死なせ、遺体を損壊した罪で起訴された。藤代には前科があり、かつて駒沢義男(小日向文世)が裁判長として減刑判決を下した人物だった。藤代は野上の妻・奈緒(佐津川愛美)に一方的な好意を抱き、口論の末に野上を死なせてしまったと罪を認めるが、藤代の言葉を素直に受け入れられない駒沢は証拠を徹底的に精査しなおすよう指示する。坂間千鶴(黒木華)は、
番組内容2
駒沢が被告人に対して個人的感情で肩入れしていると感じ、駒沢の暴走を止めようと説得する。一方、入間みちお(竹野内豊)は警察の実況見分に違和感を覚え、真相を明らかにするために裁判所主導の捜査権を発動すると宣言し…。
出演者
【レギュラー出演】
竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、升毅、草刈民代、小日向文世 

【ゲスト出演】
岡田義徳、佐津川愛美
スタッフ
【原作】
浅見理都『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊) 
【脚本】
浜田秀哉 
【音楽】
服部隆之 
【裁判所監修】
水野智幸(法政大学法科大学院) 
【プロデュース】
後藤博幸、有賀聡(ケイファクトリー)、橋爪駿輝 
【編成企画】
高田雄貴 
【演出】
田中亮、星野和成、森脇智延、並木道子 
【制作協力】
ケイファクトリー 
【制作・著作】
フジテレビ第一制作室

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  2. 部長
  3. 野上
  4. 駒沢
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(引きずる音)

♬~

♬~

≪(岡崎)野上さん!

被疑者を確保しました。

(岡崎)間違いない。
旦那さんを殺したのは

藤代 省吾です。

(坂間)おはようございます。

(一同)おはようございます。

部長 おはようございます。

(駒沢)売れない…。
はい?

売れないんです。
すでに5日も経過してるのに

入札者が一人もいないんです。

そんなにスマホゲームに
課金したいんですか?

刑事裁判官一筋30年以上です。
私の この経験が

後進の役に立てればと
それだけなんです。

坂間さん…。
お金 取るんですよね?

刑事裁判官として
必ず 役に立ちます。

実は 私のキャリアプランについて
お話ししたいことが。

≪(石倉)千鶴さん。

書記官仲間に聞いたんですけど

民事部に誘われてるって
ホントですか?

ええ。
今すぐにでも来てほしいと。

でも 千鶴さんが
将来 目指すのは当然…。

当然 民事裁判官です。
えっ いや…。

絶対 刑事裁判官の方が
いいですよ 僕が…。

刑事裁判官が相手にするのは
犯罪者だけです。

民事の方は
複雑 高度化した社会を反映して

取り扱う事件も多種多様です。

裁判官として
より高いスキルを求められます。

裁判官の世界じゃ 民事の方が
断然エリート扱いだから。

部長。 検察からあがってきた
起訴状です。

川添さん 買いませんか?

なぜ!? 私に!?

値段を下げるべきか…。

(糸子)おはようございます。
(みちお)おはよう。

(一同)おはようございます。

ねえねえ この問題
答えられる人いるかな?

どうしたらなれるか?
アインシュタインに。

(一同)はっ?
いや おいっ子に聞かれてさ。

特殊相対性理論

および 一般相対性理論。 宇宙論。

ブラウン運動の起源を説明する
揺動散逸定理。

零点エネルギーなど

20世紀最高の物理学者とも
評される 偉大な発明者に

どうしたらなれるか。

愚問ですね。

近づくことはできると
思うんだよね。

ヒントはね
僕たち裁判官にとって大事なこと。

答え分かったら これ あげるよ。

ふるさと納税でもらった

と~っても甘い
サーターアンダギー。

ハハハハ…。

部長なら分かるんじゃ…。

あれ?

部長~。

(駒沢)案件は 重過失致死
および 死体損壊の事件です。

被告人は ガラス工房で働く
藤代 省吾 44歳。

被害者は 市役所の職員
野上 哲司 45歳。

被告人は 口論から
被害者を死なせてしまった。

そして 遺体を燃やしたと。

うわ 凶悪犯。
(駒沢)この案件の裁判長は

入間君に お願いしたいんです。

また 入間さんですか?
後進を育てるなら

私も 合議制で裁判長を務めて
早く 刑事から民事に…。

そんなに焦らなくても。
はい?

何か…。

部長のニコニコ感が足りないな。

(川添)いつもの感じでしょ。

いや たぬき親父感がない。

たぬき親父感って。

何かあるんですね? この案件。

公判前に 皆さんが先入観を
持ってはいけませんので

それぐらいで。

部長のニコニコ
何で足りないんですかね。

一番きついことかもしれないな
刑事裁判官にとって。

一番きついこと?

起立。

♬~

《被告人が
部長を見て 驚いている》

《まさか 面識が?》

被告人。 検察官の起訴事実に
間違いはありませんか。

間違いありません。

弁護人の ご意見は?
異論はありません。

(井出)被告人 藤代 省吾 44歳は
アジュールガラス工房に勤務し

通常の製品作りに加え
ガラス工芸を教えていました。

被害者の娘が そこに通い

被告人は 被害者の妻

笹原署の警察官 野上 奈緒に
一方的に好意を抱き

差出人不明で 監視や
人格非難に当たる内容の手紙を

何度も送りつけた。

それが
被告人の藤代 省吾だと気付いた

被害者 野上 哲司は
事件当日 工房で会い

口論から つかみ合いになった。

被告人は 工房にあった自転車に
乗り 逃げようとした。

それを被害者が止めようとして
衝突。

被害者は そのまま倒れ

機械の角で頭部を強く打ち
死亡した。

被告人は 犯行が露見するのを恐れ
遺体を燃やした。

(駒沢)裁判所からも
よろしいでしょうか。

審理に当たり
共有しておきたいことがあります。

被告人の過去に関することです。

駒沢裁判官。 前科のことを
おっしゃっていますか?

はい。

私から説明しても
よろしいでしょうか。

詳しく把握してるんですね。

(駒沢)18年前 裁判長として
私が被告人を裁きましたから。

《かつて裁いた被告人が
再び 罪を犯した》

♬~

(駒沢)18年前
当時 バーテンダーだった被告人は

常連客の相手が
振り込め詐欺グループの

リーダーだと知った。

そこで 彼らから
金銭を強奪しようとした。

犯罪者から盗めば 相手は
警察に届けることができない。

そして 大金を使い果たしたら
命を絶つつもりだった。

そうでしたね?

なぜ 命を絶とうと?

被告人は
重い心臓疾患を抱えていて

自暴自棄になっていたんです。

しかし 犯行に及んだものの
強奪の際に相手に見つかった。

(男)《お前は バーの…》

(駒沢)ナイフを持った相手に
刺されそうになり もみ合い

気付いたときには
相手の胸にナイフが刺さり

死んでいた。

逃亡を図ったものの
自首しました。

生きて 罪を償うために。

検察の求刑は
強盗致死で無期懲役。

しかし 私は
相手の過剰防衛を認め

さらに
被告人が自首をしたので

情状酌量し
懲役4年の減刑判決を下しました。

《部長が 被告人の罪を軽くした》

《そして 出所後 重罪を犯した》

被告人に質問します。
証言台へ。

立ちなさい。

(駒沢)
過失で殺してしまったなら

かつてのように
なぜ 自首をしなかったんですか。

罪が重くなることが分かっていて
なぜ 遺体を燃やしたんですか。

(城島)駒沢裁判官。
被告人は起訴事実を認めています。

弁護人も異論はない。
これは否認事件ではなく…。

被告人に聞いています。
黙っていてください。

《部長が暴走している》

《止めないのか 入間みちお》

(駒沢)被告人 答えてください。

私は
野上 奈緒さんを愛していた。

旦那が邪魔だった。

あなたは 病気とも向き合い

社会復帰して
ガラス工芸職人になった。

やっと 手に入れたものを
棒に振ってしまう。

何か理由でもあるんですか。

元犯罪者として生きることが
どれほど困難を伴うか。

社会の片隅で 後ろ指を指されずに
生きている体にしかすぎません。

(藤代)人生は やり直せない。
一度でも罪を犯せば。

それが現実です。

(浜谷)かつて裁いた被告人?

ええ。 部長が減刑判決を…。

(糸子)それって 罪を軽くして
結果的に 部長が

凶悪犯を
野に放ったってことですか?

そんなズバッと はっきり言わないの。
≪(ドアの開く音)

(藤代)
《死のうとしていたんです》

《でも 今は 生きて 罪を償い

人生を やり直したいんです》

≪部長。

検察官に聞きました。

被害者の娘
野上 碧ちゃんにとっては

やっと できた
お父さんだったそうです。

野上 奈緒さんは若いころ
未婚で 碧ちゃんを産んだ。

ずっと 寂しい思いをさせてきた。

でも 3年前
野上 哲司さんと知り合い

碧ちゃんも賛成して
結婚したそうです。

知っていたそうですよ
野上 奈緒さん。

被告人の前科のこと。

でも 警察官として…。

坂間さん 提出された証拠を
徹底的に精査してください。

事件に おかしな点がないか。

部長。

裁判官は
いかなる理由があろうとも

被告人に肩入れするべきでは…。
異議は却下します。

何で 却下なんですか!?

そもそも 裁判とは原則として…。

被告人の前科は考慮しないでしょ。

原則は 時に
破ることも大事だと思いますが。

あ~ 証拠資料

もう 紙に穴が開くほど
見直しましたよ。

どこかに きっと おかしな点が
あるかもしれないって。

何で 入間さんまで
疑ってかかってるんですか。

でも 引っ掛かる点 見つけたよ。

(駒沢・坂間)えっ?

水たまり。
(駒沢・坂間)水たまり?

被告人は 事件に関係する場所に
捜査員と出向き

実況見分を行いましたね。

はい。

そのときの写真が2枚あります。

こちらには
水たまりがありませんが

こちらには 水たまりがあります。

つまり 実況見分を2度に分けて
行ったんですか。

はい。
なぜですか。

私が犯行時刻を はっきりと
覚えていなかったためです。

詳しく教えていただけますか。

22時ごろだと
思っていたんですが

それだと
「被害者の行動に矛盾がある」

「実際は
24時以降だったんじゃないか」と

言われて 思い出しまし…。
(駒沢)待ってください。

捜査員に言われて
思い出したんですか?

事件の日の記憶は
今でも抜け落ちています。

(城島)裁判長。
被告人が 犯行時刻を

正確に覚えていないのは
珍しいことではありません。

《確かに。
他の証拠からしても問題はない》

これは問題ですね。

犯行を客観的に再現したのが
実況見分のはずです。

警察官から言われたことで
犯行時刻は 24時以降だとされた。

警察の主観が入っています。

警察が誘導したとでも
いうんですか。

なぜ 被害者の行動に
矛盾が生じたか

検察官も弁護人も
把握していませんね。

《部長を止めないと》

う~ん。

どうでしょう?

3度目の実況見分を
やってみるのは。

検証の検証です。

《やっぱり止めないのか
入間みちお》

検証の検証って…。

職権を発動します。

裁判所主導で
あらためて捜査を行います。

みちおさん 最高。

(男性)
みちおは期待を裏切らない!

今回は 部長も入間ってる!

若葉クリーニングの皆さん

いつも 掃除してくださり
ありがとうございます。

(スタッフ)あっ いえいえ。
お伺いします。

奇麗に掃除してくださった箇所を
あなたたちの前で

掃除し直す人間がいたら
どうでしょうか?

えっ?
1 ちゃんと掃除をしていないと

疑われ 不信感が募る。
2 掃除したのは無駄だったと

やる気を失う。
3 もう こんな場所を

掃除したくない。
担当を外してほしいと願い出る。

そうなりませんか?

えっ… ええ。
ありがとうございます。

入間さん。 あなたは今
私が述べたようなことを

警察に対して
行っているんですよ。

例え話からの駄目出し。
(井出)説得力ある。

でもさ 何度も掃除すれば
より奇麗になるんじゃない?

なるほど。
「なるほど」じゃない!

あなたは裁判長。
部長の暴走を止めるべきでしょ。

部長。
部長も 自分が暴走しているの

自覚していないんですか!?
暴走してますか?

ハハハ 「疑問を疑問で返すな
たぬき親父」って今 思った?

はい!
たぬき親父だと思いました!

部長は明らかに
中立の立場から逸脱しています!

過去があるから 今がある。

過去の被告人の犯罪を
誰よりも知っているから

気になることを
クリアにしたいだけです。

(城島)どうだかな。

はい?

(城島)司法修習の同期のよしみで
あえて言ってやる。

認めたくないんだろ。

かつて 自分が
罪を軽くした被告人が

重罪を犯した。

何か裏があるんじゃないかと
思いたがってる。

(井出)私も
駒沢裁判官の個人的な感情で

動くべきではないと考えます。

警察 検察 裁判所は
信頼関係が必要です。

それを疑ってかかってる。
疑うことは信じることだと

思うけどなぁ。
はっ?

とにかく
部長は全部 分かってるよ。

今 皆さんが言った反論が
正しいことを。

でも それを分かった上で
気になるって言ってるんだよ。

それでも気にしなくて
本当にいいの?

あっ その顔
少し気になってきたね。

ほら 言い返してこないもん。

私のわがまま 今回だけ
付き合ってもらえませんかね。

何が「今回だけ」だよ。

おお 部長のニコニコ顔
戻ってきましたよ。

よ~し いい! いいですよ!

手分けしてやりましょう。 ねっ。

私は 警察の聞き込みについて
調べてみます。

じゃあ 僕は
実況見分の検証を行います。

笹原署に連絡しよう。

ハァ… 結局いつも こうなる。

笹原署の岡崎です。

あなたが
実況見分に立ち会ったんですね?

(岡崎)はい。 事件当日 20時ごろ

被害者の野上 哲司から

藤代に電話があり
工房で会うことになりました。

そして 22時ごろ
被害者と口論になり

犯行に及んだと
藤代は自供しました。

しかし 被害者の行動に
矛盾が生じたと。

ええ。
通常 工房に行くためには

この道を
通らなければいけないんですが

その日は
19時から工事をしていて

通過できるようになったのは
24時ごろだったんです。

ということは 22時に
被害者が この道を通って

工房に行くことは
不可能ですよね。

(井出)ここに
被害者の車が止められていた。

つまり 先ほどの道を24時以降に
通過するしかなかったと。

それを被告人に伝えたら
記憶違いを認めたんですね。

はい。
(石倉)あっ そちらはどうでした?

警察は 工房の廃熱用のファンが

事件当日の22時ごろ
使われていたという

目撃証言を
つかんでいたそうですね。

一度は
その線で裏取りしていたので。

実際の犯行時刻が
24時すぎだったとして

その裏取りは?

被害者の足取りは
どうなってるんですか?

(駒沢)現状 被告人の自供と
状況証拠のみですよね。

ちょっと待て。

これじゃ あら探しじゃないか
警察の捜査の。

あらがなくならないかぎり
判決は下せない。

次回公判までに
証拠を提出してください。

上司に伝えます。

(割れる音)

(碧)ああっ!

碧ちゃん… 野上 碧ちゃん。
被害者の娘さんです。

碧ちゃん。
碧ちゃん 落ち着いて。

ちょっ… 碧ちゃん…。

(奈緒)大丈夫だから。
ちょっと待っててね。

(奈緒)ご迷惑をお掛けして
ホントに すみませんでした。

(駒沢)工房に通っていた人から
話を聞きました。

娘さん 熱心に
ガラス工芸を学んでいたと。

将来は 自分も職人になりたいと
言っていたとか。

ええ…。

娘さんが教室に通いだした
きっかけは何だったんですか?

地元のお祭りです。

《奇麗!》

《これ
どうやって作るんですか?》

《それは 初心者の方も
簡単に作れますよ》

事件の背景を調べ直しています。

娘さんからも 話を
聞かせてもらっていいですか?

申し訳ないですが
お断りさせていただきます。

娘は信頼していたんです
藤代さんのことを。

その相手が 父親を殺した…。

気持ちを察してください。

尋問なら 私が応対しますので。

(藤代)確かに 野上 碧ちゃんは

熱心に ガラス工芸に
取り組んでくれました。

職人になりたいと言われたときは
うれしかった。

(藤代)夢を見たんです。

家族になれるんじゃないかって。

警告したとおり
旦那と別れればよかったんだ。

事件当日 22時ごろ
工房の焼却炉を使いましたか?

はい。 ガラス工芸の作業で。

《辻褄は合っている》

《でも
それを裏付ける証拠はない》

検察官。
警察に依頼した

被害者の足取りの証拠は
どうなっていますか。

それは 不見当だと。

不見当ですか。

まずい…。

(駒沢)笹原署に出掛けてきます。

(川添)部長 何をしに?

抗議です。
(川添)えっ?

えっ!?

坂間さん 行くよ。

はい。

あっ そこの本 取って。
その読みかけの本。

それそれそれ。 これ。

ああ…。
読みかけの本 これ。

あっ ジャ… ジャケット取って。
ジャケット持ってきてくれる?

(迫田)裁判所の方が
いったい 何の用ですか。

藤田の事件に 何か問題でも?

署長。 藤代です。

あっ そう。
お名前 覚えてないんですか?

事件は一つじゃないですから。

被害者の足取りの証拠を
開示してください。

署長。 うちは不検討だと
お伝えしたんですが。

何か 開示できない理由でも?

警察 検察は
全ての証拠を出す必要はないと。

それぞれの戦略がありますからね。
常識でしょう。

ええ 常識ですね。

(迫田)お分かりなら…。
(駒沢)裁判所は

警察や検察が どんな証拠を
持っているのか分からない。

具体的に指定して こっちから
出しなさいと言うしかない。

それでも
あなた方は不検討だという。

(駒沢)不検討じゃない。

見当たらないと書いて 不見当。

これ 刑事裁判官 30年以上続けて
一番 腹が立つことなんですよ。

部長 落ち着いてください。

坂間さん 落ち着いて。

止めるのは私じゃないでしょ!

ずいぶん便利な言葉です。

ないと言って 後から出てきたら
嘘をついていたことになる。

あるのに
見せたくないから不見当か

本当に見当たらないのか。
(迫田)疑ってかかって

あんた どういうつもりだ!
(駒沢)刑事裁判において

われわれは
二重の不正義をしてはいけない。

決して
冤罪を生み出してはいけない。

そして
真犯人を逃してはいけない。

これは 警察 検察 裁判所
同じ使命のはず。

それぞれの戦略?

駆け引きなんて
くそ食らえですよ。

確かに くそ食らえだ。

(迫田)分かった!
そこまで言うなら

徹底的に見当たらないか
調べてみます!

(ドアの開閉音)

岡崎さん。

これ プレゼント。

(岡崎)はい?
プレゼント。

大切なところ 折ってあるんで。

(糸子)部長 笹原署から連絡が。

やはり 不見当だと。

まあ 予想どおりではありますが。

でも 予想外のことも。

おっ。

(岡崎)読ませていただき

お話しさせてもらう
決心がつきました。

なぜ これを?
だって 部長の抗議だよ。

それは何か 事が動くでしょ。

だったら 最後の一押しに
必要かなと思ってね。

(川添)それを予測していたと。

あうんの呼吸ですね。

≪(ドアの開く音)

警察は 不見当なんじゃないのか?

岡崎さんが匿名で
話してくださるんです。

お願いします。

実は
被告人の自供と状況証拠以外に

犯行時刻を裏付ける証拠は
ないんです。

裏取りをやっていないんです。

おやおや。
それは どういうことですか。

野上巡査部長の体に
あざがあったと

同僚の女性警察官からの
証言がありました。

あざ?

(岡崎)近所の人によると
旦那さんの怒鳴り声や

物が壊れる音が
よく聞こえてきたと。

もしかして DV?
待ってください。

もし それが事実なら
彼女は警察官

なぜ 公にしなかったんですか。
警察官だからだろうね。

えっ?
DVの現実を知ってる。

(岡崎)ええ 警察に訴え

さらに ひどいことになった事件が
あることを…。

自暴自棄になった相手が
復讐を考え

DV被害者だけじゃなく

周りの人にまで
危害を加えるケースです。

もし 娘さんに何かあったらと
言えなかったのかもしれないね。

(井出)つまり 被害者の妻には
被害者を恨む動機があったと。

何で 補充捜査せず
検察にあげてくるんだ!

(岡崎)刑事部長の判断です。

万が一
部下である現職の警察官が

犯行に関与していたら
大きな失点。

今の署長は もうすぐ 本庁に戻る。

刑事部長は そのとき一緒に
引っ張ってもらえるそうです。

(川添)だから 上に忖度して
補充捜査をしなかった。

法をなめるな。

とにかく
このままでは判決を下せない。

罪に正しい罰を下す。
それが われわれの使命です。

そこで
捜査のプロのお出ましですね。

おい。
お前 俺たちを使おうってのか?

同期のよしみ。
(城島)はっ?

もし 公訴事実に
誤りがあったとしたら

起訴のやり直し 必要ですよね。

たぬき親父が。

事件そのものを調べ直してみる。

部長。 あしたなんですが…。

支部長が来るんですね。

叱られ役
お願いしてもいいですか?

部長
今ごろ絞られてるんだろうなぁ。

部長を差し出して
所在尋問って…。

怒られるのをかわすの
うまいからね。

(益子)入間裁判官は
なぜ いないんですか?

(駒沢)佐賀に。

藤代 省吾の かつての保護司に
所在尋問を行うためです。

現在は引退して
佐賀に住んでいるんです。

遠方まで行って
話を聞く必要があるんですか?

警察からの抗議といい
イチケイは問題があり過ぎる。

これは駒沢部長
あなたの責任問題だ。

どんな処分も
甘んじてお受けします。

あっ でも
私の上司である支部長の

監督責任も
問われるかもしれませんね。

えっ 私?

本当に申し訳ございません。

今回ばかりは
深く反省しております。

部長と入間さんって

ずいぶん
お互いに信頼関係があるんですね。

ある意味 師弟なので。
師弟?

みちおさんが
弁護士を辞めるって決めたとき

部長が会いに来てくれたそうです。

(駒沢)《あなたには
裁判官になってほしい》

《あなた自身の手で裁くんです
この国の司法を》

部長に出会ってなかったら
僕は裁判官にはなってないよ。

(津田)長崎出身ね?
はい。

お話ば伺ったら
とんぼ返りですが。

藤代君のことはニュースで知って
心配しとった。

あなたの知る 藤代 省吾について
話していただけますか。

私なんかより 彼の更生ば
支えとった人がおるとですよ。

知っとうとですかね。

18年前 彼が犯罪に手ば染めて

逃亡ば図ったとき
死のうとした。

そんとき 必死に止めた女性が
おるこつば。

彼女ん説得で 生きて
罪ば償うことば決めんさった。

出所したころには
彼女んためにも

人生ば
やり直そうとしよんさったで。

だいか ご存じですか?
そん女性。

ああ 教えてくれんやった。

ばってん 藤代君は言いよったよ。

《誰と出会うかで 人生は変わる》

《生きてみないと
それは誰にも分からない》

(津田)その彼女との出会いは

彼んとっては
特別やったんやと思うとります。

♬~

≪(ドアの開く音)

おかえりなさい。
上から絞られました?

(駒沢)ええ みっちりと。

佐賀名物の いかしゅうまいです。

あっ どうも。

そっちは どうでしたか?
坂間さん。

かつて
藤代 省吾が服役していた際

何度も面会に来ていた女性が
いました。

野上 奈緒です。
(石倉)つまり 刑務所に入る前に

面識があった
ということになります。

藤代 省吾が
事件を起こした管轄は

新人警察官として 野上 奈緒が
配属されていた場所でした。

自首する前に逃亡した
藤代 省吾は

ビルの屋上から飛び降りて
死のうとした。

それを止めたのが
野上 奈緒でしょう。

2人には
隠された強いつながりがあった。

なぜ それを隠そうとしたのか。

そうせざるを得ない何かがあった。

真実は
残酷なものかもしれませんね。

♬~

(奈緒)18年前 警察官として
藤代さんと知り合い

交流があったのは事実です。

なぜ あなたは
そのことを黙っていたんですか。

娘のためです。

かつて 藤代さんが
死のうとしたのを 私が止めた。

そして 更生を見守ってきた。

それなのに
その相手が夫の命を奪った。

娘が知ったら
さらにショックを受けるからです。

(井出)他に話しておきたいことは
ありますか。

ありません。

(城島)誠に遺憾ながら
警察の証拠物に不備があり

公訴事実に誤りがある可能性が
出てきました。

そこで 検察は
あらためて捜査をしました。

(ざわめき)

(井出)
ここに甲55号証を提出します。

事件当日 18時ごろ

被害者 野上 哲司の車を捉えた
交通カメラの映像です。

運転しているのは
野上 哲司ではなく

被告人の藤代です。

(井出)あなたは 被害者の車を使い
工房へ向かった。

なぜですか。

♬~

裁判長…。

真実を!

私が殺しました。
夫の暴力に苦しんでいました。

それを 藤代さんは

「病気が悪化して
もう 自分は長くない」

「だから 身代わりに」って…。
(藤代)違う!

嘘です!

裁判所から よろしいですか。

被告人は かつて 罪を犯した。

罪を償う時間があったことを
どう考えますか。

それがなかったら
今の あなたはありますか。

更生を間近で見ていた
野上 奈緒さん。

あなたも分かっているはずです。

起きてしまったことは
変えられない。

でも これからのことは
変えられる。

その分岐点が この法廷です。

18年前 駒沢裁判官は
そういう思いで

犯した罪に 正しい罰を下した。

いかなる理由であれ

罪を償うチャンスを
奪ってはいけない。

真実を話してください。

守ろうとしたんです。

碧ちゃんは。

(野上)《どうして
あの藤代とかいう男を慕って

俺を避ける!? 父親だぞ!》

《あなたが父親だなんて
認めない》

《お母さんに暴力振るって!》

(野上)
《俺が お母さんや 君のこと

どれだけ考えているか
分かっていないのか!》

(野上)《あいつの育て方が
なってないんだ》

(野上)《今すぐ
徹底的に教育してやるよ…》

♬~

(藤代)《ああ 碧ちゃん?》

《今日 教室の方は? 休み?》

《助けて…》

《藤代さん… 助けて…》

《大丈夫。 碧ちゃんは
何も心配しなくていいから》

野上 碧さんを守るためには

犯行現場を どうしても
すり替える必要があった。

被告人は 被害者の車を使い
遺体を工房に運んだ。

そして 20時に被害者の携帯から
自分の携帯に着信履歴を残した。

(呼び出し音)

《あなた
いったい 何やってるの!?》

《君に出会わなければ
俺は死んでいた》

《罪を あなたがかぶるなんて
駄目よ!》

《頼む》

《俺が あの子にしてやれる
最初で最後のことなんだ》

野上 奈緒さんは あなたの罪が
少しでも軽くなるように

被害者が 自転車で転んで

頭を打って 亡くなったように
見せ掛けた。

♬~

♬~

入りなさい。

そこに座りなさい。

怖かった。

法廷で 駒沢さんを見たとき

嘘が見破られるんじゃないかって。

私も怖かったですよ。

えっ?

かつての私の判決は
本当に正しかったのかと。

最初から疑っていたんですか。

いえ。

ただ 公判の中で

藤代君の主張には
嘘の中にも

本音が こぼれ落ちていたように
感じました。

「野上 奈緒さんのことを
愛していた」

「家族になる夢を見た」と。

そして あなたと野上 奈緒さんの
隠されたつながりを知った。

碧ちゃんを守ろうとしたのは

あなたにとって
特別な存在だからでしょ。

全て お見通しなんですね。

《結婚しよう》

《君の夢だったんだろ 警察官》

《辞めることになっても
構わない》

《ありがとう 奈緒》

《それに…》

《これから生まれてくる君》

《俺をパパにしてくれて
ありがとう》

♬~

《別れよう》

(駒沢)自分の前科のことで
苦しませたくないと思って

別れたんですね。

野上 奈緒さんは お祭りで偶然
あなたと再会したと言った。

でも 違うんでしょ。

父親を放棄した自分に
できることはない。

でも せめて

近くで 娘さんの存在を
感じていたかったんですよね。

《これ
どうやって作るんですか?》

《それは 初心者の方も
簡単に作れますよ》

(碧)《簡単に作れるんだって》

(奈緒)《作ってみたい?》

(碧)《うん 作ってみたい!》

私は あなたを疑った。

でも 疑ってよかった。

信じることは 相手を知って
初めてできること。

あなたを疑い あらためて
どういう人間か知った。

あなたなら 人生をやり直せる。

私は 信じています。

♬~

(奈緒)碧!

藤代さんは 実はね…。

あなたの…。

分かってた。

えっ…。

そうなんじゃないかなって。

♬~

野上 碧ちゃんは
家裁で 審判にあたります。

野上 奈緒は懲戒免職。

2人とも共謀の上 犯人隠避罪と

証拠隠滅罪に
問われるでしょう。

人が罪を犯す。

そこには想像もできない理由が
あったりする。

部長は すごいよな。

やっていないという被告人と
向き合い

今まで 30件もの無罪判決を
下してきた。

でも それだけじゃないんですね。

そう 今回のように

やったという被告人の嘘も
見逃さない。

罪に正しい罰を下す。

刑事裁判官として
当たり前のことを

当たり前のように
やり続けてきたからね。

裁判官として大事なこと

アインシュタインに近づく答え

分かったんじゃない?

疑うこと。

アインシュタインは常識を疑い
数々の真理を導き出した。

ただ単に信じることは
知ることの放棄だからね。

(石倉)千鶴さん 僕 決めました。

書記官として
民事か刑事 どちらにするか。

僕 やっぱり 刑事で。

イチケイにいたいです。

みちおさんや部長と一緒に
仕事がしたい。

ごめんなさい。

なぜ 謝るんですか?

私も 刑事裁判官を
しばらく続けることにしました。

僕のために?

(駒沢)坂間さん
落札ありがとうございます。

なぜ 私だと?
(駒沢)入間君が

きっと 坂間さんだろうって。

ねっ 早速 読んでみて。

これは いったい…。
どうでした? 驚きでしょ。

確か 部長が
司法修習時代に感じたことで

話が終わってたんですよね。
(糸子)全3部作でしたっけ?

あっ 5部作の大作です。
(駒沢)残りも全部 買いませんか?

続き 気になりましたよね?
買いません!

まあ と~っても甘~い
サーターアンダギー食べて 落ち着いて。

ハァ…。

(せき)

どこが甘いんですか! 激辛…。

はいはいはい これ。 これ。

これね ふるさと納税でもらった
熊本のと~っても甘~いジュース。

ガハッ…。

ハハハハ… 坂間さん 疑わないと。

さっきから
とっても甘~い 甘~いって

振ってあげてるのに。
(川添)おっと 坂間りますよ。

あなたに初めて会った

中学生の法廷見学の日から
さかのぼって

改善すべき点を言っていきます!
まず 第一 ひげ。

裁判官の品位が損なわれると
あれほど言っているはずです。

第二に 何でもかんでも

職権を発動するのは
やめてください。 あっ!