ドラマ ライオンのおやつ(5)どんな終止符で人生を飾ろうか? 答えを出そう。[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ドラマ ライオンのおやつ(5)どんな終止符で人生を飾ろうか? 答えを出そう。[字]
美しい島のホスピスに暮らす人びとの感動のドラマ、いよいよ後半へ。雫(土村芳)は自分の家族と向き合う。どこか不自然だった家族のかたち。雫はどんな結論を出すのか?
詳細情報
番組内容
小川糸さん原作、誰の人生にも祝福があることを、優しく繊細に描く感動の物語、第5回。雫(土村芳)から重い病気であることを打ち明けられた弘人(石丸幹二)は、妻の早苗(西田尚美)と、娘の梢(新井美羽)とともに島へとやってきた。雫は少しずつ体力が低下していた。弘人の再婚をきっかけにぎくしゃくした関係になっていた家族だが、初めて本当の思いを打ち明けあう。雫たちは家族の姿を取り戻せるのか? 物語は後半へ!
出演者
【出演】土村芳,竜星涼,鈴木京香,石丸幹二,西田尚美,和田正人,かとうかず子,濱田マリ,三浦浩一,モロ師岡,梅沢昌代,伊藤修子,星野真里,柳生みゆ,蔵下穂波,萩原利久,名村辰,新井美羽
原作・脚本
【原作】小川糸,【脚本】本田隆朗ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- マスター
- ミルクレープ
- リクエスト
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- 先生
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(弘人)会ってほしい人がいるんだ。
(雫)あの時
裏切られたような感じがしちゃって…。
でも お父さんには
幸せになってほしかったから 我慢して…。
病気になったことも
言えなかったんです。
一人で死ぬことにしたの。
今まで育ててくれて ありがとう。
(泣き声)
♬~
(ノック)
(マドンナ)おはようございます。
つらいですか?
後で ドクターに診てもらいましょう。
はい…。
おはようございます。
(ヘルパー)おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
(マスター)おはようございます。
いかがですか 調子は。
あんまり変わんないですね。
よかった。
(シマ)マドンナ。 はい。
雫ちゃんは?
もう少し 寝ていたいそうです。
(舞)そう…。
楽しんでください。
(梢)だからだったんだね。
雫さんがウイッグだったかもって
ママが言ってたじゃん。
で どうすんの?
え…。
会いに行かないの?
夜は 眠れていますか?
痛かったり 不安になったり…。
うん…。
睡眠導入剤を使いましょうか。
何かあったら また呼んでください。
ありがとうございました。
♬~
できないことが 増えていきますね…。
自力で眠れなくなっちゃった…。
眠れる森の美女になるんです。
スヤスヤと 安らかな夜にしましょう。
はい。
「あなたが大事にしていた物や
使っていた物を送ります。
要らなければ 処分してください」。
以前 ここに入居していた
もも太郎こと ももちゃんの
お母さんとお兄さんです。
先日 先生が これを
棚の中から見つけてくれました。
私たちも まだ開いてません。
(千春)ベッドの下…。
(一輝)あっ 紙が貼られてる。
(一輝)ロビーのテーブルの下…。
(弘人)
「この間は 連絡をくれて ありがとう。
やっと雫の声が聞けたと思ったのに
病気で苦しんでいたなんて
お父さんは
何にも気づいてあげられなかった。
雫 ごめんな。
雫が 色んな事を考えて 決心して
今1人でホスピスにいることは
わかった。
お父さんが雫に何をしてあげられるか
わからないけど
でも やっぱり会いたい。
もう一度 話がしたい」。
≪(一輝)ない。
≪(千春)ない? 本当?
≪(一輝)こっちか?
(千春)えっ これも…。
あった?
(千春)ないです。
千春さん…?
(一輝)こっちもないや。
(千春)えっ ない?
あっ! ありました~!
ももちゃんです。
(一輝)リクエストボックスの下。
(先生)今度は リクエストボックスか。
こっちです!
「ママ おにいちゃん 大すき」。
(泣き声)
ナイスボール。
ナイスボール。
ナイスボール。
ナイスピー!
朝起きて あの子はいないんだって
ぼ~っとしたり…
ふと匂いがして
涙が止まらなくなったりして…。
お母さん ももちゃんのこと思い出したら
ここに来てください。
ここでは よ~く
ももちゃんの話題になります。
ももちゃん りんご好きだったよねとか
あの「まいったな」っていう口癖
あれが 本当に かわいかったねって
よく みんなで話してます。
お母さん… ももちゃんの話
できてないんじゃないですか?
私たちとなら 思い切りできます。
周りに気を遣わせる心配はありません。
(すすり泣き)
はい…。
ありがとうございました。 また。
(シン)じゃあね。
バイバイ。
死んだからって 終わりじゃないんですね。
残された家族の人生は
続いていくんですよね。
(シャッター音)
(時計の時報)
(ノック)
はい。
(ドアが開く音)
(カモメ)調子 どうですか?
え… あっ おやつの時間ですね。
おおっ! 座りましょう。
すいません。
おお…。
でも 行きます。
お待たせしました。
楽ですね 車椅子。
(粟鳥洲)
んっ… 3時5分だぞ。 遅刻 遅刻。
罰として
今回 君のリクエストは なしだな。
レーズンサンドの時
先生 遅れて来ませんでしたっけ?
一本 取られましたね。
(笑い声)
皆さん そろいましたね。 では 始めます。
「私がリクエストするのは」…。
「ティラミスです」。
おっ 俺だ。 ハハハハハハ! イエ~イ!
(田陽地)雫さんのこと?
(純)ん?
こないだから ずっと そんな感じだから。
結構 衝撃だったんだよね。
何か 嫌な言い方かもしれないけど…。
余命宣告 受けてる人に会うの
初めてだったから…。
えっ… っていうか 私
あんなこと言っちゃった。
あと2か月ぐらいで出来ると思うので
楽しみにしててくださいね。
無神経すぎるね…。
俺も あの時 「あっ…」て思った。
でも そこが いいところでもあるじゃん。
周りのことは全然気にしないで
自分が思ったことにだけ まっすぐでさ。
何か バカみたいじゃない?
そう聞こえた?
ちょっと!
ハハハ。
うん おいしいですね。
うん コーヒーリキュールが効いてる。
(粟鳥洲)みんな何か忘れてないか?
これにまつわる エピソードだよ!
俺は 毎回 リクエストに
おやつの名前しか書いてない。
なぜか分かるか?
自分で しゃべりたいからだよ!
面倒くさいやつだな もう。
面倒くさい?
(マスター)分かりました 聞きましょう。
教えてください。
は~い。 え~ ティラミスはな…。
(チャイム)
何だよ。
行ってきます。
はい はいはい。
え~ ティラミスはな
今の俺のルーツになった おやつなんだ。
ルーツ?
こう見えても 俺は ここに来る前
国家機密を扱うような
重大な任務に就いてたんだ。
ある会議の時
差し入れで ティラミスが出された。
その時 ぱっと ひらめいたんだ。
(シスター)私のは?
シスターは もう食べたでしょ。
うん 食べてましたよ。
(先生)食べてた 食べてた。
聞けよ。 聞いて。 聞いてる!?
ねっ 国家機密…。
雫さん…。
ご家族の方が いらしてます。
雫…。
はい。
ありがとうございます。
ベッド 上げますね。
はい。
何で来たの。
えっ…。
あっ 何でっていうのは 交通手段のこと。
ああ… フェリー。
そっか…。
どうぞ 座ってください。
(カモメ)どうぞ 座ってください。
(弘人)ありがとうございます。
横になりましょうか。
はい。
ゆっくりで大丈夫です。
はい。
はい。
ありがとうございます。
ごゆっくりどうぞ。
(シン)失礼します。
海が荒れなくてよかったね。
ああ… うん。
ごめんな 約束破って。
来るような気はしてた。
せっかくだから のんびりしてって。
いいところだから。
大丈夫…。
ごめん ちょっと休んでもいい…?
あっ… うん…。
ごめん。
(チャイム)
(早苗)来たよ。
上がってってよ。 ほら。
こんにちは。 こんにちは。
こんにちはって。
梢です 初めまして。 フフフフフ。
梢です。 恥ずかしい~。
でも これって
チャンスかもしれないですよね。
神様がくれた 最後のチャンスなのかも…。
♬~
おはようございます。
おはよう。
おはようございます。
おはよう。
おはよう。
おはよう。
おはよう。
あっ どう? おかゆ。
すごいおいしい。
でしょ。 私も初めて食べた時 感動した。
毎朝 種類が違うんだってね。
はい。
いいな
雫は いつも こんなの食べてんのか。
どうぞ。
ありがとうございます。
今日は何するの?
私 ちょっと散歩に行きたいんだけど。
じゃあ 俺が…。
あっ ごめん… 早苗さん。
連れてってもらっても いいですか?
うん…。
気持ちいいですね。
そうだね。
早苗さん。
ん?
私 ずっと苦手だったんです
早苗さんのこと。
何か 心を開けないっていうか
弱いところ見せられないっていうか…。
気付いてたよ。
(チャイム)
(弘人)は~い。
(弘人)いらっしゃい。
(早苗)こんばんは。
(弘人)さあ 入って入って。
(早苗)はい お邪魔します。
(弘人)迷わなかった? (早苗)うん 全然。
すごいなあ。
(早苗)すごい近かった。
(弘人)本当?
雫です。 こないだ話した 早苗さん。
初めまして。
初めまして。
あっ これ よかったら食べて。
あっ すいません。
(弘人)座って。
あっ うん。
ありがとう。
お茶飲む?
うん。
私ね 親子は無理だろうけど
友達くらいには
なれるんじゃないかなって。
雫ちゃんが成人したら
私の行きつけの飲み屋さんとかに
連れてってあげたりとか
そういうことしたいなあって…。
(弘人の鼻歌)
早苗さん 楽しかったって。
私 この機会に 1人暮らししよっかな~。
はっ?
ここ 2人で使ってよ。
ちょっと待って。
新婚生活 楽しんで。
いやいやいや… 待って 待ってって。
俺らに 気ぃ遣ってんの?
ずっと憧れてたの。
早苗さん
みんなで暮らしたいって言ってるよ。
やっと お父さんの面倒から
解放されるんだよ。
私だって 自由になりたいよ。
あっ でも 仕送り期待してるね。
こっちも無神経だったかもしれないけど
でも
あんな逃げるようなまね しなくても。
関わりたくなかったんです。
感じ悪…。
ハハハ。
そういうこと 病人に言いますか。
そっちが先に吹っかけてきたんでしょ。
やっぱり
私たち 根本的に合わないですね。
だね…。
♬~
でも さっきの話は
ちょっとだけ気になります。
ん?
連れてってくれようとしてた飲み屋。
ああ… 駅前の とりいやってとこ。
えっ あの汚いところですか?
知ってる?
ずっと気になってました。
でも 入る勇気なくて。
いや あそこ
めちゃめちゃおいしいんだよ。 へえ~。
行ってみたかったな~…。
早苗さん。
父のこと どうか よろしくお願いします。
♬~
鈍いところがあるので
イライラすることも
あるかもしれないけど…。
かなり鈍いよね あの人。
やっぱり 感じてました?
雫ちゃんも そう思ってた?
まあ… でも
それに助けられたこともありましたけど。
そうそう 結構扱いやすいよね。
ハハッ ですね。
(笑い声)
♬~
ちょっと 落ち着きなよ。
おう…。
≪(雫と早苗の笑い声)
日焼けしちゃいますよね。
ねえ 本当 本当 日焼けしちゃう。
(弘人)帰ってきた! お帰り。
ただいま。
ただいま。 ごめん 遅くなっちゃって。
どこまで行ってたの?
あのね 海沿いの方。
すっごい景色きれいだったよね。
はい。
へえ~。 じゃあ 早苗さん。
ん?
お父さん お借りしますね。
どうぞどうぞ。 フフフッ。
フフフフッ。
はい。
よいしょ。
じゃあ 失礼します。
はい。
フフフ…。
大丈夫? うん。
よいしょ いくよ。 うん。
ねえ。
ん?
私を引き取る時 嫌じゃなかった?
えっ?
本気でチェリスト目指してたんでしょ。
♬~(チェロ)
☎
はい。
はい…。
はい… はい…。
いろいろと尽くしたのですが
助けられませんでした。
パパとママは?
これだけ食べる? きつね 食べてみる?
え~! ハハハハハハ!
嫌じゃなかったな。
当然のことだと思ってたし。
楽しかった。
楽しかった…?
うん。
お父さん…。
ああ ごめんごめん 寝てた。
寝らんない?
うん。
3年1組の教室で保護者会
はい 分かりました。
はいはい… はい 伺います。 はい。
これ これ これ。
(息を吹きかける音)
ハハハハハハ。
くすぐったいってば。
もっかいね。
汗すごいな… もう ちょっと…。
ああ… え~と え~と え~と
手も拭こう 手も拭こう。
熱い 熱い… 駄目だ 雫 病院行こう。
病院行こう。 よいしょ。
楽しかったよ。
♬~
ここにいること 言ってなくて…。
自分が死んだあとに分かる感じで
いいかなって…。
お父さん…。
ん?
ごめんね…。
ごめん…。
本当にごめん…。
(すすり泣き)
ごめんなさい…。
ごめん…。
(息を吹きかける音)
ハハハ くすぐったい?
うん。
ハハハ。
(シン)マスターの喫茶店は
どちらにあったんですか? (マスター)倉敷。
(香織)夕日がさし込んで
すてきな店でした。
(シン)はい 出来ました。
(香織)わあ すごい。
ありがとう シンちゃん。
(シン)いえ。
(香織)おとうさん 似てる。
虹雲が きれいだな…。
ありがとう シンちゃん。
あっ!
おっ!
ナイス マドンナさん。
ああ もう ちょうどよかったわ。
みんなに ちゃんと話しておこうと思って。
私が旅立ったあとのこと。
遺骨は
この島に埋葬してもらうことにしたの。
お葬式も やらないつもり。
全部 マドンナさんにお願いしてある。
だから… 私のことは もう心配しないで。
(弘人)どういう意味?
これで 本当にお別れにしたいの…。
電話も これから どんどん しゃべるのも
つらくなっていくと思うし…。
それに 私 今 すごく幸せだから。
この笑えてる今の姿が
みんなの中の最後の私でありたいの。
ごめんね 最後まで わがままで…。
(シン)こんにちは。 (弘人)こんにちは。
こちらへ どうぞ。
曲がれるかな。 ゆっくり行くよ。
うん 大丈夫。
よいしょ。
ふ~ん あれが雫ちゃんの家族かあ。
仲よさそう。
うん。
そういえば 粟鳥洲さん ご家族は?
確かに
お見舞いに来てるの見たことないかも。
来てるよ しょっちゅう。
そうなんですか?
うん。
おっ 来た来た。
(時計の時報)
おやつの時間になりました。
(時計の時報)
「私がリクエストするのは
ミルクレープです」。
「私は ずっと 父と2人暮らしでした。
小学3年の時 父の誕生日 私は初めて
一人でケーキを作ることにしました。
選んだのは ミルクレープでした。
オーブンを使わないレシピだったので
自分にもできると思ったからです」。
来ちゃ駄目。
えっ?
来ちゃ駄目!
「これまで 父が私の誕生日を
お祝いすることはあっても
私が父の誕生日をお祝いしてあげたことは
ありませんでした」。
「生クリームを泡立てて
何枚も生地を焼いて
生クリームやジャムを塗りながら
重ねていきました。
今思えば 何てことない作業でしたが
当時の私にとっては
大きな挑戦だったのです」。
ジャ~ン。
え~! これ さっき作ってたやつか。
うん ミルクレープだよ。
すごいね。
♬「ハッピー バースデー ディア」
♬「お父さん」
イエ~イ!
♬「ハッピー バースデー トゥ ユー」
うお~!
(息を吹きかける音)
どう? おいしい?
とろける~。
「完成したミルクレープは 決して
上手な出来ではなかったと思います。
でも 父は すごく喜んでくれました。
その時の父の顔は
いまだに忘れられません。
とてもいい思い出です」。
(拍手)
(舞)お待たせしました。
どうぞ お召し上がりください。
(一同)頂きます。
うん うまい。
(ヘルパー)手が込んでますね。
うまっ!
(泣き声)
(笑い声)
どの話を…。
(弘人)食べ物のような気がするな。
え~。
はい 出来ました~。
(4人)うわ~!
すごい。 そっくり。
鶏鍋 鶏鍋。
(笑い声)
早苗さん お酒持ってますよ。
ちょっと よく聞いてたね。 すごい。
(笑い声)
じゃあ。
うん。
ありがとね。
こちらこそ。
これ 部屋に飾っとくね。
うん。
♬~
マドンナさん。
はい。
最期まで よろしくお願いします。
はい。
ありがとうございます 連れてきてくれて。
あっ いえ…。
はい。
ありがとうございます。
田陽地さん。
はい。
こないだ
家族が ライオンの家に来ました。
自分の気持ち
正直に伝えることができました。
田陽地さんが
相談に乗ってくれたおかげです。
それでも… やっぱり つらくて…。
全然受け入れられてないんです 私。
もっと… もっと生きたい。
まだ 生きたいんです。
♬~
あの…。
はい。
キスしてもいいですか?
♬~
最後に いい思い出が出来ました。
次のおやつ いけるかな。
僕を雇ってもらえませんか?
裏切り者。