<オトナの土ドラ>最高のオバハン 中島ハルコ #05【ハルコ、専業主婦を斬る】[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<オトナの土ドラ>最高のオバハン 中島ハルコ #05【ハルコ、専業主婦を斬る】[字]

ハルコ(大地真央)にまさかの脱税疑惑!?イケメン国税調査官の裏に従妹・聖子(高橋ひとみ)の影が…?バツ2のハルコが専業主婦をぶった切り!ハルコにまさかの受難!?

番組内容
インチキグルメインフルエンサーを成敗!と思った矢先、ハルコ(大地真央)のクリニックにまさかの脱税疑惑!?思わぬハルコのピンチにいづみ(松本まりか)も動揺するが…。

そんな中、イケメン税務調査官の中村(平田雄也)がハルコクリニックにやって来た。実はハルコを面白く思わない従妹の聖子(高橋ひとみ)がハルコクリニックのあることないことを中村に吹き込んでいて…

一方、聖子は東京で開いている料理教室を
番組内容2
終えると、名古屋にある自宅に戻る。そこには早期退職して悠々自適に暮らす夫・丈弘(あづみ昌宏)の姿があった。脱いだままの服、片付けられていない昼食の食器……ため息をついた矢先にインターホンが!ハルコが直々に聖子の家までやってきたのだ!
従姉妹同士のマウント合戦勃発!? 納税とは? 夫婦とは? ハルコの怒号が銀座の街に響き渡る!!
出演者
大地真央 
松本まりか 
真魚 
合田雅吏 
蕨野友也 
今野浩喜 
高橋ひとみ 
田山涼成

【5話ゲスト】
平田雄也
スタッフ
【原作】
林真理子
「最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室」
「最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!」
(文春文庫刊)

【脚本】
西荻弓絵

【音楽】
辻陽

【主題歌】
「やったれ我が人生」祭nine.(ユニバーサル ミュージック)

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
古林都子(The icon) 
渋谷未来(The icon)

【演出】
金子与志一
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
The icon
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【公式サイトURL】
https://tk.tokai-tv.com/nakajimaharuko/

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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(真央)大変なんです!
彼のお店が…。

(いづみ)[真央ちゃんの彼の
窮地に立ち上がり

SNSをぶった切ったハルコさん]

(ハルコ)あなた
私を誰だと思ってるの?

どうやって ケイスケの化けの皮を
剥がしてやろうか。

悪口は その人の目の前で
堂々と言うべきものよ。

人の噂とSNSに
信じる価値は みじんもない!

[ご本人が
バズったと思った矢先…]

何か モヤモヤっていうか
ムカムカするのよね

そのいとこのメール。
(いづみ)ハルコさんに

マウンティングしてるんじゃないですか?
常にマウントのてっぺんにいる私に

マウントですって?
ハッ バカバカしい。

(若杉)これを!

ひどい こんなフェイクニュース。

まさか… ホントに…。

《脱税!?》

もし… もしもよ?
本当だったら…。

(真央)起訴されて
追徴課税 何億も取られて

医者の場合
医業停止処分ってことも…。

ハッ! 嘘…。

(若杉)また ご新規の患者さまの
キャンセルです。

(大谷)ですから 当クリニックは
脱税などしておりません。

落ち着きなさい。
(バイブレーターの音)

人の噂なんて へでもないわよ!
(バイブレーターの音)

ハァ…。
(バイブレーターの音)

(バイブレーターの音)

(聖子)ハルちゃん 大丈夫?

(聖子)ハルコママも
心配してたわよ。

何の問題もないわよ?

うちは税務調査なんて
いつでも来いよ。

そうでしょ? 大谷。

(大谷)あっ… はい。

失礼しました。

ご予約でございますか?

ご予約でございますね?

ほ~ら 予約が戻ったわ。

患者は みーんな
私のファンだもの。 当然よね。

まったく… 何なのよ! あの余裕。

こっちは こんな狭い部屋の
バカ高いローン払い終えて

ひいひいしてるっていうのに

毎年クリニックで
豪勢な海外旅行して!

お高い車 買い替えて!

あ痛っ! 痛っ! 痛い…。

(中村)前に言ってた
いとこさんのことですか?

(聖子)えっ?
(中村)大丈夫?

早いのね。

聖子さんに早く会いたくて。

あっ… 中村君。

♬~

(大谷)ハルコ先生。
税務調査が入ることになりました。

えっ!?
この間 来たばっかりじゃないの。

(大谷)2年前に
特に問題もなかったですし

しばらくは来ないと
思ってたんですが…。

(若杉)税務調査官は
ネットも見ているそうですが

タレコミもあったんでしょうか?
タレコミ?

いったい どこのどいつが
タレコんだのかしら。

以前 首にしたスタッフか
同業者か…。

見つけしだい

1, 000倍返ししてやるわ。

(若杉)はっ。
(大谷)はっ。

♬~

くれぐれも 挑発的な言動は
慎んでください。

余計なことは
お話しにならないように。

分かってるわよ。
私を誰だと思ってんの?

日本一 税務署員が
お嫌いな方だと。

正解。

(大谷)お待ちしておりました。

お忙しいところ
お時間頂き 恐縮です。

渋谷中央税務署
法人課税 第21部門

上席国税調査官の
中村と申します。

(高橋)国税調査官の高橋です。

(大谷)事務長の大谷です。

ごきげんよう。
私が中島ハルコです。

どうぞ 一服なさって。

たかだか2年で

また調査に入られるとは
思いもしませんでしたけど。

(中村)恐れ入ります。
理由は言えませんが

2年で
調査に入る場合もあるんです。

あら…。

どなたか
何か おっしゃったのかしら?

立派なクリニックですね。
内装の趣味もすてきで。

あなたも
いいセンスしてるじゃない。

ありがとうございます。

まずは代表の中島先生に
概要を伺いたいのですが

1日の患者さんは
何人くらい いらっしゃいますか?

あら。 そのペンもすてき。

どなたかのプレゼントかしら?

あ~… これは おばから。

そう。

え~っと… 1日20人ぐらいです。

有名なハルコ先生には
色々 伝説があるようですね。

例えば 毎年 皆さんで 社員旅行に
海外にいらっしゃるとか。

ええ。
やはりファーストクラスですか?

ええ。
さすがですね~。

僕も一度 乗ってみたいです。
フフッ。

(美和)嫌よね 税務調査って。

わざわざ 休診日にしたのに
私に席を外せって。

ふざけてるわよね。

でも まあ…
童顔のイケメンだったから許すけど。

(美和)フフフ…。

(美和)うちもね
去年 突然 入られたのよ。

えっ?
もう まるで犯罪者扱い。

もう最悪だったんだから~!

(千絵)うちだって来たんですよ。
えっ!?

吹けば飛ぶような
こんなお店にまで!?

そのとおりなんですよ。
え~?

夫婦揃って
老体にむち打って

どうにかこうにか
やってるっていうのに。

追徴課税だなんて脅されて。

ねえ? しばらくは
眠れなかったんですから。

まあ…。

ハァ… そろそろ終了かしら?

ハルコ先生 一ついいですか?

こちらのファーストクラスで行かれた
シンガポールですが

私的な旅行でしょうか?
ビジネス目的でない場合

経費では落ちませんが。
(大谷)前回は経費で通りましたが。

納税と選挙は国民最大の義務
というのが院長の考えで。

海外旅行は年に1回の
顔面解剖の研修が目的ですから。

顔面解剖?
美容外科医は ヒアルロン酸注入や

糸を入れる手術など
顔面解剖で練習するんです。

日本では学生以外は ご献体を
使った解剖はできないので海外で。

場所はハワイ大学

え~… バンコク 韓国
シンガポール。

解剖室に入ると

ご遺体の頭部だけが ずら~りと。

(高橋)うっ! すいません…。

シンガポールから
ビンタン島に行かれてますね。

リゾート地ですよね?
中村さん。

研修を兼ねて
海外旅行をする方が

効率的 経済的じゃないですか?

お気持ちは分かりますが…。

これを うちの上司が何と言うか。

これを悪意のある
不正申告と見なすかも。

そんな… これまでは
経費で認められておりました。

(中村)う~ん…。

中村さん。

穏便にお願いできないかしら?

ともかく
今日は これで失礼します。

(若杉)チョロいかと思いきや

ずいぶんと
ネチネチ突っ込んできましたね。

あのイケメン 何か怪しいわね。

それに あのペン。

(若杉)ペン?

申し訳ありません。
今後は きっちりやります。

何言ってんの! 今までどおり
ギリギリを目指すわよ。

そもそも 誰も使わないような
バカみたいな箱物 建てられたり

納得いかないことが
多過ぎるのよ!

私はね 払うべき税金であれば
何億だって払うわよ。

しかーし!
法で認められる限りは

一文たりとも
余計に払ってたまるもんですか!

(大谷・若杉)はっ!
それより

こっちが調査すべきことが
山ほどできたわ。

そう いづみ。 うん。

[というわけで
ハルコさんの命令で

私こと 菊池いづみが

聖子さんの料理教室に
潜入することに]

ケイスケさんとのコラボは
残念でしたけど

お料理教室は
順調でよかったですね。

ええ… まあ。

≪(ドアの開く音)
≪(中村)こんにちは。

あっ!

《もしや この笑顔…》

こちらは?

取材の方なの。
食事の友社の菊池です。

中村です。
よろしくお願いします。

あの… ちょっと お手洗い
お借りしてもいいですか?

出て 左のドアよ。
はい。 失礼します。

(中村)ハルコクリニックの件
ノルマ達成できそうで…。

《いきなりドンピシャやん!》

というわけで
中村君にチクったのは

聖子さんで間違いないようです。
やっぱり。

でも…
どうして分かったんですか?

聖子のやつ 昔っから
気に入った男に 必ず

同じ柄のペン
プレゼントする癖があるのよ。

バカの一つ覚えでね。

それにしても あの女

いったい 私に
何の恨みがあるっていうのかしら。

(三日月)恨み?

いえ… あの…
こちらのことで。

(不通音)
あれ? もしもーし。

(三日月)今日は『源氏物語』の

「紅葉の賀」に登場する
源典侍のお話です。

光源氏は 自分のままははである
藤壺の女御に手を出し

自分そっくりな子供が生まれて

父 桐壺帝にバレないか
ひやひやしてる そのころ

若作りで 恋多き女とは
どんなものかと

実年齢 57~58の
源典侍に手を出すというわけです。

(女性)
ホント どうしようもない男。

(三日月)
まあ 好奇心旺盛な18歳ですから。

それにしても この描き方。

源氏に力いっぱい
流し目を送ってるけれど

まぶたが黒ずんで
落ちくぼんでいて

頬はこけて しわだらけ!

まるで妖怪みたいな。

紫式部という女は

年上の女性に 敬意を払うことが
ないのかしらね?

ホントに…。

失礼しました。

ど… どうぞ。

(聖子)もう…。

(聖子)もう! 洗濯物ぐらい
片付けといてよ!

(聖子)出て!

(丈弘)怖い 怖い。

(丈弘)はい。

ああ ハルコさん。
ご無沙汰してます。

(丈弘)いますよ。

どうぞ どうぞ。 お待ちしてます。
(聖子)何?

ハルコさん来るって。
(聖子)ちょっと…

勝手にOKしないでよ!

(丈弘)すぐ近くにいる
っていうもの 断るわけには…。

(チャイム)

ちょっと…
早く 早く片付けてよ!

もう やだ~ もう!

(チャイムの連打音)

ホントに近くにいたのね。

あんた 税務調査官の
中村 優太に

うちのクリニックのこと
タレコんだでしょう?

フフ… 何のこと? いきなり。
とぼけるつもり?

(丈弘)どうぞ どうぞ。
言われなくても上がるわよ。

ハルちゃんは
お稼ぎになるから

フフフ…
嫉妬する人も多いんじゃない?

気を付けないと。
どうぞ~。

(丈弘)ちょうどよかった。

実はハルコさんに
相談しようと思ってたことが。

うん?
(丈弘)おい ワイン開けてくれ。

ワイン。

実は 私 退職しましてね。

えっ? あら そう。

でも また働くんでしょ?

それが 僕が勤めるに
値するような会社が

なかなか見つからないんですよ。
(聖子)パパ お鍋でいいわよね?

それで 少し時間ができたんで
老後に向けて 色々 見直そうと。

当然よね。

東京のマンションも
子供たちは住まないようだし

いっそ 売ろうと思うんですが

何せ バブルのときに
買ってしまってるもんですから。

ああ…。
(丈弘)ハルコさんなら

いい不動産屋さん
ご存じじゃないかと。

そりゃあ知ってるわよ。

どの業界にも
私のファンはいるもの。

よかった。
ぜひ ご紹介いただけますか?

いいわよ。

そんなに急がなくたって。

私が料理教室で
使ってるわけだし

パパが悠々自適なら その分
私が外で働いてもいいんだし。

それは やめた方がいいわ。

あなたみたいな世間知らずが
稼ごうと思えば思うほど

だまされるのがオチよ。

(丈弘)おっしゃるとおり。
でしょ?

(丈弘)この間も 怪しげな
ケイスケってのに持ち上げられて

危うく 弁当屋
買わされるとこだったんですよ。

あら やだ。

ホント 丈弘さんがいてくれて
よかったわね。

ハルちゃんは どうして
いちいち私の邪魔をするの?

私だって やりたいように
生きてみたいわよ。 自分の人生。

ハルちゃんは自信満々。

いつも 私の批判して
威張ってるけど

私 ハルちゃんに
威張られる筋合い ないから。

母が伯母さんに
昔っから世話になって

頭が上がらないのと
私は関係ないから。

おい!

私は 「おい」じゃない!

どうしたの?

私は誰にだって
平等に威張ってるだけよ?

(丈弘)ですよね?
うん。

(丈弘)それがハルコさんだ。

私 もう疲れた。

ハァ…。

うん!

モヤモヤ モヤモヤ…。

ホントに… もう!

(バイブレーターの音)
あら。

はい。
ハルコさん

私 分かっちゃいました。
何が?

いとこさんのメール ハルコさんに
マウンティングしてるっぽくって

何か
変な感じしてたじゃないですか。

(聖子)《「忙しいのは何より。
でも 体には気を付けて」》

《「でも ハルちゃんが
60歳だなんて」》

そうよ。 ずっと もう
モヤモヤ モヤモヤしてるわよ!

実は 料理教室の生徒さんの中に
聖子さんの同級生がいて

話を聞けたんです。

同級生って 銀城の?
銀城のです。

ハルコさん 中学 高校と
生徒会長だったんですよね?

そうよ。 推薦でね。

それを見習ってか 聖子さん

中学のとき 生徒会長に
立候補しようとしたんですよね。

そのとき ハルコさん
自分が何て言ったか覚えてます?

そんなこと
覚えてるわけないでしょ!

ハルコさん。 聖子さんと
その親友の美代子さん

あ~…
あたしが話を聞いた人です。

その2人の前で…。

って言い放って
応援しなかったようなんです。

そのことを 聖子さん
だいぶ根に持ってるみたいですよ?

はぁ!?

そりゃあ傷つきますよね
「器じゃない」なんて言われたら。

思春期の女子としては

そりゃ いつかマウントだって
取りたくなりますよ。

へぇ~?

本当のことなんだから
しょうがないでしょ?

フンッ。 器じゃないから
推薦もされなかったんでしょ?

そりゃあ
そうかもしれないですけど…。

ああ… 童顔マダムキラーの
中村君とのことも

料理教室の中で
噂になってるみたいです。

まったく!

自分こそ 炎上したら
どうするつもりなのかしらね?

それから もう一つ。
(アラーム)

私ね 支度しなきゃ。
出掛けるのよ。

いやいや… ちょっと まだ話が…。
デートなの。

ウフッ。

ハハッ。
(不通音)

恋人いたんですか!?

さすがハルコさん…。

(聖子)独立?

(中村)税務職員は
23年以上 勤めれば

無試験で
税理士になれるんですけど

試験を受けて
早めに独立したいなって。

組織の中の出世には興味ないから。

(聖子)そう。

聖子さん。

応援してくれますか?
(聖子)もちろん!

私も独立しちゃおっかなぁ。
東京を拠点に。

そうですよ。
離婚しちゃえば いいんですよ。

えっ?
(中村)だって 窮屈そうだもん。

フフッ。

あっ… アイスクリーム食べない?
ほら 人気で混んでそうだし。

ねっ? 先に!

この格好じゃ
分からないかなぁ…。

赤いキャップをかぶって…。

えっ?

え~…。

あ~あ…。

ハァ…。

あっ!

あっ!

(聖子)あーん。

あ~!

渋谷中央税務署 法人課税
第21部門の

中村 優太 上席国税調査官が
どうして ここに?

今ごろ うちの税務調査で
大忙しのはずなんじゃ?

もう! やめてよ!

邪魔しないで!

そうね。 失礼。

(聖子)えっ… ちょっ…
ねえ ちょっと!

(中村)あの… 今日は失礼します。
(聖子)じゃあ 私も。

(中村)ああ… どうぞ どうぞ。
(聖子)えっ!?

(中村)ごゆっくり。
(聖子)あっ… ねえ ちょっ ああっ!

何すんのよ!

いつも家族自慢のあんたが

若い男と
何チャラチャラやってんのよ。 あ~ん。

フフフッ…。

ハルちゃん 嫉妬してるんでしょ?
はぁ?

悪いけど 私たち 本気だから。
はぁ!?

料理男子になりたいって
彼が料理教室に来るようになって。

《1人暮らしで
いつも 何食べてるの?》

《僕 主食がチョコレートなんで》

《嘘!?
ちゃんと食べなきゃ駄目じゃない》

(聖子)それから お弁当
持たせてあげるようになって…。

(中村)《聖子さんのお弁当
ホントは一緒に食べたいな》

《毎日》

(聖子)も~ かわいくって!

彼に ノルマが大変だって
泣き付かれて。

ごめんね ハルちゃん。

バッカじゃないの?

(聖子)私 家族のために
尽くしてきたじゃない?

でも 子供も大人になったし

そろそろ自由になっても
いいかなって。

中村君に口説かれたときは
困ったけど

だんだん私も本気になってきて。

離婚も考えてるの。
はぁ!?

幾つ違うのよ?
20。

産んでても
おかしくない年の差ね。

そうなのよ。
若い人といると楽しくって。

こんなに ときめくの久しぶり。
バカバカしい!

やめときなさい。

あら… 世の中には
そういうカップルもいるでしょ?

百歩譲って たとえ今は本気でも
若い男は必ず冷めるのよ。

やっぱり
自分の子供が欲しくなったって

別れがくるのよ。

アラ還の女が
男に捨てられてごらんなさい。

若いころと違って ダメージの大きさは
比べものにならないわよ?

また そうやって決め付ける。

平安時代の昔から

色男は 色好みのおばばに
本気には ならないのよ。

あんたなんか
源典侍みたいなもんよ。

げ… げんの?

色好みの おばあちゃん!

自分ばっかり 2度も結婚して
自由な恋愛して

私の気持ちなんか
分かるわけないのよ!

ハァ…。

ハァ。

(女性)ありがとうございました。

(ノック)
(看護師)また来ましたよ!

童顔のマダムキラー。
ふ~ん。

(中村)この絵は
手羽 哲夫画伯のものですね。

資産に計上すべきでは?

そこを何とか 穏便に。

上司が何と言うか。

報告しないでいただく
というわけには…。

まあ 詳しくなければ その絵の
価値に気付かないということも。

私は骨董に目がないもので。

そうですか。
よーく分かりました。

診察室は あちらになります。
(中村)ええ。

フッ。

もう1杯だけ!

聖子先生のおかげで
いい記事 書けたんで

編集長から予算もらってるんで。
ねっ?

(美和)いらっしゃいませ。
ようこそ お越しくださいました。

(美和)さあ どうぞ こちらへ。

おほ~ すごい!
(美和)お座りくださいませ。

(美和)それでは お待ちください。

≪(大谷)お察しのとおり
経理に関しては

私に丸投げでして
ハルコ先生は。

なので 今日は私の一任で。

(大谷)お若いのに優秀ですし

話が分かりそうだと思って
お伺いするのですが 中村さん。

今回の調査 穏便に
済ませていただくには いかほど?

≪(大谷)ぶっちゃけ 袖の下です。
賄賂です。

≪(中村)それは私の口からは。
≪(大谷)そう おっしゃらずに。

あたしを… ハルコさんを信じて。
お静かに。

何か勘違いされてるようで。

今日は これで失礼します。
行くぞ。

(高橋)はい。

≪ちょいと お兄さん方。

このまま帰すわけには
いかないねえ。

なるほど。

ここに書いてある
あんたの住所に

そこの絵を送れと

そういう意味かい?

やい 中村!

あんた 袖の下として
骨董品をせしめて

それを古美術商に売って換金する
常習犯だね。

それを収賄 汚職

国家公務員法違反と
いうんじゃないのかえ?

えっ!

(中村)何のことだか
分かりませんね。

この黒革の手帳に

同じ手口で あんたが金に換えた
骨董品のリストが

ちゃんと残っているんだよ。

分からないと言ってるでしょう。
往生際の悪い坊ちゃんだね。

この顔を

お忘れかい?

あんたがネチネチいじめた
甘味屋の女房と

袖の下代わりにせしめた
骨董品を換金に行った

骨董屋の主人だよ。

(時田)この人です!
(千絵)この人です!

化けの皮が剥がれたね。

童顔の僕ちゃん。

弱き者から
容赦なく金を搾り取り

自分の懐に入れるとは

このクズが~!!

(高橋)先輩 どうすれば?

こ… このことは どうか内密に!
(若杉)すでに 一部始終を

SNSにアップしました。
(高橋)アップ…?

終わった…。

俺の人生が… ああ…
お母ちゃ~ん!

ねえ! 嘘よね?
そんなの嘘でしょ?

別に。

別に?

年間30件もの
件数ノルマをこなして

増差税額が多額だと出世。

不正発見割合が高いと出世。

そんなクソみたいな組織で
上に上り詰めたところで

うれしくもねえし。

どうせ辞めようと思ってたから
別にいいってことっすよ。

(大谷)だろうな。

セレブな人妻が集まる
料理教室をうろついては

税務調査先を探し

ついでに 自分が税理士として
独立した際の顧客開拓をするとは。

(大谷)まあ 計算高い。

(若杉)しかも ちゃっかり
半同棲中の婚約者もいらっしゃる。

チョコレートが主食って…。

(中村)《聖子さんのお弁当
ホントは一緒に食べたいな》

《毎日》

あれ… 嘘だったの?

だって おばさんの情報も
必要でしょ。

あとは懲戒処分でも
何でも どうぞ。

(美和)あら。

ごめんなさい。

クッソ…。

若杉 塩。
(若杉)はっ。

♬~

いい夜風だこと。

あんたさ
今はやりの夫源病でしょ?

《さすがハルコさん。
お見通しだったか》

まさか。

そんなわけない。
私 ずっと幸せだったもん。

だけど あの子に言い寄られて…。
嘘おっしゃい。

あんた この間 丈弘さんに
近づこうとしなかったじゃない。

《おい》
《私は 「おい」じゃない!》

いつもは ベタベタ
仲のいいところを私に見せつけて。

それで ピーンときたのよ。
あんた 昔っから

勉強もスポーツも人望も
何もかも 私にかなわないくせに

ずっと 私に
対抗しようとしてきたんじゃない?

私を見返すために 人も
うらやむような結婚がしたかった。

だから 夫を愛してきたというのも
本当は少し違う。

だから 定年を迎えた夫のそばに

近づきたくも
なくなったんじゃない。

それが本当の原因で

若い男に
だまされかかったんじゃない?

ハルコさん!
何が分かるのよ!

私はハルちゃんに勝ったわよ!

結婚して 幸せで
孫まで できて。

だけど… あの人
勝手に早期退職して

一日 家にいるのよ?

ポテサラおじさんみたいに

主婦の苦労が分からない夫が
一日 家にいて 「俺の飯は?」

孫が来ても世話もできない。
ごみ捨て 一つやろうとしない。

こっちが めまいをして
つらくたって

ただ 待ってるのよ?

どうしようもなく
イライラするの!

同じ部屋にいると しんどくて
息が詰まりそうで

それで
私が外に出るしかなかったのよ。

けど あんた 月100万も 旦那から
お小遣いもらってたんでしょ?

世の中の貧乏人に怒られるわよ?

嘘よ。

えっ?

月100万なんて 嘘。

そう言わなきゃ ハルちゃんに
勝てないと思ったのよ。

娘2人 私立に入れて
ギリギリよ。

私の小遣いなんて
すずめの涙に決まってるじゃない。

私が どれだけ
家族のために尽くしてきたか。

残り少ない人生 自分だけのために
生きたって いいじゃない!

(聖子)《ハルちゃん!》

(ハルコ)《聖子 頑張れ!》

《お… 鬼の目にも涙?》

でもね

あんたは 私が
必死で仕事してるとき

楽ちんな専業主婦を
やってきたじゃない。

今と違って バブルだったし。

結婚退職して
カワイイ子供を育てて

旦那に守られて
孫まで できて。

専業主婦として 家族が自慢の
幸せな人生を送ってきたでしょうが。

人は誰だって

人生の落としまえをつけなきゃ
ならないときが来るのよ。

私みたいに
1人で生きてきた人間には

孤独ってやつ。

あんたみたいな専業主婦には

定年のポテサラ親父を背負わなきゃ
ならないときが来るのよ。

考えただけでも ぞっとする。

あんた 間違ってる。

夫婦というのは
好きとか 嫌いとかじゃないのよ。

私は まったく興味ないけど。

夫婦とは 1人では生きられない
人と人が暮らすこと。

私は1人で大丈夫だから
結婚はしないけどね。

あんたは1人では生きていけない。

でも それは
恥ずべきことではないわ。

堂々と 私は 1人では
生きられないと言いなさい。

ほら 言えない!

そうやって
自分を認められないから

夫のことも認められないのよ。

そもそも 男が女心なんて
分かるはずがないじゃないの。

そんなことも知らないで

「夫が私の気持ちを
分かってくれない」なんて

アホ過ぎて話にもならないわ。

いいこと?
分かり合えないから 男と女。

しかも
1人で生きていけないのなら

1人で生きていけないことを
楽しみなさいよ!

まあ 私の知ったことじゃ
ないけどね。

フフッ。

♬~

♬~

(丈弘)あちっ!
(聖子)どうしたの!?

(丈弘)ああ… ポテトサラダ
作ろうかと思って。

うわぁ!
(聖子)ああ… もう!

なれないことするから…
早く冷やさないと。

もう どうして…。
(丈弘)ハルコさんに叱られてね。

☎《丈弘さん》
《はい》

☎《家にいるなら
仕事しなさい》

《これまで任せっ放しだった
専業主婦という仕事をね》

《何もしない亭主なんて
粗大ごみ同然よ》

僕が動くと 邪魔になると
思ってただけなんだ。

何も気が付かなくて悪かった。

パパ…。

♬~

あの若造 懲戒処分どころか
業務上横領で告訴されたそうです。

(若杉)さらにSNSが拡散され
婚約も破綻。

税理士への夢も絶たれましたね。
自業自得ね。

そんなことより 修正申告しなくて
済んだのが何よりだわ。

もう一度 乾杯!
(一同)乾杯。 お疲れさまです。

そういえば 聖子さん

旦那さんが 家事を
手伝うようになったみたいで

うまくいってる
みたいなんですけど

ハルコさん
何か 旦那さんに言ったんですか?

う~ん…。

(大谷)はっ?

家事を手伝わない夫は
粗大ごみ同然。

いずれ 遺言書を書かされた揚げ句
じわじわと分からないうちに

毒を盛られて 殺されるのが

見え~る~。

私?
大谷も

常日頃から
奥さんを大事にしときなさい。

は… はい。
(バイブレーターの音)

あっ 失礼します。

かみさんが
ごみ袋を買って帰れと。

(一同)帰りましょう。 早く帰って
急いで。 帰った 帰った。

では お先に ご無礼します。

お疲れさま。

愛妻家なんですね~。
恐妻家です。

うん? 愛妻家です。
(若杉)恐妻家です。

愛妻家です。
(若杉)恐妻。

ハァ…。

何か さみしい。
メールも来ないし。

♬~

♬~

えっ?

ハッ!

嘘…。

嘘!?

え~!?

[祭nine.が歌う…]