[新]ナイト・ドクター #01【波瑠、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]ナイト・ドクター #01【波瑠、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵】[字][解][デ]

[闘う夜。救える命がある限り]夜間救急に集められた年齢も性格も価値観も全く異なる5人の医師たちが、唯一無二の絆を紡いでいく青春群像医療ドラマが今始まる

番組内容
働き方改革を目指す柏桜会グループが『あさひ海浜病院』に夜間勤務専門の救命医チーム“ナイト・ドクター”を立ち上げることに。医師の朝倉美月(波瑠)は新たな就職先にナイト・ドクターを選ぶ。勤務初日、スタッフステーションには美月のほかに、深澤新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)がいた。美月を見た深澤は驚く。数日前、街で倒れたホームレスの診療に手間取った深澤に代わって、
番組内容2
鮮やかに処置したのが美月だった。しかも、美月は深澤に「処置出来ないなら医者を名乗るな」と、言い放っていた。
5人の指導医は本郷亨(沢村一樹)。本郷は自分の指導について来られる者だけついてこいと厳しい。そこに、ホットラインが鳴る。工事現場の崩落事故で3名の重症者が出た。全員の受け入れを許可する本郷に美月は安堵。運び込まれた重症患者に、救命の現場を知らない深澤と桜庭は戸惑うばかり。本郷に応じるのは
番組内容3
救命経験のある成瀬。美月と幸保は食らいついて行く。そんな矢先、崩落現場で新たな重症者が発見されたと連絡が。すでに7件の病院に搬送を拒否されていた。使えない医師ばかりでは無理だと断ろうとする成瀬を本郷が制して受け入れる。本郷は先に運ばれた3名を早く安定させれば済む話だと言い切る。しかし、新たに搬送された患者の足は重度の損傷を受けてクラッシュ症候群を起こしていた。本郷は美月に切断を指示するが…。
出演者
波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、岡崎紗絵 ・ 北村匠海 ・ 一ノ瀬颯、野呂佳代、櫻井海音 / 梶原善、真矢ミキ、小野武彦 / 沢村一樹 他
スタッフ
【脚本】
大北はるか 
【音楽】
得田真裕 
【プロデュース】
野田悠介 
【演出】
関野宗紀、澤田鎌作 
【制作・著作】
フジテレビ第一制作部

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 桜庭
  2. 救急隊員
  3. ハァ
  4. 患者
  5. 重野
  6. 心美
  7. 看護師
  8. 病院
  9. 本郷
  10. 医者
  11. 大輔
  12. お願い
  13. 幸保
  14. 大丈夫
  15. 仕事
  16. 勇馬
  17. 深澤
  18. 海浜病院
  19. 時間
  20. 消防隊員

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(美月)[夜]

[それは 誰にでも
一日 一回 訪れる]

[不安で 眠れない夜]

[孤独を何かで埋める夜]

[とろけるような 甘い夜]

[現実を忘れようと はしゃぐ夜]

ハァ ハァ ハァ…。

ハァ~。

[誰しもが

当たり前だと思っていた]

[どんな夜も

やがて明けることを]

♬~

♬~

[朝が また

やって来ることを]

(救急車のサイレン)

(医師)遅いぞ 根岸
何 ぼーっとしてんだ!

(根岸)すみません。
(救急隊員)ストレッチャー 出します。

(救急隊員)60代 女性
自宅で意識消失し 直後より

けいれん 継続しています。
(医師)何やってんだ 根岸!

すいません。
今日も大変だな 救命は。

お疲れさまです。

すいません。 これ お願いします。

(看護師)ちょっと お待ちください。
はい。

(嘉島)根岸!
それは塩化カリウムだろ。

グルコン酸カルシウム
持ってこい。

(根岸)すいません。

(看護師)ちょっと 根岸先生!
気を付けてください。

すいません。
(舞子)ねえねえ 知ってる?

根岸先生 今日で
連続 48時間勤務だってさ。

(新村)えっ!? 余裕で過労死ライン
越えてるじゃないっすか。

そう。 嘉島先生も
エグいことするよね。

(看護師)お待たせしました。
ありがとうございます。

ホント 内科でよかった…。

(八雲)日本の救急医療は

これまでにない深刻な人手不足に
悩まされています。

そして これは われわれ
柏桜会グループにとっても

決して 人ごとではない
由々しき問題であります。

医者の善意や熱意を頼りに
過重労働を強いるのは当たり前。

こんな環境では 患者の命を奪う
医療ミスにつながりかねません。

医者の労働時間を制限し
働く環境を整えることは急務です。

あの そんなことは
分かりきっています。

あのう さっきから
何を おっしゃりたいんですか?

あっ…。 そこで
当院 あさひ海浜病院では

いち早く試験的に

大規模な勤務体系の改革を
行いたいと思います。

まず 当院に所属する医者の
当直を全面廃止します。

(医師)夜間の患者の受け入れは
どうするんですか?

(医師)そちらの売りである
24時間診療は

諦めるということですか?

(八雲)
当院が 創業以来 掲げてきた

24時間365日 どんな患者も
受け入れるという理念を

諦めるつもりはございません。

では どうやって?

そこで 新たに 夜間勤務だけを
専門に行う救急医を募集し

育成したいと思います。

その名も…。
その名も…。

ナイト・ドクター。
えっ?

何? その反応。

せっかく 彼女の新しい就職先が
決まったのに うれしくないわけ?

ちょっと待って。 えっ…。
真夜中に働くってこと?

いや だから そう言ってるでしょ。

夜間に運ばれてくる急患を
ばんばん受け入れて 救う仕事。

ホント 最高な仕事に巡り合えた。

ホント 最悪だよ…。

ナイト・ドクターとか
カッコつけて言ってるけどさ

要は ただの夜間勤務だからな。

夜は 変な患者が多いって聞くし
生活リズム崩れるし。

ハァ~… 最悪。

何で 内科のお兄ちゃんが
やることになったの?

あのタヌキじじいのせいだよ。

ハハハ…
何とか メンバー5人 集めたよ。

約束どおり
指導医を引き受けてくれるね?

(本郷)何人残るか分かりませんが
それでも よろしければ。

夜間勤務なんて
募集したところで

やりたがる医者なんて
いないからな。

ただの人数合わせだよ
人数合わせ。

まあ 八雲院長の頼みなら
仕方ないんじゃない?

私の病気のことで
長年 お世話になってるわけだし。

それに ほら!

もしかしたら 院長
お兄ちゃんに期待してるのかも。

えっ?
ホントは もっと

できるやつだって。

まさか…。

ないない。

あ~あ あたしは 来週から
また入院生活か。

高校こそは
普通に通えるって思ったのに。

心美…。

勇馬に何て言おう。

勇馬? 誰それ?

まさか お前 彼氏ができたのか?
友達だよ 友達!

≪(悲鳴)

夜 働くっていうことは

昼間 働いてる俺とは
もう会えなくなるってことだよ。

晩飯だって
一緒に食えなくなるし

よ… 夜の営みだってさ…。
どうすんだよ。

ねえ 何だろう? あれ。
(大輔)ねえ 俺の話 聞いてる?

ん? あっ ごめん。

ちょっと 見てくる。
(大輔)えっ? あっ…。

たく…。

(心美)すいません。

(心美)お兄ちゃん!
いや… でも 俺 内科だし。

研修医あがりだし。
医者は 医者でしょ!

うっ…。

脈が弱い。

何が起きてるんだ?

すみません!
あのう… 医師です。

起き上がれますか?

ああ~!

患者 殺す気!? どいて!

ちょっと触りますね。
えっ?

ああ~!

骨盤骨折か。 そっち回って。
は…。

そっち回って!
はい!

腰 持ち上げて。
えっ? あっ… はい。

ああ… あ~!

腰 持って。
はい。

気道確保。
えっ?

下顎挙上!

はい。

♬~

♬~

代わって。
はい。

大丈夫ですよ。 すぐに 病院に
搬送してもらいましょうね。

(男性)うっ…。

何で 助けたんだよ…。

えっ?
せっかく死ねるとこだったのに。

≪(救急車のサイレン)

(救急隊員)救急隊 通ります!

(救急隊員)代わります。
骨盤骨折による

出血性ショックの疑いです。
(救急隊員)分かりました。

(救急隊員)ホームレスか。
この時間だと…。

西区のなぎさ総合病院
南区の聖陵病院

中区の八城病院が
重症外傷の受け入れやってます。

(救急隊員)この辺りの病院の状況
全部 把握してるんですか?

継続観察 お願いしますね。
(救急隊員)あっ はい。

カッコイイ…。
お兄ちゃんとは大違い。

(救急隊員)ロック OKです。
お願いします。

(救急隊員)
ありがとうございました。

何だよ…。
あんな処置すらできないなら

医者 名乗らないでくれる?

はっ?
迷惑だから。

(救急隊員)閉めますね。

♬~

♬~

(心美)《さっきの人
せっかく助かったのにさ》

《ああいう患者さん多いのかな》

《お兄ちゃんが働く
夜の病院って》

♬~

《こんな俺に

ナイト・ドクターなんて
務まるんだろうか》

(看護師)すいません。
すいません。

(桜庭)あっ 新しい人 来た。

初めまして 桜庭 瞬です。
よろしく。

どうも 深澤です。
(桜庭)おない年かな?

いや…。
(桜庭)タメ語でいいよ タメ語で。

ねっ。 座って 座って。
(成瀬)また研修医あがりか。

そういう あなたは ずいぶんと
老けてらっしゃいますね。

俺は 上級医だ。
お前らとは違う。

ああ えっと… 成瀬に 高岡ね。

まあ みんな 同期だし
タメ語で いいよね。

なれなれしい。
一番 嫌いなタイプ。

まあまあ 仲良くやりましょうよ
仲良く。

えっと これで全員かな?
≪(ドアの開く音)

あっ もう一人 来た。

初めまして 桜庭 瞬です。
よろしくね。

あんときの…。

どうして…。
いや どうしてって言われても。

どうして 成瀬先輩が ここに?

救命捨てて 脳外で
腕 磨くんじゃなかったんですか?

お前こそ まだ
救急医 諦めてなかったとはな。

(桜庭)何? 何?
2人 どういう関係?

俺は シカトかよ…。

≪♬(音楽)

何? このダサい曲。

≪♬(音楽)

≪あ~…。

♬(音楽)

えっ?

誰?

(本郷)みんな 集まれ。

これで 全員だな。

ナイト・ドクター 指導医の本郷だ。

夜間勤務は 誰もが
やりたがらない 外れくじ。

それを あえて
やろうとする連中なんて

よっぽどの訳ありか

物好きなんだろうな。

(本郷)早速だが
ブリーフィング始めるぞ。

(新村)あれが 噂の
ニューヨーク帰りのドクターですか。

ニューヨーク!?
(新村)しーっ!

向こうで夜間勤務専門の
救急医してたそうですよ。

それを 八雲院長が
無理やり呼び出したって。

へぇ~。

それにしても
使えなそうな新米ばっかりね。

あっ でも 一人
いい感じの上腕二頭筋。

以上だ。

俺は 新米だろうが
手取り足取り教えるつもりはない。

ついてこられる者だけ
ついてこい。

お前たちが戦力になるまでは

俺の知ってる救急医を
外部から呼び寄せる手はずだ。

あっ。 あんときの。

えっ? 今?

私の足だけは引っ張んないでよ。
うるせえよ…。

はい あさひ海浜病院
救命救急センターです。

(消防隊員)日下部消防より
受け入れ要請です。

古川台の工事現場で
崩落事故発生。

受け入れをお願いしたい
重傷者は 3名。

50代 男性 脊髄損傷。

40代 男性 強い腹痛で
ショック状態。

30代 男性 頭部外傷 および
フレイルチェストの疑いがあります。

受け入れ可能ですか?

この時間 オペ室は使い放題だ。
全員 受け入れろ。

はい。 受け入れます。

全員 運んでください。

[夜空に月が昇る]

[それが私たちにとって
戦いの合図だった]

[これは 夜の病院を舞台に戦う
私たち 5人の物語だ]

(救急隊員)頭部外傷の患者
レベル低下してます。

(救急隊員)
腹痛ショック 継続してます。

(救急隊員)脊損の患者
手足のまひ継続してます。

分かりますか?

(救急隊員)ストレッチャー 入ります。
≪こちら お願いします。

(本郷)成瀬 朝倉

レベルダウンしている。
プライマリーサーベイ 急げ。

分かりました。
高岡 不穏状態だ。

ショックの進行に気を付けろ。
(幸保)はい。

移します。
(一同)1・2・3。

(幸保)移します。
(一同)1・2・3。

(一同)1・2・3。
いきなり重症患者ばっか

受け入れすぎだろ。
文句言ってる暇あったら

サーベイしてください。
何だよ ここ戦場じゃん…。

僕にも!
僕にも 何か指示をください。

そっちの患者に
レベル1持ってけ。

分かるならな。
(桜庭)はい!

あっ…。

レベル1って 何だっけ?
俺に聞くなよ…。

(幸保)レベル1 持ってきました。

プライミングして緊急輸血。
FFP 6単位 準備しろ。

(幸保)はい。
ねえ お湯 持ってきて。

お湯? あっ… 了解。

左の大量血胸。
すぐにチェスト…。

そんな時間ない。
心停止するぞ。 挿管準備。

(看護師)はい。
すぐに開胸して

大動脈クランプ後 バーホールだ。
こっちは俺がやる。

お前 Aラインとれ。

深澤 出ろ。

はい…。

はい あさひ海浜病院
救命救急センターです。

(消防隊員)
先ほどの崩落事故の現場です。

新たに発見された 20代 男性
右下肢の高度変形と開放創です。

7件の病院に
受け入れを断られています。

何とか受け入れを
お願いできませんか?

無理だ! 断れ。
えっ?

(本郷)指示は 俺が出す。

受け入れろ。
何言ってるんですか!

こんな使えない連中しか
いないのに 無理ですよ!

(本郷)お前たちが その患者を
早く安定させれば済む話だ。

違うか?
7件 断られたとなると

この辺りで 夜間でも重傷者の
受け入れができる病院は

他にありません。
このままじゃ手遅れになります。

代わって。
(看護師)はい。

急ぐぞ。
はい。

受け入れます。
すぐに運んでください。

(救急隊員)重野 翔太さん
同じ事故で受傷しました。

鉄骨に挟まり
右下肢に変形あり。

JCS 1 血圧 84の51。
ショック 継続してます。

分かりました。
重野さん 病院 着きましたよ。

オペ室 運びます!
(本郷)すぐ行く。

(救急隊員)ストレッチャー 入ります。
(看護師)こちら お願いします。

移します。
(一同)1・2・3。

深澤だっけ? 採血とレントゲンの
オーダー お願い。

ああ…。

(重野)
先生 俺の足 どうなってんの?

何か 感覚ないんだけど。

大丈夫ですよ
すぐに治療しますから。

ちょっと触りますね。
(重野)よかった。

俺 あした
彼女とデートなんです。

プロポーズする予定で。

行けますかね?

頑張りましょう。
(舞子)足 戻しますね。

(重野)ううっ!
(舞子)ズボン 切りますよ。

お願いします。

うっ! う…。

嘘でしょ…。

(心電計の警告音)

(重野)先生…。

助けて…。

重野さん?
大丈夫ですか? 重野さん!

挿管準備!
(看護師)はい。

ミダゾラム 2mg 静注して。
(看護師)はい。

クラッシュ症候群だ。

病院へ搬送されるのが
遅すぎたんだな。

右足は 切断するしかないな。

でも 彼 まだ 25歳ですよ。

だから 何だ?
切らなきゃ 患者は死ぬ。

(舞子)
ミダゾラム 2mg 入りました。

やります。

グルコン酸カルシウム
お願いします。

はい。
(本郷)深澤 何 突っ立ってる。

やれることがないなら
患者の家族に連絡しろ。

えっ…。

息子さんの命が危ないとな。

(えずき)

ハァ ハァ ハァ…。

♬~

駄目だろ こんなんじゃ…。

何のために…。

≪ベッド 移します。 準備して。
≪はい。

≪重野さん
右下肢に変形あるから

慎重に お願いします。
(一同)はい。

≪移します。
(一同)1・2・3。

(重野)《俺 あした
彼女とデートなんです》

《プロポーズする予定で》

♬~

足 もうちょっと 外側に回して。
(桜庭)はい。

(桜庭)あのう…
この足 本当に切っちゃうの?

やるしかない。

止血 OK。
(看護師)はい。

ボーンソー お願いします。
(看護師)はい。

切断します。

(切断する音)

☎(呼び出し音)
(切断する音)

(電話のボタンを押す音)

☎(呼び出し音)

☎(アナウンス)
留守番電話に接続します。

クッソ…。

右下肢 切断 完了。

ガーゼ。
(看護師)はい。

(桜庭)うえっ…。
桜庭… だっけ?

この足 冷凍庫に保管しといて。
(桜庭)えっ? 俺が?

それくらいやったら?

(桜庭)了解…。

電メス。
(看護師)はい。

(桜庭)うえ…。

(心電計の警告音)

パルスレスVT。
除細動 急いで!

アドレナリンも準備して。
(看護師)はい。

戻ってきて。

あした プロポーズするんでしょ。

(電話のボタンを押す音)

☎(呼び出し音)

(幸保)次のRBC お願いします。
(舞子)はい。

いいかげん 諦めたら どうだ。

ここで諦めたら
何のために右足 切ったんですか。

何のために 受け入れたんですか。

(新村)2分たちました。
リズムチェックしてください。

(幸保)はい。

(心電計の警告音)

戻った。

ハァ…。

大丈夫ですか!?
ごめん。

(本郷)これで満足か?
えっ?

脳死じゃなきゃいいな。

(桜庭)ねえねえ 2人はさ
どうして ここに来たの?

やっぱり 何か訳ありなわけ?

俺は 院長に無理やり。

プライベートを
お前たちに話す気はない。

つれないな~。

あっ 俺はね 昔から
救急医になるのが夢でね。

で…。
深澤。

何だよ。
重野さんのご家族とは

連絡ついた?

いや 深夜だし まだ…。

(電話のボタンを押す音)

☎(アナウンス)
留守番電話に接続します。

発信音の後に
メッセージを録音してください。

☎(発信音)

もしもし あさひ海浜病院
救命救急センターですが

重野 翔太さまのお母さまの
お電話で間違いないでしょうか?

重野さんが 古川台の工事現場で
崩落事故に巻き込まれました。

大けがをされて 重篤な状態です。
メッセージ 聞かれましたら

折り返しのご連絡を
お願いいたします。

失礼いたします。

♬~

重野さんのご家族
連絡ついたのか?

地元の友達って人となら。

えっ?

重野さん 半年前に
勤めてた飲食店が

経営難で倒産したらしくて。

少しでも早く ちゃんとして
彼女と結婚したいからって

昼間に就活して
夜に警備員のバイト。

それで やっと 新しい就職先が
決まったところだったみたい。

そんな…。

その結果が これって…。

あんまりだろ。

その結果?

どの結果?

それは…。

生きようとしてる人の前で
悲観すること言わないで。

お前が
ただ生かしたかっただけだろ。

この患者 目を覚ましたとして

自分の状況知ったら
どう思うだろうな。

嫌み言うだけなら
あっち行ってください。

朝が来た。 交代の時間だ。

[こうして 初めての夜間勤務は

何もできないまま

ただ苦い記憶だけを
残して終わった]

(嘉島)何なんだ
この重症患者の数は。

ベッドが満床じゃないですか。

初日から大盛況でしたよ。

大盛況じゃないだろ。

君たちは
何か勘違いしているようだな。

どういう意味ですか?

どうして 君たちが夜
わざわざ雇われたのか

その意味を理解してるのか?

そんなの 夜の急患を
受け入れるために

決まってるじゃないですか。
違う。

昼間 働く医者たちを
守るためだ。

はい?
(根岸)優秀な人材は

当直があったり
夜間の呼び出しが多いと

環境のいい病院に
流れていきますからね。

君たちは 昼間 働く
一流の医者たちが

夜 じゅうぶんに休むことで
快適に働けるように用意された

いわば スペアだ。

そんな…。

(嘉島)
われわれが 1軍だとしたら

君たちは 2軍 3軍。

その立場もわきまえずに

手のかかる
重症患者ばかり集めて

われわれの手を煩わすのは
やめていただきたい。

文句 言わずに
それぐらいやったらどうですか?

(嘉島)はっ?
私たちが必死に働いている間

皆さんは ベッドで
ぐ~すか寝てたわけですよね。

(嘉島)何なんだ 君は!
君 名前は?

まあまあ
朝から ケンカやめましょう。

話は 以上ですか?

時差ボケで眠いんで
そろそろ失礼します。

はっ!?
(本郷)他の科と交渉すれば

ベッドは 問題なく
空けられるのでは?

今も昔も 変わらず嫌なやつだ。

何がスペアよ。

しょっぱなから やってくれたな。

お前が盾突いた嘉島先生
救命のセンター長らしいぞ。

これから 仕事やりづらくなったら
どうしてくれんだよ。

ハァ… あの人たち

夜間勤務のこと
バカにしすぎなんですよ。

だいたい うちの病院は
24時間 365日

どんな患者も受け入れるのが
理念なんじゃないんですか?

そもそも 働き方改革とか
医者に必要あります?

ただでさえ人手不足なんだから

患者のために 一生懸命 働く
それが当然でしょ。

重野さんの術後の管理だって
ホントだったら 私がやりたい…。

相変わらず そんな考えでいるなら
お前は 救命に向いてない。

今すぐ 辞めろ。

はっ?

何なの?

北斗 お待たせ!

お疲れ。
(幸保)お疲れさま。

初出勤 どうだった?

最悪。 変なやつしかいなかった。

ハハハ…。 そこまでして
救急医なんて やる必要ある?

手っ取り早く経験積むには
いい場所なの。

それに 北斗と同じ 夜に働けば

こうして 朝から
2人で会えるでしょ。

まあな。 腹減ったろ。

うまい朝飯でも食いに行くか?

うん。

♬~

重てえ…。

ただいま。

(心美)お疲れ。
げっ… ヤバいよ お兄ちゃん。

顔 マジ 死んでるよ。

えっ…。

死んでるとか言うなよ 縁起悪い。

初仕事 どうせ
何もできなかったんでしょ。

今まで 内科で
のらりくらりしてきたつけだね。

俺は 給料さえもらえれば
それでいいんだよ。

ねえ 何それ? どういう意味?

それなりに生活できてれば
じゅうぶんってこと。

仕事に やりがいとか
求めてねえから。

ふーん。

いってきます。

あっ 心美
もうすぐ 入院すんだから

無理すんなよ。
うるさいな 分かってるよ。

いってきま~す。
いってらっしゃい。

おはよう 心美。

何で 勇馬が?

あれ? 来たら まずかった?
(心美)当たり前でしょ!

うちのお兄ちゃん 私が
彼氏といるとこなんて見たら

失神して 寝込んじゃうから。
(勇馬)そうなの?

あっ それより 心美。

これ行かない?

(心美)花火?

超うれしいんだけど!
(勇馬)ハハッ よかった~。

うれしいに決まってるでしょ
普通。

ねえ ねえ ねえ
浴衣 着てこう 浴衣。

(勇馬)いや まだ春だし…。
独身寮じゃねえのかよ。

よいしょ。

嘘だろ。
えっ 先輩 隣の部屋なんですか?

嘘だろ。
えっ!? あんたも隣?

あっ そうだ。
ちょうどよかった。

2人とも あたしの部屋の片付け
手伝ってくれません?

あたし こう見えて
片付けだけは どうも苦手で…。

ケチ!

(桜庭)下肢切断術。
皮膚の切開線をマーキングペンで書いて

電メスで 皮膚 筋膜 筋群を…。

ハァ ハァ ハァ…。

(桜庭)ハァ ハァ ハァ…。

た~…。

あ~ 無理。 しんどい。

(着信音)

(大輔)「初仕事 どうだった?」

「今度の土曜 奇跡的に
デートできたりしない?」

デート…。

(重野)《俺 あした
彼女とデートなんです》

《プロポーズする予定で》

さすが 働き方改革。

えっ?

亡くなった?

重野さんが?

(嘉島)あれだけ心停止してたんだ。
まあ 無理もない。

ちゃんと
全身管理してくれたんですか?

何?
やめろ 朝倉。

次に 末梢性めまいによって
HCUに入院中の林さんですが

対症療法で症状 軽快しています。

(桜庭)重野さん
足まで切ったのにね。

おい。
ごめん。

それだけじゃない。
朝倉は 蘇生するために

彼の肋骨を10本 折ってる。

えっ!?

そんな サイコパス見るような目で
見ないでよ。

(新村)朝倉先生!

大変です。
重野さんの恋人だという方が。

(結奈)あなたが
彼を処置したんですよね?

ねえ どうして 助けて
くださらなかったんですか!?

ねえ どうして!

(結奈の泣き声)

申し訳ありません。

(結奈の泣き声)

どうして
何も言わなかったんだよ。

えっ?

重野さんは
7件も受け入れ断られて

運ばれてきた時点で
もう 手遅れだったんだろ。

一時的に
一命を取り留めただけでも

奇跡だったんじゃないのかよ?

言ったところで 何になるの?

それは…。

はい あさひ海浜病院
救命救急センター。

(救急隊員)ストレッチャー入ります 40代
男性 コンビニ前で倒れているのを

発見されました。
下顎呼吸で JCS 300です。

橈骨 触れ 弱いです。
身元は?

(救急隊員)特定できていません。
身元不明…。

ロック。
移します。

(一同)1・2・3。

モニター つけて。
(看護師)はい。

名前は ミスターA 生年月日は
明治11年11月11日。

(桜庭)えっ?
(本郷)身元不明者を臨時に

登録しておくための情報だ。

IDカードがなければ
検査も入院もできないだろう。

身元が分からなきゃ
誰にも連絡できねえじゃん。

(心電計の警告音)

頸動脈 触れません。
(本郷)VF。

深澤 除細動。

えっ… 俺ですか?
(本郷)早くしろ。

(舞子)新村君 こっち来て。
(新村)はい。

(舞子)記録 お願い。
(新村)はい。

(重野)《先生 助けて…》

(結奈)《どうして 助けて
くださらなかったんですか!?》

《ねえ どうして!》

深澤!

(幸保)貸して。

安全よし。 波形VF。
除細動します。

2分 計って!
(新村)はい。

アドレナリン 1アンプル。
PCPSの準備。

はい。
(幸保)どいて。

♬~

20時36分 死亡確認。

(本郷)桜庭。

何やってんだ。
さっさと警察に連絡しろ。

あっ… はい。

やっぱり無理だ こんな仕事…。

えっ?

ミスターAさん。

何歳で亡くなったのかも

どんなふうに生きてきたのかも
分からないまま

誰にもみとられずに
最初から いないみたいに

ここを去ってく。

あんな患者と向き合う仕事

俺には無理だ!

ま… まあ そんなこと言わずにさ。
ねっ? 頑張ろうよ。

深澤さ

ここに来て
いったい 何したの?

えっ?
一度でも本気で

誰かの命 救おうとした?

何にもしないで
へりくつばっかり並べる。

あたし あんたみたいな医者が
一番 嫌い。

(幸保)やる気ないなら 辞めたら。

そんな中途半端な気持ちで
やってると

いつか 患者 殺すぞ。

桜庭 早く病棟 回れ。

(桜庭)うん。

(八雲)辞めたい?

ナイト・ドクターを?

僕には 無理です。
あんな仕事。

そりゃあさ
初めは 誰だって そうだよ。

いきなり 内科から
救急医になったんだ。

慣れなくて 当然
できなくて 当たり前。

そのうち 必ず 成長できるさ。

ねっ?

成長した その先に

何があるんですかね。
(八雲)えっ?

人が ばんばん死んでくのに
みんな 平気な顔して

仕事してる。
僕には ついていけません。

正直 もっと楽な仕事 他に
いくらでもあるじゃないですか。

わざわざ 夜に あんなつらくて
責任 重い仕事

やる意味が分かりません。
(八雲)いや 深澤君…。

僕は

もっと穏やかに生きたいんです。
平和に生きたいんです。

今夜を最後に
内科に戻してください。

お願いします。

おっ… ちょっと。

いいんじゃないですか
内科に戻してあげれば。

本郷先生。

深澤君は ああ見えて
持病のある妹を看病しながら

医大を卒業して
根性もあるし 優しい子だ。

きっと いい救急医になります。

私が育てようとしてるのは
夜間に働ける一流の医者です。

こんなことで
弱音を吐くような人材は

必要ありませんよ。
失礼します。

(大輔)ていうか 夜勤明けでしょ?
大丈夫?

大丈夫 大丈夫。

働き方改革とかいって

時間どおりに
きっちり帰されるから

体力 有り余っちゃって。

それにしても こうやって
2人で出掛けるの久しぶりだね。

何か 今日 カワイイな。

えっ?

当たり前でしょ
デートなんだから。

ありがとうございます。
(大輔)すごい でかいよね。

どっか座りたい。
(大輔)危ない。

大丈夫 大丈夫。
大丈夫? よし。

いいじゃん あそこ。
でっか。

ん! うまっ。
やっぱ 本場は違うね。

ハハハ…。

ん?

いい。 やっぱ 美月は いいな~。

えっ?

そんなに うまそうに
豚まん食えるやつ

なかなか いないよ。

フフ… そこ? もっと他に
褒めるとこ あるでしょ。

ハハハハ。

どうしたの?
あっ いや…。

今夜の患者さん
大丈夫かなって。

えっ?
あっ… 例のナイト・ドクター。

あたしと もう一人以外
経験ないやつらばっかりで。

特に 一人 とんでもなく
使えないやつがいて。

あんたの医師免許は
紙切れかってぐらいに。

ハァ…。

(大輔)今日くらいさ
仕事のこと忘れない?

えっ?
(大輔)24時間 365日

医者でいる必要ないでしょ。

それに 今日は
俺と美月が付き合った

記念日なんだしさ。

やっぱ 忘れてた?

ホント ごめん。 どうしよう。
私 何にも用意してない。

ハハハ… ホント正直だな。

ハハハハ。 いいよ 別に。

その代わり 今日 俺と
一緒に楽しんでくれたら。

ああ… 大輔~。

分かった。
今日 一日 仕事の話はしない。

うん。
うん。 絶対しない。

うん。

(号砲花火の音)

おっ?
(大輔)ああ…。

そういえば 今日
花火大会だったな。

へぇ~ そうなの?
うん。

せっかくだしさ 見にいかない?

うん うん。
よし。

早くも脱落者が出た。

えっ…。

内科へ戻れば 定時で帰りやすいし
今なら 当直もない。

血だらけの患者が来ることも
少ないし

最高の仕事だな。

(桜庭)深澤 お前 それでいいの?

ああ。

(心美)うわ~ めっちゃ奇麗!
早く行こう 早く行こう。

あんずあめも食べたいでしょ。
(勇馬)ああ あれね。

(店員)気を付けてよ。
(心美)おお~。

すっご!
(心美)めっちゃ奇麗。

(勇馬)うわ~ めっちゃ奇麗だね。
めっちゃおっきい。

うわ~ 奇麗。

(勇馬)これからさ もっと2人で
いろんなとこ行こうな。

えっ?

あっ… うん。 そうだね。

(勇馬)心美? どうした?

ごめん。

私… ちょっと
お手洗い行ってくるね。

勇馬 ここで待ってて。
すぐ戻るから。

分かった。

ハァ ハァ ハァ…。

嘘…。

うっ…。

ハァ ハァ ハァ…。

遅いな…。

≪(悲鳴)

奇麗だね。
うん。

あのさ 美月。
ねえ。

何だろう あれ。
(大輔)えっ?

あたし ちょっと 見てくる。

オフの日だろ。

それに
今日だけはって言ったよね。

大輔…。

≪(爆発音)

ごめん。

(看護師)ストレッチャー出ます。

はい あさひ海浜病院
救命救急センターです。

(消防隊員)大村消防より
ドクターカーの出動要請です。

みなとみらいの花火大会で
屋台のガスボンベが爆発。

複数の傷病者がいるもようです。
(本郷)成瀬 高岡

それから桜庭 行くぞ。
(成瀬・幸保)はい。

はい!
(舞子)あと お願い。

あの 俺は?

応援は 俺が呼んでおく。

それまで 一人…。

♬~

(男性)いってえ…。
(消防隊員)どいてください!

あさひ海浜病院の本郷です。
状況は?

(消防隊員)屋台のガスボンベが引火し
爆発が2度 起きました。

傷病者は約40人。
救護所に 赤が3人

黄色が1人 緑が5人
残りの傷病者 現在 救出中です。

分かりました。
誰が…。

≪あと お願いします。

待ちくたびれましたよ。

あっ?
成瀬。

赤タグ 頼む。
はい。

高岡と桜庭は
トリアージやってくれ。

はい。
(桜庭)あ… はい!

朝倉 成瀬と一緒に 赤 頼む。

はい。

おい 何で いんだよ。

いいから やりますよ。

挿管準備 ルートとって。
(舞子)はい。

体 触りますよ。

呼吸数 30回以上
トリアージ 赤です。

大丈夫ですか?
頑張って歩けますか?

はい 何とか歩けます。

≪大輔?

やっぱり 大輔だ。 久しぶり。

マナミ。

分かりますか?
目 開けられますか?

失礼します。

(幸保)固定し終わったら
順番に病院に搬送しますからね。

≪先生 レベル低下しています!

はい。

(男性)先生 早くしてくれよ。
腰が痛えんだよ。

すいません。
黄色エリアに お願いします。

(消防隊員)分かりました。

お願いします。
(本郷)朝倉。

次に その患者を
明邦病院に運ぶことになった。

はい。

気が付いた? 分かる?

今から 君を
明邦病院へ搬送するからね。

(勇馬)心美は…。
ん?

俺の彼女は…。

応援 まだかよ。
ホントに呼んだのかよ。

こんなときに…。

はい あさひ海浜病院
救命救急センターです。

(消防隊員)笠松消防です。
激しい腹痛を訴えている女性です。

何か 基礎疾患がありそうで。
受け入れ可能ですか?

(結奈)《どうして 助けて
くださらなかったんですか!?》

《ねえ どうして!》

《20時36分 死亡確認》

申し訳ありません。
受け入れ できません。

そんな…
花火大会の事故の影響で

受け入れ可能な病院が
他にないんです。

何とかなりませんか?
専門外の医者しかおらず

受け入れできません。

申し訳ありません。

(救急隊員)あさひ海浜病院にも
断られた。

(救急隊員)えっ!? 近隣で 他に
この時間帯 受け入れ可能な

病院は もう ないぞ。
県外にまで運ぶしか…。

(救急隊員)駄目だ。
それには 状態が悪すぎる。

君の彼女 重傷者リストに
名前がなかったから

きっと大丈夫。 安心して。

よかった…。
お願いします。

(消防隊員)すいません!
向こうの方で 立ち往生してる

救急車があります。 どなたか
向かっていただける先生は

いませんか?
こちらは 手いっぱいです。

他に 受け入れ可能な病院を
探してください。

それが 搬送先が見つからず
1時間以上

立ち往生したままだそうです。
えっ?

(消防隊員)この騒ぎで
どこの病院も 混乱状態で。

患者の容体は?
(消防隊員)何か 血管に

基礎疾患がありそうで
強い腹痛を起こし

ショックになっています。
緊急度が高いそうです。

私に行かせてください。

(幸保)何言ってんの。
こっちの患者は?

赤タグ 5名に 黄色タグ 7名。

救急医が4人もいれば
対応可能だと思います。

お前 一人で診られんのか?

急性腹症を起こしていて
1時間以上たっているなら

このままじゃ手遅れになります。

何もしないで見捨てることだけは
したくありません。

行かせてください。

(救急隊員)基礎疾患もありそうで
腹膜刺激症状もあります。

受け入れ可能でしょうか?

そうですか… 分かりました。

くそっ!

(救急隊員)
何なんですか? あなたは。

すぐに あさひ海浜病院まで
搬送してください。

彼女のことは 私が受け入れます。
ちょっと触りますよ。

(優二)おいおいおい
サチュレーション 下がってるやん。

(太一)ホンマや。
(優二)兄ちゃん 気管挿管はよして。

うん 分かった。
胸腔ドレーン 頼むわ。

助っ人救急医のお二人
来てくださったんですね。

そんなことより
早く受け入れ準備して。

えっ?
(優二)腹痛の急患

運ばれてくんねんて。
腹痛の急患?

さっき
受け入れ断ったはずじゃ…。

朝倉?

心美!?

♬~

(心電計の警告音)

(新村)血圧 下がってます。

遅くなった。 状態は?

SMAの血栓による腸管虚血。

血栓除去 急ぐぞ。

はい。 電メス 鑷子 ください。
(看護師)はい。

鑷子。
(看護師)はい。

心美…。

(本郷)医者のくせに
震えることしかできないのか?

心美は!?
心美は どうなったんですか?

自分の目で確かめろ。

血管 遮断しました。
SMA 切開します。

メス。
(看護師)はい。

フォガティーカテーテルください。
(看護師)はい。

もう一回。

インフレーションしてください。
OK。 インフレーション。

♬~

♬~

♬~

お兄ちゃん…。

ごめん…。

心美…。

ごめん。

♬~

よかった 目が覚めたんだね。

お姉さん…。

♬~

もう誰も…。

助けてくれないかと思った…。

怖かった…。

(泣き声)

もう大丈夫。

大丈夫だからね。

(泣き声)

あんた 辞めるんだって?

情けない。

あいつ。

心美のやつ

夜になると
いつも俺の部屋に来てた。

一人でいるのが怖いって。

夜に みんなが寝てる間

もし 急に 具合が悪くなったら
どうしようって。

そのまま 誰にも気付かれずに
死んじゃったら どうしようって。

俺 そのこと分かってたのに
あいつのこと…。

別に あんただけじゃない。

えっ?

平気で患者の受け入れを断る
医者がいる。

平気で たらい回しにされる
患者がいる。

特に夜は どこの病院も

当直を任されるのは
若い医師ばかり。

経験のない彼らが
受け入れたところで

患者を救えないのも また事実。

別に

深澤だけが悪いんじゃない。

私の母親も

たらい回しにされた。

えっ?

あの日 いつものように
夕飯を食べて

いつものように お風呂に入って
ベッドで眠りに就いた。

≪(母親)《あああ~!》

その夜 自分の部屋で寝ていると

突然 下の階から
母のうめき声がして目が覚めた。

下に下りてみると…。

《お母さん!?
お母さん どうしたの!?》

リビングで母が倒れてた。

私は すぐに119番した。

しばらくすると
救急車は来てくれた。

でも…。

(救急隊員)
《そうですか 分かりました》

《まだ病院は
見つからないんですか?》

《もう2時間以上
止まったままじゃないですか!》

(救急隊員)《今 探しています!》

いつまでたっても
受け入れ先の病院は

見つからなかった。

そうしてる間にも

母は 私の目の前で
どんどん弱っていった。

4時間以上 たらい回しにされて

ようやく受け入れ先の病院が
見つかったとき

母は意識を失ってた。

結局 そのまま…。

《お母さまは
病院に運ばれてきた時点で

もう手遅れで 手の施しようが
ありませんでした》

《申し訳ない》

《手遅れって…》

《何で…》

(泣き声)

だから 私は 絶対に受け入れる。

たとえ 100人中
99人 救えなかったとしても。

たった一人 救えるんだとしたら
私は諦めない。

朝をさ 見せてあげたいんだよね。

♬~

♬~

[夜に働く
誰もが やりたがらない仕事]

♬~

[でも 誰かがやらないと
そこには消えていく命がある]

[俺は このとき初めて知った]

[朝日が こんなにも美しく
尊いことを]

[そして
その朝日を見られることは

決して
当たり前ではないということを]

(救急隊員)
これ そちらのお医者さんの

荷物だと思うのですが。
(桜庭)あ~…。

はい 分かりました
渡しておきます。

(救急隊員)
よろしくお願いします。

ハァ ハァ ハァ…。

どうして これを朝倉が?

(桜庭)はい これ 忘れ物。

おお! あった。 よかった~。

かばん忘れるとか正気?

しょうがないでしょ
バタバタしてたんだから。

(幸保)信じらんない。
よかった。

あの 本郷先生。

ん?

もう少しだけ
ここで働かせてください。

お願いします。

どういう風の吹き回しだ?

このまま逃げたくないんです。

よく分かんないけど。

そう思ったんです。

(桜庭)いいじゃないですか。

同期は 多い方が心強いし。
ねっ?

残るんなら 腕磨け。

お前が ポンコツだと 昼間の連中に
俺までポンコツだと思われる。

(幸保)
こっちは 本気で学びに来てんの。

邪魔だけはしないでよ。

いいですよね? 本郷先生。

好きにしろ。

ありがとうございます。

やったね。

深澤!

何だよ…。

次 逃げ出したら
承知しないから。

分かってるよ。

(本郷)そんなことより

どうして オフの人間が
ここにいるんだ?

ちゃんと 代休はいただきます。

お疲れさまでした!

(桜庭)何? 何? そういう感じ?

何がだよ。

交代の時間だ。

何で お前まで ついてくんだよ。

だって 俺も ここ住んでるもん。

えっ? お前も?
えっ? 「も」ってことは…。

美月ちゃんも?

何 下の名前で呼んでんだよ。

いや 美月ちゃん カワイイよね。

お前 変なことすんなよ。

あっ。

へぇ~ 成瀬も一緒なんだ。

楽しくなりそうだね。

[このときの私たちは
まだ 知らなかった]

(電子音)

[人と違う時間に
働くということ]

たまには
彼女らしいことしないとね。

朝倉 美月か…。

[そのことで降りかかる…]

大輔。

[数々の代償を]

えっ!? 美月!?

どうして…。

Gカップ。

大輔!!