ナイト・ドクター #03【桜庭が救急医を辞める?無保険患者の不公平な現実】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ナイト・ドクター #03【桜庭が救急医を辞める?無保険患者の不公平な現実】[字][解][デ]

[夜間の無保険患者を待ち受ける現実!?]桜庭が救急医を辞める?抱える秘密が明らかに!不公平な現実を知ったナイト・ドクターたちはどう向き合うのか?

番組内容
美月(波瑠)が患者の斎藤(赤ペン瀧川)に襲われた。桜庭(北村匠海)は斎藤を突き飛ばすが、刃物で傷つけられる。幸い桜庭は軽症で、斎藤は成瀬(田中圭)、深澤(岸優太)に取り押さえられた。
事件は『あさひ海浜病院』などを束ねる『柏桜会』会長で、桜庭の母親、麗子(真矢ミキ)も知ることに。救命救急センターに現れた麗子は、息子の身を案じて桜庭にイギリス留学を言い渡す。救急医の初歩的な処置も満足に出来ないのでは
番組内容2
その方が良いと合意する本郷(沢村一樹)に桜庭はショックを隠せない。美月にそれでも良いのかと促された桜庭は本郷に継続を頼むが、足手まといになるような者は必要ないと突き放される。さらに、主治医、宮本(東根作寿英)の診察を受けた桜庭は、1週間ほど休みが取れないかと問われる。今休んだら救命から追い出されると桜庭は意気消沈。そんな桜庭に美月は暴漢から救ってくれたことを感謝して救急医療の参考書を渡す。
番組内容3
そんな時、急患が運び込まれ、美月たちの処置もむなしく亡くなってしまった。無保険なので早期治療を受けられなかったのだろうと推測する成瀬。本郷も、医療だけでは救えない命もあると言う。桜庭は患者の生まれながらの恵まれない境遇を思った。そして、桜庭は美月たちになぜ自分が救急医を目指すことにしたのかを話す。次の日、救命センターに出勤した桜庭は、次週の勤務シフト表から自分の名前が消えていることに気づく。
出演者
波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、岡崎紗絵 ・ 北村匠海 ・ 一ノ瀬颯、野呂佳代、櫻井海音 / 梶原善、真矢ミキ、小野武彦 / 沢村一樹 他
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/NightDoctor 
【公式Twitter】
https://twitter.com/nd_fujitv  
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/nd_fujitv/
スタッフ
【脚本】
大北はるか 
【音楽】
得田真裕 
【プロデュース】
野田悠介 
【演出】
関野宗紀 澤田鎌作 
【制作・著作】
フジテレビ第一制作部

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 桜庭
  2. 本郷
  3. 自分
  4. 手術
  5. 看護師
  6. 下田
  7. 救急医
  8. ハァ
  9. 仕事
  10. 大丈夫
  11. 朝倉
  12. お願い
  13. お父さん
  14. 頑張
  15. 真吾
  16. 美月
  17. お前
  18. ホント
  19. 気管挿管
  20. 深澤

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ABEMA



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ポニーキャニオン

(桜庭)[新しい場所に
足を踏み入れれば

きっと 何かが変わると思ってた]

[でも 僕は
どこにいたって僕のまま]

[頑張りたくても

みんなと同じようには
頑張れない]

[あのころの僕のまま]

(成瀬)朝倉 離れろ!
そいつ変質者だ!

やめて…!

大丈夫か?

ああっ!

あっ…。
桜庭!

桜庭! 桜庭!
ガーゼと消毒液… 持ってきて!

≪はい!

桜庭!

思ったより傷が浅くて よかった。
(桜庭)たたたた…。

もっと優しくしてよ
命の恩人なんだからさ。

いや~ ホント驚いた。
(桜庭)何が?

真っ先に 朝倉のこと
助けようとするなんて。

桜庭 そんなキャラだった?
確かに。

俺 カッコ良かったでしょ。
美月ちゃん ほれちゃった?

しばらく安静にしといてよ。

よいしょ。
いった!

だから もう 優しくしてって。
フゥ…。

(深澤)
桜庭のやつ すごかったな~。

俺なんか 足すくんじゃって。

何で ああいうとき
ビビっちゃうんだろうなぁ…。

《おい 大丈夫か?》

《あっ… あっ 大丈夫 大丈夫》

(八雲)彼は 幼いときに
母親にネグレクトされ

自分に優しくしてくれた
女性に対して

ゆがんだ行動を
とるようになってしまったらしい。

でも だからといって
何の言い訳にもなりませんよ。

どんな境遇であろうと
立派に生きてる人間は大勢います。

もちろん そのとおりだ。

でも どんな親のもとに生まれるか
どんな環境で育つかによって

その人の人生は
大きく変わってしまう。

ここで いろんな患者に会うたび
そう感じずにはいられなくてね。

あっ 桜庭会長。

(麗子)
お久しぶりです 八雲院長。

それから

本郷先生。

就任早々 私の大事な一人息子に
ケガをさせるなんて

指導医
向いてないんじゃないですか?

その格好…。

今日は
保護者参観か何かですか?

息子を迎えに来ました。

もう こちらには
置いておけませんので。

(幸保)桜庭と深澤 2人仲良く
ポンコツかと思ってたけど

まさか あっちは
サラブレッドだったとはね~。

柏桜会グループの御曹司って
サラブレッドにも程があるだろ。

まさか こんな近くに上玉が?

灯台下暗しってやつですね。

何か みんな 桜庭のこと
見てるんだけど。

ああ いいの いいの。
こういうの慣れてるから。

≪(嘉島)これはこれは 桜庭会長。

(本郷)おい みんな
ちょっと集まってくれ。

(本郷)こちらは 柏桜会グループ
会長 桜庭 麗子さんだ。

息子の瞬が こちらで
大変 お世話になってるそうで

ありがとうございます。
(嘉島)いえいえ

とんでもございません。
実に 優秀な息子さんでして

さすが 桜庭会長のご子息ですね。

2軍3軍とか言ってたのは
どこの誰よ。

今すぐ ここ辞めて
イギリスに留学しなさい。

イギリス!?

こんなケガまでして…。

何かあったら どうするの?

あなたに救急医は向いてない。

うちのグループを継ぐための
経営だけ学んでおけばいいの。

来週 寮に迎えに行くから
荷物 まとめておきなさい。

あの 俺は…。
(本郷)確かに

会長のおっしゃるとおり

彼には 救急は
向いていないかもしれませんね。

自分一人じゃ
胸腔穿刺も中心静脈確保も

気管挿管もできないような
医者は

救急医とは言えない。

指導医の先生と
意見が合ったようでよかったです。

失礼します。

(嘉島)おい お見送りだ。
(医師たち)はい。

(桜庭)あのう…。

僕は 救急医になりたいんです。

変わらず
ここで働かせてください。

お願いします。

桜庭。

ここへ来て お前 いったい
何ができるようになった?

あっ いや それは…。

足手まといになるようなやつは
ここには必要ない。

そんな 捨てられた犬みたいな
顔してないで

本気で ナイト・ドクター
続けたいんだったら

誰に 何と言われようと
辞める必要なんてないと思うけど。

ねえ?
そうだよ。

まあ 確かに 今 桜庭は
何もできないポンコツかもしれない。

そうそうそうそう そのとおり。

…って おい! 本人の前で
ポンコツとか言うなよ。

でも そういう
人を救いたいって思うガッツは

私 嫌いじゃないよ。

そういうのって
誰でも持てるものじゃないし

努力して持てるものでも
ないと思うから。

でもさ

気持ちだけじゃ
どうにもならないことって

あるよね。
えっ?

それ 体のこと言ってんのか?

悪い 目に入った。

えっ? 何それ?

突然 倒れられても困る。
ちゃんと 俺たちに説明しておけ。

ハァ…。

せっかく
人が必死に隠してたのに。

まあ 隠し通せるはずもないか。

どういうことだよ?

俺は 生まれつき 心臓が悪いんだ。

薬は 一生
飲み続けなくちゃいけないし

色々 リスクもある。

母親の言うとおりなんだ。

俺は おとなしく
机に向かってる方が向いてる。

救急医は… 向いてない。

どんなに頑張っても

どうにもならないことって
あるよね。

お疲れ。

桜庭…。

先輩。 何 のんきに
ストレッチなんかしてるんですか?

はっ?
桜庭のことですよ。

私は たいがいのことは

努力でカバーしてきた
タイプなんで。

でも そうできない場合だって
あるんですよね。

そういう同情が
一番 腹立つと思うぞ。

じゃあ どうすればいいんですか?

このまま辞めたら
あいつ 後悔しますよ。

人の心配してる場合か?

ひどい格好だな。

それが 女子に言う言葉ですか?

女子って…。

ちょっと 先輩!?

腹立つ~。

あれ?

何だ? 何の話だったんだ?

(宮本)冠動脈が
かなり狭窄してきてるね。

早めにステント入れた方が
いいかもしれない。

えっ?

近々 1週間ぐらい
まとまった休み 取れるかな?

1週間ですか?

(本郷)《足手まといになるような
やつは ここには必要ない》

そんなことしたら 俺

ホントに 今の職場
追い出されちゃいます。

あえて 厳しいことを
言わせてもらうけど

瞬君には
難しいんじゃないかな?

救急医の仕事は 肉体的にも
精神的にも負担が大きい。

免疫抑制剤を飲んでる君は

人より
感染症にかかりやすかったり…。

そんなこと分かってます!

だから ずっと
自分の気持ちに折り合いつけて

我慢してきたんです。

でも このまま
やりたいことをやらないまま

毎日を無駄に過ごすのは
嫌なんです。

治療の日程は
また後日 ご相談させてください。

失礼します。

瞬君 これだけは忘れないで。

君の体は 君だけのものじゃない。

(宮本)闘病中に支えてくれた
お母さんや

君を生かしてくれた
ドナーのことを忘れては駄目だよ。

(宮本)自分の体を
ちゃんと大事にしないと。

分かってます。

失礼します。

[そう 僕の体は
僕だけのものじゃない]

[僕の心臓は…]

[移植されたものだから]

[誰よりも清く 正しく
自分の命を大切に

生きなくちゃならないんだ]

≪(ドアの開く音)
≪桜庭。

えっ? 美月ちゃん どうしたの?

桜庭の事情は
分かんないけどさ

もし ホントに諦めたくないって
気持ちがあるなら…。

よいしょ。
おっ…。

胸腔穿刺と中心静脈確保と
気管挿管くらい

できるようになんなさい。

えっ? これ貸してくれんの?

一応 命の恩人だし。

まあ お…。

応援してるから。

(ドアの閉まる音)

ありがとう 美月ちゃん。

(救急隊員)20代 男性 1人暮らし。
自宅で倒れているのを

訪ねてきた友人が
発見したそうです。

アシドーシスが進行してます。
かなり危険な状態です。

発症から時間がたちすぎてる。
朝倉は 気管挿管。

成瀬は エコーを頼む。
(成瀬・美月)はい。

声門が見えません。

(心電計の警告音)

外科的に気道確保するしかないな。
輪状甲状靱帯切開しよう。

(成瀬・美月)はい。
(本郷)オペセット準備して。

(舞子)はい。

頸部 切開します。

メス。
(看護師)はい。

筋鈎 下さい。
(看護師)はい。

(本郷)ペアン。
(看護師)はい。

6mmの気管チューブ。
(看護師)はい。

カフ 固定します。
ジャクソンリース つけます。

ドレープ 外します。

(本郷)40分たった。
朝倉 もういい。 やめろ。

(本郷)朝倉!

ハァ ハァ…。

もっと早く 搬送されていれば…。

その患者 おそらく 数日前から
嘔吐 腹痛

ひどい口の渇きの症状が
あったはずだ。

でも あえて受診しなかった。
どうして…。

無保険だったからかもな。

普通なら
3割負担で済む医療費が

無保険の場合
全額 自己負担になる。

そんな金
払えないと思ったんだろ。

でも 医療費が無料になったり

低額になる制度だって
ありますよね?

保険料すら払えない人たちが

そういった情報にアクセスできる
環境にいると思うか?

(本郷)俺たちが どんなに努力して
技術を磨こうと

医療だけじゃ救えない命も
あるってことだ。

なあ 桜庭はさ どうして
そんなに救急医になりたいんだ?

ホント それ。 黙ってたって
柏桜会グループの病院

手に入るのに。

あの… 俺さ 物心ついたころから
父親いなくてさ。

で 初めて心から尊敬した大人が

本郷先生だったんだよね。

えっ?
本郷先生と知り合いだったの?

うん。 母親の元同僚でさ。

小さいころ
たまに 遊んでくれてて。

(瞬)《ねえ ママは?》

(本郷)《仕事だってさ》

《瞬》

《今日は 思いっきり楽しもうな》

《うん!》
《イェーイ!》

《すごい》
《すごいな 奇麗 サンゴ礁だ》

《ほらほらほら あそこ。 あの口》

(瞬)《あっ》
(本郷)《おっ 来た 来た。 お~》

(歓声)

(母親)《誰か! 誰か 救急車!》

《洋斗?》
(本郷)《ちょっと見てくる》

(本郷)《すいません
通してください。 すいません》

《医者です。 どうしました?》

(母親)《食事してたら… 洋斗》

《気道閉塞だ。
ちょっと 背中 たたくよ》

《ちょっと 横になろうか》

《洋斗…》

《瞬 その箸 取ってくれ》
《えっ?》

《急げ》
《うん》

(洋斗のせき)

《洋斗》
《よく頑張ったね 偉いぞ》

《もう大丈夫ですよ》
《ありがとうございました》

《瞬》

《よくやった》

(本郷)《イェーイ》

まあ 月並みなんだけどさ

目の前で苦しんでる人を
救えるって すごいことだよ。

だって その人の未来を
一瞬で変えられちゃうんだからさ。

桜庭…。

そう。

だったら もっと 頑張らないとね。

えっ?
やっと一緒に働けたんでしょ。

本郷先生と。

お疲れさまでした。

お疲れさまでした。

輪状甲状靱帯切開…。

輪状甲状…。

(麗子)
留学の準備が整うまでの間

あの子を本院に戻して
ジョブローテーションさせることにしたから。

(麗子)サインして。

人の聖域にまで押し掛けてきて

わざわざ
こんなもの渡しに来たのか。

あの子の体のこと
あなたも よく知ってるでしょ?

心配なのよ。

救急医なんて仕事
瞬に務まるはずがない。

過保護で口うるさい親を持った
子供は 大変だな。

それとも あれか。

会長の仕事は 案外 暇なのか。

その口
ホント 縫合したくなるわね。

とにかく 書類 頼んだわよ。

(桜庭)えっ?
どうした?

来週から 俺の名前が消えてる。

えっ?

マジかよ…。

本郷先生 どうして 桜庭の名前が
シフト表から消えてるんですか?

桜庭会長から 大事な一人息子を
返却してほしいと言われたからな。

名前を書いて 提出しろ。

えっ…。

やっぱりさ

不公平なことってあるよね。

えっ?

(桜庭)先日 亡くなった 無保険の
小関さんだって そうだよ。

もし 彼が
金持ちの家に生まれてたら

きっと 自分の努力とは関係なしに
保険料も 医療費も払えてた。

そしたら 受診控えすることなく
今ごろ きっと 元気に生きてた。

俺 思うんだ。

人は 生まれた その瞬間から
ある程度 運命が決まってる。

どんな親のもとに生まれたか

健康に生まれたか
そうじゃないか。

初めから
スタートラインは違うのに

みんなと同じようになんか
できるわけないよね。

桜庭…。

さあ 仕事 仕事。

(ドアの開閉音)

あれ? 桜庭は?

あっ… どうしたの?

これ 返そうと思って。

観察室に置きっぱになってたから。

中 開いてあったから
見ちゃったんだけど…。

見て。

何これ?

すっご…。

(幸保)今日 桜庭 早めに来て
色々 練習してた。

やる気だけは
あるみたいなんだけどね。

俺なんかより
よっぽど努力してるのに…。

(救急車のサイレン)

(救急隊員)下田 宏さん 48歳。
急な頭痛を訴え

息子さんが
救急車を呼んだそうです。

(真吾)あのう…。

いや…。

大丈夫。
すぐに お父さん 治療するから。

はい…。
お願いします。

くも膜下出血か。

すぐに手術した方が
よさそうですね。

成瀬 お前 この動脈瘤の
クリッピング できるか?

この場所なら 何度もやってます。
やらせてください。

オペ室に運びましょう。
ああ。

下田さん 移動しますね。

(下田)やめてくれ。

手術はしないでくれ。
下田さん?

俺は 無保険なんだ。
そんな金 払えるわけないだろ。

でも すぐに手術しないと
手遅れに…。

手術はしないでくれ!
下田さん 横になってください。

やめてくれ!

(本郷)
早く鎮静しろ 再破裂するぞ。

鎮静剤! ミダゾラム 2mg!

(下田)やめてくれ!

あのう 父は?

今は 鎮静剤で眠っています。

でも すぐに手術をしないと
危険な状態です。

それで 父は あの… 何て?

手術は…。

したくないと言っていました。

他に 親戚とか
頼れる人はいる?

ご家族の同意があれば
手術することもできる…。

誰もいません。

5年前に母さんが亡くなってから
ずっと 父さんと俺と

ばあちゃんの3人で
暮らしてますから。

あの… おばあさんは
今 どちらに?

家にいます。

認知症で 自分が誰かも
分かってませんけど。

お父さんは いつから無保険に?

ばあちゃんの介護するために
会社 辞めて

たぶん そのころから。

生活保護は?

経済的に困窮した人たちを
救うための

制度があることくらい
君のお父さんだって知ってるだろ。

入るためには 今ある家を
手放さなきゃならないって。

父さん それだけは嫌みたいで。

亡くなった 母さんとの思い出が
詰まった場所だから。

そんな…。

君は?

それでいいの?

仕方ないじゃないですか。

父さんが
そうやって言うんだから。

どうしようもないことだって
あるんですよ。

(幸保)何かさ 大人みたいな
中学生だったね さっきの子。

妙に達観してるっていうか
世の中 諦めてるっていうか。

そうやって 自分の中で

折り合いつけるしか
なかったんだろ。

周りに
頼れる大人がいなかったから。

口では ああ言ってるけど

もし このまま何もしないで
お父さんが亡くなったら

罪悪感っていうのかな…。

きっと 真吾君
ずっと 後悔すると思う。

家族って
そういうものだと思うから。

朝倉…。

そろそろ 自分も帰るから。

真吾君。

あなたは…。

ここの救急医。 一応。

お父さんの手術
ホントに しなくていいの?

お父さんを説得できるのは
君しかいないんじゃないの?

父さんは 手術する気
ないんですよね?

死にたがってる人
無理に生かしても そんなの…。

エゴじゃないですか。

真吾君…。

(真吾)父さんは ずっと
苦労してきたんです。

毎日 毎日
ばあちゃんの介護して。

でも 借金ばっか膨らんで。

きっと もう

そろそろ
楽になりたいんだと思います。

そんな…。

失礼します。

(本郷)エゴで何が悪い?

えっ?

お父さんが このまま亡くなって
困るのは

お父さんじゃない。

残された 君だ。

(本郷)お父さんが倒れたとき
君は どうして救急車を呼んだ?

お父さんに 生きてほしかったから
じゃないのか?

(本郷)君たち家族には
最低限 幸せになる権利がある。

それを守る制度もある。

でも 父さんが 生活保護だけは
受けたくないって。

家を手放すくらいなら
死んだ方がましだって。

仕方ないだろ…。

じゃあ どうしろって言うんだよ?

これから先も 君に
好き勝手を言う大人は多いだろう。

今 こうして話してる私も
その一人だ。

でも 一つだけ言えるのは

誰も 君の人生の責任までは
とってくれない。

それが どんなに優秀で
素晴らしい親であろうとだ。

だから 君が どうしたいのかは

君自身で決めろ。

父さん。

真吾か…。

父さん。

手術を受けてほしい。

(下田)真吾…。

それは できない。

(真吾)あんな家…。

手放せよ!

(下田)えっ?

家なんて どうだっていい。

俺を置いて 勝手に一人で
いなくなるとか

そんなの…。

そんなの 絶対 許さない!

真吾…。

俺は 父さんに…。

生きててほしいんだ。

♬~

♬~

(真吾)お願いします。

行くぞ 成瀬。
はい。

♬~

このまま 硬膜外に
前床突起まで削ります。

(本郷)硬膜剥離子。
(看護師)はい。

下田さんの手術

うまくいくといいな。

うん。

真吾君 すごいよね。

えっ?

(桜庭)自分の本当の気持ちってさ
どんどん 言えなくなるんだよ。

どうせ かなわないなら
なかったことにして

諦める方が楽だから。

桜庭…。

俺 14歳に負けてるね。

≪(心電計の警告音)

(桜庭)東条さん? 東条さん!

まずい 気道閉塞 起こしてる。

補助換気 お願い。
分かった…。

ベッド 動かします。
(看護師たち)はい。

(バイブレーターの音)

(舞子)桜庭先生から 電話です。
(本郷)どうした?

昼間に甲状腺腫瘍で手術された
東条さんが

気道閉塞を起こしてます。

(本郷)こっちは 今 手が離せない。
そこには 誰がいる?

僕と… 深澤だけです。

(舞子)まずいわね…。
(本郷)ステロイド吸入

酸素投与 気管挿管。

(本郷)
今まで 散々 見てきただろ。

(本郷)お前にできることをやれ。

処置が終わりしだい
朝倉を向かわせる。

それまで 何としても持たせろ。

はい。

駄目だ 気道狭窄を起こしてる。
これじゃ 気管挿管できない。

あれ? ない…。

ノートが…。

《外科的に
気道確保するしかないな》

《輪状甲状靱帯切開しよう》

気管挿管できない場合は…。

輪状甲状靱帯切開。

えっ?

輪状甲状靱帯切開の準備を
お願いします。

おい ホントに 大丈夫なのか?

やるしかない。

(心電計の警告音)

まずい サチュレーションが
下がってる。

処置 終わりますね。

外しますね。

高岡 あと任せていい?

当然。
ポンコツ2人んとこ行ってきて。

偉そうに。

桜庭。
朝倉。

甲状軟骨と輪状軟骨の間を探って。
そこをメスで一気に切開。

大丈夫だから。

ずっと 夢だったんでしょ?

何のために ここに来たの?

♬~

♬~

ガーゼ。
(看護師)はい。

ペアン 下さい。
(看護師)はい。

筋鈎。
(看護師)はい。

6mmの気管チューブ 下さい。
(看護師)はい。

カフ 固定した。

サチュレーション 上がってきた。

やった… やった~…。

ハァ ハァ…。

何してんの 手 貸して!

あ… はい!
チューブ 持って。

ドレープ 外します。
(看護師)はい。

♬~

東条さんのさ

呼吸が戻ったときの感覚
覚えてる?

うん。

あの感覚 病みつきになるでしょ。

うん。

確かにさ 桜庭の言うとおり

生まれた時点で

ある程度 運命って
決まってるのかもしれない。

どんなに頑張っても

どうしようもないことって
あるのかもしれない。

でもさ 昨日の桜庭と
今日の桜庭は

絶対に 違うよ。

えっ?

少しずつかもしれない。

でも 桜庭だって
絶対に変われるよ。

だって ほら。

一人の人の未来

ちゃんと変えたでしょ。

あっ そうだ これ。

忘れ物。
あっ。

ありがとう 美月ちゃん。

まさか あの桜庭が
役に立つ日が来るなんてね。

お前 だいぶ 先越されたな。

私が 昼間診た患者を
勝手に処置したそうだね。

それが何か?
治療方針にないことをされると

困るんだよ。 東条さんの場合は
ステロイド投与さえしていれば

外科的気道確保まで
する必要なかったんだ。

まったく 余計なことを。

(根岸)無保険の下田さんだって

いつになったら
医療費を回収できることやら。

そんなことより

東条さんが 夜中に
気道閉塞を起こしたのは

昼間 嘉島先生が
乱暴なオペをしたせいなのでは?

うちのスタッフが いち早く気付き
対処していなければ

どうなっていたでしょうね。

桜庭。

はい。

よくやった。

《よくやった》

はい…。

[僕の心臓が飛び跳ねた]

[このとき感じた喜びも

誰かを救った この手も

誰のものでもない

僕のものだ]

≪(ノック)
(麗子)はい。

(桜庭)失礼します。

瞬。

(麗子)
何の用? 電話にも出ないで。

母さん。

僕に

ナイト・ドクターを
続けさせてください。

自分の体も
もちろん 大事にします。

絶対 無理はしません。

だから 続けさせてください。
お願いします!

無理よ。 あなたに救急医は。

昨日 初めて 自分の手で
患者さんを救えたんだ!

何か こう 心臓がバクバクして

ああ 俺 今 生きてるんだなって
思えた。

母さんや先生は
命を大事にしろって言うけど…。

いや それも分かるんだけど。

でも 俺は それと同じくらい

自分の気持ちを大事にしたい。

だから お願いします!

ハァ~…。

勤務中 病院の外には出ないこと。

えっ?

あなたは 感染症になりやすいし
いつ また発作が

起こるかも分からない。

危険の多い
災害現場には出ないこと。

それから
経営の勉強も怠らないこと。

この2つの約束を守れるなら

もう少しだけ 続けてみなさい。

いいの?

一つでも破ったら
即座に辞めさせますけどね。

ハァ~。

ありがとうございます。

頑張ります!

[ゆっくり]

[一歩ずつでいい]

[僕の歩幅で]

絶対 あの辺 怪しいんですよね。

何で 俺たちが
お前の部屋のゴキブリを

退治しなきゃいけないんだよ。
てか 部屋 汚すぎるだろ。

私の部屋で Gが繁殖したら

いずれ 深澤や先輩の部屋にも
行くんですよ。

それでもいいんですか!?

どんな脅しだよ。
最低だな。

いた! いた いた いた いた!
深澤 出陣!

そこ!
どこ!? えっ!?

わあ~っ!

いって~…。
何やってんの 鈍くさいなぁ。

ほら! ほら 早く!
えっ?

早くして! 急いで!
あっ…。

いた?
分かんない どこ? どこ? どこ?

また見失ってんの? 捜して。

あっ これだ!
それ 違うから。

ドナー?

そこじゃない? いけ いけ…。
あ~!

くそ… どこだよ。 えっ?

この字 どっかで…。

《見て》
《すっご…》

わ~!
どこ!?

無理! ちょっ… そこ。
わ~!

ちょっと それ
洗濯物の上なんですけど やめて!

ちょっと 待って 待って。 えっ?

何で? また? 見失った?
これ これ… いた!

(たたく音)
あっ!

もう 下手くそ!
速いな…。

(桜庭)え~ 無事
治療も終わりまして

今日から
復帰することになりました。

よろしくお願いします。

おかえり 桜庭。
いや~ 美月ちゃん

会いたかったよ。
何言ってんだよ。

もちろん 深澤にもね。
え~。

(本郷)お前がいなかったせいで
雑用がたまってるぞ。

患者のサマリー 紹介状の返事
採血のオーダー。 やっとけ。

はい。

さ~ 仕事 仕事。

桜庭 ちょっといいか?

(桜庭)どうしたの?

まさかとは思うけど

お前のドナーってさ…。

あ…。

さあ… 誰なんだろうね。

戻るね。

(幸保)
[誰かの秘密を知ったとき]

[一歩一歩
積み上げてきた関係なんて…]

ハァ…。

[簡単に壊れてしまう]

(救急隊員)20代 女性。
レストランの2階から転落。

頭部を強打し JCS200です。

付き添いの方は?
(救急隊員)恋人の男性が。

どうして?

[どんなに信じていた人も

オセロがひっくり返るみたいに
一瞬で

白が黒になる]