[終]ナイト・ドクター #11【ついに最終回!突然の解散宣言!彼らの答えとは】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[終]ナイト・ドクター #11【ついに最終回!突然の解散宣言!彼らの答えとは】[字][解][デ]
[ついに最終回!]突然の解散宣言!?災害現場に赴くナイト・ドクターたち!バラバラな医療現場で、それぞれが闘う夜!そして、彼らが出した最後の答えとは!?
番組内容
美月(波瑠)、成瀬(田中圭)、深澤(岸優太)、幸保(岡崎紗絵)、桜庭(北村匠海)たちは、本郷(沢村一樹)から『あさひ海浜病院』のナイト・ドクターチームの解散を言い渡される。突然の知らせに、美月たちナイト・ドクターは衝撃を受ける。しかし、本郷はこの解散を喜んでいると言うのだ。その真意とは…。
解散が通達された夜、3件の事故が同時に発生し、ナイト・ドクターたちはそれぞれの現場に向かう。
番組内容2
本郷の指示で現場に向かったのは、美月、深澤、幸保の3人。美月は電車の車両基地、深澤はゴミ処理場、幸保は高層オフィスビルで発生した事故だった。自分が出動しなかった事に疑問を持つ成瀬に、本郷は救命センターの指揮を任せる。桜庭は麗子(真矢ミキ)にナイト・ドクターチーム解散の事情を聞こうと電話をするが繋がらない。そんな時、桜庭はトイレで倒れている患者を発見。急を要する患者の病状に、
番組内容3
桜庭は自ら治療することを決意する。
事故現場で、それぞれに治療の判断を迫られる美月、深澤、幸保。病院のICUでは、桜庭も成瀬や本郷の手を借りずに患者のオペを進めようとしている。そして、ナイト・ドクターたちそれぞれが現場で治療にあたる医師は自分一人という厳しい夜を過ごす中、目の前にいる重症者に対して、大きな決断を迫られようとしていた。美月たちは長く、孤独な暗闇に立ち向かっていく。
出演者
波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、岡崎紗絵 ・ 北村匠海 ・ 一ノ瀬颯、野呂佳代、櫻井海音 / 梶原善、真矢ミキ、小野武彦 / 沢村一樹 他
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/NightDoctor
【公式Twitter】
https://twitter.com/nd_fujitv
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/nd_fujitv/
スタッフ
【脚本】
大北はるか
【音楽】
得田真裕
【プロデュース】
野田悠介
【演出】
関野宗紀 澤田鎌作
【制作・著作】
フジテレビ第一制作部ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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(星崎)朝倉先生
現場は この先です。
(美月)はい。
(本郷)《あさひ海浜病院の
ナイト・ドクターチームは
今月をもって
解散することに決まった》
《解散?》
《いきなり どうして…》
《理事会で そう決まった》
《これは 決定事項だ》
(サイレン)
(救急隊員)先生 お願いします。
お願いします。
(桜庭)
《みんな ごめん 母さんが…》
《お前が謝ることじゃないだろ》
《本郷先生は
それでいいんですか?》
《そうですよ。 この前は
俺たちに 成功例になれって》
《俺は
この解散を心から喜んでる》
《えっ? どういうことですか?》
[突然 告げられた
解散という現実]
[私たちは
心の整理もつかないままに
その日も ただ 現場に向かった]
(救急隊員)こちらです!
はい。
[その夜は まるで…]
抗生剤 お願いします。
(看護師)分かりました。
[これからの私たちの
行く末を暗示するかのように
長くて 孤独な暗闇に
包まれていた]
(看護師)ICU 移動します。
(看護師)はい。
(本郷)今夜は
やけに事故が多いな。
どうして 3人を
現場に行かせたんですか?
今夜は ここの指揮を
お前に任せたい。
はっ?
5人で過ごせるのも残りわずかだ。
頼んだぞ。
(星崎)負傷者は
永見 直人さん 48歳。
点検作業中に 車両トラブルが起き
車両の突起部分に
左胸部を圧迫され
身動きがとれない状態です。
救助に
かなり時間がかかりそうです。
分かりました。
(星崎)通ります。
失礼します。
通ります。 すいません。
(レスキュー隊員)お願いします。
(レスキュー隊員)開始。
(星崎)通ります。
通ります すいません。
(星崎)この下です。
(救急隊員)こちらです。 負傷者は
作業員の鳥山 公輝さん 23歳。
焼却した灰を運ぶコンベアに
右下肢を巻き込まれ
動かせる状態にありません。
分かりました。
≪鳥山 頑張れ!
(レスキュー隊員)作業やめ!
(レスキュー隊員)お願いします。
(足立)先生 早く 鳥山のやつを
助けてやってください。
お願いします!
てめえ 鳥山 殺したら
マジで許さねえからな!
ぜってえに助けろよ!
ぜ… 全力を尽くします!
大丈夫かしら…。
(押田)もたもたしてんじゃねえよ
医者のくせに!
状況は?
(救急隊員)エスカレーターの
点検作業中に 作業員が転落。
点検口に落下し
全身を強く打ったようです。
今 救出作業を。
分かりました。
(レスキュー隊員)下ろします。
(一同)1・2・3。
(救急隊員)代わります。
(レスキュー隊員)お願いします。
(救急隊員)大丈夫ですか?
分かりますか?
(発信音)
(アナウンス)
留守番電話に接続します。
くっそ… 何なんだよ。
永見さん!
分かりますか!? 永見さん!
(星崎)いくら呼び掛けても
反応がなくて。
かなり まずい状態ではないかと。
失礼しますね。
ワイヤレスイヤホン?
(星崎)どうして そんなものが?
永見さん 聞こえますか?
聞こえたら
手を握り返してください。
まだ 反応がある。
(星崎)
ちょっ… 何してるんですか?
まずは 容体を確かめないと。
≪(物音)
≪(うめき声)
うっ…。
(桜庭)大丈夫ですか!?
新村君 胸痛の患者さんが
5階 西側の男子トイレに。
すぐ ストレッチャーを。
右下肢の不全断裂…。
益田さん CATを。
(舞子)はい。
(押田)おい
早く助けてやってくれよ!
先生 お願いします。
(鳥山)先生…。
俺 死にたくねえよ…。
鳥山さん。
(鳥山)まだまだ あいつらと
やりたいことがあるんだよ…。
分かりました。 頑張りましょう。
(舞子)先生 脈の触れ 弱いです。
鳥山さん。
分かりますか!? 鳥山さん!
(押田)先生 どうなってんだよ!
挿管セット 準備してください。
(足立)鳥山 しっかりしろ!
栗山さん 分かりますか?
栗山さん。
今 何時ですか?
(幸保)えっ?
(栗山)朝までに
メンテナンス 終えないと
皆さんに ご迷惑が…。
まずは しっかり 治療しましょう。
ねっ?
ルート確保 お願いします。
(看護師)はい。
触りますね。
右胸郭に轢音と皮下気腫…。
他に 痛いところないですか?
栗山さん?
栗山さん!
右の呼吸音が弱い。
肺裂傷…。
(救急隊員)えっ!?
病院に運んでる時間はありません。
ここで胸腔ドレーンを挿入して
挿管します。
(看護師)はい。
(救急隊員)ストレッチャー 入ります!
(看護師)こちら お願いします。
(救急隊員)はい。
井口 樹さん 38歳。
水道管の工事作業中に
突然 吐血し 救急要請されました。
(救急隊員)ショック状態で
C型肝硬変の既往があります。
分かりました。
緊急内視鏡の準備 頼む。
(看護師)はい。
(救急隊員)ロック OKです。
移します。
(一同)1・2・3。
ライン お願いします。
(看護師)はい。
例の件ですが
彼らに 全て 話しました。
そうか。
で どうだった?
(本郷)《俺は この解散を
心から喜んでる》
《えっ? どういうことですか?》
《お前たち 夜間専門の医師を
雇って以降も
救命救急センターは
残念ながら赤字続きだ》
《だが 一方で
病院全体として見れば
夜間の受け入れ件数が増えた分
各科の入院患者やオペ数も増え
大きな利益につながってる》
《そこでだ》
《この制度を
さらに普及させるため
全国各地にある
柏桜会グループの主要病院でも
施行することに決まった》
《それって
ナイト・ドクター制度が
正式に
認められたってことですか?》
《え… でも じゃあ
何で 解散に?》
《お前たちに その主要病院で
おのおの働いてもらいたい》
《えっ?》
(本郷)《そこにいるスタッフたちが
ナイト・ドクターとして
定着するよう
これまでに培ったノウハウや
信念を伝えてほしい》
《ちょっと待ってください》
《5人 バラバラで
各地の病院で働けと?》
《そのとおりだ》
《そんな 無理ですよ》
《俺一人じゃ…》
《ずいぶん 急な話ですね》
《こっちの事情は
関係なしですか?》
《もちろん 嫌なら
断ってもらっても構わない》
《お前たちが各地に散らばって
働いたところで
夜間の働き手が増えなければ
この制度は どうせ
すぐに廃止されるだろうしな》
《お前たちの人生だ》
《お前たち 一人一人が
自分と向き合って答えを出せ》
(ドアの開閉音)
皮下気腫と左呼吸音の減弱か…。
猪俣さん
ここで静脈の確保します。
(猪俣)はい。
頚静脈が怒張してる…。
(看護師)お願いします。
先生 橈骨動脈の触れが弱いです。
(桜庭)心嚢内に液体貯留。
心タンポナーデだ。
成瀬は?
(新村)さっき運ばれてきた
急患の処置中です。
他の先生たちもいないし…。
本郷先生 呼びますか?
俺が処置する。
えっ?
(桜庭)心嚢穿刺キット持ってきて。
はい。
(桜庭)挿管します。
(看護師)はい。
(舞子)このままだと
失血で心停止しちゃいます。
(押田)おい 何してんだよ。
早く助けろよ!
先生 お願いします!
(騒ぐ従業員たち)
(バイブレーターの音)
はい 深澤です。
そっちは 大丈夫か?
そろそろ
弱音を吐いてるころだろ。
成瀬先生…。
状況を伝えろ。
はい。 ゴミ処理場のコンベアに
右足を巻き込まれた
右下肢不全断裂の患者さんに
CATで一時止血をして
挿管しました。 でも まだ
救出に時間がかかりそうで
ショックが
かなり進行しています。
どうしたら…。
右足は
諦めるしかないんじゃないのか?
えっ?
その場にいる医師は お前だ。
決断できるのは お前だけだ。
(鳥山)《先生…。
俺 死にたくねえよ…》
右足を…。
切断します。
(従業員たち)切断!? 切断…。
ボーンソーの準備 お願いします。
(舞子)はい。
それでいい。
まずは 軟部組織を処理しろ。
はい。
メス 下さい。
(舞子)はい。
(星崎)どうですか?
おそらく 緊張性気胸。
多発肋骨骨折で
フレイリングもありそうです。
(星崎)かなり重傷ですね。
すぐにでも 胸腔ドレナージを
したいですが スペースが…。
(猪俣)先生 サチュレーションが
下がってきています。
触れも弱くなってる。
救出まで あと
どのくらいかかりそうですか?
(レスキュー隊)あと 20分はかかります。
20分…。
それだと患者さんが持たない。
(幸保)メス。
(看護師)はい。
ペアン。
(看護師)はい。
(幸保)あっ…。
大量血胸。
(看護師)先生。
どうして?
血液が引けない。
(新村)どうして?
血液が凝固してるんだ。
(新村)え… どうするんですか?
心嚢開窓する。
(新村)桜庭先生…。
大丈夫。
切開縫合セット 用意して。
はい。
開胸して 肺門クランプします。
(看護師)えっ?
サテンスキーで肺門 遮断します。
開胸セット 下さい。
ここで 開胸するんですか?
ここで 一次止血しないかぎり
助からない。
やるしかないんです。
よし。
軟部組織 処理しました。
ボーンソー 下さい。
(舞子)はい。
深澤。
血管 巻き込まないように
気を付けろよ。
はい。
本当に やんのかよ…。
お… おい 先生
こいつの体を何だと思ってんだよ。
(押田)物じゃねえんだよ!
他に方法はねえのかよ?
歩けなくなったら
こいつは これから
どうやってやってくんだよ。
なあ!
(従業員)そうだよ 先生!
(従業員)他に方法はねえのかよ。
(押田)おい!
静かにしてください!
自分は 生きたくても
生きられなかった人たちを
たくさん 見てきました!
でも 鳥山さんは
今なら 助けられます。
彼に 生きてほしいと思うなら
黙っててください!
♬~
切断… 開始します。
♬~
♬~
胸腔穿刺…。
(星崎)えっ? でも
胸部は 突起部分に
圧迫されてますよね?
どうやって?
今 この患者さんを救うには
それしか 方法がないんです。
16Gのサーフロー
準備 お願いします。
分かりました。
永見さん 分かりますか?
苦しいですよね。
あと少しの辛抱ですからね。
私は よく同僚に
負けず嫌いだって言われるんです。
永見さんのことも
絶対に 助けますからね。
頑張りましょう。
こちら側から穿刺するのは
厳しいので
背中側に回って 他に
穿刺できそうな場所がないか
探します。
(猪俣)はい。
(ドアの開く音)
(救急隊員)ストレッチャー 入ります。
(看護師)こちら お願いします。
(救急隊員)はい。
(救急隊員)ロック OKです。
(幸保)移します。
(一同)1・2・3。
状況は?
(幸保)栗山 珠美さん 36歳。
肺裂傷による 大量血胸。
現場で 肺門 クランプした。
お前が?
はあ? 他に誰がいるの?
クラムシェル 急ぐよ。
レベル1 つなぎます。
(物が落ちる音)
(新村)すいません!
すいません。 切開縫合セット
お願いしてもいいですか?
新村 どうした?
(新村)桜庭先生が 今
心タンポナーデの患者を処置してて。
心嚢開窓するって。
心嚢開窓?
桜庭先生に できるんですかね?
成瀬先生 こっちに
入ってもらえませんか?
ハァ…。
あいつの指示に従え。
(新村)えっ?
正中線から外れないように。
それと 背側深部に向かって
剥離を進めろと伝えておけ。
分かりました。
(看護師)お願いします。
ありがとうございます。
ちょっと前まで 散々 人の患者
横取りしてた人がね~。
お前こそ ずいぶん
しゃれた格好するように
なったもんだな。
そりゃどうも。
ペアン。
(新村)はい。
メス。
(新村)はい。
バルーンカテーテル 下さい。
(新村)はい。
(桜庭)よし。
生食 3cc 入れてください。
はい。
(新村)血圧 上昇してます。
すごい…。
固定して 造影CT撮ろう。
3-0シルク 準備して。
(新村)はい。
切断完了。
救助してください。
(レスキュー隊員たち)はい。
(従業員たち)鳥山。 鳥山。
頑張れ。 鳥山。
(救急隊員たち)1・2・3。
(押田)鳥山…。 おい。
しっかりしろよ 鳥山。
(従業員たち)鳥山。 鳥山。
(救急隊員)移動します。
(従業員)大丈夫だからな 鳥山。
先生。
生きてさえいれば
また こいつと一緒に
働けますよね?
えっ?
こいつ いつも言ってたんです。
ごみ処理場の仕事は
人が生きていく上で
絶対に必要な仕事のはずなのに
汚いとか 臭いとか
誰もが やりたがらない仕事で。
でも いつか…。 いつか
そんな状況を変えてやるって。
これ 見てください。
昔は 近寄りがたかった
ごみ処理場の現場が
今は 観光スポットになって
多くの人でにぎわう場所に
変わったとこだってあるんです。
(足立)俺たちが働く職場も
いつか こんなふうに
誰かに 憧れを持たれる場所に
したいって
鳥山 いつも言ってて。
生きてさえいれば
きっと かなえられます。
それに 鳥山さんには
あなたのような仲間が
たくさん いるじゃないですか。
はい。
そうですね。
ノルアド 2ccは 減量できた。
分かった。
(ドアの開く音)
(看護師)こちら お願いします。
鳥山 公輝さん 23歳。
コンベアに巻き込まれ 右下肢の…。
やっと戻ったか。
現場で 切断してます。
移します。
(一同)1・2・3。
RBC 4単位 お願いします。
(看護師)はい。
成瀬先生。
この患者 最後まで俺が診ます。
分かった。
(幸保)ICUへ移動します。
(看護師)モニター つけます。
(看護師)入ります。
(看護師)こちら お願いします。
(看護師)はい。
お疲れ。
お疲れ。
移します。
(一同)1・2・3。
モニター 切り替えてください。
(看護師)はい。
(桜庭)美月ちゃん 遅いね。
ああ。
分かった 準備しておく。
朝倉 まだ戻んないの?
今 ちょうど連絡があった。
現場の患者が かなり救出に
時間がかかっているらしく
危険な状態らしい。 戻りしだい
すぐに処置できるよう
準備しておくぞ。
分かりました。
了解。
ここだ。
♬~
(空気が出る音)
脱気 完了。
反対側に戻って 挿管します。
(猪俣)はい。
ミダゾラム 3cc
準備 お願いします。
(猪俣)分かりました。
8mmの挿管チューブ 下さい。
(猪俣)はい。
(一同)1・2・3。
お願いします。
(星崎)はい。
脱気が足りない。
左胸腔ドレーン 挿入します。
はい。
メス。
(猪俣)はい。
ペアン。
(猪俣)はい。
チェストチューブ。
(猪俣)はい。
ドレーンバック。
(猪俣)はい。
(猪俣)すみません…。
持ってきてません。
テープ 下さい。
(猪俣)はい。
よし。
脱気 できました。
これで 搬送できます。
急ぎましょう。
(猪俣・星崎)はい。
♬~
(サイレン)
♬~
永見さん? 分かりますか?
ミダゾラム 2cc 追加で。
はい。
♬~
《永見さん! 分かりますか!?》
《苦しいですよね。
でも あと少しの辛抱ですからね》
《絶対に 助けますからね》
《頑張りましょう》
♬~
♬~
♬~
永見 直人さん 48歳。
左緊張性気胸 フレイルチェストに対し
現場で 胸腔ドレーン
挿入してあります。
急いで サーベイするぞ。
(一同)はい。
(救急隊員)ロック OKです。
移します。
(一同)1・2・3。
ベルト 外します。
ライン とります。
レベル1 つなぎます。
(桜庭)ファストします。
CV入れます。 準備してください。
(看護師)はい。
♬~
(本郷)《お前たちの人生だ》
《お前たち 一人一人が
自分と向き合って答えを出せ》
やっぱり ここにいたか。
たそがれちゃって。
何 サボってんの?
まっ たそがれたくなる気持ちも
分かるけど。
だよね~ こんな夜はさ。
私さ 自分たちだけが
どこか特別なような気がしてた。
えっ?
でも そうじゃないんだよね。
どういうこと?
救助した 永見さんが持ってた
ワイヤレスイヤホン。
どうして そんなものを?
点検中に見つけて 拾ったみたい。
最近 線路に落としちゃう人が
増えてるみたいでさ。
でも こんな小さなものでも
何かの事故につながって
多くの人を危険にさらして
しまうかもしれないんだよね。
それを防ぐために
毎晩 たくさんの人たちが
点検してくれてる。
私たち以外にもいるんだよね。
夜に働く人たちは。
私もさ 今日 現場行ったときに
普段 何げなく
使ってるものの裏には
人知れず 修理してくれてる
人たちがいるんだなって思った。
そういう人たちが
夜に安心して働けるためにも
やっぱり ナイト・ドクターって
必要なんだよね。
ここだけじゃなく
いろんな場所に。
俺さ 本郷先生に
あの話されたとき
正直 怖かった。
みんながいない場所で
俺一人で…。
ホントに やってけるのかなって。
でも 土居さんを処置したときに
高岡に借りたDVDとか
深澤と読んだ論文とか
美月ちゃんや成瀬の
サポートについたときのこととか
色々 思い出して
全然 怖くなかった。
別に 俺は どこにいたって
一人じゃないって思って。
桜庭。
深澤は? どうなんだよ。
俺は
正直 ごみ処理なんて
誰もがやりたがらない
仕事だと思ってた。
でも そこで会った人たちは
自分の仕事に
ちゃんと夢や誇りを持ってて
それを実現しようと
一緒に働く仲間がいて。
俺も 最初 ここに来たころは…。
《ナイト・ドクターとか
カッコつけて言ってるけどさ
要は ただの夜間勤務だからな》
《正直 もっと楽な仕事 他に
いくらでもあるじゃないですか》
《わざわざ 夜に あんなつらくて
責任重い仕事
やる意味が分かりません》
正直 ナイト・ドクターなんて
絶対に 誰もが やりたがらない
仕事だと思ってた。
でも 今は
俺がやりたくて
この仕事を続けてる。
深澤。
俺も 本郷先生に言われて
一つ引っ掛かってたことがある。
えっ?
俺たちが 各地に散らばって
働いたところで
本当に ナイト・ドクターを
やりたいと思う人材が
増えるのかどうか。
でも 深澤みたいに やる気なし
度胸なし 技術なしの
三拍子揃った人間だって
こうなったんだ。
そう考えると
俺たちの頑張りしだいでは
可能性はあるのかもな。
確かに~。
(幸保)ホント。
深澤ですら
そうなれたんだもんね。
おい 失礼だな。
本郷先生だって きっと
俺の可能性を見抜いてたんだよ。
(幸保)何言ってんのよ。
ポンコツのくせに。
じゃあ みんな
答えは決まったみたいだね。
♬~
♬~
[人知れず
夜に働く人たちがいる]
[そのおかげで
時刻どおりに走る電車]
[ごみのない 奇麗な街並み]
[いつもどおりの通勤場所]
[そこには 私たちの知っている
当たり前の朝がある]
[私たち ナイト・ドクターに
課せられた使命]
[それは
夜の病院を守るだけじゃない]
[この 当たり前にあるはずの
毎朝を
きっと 守ることなんだ]
♬~
♬~
あ~ おなか減ったなぁ。
引っ越しの片付けしてたら
夕飯 食べ損ねちゃってさ。
マジ 最悪。
(幸保)出勤初日から
何やってんの?
(幸保)私なんて 緊張して
3時間前から
スタンバってるっていうのに。
ホント うらやましい性格。
(桜庭)えっ?
高岡でも緊張とかすんの?
(幸保)桜庭 あんた 私を
何だと思ってるわけ?
(桜庭)分かった。
キャラ変だ。 新しい病院で。
(幸保)はあ?
バカにしてんでしょ!?
電話越しにケンカすんな。
飯が まずくなる。
(ラーメンをすする音)
その音は ラーメン!?
食べたい…。
(幸保)えっ 嘘でしょ!?
そんな…。
えっ? 何? どうしたの?
高岡?
いや 嘘でしょ?
助っ人救急医の2人?
何で 高岡と
おんなじ病院にいるわけ?
(幸保)いや こっちが聞きたいよ。
せっかく 新しい出会いが
待ってるかと思いきや
また このメンツ…。
高岡ちゃん あしたの朝 一緒に
おいしい飯でも食べに行く?
仲良くしよう。
僕ら おんなじ寮なんやし。
ちょちょちょ… まっ…。
おんなじ寮?
(太一・優二)うん。
(幸保)嘘でしょ~!?
フフフ。
(桜庭)あっ そういえばさ…。
本郷先生は 元気かな。
あっ。 あの改革案
満場一致で通したらしいよ。
ナイト・ドクター制度には
まだまだ 問題点があります。
例えば 未回収のままの医療費。
これに関しては
夜間専門の医療支援ワーカーを
採用していただきたい。
(幹部)
夜間専門の医療支援ワーカー?
彼らに 無保険患者の
サポートを一任することで
いつでも患者の不安に
寄り添えるだけでなく
医者が もっと治療だけに
専念できる環境を
整えていただきたいんです。
さらに 容体の安定した重症者を
他の病院に転院させる
「くだり搬送」を
積極的に取り入れたいと思います。
(幹部)くだり搬送?
治療を終えた患者であれば
研修医や新人の医師でも
受け入れ可能です。
われわれは 空いたベッドの分
また新たに 患者を
迎え入れることができる。
ですが くだり搬送を行うためには
周囲の病院と連携を図り
受け入れ先を
的確に見つける必要があります。
そんなこと 医師のあなたたちに
できるんですか?
そこで その道のプロである
新たな人材を
仲間に取り入れたいと思います。
(星崎)あさひ海浜病院
院内救命士の星崎です。
くだり搬送を依頼したいんですが。
はい。 熱中症の患者さんです。
(桜庭)えっ? 星崎さん?
最初から
彼に目をつけてたみたいだよ。
まさに 適任だよね。
やっぱ すごいな 本郷先生は。
そういう お前は?
相変わらず ビジネススクールとの両立
忙しいのか?
それがさ…。
《これからは
あなたの好きにしなさい》
《えっ?》
《あなたが本気なのは
じゅうぶん 分かったわ》
《ナイト・ドクターとして
現場に出るもよし》
《ビジネススクール
やめるもよし》
《全部 あなたが
自分の責任で決めなさい》
(桜庭)やっと子離れしてくれて
助かったよ。
まあ でも ビジネススクールは
やめる気ないんだけどね。
えっ? そうなの?
だって ほら 救急医の医者寿命
延ばすミッションが
まだ 残ったままだし。
みんなの未来は
俺が守らなくちゃね。
フフ… 期待してる。
それにしても 一人だけ
やけに ずっと静かだな。
そういえば 深澤は?
えっ?
あれ? つながってるよね?
どうせ ふてくされてんでしょ。
(桜庭)一人だけ残留だったから。
残留って言うな 残留って。
本郷先生に まだ 他の病院には
出せないって思われたんだろうね。
かわいそうに~。
同情すんなよ。
それより 心美ちゃん 元気?
退院したんでしょ?
そうそうそう… そうなんだよ。
おめでとう。
ありがとう。
今ごろ 彼氏と
楽しい時間 過ごしてるかもな。
ブッ… えっ!?
じゃ~ん!
ついにね これ買ったんだ。
えっ いいね。
じゃあ これあげる。 じゃん。
(心美)えっ?
まあ ちょっと早いけど。
勇馬…。
大好き!
ない ない ない ない…。
絶対 ない!
門限は 6時に設定してるから。
はあ? 厳しすぎでしょ。
昭和の親父かよ。
おい そろそろ時間だろ。
じゃあ 行かなきゃ。
またね。
またね。
また。
じゃあな。
また。
♬~
♬~
(看護師)お疲れさまです。
お疲れさまです。
(看護師)お疲れさまです。
お疲れさまです。
≪エコー 準備できました。
≪分かりました。
≪レントゲン 呼んでください。
≪はい。
根岸 早く グルコン酸カルシウム
持ってこい。
もう投与してます。
(嘉島)それは失礼。
(根岸)次 消毒します。
(嘉島)お願いします。
深澤。
俺も ナイト・ドクター
目指すことにしたから。
えっ?
待ってろよ。
(舞子)過労死寸前だった
根岸先生も
今じゃ見違えたわね。
それに 何か 増えましたよね。
女性の救急医。
やっぱ そうだよな?
(八雲)ハハッ 気付いたかい?
八雲院長。
(舞子・深澤)お疲れさまです。
(八雲)お疲れさまです。
定時に帰れるし
週休2日制ならば
ここで働きたいという女性も
増えてね。
ちゃんと休んで
働ける環境が整えば
働ける人材の幅も広がる。
まさに 私の狙いどおりだ。
はい。
(八雲)この輪が もっと もっと
これから広がるといいね。
はい。
はい ときわ中央病院
救命救急センターです。
♬~
♬~
[夜空に月が昇る]
[それは 私たちにとって
戦いの合図だった]
[でも 今は
どんな夜空も
つながっていることを
伝えてくれる]
[同じ時代の
同じ夜空の下]
[明けない夜はないと
胸を張って言える その日まで]
(救命隊員)60代 男性
高所で作業中に胸痛を訴え転落。
前額部から出血あり。
血圧 76の41 脈拍 127です。
分かりました。
[私たちは 受け入れる]