土曜プレミアム・世にも奇妙な物語’21 夏の特別編【ストーリーテラー:タモリ】[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

土曜プレミアム・世にも奇妙な物語’21 夏の特別編【ストーリーテラー:タモリ】[字]

今宵、奇妙な世界へ誘う珠玉の4編「あと15秒で死ぬ」吉瀬美智子/「三途の川アウトレットパーク」加藤シゲアキ/「デジャヴ」上白石萌歌/「成る」又吉直樹

番組内容
珠玉の短編ドラマをオムニバス形式でお送りする『世にも奇妙な物語』は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。
『デジャヴ』
南野ひかり(上白石萌歌)は、度重なる“デジャヴ”体験をしていた。ある日、父・正隆(鶴見辰吾)の書斎で覆面をかぶった男が部屋を物色していた。ひかりに気が付いた男は…。目覚めるとひかりは、真っ暗な部屋でベッドに横たわっていた。
番組内容2
『三途の川アウトレットパーク』
木村孝(加藤シゲアキ)は、目を覚ますと“三途の川”の看板に気が付く。目の前には巨大なショッピングモールがあり、ここでは来世のための買い物ができるのだという。孝が生前出会った大原芽生(島崎遥香)のことを思い出していると、目の前に芽生が現れる。
『成る』
有名棋士・岩屋賢太郎(又吉直樹)がAI棋士“不惑”を相手に対局に臨んでいる。岩屋が駒を返すと“朮”という見たことの
番組内容3
ない文字が。そしてAI棋士が駒を返すと“明美”という文字が現れる。岩屋はその名前の女性と週刊誌に写真を撮られ、妻とは離婚協議中だった。
『あと15秒で死ぬ』
薬剤師・三上恵(吉瀬美智子)は、突如体が動かなくなってしまう。目の前に赤い飛沫と静止した弾丸が浮かんでいる。恵は背中を銃で撃たれて死んだようだ。そして死神(梶裕貴)が迎えに来たのだが、恵にはまだ15秒間だけ寿命が残っていた。
出演者
【ストーリーテラー】
タモリ 

【キャスト】
『デジャヴ』
上白石萌歌、鶴見辰吾、玄理、亜呂奈 他 

『三途の川アウトレットパーク』
加藤シゲアキ、島崎遥香、潤浩、芋生悠 他 

『成る』
又吉直樹、浅野和之、工藤美桜 他 

『あと15秒で死ぬ』
吉瀬美智子、梶裕貴、山口まゆ、赤間麻里子 他
スタッフ
【『デジャヴ』】
〈脚本〉
荒木哉仁 
〈演出〉
城宝秀則 

【『三途の川アウトレットパーク』】
〈原作〉
寺田浩晃『三途の川アウトレットパーク』(小学館『サンデーうぇぶり』掲載) 
〈脚本〉
安江渡 
〈演出〉
植田泰史 

【『成る』】
〈脚本〉
相馬光 
〈演出〉
植田泰史
スタッフ2
【『あと15秒で死ぬ』】
〈原作〉
榊林銘『十五秒』(東京創元社ミステリ・フロンティア『あと十五秒で死ぬ』所収) 
〈脚本〉
荒木哉仁 
〈演出〉
城宝秀則 

【編成企画】
渡辺恒也、狩野雄太 

【プロデュース】
中村亮太、関本純一 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 佐奈
  2. 木村
  3. 岩屋
  4. ハァ
  5. 正隆
  6. 芽生
  7. 記憶
  8. 来世
  9. 森野
  10. 死神
  11. 時間
  12. お父さん
  13. 凜子
  14. 実況
  15. お母さん
  16. 犯人
  17. 死者
  18. スタート
  19. 悲鳴
  20. 岩屋七段

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(サイノ)三途の川アウトレットパークへ。
(木村)来世の買い物?

(ひかり)デジャヴ?
嫌~っ! 早く こっから出して。

(恵)《何で 私が 殺されないと
いけないの?》

≪走馬灯タイムです。
(実況)桂馬が ケンタウロス…。

(岩屋)
こんなの将棋じゃねえだろ!

♬~

こんばんは。
また お会いしましたね。

緑豊かな池の中で
水に浮かぶ女性。

鳥のさえずりさえ
聞こえてきそうな

涼やかな作品です。

一見 幸せそうにも見えますが

この絵の中には
死が隠されているのです。

この絵は
シェークスピアの戯曲

『ハムレット』に登場する
オフィーリアを

イギリスの画家 ミレーが
一枚の絵にしたものです。

一説によると ミレーは

川岸にドクロを描いたと
いわれてます。

ドクロだけではなく
眠りと死の象徴と呼ばれる

赤いケシの花も
描かれています。

ミレーは この絵の中に
死を ちりばめたのです。

死は 誰にでも平等に
訪れます。

この絵を描いたミレーにも
オフィーリアにも

そして あなたにも。

さて こよい 奇妙な世界に
迷い込んだ 4人の主人公。

彼らも また
自らの意志とは裏腹に

死の淵に立たされております。

果たして彼らは
無事に生還できるのでしょうか。

(恵)《体が動かない。
何? これ》

《時間が止まってる?
いったい どうなってんの?》

この度は ご愁傷さまでした。
三上 恵さん。

(恵)《何なの? あんた》

混乱するのも無理はありません。

あなたは 死んだのですから。

(恵)《死んだ? 私が?》

ええ。 ご覧のとおり
背中を銃で撃たれて。

(恵)《冗談よして。
何で あたしが》

見てください。
胸を貫通した弾丸が ここに。

これでも
まだ 信じられませんか?

(恵)《嘘よ。 何で 私が
殺されないといけないの?》

さあ それは
私の あずかり知らない話で。

(指を鳴らす音)

そのままでは
しゃべりづらいでしょうから。

あなた… 何者?

お亡くなりになった方を
お迎えに上がるのが私の仕事。

あなた方の言葉で言えば…。

死神?
(死神)ということになりますかね。

それにしても
銃で撃たれるなんて

いったい
どんな恨みを買ったんです?

ねえ ちょっと待って。
これは 今 どういう状況なの?

まるで
時間が止まってるみたいだけど。

これが 世に言う
走馬灯タイムです。

死の間際に思い出が駆けめぐり

全ての時間が
止まったようになるという…。

銃で撃たれて はい昇天じゃ
つまらないでしょ?

誰なの?
(死神)はぁ?

あたしを撃った犯人。
あんたから見えてんでしょ?

ああ…。

ええ。
はっきりと お顔が見えてます。

教えて!
(死神)おっ! 怖い。

早くも怨霊の風格ですね。

ですが それは無理です。

私が介入するのは
自然の摂理に反します。

じゃあ 振り返って確認するのは
できる?

(死神)それも 無理です。

あなたの命の残り時間は ゼロ。

寿命は
とっくに 尽きてますから。

おや… あらあら 何とまあ…。

私としたことが…。
(恵)何!?

失礼しました。

あと 15秒だけ
あなたの寿命が残っていました。

私の早とちりです。

では 15秒後に また。

ちょっと待ちなさい!
(死神)はい?

今 何て言ったの?

あと15秒間は 生きてるってこと?

(死神)ええ。

15秒間で
振り向いたりはできる?

そういうことになりますね。

ですが そんな傷で無理をすれば

15秒も持たずに
ショック死すると思いますが。

メッセージを書き残したり
することは できる?

プッ… ハハハハ…。

こいつは傑作だ。

15秒という短い余生で

ダイイングメッセージを
残すおつもりですか?

アハッ 骨のあるお方だ。

う~ん… いいでしょう。

少しだけ
協力してさしあげましょう。

(死神)15秒08 これが
あなたの寿命の残り時間です。

スタートと言えば
走馬灯タイムは解除され

カウントダウンが進むように
してあります。

逆に ストップと言えば
カウントは止まって

走馬灯タイムに
いつでも戻ることができます。

時間を止めたり 動かしたり
好きにできるってこと?

そうです。
一時停止を細かく繰り返して

少しずつ
行動を進めることもできます。

粋な計らいでしょ?

聞いていい?

15秒で 応急処置をすれば
私は 助かるの?

いえ あなたの死は
避けようがない運命です。

これは 残りの15秒を

どうお過ごしになるかという
お話です。

そう…。

で どうなさるおつもりですか?

やることは決まってる。

振り返って 犯人の顔を見る。

スタート!

(銃声)

ストップ!

(死神)時間が動けば
当然 痛みも戻ります。

言葉では 言い表せないほどの
激痛でしょう。

本当なら意識を失うはずですが

今回は 特別に
痛みが限界を超えても

意識を保てるようにして
さしあげました。

あんた 性格悪すぎ。

フッ…
計画に変更はございませんか?

ええ。 もう一度。

今度は ちゃんと振り返る。

(死神)くれぐれも 時間は大切に。

後戻りは できませんから。

スタート!

ストップ!

(死神)おや… 犯人の顔を見ても
驚いていませんね。

お心当たりが おありのようで。

宝林 佐奈。

(恵)《こっちが
お母さんの薬で

こっちが 佐奈さんから頼まれてた
ビタミン剤》

《いつも ありがとうございます》

(恵)佐奈の母親は
過労で 自律神経を患っていた。

(佐奈)《これ以上 お母さんの薬
増やして大丈夫ですか?》

《大丈夫よ》

(恵)薬を変えたり
在宅診療にしてみたりしたけど

一人娘の佐奈に
負担をかけている罪悪感が

心労となって 治療は
うまくいってはいなかった。

(佐奈)《お母さん?》
(恵)結局 母親は

自ら農薬を口にして
命を絶った。

佐奈は 私が母親を
薬漬けにしたのが

自殺の原因と思ったんでしょう。

(死神)なるほど。

彼女は あなたを お母さんの
敵だと思っているわけですか。

私は職務をまっとうしただけ。

彼女の母親は 明らかな自殺よ。

とんだ逆恨みだわ。

ん… 本当に動機は
それだけでしょうか。

はぁ?
(死神)あなた薬剤師さんですよね。

当然 診察には
医師も関わっている。

では なぜ あなただけ
これほど憎まれているんでしょう。

まっ いずれにせよ
犯人は分かりましたね。

時間としては あと13秒
残っているわけですが

どうお使いになりますか?

♬~

私の命を奪っといて このまま
みすみす逃がすわけにはいかない。

(恵)スタート。

(操作音)
(恵)ストップ!

(恵)靴を履きかえないと
足跡が残るから

これで すぐには
薬剤室に入ってこれない。

10秒程度は稼げるはず。

(死神)なるほど 考えましたね。

スタート!

(恵)ストップ!

ちょっと 大き過ぎませんかね。

そんなに目立ってしまったら

すぐに 彼女も
気付いてしまいそうですが。

それが狙いよ。

スタート!

ストップ!

(恵)これで 佐奈がメッセージに
気付いて

上から塗りつぶしたとしても…。

(死神)メッセージを書いた
マジックペンとは違う。

インクが違えば
後から鑑識が

本来のメッセージを
読み取れるというわけですね。

けど 少し考えれば
これも見抜く可能性がある。

本当の狙いは 別ですか。
お見それしました。

自分から墓穴を掘るよう
誘い込む。

わなにかけられたと
気付いたときには 手遅れ。

こっちは
どうせ 死ぬんだから。

ただで死んで
たまるもんですか。

スタート!

(佐奈)ハァ… ハァ… ハァ…。

(佐奈)《見間違い?
いや… 確かに振り返った》

《一発で致命傷を
与えたはずだったのに》

《この女
死ぬ間際に 何してたの?》

《もし… 私が犯人だって
メッセージを

残されていたら まずい》

(佐奈)《危ない
足跡が残るところだった》

(警備員)何だ?
誰かいるのか?

(佐奈)《誰か来た。 急がないと》

(恵)ストップ!

これで いけるはず。

あの…
何をなさっているんです?

だんだん あなたの意図が
分からなくなってきました。

理科には詳しくないのね。

あたしが手を離せば

水分を含んだ花の茎が
机の水に触れる。

その状態で 佐奈が
ガラスや花をどかすために

机の上の水に触れれば…。

感電ですか。

(恵)ただし 水に触れただけでは
感電しない。

だから こうする。

スタート!

ストップ!

佐奈が この場所に立つには

足元の水たまりを
踏まなければならない。

もし 予想どおり 佐奈が
ゴム靴を履きかえて

足を踏み入れれば

佐奈の足からコンセントまで
電導物質で接続される。

あとは 床の水が 流しの
水道管まで届いてくれれば

テーブルの水たまりと
足元の水たまりに

100ボルトの電位差が生じて
佐奈の体は感電する。

ただ… あの…

感電したとして…。

そんな簡単に
死に至るものなんですか?

死神のくせに
何にも知らないのね。

人体の電気抵抗値は
500オームぐらいだから

うまくいけば
200ミリアンペアぐらいの

電流が流れる。

感電で 心室細動を起こす
境界が 50ミリアンペアぐらい。

それを優に超える
電流が流れれば

佐奈の心臓に 致命的な
ダメージを与える可能性は

じゅうぶんにある。

(佐奈)
《やっぱり。 早く消さないと》

(佐奈)
《待って 簡単すぎない?》

《こんなの いくらでも
後から ごまかせるじゃない》

《そういうことか》

(佐奈)《あった。 やっぱり
書いたペンは 別にあったんだ》

(佐奈)《この女 死ぬ間際に
ここまで考えてたの?》

(電気が流れる音)
(佐奈)うっ!

ハハハハ…。

お見事です。

たった15秒で
メッセージを残すだけでなく

復讐のわなまで張るとは。

ただ… あまり誇らしい最期とは
いえませんね。

何? 文句でもあんの?

忠告です。
あなたは現世の最後に

殺人という大罪を
犯そうとしている。

何も あなた自ら 修羅の道に
進む必要がありますかね。

余命は 残り5秒。

どう お使いになりますか?

(恵)あたしだって できれば
殺したくなんかない。

けど 自分の一生を奪った相手を
どうしたって許せない!

そんな人間 どんな目に遭ったって
仕方ないでしょ。

違う?

まるで ご自身に
言い聞かせているようですね。

何が言いたいの?

先ほどから
妙に引っ掛かっていましてね。

あなた 本当は
彼女のお母さんの死に

何かしら 深~く
関わっているんじゃないですか?

おっと… 図星のようで。

(恵)あの日 診療所に戻って

かばんの中に入れていた
睡眠薬がなくなっているのに

気が付いたの。

盗んだのは 案の定
佐奈の母親だった。

私は 盗まれた薬と一緒に
彼女の遺書を見つけた。

(恵)佐奈の母親は
自分の薬の中身を

盗んだ睡眠薬に
入れ替えていた。

私は 慌てて
薬を 元に戻した。

≪(物音)

(佐奈)《三上さん?
どうかしたんですか?》

《あっ ごめんなさい。
忘れ物しちゃって》

《勝手に入っちゃった》

(佐奈)《忘れ物?》

《ああ…
もう見つかったから 大丈夫》

(恵)すぐに対処していれば
自殺を止められたかもしれない。

けど 私の頭に浮かんだのは

これが公になれば

薬の管理責任を問われるかも
しれないということだった。

(死神)つまり あなたは ご自身の
身を守るために

隠蔽したと…。

まさか… その日のうちに
睡眠薬の代わりに

農薬をのんで 自殺するなんて
思わなかったの。

佐奈さんには
お話ししたんですか?

おやおや
ご存じないのでしたら

お母さんの死を
自殺ではなく

殺人と
疑っているのかもしれませんね。

自宅で怪しい動きをしている
あなたを見て

お母さんの薬に 何か細工をしたと
疑っているんじゃないですか?

状況的に 疑われたのは
百歩 譲って 仕方ないとして

どうして 勘違いで あたしが
殺されなきゃならないの!

私… まだ死にたくなんて
なかった!

納得のいかない気持ちは
よく分かります。

ですが 人の世には

罪人を裁く仕組みが
ちゃんとあるのですから。

何も ご自身の手を汚す必要が
あるんでしょうか。

正論なんて聞きたくない。

死神のくせに 何なの!

それに あなたが正直に
佐奈さんに打ち明けていれば

殺されずに
済んだのでしょうから

自業自得といいますか。

分かってるわよ。

あんた
ほんっと 性格悪すぎ。

すみません。

まあ どうなさるかは
あなたの自由です。

よくお考えになって
残りの時間を お使いください。

スタート!

ストップ!

使う花を 1本に減らす。

これで 佐奈が
感電死するリスクは下がるはず。

花1本分 それが
あなたの良心というわけですね。

これが 譲れる限界よ。

まだ 時間はある。

残りの時間で
別のメッセージも残す。

これが 私の人生最後の仕事よ。

心は決まったようですね。

スタート!

(銃声)

何?

何?

撃たれたんですよ。
2発目を。

2発目?

(死神)割れた窓の外から。

そんな… 何で?

ついさっきまで
入り口にいたのに。

(死神)たかが15秒
されど15秒です。

あなたが15秒の間に
メッセージを残し

復讐のわなを張ったように

数秒の間にできることは
色々とあります。

彼女は 振り返ったあなたを見て
反撃されると思い

とっさに裏庭に回って
2発目を撃ったんですよ。

あなたは 自分の時間の使い方に
夢中になって 油断しましたね。

残念でした。

あんた もしかして

最初っから こうなること
知ってたの?

あなたの奮闘は見ものでした。

ですが… 予定にない死者を
もう1人出して

私の仕事を増やされては
困ります。

あらら… 寿命の残りは もう
1秒もなくなってしまいましたね。

(死神)メッセージを残せなくて
残念でしたが

人生 諦めも肝心です。

ふざけないで。

まだ 終わりじゃない。

あの子は 自分が何をしたのか
まるで分かってない。

真実を 思い知らせてやらなきゃ。

スタート!

(銃声の残響音)

うっ!

(恵)うう…。

時間です。
お疲れさまでした。

(佐奈)ハァ… ハァ… ハァ…。

(佐奈)《見間違い?
いや… 確かに振り返った》

《一発で致命傷を
与えたはずだったのに》

《この女
死ぬ間際に 何してたの?》

(佐奈)ハァ… ハァ… ハァ…。

幸運を。

うっ…。

(佐奈)《何? 何が起きたの?》

(佐奈)《感電? どれぐらい
意識 失ってたんだろう》

≪(足音)

(佐奈)《早くしないと》
(佐奈)うう…。

(佐奈)《この女の思うようには
させない》

(佐奈)《終わった》

≪(足音)

(警備員)うわっ!

(佐奈)ハァ… ハァ… ハァ…
ハァ… ハァ…。

(佐奈)《遺書? お母さんの?》

(頼子)「三上さんには
申し訳ありませんが

薬を拝借させていただきました」

「死を選ぶことを
どうか お許しください」

「もう未来が何も見えないのです」

そんな…。

《何かあったら 連絡して》
(佐奈)《はい》

(頼子)「ですが
佐奈を1人残して

私1人で逝くわけには
まいりません」

「一緒に
連れていくことにいたします」

「先生の睡眠薬で
2人で楽になろうと思います」

(佐奈)《お母さんは 私と
無理心中しようとしていたの?》

(佐奈)《だとしたら まさか…

あの人 あのとき

あたしが のむはずだった
睡眠薬も

回収していたってこと?》

《三上さん?》

(佐奈)《あの人に感づかれて
無理心中が失敗したから

お母さんは 1人で…》

(佐奈)《お母さん!》

私… 何てこと…。

あの人に… 命を救われたのに…。

(佐奈の泣き声)

(佐奈)うわ~っ! あ~っ!

(シャッター音)

(シャッター音)

(鑑識)班長。
(班長)うん?

(鑑識)これは…。
(班長)これは…。

自然の摂理に反しますが

冥土の土産に サービスです。

彼女の魂は 無事に
あの世へ行けたのでしょうか。

あの世といえば

ここにある6枚の一文銭。

六文銭は
この世を去った人が

三途の川を無事に渡り

成仏するための渡し賃と
いわれてます。

(虫の羽音)

そういえば
三途の川の渡し賃って

動物や虫でも
取られるんですかね。

(虫の羽音)

(実況)あらためて
セットポジションから

第2球を投げました。
(虫の羽音)

(男性)森野 頼むぞ。
森野… 森野 いけ!

(実況)大きい 大きい!
見送った 入った!

サヨナラ~!

試合を決めたのは
やはり 森野!

(実況)野球の申し子
森野 仁一が

逆転サヨナラ満塁ホームラン!
(男性)森野! 森野!

森野! 森野!

(女性)はいはい
ちょっと 落ち着きなって。

森野!
(虫の羽音)

えっ 虫?
(女性)えっ 虫?

ちょっと やだ!
早く やっつけちゃってよ。

(男性)いや ビビり過ぎだって。

(実況)超満員。 レイズ一色の
レフトスタンドが総立ちです。

♬~

(木村)死んだのか?

(木村)何だよ これ。

≪(サイノ)木村 孝さま。

このたびは ご愁傷さまです。

ようこそ
三途の川アウトレットパークへ。

三途の川…
アウトレットパーク?

皆さま
三途の川アウトレットパークへ ようこそ。

こちらは あの世で
唯一のショッピングモール。

前世で ためた徳を使って
来世のお買い物ができるんです。

エリアごとに
様々な来世に対応した

ありとあらゆる商品が
とりそろえられております。

容姿 才能 環境

あなたの来世に役立つものが

きっと見つかるはず。

輝く来世はプライスレス。

お安く 楽しく
あの世でお買い物。

♬「三途の川アウトレットパーク」

来世の買い物?

(サイノ)生前の徳を
換金していまして

もう木村さまも
お持ちのはずですが。

残念ながら たったの6文。

どうやら 死ぬ前に犯した罪が
相当 重かったようですね。

(女性)《わっ! 嫌っ! 嫌っ!》

≪(死者)え~? わしの来世
レッサーパンダなの!?

(死者)よっしゃ!
来世… 人間!

(拍手・歓声)

(ベルの音)

(サイノ)どうぞ あちらへ。

来世の生物が何になるかを
決めていただきます。

さあ どうぞ。

(死者)おかしいだろうが
俺の来世が虫だなんて!

なあ 見ろよ これ。

俺 いっぱい
徳 積んだんだよ。

困ってる人 助けたりしてさ。

それで 来世が虫って…。

何に生まれ変わるかは
抽選でランダムに

と決められていますので。

ふざけんなよ。

こんな大金 持たせといて
意味ないじゃねえか!

(係員)虫の暮らしにだって

きっと 充実させたいと
思うことがありますから。

うるせえ!

(死者)まあまあ…。
すいません。

お前 いいじゃん… ねっ。
虫 好きだよ 俺。

木村さま どうぞ。

(ベルの音)

(歓声)

おめでとうございます。

よかったですね
来世が人間で。

別に。

(サイノ)別に… ですか。

ああ… 三途の川の渡し舟

乗り遅れないように
気を付けてくださいね。

♬~ ぜんぶがぜんぶ 全然違うから

♬~ いいところも
(遥)なんで片付けないの?

♬~ 悪いところも
(優人)こっちだって毎日毎日起こして…

♬~ そうだからこそ

迎えに来たよ。
♬~ 二人で歩む

♬~ この毎日が 楽しいんだな

♬~ ゆっくり行こう
<ひとのときを、想う。 JT>

♬「三途の川アウトレットパーク」

ただいま 全館
決算特別セールを実施しております。

この機会に 来世に役立つ

お得なお買い物を
お楽しみください。

(店員)いらっしゃいませ。
ただいま 500年に一度の

決算特別セールを
行っております。

500年に一度ですよ。

(木村)MEN’S SHOP MOTE MOTE?

(店員)こちら
MOTE MOTEの最後尾です!

来世では
異性にモテたいお客さま

ぜひぜひ 当店で
お買い求めくださ~い!

並んでいただいて
ありがとうございます。

あ~ お客さま 今 全品
5割引きでやってますから。

あれ? 前世で
モテなかった系ですか?

こんなのまで買えんのかよ。

(店員)どうも
ありがとうございました。

お客さま ただ今
ノーベル平和賞が

お買い求めいただき…。

(店員)失礼いたしました。

♬~

あっ!

ありがとう。

(春)せっかく人間に
生まれ変わるんだから

今度は
野球 うまくなりたいなって。

あっ 僕 病気で
運動とか できなかったからさ。

でも… 僕には買えない。

ゼロなんだ。 お金。
(木村)えっ?

(春)事故や病気で死んだら
補償が出るらしいんだけど

僕は ためてきた徳も
全部 なしだって。

何で?

自殺って… 重罪だからでしょ?

自殺?

僕の病気 治すには

外国で手術する方法しか
ないんだけど

すっごくお金が掛かるみたいでさ。

最近 父さんと母さん
お金のことで もめていて

ケンカばっか
するようになっちゃって。

母さん よく泣いていて。

全部 僕のせいなんだ。
それで…。

(春)《ハァ… ハァ…》

(春)もう… ケンカは
見たくないって思って。

(春)僕さえ いなくなればって。

あっ ごめん。
暗くなっちゃったね。

いや…。

僕 春。 田中 春。

俺は 木村。

木村のお兄ちゃんは
来世 どんなふうになりたい?

別に。
(春)変わりたいとことかないの?

しいて言うなら… 目かな。

目? どうして?

もう少し 奇麗で
キラキラした目なら

マシな人生 送れていた気はする。

そうなんだ。

よせって。

ふ~ん。 僕は好きだけどな
お兄ちゃんの目。

(女性)
《私は好きだけど あなたの目》

(春)どうしたの?

いや。

(木村)やるよ。
俺には必要ないから。

えっ? あっ… ありがとう。

あのさ…。

ちょっと付き合って。

何だよ これ。

これなんて どう?

(木村)おい。
(店員)ご試着なさいますか?

試着?
(春)つけてみてよ。

いいって。
(春)お願いだから。

どんなふうになるのか
見てみたいよ。

どう?

えっ?

お兄ちゃん?

何でもない。

(生徒)何 にらんでんだよ!

(生徒たちの笑い声)

(生徒)死んだ虫みたいな目で
見てんじゃねえよ!

(生徒)おら!

(木村)《きっかけは いつも
同じだった》

何や その目つき。
こっちは客やぞ!

そんなつもり ないっすよ。

(客)その目や その目。
何さまじゃ おら!

お客さま お客さま
申し訳ございません。

(木村)
申し訳ございませんでした。

ハァ~ ったく
問題ばっか起こしやがって。

もう お前は クビだ クビだ。

(木村)《どこに行っても
何をしても この繰り返し》

(木村)《どうしようもない人生》

いや だからさ
来るのが遅いんだって。

道が混んでて。

言い訳はいいんだよ
言い訳は。

業者のくせに!

何だ? お前。
その目つきはよ。

苦情 入れといてやるよ。
態度が悪いってな。

んだよ 偉そうに…。

ふざけんじゃねえ。

(芽生)ここ禁煙ですよ。

あ~ 病院の人に
言っちゃおうかな。

配達の人が
敷地でたばこ吸おうとしてたって。

(たばこをしまう音)

(芽生)それって どんな味なの?
(木村)えっ?

たばこの味。
私 吸ったことないから。

あ~ 気持ちいい。

ねえ ちょっと 一周してよ。

てか 何で
ずっと タメ口なんだよ。

(木村)《仕事の合間の
わずかな時間だったが

俺は入院していた大原 芽生と
話をするようになった》

(芽生)ねえ ちょっと
速い 速い!

(芽生)主人公がね 彼女と
再会するシーンが すっごくいいの。

めっちゃ キュンキュンする。

へえ~ そうなんだ。

(芽生)どうして そらすの?
目と目。

別に。
(芽生)ほら また そらした。

目つき 悪いって
よく文句言われるからさ。

嫌いなの? 自分の目。

私は好きだけど あなたの目。

ひねくれて 悲しい目だけど。

何なんだよ。

(芽生)私って
子供のころから ずっと

入退院の繰り返しだったでしょ。

だから 何かあると すぐに

「何で 私だけ?」って

悲しい気持ちになったり
人をねたんだり。

初めて あなたの目を見たとき
私と どこか似てるなって。

それで
俺に 声を掛けてくれたのか?

何でだろう… 何となく。

何だよ。
今日は ずいぶん 早いじゃないか。

道が すいてて。

≪(泣き声)

(芽生の母)
ごめんなさいね 芽生。

ごめんね。 ごめん…。

私たちに お金さえあれば

手術だって受けられるのに…。

(芽生)ここまで生きられて
満足してる。

ホントだよ。

私は もうじゅうぶん。

(母の泣き声)

だから 泣かないで。
お母さん。

(母の泣き声)
(芽生)ねっ。

(木村)《この時まで
俺は知らなかった》

《芽生の病気が
深刻だったこと》

《金が足りなくて
手術を受けられないことも》

(女性)うん 大丈夫
今 お金 受け取ってきた。

500万。

これで 3人で
フランスに行きましょう。

500万…。

(木村)《思わず 体が動いていた》

わっ!

やだ! やだ…。

あっ!

お願い! 返して!

(木村)《芽生の命と
他人の海外旅行》

《てんびんに かければ
答えは明白だった》

(木村)だから 寄付ですから。

何も言わずに
受け取ってくださいって。

ええ。 そちらに入院している
大原 芽生さんの手術代に。

お願いしますよ。 絶対ですよ!

ちょっと お話 いいですか?

♬~

(木村)《別に
自分が 死んだことなんて

どうだっていい》

《大した人生じゃないし
やり残したこともない》

(木村)《心残りがあるとするなら
芽生のことだけ》

《彼女は
元気になっただろうか》

≪木村君。

≪木村君。

何で…。

それは こっちのせりふよ。

何で あんなことしたのよ!
バカ!

そんな…。

(芽生)ごめんね… 私のせいで。

手術は?

うまくいかなかったみたい。

そっか。

でも また来世も人間だしさ。

これ 見て。

前世の縁を引き継いでくれる
縁結びのお守りなんだって。

運命屋ってお店で見つけて。

私 人生 頑張ったし
補償も出たから

結構 お金 たくさん
もらったんだけど

全部 使って 買っちゃった。

この お守りに 全部?
(芽生)そう。

どうして?

また来世で 私たちが会えるから。

(木村)《そうか… 分かった》

《何で さっき泣いたのか》

(芽生)
《私は好きだけど あなたの目》

(木村)《愛する人が
好きだと言ってくれた この目が》

(木村)《大嫌いな この目が
大切だったんだ》

(木村の泣き声)

ちょっと 木村君てば…。

(木村の泣き声)
(春)お兄ちゃん どうしたんだよ。

生まれ変わったら
外で遊びたいな。

あたしも。 体が健康なら
じゅうぶんだよね。

思いっ切り 体 動かしてさ。
(芽生)うん。

でも せっかくなら
買っといてもよかったかな。

何を?

今よりも 美人になれる商品。

えっ? どこどこ?
どこが気に入らないの?

ちょっと 見ないでってば。
(春)フフ…。

(木村)《何だよ。 ちょっと 来世が
楽しみになってきたじゃないか》

(芽生)木村君は?
どんな来世がいいの?

何でもいい。

(2人)え~? つまんないの。

(チャイム)

定刻どおり 来世人間行きの舟が
出発いたします。

(春)おっ 行かなきゃ。

お乗り遅れのないように
ご注意ください。

来世 人間行きの舟が…。
(木村)何か 落ちてるぞ。

あっ それ 僕んだ。

家族で撮った最後の写真。

お前が
治療で行く予定だった国って…。

えっ? フランスだったけど。

(春の母)《500万。
3人で フランスに行きましょう》

(春の母)《やめて!
お願い! 返して!》

(芽生)木村君?

(春)どうしたの?

(木村)《俺が…
殺したようなもんじゃないか》

(チャイム)

来世人間行きの舟が
出発いたします。

時間だって。
(芽生)行こう 木村君。

悪い… 先に行っててくれ。

木村君 どうしたのかな?

どこに いるんだろ。

間もなく舟が到着します。

大丈夫だよね。

あっ お兄ちゃん。

ん?
(春)あっ… ごめんなさい。

あの…。
(死者)はい。

これくらいの身長の
男の人なんですけど

建物の中に いませんでしたか?
(死者)いました?

(死者)いや 見てないですね。
(係員)速やかに列に…。

(係員)速やかに
列に お並びください!

(係員)列に お並びください。
(係員)速やかに列に…。

お兄ちゃん!

お兄ちゃん!
(芽生)ちょっと待って!

舟を待ってもらって…。
(係員)お待ちすることは

できません。
(芽生)来てない人がいるの。

お願い。

(係員)申し訳ございませんが
舟は定刻どおりに出発します。

どこにも いないよ。

木村さまより お二人に
お渡しするよう頼まれまして。

何で これを。

こんな80万もするもの
どうやって?

あたしは ただ あなた方へ
渡すよう 頼まれただけなので。

(死者)ハァ… ハァ… ハァ…。
(死者)あれ?

お前 来世 虫だったよな?

そう。 虫だったんだけど

何か 80万で 人間と交換して
くれるって 変なやついてさ。

で 金 渡して
即行 かえてもらった。 ハハハ…。

マジ!?
(死者)うん。

何? そいつ。 ヤバくない?
(死者)うん。

(死者)そんなやつ いんの?
(死者)いた。

(死者)そんなこと…。

木村君…。

(木村)「二人とも 許してくれ」

「俺は みんなと同じ舟に
乗ることはできない」

「どうしても 前世で犯した罪を
償いたくて…」

「そのためには こうするしか
方法がなかったんだ」

お兄ちゃん!

春君!

乗り遅れたら 人間に
生まれ変われなくなりますよ。

待って!

お戻りください!

(木村)「俺にできることなんて
ほんの わずかなことだけど

少しでも
来世の役に立ってくれたら

とても うれしいよ」

お兄ちゃん!

(泣き声)

木村君…。

(泣き声)

(木村)「俺の大切な2人の友よ」

(木村)「来世で どうか幸せに」

♬~

(虫の羽音)

(男性)いや ビビり過ぎだって。

(実況)超満員。 レイズ一色の
レフトスタンドが総立ちです。

≪(女性)待って!

やっぱり 逃がしてあげない?

何で? いつも やっつけろって
騒ぐくせに。

何でだろう…。

何となく…。

(インタビュアー)森野選手は
よく 「野球の申し子」とか

「野球のために生まれてきた男」と
いわれるそうですね。

自分でも 恵まれていると
感じています。

ただ ここまで来れたのは…。
(女性)貸して。

(森野)
自分一人の力だけではなく

いろんな支えが
あったからだと思っています。

(インタビュアー)今日のホームランは
どなたに捧げますか?

(森野)今まで関わってくれた
全ての人に。

(虫の羽音)

(虫の羽音)

(男性)森野! 森野! 森野!

森野! 森野!
(女性)ちょっと落ち着いてよ。

「デジャヴ」という言葉を
ご存じでしょうか?

初めての経験のはずが
すでに どこかで

体験しているかのような
感覚に陥ることを指す

認知心理学の用語です。

(男性)森野! 森野! 森野!

森野! 森野!
(女性)ちょっと落ち着いてよ。

デジャヴは
脳のバグともいわれてますが

同じことを繰り返し経験するのは
気持ちのいいものではありません。

ましてや最悪な出来事の
記憶ともなると…。

(アラーム)

(アラーム)

(アラーム)

≪(娘)お父さん!

お弁当 忘れてる。
(父)ホントだ。 すまん すまん。

ありがとう。
(娘)もう ホント ドジなんだから。

(父)怒ってた?
(娘)怒ってたよ。

ハハッ。
ありがとう。 助かった。

(娘)お父さん!
お弁当 忘れてる。

ホントだ。 すまん すまん。
ありがとう。

(娘)もう ホント ドジなんだから。

(ひかり)《何 今の。 デジャヴ?》

♬~

(着信音)

(着信音)

あっ おはよう。
朝ご飯できてるわよ。

(ひかり)おはよう。

あっ おはよう。
朝ご飯できてるわよ。

(気象予報士)室内用に
薄手の上着を用意して

体を冷やし過ぎないように
しましょう。

東京都心の最高気温は 32℃。
3日連続の真夏日となります。

(気象予報士)
東京都心の最高気温は 32℃。

3日連続の真夏日となります。

(凜子)ねえ ひかり。

お母さん サクランボならいらないよ。
(凜子)サクランボ 食べる?

だから いらないって。
(凜子)おいしいわよ~。

(ひかり)《なぜだろう。 前にも
同じ光景を見たような気がする》

お母さん! 今日の新聞 変だよ。
(凜子)ねえ ひかり。

今夜 ごちそう作るから
うちにいてね。

ねえ さっきから
私の話 聞いてる?

お父さんにも早く帰ってって
言っておいたから。

どうせ いつもみたいに
忘れてるよ。

≪(物音)

えっ…。

(悲鳴)

ハァ…。

♬~

(ひかり)だから言ったのに。

(凜子)
もうすぐ帰ってくるわよ きっと。

≪(物音)

あら。 何かしら?

うっ! うっ…。

お母さん 行っちゃ駄目。

≪(凜子の悲鳴)
(ひかり)お母さん!?

♬~

(ひかり)お母さん!?

お母さん!

♬~

(殴る音)

♬~

♬~

えっ? あっ…。

≪目が覚めたか。

お父さん?
何なの これ? ここ どこなの?

どこまで覚えてる?

お母さんと一緒に
お父さんを待っていたら

書斎から音がして…。
(正隆)お前と お母さんは

家に侵入してきた強盗に
襲われたんだ。

お母さんは!?
(正隆)ここにはいない。

ひかり。 私が大学で

脳科学を研究しているのは
知ってるな。

今 お前がつながれてるのは

私が開発した記憶を
追体験する装置だ。

お前が さっきまで
現実だと思っていたのは

実は現実ではない。
頭の中にある記憶の世界だ。

記憶の世界?

(正隆)様子がおかしいと
思わなかったか?

記憶の世界では
お前の記憶にないものは

見ることも触れることも
できないし

実際に起きた
過去の出来事の一部が

繰り返し見えることがある。
まるでデジャヴのように。

何なの これ。 外して!

犯人の目的は
私のパソコンのデータだ。

(ひかり)何してるの? お父さん。

(正隆)何としても
犯人を特定しなくてはならない。

お前だけが
犯人を目撃してるんだ。

(ひかり)あっ…。
(正隆)もう一度

あの日を やり直してもらう。

(ひかり)嫌だ! やめて!

やめて!
(正隆)よく観察するんだ。

犯人の特徴を。

(アラーム)

≪(娘)お父さん!
お弁当 忘れてる。

ホントだ。 すまん すまん。
ありがとう。

ねえ お父さん!
お父さん!

早く こっから出して。

ねえ! お父さん!
ねえ…。

(凜子)おはよう。
朝ご飯できてるわよ。

お母さん?

ねえ お母さん! ねえ!

お父さん!

ねえってば!
ねえ 早く出して!

お父さん?

(ドアの開閉音)

(気象予報士)
東京都心の最高気温は 32℃。

3日連続の真夏日となります。

(凜子)ねえ ひかり。
サクランボ 食べる?

おいしいわよ~。

(ひかり)《いったい何なの?》

《どうすれば
この世界から出られるの?》

(ひかり)何で何も映らないの?

(ひかり)《私の記憶にないものは
見られないんだ》

(正隆)《お前だけが
犯人を目撃してるんだ》

♬~

♬~

≪(ドアの開く音)

≪(凜子)誰?

やめて…!

≪(凜子の悲鳴)
(ひかり)お母さん!?

お母さん!

(悲鳴)

(ひかり)嫌っ!

あっ… あぁ…。

(殴る音)

(正隆)また失敗か。

なぜだ! なぜできない!

もうやめて。 お父さん。

駄目だ。
犯人の正体が分かるまで

何千回でも何万回でもやる。

(ひかり)ハァ ハァ ハァ…。

待ちなさい。 ひかり。

(ひかり)うっ…。

(正隆)言うことを聞きなさい。
(ひかり)あっ…!

(ひかり)ああっ…。

(正隆)待ちなさい。 ひかり。

言うことを聞きなさい。

またデジャヴ…。

嫌っ! 嫌~っ!

うぅ…。

ハァ…。

(正隆)今 見てもらったのが
ひかりの事件当日の記憶だ。

ひかりは あの日から
ずっと眠り続けている。

(進藤)まだ信じられません。

記憶の追体験を
モニタリングできるだなんて。

眠っていても
脳は絶えず情報を処理してる。

夢を見てるように…。

これで説明すると

1層目に われわれが認識している
現実があるとすると

2層目に人の意識があり

3層目に記憶の世界がある。

3層目の記憶には

2層目の意識を通してしか
アクセスできない。

この装置は
眠っているひかりの意識を通して

意識下で追体験してる記憶を
可視化し

映像として出力している。

産業スパイの手に渡れば
どんな機密も

私たちの頭の中から
盗み出せてしまいますね。

だから狙われたんだろう。

まさか 教授の家から
盗まれたっていうのは…。

この装置の設計図と研究データだ。

それで 私は何をすれば?

君が書いた研究論文を読んだ。

催眠療法による記憶の回復が
テーマだったな。

この状態のひかりさんに
催眠をかけろということですか?

(正隆)事件の真相は
ひかりしか知らない。

何回も繰り返すうちに 記憶には
誤差があることが分かった。

その誤差の中に

ひかりが犯人の顔を目撃した
記憶があるかもしれない。

10回以上 トライしても駄目だったが
催眠状態なら…。

分かりました。 やってみます。

(正隆)この装置は ひかりの脳に
大きな負担をかける。

おそらくチャンスは
あと数回もない。

(進藤)リラックスして
よく思い出して。

事件が遭った日
お父さんの書斎で誰と会った?

知らない人。

その男の人のことを
よく教えて。

♬~

♬~

時間が ゆっくりになったと思って
よく見て。

(進藤)何が見える?

覆面をかぶった人。

特徴は? 何かある?

(ひかり)《私 殺される》

(殴る音)

駄目ですね。
(正隆)もう一回。

ひかりさん 犯人の覆面をつかんで
脱がせてみて。

(進藤)覆面の下の顔が見える?

(殴る音)

ハァ… ハァ…。
(正隆)もう一回だ。

(殴る音)
(正隆)もう一回。

(殴る音)
(正隆)もう一回だ。

(進藤)ひかりさん。
もう一度だけ頑張って。

クローゼットの中から
目を凝らしてみて。

犯人の姿が見える?

もう嫌だ。 無理だよ。

(ひかり)お願い! 来ないで!

(殴る音)
(ひかり)ハァ… ハァ…。

もう一回だ。

(進藤)南野教授 これ以上は
ひかりさんの脳に負担が…。

少し休みませんか?

(心電計の警告音)

(正隆)そうだな。

(ひかり)ハァ… ハァ…。

(進藤)ひかりさん 聞こえる?

ひかりさん。

あなたを助けてあげる。

装置と
あなたの脳との接続を切るの。

そうすれば
もう記憶に苦しめられなくて済む。

(キーボードを打つ音)

≪(ドアの開く音)
(正隆)何をやってるんだ。

(進藤)これ以上
犯人捜しに協力できません。

ひかりさんの命に関わります。

被害に遭った事件の記憶を
繰り返させるなんて

間違ってます。

ありがとうございます。

(悲鳴)

(悲鳴)
(ひかり)来ないで!

(ひかりの悲鳴)

(正隆)私だって ひかりを
危険な目に遭わせたくない。

でも いくら考えても
分からないんだ。

どうやったら
ひかりが目を覚ますのか。

えっ… お父さん?

記憶の世界を見て

お前に私がどんな人間に
映っていたのか初めて気付いた。

ショックだったし
本当に情けなかった。

(正隆)私は 研究に没頭して

娘の誕生日も ろくに覚えていない
駄目な父親だった。

(正隆)でも あの日

ふいに ひかりの誕生日を
思い出したんだ。

直前にプレゼントを買っていて
帰るのが遅くなったばかりに

ひかりも妻も あんなことに…。

(正隆)全部 私のせいだ。

なのに 面と向かって
謝ることすらできない。

ひかり。
誕生日おめでとう。

覚えててくれたんだね。

ありがとう。 お父さん。

♬~

もう家に帰りたい。

帰っておいで。
(ひかり)どうしたらいい?

(ひかり)待って…。

お父さん!

待って!

(正隆)ひかりが
犯人の顔を思い出して

事件の記憶と向き合えば
脳が刺激されて

目を覚ますかもしれない。

科学的な根拠は何もない。

だが もう その希望に
すがるしかできることがないんだ。

♬~

装置との接続は切れてるのに
どうして?

ひかりの意思だ。
自分から記憶の世界に戻ったんだ。

うっ…。

♬~

(ひかり)《お父さん 安心して》

《もう逃げないから》

♬~

ハァ…。

(ひかり)《やれることはやった。
あとは待つだけ》

うっ…。

あっ… ハァ…。

(心電計の警告音)

(進藤)もうやめましょう。

このままでは 本当に
ひかりさんの体が持ちません。

いや… 続ける。

≪(凜子の悲鳴)

♬~

≪(クローゼットのドアの開く音)

♬~

(正隆)ひかり。
記憶に支配させるな!

♬~

♬~

デジャヴ。

(ひかり)あっ…。

私の頭ん中で好き勝手しないで!

♬~

ああっ!

はっ…。

うっ…。

(心電計の警告音)

(進藤)やっぱり…

やっぱり ひかりさんは
犯人 目撃してなかったんです。

もう終わりにしてください!

(ひかり)ああっ! あっ…。

ああっ…!

助けて!

大丈夫。 もう終わったよ。

♬~

おかしい。

おかしい。

(正隆)
《お前の記憶にないものは

見ることも触れることも
できない》

(ひかり)《私の記憶にないものは
見られないんだ》

どうして?

あなたには
一度も会ったことないはずなのに。

(悲鳴)

(心電計の警告音)

あっ…。

(英語)

(英語)

嫌っ! うぅ…。

ああーっ!

ひかり…。

うっ うぅ…。

お父さん… うっ…。

うぅ…。

♬(オルゴール)

♬~

(正隆)天使?

勝手に見ないでよ。

(凜子)アンティークショップで
見掛けたんですって。

♬~

♬~

♬~

ひかり…。

♬~

(アラーム)

≪(娘)お父さん!

お弁当 忘れてる。
(父)ホントだ。 すまん すまん。

ありがとう。
(ひかり)どうして 終わらないの?

(気象予報士)
東京都心の最高気温は 32℃。

3日連続の真夏日となります。

(凜子)ねえ ひかり。
サクランボ 食べる?

おいしいわよ~。

(気象予報士)
3日連続の真夏日となります。

(気象予報士)
3日連続の真夏日…。

(気象予報士)真夏日と…。
真夏日…。

♬~

♬~

(凜子・正隆)♬「ハッピー バースデー トゥー ユー
ハッピー バースデー トゥー ユー」

♬「ハッピー バースデー
ディア ひかり」

♬「ハッピー バースデー
トゥー ユー」

お父さん… お母さん…。

(正隆)誕生日おめでとう。

さっ 願い事をして 火を消して。

(凜子)何を願ったの?

(ひかり)いいよ。 恥ずかしいから。

な~に? 教えてよ!

また来年も

家族全員で
お祝いできますようにって。

(笑い声)

今年は 家族みんなで

出掛けよう。
旅行もいいな。

これからは いい父親になる。

約束する。

お父さん…。

だから お願いだ。
目を覚ましてくれ。

♬~

ひかり!?

(ひかり)お父さん…。

ひかり…。

(正隆)すまなかった。 私のせいで。

ひかり。

♬~

(ひかり)これは

現実だよね?

(正隆)もちろんだ。

♬~

≪(足音)

(ドアの開く音)
(凜子)ひかり!

お母さん!?

(凜子)ホントに よかった。

よかった…。

(泣き声)

≪(足音)

(ドアの開く音)
(凜子)ひかり!

♬(オルゴール)

「人生 詰んだ」
最近よく耳にする言葉です。

「詰む」は もともとは

行き詰まり 立ち行かなくなる
という意味の将棋用語です。

「詰む」と対称的な言葉に
「成る」という言葉があります。

敵陣に入って 駒が裏返り

より強い駒に進化することを
「成る」といいます。

ここに 己の人生を懸けて戦う
一人の棋士がいます。

彼は 果たして
「詰んで」しまうのか。

それとも

「成る」のか。

♬~

♬~

♬~

(読み上げ)先手 7三歩成。

(岩屋)何これ?

(実況)将棋AI 不惑
7三歩で成りました。

成りましたね~。
互いに 玉を隅に置く

相穴熊の一戦ですが
動きが出てきましたね。

ちょっと待ってください!

岩屋七段 待ったはなしですよ。

(岩屋)《何だ? この駒》

《何て読むんだ?》

岩屋七段は すでに持ち時間を
使いきっていますね。

そうですね。
1分以内に指さなければ

負けになりますよ。

≪(読み上げ)40秒。

(読み上げ)50秒
1 2 3 4 5…。

後手 7三同じく飛車。
(岩屋)《何なんだ いったい》

(岩屋)
《いや 今は集中するしかない》

《勝つことだけを考えろ》

えっ!?
(実況)飛車が明美になりましたね。

(実況)岩屋七段
どうしたのでしょうか?

(解説)明美…。 あっ。

この週刊誌で
岩屋七段と一緒に写っている

この…

Aさんですかね?

(実況)あっ! 去年出た岩屋七段の
不倫スキャンダルですね。

(解説)そうそう。

(岩屋)《どういうことだ?》

《明美は一般人だぞ》

《名前は
表に出てないはずなのに》

(読み上げ)30秒。

(岩屋)
《確かに 俺は やらかした》

《このことが きっかけで
妻とは離婚協議中だ》

≪(律子)《あなた》

《もう耐えられない!》

《別れて!》

(岩屋)《悪いのは俺だ》

《でも 何で
こんな駒があるんだよ》

(実況)岩屋七段
明美を取りましたね。

(解説)不惑が
すぐに攻めてきますよ。

(実況)おっと。
ここで まさかの一手ですね。

(解説)お~。 玉の隣の桂馬を
空けるというのは

パンツを脱ぐともいいますからね。

なるほど。 つまり岩屋七段は
パンツを脱いで

明美さんと その…
成ったという意味でしょうか?

はい。
しかし その指し手のせいで

奥さんには逃げられ 岩屋七段は
人生 詰みかけてるって話ですね。

(読み上げ)50秒。
1 2 3 4 5…。

後手 7六歩。

♬~

(読み上げ)後手 7七銀。

♬~

(実況)桂馬が
ケンタウロスに成りましたね。

これは
どういうことなのでしょうか?

(岩屋)《14歳のとき
俺は学芸会で馬の役をやった》

(岩屋)《ところが
舞台のクライマックスで

事もあろうに上半身が

外れてしまった》

(笑い声)
(岩屋)《場内に響く

悲鳴 怒声 笑い声》

《当時 好きだった子も

大笑いしていた》

《何あれ? ケンタウロス?
超ダサいんだけど》

(岩屋)《恥ずかしかった》

《それ以来 俺は
ケンタウロスという言葉が

トラウマになった》

はっは~。
これは 岩屋 賢太郎が

岩屋ケンタウロスに
成ったということでしょうか。

将棋AI 不惑による
強力な精神攻撃ということですね。

(ドアをたたく音)
(岩屋)おい! 開けてくれ おい!

おい こんなの将棋じゃねえだろ!
おい…!

≪(読み上げ)40秒。
(岩屋)何が40秒だよ。 おい!

(実況)岩屋七段
ここで詰みですかね?

(読み上げ)50秒
1 2 3 4 5 6…

後手 7三同じく飛車。

えっ?

(解説)香車が成ると
金と同じ動きになりますね。

これは 黄金週間 ゴールデンウィーク
ど真ん中ということですかね?

(岩屋)《確かに この日は
ゴールデンウィーク中だが

俺にとっての5月3日は
母さんが

男をつくって出ていった日だ》

《何も言わずに
突然いなくなった母さんを

俺は憎んだ》

(岩屋)これって…。

≪(泣き声)

(岩屋)《家が貧乏だったため
将棋教室で 俺だけが

プラスチック製の安物の駒を使っていた》
(岩屋の母)《賢太郎》

(岩屋)《それを見て みんなから

「貧乏人だ」
「一文無しのオケラ」だって

からかわれていた》

(岩屋)《母さんは
俺が いじめられていることを

知っていた》

《ありがとう》
(岩屋)《それで なけなしの金で

プロが使うような駒を
買ってくれたんだ》

《いつか自分の姿を 母さんに
見てもらえるかもしれない》

《そう思って
俺は将棋に打ち込んだ》

(岩屋)
《こんな姿を見せていいのか?》

(岩屋)《いや…
俺は こんなところで

詰むわけにはいかないんだ!》

(読み上げ)後手 8九飛車。

(読み上げ)先手 8九同じく玉。

(読み上げ)後手 7八銀。

(実況)不惑の持ち時間も
なくなりまして

両者秒読みの対局となりました。

(実況)岩屋七段が
攻めに転じました。

玉に迫ってきました。

これは 勝負の行方が
分からなくなってきましたよ。

(読み上げ)30秒。

《オケラってね
身の皮を剥いで使うことから

一文無しの意味になるって
いわれてるらしいの》

《でもね オケラは

どこでも咲くことができる
強い花なの》

《だからね 「オケラだ」「貧乏だ」
って言われても

賢太郎は強い子だから》

《いつか きっと

奇麗な花を咲かせられる》

《うん》
(岩屋の母)《うん》

(岩屋)《そうか… オケラだ》

(読み上げ)50秒 1 2…。
(岩屋)《俺は まだ…》

(読み上げ)3 4 5 6 7 8…。

(岩屋)《詰んでねえ!》

(読み上げ)後手 7七歩成朮。
(岩屋)《この字は オケラだ》

(読み上げ)50秒
1 2 3 4 5

6 7 8 9

10。

(実況)不惑 活動を停止しました。

いや~ まさか… 将棋AIが
こんな負け方をするとは!

ありがとうございました。

(不惑)参りました。

(岩屋)あ~っ!

(救急隊員)大丈夫ですか!?
大丈夫ですか!?

岩屋さん 聞こえますか?

岩屋さん? 聞こえますか?
(岩屋)《俺は ここで

詰むのか?》

(岩屋)《10年前 ある対局中に
脳卒中で倒れて

九死に一生を得た》

《あれは本当の対局だったのか

はたまた将棋の神様が見せた
人生の走馬灯なのか

分からない》

《あれから 俺は 棋士を辞め

妻と よりを戻して
小さな店を開いた》

(岩屋)《俺は まだ詰んでない》

(律子)どしたの?

(律子)歩?

(笑い声)
(アユミ)店長。

どうしたんですか?

どういうこと?

(読み上げ)《50秒

1 2 3 4 5…》

いかがでしたか?

ある者は生き延びることができ

また ある者は
死に取りつかれてしまいました。

死とは いったい何でしょう?
科学的に言えば

生物の細胞分裂の回数には
限界があり

その上限に達したときに
死が訪れるということだそうです。

おや?

この4人が
どのような運命をたどるかは

次回の お楽しみに。

それでは また
秋に お会いしましょう。

「スキップできたらな。
1週間後ぐらいか」

「扉の中に入ったら
出てこられなくなるからね」

「テストで 100点取れますように」

「テストの結果が
現実になるってこと?」

「期待を裏切って悪かったな!」
「やるしかないっしょ」

「ふっかつのじゅもん」
「シドを倒して ゲームクリアしてさ」

「やめろ!」
「パパ!」

「ごめん。
嘘 ついちゃって ごめん」

「幸運の金の卵
狙ってるんでしょ?」

「幸運?」
(悲鳴)

「絶対に渡さない!」

えっ 嘘やん。